JPH0691601A - 切断工具 - Google Patents
切断工具Info
- Publication number
- JPH0691601A JPH0691601A JP5013994A JP1399493A JPH0691601A JP H0691601 A JPH0691601 A JP H0691601A JP 5013994 A JP5013994 A JP 5013994A JP 1399493 A JP1399493 A JP 1399493A JP H0691601 A JPH0691601 A JP H0691601A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cutting
- saw blade
- saw
- teeth
- edge
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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- Sawing (AREA)
- Knives (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 下穴をあける必要がないのはもちろん、迅速
に穴あけ加工とこれに続く切断作業を行うことができ
る。 【構成】 切断用鋸歯20を側縁に備えるとともに先端
縁に切り込み用鋸歯21を備えている鋸刃2と、この鋸
刃2に揺動を伴う往復運動を行わせる駆動機構と、駆動
機構に取り付けられているとともに鋸刃2が貫通してい
るベース11とを備えている。ベース11と鋸刃2の先
端とを対象物表面に当てつつ鋸刃2に揺動を伴った往復
運動を行わせれば、鋸刃2の先端縁にある切り込み用鋸
歯21が対象物表面を切り込んでいく。
に穴あけ加工とこれに続く切断作業を行うことができ
る。 【構成】 切断用鋸歯20を側縁に備えるとともに先端
縁に切り込み用鋸歯21を備えている鋸刃2と、この鋸
刃2に揺動を伴う往復運動を行わせる駆動機構と、駆動
機構に取り付けられているとともに鋸刃2が貫通してい
るベース11とを備えている。ベース11と鋸刃2の先
端とを対象物表面に当てつつ鋸刃2に揺動を伴った往復
運動を行わせれば、鋸刃2の先端縁にある切り込み用鋸
歯21が対象物表面を切り込んでいく。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は石膏ボードや合板等の建
築用材料を切断するための切断工具に関するものであ
る。
築用材料を切断するための切断工具に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】この種の切断工具としては、鋸刃に単純
な往復運動を行わせるジクソーと称されるものや、実公
平1−26402号公報に示されたもののように鋸刃に
揺動を伴う往復運動を行わせるものがある。
な往復運動を行わせるジクソーと称されるものや、実公
平1−26402号公報に示されたもののように鋸刃に
揺動を伴う往復運動を行わせるものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、壁や天井、
床等にコンセントや照明器具等のための取り付け穴をあ
ける場合、上記のような切断工具単体ではその表面から
直接穴をあけることができないために、別途ドリル等を
使用して下穴をあけ、その後、切断工具の鋸刃を下穴に
差し込み、ついでこの下穴を広げることがなされている
が、この場合、下穴加工が別途必要となってしまう。実
開平4−24302号公報に示されたもののように、刃
先にきり状の突起を設けて、この突起を利用して手作業
で下穴をあけた後に切断作業を行うようにしたものもあ
るが、別途ドリルは不要ではあるものの、作業にかかる
手間が依然として大きい。鋸刃に代えてナイフを装着し
てこのナイフで切り込みをいれつつ取り付け穴をあける
ようにしたものも提供されているが、鋸歯を使用する場
合に比して作業に要する時間が長くなってしまう。
床等にコンセントや照明器具等のための取り付け穴をあ
ける場合、上記のような切断工具単体ではその表面から
