JPH0690103A - 導波管の渡り要素 - Google Patents

導波管の渡り要素

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Publication number
JPH0690103A
JPH0690103A JP3203639A JP20363991A JPH0690103A JP H0690103 A JPH0690103 A JP H0690103A JP 3203639 A JP3203639 A JP 3203639A JP 20363991 A JP20363991 A JP 20363991A JP H0690103 A JPH0690103 A JP H0690103A
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JP
Japan
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waveguide
transition
radius
inner conductor
circular
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Withdrawn
Application number
JP3203639A
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English (en)
Inventor
Christian Sabatier
サバティエール クリスチャン
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CENTRE NAT ETD TELECOMM
Orange SA
France Telecom R&D SA
Original Assignee
CENTRE NAT ETD TELECOMM
France Telecom SA
Centre National dEtudes des Telecommunications CNET
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Filing date
Publication date
Application filed by CENTRE NAT ETD TELECOMM, France Telecom SA, Centre National dEtudes des Telecommunications CNET filed Critical CENTRE NAT ETD TELECOMM
Publication of JPH0690103A publication Critical patent/JPH0690103A/ja
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01PWAVEGUIDES; RESONATORS, LINES, OR OTHER DEVICES OF THE WAVEGUIDE TYPE
    • H01P5/00Coupling devices of the waveguide type
    • H01P5/08Coupling devices of the waveguide type for linking dissimilar lines or devices
    • H01P5/10Coupling devices of the waveguide type for linking dissimilar lines or devices for coupling balanced lines or devices with unbalanced lines or devices
    • H01P5/103Hollow-waveguide/coaxial-line transitions

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  • Waveguide Aerials (AREA)
  • Waveguide Connection Structure (AREA)
  • Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)
  • Waveguides (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 円形導波管と同軸導波管の間の渡り要素を、
短く、かつ軽量にし、所望の1または複数の伝搬モード
を保持すると共に、好ましくないモードの励振を避け
