JPH0690585A - 定量吐出装置に於けるモーターポンプの制御方法 - Google Patents

定量吐出装置に於けるモーターポンプの制御方法

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JPH0690585A
JPH0690585A JP4279119A JP27911992A JPH0690585A JP H0690585 A JPH0690585 A JP H0690585A JP 4279119 A JP4279119 A JP 4279119A JP 27911992 A JP27911992 A JP 27911992A JP H0690585 A JPH0690585 A JP H0690585A
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JP
Japan
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motor pump
electromotive force
level
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counter electromotive
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Application number
JP4279119A
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English (en)
Inventor
Masakatsu Yamauchi
正勝 山内
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TANIKA DENKI KK
Original Assignee
TANIKA DENKI KK
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Publication date
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  • Control Of Direct Current Motors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 矩形波電力で駆動するモーターポンプに於い
て,供給電力のON.OFF比(デューティー比)を自
動可変させることによってモーターの回転数をほぼ一定
に保持し,吐出量変動の極めて少ないモーターポンプ制
御を目的とする。 【構成】 矩形波の(L)レベル時に,モーターポンプ
から発生する逆起電力をマイクロコンピューターで読み
込み,前記逆起電力の大きさを基準値と比較し,該逆起
電力が基準値より大きい時は矩形波の(L)レベル時間
を長くするように補正し,また該逆起電力が基準値より
小さい時は矩形波の(L)レベル時間を短くするように
補正しモーターポンプの回転数をほぼ一定に保持するこ
とを特徴とするものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,酒かん器,自動コーヒ
ー抽出器等に組み込まれた定量吐出装置に於けるモータ
ーポンプの制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】在来この種,酒かん器,自動コーヒー抽
出器,電動保温ポット等に組み込まれた定量吐出装置に
於けるモーターポンプの制御方法は,モーターポンプに
供給する直流電源を単に一定期間ON.OFF(矩形
波)し,実効電力を一定に保持することのみでモーター
ポンプの回転を制御していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】解決しようとする問題
点は,この種定量吐出装置に用いたモーターポンプは,
そのモーター部にブラシ構造を有し,しかもそのブラシ
構造に於いては整流子とブラシ間での摩擦抵抗が大き
く,またその摩擦抵抗においてもバラツキを生じ,その
ため複数のモーターポンプに同じ電力を供給し駆動させ
てもモーターの回転数に大きな差が発生する。すなわち
複数のモーターポンプの抽出能力が一定しない結果とな
る。またこれらブラシ構造の整流子とブラシ間の摩擦抵
抗は使用を繰り返していくうちに,その整流子とブラシ
間の接触面が滑らかになり摩擦抵抗が低下し,その結果
同一の電力を供給しても経時的にモーターの回転数が高
くなり吐出量が多くなってしまうと言う致命的な欠点が
あった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は,モーターポン
プの吐出制御するに当たりモーターから発生する逆起電
力が,そのモーターの回転数に比例することに着目し,
この逆起電力をマイクロコンピューターで検出し,その
逆起電力の大きさに従ってモーターポンプへの供給電力
のON.OFF比(デューティー比)を自動可変させる
ことによってモーターの回転数をほぼ一定に保持し,そ
の結果,吐出量変動の極めて少ないモーターポンプの制
御が実現した。
【0005】
【実施例】第1図は,本発明のモーターポンプ制御回路
の1実施例であって,1は8Vの直流電源で,そのプラ
ス端子側は出力トランジスタT2のエミッタ(E2)端
子に接続され,T1は出力トタンジスタT2を駆動する
ため駆動用トランジスタで,そのエミッタ(E1)端子
に直流電源1のマイナス端子側が接続されている。また
R1はモーターポンプの起動時の過大な突入電流を制限
しブラシ部分からの余分な火花の発生を防止するための
保護抵抗で,出力トランジスタT2のコレクタ(C2)
端子とモーターポンプM1のプラス端子に各接続されて
いる。またモーターポンプのマイナス端子は駆動用トラ
ンジスタT1のエミッタ(E1)端子と共に直流電源1
のマイナス端子側に接続されている。またバイアス抵抗
R5は,出力トランジスタT2のエミッタ(E2)端子
と,ベース(B2)端子間に各接続されている。また駆