直接穴をあけることができないために、別途ドリル等を
使用して下穴をあけ、その後、切断工具の鋸刃を下穴に
差し込み、ついでこの下穴を広げることがなされている
が、この場合、下穴加工が別途必要となってしまう。実
開平4−24302号公報に示されたもののように、刃
先にきり状の突起を設けて、この突起を利用して手作業
で下穴をあけた後に切断作業を行うようにしたものもあ
るが、別途ドリルは不要ではあるものの、作業にかかる
手間が依然として大きい。鋸刃に代えてナイフを装着し
てこのナイフで切り込みをいれつつ取り付け穴をあける
ようにしたものも提供されているが、鋸歯を使用する場
合に比して作業に要する時間が長くなってしまう。
【0004】本発明はこのような点に鑑み為されたもの
であり、その目的とするところは下穴をあける必要がな
いのはもちろん、迅速に穴あけ加工とこれに続く切断作
業を行うことができる切断工具を提供するにある。
であり、その目的とするところは下穴をあける必要がな
いのはもちろん、迅速に穴あけ加工とこれに続く切断作
業を行うことができる切断工具を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】しかして本発明は、切断
用鋸歯を側縁に備えるとともに先端縁に切り込み用鋸歯
を備えている鋸刃と、この鋸刃に揺動を伴う往復運動を
行わせる駆動機構と、駆動機構に取り付けられていると
ともに鋸刃が貫通しているベースとから成ることに特徴
を有している。
用鋸歯を側縁に備えるとともに先端縁に切り込み用鋸歯
を備えている鋸刃と、この鋸刃に揺動を伴う往復運動を
行わせる駆動機構と、駆動機構に取り付けられていると
ともに鋸刃が貫通しているベースとから成ることに特徴
を有している。
【0006】
【作用】本発明によれば、ベースと鋸刃の先端とを対象
物表面に当てつつ鋸刃に揺動を伴う往復運動を行わせれ
ば、鋸刃の先端縁にある切り込み用鋸歯が対象物表面を
切り込んでいくものであり、このようにして穴をあけた
後は、切断用鋸歯によって通常の切断を行うことができ
る。
物表面に当てつつ鋸刃に揺動を伴う往復運動を行わせれ
ば、鋸刃の先端縁にある切り込み用鋸歯が対象物表面を
切り込んでいくものであり、このようにして穴をあけた
後は、切断用鋸歯によって通常の切断を行うことができ
る。
【0007】
【実施例】以下本発明を図示の実施例に基づいて詳述す
ると、この切断工具は、図4に示すように、モータを内
蔵している本体部1と、本体部1の上面から斜め後方に
向けて突出するとともに電池電源を内蔵している取手部
10と、本体部1の下面側に取り付けられたベース11
と、上記モータ2によって駆動される鋸刃2とからなる
もので、モータによる鋸刃2の上記駆動は、図1に示す
ように、モータ出力で回転するベベルギア31と、これ
に噛み合うベベルギア32、ベベルギア32に設けられ
た偏心軸33で一端が軸支されるとともに長孔35に本
体1部から突設されたピン36を係合させている揺動ア
ーム34によってなされる。L字形に形成された揺動ア
ーム34の先端部に基端が固定された鋸刃2は、モータ
2によるベベルギア31,32を介した偏心軸33の回
転に伴い、図1に示す角度θの揺動を伴う往復運動を行
うために、鋸刃2の先端は楕円を描く運動を行う。な
お、鋸刃2は上記ベース11を貫通してベース11の下
方に突出するものとなっている。
ると、この切断工具は、図4に示すように、モータを内
蔵している本体部1と、本体部1の上面から斜め後方に
向けて突出するとともに電池電源を内蔵している取手部
10と、本体部1の下面側に取り付けられたベース11
と、上記モータ2によって駆動される鋸刃2とからなる
もので、モータによる鋸刃2の上記駆動は、図1に示す
ように、モータ出力で回転するベベルギア31と、これ
に噛み合うベベルギア32、ベベルギア32に設けられ
た偏心軸33で一端が軸支されるとともに長孔35に本
体1部から突設されたピン36を係合させている揺動ア
ーム34によってなされる。L字形に形成された揺動ア
ーム34の先端部に基端が固定された鋸刃2は、モータ
2によるベベルギア31,32を介した偏心軸33の回
転に伴い、図1に示す角度θの揺動を伴う往復運動を行
