JPH0691520A - 研磨装置 - Google Patents

研磨装置

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JPH0691520A
JPH0691520A JP26421692A JP26421692A JPH0691520A JP H0691520 A JPH0691520 A JP H0691520A JP 26421692 A JP26421692 A JP 26421692A JP 26421692 A JP26421692 A JP 26421692A JP H0691520 A JPH0691520 A JP H0691520A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
container
polished
magnetic
rotary plate
magnet
Prior art date
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Pending
Application number
JP26421692A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Ariyama
敬 有山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ARIYAMA SEIKI SEISAKUSHO KK
SANEI KIKO KK
Original Assignee
ARIYAMA SEIKI SEISAKUSHO KK
SANEI KIKO KK
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Publication date
Application filed by ARIYAMA SEIKI SEISAKUSHO KK, SANEI KIKO KK filed Critical ARIYAMA SEIKI SEISAKUSHO KK
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  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 被研磨体を人手を介することなく、被研磨体
の高精度な研磨を行なう。 【構成】 密閉構造のボックス1内に容器収容筒4を設
け、研磨材と被研磨体とを充填した容器20を容器収容
筒4上に載置する。容器収容筒4下方に回転板5を設
け、この回転板5に複数の磁石7を取り付け、回転板5
の回転で容器内に変動磁界を発生させ、研磨材を流動さ
せて研磨体を研磨する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は指輪等の貴金属製品の汚
れ落とし、プラスチック成形品や金属成形品のバリ、錆
を除去するのに用いられる研磨装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、指輪等に付着した汚れの除去、成
形品からのバリ等の除去は手作業による研磨で行われて
いた。しかしながら、この手作業による研磨では、作業
性が悪く、長時間を要していた。又、研磨によって生じ
た切粉が周囲に飛散して汚れの原因ともなっていた。更
に、手作業による場合には、均一な研磨が不可能で、部
分的に削り過ぎることにより製品価値も低下していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような手作業にお
ける研磨では、その作業性や研磨精度の観点から好まし
いものではなく、なんらかの新たな技術の開発が望まれ
ていた。
【0004】本発明は上記事情を考慮してなされたもの
であり、手作業による研磨を不要とする共に、被研磨体
を良好に、而も迅速に研磨することが出来る研磨装置を
提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は被研磨体と磁性体とが充填される容器と、
この容器との対向面に磁石が配設され回転により容器内
に変動磁界を発生させる回転板とを備え、前記回転板に
おける容器との対向面がその回転の中心点を起点とし径
方向にそって湾曲する複数の曲線により分画され、隣接
した分画部分に磁極が反対となるように前記磁石が配設
されていることを特徴としている。又、前記磁石におけ
る容器と反対側の磁極に接触するヨークが前記回転板に
取り付けられていることを特徴としている。
【0006】
【作用】複数の曲線によって分画された回転板の一の分
画部分と隣接する他の分画部分とでは、磁極が反対とな
るように磁石が配設されているため、回転板が回転する
とN→S→N→Sとが交互に繰り返される変動磁界が容
器内に迅速に且つ確実に発生する。この変動磁界により
容器内の研磨材が乱流となって被研磨体に衝突するた
め、被研磨体の表面を自動的に研磨することが出来る。
【0007】
【実施例】図1は本発明の一実施例の全体構成を示し、
下面に移動用のキャスタ2を備えたボックス1の上面に
蓋体3が開閉自在に取り付けられ、このボックス1内に
容器収容筒4、回転板5、モータ6が配設されている。
ボックス1は回転板5に配設された磁石7からの磁束が
外部に洩れるのを防止するため、蓋体3の取り付け部分
を除いた全体が密閉構造となっていると共に、磁気遮断
能と良好な熱伝導性とを有した鉄板等の磁性体により形
成されている。同様に、蓋体3もボックス1と同様な材
質により形成されるが、ボックス1との接触部分には適
宜、ゴム等の弾性部材を張設することが出来る。
【0008】容器収容筒4は蓋体3下方に位置するよう
に設けられており、蓋体3の開放により上面が開放され
て後述する容器20(図4参照)の出し入れが行なわれ
る。この容器収容筒4はSUS304等の非磁性体によ
り筒状に形成されており、その下面が開口されると共
に、その開口部には底板8が張設されてその開口部が封
鎖されることにより、底板8上への容器20の載置が可
能となっている。この底板8はガラス繊維入りのエポキ
シ樹脂板等の絶縁体が使用されている。9はかかる底板
8上に敷設されたシリコンゴム等からなる滑り止め板で
あり、被研磨体の研磨時における容器20の不用意な移