動用トランジスタT1のコレクタ(C1)端子と出力ト
ランジスタT2のベース(B2)端子はバイアス抵抗R
4をもって接続されている。またバイアス抵抗R7は駆
動用トランジスタT1のベース(B1)端子とエミッタ
(E1)端子間に接続され.またベース(B1)端子と
マイクロコンピュータCPU1の出力ポートPOAOと
の間はバイアス抵抗R6をもって接続されている。また
分割抵抗R2,R3は直列に接続され,その一端は保護
抵抗R1とモーターポンプM1の中点cに接続され,ま
たその他端は直流電源1のマイナス端子側とモーターポ
ンプM1との中点dに接続されている。また分割抵抗R
2,R3の中点eはマイクロコンピューターCPU1の
アナログ入力ポートADC3に接続され構成される。次
に以上のように構成された本発明の実施例の作動を説明
する。マイクロコンピューターCPU1の出力ポートP
OAOが(H)レベルとなるとバイアス抵抗R6を介し
て駆動用トランジスタT1のベース(B1)端子が
(H)レベルとなるので駆動用トランジスタT1のベー
ス(B1),エミッタ(E1)間にベース電流が流れ,
その結果コレクタ(C1),エミッタ(E1)間が導通
しバイアス抵抗R5,R4を介してバイアス電流が流れ
出力トランジスタT2のコレクタ(C2),エミッタ
(E2)間が導通しモーターポンプM1に直流電源が印
加され駆動を開始する。次にマイクロコンピューターC
PU1の出力ポートPOAOが(L)レベルとなると,
駆動用トランジスタT1のベース(B1)が(L)レベ
ルとなり駆動用トランジスタT1,出力トランジスタT
2共にOFFし,モーターポンプM1への給電は停止す
る。しかしモーターポンプM1は惰性で回転しているの
でモーターポンプM1の両端に逆起電力が発生し,分割
抵抗R2,R3で分割された逆起電力Kが中点eに接続
されたアナログ入力ポートADC3に入力される。また
この分割抵抗R2,R3は,モーターポンプM1から発
生した逆起電力がマイクロコンピューターCPU1のア
ナログ測定電圧の入力範囲を超えないために設けたもの
であって,逆起電力の値がマイクロコンピューターのア
ナログ測定電圧範囲内であれば必ずしも必要ないもので
ある。次に第2図モーターポンプ制御フローチャートを
用いて実施例の制御動作を説明する。ステップは出力
ポートPOAOから(H)レベルの信号をt1mS間出
力しモーターポンプM1をONする。ステップは出力
ポートPOAOから(L)レベルの信号をt2mS間出
力しモーターポンプM1をOFFする。ステップはア
ナログ入力ポートADC3からモーターポンプM1のO
FF時に惰性回転で発生する逆起電力Kが読み込まれ
る。ステップは比較モードで逆起電力Kが基準値より
大きいかどうかを比較し,その結果YESであればモー
ターポンプM1の回転数が高いと判断しステップへ進
む,次にステップでは出力ポートPOAOからの
(L)レベル信号の出力時間t2mSを(t2+AD
J)mSに補正しステップに戻り制御動作を繰り返
す。またステップでNOと判定した場合はステップ
に進み,この比較モードで逆起電力Kが基準値より小さ
いかどうかを比較し,その結果NOと判定した場合は逆
起電力Kが基準値であると判断しステップに戻り制御
動作を繰り返す。またステップでYESであればモー
ターポンプM1の回転数が低いと判断しステップに進
み出力ポートPOAOからの(L)レベル信号の出力時
間t2mSを(t2ーADJ)mSに補正しステップ
に戻り制御動作を繰り返す。以上説明したフローチャー
トは逆起電力Kの読み込み並びに(L)レベルの出力時
間の補正を毎回行う内容であるがマイクロコンピュータ
ーの処理速度に応じて,例えば10パルス,或いは10
0パルスに1回の補正をしてもよい。実施例として4ビ
ットマイクロコンピューターを使用して50パルスに1
回の補正を行いON時間を4mS一定とし,OFF時間
を0から12mSの可変制御した結果を第2図のグラフ
で表示する。又本実施例では,モーターポンプに供給す
る電力のデューティー比の制御をOFF時間の可変で行
ったが,これをOFF時間一定にしON時間を可変,或
いはON,OFF時間の双方の可変によりデューティー
比を可変させても良いことはもちろんである。
【0006】
【発明の効果】以上説明したように本発明のモーターポ
ンプ制御方法は,矩形波電力で駆動するモーターポンプ
に於いて,矩形波の(L)レベル時に惰性回転によって
モーターから発生する逆起電力Kが回転数に比例するこ
とに着目し,その逆起電力Kをモーターの回転状態とし
てマイクロコンピューターに読み込みその値が基準値に
対して大きいか或いは,小さいかの比較をし,その結果
において(L)レベル信号時間を増減するよう補正しモ
ーターポンプの回転数を一定に保持できるものである。
したがって従来大きな問題となっていたモーターポンプ
におけるブラシ部分の摩擦抵抗のバラツキ或いは、経時
的変化によって生じる回転数変化を原因とする吐出量の
変動を,本発明に於いてはそれらを原因とする回転数の
変化を逆起電力の変化として検出し出力電力を調節、補
正することによってモーターの回転数をほぼ一定に制御
することができるので結果ポンプの吐出量変化が極めて
少なく,長期にわたって安定した吐出量が得られるもの
である。すなわち第2図に示すグラフで明かなように従
来制御方法に比べ約1/10の変動量が実現できた優れ
た効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【第1図】本発明のモーターポンプの制御回路の概略図
である。
【第2図】本発明のモーターポンプの制御動作を説明す
るフローチャートである。
【第3図】本発明と従来方法とを比較しその効果を示し
た吐出量変動グラフである。
【第4図】本発明のPOAOの出力と出力トランジスタ
のコレクタ(C2)の関係を示す。
【符号の説明】
1 直流電源 M1 モーターポンプ T1 駆動用トランジスタ T2 出力トランジスタ R1 保護抵抗 R2.R3 分割抵抗 R4.R5 バイアス抵抗 R6.R7 バイアス抵抗 CPU1 マイクロコンピューター