うために、鋸刃2の先端は楕円を描く運動を行う。な
お、鋸刃2は上記ベース11を貫通してベース11の下
方に突出するものとなっている。
【0008】そして、ここで使用される鋸刃2である
が、これは図5(a) に示すように、一方の側縁に切断用
の鋸歯20を備える上に、円弧状となっている先端縁に
切り込み用の鋸歯21が放射状に形成されたものとなっ
ている。今、図1に示すように、ベース11の先端と鋸
刃2の先端縁とを切断の対象物9に押し当てて、モータ
を起動させることで鋸刃2に前後の揺動及び上下の往復
運動を行わせつつ、ベース11底面が対象物9上面に載
る方向に切断工具2を押さえれば、鋸刃2の先端縁にあ
る切り込み用の鋸歯21が対象物9表面を図2(a)に示
すように徐々に切削して切り込んでいき、ついには図2
(b) に示すように、対象物9を貫通してしまうものであ
り、この後はベース11底面を対象物9上面に載せた図
2(b)に示す状態で、図中左方に前進させれば鋸刃2側
縁の切断用鋸歯20によって適宜切断を行うことができ
る。なお、上記切り込み作業は、ベース11の先端を中
心に工具を回転させながら行うことになるために、円弧
状先端縁に切り込み用鋸歯21を設けたものの場合、ベ
ース11先端から鋸刃2の先端までの最大半径Rの円に
内接する位置まで切り込み用鋸歯21が形成されている
必要がある。
が、これは図5(a) に示すように、一方の側縁に切断用
の鋸歯20を備える上に、円弧状となっている先端縁に
切り込み用の鋸歯21が放射状に形成されたものとなっ
ている。今、図1に示すように、ベース11の先端と鋸
刃2の先端縁とを切断の対象物9に押し当てて、モータ
を起動させることで鋸刃2に前後の揺動及び上下の往復
運動を行わせつつ、ベース11底面が対象物9上面に載
る方向に切断工具2を押さえれば、鋸刃2の先端縁にあ
る切り込み用の鋸歯21が対象物9表面を図2(a)に示
すように徐々に切削して切り込んでいき、ついには図2
(b) に示すように、対象物9を貫通してしまうものであ
り、この後はベース11底面を対象物9上面に載せた図
2(b)に示す状態で、図中左方に前進させれば鋸刃2側
縁の切断用鋸歯20によって適宜切断を行うことができ
る。なお、上記切り込み作業は、ベース11の先端を中
心に工具を回転させながら行うことになるために、円弧
状先端縁に切り込み用鋸歯21を設けたものの場合、ベ
ース11先端から鋸刃2の先端までの最大半径Rの円に
内接する位置まで切り込み用鋸歯21が形成されている
必要がある。
【0009】鋸刃2としては、図5(b) に示すように、
先端縁を三角形状とし、切断用鋸歯20につながる側の
半部の直線状の先端部分のみに切り込み用鋸歯21を設
けたものであってもよい。この場合、常時、切り込み用
鋸刃21の全数が切削を行うことになるために、対象物
9が鋼板等の切削抵抗の大きい硬質材料である時には、
この方が適している。背面側の切り欠き23は、対象物
9に切り込んでいく時に、対象物9と干渉することがな
いようにするために設けたものである。図7はこの鋸刃
2を用いた場合の切り込み開始時を示している。
先端縁を三角形状とし、切断用鋸歯20につながる側の
半部の直線状の先端部分のみに切り込み用鋸歯21を設
けたものであってもよい。この場合、常時、切り込み用
鋸刃21の全数が切削を行うことになるために、対象物
9が鋼板等の切削抵抗の大きい硬質材料である時には、
この方が適している。背面側の切り欠き23は、対象物
9に切り込んでいく時に、対象物9と干渉することがな
いようにするために設けたものである。図7はこの鋸刃
2を用いた場合の切り込み開始時を示している。
【0010】対象物9が石膏ボードのように破砕される
と体積が減ずる部材である場合には、図6(b)に示すよ
うに、鋸歯の形成部分を先端ほど厚みが薄くなったテー
パ状のものを用いることが好ましい。すなわち、一般の
鋸歯とナイフ刃とを比較した時、図8(a)に示すよう
に、鋸歯の方がナイフ刃より切断速度に優れるものの、
この時に生ずる粉塵の量は図8(b)に示すように、ナイ
フ刃の方が少なくなる。これに対して図6に示した鋸刃
2は、図8中にイで示すように、ほぼ中間の切断速度及
び粉塵発生量となる。