動を防止している。このように、磁石7の磁束が通過す
る容器収容筒4の下面開口部が絶縁体からなる底板8及
び滑り止め板9により構成されることにより、磁石7の
磁束に基づいた渦電流が発生することがないので、容器
収容筒4からの発熱を効果的に防止することが出来る。
又、渦電流に基づいた磁界の発生もないため、回転板5
の回転を阻害する磁力も生じない。
【0009】前記モータ6はボックス1内に設けられた
ブラケット14にネジ止めされて取り付けられており、
その回転軸11には継手15が取り付けられている。そ
して、回転板5から垂下したシャフト10の下端部が継
手15の上部に挿入されることにより、シャフト10が
モータ6の回転軸11に連結されている。16はブラケ
ット14上に立設状に固定された軸受ブラケットであ
り、回転板5のシャフト10の回転を支承する。このた
め、軸受ブラケット16におけるシャフト10の挿通部
分にはベアリング17が設けられている。この場合、軸
受ブラケット16はアルミニウム等の良伝熱性材料が使
用されるものである。尚、モータ6としては回転数の可
変調整が可能なものを使用するのが好ましく、これによ
り、研磨条件に応じた回転数の選定が容易となる。
【0010】前記回転板5は容器収容筒4の下方に微小
間隔を有して配置されている。図2及び図3はこの回転
板を示す。この回転板5はアルミニウム等の軽量な非磁
性金属により円盤形状に成形されており、容器収容筒4
との対向面には希土類磁石、アルニコ磁石等の磁石7が
複数配設されている。
【0011】図2において、破線Aは回転板5の上面を
複数の区画(図示例では4区画)に分画する分画線であ
る。各分画線Aは回転板5の回転の中心点0aを起点、
回転板5の外周縁を終点としており、これらの起点及び
終点の間では回転板5の径方向に沿って湾曲する形状の
曲線となっている。各分画線Aにおける湾曲はサイクロ
イド、インボリュート、螺旋、単なる円弧その他の曲率
によってなされるが、いずれも同一方向に湾曲してい
る。このような分画線Aにより分画部分B1、B2
3、B4で示すように回転板5の上面が分画される。そ
して、各分画部分B1、B2、B3、B4に複数の磁石が群
をなすように、夫々配設されている。係る群をなす磁石
7の配設は隣接する分画部分においては磁極が反対とな
るようになされる。即ち、図示例では、分画部分B1
磁石7がN極、この分画部分B1の両側に隣接する分画
部分B2及びB4の磁石7がS極であり、これら分画部分
2及びB4に挟まれた分画部分B3の磁石7がN極とな
るように配設されている。これにより、分画部分B1
びB3はN極ゾーン、分画部分B2及びB4はS極ゾーン
となっている。容器20はこのような回転板5の上面に
載置され、回転板5の回転により内部に変動磁界が生ず
る。この回転板5の回転時において、矢印Cで示す領域
の容器20に対しては、ラジアル方向で異なった磁極が
同時に通過するため、磁場が円滑に変動する。このた
め、効率的な研磨が実現され短時間での研磨が可能とな
る。
【0012】図3において、12は回転板5の下面にネ
ジ止めによって接合されたヨークである。このヨーク1
2は回転板5と同一径となるように磁性体により形成さ
れている。又、ヨーク12は回転板5の各磁石7の下側
の磁極と接触するように回転板5に接合されている。か
かるヨーク12の配設により磁石7の下側の磁極からの
磁束がヨーク12内を流れるため、磁石7の上側の磁極
からの磁束が強力に発生する。このため、強力な変動磁
界とすることが出来る。又、磁石7からの磁束がヨーク
12の下方に洩れることがないため、研磨装置の他の構
成部材の配置を磁束と無関係とすることが出来、これに
よりその配置の自由度が拡大する。
【0013】図4は前記容器収納筒4に載置される容器
20を示し、いずれもプラスチックからなる本体部21
と蓋部22とを備えている。この容器20は容器収容筒
4に載置される数に応じてその大きさが適宜、選定され
る。この容器20内には多数の研磨材30と指輪等の被
研磨体Sとが充填される。研磨材30は磁性体を細線状
に形成したものが使用される。この研磨材30としてS
US304、SUS302等の準安定オーステナイト系
ステンレス鋼を冷間引抜き加工したものを使用すること
が出来る。準安定オーステナイト系ステンレス鋼は元
来、非磁性体であるが、冷間引抜き加工を施すことによ
り、その内部にマルテンサイト組織が誘起生成されて磁
性を帯びる特性がある。而も、誘起マルテンサイト組織
の生成率は20〜50%の範囲となっており、磁界中に
置かれた場合、鉄、フェライト系ステンレス鋼、マルテ
ンサイトステンレス鋼が磁化するのに比べ、冷間引抜き
加工した準安定オーステナイトステンレス鋼からなる研
磨材30は磁化率が小さい。このため、変動磁界内では
研磨材30が相互に結合することなく、磁界変動に応じ
た乱流となって容器20内を流動して被研磨体Sに接触
するため、高精度研磨を行うことが出来る利点がある。
【0014】上記構成において、研磨材30と被研磨体
Sとが充填された容器20を容器収容筒4上に載置し、
蓋体3を閉じることによりボックス1を密閉する。その
後、モータ6を駆動すると、回転板5が回転して磁石7
が移動するため、容器20内に変動磁界が生じ、この変
動磁界により研磨材30が流動して被研磨体Sの表面を
研磨する。かかる研磨時において分画部分B1、B2、B
3、B4の磁石7から発生する磁界が確実に、而も効率良
く変動するため、研磨材30が被研磨体Sに強固に衝突
する。このため、被研磨体Sの表面を均一に、而も迅速
に研磨出来る。
【0016】
【発明の効果】以上のように、本発明は回転板における
容器との対向面を複数の曲線に分画し、隣接した分画部
分の磁石の磁極を反対としたため、容器内に変動磁界を
確実に発生させることが出来る。このため、手作業によ
る研磨が不要となり、良好な研磨精度で確実に短時間で
研磨することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の全体構成断面図である。
【図2】回転板の平面図である。
【図3】回転板の断面図である。
【図4】容器の断面図である。
【符号の説明】
5 回転板 6 モータ 7 磁石 20 容器 30 研磨材 A 分画線

