JPH0689749A - 電気コネクタ組立体及びそれに使用される電気端子 - Google Patents

電気コネクタ組立体及びそれに使用される電気端子

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JPH0689749A
JPH0689749A JP5168741A JP16874193A JPH0689749A JP H0689749 A JPH0689749 A JP H0689749A JP 5168741 A JP5168741 A JP 5168741A JP 16874193 A JP16874193 A JP 16874193A JP H0689749 A JPH0689749 A JP H0689749A
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terminal
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terminals
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JP5168741A
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Lucas Soes
ルーカス・ソーズ
Franciscus G Vugts
フランシスカス・ゲラルダス・ボート
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Whitaker LLC
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 2組のフラットケーブル等を選択的に2方向
に相互接続が可能である電気コネクタ組立体及びそれに
使用する電気端子を提供すること。 【構成】 ハウジング16は対角線方向に並んだキャビテ
ィ56を有し、該キャビティ56内に、端子18のワイヤ受容
部62が中央壁より上下に突出するように端子18が受容さ
れる。ハウジング16及びカバー22、24はさらに複数の溝
32、34、36、38、90、92、94、96を2方向に有する。第
1の使用モードでは端子のネック部72はねじられず、ケ
ーブル又はワイヤ群10は前記各ワイヤ受容部62に溝32、
34、36、38、90、92、94、96を通して受容される。第2
の使用モードでは、前記ネック部72は所定の角度でね
じられ、ケーブル又はワイヤ群10は、該所定のねじり角
に対応した方向の溝32、34、36、38、90、92、94、96を
通してワイヤ受容部62に受容される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電気コネクタ組立体、特
に2対のワイヤ群のワイヤを相互接続する電気コネクタ
組立体及びそれに使用される電気端子に関する。
【0002】
【従来の技術】上述する如き電気コネクタ組立体は米国
特許第5,049,088 号に開示されている。この特許によれ
ば、電気コネクタ組立体は絶縁ハウジング及び第1、第
2のハウジングとの嵌合用の絶縁カバーを具える。更に
ハウジングは、ワイヤ受容部がハウジングの対向面から
突出した形で電気端子を収容するための多くのキャビテ
ィを有する。各カバーは各端子のワイヤ受容部を受容す
るため対応する多数のノッチを有し、このワイヤ受容部
にワイヤを押込むためのワイヤスタッファ面を境界とし
ている。更に各カバーは、端子キャビティ内に収容され
るとき、ハウジングの対向面の各ワイヤ受容部にワイヤ
を押込むようハウジングと嵌合される。また、仏国特許
第2,470,458 号にはリード受容部分及び嵌合部分を有す
る一体型シート金属電気端子が記載されている。前記特
許において前記リード受容部分は、主板部を具える。リ
ードを端子に電気的接続するため、スロットに挿入され
た電気リードを第1の方向で受容するべく主板部とは離
れて設けられるリード受容ブラインドスロットを決定す
る1対のアームが突出する。嵌合部は、第1の方向に対
して第2の方向で電気端子を嵌合した嵌合部を受容する
ようリード受容部に接続される。
【0003】
【従来の技術の問題点】前記の如くキャビティ内に収容
される端子とともに、完全な電気コネクタを提供すべく
直交方向にのみ延びる2つのワイヤ群を相互接続可能で
ある電気コネクタ組立体は公知である。しかしながら、
特に自動車産業においては、2つのワイヤ集合体が直交
又は平行配置のいずれかで接続される電気端子を備えた
電気コネクタ組立体が要求される。装置が密集している
ため、ワイヤ群は、ケースを移動することなく他のコネ
クタや電気要素に接続される方向にコネクタか延びてい
ることが必須事項である。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上下両面に夫
々略直交方向にワイヤ受容端が形成されると共に、前記
両面間に貫通する複数の端子受容キャビティが形成され
たハウジングと、該ハウジングの前記端子受容キャビテ
ィに挿入保持され、両端に圧接スロット及び中間部に細
長いネック部が形成された複数の電気端子と、前記ハウ
ジングの前記上下面の前記ワイヤ受容溝に選択方向に1
対のケーブルを配置して前記ハウジングの前記上下面に
押圧固定され、前記ケーブルを前記電気端子に圧接接続
する1対のカバーと、を具える電気コネクタ組立体に関
する。
【0005】更に本発明は両端に圧接スロットが形成さ
れた1対のワイヤ圧接部と該1対のワイヤ圧接部間の中
間部の両側縁から略L字状のスリットを形成した細長い
