JPH0690242A - アクセス調停方式 - Google Patents

アクセス調停方式

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JPH0690242A
JPH0690242A JP23862292A JP23862292A JPH0690242A JP H0690242 A JPH0690242 A JP H0690242A JP 23862292 A JP23862292 A JP 23862292A JP 23862292 A JP23862292 A JP 23862292A JP H0690242 A JPH0690242 A JP H0690242A
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Kanichi Endo
乾一 遠藤
Naoaki Yamanaka
直明 山中
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数のリソースを共有するシステムにおい
て、アクセスの要求発生源とリソースとのアクセスのス
ループットを向上させる。 【構成】 ある範囲までのアクセス要求を競合調停手段
にまとめて転送し、その範囲内で組合せ可能なアクセス
をすべて成立させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、情報処理装置、通信用
交換機、特にATM交換機、その他バスにより共通に接
続された複数のリソースを有するシステムに利用する。
ここでリソースとは、メモリ装置、出力装置、表示装
置、入力装置、印字装置、機能ユニット、その他システ
ムを運用するためのハードウエアを伴う設備を言う。
【0002】本発明は、一つのシステムに配置された複
数の共有リソースに対して、そのシステム内から発生す
る複数のアクセス要求の調停に関する。
【0003】
【従来の技術】図5に示すモデルにより従来技術による
アクセス要求の調停を説明すると、これはリングアービ
タの制御手法によるものである。このモデルには8個の
アクセス要求発生源R(1) 〜R(8) と、このアクセス要
求を受け付ける8個のリソースS(1) 〜S(8) がある。
これらはそれぞれマトリクススイッチ手段の入力端子群
と出力端子群に接続されている。このマトリクススイッ
チ手段は図示するようなマトリクス構成のハードウエア
を備えていてもよく、またアクセス要求を伝達できる図
示するマトリクス機能を有する論理回路により構成され
る仮想的なものでもよい。アクセス要求発生源の数とリ
ソースの数は必ずしも等しくなくともよい。
【0004】アクセス要求発生源R(1) 〜R(8) は次々
にアクセス要求を発生する。アクセス要求は発生源側の
都合にしたがって発生するから、一つのリソースに対し
て同時に複数のアクセス要求が競合することがある。マ
トリクススイッチ手段によりその競合を調停して、一つ
のアクセス要求発生源を要求先の一つのリソースにその
アクセス要求を伝達する。このときリングアービタRA
(1) 〜RA(8) が、それぞれ図5に矢印で示すようにア
クセス要求を掃引して、該当するアクセス要求に行き当
たるとその交点C(n,m) を介してそのアクセス要求を一
つだけリソース側に伝達しリソースはそのアクセス要求
を受け付ける。
【0005】一つのアクセス要求が受け付けられると、
当該アクセス要求を送出していた要求源に対して要求が
受け付けられた旨の情報が送出される。また一つのアク
セス要求を受け付けることにより、そのリングアービタ
に送出されていた別のアクセス要求は待たされ、その別
のアクセス要求は次のタイミングで、あるいはその次の
タイミングで検出されることになる。アクセス要求が受
け付けられてからは、このマトリクススイッチ手段を介
して、あるいは別のバス信号線を介して必要なデータが
転送されるなど処理が実行される。
【0006】図6はこのリングアービタの動作を説明す
る概念図である。各要求発生源R(1) 〜R(8) からそれ
ぞれ一つづつその要求先のリソースの番号がアクセス要
求として表示されている。調停制御はリソース毎に実行
される。いま図6でm番目のリソースS(m) について調
停制御が実行されている。各要求発生源からのアクセス
要求を検索してその中に当該リソースS(m) に対してア
クセス要求を発しているものがあるかを検索する。いま
この例では2番目の要求発生源R(2) がm番目のリソー
スにアクセス要求を出している。調停制御ではこれを発
見するとこの要求発生源を当該リソースS(m) に接続す
ることになる。一つが接続されると他の要求発生源につ
いては非接続となる。