る。 【構成】 円形導波管21と同軸導波管25との間の渡
り30は、半径R及び区間Lを有する対象の狭区間
32を備えるのが好ましく、磁界を収束することができ
る半径Aの円形外部導波管31と、ステップ34とステ
ップ35との間の階段状の渡り38有する半径R2及び
区間Lと、最大の半径Bのステップ35と中央導体部
分との間の第2の階段状の渡り39を有する半径R
び区間Lとをそれぞれを有し、2つのステップ34,
35を形成する中心導体からなり、前記中心導体部分が
同軸導波管25の中心導体23のエンドを形成する中心
導体33からなる内部導波管との2つの部分に区分する
ことができる。本装置は2帯域デュープレクサを形成す
るように適用できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電磁的な導波管の間に
おける渡り要素の技術分野に関する。
【0002】
【従来の技術】マイクロ波技術の分野では、導波管は、
例えば発生源と放射要素との間で電磁信号の伝送を誘導
する要素である。最も広く用いられているマイクロ波の
伝送要素は矩形導波管、円形導波管及び同軸導波管であ
る。
【0003】伝送要素は、2つの異なる型式の導波管間
に単純に配置され、伝送技術上での変化を得る要素であ
る。即ち、矩形導波管から同軸導波管へ、矩形導波管か
ら円形導波管へ、及びそれらの逆へ変化させるために用
いることが可能な伝送要素が存在する。
【0004】最も頻繁に用いられる渡りは、矩形導波管
から円形導波管へ、又は円形導波管から円形導波管へ変
更することが可能な渡りである。
【0005】円形導波管は、顕著な効果があるので、好
ましくは、一定の周波数帯域において用いらる。円形導
波管は、矩形導波管よりも製作が容易であり、その円形
構造は、導波伝搬において何らの不連続性を発生させる
ことなく、固定アッセンブリを移動可能なアッセンブリ
から機械的に切離す回転ジョイントとして(例えば、航
空及び海洋監視に用いられる回転アンテナの分野におい
て)容易に使用できるものにする。
【0006】本発明の目的は、明確に円形導波管と円形
導波管との間の渡りを提供することにある。
【0007】公知の方法において、円形導波管から円形
導波管への伝送は図2に示すように漸進的に現われる内
部導体により達成される。第2図は円形導波管及び円形
導波管との間の渡りをその長さ方向の断面について示
す。
【0008】電磁波は円形導波管24における矢印に沿
って伝搬し、この円形導波管24はその中心に円錐導体
20を備えた半径Aの渡り22を接続している。渡り2
2は円形導波管25のエンドをなす。同軸導波管25
は、半径Bの内側導体23、及び半径Aの外側導体26
の2つからからなる。外側導体26内にはこれと同軸に
内側導体23が配置されている。その誘電体は、同軸導
波管25が伸延する長さ方向へ内側導体23と外側導体
26との間の断面を完全に満たすように、又は同軸導波
管25に沿って均等に配置され、互いに間隔を置く薄く
て丸い誘電体のウェーハからなるものでよい。当然、選
択された誘電体は搬送する波形伝送を乱すものであって
はならない。
【0009】漸進的な渡り22は角度αにより特徴付け
られる。通常、角度αの値は、通過帯域及び所望の定在
波比(SWR )に従って7 °と10°との間にある。SWR 、
通過帯域及び角度α間の関係は、角度αが高通過帯域又
は低SWR (主要な転送電力レベルにおいてミスマッチン
グが僅かなこと)が望ましい。
【0010】従って、実現される渡りは、過度に通過帯
域を制限することなく、かつミスマッチングにより反射
を増加させてなならないので、一定した中心導体の半径
B、従って比較的に長い渡り22とするべく小さな角度
αを選択することが必要である。
【0011】特に、伝送特性について妥協できないとき
は、長い渡りには、無視できない欠点をもたらす。従っ
て、適当な遮断周波数及び通過帯域を保持するために、
内側導体23の半径Bを減少して渡り22の長さを短く
することは常に可能というわけではない。
【0012】更に、渡り22が長ければ、それだけその
重量に与える影響が大きい。これは特に渡り22がサテ
ライトに搭載された装置の一部を形成しなければならな
い場合に大きな欠点となる。
【0013】従来の渡りの他の欠点は、好ましくないモ
ード、特に伝送周波数に無関係に伝搬することが可能な
同軸導波管25のTEM(横方向電磁)モードを励振し
ないように、内側導体23の円錐導体20を円形導波管
21の中央に配置することを絶対条件としていることに
ある。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、特にこれら