ネック部とが金属板から一体に形成され、前記ネック部
をねじり加工して前記一対のワイヤ圧接部を略共通面又
は任意角度にオフセット可能にした電気端子に関する。
【0006】更に本発明は一端に圧接スロットが形成さ
れたワイヤ圧接部と、他端に形成された略平板状接触部
と、前記ワイヤ圧接部及び接触部間の中間部の両側縁か
ら略L字状スリットにて形成されたネック部と、前記接
触部の両側縁を折り曲げ形成された耳部を有するリセプ
タクル部とを具える電気端子に関する。
【0007】本発明によれば、前記の電気コネクタ組立
体は1又は複数のカバーがハウジングに対して第1の角
度配向で嵌合可能であり、該嵌合によりハウジングの前
記各表面のワイヤ受容部に第1方向に延びるワイヤを収
容し、更にハウジングに対して第2の角度配向で嵌合可
能であり、該嵌合によりハウジングの前記各表面のワイ
ヤ受容部に第2方向に延びるワイヤを収容し、更に1又
は複数のカバーのノッチは、カバーの各角度配向の向き
に各キャビティを直線状に配置されることを特徴として
いる。
【0008】2つのワイヤ群を両者が平行に延びるよう
接続するために、電気端子、ワイヤ受容部、スロット状
に形成された板部の各部は共面の関係で配置され、端子
受容キャビティに挿入される。しかしながらワイヤ群が
直交方向に配置されるならば、直交面に配置されるスロ
ット板を有する電気端子は以下の如くワイヤ受容キャビ
ティに挿入される。カバーの1つは第1及び第2配向で
ハウジング嵌合可能であることが必要とされるが、各端
子のスロット板が共面でない場合に、端子受容キャビテ
ィをハウジングの対向表面のいずれかを通して端子に配
置可能にするべく、両方のカバーが第1及び第2方向に
ハウジング嵌合可能であることが望ましい。各端子のス
ロット板は端子材料の細いネック部でつなげれば、その
結果スロット板は共面の位置関係から都合良くねじれ
る。1又は複数のカバーのノッチの各端子受容キャビテ
ィに対する直線状配置を保証するため、ノッチ及びキャ
ビティは好ましくは、1又は複数のカバー及びハウジン
グを横切って対角状に広がるよう配置される。
【0009】ハウジングは正方形の断面を有し、第1、
第2の対向する側壁を有し、各カバーはハウジングの第
1側壁又は第2側壁のいずれかと相互に嵌合するための
1組の対向側壁を有する。また、ハウジングの前記対向
面は、2組の側壁および前記対向面の各々に設けられ、
スロット板を直交面に受容すべくスロットを形成するハ
ウジングの中央壁上に形成される。
【0010】本発明の見地によれば電気コネクタ組立体
用の一体型電気端子は相互接続された第1及び第2のス
ロット板を具えており、各スロット板は対向して開口す
るワイヤ受容スロットを有し、以下の如き特徴を示す。
まず前記スロット板同士は共面の位置関係で配置され、
第1スロット板は第2スロット板に面する1組の直線状
の肩部を有する。細長いネック部はスロット板と共面の
位置関係を保ちながら、スロット板の肩部の間を第1の
スロット板側から延び、肩部が面する第2のスロット板
の端部につながる直線状の端子保持凸部がネック部の両
側を各肩部の方向に延びる。第1及び第2スロット板は
ネック部で直交の位置関係とすべくねじりが可能であ
る。端子保持凸部は端子をプレスフィットにより端子キ
ャビティの各一に固定するよう働く。その場合キャビテ
ィの2つの対向端の各々は面内で弾性をもって凸部を圧
迫する。保持凸部は面内で変形されるため強い弾性を有
し、端子のキャビティ内に摩擦係合により受容される。
【0011】本発明において、一体型シート状金属電気
端子は以下の如き特徴を示す。まずリード受容部の主板
部は塑性を有しねじれ・相対型回転方向に変形可能であ
る細長いネック部により嵌合部に接続される。その結果
リード受容部と嵌合部をネック部を通して延びる端子の
縦軸回転の変位が可能となる。更に嵌合部は同類の端子
の嵌合部との嵌合が可能である。
【0012】従って、端子のリード受容部及び嵌合部は
ネック部回りに相対的なねじれが可能であり、嵌合部が
類似の電気端子の嵌合部と嵌合したとき、端子のリード
受容部のスロットに挿入されたリードは所望の角度方
向、例えば相互に直交方向に延び得る。
【0013】応用によっては相互に分離可能な2つのコ
ネクタ半体を有する二体型ハウジングが必要となる。こ
の場合、端子の嵌合部は類似の電気端子のタブを受容可
能に配置されたリセプタクル及び類似の電気端子のリセ
プタクルで受容されるよう配置されたタブとを具える。
【0014】リセプタクルとタブは共通の平坦な細長い
板を含む。リセプタクルは、細長い板の対向した縦の端
部より突き出した壱対の弾性耳状部及び類似の電気端子
のタブとの接合のため、細長い板の第1の主要面に近接
するが空間を置いて離れている自由接触部を有する。細
長い板部はタブを受容するようリード受容部とは逆の方
向に耳部を越えて突出する。従って2つの雌雄同形端子
が嵌合されるとき、リセプタクル部分は互いに表裏逆の
関係となり嵌合部の耳状部の接触端が他の嵌合部のタブ
と係合し、それによって端子は嵌合関係で強く結合され
る。これらの端子は更に圧接部と雌雄同形接触部の中間
に配置され、接触部を別の向きで設置するためにねじり
可能であるネック部を具える。
【0015】本発明の他の見地によれば、1対の雌雄同
形一体型電気端子は以下の如き特徴を示す。各端子の接
触板部は、他の端子の接触板の受容のために、接触板部
端部まで縦方向に延びるブラインドスロット開口を有す
るよう形成され、それによって接触板部が互いに直角に
広がる形での第2モードでの端子の嵌合が可能である。