【0007】いまm番目のリソースS(m) に対してアク
セス要求を出している要求発生源が一つであればただち
にその要求を受け付けるが、それが複数であればその間
の競合について調停を実行して一つを選択してその要求
を受け付ける。この調停の論理はさまざまに設定するこ
とができる。ここではかりに要求発生源R(1) 、R(2)
、・・・、R(n) のように循環して実行されるものと
する。この論理は、各要求発生源について平等に行う、
要求発生源に優先順位を付ける、その他任意の論理を設
定することができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このようなアクセス要
求の調停制御では、競合する場合の調停を行うためのリ
ングアービタRA(1) 〜RA(8) はそれぞれ、1回のタ
イムスロットで各要求発生源から出されているアクセス
要求を一つだけ受け付けることができる。各要求発生源
にかりに複数のアクセス要求が既に発生していて、これ
が図6左端に示すように待ち行列を作って待っていたと
しても、その先頭の斜線で示すアクセス要求だけが競合
調停の対象になるのであって、待ち行列二番目以降のア
クセス要求は少なくとも次のタイムスロットを待たなけ
ればならない。
【0009】かりに、一つの要求発生源ではその待ち行
列の先頭のアクセス要求が二番目のリソースS(2) であ
り、待ち行列二番目のアクセス要求がリソースS(3) で
あったとすると、このタイムスロットでリソースS(2)
が他の要求発生源との間で競合状態であり受け付けられ
ず、リソースS(3) には他の要求発生源からのアクセス
要求がなかったとすると、リソースS(3) に対するアク
セス要求は受け付けられてもよかったはずである。つま
り、マトリクススイッチ手段のこの要求発生源とリソー
スS(3) との交点はこのタイムスロットで使用されなか
ったことになる。これは、マトリクススイッチ手段にま
だ余裕があるにもかかわらず調停制御の都合で使用され
ず、実質的にアクセス要求のスループットが抑制されて
いることを意味する。
【0010】本発明はこれを改良するもので、アクセス
要求のスループットを向上するアクセス調停方式を提供
することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、アクセス要求
を発生するN個(Nは2以上の整数)の要求発生源と、
このアクセス要求源に共有されたM個(Mは2以上の整
数)のリソースと、前記N個の要求発生源が入力端子に
接続され、前記M個のリソースが出力端子に接続された
N×Mの容量を有するマトリクススイッチ手段と、この
マトリクススイッチ手段の交点の接断を制御する制御回
路とを備えた装置に実施される。この制御回路は、前記
N個の要求発生源から発生するアクセス要求について、
タイムスロット毎に1回の調停制御を行い、その調停制
御の結果にしたがってそのタイムスロット毎に前記マト
リクススイッチ手段の多数(厳密には1以上)の交点の
接断を同時に制御する構成である。
【0012】前記アクセス要求源は、それぞれ広い意味
でリソースであり、装置構成によっては前記M個のリソ
ースの一つであることもできる。前記マトリクススイッ
チ手段は、ハードウエアで構成されたスイッチがマトリ
クスの交点に配列されたマトリクススイッチでもよく、
また、実質的にアクセス要求を前記交点で接続または遮
断する回路をプログラム制御回路により実現する仮想的
なマトリクススイッチでもよい。
【0013】ここで本発明の特徴とするところは、各要
求発生源に対応して発生するアクセス要求の要求先のリ
ソース番号をそれぞれ待ち行列として保持するレジスタ
を備えたところにある。そして、前記制御回路は、前記
マトリクススイッチ手段の交点毎に対応してN×M個の
論理フィールドを設けておき、この論理フィールドを利
用して調停制御を実行する。すなわち前記制御回路は、
前記タイムスロット毎に前記レジスタのそれぞれ設定さ
れた深さまでに保持されているアクセス要求有の表示を
そのアクセス要求の要求先リソース番号に対応する前記
論理フィールドに設定する手段と、その論理フィールド
に設定されたアクセス要求有の表示について前記リソー
ス毎に調停制御を実行する第一調停手段と、この第一調
停手段による調停制御の実行後に前記論理フィールドの
アクセス要求有の表示について前記要求発生源毎に調停
制御を実行する第二調停手段とを含む。
【0014】前記設定された深さは、レジスタの全部の
深さでもよく、レジスタの一部の深さでもよく、また要
求発生源毎にその深さを同一ではなく個別の値に設定す
ることもできる。
【0015】さらに上記のアクセス調停方式において、
前記制御回路に、前記第一調停手段および前記第二調停
