JPH0690960A - 電気メスの導子 - Google Patents

電気メスの導子

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Publication number
JPH0690960A
JPH0690960A JP4270918A JP27091892A JPH0690960A JP H0690960 A JPH0690960 A JP H0690960A JP 4270918 A JP4270918 A JP 4270918A JP 27091892 A JP27091892 A JP 27091892A JP H0690960 A JPH0690960 A JP H0690960A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wire
conductor
shaft
electric
shaft portion
Prior art date
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Pending
Application number
JP4270918A
Other languages
English (en)
Inventor
Yujihiko Inaba
愈滋彦 稲葉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ONESUTO MEDICAL KK
Original Assignee
ONESUTO MEDICAL KK
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Publication date
Application filed by ONESUTO MEDICAL KK filed Critical ONESUTO MEDICAL KK
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Publication of JPH0690960A publication Critical patent/JPH0690960A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 外子宮口付近に発生した癌部を熟練を要する
ことなく、非常に簡単な手技で、迅速かつ綺麗に切除す
る。 【構成】 軸部1と、この軸部1に対し斜め方向に延び
る電気導体からなるワイヤ状部6とを設ける。導子の軸
部1を子宮口に適当な深さまで挿入した後、ワイヤ部6
に高周波電流を供給しながら、軸部1を中心として導子
全体を回転させると、ワイヤ部6が軸部1を中心として
回転されながら子宮8の組織を電気切開して行くので、
導子が一回転されると、前記癌が発生している子宮8の
外子宮口9付近の部分が円錐状に切除される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、医療において用いられ
る電気メスの導子に係り、特に子宮の外子宮口付近に発
生した癌部の切除に好適な電気メスの導子に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、外子宮口付近に発生した癌部を手
術で切除する際には、通常のメスで、当該部分をくりぬ
くようにして切除していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の手術方法
は、切除すべき部分以外の体組織を損傷せずに行うに
は、高度の熟練が必要であり、術者に名人芸を必要とさ
せていた。また、手術に長時間を要しするとともに、出
血も多かった。
【0004】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たもので、外子宮口付近に発生した癌部を熟練を要する
ことなく、非常に簡単な手技で、迅速かつ綺麗に切除す
ることができる電気メスの導子を提供することを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明による電気メスの
導子は、軸部と、電気導体からなり、前記軸部が回転さ
れたとき該軸部とともに回転するように設けられてお
り、前記軸部に対し手前側に来る程該軸部との間の距離
が大きくなるように斜め方向に延びる部分を少くとも一
部に備えたワイヤ状部とを有してなるものである。
【0006】
【作用】子宮の外子宮口付近に発生した癌部を切除する
場合、本発明の電気メスの導子の軸部を子宮口に適当な
深さまで挿入して行く。このとき、適当な時点で高周波
電流源からワイヤ状部に高周波電流を供給し始める。す
ると、ワイヤ状部が電気切開作用により子宮組織に軸部
の挿入方向に切り込んで行く。導子の軸部が子宮口に適
当な深さまで挿入されたならば、その挿入状態を維持し
たまま、軸部を中心として導子全体を回転させると、ワ
イヤ状部が軸部を中心として回転されながら子宮組織を
電気切開して行くので、導子が一回転されると、前記癌
が発生している子宮の外子宮口付近の部分が円錐状に切
除される。
【0007】このように本発明の電気メスの導子は、子
宮口に軸部を挿入して導子を一回転するだけという非常
に簡単な手技で、外子宮口付近に発生した癌部を迅速か
つ綺麗に切除することができ、使用に熟練を要すること
がない。また、電気メスの凝固作用により止血効果をも
得られる。
【0008】
【実施例】以下、本発明を図面に示す実施例に基づいて
説明する。図1〜5は本発明による電気メスの導子の一
実施例を示している。この実施例において、導子の軸部
1は、図5によく示されるように、軸体2と絶縁チュー
ブ3とを有してなる。前記軸体2は、ステンレス鋼から
なり、全体にほぼ丸棒状をなしているが、該軸体2の後
端側(図では下端側)の部分は、図3および図4に示さ
れるように、平面部2aを形成されて横断面非円形とさ
れており、この後端側の部分を図6および7に示される
ようにメスホルダ4に装着されるようになっている。前
記絶縁チューブ3は、電気絶縁性のプラスチックからな
り、軸体2の先端側の部分の外周に被せられている。
【0009】前記軸部1の先端に近い部分には、電気絶
縁性のプラスチックからなるワイヤ状部支持体5が固定
されており、このワイヤ状部支持体5は軸部1に対し直
角方向に突出されている。図5に示されるように前記軸