その場合、各端子の接触スプリング部は、前記嵌合モー
ドの両方の場合に他の端子の接触板部に係合させるべく
端子の接触部となる主要面に沿って延びる弾性ビーム部
を有する。
【0016】端子が各嵌合ハウジングに固定される場
合、各端子には1つの接触スプリング部が設けられるの
みであるが、少なくとも冗長及び改良型電気コンタクト
の目的のためには各端子は前記嵌合モードの両方で嵌合
端子の接触板部を係合させるべく2つの接触スプリング
部を設けるのが望ましい。
【0017】各端子部の接触スプリング部が前記モード
の両方においてバックアップスプリングとして働く部分
を有する点は利点となる。好ましくはこのバックアップ
スプリング部は端子の接触板部の端部より延び、接触板
部の前記主要面の上で巻かれると良い。この場合接触ス
プリング部の弾性ビーム部はバックアップスプリング部
の終端部から延びる。両モードでの使用のため、各端子
の各接触スプリング部の弾性ビーム部は、弾性ビーム部
より直角方向に突出した1対の接触表面を具える。各接
触表面は、モードの一により他の端子の接触板部との係
合に使用される。
【0018】本発明の他の見地によれば、一体型雌雄同
形電気端子は縦方向の軸を有する細長い接触板部、前方
端を有する前端部、第1、第2対向主要表面及び第1、
第2対向縦端部とを具える。接触板部は、縦軸と開口を
等分し且つ接触板部の前方端まで後方に延びるブライン
ドスロットを有する。スロットは接触板の厚さよりわず
かに厚い。1対の対向した接触スプリング部の各部は接
触板部の縦端部の各一から延びたアーチ状のスプリング
部及び弾性ビーム部を有する。各接触スプリング部のア
ーチ状部分は接触板部の各縦端部から上部へ、接触板部
の主要面側へ巻かれ、弾性ビーム部は主要面に沿って主
要面に近接したアーチ状部分の終端部より後方に延び
る。各弾性ビーム部は、接触板部の縦軸の対向面に配置
され、第1主要面側に突出する1対の第1接触面及び縦
軸の対向する2つの側面より互いの方向に突出する1対
の第2接触面を有する。第2の接触面の対は接触板部の
厚さ以下の間隔で離される。
【0019】
【実施例】本発明の電気コネクタ組立体及びそれに使用
する電気端子の実施例を添付の図面を参照して以下に説
明する。
【0020】電気コネクタ2は第1FFC8の電源線
4、6及び信号線12、14を第2FFC10の電源線4、6
及び信号線12、14に接続するよう構成される。その第1
モードは図1乃至図4に、第2モードは図7乃至図9に
示される。コネクタ2は正方形の断面を有する絶縁ハウ
ジング16、2個の電源線用電気端子18、2個の信号線用
電気端子20(図6)、及びハウジング16に係るワイヤ収
容カバー22及び24を有する。これらカバー22、24とハウ
ジング16はハウジング組立体を構成する。
【0021】図2に最も良く示されるが、ハウジング16
は第1の対向側壁26、第2の対向側壁対28及び両者を相
互に連結し、両者の中央の高さに位置する水平中心壁30
を具える。各側壁26及び28は頂部と底部に自由端部を有
し、各部は4つの半円形断面のケーブルワイヤ受容溝、
すなわち2つの電源線受容用の大径ワイヤ受容溝32、34
及び2つの信号線受容用の小径ワイヤ受容溝36、38を各
々有する。側壁26の溝32、34、36及び38は対向した側壁
26の溝32、34、36及び38と一直線状になり、同様に側壁
28の溝32、34、36及び38は対向した側壁28の溝32、34、
36及び38と一直線状になる。各側壁26及び28は中心に配
置されたストッパ用リブ40を有する。
【0022】ハウジング16の各コーナーには垂直カバー
ガイドポストが42が形成されている。中央壁30は頂面44
及び底面46を有する。図10から最も良く理解されるよう
に各面44及び46より13個のケーブル支持兼端子案内ポス
ト48及び50が突出する。面44及び46上の各ポスト48は壁
30の他方の面の各ポスト48に対して正確に対向し、同じ
軸方向、同じ角度方向に配置される。同様に壁30上の各
ポスト50も壁30の他方の面上のポスト50に対向し同じ軸
方向、同じ角度方向に配置される。ポスト48は実質上三
角形の断面を有し、さらにポスト50は正方形断面を有す
る。第10図の如くポスト48及び50は正方形断面の中央壁
30を通して対角方向に列状に延びた群として配列され
る。各ポスト群は、壱対の直線状端子案内スロット52及
び54を互いに直角方向に延びるようにする。各ポスト群
は2本のポスト48及び各群に共通の2本のポスト50とを
有する。
【0023】中央壁30は、端子受容キャビティ56a 、56
c 、56d によって4列構造となるよう形成される。各端
子受容キャビティ56は中央壁30上の面44及び46上のポス
ト48及び50の各群のスロット52及び54の交点に配置され
る。キャビティ56は、中央壁30を横切って対角方向に間
隔をもって配置される。従って、キャビティ56a 、56b
、56c 及び56d はポスト48及び50の群の対角配列で決
まるように側壁26及び側壁28に直角方向に相互にオフセ
ットされる。
【0024】キャビティ56a 及び56b は各電源線端子18
を受容し、キャビティ56c 及び56dは信号線端子20を受
容する。キャビティ56a は中央壁30の各面上の直線状ス
ロット52の52a で示された第1対と連通する。同様にキ
ャビティ56b 、56c 、56d は中心壁30の各面上の直線状
スロット52の52b 、52c 、52d で示された各第2、第
3、第4対と連通する。直線状スロット52a 及びキャビ
ティ56a の各対は、各側壁26の溝32と直線状となり、同