手段が実行された後にアクセス要求が受け付けられずに
前記論理フィールドに設定されたまま残されているアク
セス要求有の表示について、前記第一調停手段および前
記第二調停手段を繰り返し実行することができる。
【0016】この繰り返しは2回に限らず何回でも論理
フィールドに設定されたまま残されているアクセス要求
有の表示があるかぎり実行することができる。
【0017】
【作用】本発明の方式では、マトリクススイッチ手段を
制御する制御回路は、時間の経過にしたがってタイムス
ロット毎に、複数の要求発生源からのアクセス要求につ
いて競合する場合に調停制御を実行して、その調停制御
に結果に基づいて1つのタイムスロットに1回だけマト
リクススイッチ手段の交点を接続状態にしてアクセス要
求を受け付ける。つまり、1回のタイムスロット期間内
では、はじめに調停制御を実行し、その後に一つの交点
について1回だけ接続状態を作る。したがって、一つの
要求発生源は1回のタイムスロットに1回だけアクセス
要求ができる。一つのリソースも1回のタイムスロット
に1回だけアクセス要求を受け付けることができる。
【0018】本発明の方式では、各要求発生源に対応し
て設けられたレジスタに、その要求発生源から発生する
アクセス要求の要求先のリソース番号をそれぞれ待ち行
列として保持する。そして、この待ち行列の先頭から順
に異なるリソース番号を一つづつ選び、対応するリソー
ス番号の論理フィールドにアクセス要求有の表示を設定
する。
【0019】調停制御はこの論理フィールドに設定され
たアクセス要求有の表示について、先ず、第一調停手段
が行う第一調停として、リソース対応に調停制御を実行
して一つのアクセス要求有を選択する。次に、第二調停
手段に行う第二調停として、要求発生源対応に調停制御
を実行する。
【0020】この場合にも、一つの要求発生源にとって
は1回のタイムスロット内で受け付けられるアクセス要
求は一つであることには変わりないが、このようにする
ことにより、論理フィールドに設定された複数のアクセ
ス要求の一つがかりに他の要求発生源と競合して受け付
けられなかった場合にも、別のアクセス要求が受け付け
られる可能性があるからスループットが向上する。
【0021】前記第一調停手段では、一つのマトリクス
スイッチ手段に接続されたn個のリソースS(1) 〜S
(n) について、順次実行することもできるし、時間的に
並行して実行することもできる。
【0022】上記のような調停制御を1回実行した後
に、まだ論理フィールドにアクセス要求有の表示がアク
セス要求を受け付けられないまま残っている場合には、
もう1回上記の調停制御を実行するとそれが受け付けら
れる場合がある。この繰り返しはタイムスロット内の調
停制御を実行できるタイミング内であれば何回実行して
もよい。これによりさらにスループットを向上すること
ができる。
【0023】
【実施例】本発明第一実施例の構成を図1を参照して説
明する。図1は本発明第一実施例の構成図である。
【0024】本発明は、アクセス要求を発生する4個の
要求発生源R(1) 〜R(4) と、このアクセスの要求発生
源R(1) 〜R(4) に共有された4個のリソースS(1) 〜
S(4) と、4個の要求発生源R(1) 〜R(4) が入力端子
1 〜14 に接続され、4個のリソースS(1) 〜S(4)
が出力端子21 〜24 に接続された4×4の容量を有す
るマトリクススイッチ3と、4個の要求発生源R(1) 〜
R(4) から発生するアクセス要求について、タイムスロ
ット毎に1回の調停制御を行い、その調停制御の結果に
したがってそのタイムスロット毎にマトリクススイッチ
3の1以上の交点の接断を制御する制御回路4とを備え
たアクセス調停方式である。
【0025】ここで、本発明の特徴とするところは、要
求発生源R(1) 〜R(4) 毎に発生するアクセス要求の要
求先のリソース番号をそれぞれ待ち行列として保持する
レジスタ71 〜74 を備え、制御回路4は、マトリクス
スイッチ3の交点毎に対応して4×4個の論理フィール
ドF(1,1) 〜F(4,4) を設け、前記タイムスロット毎に
レジスタ71 〜74 のそれぞれ設定された深さまでに保
持されているアクセス要求有の表示REQ(1,1) 〜RE
Q(4,3) をそのアクセス要求の要求先リソース番号に対
応する論理フィールドF(1,1) 〜F(4,4) に設定する手
段と、その論理フィールドF(1,1) 〜F(4,4) に設定さ
れたアクセス要求有の表示REQ(1,1)〜REQ(4,3)
についてリソースS(1) 〜S(4) 毎に調停制御を実行す
る第一調停手段と、この第一発調停手段による調停制御
の実行後に論理フィールドF(1,1) 〜F(4,4) のアクセ