の欠点を克服することを目的とする。本発明の第1の目
的は、より具体的には、円形導波管と同軸導波管との間
の渡り要素が、既存の渡りのものより短く、かつ軽量で
等価的な通過帯域及びマッチングを得ることにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の第2の目的は、
ここでも所望の1又は複数の伝搬モードを保持すると共
に、好ましくないモードの励振を避ける渡り要素を提供
することにある。実際には、本発明は、同軸導波管にT
EMモードを励振することを要求しない。
【0016】更に、本発明の他の目的は、円形導波管と
同軸導波管との間の渡り要素を提供することにあり、そ
の中心位置は円錐中心導体のエンドの場合よりも重要で
はない。
【0017】これらと共に、以下で説明している他の目
的は、中心導体を備え、円形導波管と同軸導波管との間
の渡りを確保するように設計された型式の電磁的な導波
管の渡り要素により達成される。前記渡り要素は、前記
円形導波管の中心導体のエンド部を形成する内部導体と
協働する円形の外部導波管を備え、前記内部導体はその
長さ方向にほぼ一定の断面を有する少なくとも一つの中
間ステップの渡りを備えている。
【0018】連続的な可変区間を有する通常の手段の代
わりに、このようなステップを使用することにより、等
価的な通過帯域及び等価的なマッチングの場合に、渡り
のスペース・ファクタをほぼ50%減少させることができ
る。
【0019】前記内部導体は、各中間ステップの両端に
おいて本質的に階段状の肩を有するのが好ましい。
【0020】従って、内部導体の中心付けの問題は遥か
に緩やかなことが明らかである。更に、前記内部導体
は、階段状の前縁を有する円形区間を備えている第1の
エンド・ステップと、円形区間を有する共に、前記第1
のエンド・ステップの半径より大きな半径を有する第2
のステップとにより形成され、前記第2のステップは前
記第1のエンド・ステップと接続されている第1の階段
状の肩を有し、前記円形導波管の前記中心導体に接続さ
れた第2の階段状の肩を有する。
【0021】好ましくは、前記狭区間は直径が細くなっ
ており、その直径は前記内部導体のエンドの前縁でほぼ
中心付けられた区間で一定である。
【0022】好ましくは、前記内部導体は連続する2つ
の中間ステップを有し、前記外部導波管の前記狭区間は
大半径を有する第2の中間ステップの中央部までほぼ伸
延している。好ましくは、前記狭区間はその両端で本質
的に階段状の肩を有する。本発明による渡りの特定の応
用は2帯域デュープレクサにある。
【0023】本発明の他の特徴及び効果は、非限定的な
説明により与えられ、本発明の好ましい実施例の以下の
説明及び添付された図面るから明らかとなるであろう。
【0024】前述のように、公知の渡りは、漸進的な型
式のものであり、角度αの値により特徴付けられる。半
径A 又はB が減少するとき、及び半径の非A/B が減少す
るときは、同軸導波管25の遮断周波数が増加する。こ
のために合理的な範囲で低周波遮断周波数を保持したい
ときは、角度αが減少するに従って渡り長22が大きく
なる。即ち、通過帯域が大きくなる。
【0025】
【実施例】第3図は本発明の好ましい実施例により、同
軸導波管21と同軸導波管25との間の渡り30の長さ
方向の断面を示す。
【0026】図示の渡り30は、- 半径R1 及び区間L
1 を有する対象の狭区間32を備えるのが好ましく、磁
界を収束することができる半径Aの円形外部導波管31
と、- ステップ34とステップ35との間の階段状の渡
り38有する半径R2 及び区間L2 と、最大の半径Bの
ステップ35と中央導体部分との間の第2の階段状の渡
り39を有する半径R3 及び区間L3 とをそれぞれを有
し、2つのステップ34、35を形成する中心導体から
なり、前記中心導体部分が同軸導波管25の中心導体2
3のエンドを形成する中心導体33からなる内部導波管
との2つの部分に区分することができる。
【0027】狭区間32は好ましくは本質的に階段状の
2つの肩40及び41により区別される。肩40及び4
1は中間のステップ34及び35に位置する。中心導体
33の前縁36は好ましくは階段であり、マイクロ波の
伝搬方向24に対して垂直である。この場合に、中心導
体33の位置は、前縁36が円錐又は切頭になっている
とき程重要なもではない。中心導体33の前縁36が円
錐又は切頭のときは、同軸導波管21の中心に前縁を配
置することが絶対的に必要であり、さもなくば好ましく
ない伝搬モードが励振される。例えば、導波管のTEM モ
ードは伝搬信号の周波数に無関係に伝搬することができ
る。
