JPH0689822A - 変圧器 - Google Patents
変圧器Info
- Publication number
- JPH0689822A JPH0689822A JP4280412A JP28041292A JPH0689822A JP H0689822 A JPH0689822 A JP H0689822A JP 4280412 A JP4280412 A JP 4280412A JP 28041292 A JP28041292 A JP 28041292A JP H0689822 A JPH0689822 A JP H0689822A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- winding
- magnetic flux
- voltage
- turn
- primary
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Coils Of Transformers For General Uses (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 一巻当たりの起電圧（Ｖ／Ｔ）が高い変圧器
において、２次側の低電圧出力の設計、製作を容易と
し、かつ出力の定電圧化を図る 【構成】 １次巻線で発生する全磁束を分割させた２つ
以上の磁気回路に２次巻線を構成し 、１次線のＶ１／
Ｔより２次巻線のＶ２／Ｔを小さくして２次電圧の設定
と取出しを容易にした変圧器。更に、２次巻線の少なく
ともひとつに負荷に反比例する負荷を装荷するか、１
次、２次巻線の磁気回路に同様な特性を持つねじれ励磁
をする第３の巻線を設けて出力電圧の設定を容易にし、
出力の定電圧化を簡便に実現した変圧器。
において、２次側の低電圧出力の設計、製作を容易と
し、かつ出力の定電圧化を図る 【構成】 １次巻線で発生する全磁束を分割させた２つ
以上の磁気回路に２次巻線を構成し 、１次線のＶ１／
Ｔより２次巻線のＶ２／Ｔを小さくして２次電圧の設定
と取出しを容易にした変圧器。更に、２次巻線の少なく
ともひとつに負荷に反比例する負荷を装荷するか、１
次、２次巻線の磁気回路に同様な特性を持つねじれ励磁
をする第３の巻線を設けて出力電圧の設定を容易にし、
出力の定電圧化を簡便に実現した変圧器。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、高精度変圧器の設計、
製作に関するものである。
製作に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、変圧器の設計は１次、２次巻線を
有する基本構造において、１次巻線で発生する全磁束が
２次巻線と鎖交するように、１次、２次巻線は同心状配
置にすることが多い。これは１次、２次巻線の結合度が
高くなり、漏れ磁束・漏れインダクタンスが小さくなる
ことに配慮されたものである。これらの主な用途は、一
巻当たりの起電圧が１Ｖ／Ｔと比較的低く、巻線は多数
回巻きで銅損、鉄損のバランスを優先した低周波用であ
った。
有する基本構造において、１次巻線で発生する全磁束が
２次巻線と鎖交するように、１次、２次巻線は同心状配
置にすることが多い。これは１次、２次巻線の結合度が
高くなり、漏れ磁束・漏れインダクタンスが小さくなる
ことに配慮されたものである。これらの主な用途は、一
巻当たりの起電圧が１Ｖ／Ｔと比較的低く、巻線は多数
回巻きで銅損、鉄損のバランスを優先した低周波用であ
った。
【０００３】一方、使用する周波数が高くなる高周波用
では、コア・リッチの設計が適切となり、１巻当たりの
起電圧は高くなり１０Ｖ／Ｔとすることも普通である。
その結果、高精度に１０Ｖ以下で安定した出力電圧を取
出すことが困難になる問題点があった。
では、コア・リッチの設計が適切となり、１巻当たりの
起電圧は高くなり１０Ｖ／Ｔとすることも普通である。
その結果、高精度に１０Ｖ以下で安定した出力電圧を取
出すことが困難になる問題点があった。
【０００４】電子機器回路の小型化、低電圧化、低電流
化が進むおり、２次出力電圧は低くなり、複数要求され
ることが多くなっている。スイッチング電源などでは高
周波化のため前出の通り設計手法が適切となることに対
して、製作、使用の両面とも簡便ではないという矛盾を
来している。製造現場では一巻以下の中間タップを取出
すか、高い出力電圧を取出したのち、低電圧分圧回路等
を設けて所定の出力を得ている。この結果、前者は変圧
器の製作が煩雑になり高価になる。後者は部品を多用
し、かつ内部損失が大きくなり信頼性が乏しくなる原因
にもなっている。
化が進むおり、２次出力電圧は低くなり、複数要求され
ることが多くなっている。スイッチング電源などでは高
周波化のため前出の通り設計手法が適切となることに対
して、製作、使用の両面とも簡便ではないという矛盾を
来している。製造現場では一巻以下の中間タップを取出
すか、高い出力電圧を取出したのち、低電圧分圧回路等
を設けて所定の出力を得ている。この結果、前者は変圧
器の製作が煩雑になり高価になる。後者は部品を多用
し、かつ内部損失が大きくなり信頼性が乏しくなる原因
にもなっている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】解決しようとする課題
は、一巻当たりの起電圧（Ｖ／Ｔ）が高い設計のとき、
低出力雷圧の取出しが困難であるという点である。
は、一巻当たりの起電圧（Ｖ／Ｔ）が高い設計のとき、
低出力雷圧の取出しが困難であるという点である。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は１次巻線で発生
する全磁束を、２つ以上の磁気回路に分割することで、
１次巻線の一巻当たり起電圧（Ｖ１／Ｔ）より、分割し
た磁気回路に巻回した各２次巻線に発生する２次巻線の
一巻当りの起電圧（Ｖ２／Ｔ）を小さくし、それぞれの
負荷のバランスを得るために、各２次巻線を並列、又は
直列接続することで、必要で所定の２次出力電圧を得
る。更に２次巻線のひとつに負荷と反比例する負荷を装
荷する。あるいは１次、２次の磁束を直角方向にねじる
第３の巻線を設け、同様に励磁することで低出力電圧の
設定を簡便にするとともに電圧変動率の改善を実現す