様に直線状スロット52b 、52c 、52d 及びキャビティ56
b 、56c 、56d の各対は各側壁26の溝34、36、38と直線
状となる。同様の関係において直線状スロット54a 、54
b 、54c 、54d 及び各側壁28の溝32、34、36、38と直線
状になる。
【0025】図5に示す如く、打ち抜き加工され一体の
シート金属材より形成された各電源線端子18は共面の関
係にある上部スロット板58及び下部スロット板60を具え
る。スロット板58及び60は各電源線を受容する寸法のワ
イヤ受容スロット62、及び両端にワイヤ受容口64を有す
る。各スロット62は、その端部69を中に挿入された電源
線の芯線に固定するための補助ばね(バッキングスプリ
ング)として働く弾性ヨーク部68によって連結された1
対のアーム66によって形成される。板部68は対向した底
肩部70を有する。肩部の間からは板部60の上端部74に連
結する細長い直線状のネック部72が延びる。ネック部72
の各側面には端部74より各肩部70へ直線的に細長い平面
状の保持突起76が、スロット面58、60と共面の関係で突
出する。
【0026】各信号線端子20は、端子18と類似の構成を
とる。従って対応部は図5におけるものと同一の参照符
号に、「’」を付加して示す。各信号線端子は上部スロ
ット板58' 及び下部スロット板60' を具え、端子保持突
起76' を有する。端子20は、第1に板部がより狭くなっ
ている点、第2に端子18のワイヤ受容スロット部62より
端子20のワイヤ受容スロット部62' は狭くなっている点
において端子18と異なっている。これは信号線が電源線
より相当小ゲージ(寸法)であることによる。端子20の
キャビティ56c 及び56d は端子18のキャビティ56a 及び
56b よりも小さい。直線状スロット52の各対の長さ方向
に延びる各キャビティ56は、必要により各端子のスロッ
ト板60又は60' が通される第1の短く厚い部分78、端子
のネック部及び保持突起部を受容する長く狭い部分80、
及びドーム状の部分82とを有する。
【0027】図1、図2及び図7より最も良く理解され
るように、各カバー22及び24は、正方形基体84を有し、
基体84の各々対向端には基体84よりも実質的に薄い方形
のカバー維持側壁86が連なる。各カバー22及び24の内表
面88は、各ケーブル8及び10の各ワイヤ4、6、12を受
容するため側壁86に平行方向に、一列の平行な半円断面
ワイヤ受容溝90、92、94及び96をそれぞれ有する。これ
らの溝の各側部には基体84のワイヤ収容面97が具えられ
る。溝90、92はハウジングの溝32及び34と同形断面を有
し、溝94及び96はハウジング16の溝32及び34と同じ断面
を有する。各溝90、92、94及び96は基体84の2対向端98
及び100 に設けられる。各カバー22及び24の溝90は、横
ノッチ102 に、溝92は横ノッチ104 に、溝94は横ノッチ
106 に、溝96は横ノッチ108 に係合する。ノッチ102 及
び104 は各端子18のアーム66の終端部を受容する大きさ
とされ、ノッチ106 及び108 は各端子20のアーム66' の
終端部を受容する大きさとされる。ノッチ102 、104 、
106 及び108 は相互に一定の間隔で離され、基体84を対
角に横切る列に並べて配置され、これらのノッチの間隔
はキャビティ56の間隔と同じにする。
【0028】各カバー22及び24は、コネクタ2が2の異
なるモードで使用可能なように互いに直角な2方向で嵌
合され得る。第1のモードでは、各カバーはポスト42に
よって導かれ第1方向にハウジング16と嵌合され得る。
このときカバーの側壁86はハウジング16の側壁26を包み
込み、側壁上のリブ40上に乗る。それによってカバーの
溝90、92、94、96は側壁28の各溝90、92、94、96と直線
状となり、直線状となった各溝の組は第1円断面チャネ
ルを構成する。コネクタ2を使用した第2モードでは、
各カバーはポスト42によって案内され第2角度方向でハ
ウジング16と嵌合される。このときカバーの側壁86はハ
ウジング16の側壁28を包み込み側壁上のリブ40上に乗
る。それによってカバーの溝はガイド壁26の溝と協働
し、第1モードの場合と直角方向に延びる第2円断面チ
ャネルを構成する。
【0029】コネクタ2の第1モードの使用を、特に図
1乃至図4を使用して以下に説明する。ハウジング16を
使用するため、端子18は端子リード下部のスロット状板
60に案内されて、各キャビティ56a 及び56に圧入され、
端子20は同様に端子リードの下部のスロット板60' に案
内されて各キャビティ56c 及び56d に圧入される。各場
合において、端子の下部スロット板が各キャビティの部
分78を通された後、各キャビティの部分80の外端部81の
係合によって、端子の保持突起はキャビティ80内に受容
され、面内で互いの方向に弾性的に僅かに変形される。
それによって端子は摩擦係合で強固に固定される。キャ
ビティ56a 内の端子18のスロット板58及び60は壁部30の
各面の直線状のスロット52a 内に受容される。キャビテ
ィ56b 内の端子18のスロット板58及び60は壁30の各面の
(直線状)スロット52b に受容される。キャビティ56c
内の端子20のスロット板58' 及び60' は壁30の各面の直
線状スロット52c 内に受容される。キャビティ56d 内の
端子20のスロット板58' 及び60' は壁30の各面の直線状
スロット52d 内に受容される。
【0030】第1モードによるケーブル8及び10のワイ