体2の先端部にはすり割り2bが設けられており、この
すり割り2bにはステンレス鋼からなるワイヤ状部6の
一端部が溶接されている。これにより、ワイヤ状部6の
一端部は軸体2の先端部に機械的に取り付けられるとと
もに電気的に接続されている。前記ワイヤ状部6の他端
部はワイヤ状部支持体5の先端部に取り付けられてお
り、これによりワイヤ状部6は、軸部1から、手前側
(図の下端側)に来る程該軸部1との間の距離が大きく
なるように、斜め方向に延びている。前記軸体2の先端
は絶縁チューブ3の先端からやや引込んだ位置にあり、
絶縁チューブ3の先端部にはエポキシ系樹脂等の樹脂7
が充填されている。
【0010】次に、図6および7を用いて本実施例の使
用方法を説明する。まず、通常の電気メスの場合と同様
に、導子をメスホルダ4に装着し、高周波電流源(図示
せず)の一方の電極を軸体2に電気的に接続する一方、
前記高周波電流源の他方の電極に電気的に接続された対
極板(図示せず)を患者の臀部等に接触させる。
【0011】次に、子宮8の外子宮口9付近に発生した
癌部を切除する場合、図6のように、導子の軸部1を子
宮口に適当な深さまで挿入して行く。このとき、適当な
時点で前記高周波電流源からワイヤ状部6に高周波電流
を供給し始める。すると、ワイヤ状部6と前記対極板と
の間の体組織に高周波電流が流れ、電流密度が高いワイ
ヤ状部6の近傍に大きなジュール熱が発生することによ
り、ワイヤ状部6が電気切開作用をなし、子宮組織に軸
部1の挿入方向に切り込んで行く。導子の軸部1が子宮
口に適当な深さまで挿入されたならば、その挿入状態を
維持したまま、軸部1を中心としてホルダ4とともに導
子全体を回転させる。すると、今度はワイヤ状部6が軸
部1を中心として回転されながら子宮組織を電気切開し
て行くので、導子が一回転されると、図7のように、前
記癌が発生している子宮8の外子宮口9付近の部分が円
錐状に切除される(図7においてこの切除部分はハッチ
ングを施して示してある)。
【0012】このように本発明の電気メスの導子は、子
宮口に軸部1を挿入して導子を一回転するだけという非
常に簡単な手技で、外子宮口9付近に発生した癌部を迅
速かつ綺麗に切除することができ、使用に熟練を要する
ことがない。また、電気メスの凝固作用により止血を効
果も得られる。
【0013】なお、前記実施例においてはワイヤ状部6
が直線的に延びているが、本発明においては、ワイヤ状
部は円弧状等の曲線を描きながら軸部に対し斜め方向に
延びてもよい。
【0014】また、本発明による導子は、外子宮口9付
近以外の体組織の切除にも使用可能である。
【0015】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、外子宮口
付近に発生した癌部等を熟練を要することなく、非常に
簡単な手技で、迅速かつ綺麗に切除することができると
いう優れた効果を得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による電気メスの導子の一実施例を示す
正面図である。
【図2】前記実施例を示す平面図である。
【図3】前記実施例を示す側面図である。
【図4】前記実施例を示す底面図である
【図5】図2のV−V線における断面図である
【図6】前記実施例の軸部を子宮口に挿入した状態を示
す説明図である。
【図7】前記実施例により子宮の外子宮口付近が切除さ
れる状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 軸部 2 軸体 3 絶縁チユーブ 5 ワイヤ状部支持体 6 ワイヤ状部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸部と、 電気導体からなり、前記軸部が回転されたとき該軸部と
    ともに回転するように設けられており、前記軸部に対し
    手前側に来る程該軸部との間の距離が大きくなるように
    斜め方向に延びる部分を少くとも一部に備えたワイヤ状
    部とを有してなる電気メスの導子。
  2. 【請求項2】 電気導体からなる軸体と、この軸体の少
    くとも先端側の表面を覆う電気絶縁層とを備えてなる軸
    部と、 前記軸部から横方向に突出するワイヤ状部支持体と、前
    記軸体のうちの前記ワイヤ支持体より先端側の部分と前
    記ワイヤ状部支持体の先端側との間に渡されるとともに
    前記軸体に電気的に接続されたワイヤ状部とを有してな
    る電気メスの導子。
JP4270918A 1992-09-14 1992-09-14 電気メスの導子 Pending JPH0690960A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4270918A JPH0690960A (ja) 1992-09-14 1992-09-14 電気メスの導子

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JP4270918A JPH0690960A (ja) 1992-09-14 1992-09-14 電気メスの導子

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0690960A true JPH0690960A (ja) 1994-04-05

Family

ID=17492808

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JP4270918A Pending JPH0690960A (ja) 1992-09-14 1992-09-14 電気メスの導子

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JP (1) JPH0690960A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001070316A (ja) * 1999-07-08 2001-03-21 Olympus Optical Co Ltd 内視鏡用高周波ナイフ
CN102274073A (zh) * 2011-05-06 2011-12-14 王宝根 内镜下定位微创剥离刀

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