と体積が減ずる部材である場合には、図6(b)に示すよ
うに、鋸歯の形成部分を先端ほど厚みが薄くなったテー
パ状のものを用いることが好ましい。すなわち、一般の
鋸歯とナイフ刃とを比較した時、図8(a)に示すよう
に、鋸歯の方がナイフ刃より切断速度に優れるものの、
この時に生ずる粉塵の量は図8(b)に示すように、ナイ
フ刃の方が少なくなる。これに対して図6に示した鋸刃
2は、図8中にイで示すように、ほぼ中間の切断速度及
び粉塵発生量となる。
【0011】図9に他の鋸刃2を示す。これは一側縁に
切断用の鋸歯20を形成するとともに、この一側縁側の
半部が円弧状であり且つ他方の側縁側が鋸刃2の長手方
向と直交する直線状となっている先端縁に、上記鋸歯2
0とつながっている切り込み用の鋸歯21を設け、更に
他方の側縁に上記鋸歯20とはすくい角が逆となってい
る切断用の鋸歯22を設けたものである。なお、上記円
弧状の部分の曲率半径は図示のものでは鋸刃2の幅の略
1/2としてある。
切断用の鋸歯20を形成するとともに、この一側縁側の
半部が円弧状であり且つ他方の側縁側が鋸刃2の長手方
向と直交する直線状となっている先端縁に、上記鋸歯2
0とつながっている切り込み用の鋸歯21を設け、更に
他方の側縁に上記鋸歯20とはすくい角が逆となってい
る切断用の鋸歯22を設けたものである。なお、上記円
弧状の部分の曲率半径は図示のものでは鋸刃2の幅の略
1/2としてある。
【0012】ここにおいて、鋸歯22は後退させながら
対象物9を切断したり後方の切り残した部分を切断した
り鋭角に切断したりする時に使用するものであり、切断
時における鋸刃1の動きが前述のように先端が楕円を行
うようにしていることから、前方に移動させる際に対象
物9の切断を担う鋸歯20は、鋸刃1が上方へ動く時に
切断を行うすくい角αを有し、後方に移動させる際に対
象物9の切断を担う鋸歯22は、鋸刃2が下方に動く時
に切断を行うすくい角βを有するものとして、つまり鋸
歯20と鋸歯22とはすくい角を逆にとったものとして
ある。なお、鋸刃2が上方へ動く時に対象物の切断を行
うすくい角αを鋸歯20に設けているのは、ベース11
底面に向けて対象物9を引き上げることになるために、
対象物9のばたつきを防止できるからであり、また鋸刃
2による切断は、この鋸歯20による切断が大部分を占
めるからである。
対象物9を切断したり後方の切り残した部分を切断した
り鋭角に切断したりする時に使用するものであり、切断
時における鋸刃1の動きが前述のように先端が楕円を行
うようにしていることから、前方に移動させる際に対象
物9の切断を担う鋸歯20は、鋸刃1が上方へ動く時に
切断を行うすくい角αを有し、後方に移動させる際に対
象物9の切断を担う鋸歯22は、鋸刃2が下方に動く時
に切断を行うすくい角βを有するものとして、つまり鋸
歯20と鋸歯22とはすくい角を逆にとったものとして
ある。なお、鋸刃2が上方へ動く時に対象物の切断を行
うすくい角αを鋸歯20に設けているのは、ベース11
底面に向けて対象物9を引き上げることになるために、
対象物9のばたつきを防止できるからであり、また鋸刃
2による切断は、この鋸歯20による切断が大部分を占
めるからである。
【0013】そして、鋸歯20及び鋸刃21の鋸歯20
側の一部は図9(d)に示すように、先端ほど厚みが薄い
テーパ状のもの、鋸歯22と鋸歯21の他の部分は図9
(e)に示すように、厚みが一定のものとして石膏ボード
類に適したものとしているが、木工用としては、いずれ
の鋸歯20,21,22も図9(f)に示すように、あさ
り付きのものとすることが好ましい。
側の一部は図9(d)に示すように、先端ほど厚みが薄い
テーパ状のもの、鋸歯22と鋸歯21の他の部分は図9
(e)に示すように、厚みが一定のものとして石膏ボード
類に適したものとしているが、木工用としては、いずれ
の鋸歯20,21,22も図9(f)に示すように、あさ
り付きのものとすることが好ましい。
【0014】図10に示すように、鋸刃2の厚み内にお
いて、各鋸歯20,21,22における歯の歯面が交互
に逆向きとなるようにしてもよい。この場合、石膏ボー
ドや合板等、多目的な切断に使用することができる。ま