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被研磨体と磁性体とが充填される容器
    と、この容器との対向面に磁石が配設され回転により容
    器内に変動磁界を発生させる回転板とを備え、前記回転
    板における容器との対向面がその回転の中心点を起点と
    し径方向にそって湾曲する複数の曲線により分画され、
    隣接した分画部分に磁極が反対となるように前記磁石が
    配設されていることを特徴とする研磨装置。
  2. 【請求項2】 前記磁石における容器と反対側の磁極に
    接触するヨークが前記回転板に取り付けられていること
    を特徴とする請求項1記載の研磨装置。
JP26421692A 1992-09-07 1992-09-07 研磨装置 Pending JPH0691520A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26421692A JPH0691520A (ja) 1992-09-07 1992-09-07 研磨装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP26421692A JPH0691520A (ja) 1992-09-07 1992-09-07 研磨装置

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JPH0691520A true JPH0691520A (ja) 1994-04-05

Family

ID=17400111

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JP26421692A Pending JPH0691520A (ja) 1992-09-07 1992-09-07 研磨装置

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JP (1) JPH0691520A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030067076A (ko) * 2002-02-06 2003-08-14 임현재 자장을 이용한 연마장치
US7175511B2 (en) 2003-07-15 2007-02-13 Hoya Corporation Method of manufacturing substrate for magnetic disk, apparatus for manufacturing substrate for magnetic disk, and method of manufacturing magnetic disk
JP2007245320A (ja) * 2006-03-20 2007-09-27 Ricoh Co Ltd 表面処理装置

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