ス要求有の表示REQ(1,1) 〜REQ(4,3) について要
求発生源R(1) 〜R(4) 毎に調停制御を実行する第二調
停手段とを含む調停部5を備えたところにある。
【0026】次に、本発明第一実施例の動作を説明す
る。要求発生源R(1) 〜R(4) から、リソースS(1) 〜
S(4) に対して、アクセス要求が時系列的に発生する。
本発明第一実施例では、一度のアクセス機会に調停の対
象となるアクセス要求を要求発生源R(1) 〜R(4) で発
生した複数のアクセス要求有りの表示REQ(1,1) 〜R
EQ(4,3) のうちからレジスタ71 〜74 に3個まで保
持する。レジスタ71 にはアクセス要求有りの表示RE
Q(1,1) 、REQ(1,2) 、REQ(1,3) 、レジスタ72
にはアクセス要求有りの表示REQ(2,1) 、REQ(2,
2) 、REQ(2,3)、レジスタ73 にはアクセス要求有り
の表示REQ(3,1) 、REQ(3,2) 、REQ(3,3) 、レ
ジスタ74 にはアクセス要求有りの表示REQ(4,1) 、
REQ(4,2) 、REQ(4,3) と3個ずつ計12個に限定
して保持される。
【0027】これらのアクセス要求有りの表示REQ
(1,1) 〜REQ(4,3) は、要求発生源R(1) から発生し
たものは論理フィールドF(1,1) 、F(1,2) 、F(1,3)
、F(1,4) へ、要求発生源R(2) から発生したものは
論理フィールドF(2,1) 、F(2,2) 、F(2,3) 、F(2,
4) へ、要求発生源R(3) から発生したものは論理フィ
ールドF(3,1) 、F(3,2) 、F(3,3) 、F(3,4) へ、要
求発生源R(4) から発生したものは論理フィールドF
(4,1) 、F(4,2) 、F(4,3) 、F(4,4) へと同内容が同
時に転送される。
【0028】リソースS(1) への競合調停は論理フィー
ルドF(1,1) 、F(2,1) 、F(3,1)、F(4,1) で構成さ
れる列競合制御グループAB1(1) で行われ、リソース
S(2) への競合調停は論理フィールドF(1,2) 、F(2,
2) 、F(3,2) 、F(4,2) で構成される列競合制御グル
ープAB1(2) で行われ、リソースS(3) への競合調停
は論理フィールドF(1,3) 、F(2,3) 、F(3,3) 、F
(4,3) で構成される列競合制御グループAB1(3) で行
われ、リソースS(4) への競合調停は論理フィールドF
(1,4) 、F(2,4) 、F(3,4) 、F(4,4) で構成される列
競合制御グループAB1(4) でそれぞれ独立して行われ
る。それぞれの列競合制御グループAB1(1) 〜AB1
(4) で行われる競合制御については従来例で説明したリ
ングオービタによる方式を用いて実現できる。
【0029】この列競合制御グループAB1(1) 〜AB
1(4) による競合調停により、列競合制御グループAB
1(1) においてリソースS(1) への複数のアクセス要求
のうち要求発生源R(2) の候補のうちの一つが選ばれた
(論理フィールドF(2,1) の◎印)。列競合制御グルー
プAB1(2) においてリソースS(2) への複数のアクセ
ス要求のうち要求発生源R(1) の候補のうちの一つが選
ばれた(論理フィールドF(1,2) の○印)。列競合制御
グループAB1(3) においてリソースS(3) への複数の
アクセス要求のうち要求発生源R(4) の候補のうちの一
つが選ばれた(論理フィールドF(4,3) の◎印)。列競
合制御グループAB1(4) においてリソースS(4) への
複数のアクセス要求のうち要求発生源R(1) の候補のう
ちの一つが選ばれた(論理フィールドF(1,4) の◎
印)。これらの候補を候補Aと呼ぶ。
【0030】これらの候補Aは、列競合制御グループA
B1(1) 〜AB1(4) における競合調停で、それぞれ独
立に選択されたものだから、一つの要求発生源R(1) 〜
R(4) において同時に複数の候補Aを有する事態を生ず
る。1アクセス機会に一つの要求発生源R(1) 〜R(4)
において一つの候補にアクセスを許可するために、これ
らの複数の候補Aから一つの候補(これを候補Bと呼
ぶ)を選択する。
【0031】要求発生源R(1) への競合調停は論理フィ
ールドF(1,1) 、F(1,2) 、F(1,3) 、F(1,4) で構成
される行競合制御グループAB2(1) で行われ、要求発
生源R(2) への競合調停は論理フィールドF(2,1) 、F
(2,2) 、F(2,3) 、F(2,4)で構成される行競合制御グ
ループAB2(2) で行われ、要求発生源R(3) への競合
調停は論理フィールドF(3,1) 、F(3,2) 、F(3,3) 、