ヤの接続について以下に説明する。ケーブル8はハウジ
ングに設置され、ワイヤ4、6は端子18のスロット板58
の受容口64内に、またワイヤ12、14は端子20のスロット
板58' の受容口64' 内に受容される。ケーブル8のワイ
ヤ4、6、12、14はハウジング16の2側壁28の上部の各
溝32、34、36、38を通って延びている。カバー22はその
後ハウジング16と第1角度方向で嵌合され、それによっ
て端子18のスロット板58のアーム部66の成端部はカバー
22のノッチ102 及び104 の各一に受容される。端子20の
スロット板58'のアーム部66' の成端部はカバー22のノ
ッチ106 及び108 に受容される。図3及び図4より明ら
かな如く、スロット板の先端はケーブル8の絶縁を貫
き、その結果スロット62、62' のエッジ69、69' は各ワ
イヤ4、6、12、14の絶縁被覆を貫きワイヤの導体(芯
線)と強固且つ永久の電気的接続を行う。このときアー
ム部66及び66' は、強制的に外側へ拡がる。カバー22が
ハウジング16に嵌合され、アーム66及び66' の成端部が
ノッチに受容されるとき、ワイヤ収容面97及び88は端子
18及び20のスロットにワイヤを嵌入する働きをする。更
に嵌合の間、ワイヤがスロット板58及び58' のスロット
に強制的に嵌入される際に、端子案内ポスト48及び50は
端子18及び20の各スロット板58及び58' を支持する働き
をする。
【0031】ケーブル10のワイヤはその後、カバー22の
ハウジング16との嵌合で示された方法により第1の方向
にカバー24をハウジング16と嵌合することにより、端子
18及び20のスロット板60及び60' に電気的に且つ永久的
に接続される。この工程のためにカバー22がハウジング
16に嵌合された後、ハウジング16は上下反転される。上
述の如くコネクタ2の第1モードによる使用によれば、
ケーブル8及び10は上下に重なる平行の位置間隔を持ち
同一方向に伸びている。
【0032】他の例では各カバーをハウジング16と各カ
バーを嵌合する前にカバーは内表面を上にして、カバー
の上にケーブルを置く。その結果ワイヤ4、6、12、14
はカバーの溝90、92、94、96内に各々受容され、ハウジ
ング16はカバーの側壁86の間に、側壁86がリブ40と接す
るよう挿入される。
【0033】コネクタの第2使用モードは特に図7乃至
図9を参照して以下に説明する。端子18及び20をハウジ
ング16に配置する前に、各端子18のスロット板58及び60
及び各端子200 のスロット板58' 及び60' は、場合に応
じて端子のネック部72、72'が図7乃至図9に見られる
よう相対的に90°ねじられる。その結果、各端子の2ス
ロット板の面は互いに直角方向に広がる。端子18及び20
はその後第1の使用モードで示した方法によって各キャ
ビティ56a 乃至56d に挿入される。キャビティ56d のド
ーム部82はねじれたネック部を収容する。
【0034】第2の使用モードによれば、端子18のスロ
ット板58は直線状の各スロット54a及び54b 内に受容さ
れ、端子20のスロット板58' は直線状の各スロット54c
及び54d に受容される。スロット板58、58' の肩70及び
70' は各々ハウジング16の中央壁30の表面44に接する。
しかしながら、端子18及び20のスロット板60及び60'
は、コネクタ2の第1の使用モードで示した如く正確に
方向づけられう。コネクタ2の第2の使用モードによれ
ば、カバー22がハウジング16と第2の角度方向で嵌合
し、そのときカバー22の基体84のエッジ98は図7の如く
左向きになる。一方でカバー24は、カバー24の第1の角
度方向でハウジング16と嵌合する。ケーブル8はハウジ
ング16又はカバー22の表面88上に特定の角度方向に配置
させる。カバー22のハウジングとの嵌合の際、この特定
の配置によりケーブル8のワイヤ6、8、12、14は端子
18、20のスロット板58、58' の各スロット62、62' に強
制的に嵌入される。カバー24はハウジング16と嵌合さ
れ、ケーブル10のワイヤを端子18、290 のスロット板6
0、60' に接続する。その際ケーブル8、10は直角方向
に延び、ケーブル8のワイヤは側壁26の上方の溝に、ケ
ーブル10のワイヤは側壁28の下方の溝に各々配置され
る。
【0035】コネクタ2の両使用モードにおいて、ケー
ブル8のワイヤ4、6、12、14はケーブル10の各ワイヤ
4、6、12、14と電気的に接続される。
【0036】スロット52、54及びポスト48、50を有する
ハウジングの中央壁30は前記の如く水平軸に対して対称
であるので、端子18及び20はキャビティ内に前記の方向
と上下逆の向きに挿入され得る。すなわち端子18、20の
各スロット板58、58' は第1モード、第2モードを問わ
ず中央壁30の表面46から突出され得る。それによって端
子のハウジング内の端子設置の際の誤りの可能性は低く
なる。
【0037】図11に示す如く、打ち抜き加工され一体の
シート金属材より形成された雌雄同形電気端子202 はリ
ード受容部204 、雌雄同形嵌合部206 及び部材204 と20
6 とを連結する細長いネック部208 を具える。リード接
続部204 は平坦な主板部210を有する。主板部210 から
主板部及びネック208 とは逆側に、1組の対向したアー
ム部212 が突出する。アーム部は、リード受容ブライン
ドスロット216 を形成する圧接用対向エッジを有する。
このスロット216 は主板部210 とは逆の向きに開いたU