る。
する全磁束を、２つ以上の磁気回路に分割することで、
１次巻線の一巻当たり起電圧（Ｖ１／Ｔ）より、分割し
た磁気回路に巻回した各２次巻線に発生する２次巻線の
一巻当りの起電圧（Ｖ２／Ｔ）を小さくし、それぞれの
負荷のバランスを得るために、各２次巻線を並列、又は
直列接続することで、必要で所定の２次出力電圧を得
る。更に２次巻線のひとつに負荷と反比例する負荷を装
荷する。あるいは１次、２次の磁束を直角方向にねじる
第３の巻線を設け、同様に励磁することで低出力電圧の
設定を簡便にするとともに電圧変動率の改善を実現す
る。
【０００７】
【実施例】図１、２、３は本発明変圧器の実施例のひと
つであり、図１、２はその概念図である。１は１次巻
線、２、３は２次巻線、４は鉄心、５は全磁束、６は２
つに分割した磁束、７は２次分割磁気回路ねじれ方向励
磁巻線で、１０は巻線７が装着される孔である。図３は
本実施例に使用したＥ形鉄心を示し、８は２次巻線用鉄
心脚、９は１次巻線用鉄心脚であり、他は図１、２と同
様である。
つであり、図１、２はその概念図である。１は１次巻
線、２、３は２次巻線、４は鉄心、５は全磁束、６は２
つに分割した磁束、７は２次分割磁気回路ねじれ方向励
磁巻線で、１０は巻線７が装着される孔である。図３は
本実施例に使用したＥ形鉄心を示し、８は２次巻線用鉄
心脚、９は１次巻線用鉄心脚であり、他は図１、２と同
様である。
【０００８】図４、５は他の実施例であり、図４は概念
図であり、図５は変形ポット形鉄心、２次巻線鉄心脚が
４個の場合である。１６は全磁束５が４分割された磁束
である。１８は４個の２次巻線用鉄心脚であり、他は図
１、２、３と同様である。
図であり、図５は変形ポット形鉄心、２次巻線鉄心脚が
４個の場合である。１６は全磁束５が４分割された磁束
である。１８は４個の２次巻線用鉄心脚であり、他は図
１、２、３と同様である。
【０００９】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の磁束分割
型変圧器は１次巻線と２次巻線の一巻当たりの起電圧
（Ｖ／Ｔ）を変えることで、低い２次電圧の取出しを容
易にするとともに、１つ以上の２次巻線に負荷に反比例
した負荷の装荷又は、１、２次巻線磁束を直角ねじれ方
向に励磁することで、２次出力電圧の設定を容易にし、
定電圧化を簡便に実現させることが出来る。
型変圧器は１次巻線と２次巻線の一巻当たりの起電圧
（Ｖ／Ｔ）を変えることで、低い２次電圧の取出しを容
易にするとともに、１つ以上の２次巻線に負荷に反比例
した負荷の装荷又は、１、２次巻線磁束を直角ねじれ方
向に励磁することで、２次出力電圧の設定を容易にし、
定電圧化を簡便に実現させることが出来る。
【００１０】従来の変圧器の構造、等価回路は周知であ
り図示、説明は省略する。
り図示、説明は省略する。
【図１、２】本発明の実施例のひとつの変圧器の概念を
示した説明図である。
示した説明図である。
【図３】本発明の実施例（図１、２）の変圧器に使用す
るＥ形鉄心を示した説明図である。
るＥ形鉄心を示した説明図である。
【図４】本発明の他の実施例の概念を示した説明図であ
る。
る。
【図５】本発明の他の実施例より（図４）の変圧器に使
用する変形ポット形鉄心を示した説明図である。
用する変形ポット形鉄心を示した説明図である。
１ １次巻線 ２、３ ２次巻線 ４ 鉄心 ５ 全磁束 ６、１６ 分割磁束 ７ 分割磁路直角励磁巻線 ８、１８ ２次巻線用鉄心脚 ９ １次巻線用鉄心脚 １０ 分割磁路直角励磁巻線用孔
Claims (2)
- 【請求項１】 全磁束を２つ以上に分割して構成した磁
気回路において、全磁束部に１次巻線を巻回し、分割し
た他の磁気回路に、２次巻線を巻回し、２次巻線に発生
する一巻当たりの起電圧（Ｖ２／Ｔ）が１次巻線の一巻
当たりの起電圧（Ｖ１／Ｔ）より小さくなる設定を行
い、２次巻線を単独、並列又は、直列接続することで、
２次出力電圧の取得を容易にした磁束分割型変圧器。 - 【請求項２】 請求項１において、２次巻線の少なくと
も１つに負荷に反比例した負荷を装荷する。１次、又は
２次巻線の磁束を直角ねじれ方向に励磁する第３の巻線
を設け、負荷に反比例した励磁を行い磁気抵抗を変化さ
せて出力電圧を調整、電圧変動率等を改善した変圧器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4280412A JPH0689822A (ja) | 1992-09-07 | 1992-09-07 | 変圧器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4280412A JPH0689822A (ja) | 1992-09-07 | 1992-09-07 | 変圧器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0689822A true JPH0689822A (ja) | 1994-03-29 |
Family
ID=17624684
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4280412A Pending JPH0689822A (ja) | 1992-09-07 | 1992-09-07 | 変圧器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0689822A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012142565A (ja) * | 2010-12-15 | 2012-07-26 | Shinichiro Takeuchi | ベクトル量の性質を利用した電力装置 |
-
1992
- 1992-09-07 JP JP4280412A patent/JPH0689822A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012142565A (ja) * | 2010-12-15 | 2012-07-26 | Shinichiro Takeuchi | ベクトル量の性質を利用した電力装置 |
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