【0028】しかし、中心導体33の前縁42を用いる
ことが全く可能であり、この場合に中心導体33の正確
な位置はマイクロ波の効率的な伝搬に本質的なものであ
る。更に、前縁42を切頭にしてもよい。
【0029】異なる数のステップ34、35を有する中
心導体33の使用を設定することが可能であり、渡り3
0における外部導波管上で異なるステップ数を実現する
ことも可能である。ステップ数は所望の通過帯域、同軸
導波管21の幾何学的な形状、及び同軸導波管25の関
数となっている。周波数と導波管における伝搬速度との
間の関係は分散のためにTE11モードにおいて線形ではな
いので、補助的な渡りを付加すると、必然的にSWR の改
善はないが、渡り30の長さを延長したことになる。
【0030】前縁36は、好ましくは、狭区間の中間に
にほぼ配置されるが、得るべき伝送特性に従って、当該
狭区間に対する前縁36の他の位置に設定されてもよ
い。
【0031】更に、本発明の好ましい実施例によると、
外部導波管31の狭区間32はほぼ半径R3 を有するス
テップ35の中央部まで伸延している。
【0032】この場合の渡り30は、同軸導波管21に
(図示なしの締め付け手段により)固定して併合された
同軸導波管25のエンドを構成するものか、又は同軸導
波管21、渡り30及び同軸導波管25により形成され
た一体鋳造装置に集積されたものでもよい。
【0033】その構造は、回転対称としたときは、伝搬
方向24にTE1X及びTM1XモードのみがTE11モードにより
励振されるものでもよい。従って、支配的なモードはTE
11モードであり、両導波管において第1の高次モードは
TM11モードである。
【0034】例えば半径A=40mmの同軸導波管を考える
と、その遮断周波数はTE11モードのときは2.198GHzであ
り、TM11モードのときは4.574GHzである。同一の方法に
より中心導体及び外部導波管がそれぞれ半径14mm及び40
mmである同軸導波管は、遮断周波数がTE11モードについ
て1.815GHzであり、TM11モードについて5.989GHzであ
る。
【0035】従って、TE11モードの伝搬は理論的に2.19
8GHz〜 4.574GHz の範囲の周波数について可能である。
実際において、分散が許容し得るときは、基底遮断周波
数は2.25GHz のレベルよりやや高い。従って、実際での
通過帯域の数値は、渡り要素を計算に入れなければ、2.
25GHz 〜 4.5GHz となる。通過帯域は、Fa を高周波と
し、Fb を低周波とすると、 (Fa ・Fb /Fb ) により与えられる。
【0036】第2図に示すように既知構造の渡りのとき
は、通過帯域を50%(3〜4.GHz)、かつSWR を1.12( 渡り
のマッチングが良好なとき)以下に保持すると、比A/B=
2.85(A=40mm 及びB=14mm)及び8 度の角度αについて、
100mm の渡り長22が得られる。通過帯域はSWR を低下
させないように50%に計画的に制限される。
【0037】本発明の一実施例によると、次の幾何学的
な形状として R1 =38.72mm R2 =5.94mm R3 =10.3mm L1 =52.48mm L2 =21.19mm L3 =22.66mm L4 =2.07mm が与えられる。
【0038】ただし、L4 は、ステップ35を中心導体
23に接続する肩と、外部導波管31の狭区間32を大
半径により中心導体23に接続するステップとの間の距
離である。これらの値により、以下の伝送特性、即ち - 等価通過帯域(3GHz〜4.5GHz、即ち50%), - 1.12即ち等価値より低いSWR が得られる。
【0039】従って、前述の実施例による渡り30は、
第2図に示す渡り長22と同一の通過帯域及びSWR 特性
を有すると共に、幾何学的な形状が同一の入力(同軸導
波管21)及び出力導波管(同軸導波管25)を有す
る。
【0040】本発明の主な効果は、前記特性を有する渡
り30がスペース・ファクタにおいて54.55mm(L1+L4)
以上とすることなく、45.45 %のゲインが得られる。標
準的な渡りとの類推から、この長さは14.45 °の角度α
に対応する。この場合に、通過帯域は25%以上の値を有
することはなく、1.12以下のSWR を有するのみである。
これは、本発明により「コンパクト」な渡り30を用い
ることが有用なことを示すものである。SWR は、(同軸
導波管から同軸導波管へ、又は同軸導波管から同軸導波
管へ)マイクロ波が伝搬する方向に無関係に、同一性を
確保する。
【0041】更に、渡り30が短いので、その容量は公
知の渡りより小さい。これはサテライトの場合にこのよ