字状のリード導入口218 を有する。U字形状のバックア
ップスプリング220 は、成端部でアーム212 の各外側片
222 に接続され、スロット216 を横切って伸びる。板部
210 から1対の方形の保持突起224 が伸びており、その
間にネック部が挟持される。突起224 は主板部210 及び
ネック部208 と共面の関係にある。嵌合部206 は平坦で
細長い板部226 を具える。板部226 はネック部208 、主
板部210 、突起部224 と共面の関係にある。板部226 の
成端部228 は突起部224 と近接するが空間をおいて離れ
ており、長さ方向の中央でネック部につながる。嵌合部
206 は一対のアーチ状断面を有するリセプタクル230 、
すなわち板部226 の対向する長手エッジ部から突出し板
部226 に重なり端部が下がった形状の細長い弾性耳状部
232 を有する。各耳状部232 は板部226 の第1主要面23
6 と平行に伸び、板部226 の厚さより僅かに小さい距離
の間隙が設けられる。耳状部232 は板部226 の端部228
より別の端部まで板部226 の約半分の長さだけ縦方向に
延びる。リセプタクル230 はそれ故に耳状部232 及び耳
状部の重なった板状部の一部よりなる。板部226 は主要
面236 の逆側に平坦で突起部を持たない第2主要面を有
する。板部226 の成端部238 と端部228 より隔たった耳
状部232 の成端部との間に、板部226 は同類の雌雄同形
端子202'のリセプタクル230'との嵌合用の平坦なタブ部
240 を図12の如く構成する。図12では、端子202 の説明
で使用された数字に「' 」を付加して、端子202'の部材
が参照される。
【0038】実際には、端子202 及び202'は前述の絶縁
ハウジングの変形例の説明では各端子受容スロット内に
受容され、各端子の保持突起224 及び224'は強制的に各
ハウジングのスロット内に嵌入される。特に図示しない
が、ハウジング16に類似の2体構造ハウジングも考えら
れる。その場合ハウジングは水平中央壁30で分離され2
つの嵌合面を形成する。端子をそのように形成すれば、
端子は2つの面が接したとき完全に嵌合する。
【0039】端子202 及び202'を嵌合する前に、絶縁電
気リードL1がスロット216 の挿入口218 に導かれた端
子202 のリード受容スロットに挿入され、絶縁電気リー
ドL2はスロット216'の挿入口218'に導かれた端子202'
のスロット216'に挿入される。各リードはリードの長さ
の各スロットに横断して挿入される。各場合にリード受
容スロットの端部はリードの絶縁を除去しリードの芯線
Cとの確実な電気接続を行う。スロット端部と芯線Cの
間の接続は各バックアップスプリング220 又は220'によ
って、後の端子使用の際のあらゆる温度サイクルに対し
ても維持される。
【0040】嵌合されたとき、端子の第1使用モードに
よれば、端子202 、202'は共面の関係にある主板部210
と表裏の関係になる。端子202 のタブ240 は端子202'の
リセプタクル230 内に受容される。各場合においてある
端子のリセプタクルの耳状部の自由接触端は他の端子の
タブの平坦な第2主要面に接し、それによって端子202
及び202'の嵌合部は弾性的に強固に嵌合され固定され
る。各端子202 、202'の部材204 、204'は共通の関係に
あるのでリードL1とL2は相互に平行に延びる。
【0041】上述した説明から明らかな如く、各端子の
リード受容部は、端子受容部がタブを受容する方向とは
逆の向きにリードを受容する。
【0042】上述の如く、リードL1とL2は図12の如
く平行に延びることが要求され得るが、他の応用におい
ては、リードL1とL2は相互に直角に延びることも要
求され得る。この場合、図13に示す如く第2モードで端
子202 及び202'を使用可能とすべく、端子の1、本実施
例では端子202 が使用される。結果として、端子202の
部材204 及び206 が端子の縦軸方向X−Xのまわりに相
互に90°となるようねじられる。この回転軸はネック部
208 を2等分し、それによって端子202 の板部210 及び
226 は互いに直角方向に延びる。第1の使用モードの如
く、端子202 、202'の板部226 及び226'は、上下に重な
った平行の位置関係となり、リセプタクル230 の耳部23
2 の自由端部234 は板部226'の主要面239'に、及び耳状
部232'の自由端部234'は板部226 の主要面239 に接合す
る。
【0043】第2の使用モードで、端子202 、202'のリ
ード受容スロット216 及び216'内に各々挿入され電気的
にリードの芯線Cと接続されるリードL1及びL2は、
端子のリード受容部は直交面内に置かれるので図17の如
く相互に直角方向に延びる。
【0044】普通の要求では、リードは図12に示す如く
相互に平行、もしくは図17の如く相互に直角方向に延び
るが、板部210 、226 及び/もしくは板部210'、226'
は、角度の要請によって各ネック部で90°と異なる角度
にねじられても良い。
【0045】本発明の別の実施例として図18に雌雄同形
電気端子302 が示される。この端子302 は一体のシート
状金属を打ち抜き加工し成形され、後方ワイヤ接続部を
有する平坦で細長い方形の接触板部304 及び中心縦軸X
−Xを有する前方嵌合タブ部308 を有する。軸X−Xに
よって2等分される方形の細長いブラインドスロット31
0 は嵌合部308 の前方端で開口する。スロット310 すな
わち各々平行に延びる長手エッジ部の幅は端子302 が形
