JPH0691654A - 樹脂成形機用ホッパー - Google Patents

樹脂成形機用ホッパー

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Publication number
JPH0691654A
JPH0691654A JP4242034A JP24203492A JPH0691654A JP H0691654 A JPH0691654 A JP H0691654A JP 4242034 A JP4242034 A JP 4242034A JP 24203492 A JP24203492 A JP 24203492A JP H0691654 A JPH0691654 A JP H0691654A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resin
hopper
raw material
molding machine
pressure
Prior art date
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Pending
Application number
JP4242034A
Other languages
English (en)
Inventor
Kosuke Terada
田 耕 輔 寺
Mamoru Ishijima
島 守 石
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP4242034A priority Critical patent/JPH0691654A/ja
Publication of JPH0691654A publication Critical patent/JPH0691654A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
  • Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 樹脂成形品中に気泡が形成されるのを防止し
て品質の向上をはかる。 【構成】 樹脂成形機に送り込む原料樹脂を貯えるホッ
パー1において、減圧用密閉室12と保圧用密閉室13
をそなえると共に、密閉室12,13内を閉塞する閉塞
弁14,15をそなえ、密閉室12,13内を減圧して
原料樹脂25の脱気および乾燥を行う排気ポンプ20,
21をそなえた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ブロー成形や押出成
形などによって樹脂成形品を成形する樹脂成形機におい
て、原料樹脂を貯えるのに利用される樹脂成形機用ホッ
パーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、ブロー成形によって樹脂成形品
を成形する樹脂成形機としては、図7に示すものがあ
り、この樹脂成形機51においては、ホッパー52に貯
えたペレット状の原料樹脂を樹脂溶融機53内に移送
し、この樹脂溶融機53内でペレット状の原料樹脂を加
熱溶融すると共に、樹脂溶融機53内に設置したスクリ
ューコンベアによって溶融樹脂を混練しながらエア吹込
み部56に移送し、矢印A方向にエアを吹き込んで金型
57においてブロー成形を行うことによって、図8に示
すように、金型57に沿った樹脂成形品58を成形す
る。
【0003】また、大型の樹脂成形品を成形する場合
や、大量に樹脂成形品を成形する場合には、図9に示す
ように、大型ホッパー59をそなえたものとし、大型ホ
ッパー59に貯えたペレット状の原料樹脂を途中に電磁
弁60を設けた輸送管61を通してホッパー52に送
り、ホッパー52に移したペレット状の原料樹脂を樹脂
溶融機53内に移送し、この樹脂溶融機53内でペレッ
ト状の原料樹脂を加熱溶融すると共に、樹脂溶融機53
のシリンダ54内に設置したスクリューコンベア55に
よって溶融樹脂を混練しながら図7に示したと同様に樹
脂成形機51のエア吹込み部56に移送し、矢印A方向
にエアを吹き込んで金型57においてブロー成形を行う
ことによって、図8に示すように、金型57に沿った樹
脂成形品58を成形する。
【0004】また、原料樹脂の種類によっては、ホッパ
ー52,59にペレット状の原料樹脂を装入する前に、
別に設置した乾燥室において長時間(例えば、50℃で
12時間以上)の乾燥(脱気)を行うこともあった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の樹脂成形機用ホッパーにあっては、ホッパー
52の上部が開放され、内部が大気圧となるため、ペレ
ット状の原料樹脂が樹脂溶融機53に移送される際に空
気が混入する可能性があり、かつまた、ペレット状の原
料樹脂に付着した水分が樹脂溶融機53内での溶融中に
気化する可能性があるため、図10に示すように、樹脂
成形品58中に気泡63として残ることがあり、この気
泡53が金型57に近接して生じた場合には、樹脂成形
品58の表面平滑性を悪化して、品質を低下させてしま
うことがあるという問題点があった。
【0006】また、上記したようにペレット状の原料樹
脂に付着した水分が樹脂溶融機53内での溶融中に気化