うな「コンパクト」な渡りを使用することが有利とな
る。当然、得るべき結果(通過帯域、SWR 等)に対応し
て付加的なステップを付加すること、種々の不連続性
(内部導体のステップ、外部導波管の凹み等)を変形す
ることが可能である。
【0042】連続的なステップ34、35間を傾斜した
肩により接続することを推定できると共に、これらのス
テップは勿論、電磁波の伝搬方向24に平行のままであ
る。
【0043】第4図は本発明による渡り及び階段状の渡
りについてTE11モードのSWR の展開を示す。X軸の伝送
周波数の値は3GHzから4.5GHzまで変化する(TE11モード
において通過帯域の50%)。
【0044】特性50は同軸導波管と同軸導波管との間
が本発明による「コンパクト」なステップ渡りである場
合のSWR の変化を表す。従来の長さ及び半径の値は関連
し合っている。50%通過帯域の場合は、SWR は伝送周波
数に無関係に、1.12以下に保持されたままであり、特に
3.3GHzの領域を最小値で通過する。
【0045】特性51は前述のように同一の導波管にお
ける階段状の渡りの特性である。即ち、同軸導波管の外
半径は40mmであり、円形導波管の半径も同様である。同
軸導波管の内部導体の半径は14mmであり、この内部導体
は切頭エンドを有する。特性51は1.9 より大かつ一定
のSWR を有する。これは3.5GHzの領域において最小であ
り、周波数が4GHz以上となるときはSWR がかなり増加す
る。
【0046】これらの結果は、本発明によるステップに
より「コンパクト」なステップ渡りに用いることによる
効果を明確に示している。
【0047】同軸導波管と円形導波管との間の渡りにつ
いての特定的な応用は、2帯域デュープレクサ及び2極
性化を形成することにあることが明確である。本発明
は、同軸導波管と円形導波管との間の渡りを用いること
により、第1図に概略的に示す2帯域デュープレクサに
明らかに適用することができる。
【0048】第1図に示すように、このような装置は円
形導波管10を有し、これに渡り11が固定され、2つ
のデュープレクサのセット12及び同軸導波管13が続
く。同軸導波管13の中心には導体要素14がある。こ
の導体要素14は、同軸導波管の全般にわたって伸延
し、そのエンド15は渡り11に位置している。一般規
則として、水平及び垂直方向の分極は、2つの周波数帯
域で同一ではない。
【0049】高帯域の励振はTE11モードにおいて励振さ
れた円形導波管により実現される。円形導波管における
TE11モードの励振に従って2つの分極が存在し得る。
【0050】低帯域では、矩形導波管と同軸導波管との
間のスロットを介して結合することにより励振を行う。
同軸導波管のTE11モードを励振するためには、2つの対
称スロットを用いる必要がある。導波管の幾何学的な形
状、及び動作周波数と無関係に伝搬するTEM モードの励
振はこの方法によっては実現できない。矩形導波管(図
示なし)を対称スロットによる励振用の2つの同一矩形
導波管に分離することは、マジックTにより実現され
る。
【0051】2つの対称導波管の位置に従って2つの分
極を得ることも可能である。電磁波を同軸導波管10に
ではなく、放射要素に向かって伝搬させるためには、同
軸導波管10の半径が低帯域の全周波数にとって短絡回
路を構成する必要がある。
【0052】デュープレクサの値は、円形導波管形式で
出力するデュープレクサと比較すると、同軸導波管の場
合に通過帯域が大きいということである。同軸導波管の
2つの導体(内部導体及び外部導体)の半径が適当に選
択されるのであれば、高次モードは、円形導波管よりも
同軸導波管において高い周波数で発生する。この場合
に、2つの帯域間の周波数の間隔は更に大きくなる。
【0053】
【発明の効果】本発明の「コンパクト」なステップ渡り
技術の実施では、ステップの渡りが低いSWR にするの
で、使用する2帯域は原理的に如何なるマッチングも必
要としない。本発明の型式の「コンパクト」なステップ
渡り30を多くの技術分野、特に全般的に円形導波管伝
送から同軸導波管伝送へ、又はその逆に通過させる必要
があるデュープレクサの技術分野に適用することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】円形導波管と同軸導波管との間の渡りを用いて
2帯域デュープレクサの概略図である。
【図2】従来型式の円形導波管と同軸導波管との間の長
さ方向の断面図である。
【図3】本発明の特定の実施例による渡りの長さ方向の
断面図である。
【図4】本発明による渡り及び階段状の渡りについて、
3GHz〜4.5GHzの範囲の伝送周波数におけるSWR の変化を