成される金属板の厚さより極くわずか広くする。接触板
304 の2対向縦端314 の各々より、接触スプリング部が
突出する。接触スプリング部はスロット310 の基体318
のわずか後方に位置し、316 で参照される。各接触スプ
リング部316 は、各端部314 から伸び、接触板部304 の
第1主要面上で巻き加工されている方形断面のアーチ状
部分320 を具える。板部304 は主要面322 の逆側に他の
主要面323 を有する。板部304 の面と垂直な面に配置さ
れた各アーチ状部分320 は、端部314 から離れ主要面32
2 に近接した位置で、接触スプリング部320 より接触板
部304 の主要面322 に沿って後方に延びた片もち梁弾性
ビーム部320 内で終端する。
【0046】各弾性ビーム部324 は、各アーチ状スプリ
ング部320 とつながり、その面に垂直に突出する方形断
面の前方部材326 を有する。各弾性ビーム部324 は図20
に最も良く示される如く前方部材326 より後方に延びる
中間突出部328 及び突出部328 より後方に延びる終端突
出部330 を有する。各弾性部324 の前方部326 は内側へ
向いている平坦な第1タブ部導入面332 を有する。2弾
性ビーム部324 の前方部326 の面332 は相互に向かい合
い接触板304 の主要面322 より垂直に延びる。各部326
は第2の平坦なタブ部案内面334 を有する。タブ部案内
面334 は案内面332 と垂直に配置され、接触板部304 の
主要面332 に面する。案内面332 は表面322 に平行に広
がる。各中間突出部は接触板304 の主要面側に突出して
おり、図20から最も良く理解されるように板部304 の主
要面322 に突出する滑らかな凸状でアーチ状の接触面33
6 を提供する。各弾性ビーム部324 の終端突出部330 は
突出部328 が突出する方向と直角の方向に突出し、滑ら
かなアーチ状の、前方を向いた凸状の接触面338 を提供
し、その場合面338 は相互に直線状に向き合う。各突出
部330 は自由成端面端部340 を有する。
【0047】図19に示す如く、端子302 は問題の端子30
2'と第1嵌合モードにより共面の関係で嵌合され得る。
端子302'の各部は端子302 の説明で用いた参照番号
に「’」を加えた番号で参照される。端子302 、302'を
前記第1モードにより嵌合するため、端子は相互に向き
合うタブ部308 及び308'と共に位置され、主要面323 、
323'が端子302 、302'の接触スプリング部316 、316'と
相互に面接触しながら逆方向に摺動されながら、嵌合状
態とされる。端子302 及び302'は面334 又は334'によっ
て導かれ各々の方向に嵌入され前方端312 はある時には
面336 又は336'の下に接し、ある時にはその下を嵌入さ
れる。その結果接触スプリングアーチ状部302 、302'が
図19の如く互いに係合し、最終の嵌合位置、軸位置を決
定するストップ材として働く。
【0048】端子302 及び302'の嵌合状態においては、
端子302 の接触面336 は端子302'の接触板304'の主要面
322'に接し、すなわち端子302 及び302'の嵌合状態での
端子のタブ部分は、場合によれば他の端子の弾性ビーム
部の接触表面336 及び336'の間に弾性力により挟持され
る。従って、端子302 及び302'は第1嵌合モードで嵌合
されたとき確実に電気的に接続される。端子302 及び30
2'の嵌合の間に弾性ビーム部324 、324'はタブ部分308
、308'と離れて弾性的に片側に寄る。その結果各アー
チ状弾性部320 、320'は各々弾性変形され、それにより
弾性部320 、320'は弾性ビーム部324 、324'のバックア
ップスプリングとして機能する。従って、接触表面336
及び336'は各タブ部308'及び308 を背にして加圧され、
接触板部304 及び304'の主要面323 、323'は、接触スプ
リング部316 、316'の各アーチ状部320 、320'の働きに
より補強される。
【0049】図20に示す如く、端子302 及び302'は第2
嵌合モードに従って接触板部304 、304'と相互に垂直な
向きに嵌合され得る。端子302 、302'をこのモードで嵌
合するために、端子は基体304 、304'が垂直の位置関係
となり、端子302 、302'の各成端部312 及び312'は互い
に向き合い、端子のスロット310 と310'が一直線状にな
るよう配置される。端子302 及び302'はその後互いの方
向に、タブ部308 、308'が各スロット310'、310 内に受
容されスロット310 、310'の各基体318 、318'が相互に
接するまで嵌入される。端子302 及び302'の嵌入された
状態では、端子302'のスロット310'の側壁のタブ部308'
は端子302 の弾性ビーム部324 の接触面338 の間に受容
され、端子302 のスロット310 の側壁のタブ部308 は端
子302'の接触スプリング部316'の接触面338'の間に受容
される。端子302 と302'の嵌合の間に接触板部304 及び
304'の前方端312 及び312'は各面332'及び332 によって
導かれ、各弾性ビーム部324'及び324 の接触表面338'、
338 に接する。従って、接触スプリング部316 、316'の
弾性ビーム部324 、324'は接触スプリング部316 及び31
6'の弾性ビーム部は各々リーフスプリングの原理により
弾性で外側に片寄り、バックアップスプリングの機能を
