JPH069026Y2 - 粒体供給装置 - Google Patents

粒体供給装置

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JPH069026Y2
JPH069026Y2 JP1989138603U JP13860389U JPH069026Y2 JP H069026 Y2 JPH069026 Y2 JP H069026Y2 JP 1989138603 U JP1989138603 U JP 1989138603U JP 13860389 U JP13860389 U JP 13860389U JP H069026 Y2 JPH069026 Y2 JP H069026Y2
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JP
Japan
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supply pipe
granules
particles
collision
flow path
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JP1989138603U
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正道 大久保
義正 宮崎
勝己 中谷
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Nippon Steel Corp
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Nippon Steel Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、シリコン、ゲルマニウム等に代表される単結
晶の製造に用いて好ましい粒体の供給装置に関する。
(従来の技術) 現在、集積回路(IC)、大規模集積回路(LSI)な
どのデバイスとして工業的に広く用いられている半導体
としては、シリコン、ゲルマニウム等が知られている。
このような半導体産業にて用いられるシリコン、ゲルマ
ニウム等の単結晶は、多結晶を原料として、多結晶棒に
誘導加熱で溶融帯を作りこれを種結晶側から移動させて
単結晶を成長させる浮遊帯溶融法(フローティング・ゾ
ーン法)、あるいは、多結晶をルツボに入れて加熱溶融
し種結晶を溶融液に浸漬してから引き上げて丸棒の単結
晶を成長させる引上げ法(チョクラルスキー法)によっ
て製造されている。
単結晶を製造するにあたり、溶融液にシリコン原料又は
ドードーパント等を添加する場合には粒体供給装置が用
いられているが、この粒体供給装置は、粒体を高所から
溶融液に投入する際に、溶融液から放出される熱気流や
雰囲気の流れ等によって粒体が煽られて目標投入箇所に
落下する確率が低下するという問題があることから、供
給管の先端を溶融液面近傍まで臨ませているのが一般的
である。
このような供給管を用いた粒体の供給装置としては、例
えば、特開平1−119,593号公報、特開平1−1
19,594号公報に開示されたものが知られている。
後者に開示された供給装置は、第3図に示すように、供
給管1内に原料2の落下速度を低下させる邪魔板3(減
速部)を設けることにより原料落下時の溶融液の波立ち
あるいは振動を抑制し、もって転位等の結晶欠陥を防止
するようにしている。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、上述した従来の供給装置にあっては、第
3図に示すように、粒体2を高所から連続して落下させ
ると、邪魔板3の上面に粒体が溜まり実質的に邪魔板の
表面の傾斜角度が大きくなって、この上に落下した粒体
はほとんど減速することなく溶融液中に導かれることと
なる。したがって、依然、溶融液表面の波立ちあるいは
振動が引き上げられる単結晶に伝達して転位等の結晶欠
陥が発生するという問題があった。
そこで本出願人は、実願昭63−43,227号(実開
平1−147,269号公報)にて、供給管に流路断面
積が局部的に大きな澱み部を設けた粒体供給装置を提案
したが、かかる供給装置にあっては、粒体の供給量が増
加すると供給管の中心部分の粒体流速が増加する傾向が
あることが判明した。
本考案は、このような従来技術の問題点に鑑みてなけれ
たものであり、粒体の運動エネルギーを減少させること
により安定した条件で粒体を溶融液に投入することがで