た、ここで示した鋸歯2は、その先端縁のうち、鋸歯2
0側の半分が円弧状で鋸歯21を有するもの、鋸刃22
側の半分が鋸刃21をもたない切り欠き23となってい
る。この切り欠き23は。切り込み時に対象物9に当た
らないために、切り込み時の反力を少なくすることにな
るために、対象物9が木材のような反力が大きいもので
ある時の切り込み作業をスムーズとする。
いて、各鋸歯20,21,22における歯の歯面が交互
に逆向きとなるようにしてもよい。この場合、石膏ボー
ドや合板等、多目的な切断に使用することができる。ま
た、ここで示した鋸歯2は、その先端縁のうち、鋸歯2
0側の半分が円弧状で鋸歯21を有するもの、鋸刃22
側の半分が鋸刃21をもたない切り欠き23となってい
る。この切り欠き23は。切り込み時に対象物9に当た
らないために、切り込み時の反力を少なくすることにな
るために、対象物9が木材のような反力が大きいもので
ある時の切り込み作業をスムーズとする。
【0015】図11及び図12は対象物9に切り込み用
鋸歯21が切り込んでいく時の鋸歯21の各頂点の動き
を示すもので、図11は先端縁を半円状とした時、図1
2は鋸歯20側の半分を円弧状、残る半分を鋸刃2の長
手方向と直交する直線状としたものを示している。図1
1に示すものに比して、図12に示した鋸歯21の方
が、対象物9への切り込みに有効に作用する歯の数が多
いことがわかる。図13は図10に示した先端縁の半分
が鋸歯21を有する円弧状、他の半分が鋸歯21をもた
ない切り欠き23となっている鋸刃2における鋸歯21
の各頂点の動きを示している。
鋸歯21が切り込んでいく時の鋸歯21の各頂点の動き
を示すもので、図11は先端縁を半円状とした時、図1
2は鋸歯20側の半分を円弧状、残る半分を鋸刃2の長
手方向と直交する直線状としたものを示している。図1
1に示すものに比して、図12に示した鋸歯21の方
が、対象物9への切り込みに有効に作用する歯の数が多
いことがわかる。図13は図10に示した先端縁の半分
が鋸歯21を有する円弧状、他の半分が鋸歯21をもた
ない切り欠き23となっている鋸刃2における鋸歯21
の各頂点の動きを示している。
【0016】
【発明の効果】以上のように本発明においては、ベース
と鋸刃の先端とを穴明け対象物表面に当てつつ鋸刃に揺
動を伴う往復運動を行わせれば、鋸刃の先端縁にある切
り込み用鋸歯が穴明け対象物表面を切り込んでいくもの
であり、従って別途ドリルで下穴をあける必要がないの
はもちろん、迅速に穴あけ加工を行うことができるもの
であり、その後は通常の切断用鋸歯によって従来のもの
と同様の切断作業を行えるために、穴あけ加工とこれに
続く切断作業を迅速に行うことができる。
と鋸刃の先端とを穴明け対象物表面に当てつつ鋸刃に揺
動を伴う往復運動を行わせれば、鋸刃の先端縁にある切
り込み用鋸歯が穴明け対象物表面を切り込んでいくもの
であり、従って別途ドリルで下穴をあける必要がないの
はもちろん、迅速に穴あけ加工を行うことができるもの
であり、その後は通常の切断用鋸歯によって従来のもの
と同様の切断作業を行えるために、穴あけ加工とこれに
続く切断作業を迅速に行うことができる。
【図1】一実施例の破断側面図である。
【図2】(a)(b)は同上の動作を示す破断側面図である。
【図3】同上の鋸刃の動きを示す説明図である。
【図4】外観の斜視図である。
【図5】(a)(b)は共に本発明にかかる鋸刃の側面図であ
る。
る。
【図6】(a)(b)は他の鋸刃の側面図と断面図である。
【図7】図5(b) に示した鋸刃の動作説明図である。
【図8】(a)(b)は図6(b)に示した鋸刃の特性図であ
る。
る。
【図9】鋸刃の他の実施例を示すもので、(a)は正面
図、(b)はB部拡大図、(c)はC部拡大図、(d)はD−D
線断面図、(e)はE−E線断面図、(f)は他例の断面図で
ある。
図、(b)はB部拡大図、(c)はC部拡大図、(d)はD−D
線断面図、(e)はE−E線断面図、(f)は他例の断面図で
ある。
【図10】鋸刃の別の実施例を示すもので、(a)は正面
図、(b)は断面図である。
図、(b)は断面図である。
【図11】切り込み用鋸歯の動きの説明図である。