F(3,4) で構成される行競合制御グループAB2(3) で
行われ、要求発生源R(4) への競合調停は論理フィール
ドF(4,1) 、F(4,2) 、F(4,3) 、F(4,4) で構成され
る行競合制御グループAB4(4) でそれぞれ独立して行
われる。それぞれの行競合制御グループAB2(1) 〜A
B2(4) で行われる競合制御については従来例で説明し
たリングオービタによる方式を用いて実現できる。
【0032】この結果、要求発生源R(2) およびR(4)
においては、候補Aははじめから一つなので候補Aはそ
のまま候補Bとなり、リソースS(1) およびS(3) への
アクセス許可が得られる。要求発生源R(1) において
は、行競合制御グループAB2(1) において、論理フィ
ールドF(1,2) または論理フィールドF(1,4) の候補A
のいずれかが候補Bに選択される。ここでは、論理フィ
ールドF(1,4) の候補Aが候補Bに選択された。
【0033】以上の動作を図2にフローチャートで示し
た。図2は本発明第一実施例の動作を示すフローチャー
トである。論理フィールドF(1,1) 〜F(4,4) にレジス
タ71 〜74 に保持されたアクセス要求であるアクセス
要求有りの表示を転送する(S1)。それにより列競合制御
グループAB1(1) 〜AB1(4) による競合調停が行わ
れる(S2)。つづいて、行競合制御グループAB2(1) 〜
AB2(4) による競合調停が行われる(S3)。これらの手
順により要求発生源R(1) 〜R(4) のリソースS(1) 〜
S(4) に対するアクセス競合調停が行われる。
【0034】これにより、レジスタ71 〜74 に保持さ
れていた12個のアクセス要求有りの表示REQ(1,1)
〜REQ(4,3) によるアクセスの競合調停の1サイクル
が終了する。
【0035】次に、図3を参照して本発明第二実施例の
動作を説明する。図3は本発明第二実施例の構成図であ
る。本発明第二実施例は、本発明第一実施例ですでに説
明した列競合制御および行競合制御を繰り返すことによ
り本発明第一実施例よりもさらにスループットを向上さ
せることを目的とする。
【0036】まず、列競合制御グループAB1(1) 〜A
B1(4) および行競合制御グループAB2(1) 〜AB2
(4) による競合調停を一回行うが、ここまでは本発明第
一実施例で説明したとおりである。図3の論理フィール
ドF(1,4) およびF(4,3) に示す「1」が記された◎印
が一回目の競合調停で決定されたアクセスである。
【0037】本発明第二実施例では、この一回目に決定
されたアクセスに係わる要求発生源R(1) およびR(4)
と、リソースS(3) およびS(4) は除外して二回目の競
合調停を行うことを特徴とする。したがって、二回目の
競合調停は要求発生源R(2)およびR(3) と、リソース
S(1) およびS(2) が競合調停の対象となる。
【0038】まず、リソースS(1) およびS(2) が含ま
れる列競合制御グループAB1(1)およびAB1(2) に
ついて二回目の競合調停が行われる。その結果、論理フ
ィールドF(2,1) およびF(2,2) に転送されたアクセス
要求が選択された。
【0039】次に、要求発生源R(2) およびR(3) が含
まれる行競合制御グループAB2(2) およびAB2(3)
について二回目の競合調停が行われる。その結果、論理
フィールドF(2,2) に転送されたアクセス要求が選択さ
れ(「2」が記された◎印)、リソースS(2) に対する
要求発生源R(3) からのアクセスが決定した。
【0040】ここで、まだアクセス未決定の要求発生源
R(1) 〜R(4) およびリソースS(1) 〜S(4) が存在す
るか否かを見ると、要求発生源R(3) およびリソースS
(1)が未決定である。論理フィールドF(3,1) に転送さ
れたアクセス要求の表示REQ(3,1) 、REQ(3,2) R
EQ(3,3) には、要求発生源R(3) のリソースS(1)に
対するアクセス要求が含まれていたのでこのアクセスが
決定した(「3」が記された◎印)。
【0041】以上の動作を図4にフローチャートで示し
た。図4は本発明第二実施例の動作を示すフローチャー
トである。論理フィールドF(1,1) 〜F(4,4) にレジス
タ71 〜74 に保持されたアクセス要求であるアクセス
要求有りの表示REQ(1,1)〜REQ(4,3) を転送する
(S1)。それにより列競合制御グループAB1(1) 〜AB
1(4) による競合調停が行われる(S2)。つづいて、行競
合制御グループAB2(1) 〜AB2(4) による競合調停
が行われる(S3)。これらの手順により要求発生源R(1)
〜R(4) のリソースS(1) 〜S(4) に対する一回目のア