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 矩形波電力で駆動するモーターポンプに
    於いて,矩形波の(L)レベル時に,前記モーターポン
    プから発生する逆起電力をマイクロコンピューターで読
    み込み,前記逆起電力の大きさを基準値と比較し,該逆
    起電力が基準値より大きい時は矩形波の(L)レベル時
    間を長くするように補正し,また該逆起電力が基準値よ
    り小さい時は矩形波の(L)レベル時間を短くするよう
    に補正することを特徴とする定量吐出装置に於けるモー
    ターポンプの制御方法。
  2. 【請求項2】 矩形波電力で駆動するモーターポンプに
    於いて,矩形波の(L)レベル時に,前記モーターポン
    プから発生する逆起電力をマイクロコンピューターで読
    み込み,前記逆起電力の大きさを基準値と比較し,該逆
    起電力が基準値より大きい時は矩形波の(H)レベル時
    間を短くするように補正し,また該逆記電力が基準値よ
    り小さい時は矩形波の(H)レベル時間を長くするよう
    に補正することを特徴とする定量吐出装置に於けるモー
    ターポンプの制御方法。
  3. 【請求項3】 矩形は電力で駆動するモーターポンプに
    於いて,矩形波の(L)レベル時に,前記モーターポン
    プから発生する逆記電力をマイクロコンピューターで読
    み込み,前記逆記電力の大きさを基準値と比較し,該逆
    起電力が基準値より大きい時は矩形波の(L)レベル時
    間を長く(H)レベル時間を短くするように補正し,ま
    た該逆記電力が基準値より小さい時は矩形波の(L)レ
    ベル時間を短く(H)レベル時間を長くするように補正
    することを特徴とする定量吐出装置に於けるモーターポ
    ンプの制御方法。
JP4279119A 1992-09-04 1992-09-04 定量吐出装置に於けるモーターポンプの制御方法 Pending JPH0690585A (ja)

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JP (1) JPH0690585A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007007863A (ja) * 2005-06-28 2007-01-18 Noritsu Koki Co Ltd 印字装置
JP2008246440A (ja) * 2007-03-30 2008-10-16 Aquas Corp チューブポンプを用いた冷却水用薬注装置
JP2012207873A (ja) * 2011-03-30 2012-10-25 Hitachi Appliances Inc 空気調和機

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007007863A (ja) * 2005-06-28 2007-01-18 Noritsu Koki Co Ltd 印字装置
JP2008246440A (ja) * 2007-03-30 2008-10-16 Aquas Corp チューブポンプを用いた冷却水用薬注装置
JP2012207873A (ja) * 2011-03-30 2012-10-25 Hitachi Appliances Inc 空気調和機

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