して樹脂成形品58中に気泡63が形成されるのを防ぐ
ために、別途設置した乾燥室において乾燥を行う場合に
は、設備コストおよび操業コストがかさむと共に、乾燥
室への樹脂原料の運搬と、乾燥室からホッパー52,5
9への樹脂原料の運搬とが必要となって運搬コストもか
さむという問題点があった。
【0007】
【発明の目的】この発明は、上述した従来の問題点にか
んがみてなされたものであって、樹脂成形品中に気泡が
形成されるのを防止して品質の大幅な向上をはかると共
に、乾燥設備を不要にして搬送ならびに操業コストの低
減をはかることが可能である樹脂成形機用ホッパーを提
供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、樹脂成形機
に送り込む原料樹脂を貯えるホッパーにおいて、複数の
密閉室をそなえると共に、前記密閉室内を開閉する開閉
弁をそなえ、前記密閉室内を減圧して原料樹脂の脱気お
よび乾燥を行う減圧機構をそなえた構成としたことを特
徴としている。
【0009】
【発明の作用】この発明に係わる樹脂成形機用ホッパー
は、複数の密閉室をそなえると共に、前記密閉室内を開
閉する開閉弁をそなえ、前記密閉室内の減圧機構をそな
えた構成としているので、密閉室内を減圧状態としてい
ることによって、原料樹脂がホッパーから樹脂溶融機に
移送される際に空気の混入を生じることがなく、また、
原料樹脂に水分が付着していたとしても密閉室内での減
圧によって水の沸点が大幅に低下することにより気化し
て除去されるので、樹脂溶融機内にペレット状の原料樹
脂によって水分が持ち込まれることもなくなり、樹脂溶
融機内への空気や水分の混入がなくなることによって、
樹脂成形品内に気泡が残る可能性が著しく小さいものと
なる。
【0010】
【実施例】図1は、この発明に係わる樹脂成形機用ホッ
パーの一実施例を示すものであって、この樹脂成形機用
ホッパー1は、上端側で輸送管2を介して大型ホッパー
3に接続されていると共に、下端側で樹脂溶融機4に接
続されており、この樹脂溶融機4は従来のものと同様に
シリンダ5内にスクリューコンベア6をそなえた構造と
なっている。
【0011】図1に示す樹脂成形機用ホッパー1は、上
部側に減圧用密閉室12をそなえていると共に、下部側
に保圧用密閉室13をそなえており、前記大型ホッパー
3に接続した輸送管2と減圧用密閉室12との間には上
部側電磁式開閉弁14が設けてあると共に、減圧用密閉
室12と保圧用密閉室13との間には下部側電磁式開閉
弁15が設けてある。
【0012】そして、前記減圧用密閉室12および保圧
用密閉室13にはそれぞれ別々の減圧用排気管16およ
び保圧用排気管17が接続してあり、各排気管16,1
7の途中には圧力センサ18,19が設けてあると共
に、各排気管16,17の他端側は減圧機構であるそれ
ぞれ別々の減圧用排気ポンプ20および保圧用排気ポン
プ21に接続してあり、各圧力センサ18,19からの
圧力信号が制御手段である制御盤22に入力されると共
に、前記各電磁式開閉弁14,15および排気ポンプ2
0,21の作動が制御盤22からの制御信号によって制
御される構成となっている。
【0013】次に、このような構成をもつ樹脂成形機用
ホッパー1の動きについて図2ないし図5をもとにして
説明する。
【0014】まず、図2に示すように、下部側電磁式開
閉弁15が閉じ、保圧用排気ポンプ21の排気作動によ
って保圧用密閉室13が圧力センサ19の測定により所
定の圧力で減圧保持された状態において、上部側電磁式
開閉弁14を開くと、大型ホッパー3から輸送管2を通
してペレット状の原料樹脂25が減圧用密閉室12内に
入る。この間、保圧用密閉室13内の原料樹脂25は樹
脂溶融機4内のスクリューコンベア6によって所要量ず
つ移送されて減少していく。
【0015】次いで、図3に示すように、上部側電磁式
開閉弁14を閉じたのち、減圧用排気ポンプ20を作動
させて減圧用密閉室12の内部圧力を圧力センサー18
の測定により所定の圧力まで減圧する。
【0016】この減圧によって、原料樹脂25の周囲に
あった空気は減圧用排気管16を通して排出されると共
に、原料樹脂25に付着していた水分が気化し(例え
ば、1001Pa(7.513Torr,100分の1
気圧)で、水の沸点は約7℃となるので、常温下におい
て簡単に気化する。)、これもまた減圧用排気管16を
通して排出される。
【0017】そして、減圧用密閉室12の内部圧力が、
保圧用密閉室13の内部圧力と同じ所定の圧力(例え
ば、1001Pa)に達したとき、図4に示すように、
下部側電磁式開閉弁15を開き、減圧用密閉室12内の
原料樹脂25を保圧用密閉室13内に移送する。そし
て、原料樹脂25に付着していた水分が前記減圧用密閉
室12において気化しきれていないときには、この保圧
用密閉室13内への移送の間や保圧用密閉室13内にお
いても気化して除去される。
【0018】続いて、図5に示すように、下部側電磁式
開閉弁15を閉じ、減圧用密閉室12内への原料樹脂2
5の装入準備を行い、その後は図2に示す状態に戻って
上記の工程をくりかえす。
【0019】したがって、ペレット状の原料樹脂25が
樹脂溶融機4に移送される際に従来のように空気の混入
を生ずることがなくなり、また、従来のように原料樹脂