クセス競合調停が行われる。
【0042】このとき、まだアクセス未決定の要求発生
源R(1) 〜R(4) およびリソースS(1) 〜S(4) が存在
するか否かを制御回路4は検出し(S4)、アクセス未決定
の要求発生源R(1) 〜R(4) およびリソースS(1) 〜S
(4) が存在しなければ、新たな競合調停を行うが、アク
セス未決定の要求発生源R(1) 〜R(4) およびリソース
S(1) 〜S(4) が存在すれば、すでにアクセスが決定し
た要求発生源R(1) 〜R(4) およびリソースS(1) 〜S
(4) を除外し、再び列競合制御および行競合制御を繰り
返す(S5)。
【0043】これにより、レジスタ71 〜74 に保持さ
れていた12個のアクセス要求有りの表示REQ(1,1)
〜REQ(4,3) によるアクセスの競合調停の1サイクル
が終了する。
【0044】本発明第一および第二実施例では、要求発
生源R(1) 〜R(4) およびリソースS(1) 〜S(4) をそ
れぞれ4個としたがその個数はそれぞれ独立に任意とし
て構成できる。
【0045】また、一機会にアクセスできるリソースS
(1) 〜S(4) の数を一つとしたが複数として構成するこ
ともできる。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば複
数のアクセス要求を同時に論理フィールドに転送し、競
合調停を行うため、効率の良い競合調停が実現できる。
このため、アクセス要求のスループットを向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明第一実施例の構成図。
【図2】本発明第一実施例の動作を示すフローチャー
ト。
【図3】本発明第二実施例の構成図。
【図4】本発明第二実施例の動作を示すフローチャー
ト。
【図5】従来例の構成図。
【図6】リングオービタによる競合調停を示す図。
【符号の説明】
1 〜14 入力端子 21 〜28 出力端子 3 マトリクススイッチ 4 制御回路 5 調停部 6 マトリクススイッチ接断部 71 〜74 レジスタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G06F 13/37 D 9072−5B H04L 12/48 H04Q 3/52 101 A 9076−5K

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アクセス要求を発生するN個(Nは2以
    上の整数)の要求発生源と、 このアクセス要求源に共有されたM個(Mは2以上の整
    数)のリソースと、 前記N個の要求発生源が入力端子に接続され、前記M個
    のリソースが出力端子に接続されたN×Mの容量を有す
    るマトリクススイッチ手段と、 前記N個の要求発生源から発生するアクセス要求につい
    て、タイムスロット毎に1回の調停制御を行い、その調
    停制御の結果にしたがってそのタイムスロット毎に前記
    マトリクススイッチ手段の1以上の交点の接断を制御す
    る制御回路とを備えたアクセス調停方式において、 前記要求発生源毎に発生するアクセス要求の要求先のリ
    ソース番号をそれぞれ待ち行列として保持するレジスタ
    を備え、 前記制御回路は、前記マトリクススイッチ手段の交点毎
    に対応してN×M個の論理フィールドを設け、前記タイ
    ムスロット毎に前記レジスタのそれぞれ設定された深さ
    までに保持されているアクセス要求有の表示をそのアク
    セス要求の要求先リソース番号に対応する前記論理フィ
    ールドに設定する手段と、その論理フィールドに設定さ
    れたアクセス要求有の表示について前記リソース毎に調
    停制御を実行する第一調停手段と、この第一調停手段に
    よる調停制御の実行後に前記論理フィールドのアクセス
    要求有の表示について前記要求発生源毎に調停制御を実
    行する第二調停手段とを含むことを特徴とするアクセス
    調停方式。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のアクセス調停方式におい
    て、前記制御回路に、前記第一調停手段および前記第二
    調停手段が実行された後にアクセス要求が受け付けられ
    ずに前記論理フィールドに設定されたまま残されている
    アクセス要求有の表示について、前記第一調停手段およ
    び前記第二調停手段を繰り返し実行する手段を含むこと
    を特徴とするアクセス調停方式。
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