きる粒体供給装置を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するための本考案は、粒体を落下させて
供給する供給管内に、当該供給管の軸直交断面に複数の
粒体流路を区画形成するように衝突体を設け、この衝突
体から前記供給管の軸方向に対して離間した位置に、前
記衝突体により形成された粒体の流路を遮ると共に前記
供給管の軸直交断面に複数の粒体流路を区画形成するよ
うに他の衝突体を設けてなり、粒体の落下方向に沿って
平面視した供給管内の流路が塞がれているように、前記
供給管の軸方向に沿って複数段に渡って前記衝突体を配
置したことを特徴とする粒体供給装置である。
(作用) このように構成した本考案にあっては、供給管の上部か
ら流下した粒体の一部は、まず衝突体に衝突することに
より減速し、これら衝突体により区画形成された複数の
粒体流路を通過して落下する。一方、残りの粒体はこの
衝突体に衝突することなく流路を通過して直接落下する
が、前記減速された粒体とともに、前記衝突体の下方に
設けられた他の衝突体に衝突し、ここにおいて減速す
る。
衝突体は、粒体の落下方向に沿って平面視した供給管内
の流路が塞がれているように、供給管の軸方向に沿って
複数段に渡って配置されているため、供給管内を通過す
る粒体は、すべて衝突体に衝突することとなり、これに
よって落下速度が減少し、安定した条件で粒体を溶融液
に投入することができる。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は本考案の一実施例に係る供給管の先端部を示す
縦断面図、第2図は第1図のII−II線に沿う断面図であ
る。
本実施例の供給装置は、チョクラルスキー法によりシリ
コン単結晶を製造するに際し、多結晶原料あるいはドー
パント(添加物)を収容した容器からフィーダ装置によ
り石英製ルツボ内の溶融液に多結晶原料あるいはドーパ
ントあるいは両者の混合物を供給するために用いるもの
であって、供給管1を有している。この供給管1の上部
はフィーダ装置を介して容器(何れも図示せず)に接続
されており、一方供給管1の下端は石英製ルツボに臨ん
で設けられている。第1〜2図に示すように、供給管1
の先端は拡開されている。
この供給管1内の先端部には、容器から供給されて落下
する粒体2の流路5を遮るように丸棒からなる2本の衝
突体4a,4aが互いに離間した状態で架設されている。
そして、これら衝突体4a,4aの間および衝突体4aと供
給管1の内壁との間には、供給管1の軸直交断面に粒体
2の複数の流路5a,5a,5aが区画形成される。衝突体
4aから供給管1の軸方向に対して下法に離間した位置
には、流路5aの一部を遮るように他の衝突体4bが前記
衝突体4aと交差した状態で架設されている。この衝突
体4bも前記衝突体4aと同様に丸棒から構成され、3つ
の衝突体4b,4b,4bが互いに離間した状態で、供給管
1の軸直交断面に複数の粒体流路5b,5b,5b,5bが区
画形成されるように設けられている。この衝突体4bか
らさらに下方に離間した位置には、前記衝突体4aと平
行すると共に衝突体4bと交差して他の衝突体4cが架設
されており、この衝突体4cにあっては、前記衝突体4a
の間に形成された粒体2の流路5a,5a,5aを遮る位置
に設けられている。すなわち、供給管1の上部から落下
した粒体2の一部は、まず最初の衝突体4a,4aに衝突
した後に、これら衝突体4a,4a間に形成された流路5
a,5a,5aを通過して落下するから、衝突体4aの鉛直下
方においては粒体2の落下が殆んどない状態となってい
る反面、流路5aを通過した粒体2は流路5を衝突体4a
にて遮った分だけ流下量が増大する。これを衝突体4c
に衝突させることにより粒体2の落下速度を減少させる
のである。したがって、第1〜2図に示すように、本実
施例の供給装置にあっては、供給管1の流路5を平面視
した場合において、少なくとも衝突体4a,4b,4c,…に
より流路5が塞がれているように構成している。また、
これらの衝突体4a,4b,…を交互に交差させることによ
り、粒体2が流路5内をより均等に拡散した状態で落下
することができ、粒体2の落下速度の減少に寄与するこ
ととなる。
供給管1の下端部には、粒体2をルツボ内に案内する開
口6が開設されており、本実施例の場合、供給管1の軸
方向に対して所定角度傾斜して形成されている。このよ
うに、供給管下端部の開口方向を粒体2の落下方向に対
して傾斜させることによっても粒体2の落下速度を減少
させるとともに、ルツボ内への粒体2の落下位置を選択
することができる。
次に作用を説明する。