25に付着した水分が樹脂溶融機4内で気化することも
なくなって、図6に示すように、樹脂成形品28に気泡
29が残るとしてもごくわずかなものとなり、樹脂成形
品28の表面平滑性が損われる可能性はほとんどなくな
る。
【0020】
【発明の効果】この発明に係わる樹脂成形機用ホッパー
では、複数の密閉室をそなえると共に、前記密閉室内を
開閉する開閉弁をそなえ、前記密閉室内を減圧して原料
樹脂の脱気および乾燥を行う減圧機構をそなえた構成と
したから、原料樹脂が樹脂溶融機に移送される際に空気
の混入を生ずることがほとんどなくなると共に、原料樹
脂に水分が付着していないものとなって、樹脂溶融機内
で原料樹脂が溶融・混練されるときに空気の巻き込みや
気化水分の混入がなくなり、樹脂成形品中に気泡が形成
されるのを防止して品質の大幅な向上が実現されると共
に、原料樹脂に対して別途乾燥処理を行う必要がないた
め、乾燥設備が不要になると共に乾燥設備での原料樹脂
の搬入・搬出作業をも不要にするという著しく優れた効
果がもたらされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による樹脂成形機用ホッパーの基本構
成を示す説明図である。
【図2】この発明に係わる樹脂成形機用ホッパーの動き
を示す断面説明図である。
【図3】この発明に係わる樹脂成形機用ホッパーの動き
を示す断面説明図である。
【図4】この発明に係わる樹脂成形機用ホッパーの動き
を示す断面説明図である。
【図5】この発明に係わる樹脂成形機用ホッパーの動き
を示す断面説明図である。
【図6】この発明に係わる樹脂成形機用ホッパーを用い
て成形した樹脂成形品の断面説明図である。
【図7】従来の樹脂成形機の概要を示す説明図である。
【図8】樹脂成形機の金型を示す断面説明図である。
【図9】従来の樹脂成形機用ホッパーの説明図である。
【図10】従来の樹脂成形機用ホッパーを用いて成形し
た樹脂成形品の断面説明図である。
【符号の説明】
1 樹脂成形機用ホッパー 3 大型ホッパー 4 樹脂溶融機 12 減圧用密閉室 13 保圧用密閉室 14 上部側電磁式開閉弁 15 下部側電磁式開閉弁 16 減圧用排気管(減圧機構) 17 保圧用排気管(減圧機構) 20 減圧用排気ポンプ(減圧機構) 21 保圧用排気ポンプ(減圧機構) 25 原料樹脂

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樹脂成形機に送り込む原料樹脂を貯える
    ホッパーにおいて、複数の密閉室をそなえると共に、前
    記密閉室内を開閉する開閉弁をそなえ、前記密閉室内を
    減圧して原料樹脂の脱気および乾燥を行う減圧機構をそ
    なえたことを特徴とする樹脂成形機用ホッパー。
JP4242034A 1992-09-10 1992-09-10 樹脂成形機用ホッパー Pending JPH0691654A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4242034A JPH0691654A (ja) 1992-09-10 1992-09-10 樹脂成形機用ホッパー

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4242034A JPH0691654A (ja) 1992-09-10 1992-09-10 樹脂成形機用ホッパー

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0691654A true JPH0691654A (ja) 1994-04-05

Family

ID=17083293

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4242034A Pending JPH0691654A (ja) 1992-09-10 1992-09-10 樹脂成形機用ホッパー

Country Status (1)

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JP (1) JPH0691654A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8625140B2 (en) 2010-09-13 2014-01-07 Seiko Epson Corporation Device that performs multiple image formation processes based on commands sent from a host computer

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8625140B2 (en) 2010-09-13 2014-01-07 Seiko Epson Corporation Device that performs multiple image formation processes based on commands sent from a host computer

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