示す図である。
【符号の説明】
21、25 同軸導波管 31 外部導波管 32 狭区間 34、35 ステップ 36 前縁 38、39 階段状の渡り 40、41 肩 42 前縁

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中心導体を有する円形導波管と同軸導波
    管との間で渡りを形成するように設計された型式の電磁
    的な導波管の渡り要素において、 前記渡り要素は前記同軸導波管の中心導体のエンド部分
    を形成する内部導体と協働する円形の外部導波管を備
    え、前記内部導体は少なくとも一つの中間渡りステッ
    プ、及びその長さ方向にほぼ一定した区間を有すること
    を特徴とする導波管の渡り要素。
  2. 【請求項2】前記内部導体は前記各中間渡りステップの
    両エンドにおいて本質的に階段状の肩を有することを特
    徴とする請求項1記載の渡り要素。
  3. 【請求項3】前記内部導体は円錐又は切頭前縁を有する
    ことを特徴とする請求項1記載の導波管の渡り要素。
  4. 【請求項4】前記内部導体は階段状の前縁を有する円形
    区間を有する第1のエンド・ステップと、前記第1のエ
    ンド・ステップの半径より大きな半径を有すると共に、
    前記第1のエンド・ステップに接続された第1の階段状
    の肩を有する第2のステップと、前記同軸導波管の前記
    中心導体に接続された第2の階段状の肩とを備えている
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の導波管の渡り要
    素。
  5. 【請求項5】前記前記円形外部導波管は前記中間渡りス
    テップ又は前記内部導体の複数ステップのレベルでその
    内径が狭い狭区間を有すること特徴とする請求項1記載
    の導波管の渡り要素。
  6. 【請求項6】前記狭区間は直径を縮小させ、前記直径が
    前記内部導体のエンドの前縁でほぼ中心付けられた一区
    間で一定であること特徴とする請求項5記載の導波管の
    渡り要素。
  7. 【請求項7】前記内部導体は連続する2つの中間渡りス
    テップを備え、かつ前記外部導波管の前記狭区間は大き
    な半径を有する前記第2の中間渡りステップの中間部分
    までほぼ伸延していること特徴とする請求項6記載の導
    波管の渡り要素。
  8. 【請求項8】前記狭区間はその2つのエンドで本質的に
    階段状の肩を有すること特徴とする請求項5から7まで
    のいずれか一つに記載の導波管の渡り要素。
  9. 【請求項9】渡り要素には2帯域デュープレクサが備え
    られていること特徴とする請求項1から8までのいずれ
    か一つに記載の導波管の渡り要素。
JP3203639A 1990-07-20 1991-07-19 導波管の渡り要素 Withdrawn JPH0690103A (ja)

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FR9009550 1990-07-20
FR9009550A FR2665025B1 (fr) 1990-07-20 1990-07-20 Element de transition entre guides d'ondes electromagnetiques, notamment entre un guide d'ondes circulaire et un guide d'ondes coaxial.

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Publication Number Publication Date
JPH0690103A true JPH0690103A (ja) 1994-03-29

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ID=9399121

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JP3203639A Withdrawn JPH0690103A (ja) 1990-07-20 1991-07-19 導波管の渡り要素

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US (1) US5227744A (ja)
EP (1) EP0467818B1 (ja)
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