もって働く。それにより接触表面338 、338'はタブ部30
8'及び308 により強い圧力を受ける。端子302 と端子30
2'は電気的に強固に接続される。
【0050】各端子に2個の接触スプリング部を設ける
ことにより、例えば自動車の内部のような振動環境で使
用されるときの接触の冗長及び連続電気接続を保証す
る。
【0051】端子302 、302'の接続部306 、306'は図示
の如く開口342 、342'を有する電気コネクタ嵌合ハウジ
ングに固定される平坦なバスバーであり、リードの接続
部306 、306'に接続のために開口に止め具が受容される
か、又はリードを受容して半田付けを行う。別の例では
端子の接続部は、例えばリードへの電気的接続のため図
21で示されるスロット板圧接式コンタクト344 の如きコ
ンタクトとして形成され得る。端子302 及び302'は多様
性を具えた嵌合型多重接触電気コネクタに含まれ得る。
この場合各コネクタの端子302 及び302'は図19のモード
による嵌合によると比較的好ましく、コネクタのリード
は同方向に延び、図20のモードによればコネクタのリー
ドは他のコネクタのリードに対して直角方向に延びる。
【0052】
【発明の効果】本発明の電気コネクタ組立体によって、
2組のワイヤ群を相互接続する際、ワイヤ群を平行方向
又は非方向の所定の方向に選択的に延ばすことが可能に
なる。また本発明の電気端子によって、ワイヤの確実な
受容と共に受容するワイヤの方向が選択が可能となる。
以上のように本発明により、ワイヤ接続のために単一の
電気コネクタ組立体又は単一の端子を使用しながらワイ
ヤの方向に選択性が得られ、ワイヤの配置の自由度が増
す。
【図面の簡単な説明】
【図1】絶縁ハウジング、1組の絶縁カバー(図示は1
のみ)及び4ケの圧接電気端子(図示は2のみ)よりな
る、第1モードで1対のFCCのワイヤを相互接続する
コネクタの一部を略示した斜視図である。
【図2】部分的に断面を示しケーブルを示した図1のコ
ネクタの一部を略示した斜視図である。
【図3】図2の詳細を示した断片の拡大図である。
【図4】部分的に断面を示しカバーとケーブルを示す1
部を略示した斜視図である。
【図5】コネクタの電源線受容端子の拡大斜視図であ
る。
【図6】コネクタの信号線受容端子の断片的拡大斜視図
である。
【図7】ケーブルワイヤの第2モードの相互接続の際の
コネクタを示す一部を略示した斜視図である。
【図8】ワイヤを第2モードで接続するコネクタの第4
図同様の斜視図である。
【図9】部分的に断面を示しハウジング第2モードでケ
ーブルワイヤを接続する2ケの端子カバー及びケーブル
を示す拡大斜視図である。
【図10】ハウジングの拡大平面図である。
【図11】雌雄同形電気端子の斜視図である。
【図12】リードが相互に平行に延びるよう一対の電気
リードを接続するよう嵌合されたときの図11の電気端子
の斜視図である。
【図13】1対の嵌合されない端子で、うち1ケは接続
されたワイヤが直交する方向に延びるようにねじられて
いる端子の対の斜視図である。
【図14乃至図16】図13の端子の嵌合の過程を順に示
す斜視図である。
【図17】相互に嵌合し相互に直交方向に延びて接続さ
れたリードを有する図13の端子の斜視図である。
【図18】雌雄同形端子の斜視図である。
【図19】第1嵌合モードで嵌合されたときの1対の図
18の端子の斜視図である。
【図20】第2モードで嵌合されたときの1対の図18の
端子の斜視図である。
【図21】端子の変形を示す断片の斜視図である。
【符号の説明】
2 電気コネクタ 8、10 ケーブル(ワイヤ群) 16 ハウジング 18、20 端子 22、24 カバー 32、34、36、38 第1モード、第2モードの溝 56a 、56b 、56c 、56d 端子受容キャビティ 62 スロット 72 ネック部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下両面に夫々略直交方向にワイヤ受容
    溝が形成されると共に、前記上下両面間に貫通する複数
    の端子受容キャビティが形成されたハウジングと、 該ハウジングの前記端子受容キャビティに挿入保持さ
    れ、両端に圧接スロット及び中間部に細長いネック部が
    形成された複数の電気端子と、 前記ハウジングの前記上下面の前記ワイヤ受容溝に選択
    方向に1対のケーブルを配置して前記ハウジングの前記
    上下面に押圧固定され前記ケーブルを前記電気端子に圧
    接接続する1対のカバーと、 を具えることを特徴とする電気コネクタ組立体。
  2. 【請求項2】 両端に圧接スロットが形成された1対の
    ワイヤ圧接部と、 該1対のワイヤ圧接部間の中間部の両側縁から略L字状
    のスリットを形成した細長いネック部と、 が金属板から一体に形成され、前記ネック部をねじり加
    工して前記1対のワイヤ圧接部を略共通面又は任意角度
    にオフセット可能にした電気端子。
  3. 【請求項3】 一端に圧接スロットが形成されたワイヤ
    圧接部と、 他端に形成された略平板状接触部と、 前記ワイヤ圧接部及び接触部間の中間部の両側縁から略
    L字状スリットにて形成されたネック部と、 前記接触部の両側縁を折り曲げ形成された耳部を有する
    リセプタクル部とを具える電気端子。
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GB9215364.2 1992-07-20

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