このように構成された本考案にあっては、供給管1の上
部から流下した粒体2の一部は、まず衝突体4aに衝突
することにより減速し、これら衝突体4a,4aの間に形
成された流路5aを通過して落下する。一方、残りの粒
体2は衝突体4aに衝突することなく流路5aを通過して
直接落下するが、前記減速された粒体とともに、前記衝
突体4aの下方に設けられた他の衝突体4bに衝突し、こ
こにおいて減速する。さらに、衝突体4c,4d,4e,…
と、この動作を繰り返す。
衝突体4a,4b,4c,4d,4e…は、粒体2の落下方向に
沿って平面視した供給管1内の流路5が塞がれているよ
うに、供給管1の軸方向に沿って複数段に渡って配置さ
れているため、供給管1内を通過する粒体2は、すべて
衝突体4に衝突することとなり、これによって落下速度
が減少し、安定した条件で粒体を溶融液に投入すること
ができる。
また、本実施例のように衝突体4a,4b,4,…を丸棒に
より構成すると、衝突体4aの上面に粒体2が溜まるこ
とがなく、原料あるいはドーパント供給量の制御が正確
となる。つまり、粒体2の供給量は一般的にフィーダ装
置あるいは切替えバルブにより行われていることから、
供給管内に粒体が滞留していると、フィーダ装置により
制御した供給量と供給管の下端部からルツボ内に供給さ
れる供給量との間に差が生じ、これが単結晶の結晶欠陥
を引き起こす原因になる虞れがある。本実施例によれ
ば、供給管内には殆んど粒体の滞留がなく、これにより
所望の単結晶を得ることができる。
なお、本考案は上述した実施例に限定されることなく、
本考案の要旨を越えない限りにおいて、種々に改変する
ことが可能である。
まず、上述した実施例においては衝突体として丸棒を用
いたが、本考案はこれに限定されることはなく、他の形
状であっても良い。例えば断面が四角形あるいは六角形
等の角棒でもよく、また板でもよい。角棒の場合は平面
が水平にならないよう、板の場合は板面を傾斜させて設
ける。また、衝突体を交互に交差させて設けなくてもよ
く、さらに、供給管の開口を傾斜させなくてもよい。上
述した実施例にあっては供給管の先端に拡開部を形成し
たが本考案はこれに限定されることはなく、直管により
構成しても良い。
(考案の効果) 以上述べたように本考案によれば、粒体が溶融液面に衝
突する際の速度を減少させることができ、しかも、粒体
は供給管内に均一に分散された状態で落下するため局部
的に落下速度が増加することもない。これにより溶融液
面の波立ちあるいは振動を抑制することができ、高い歩
留まりで粒体を溶融液中に供給することができると共
に、処理条件が安定する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す縦断面図、第2図は第
1図のII−II線に沿う断面図、第3図は従来の供給装置
を示す要部断面図である。 1……供給管、2……粒体、3……内壁、4……衝突
体、5……流路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】粒体を落下させて供給する供給管内に、 当該供給管の軸直交断面に複数の粒体流路を区画形成す
    るように衝突体を設け、 この衝突体から前記供給管の軸方向に対して離間した位
    置に、前記衝突体により形成された粒体の流路を遮ると
    共に前記供給管の軸直交断面に複数の粒体流路を区画形
    成するように他の衝突体を設けてなり、 粒体の落下方向に沿って平面視した供給管内の流路が塞
    がれているように、前記供給管の軸方向に沿って複数段
    に渡って前記衝突体を配置したことを特徴とする粒体供
    給装置。
JP1989138603U 1989-12-01 1989-12-01 粒体供給装置 Expired - Lifetime JPH069026Y2 (ja)

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JPH0378072U JPH0378072U (ja) 1991-08-07
JPH069026Y2 true JPH069026Y2 (ja) 1994-03-09

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JPS6411594A (en) * 1987-07-06 1989-01-17 Sanyo Electric Co Washing machine

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