【図12】他の切り込み用鋸歯の動きの説明図である。
【図13】別の切り込み用鋸歯の説明図である。
2 鋸刃 21 切断用鋸歯 22 切り込み用鋸歯
Claims (6)
- 【請求項1】 切断用鋸歯を側縁に備えるとともに先端
縁に切り込み用鋸歯を備えている鋸刃と、この鋸刃に揺
動を伴う往復運動を行わせる駆動機構と、駆動機構に取
り付けられているとともに鋸刃が貫通しているベースと
から成ることを特徴とする切断工具。 - 【請求項2】 鋸刃における側縁の切断用鋸歯と先端縁
の切り込み用鋸歯とが連続していることを特徴とする請
求項1記載の切断工具。 - 【請求項3】 鋸刃における切り込み用の鋸歯が設けら
れた先端縁は円弧状であることを特徴とする請求項1ま
たは2記載の切断工具。 - 【請求項4】 鋸刃における切り込み用の鋸歯が設けら
れた先端縁は、切断用鋸歯が設けられた側縁側の半部が
半円状であり且つ他方の側縁側の半部が鋸刃の長手方向
と直交する直線状であることを特徴とする請求項1また
は2記載の切断工具。 - 【請求項5】 鋸刃における切り込み用の鋸歯が設けら
れた先端縁は、切断用鋸歯が設けられた側縁側の半部が
直線状であり且つ他方の側縁側の半部が切り欠きとなっ
ており、切り込み用鋸歯は上記直線状部分に形成されて
いることを特徴とする請求項1または2記載の切断工
具。 - 【請求項6】 鋸刃における切り込み用の鋸歯が設けら
れた先端縁は、切断用鋸歯が設けられた側縁側の半部が
円弧状であり且つ他方の側縁側の半部が切り欠きとなっ
ており、切り込み用鋸歯は上記円弧状部分に形成されて
いることを特徴とする請求項1または2記載の切断工
具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5013994A JPH0691601A (ja) | 1992-07-28 | 1993-01-29 | 切断工具 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20161192 | 1992-07-28 | ||
JP4-201611 | 1992-07-28 | ||
JP5013994A JPH0691601A (ja) | 1992-07-28 | 1993-01-29 | 切断工具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0691601A true JPH0691601A (ja) | 1994-04-05 |
Family
ID=26349863
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5013994A Withdrawn JPH0691601A (ja) | 1992-07-28 | 1993-01-29 | 切断工具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0691601A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20090144992A1 (en) * | 2007-12-11 | 2009-06-11 | Black & Decker Inc. | Jigsaw Blade |
-
1993
- 1993-01-29 JP JP5013994A patent/JPH0691601A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20090144992A1 (en) * | 2007-12-11 | 2009-06-11 | Black & Decker Inc. | Jigsaw Blade |
US9364907B2 (en) * | 2007-12-11 | 2016-06-14 | Black & Decker Inc. | Jigsaw blade |
US9550242B2 (en) | 2007-12-11 | 2017-01-24 | Black & Decker Inc. | Saw blade |
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