JPH068821U - 冠形保持器 - Google Patents
冠形保持器Info
- Publication number
- JPH068821U JPH068821U JP4882392U JP4882392U JPH068821U JP H068821 U JPH068821 U JP H068821U JP 4882392 U JP4882392 U JP 4882392U JP 4882392 U JP4882392 U JP 4882392U JP H068821 U JPH068821 U JP H068821U
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- JP
- Japan
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- recesses
- crown
- recess
- cage
- ball
- Prior art date
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- Pending
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C33/00—Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
- F16C33/30—Parts of ball or roller bearings
- F16C33/38—Ball cages
- F16C33/3831—Ball cages with hybrid structure, i.e. with parts made of distinct materials
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C33/00—Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
- F16C33/30—Parts of ball or roller bearings
- F16C33/38—Ball cages
- F16C33/41—Ball cages comb-shaped
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】合成樹脂製の冠形保持器において、軽量化を達
成しながら、使用中におけるポケット変形を阻止できる
ようにすること。 【構成】合成樹脂製の冠形保持器1において、周方向に
隣り合うボールポケット2の間の各領域には、ポケット
開放側とは軸方向反対側に開口する凹部3が設けられて
おり、各凹部3間の隔壁4によって、もともと台形の凹
部3それぞれが二つの三角形凹部にと細分化される。こ
のように凹部3を細分化することによって、凹部3の外
径側薄肉部位を小さくし、ボールポケット2を変形しに
くくさせている。
成しながら、使用中におけるポケット変形を阻止できる
ようにすること。 【構成】合成樹脂製の冠形保持器1において、周方向に
隣り合うボールポケット2の間の各領域には、ポケット
開放側とは軸方向反対側に開口する凹部3が設けられて
おり、各凹部3間の隔壁4によって、もともと台形の凹
部3それぞれが二つの三角形凹部にと細分化される。こ
のように凹部3を細分化することによって、凹部3の外
径側薄肉部位を小さくし、ボールポケット2を変形しに
くくさせている。
Description
【0001】
本考案は、深溝型玉軸受などに使用される冠形保持器に関する。
【0002】
例えば図4に示すように、冠形保持器50では、軽量化を目的として、保持器 本体において周方向で隣り合うポケット51間それぞれにポケット開放側とは軸 方向反対側に開口する凹部52を設けるようにすることが考えられている。この 凹部52は、平面的に見て台形に形成される。
【0003】
ところで、上述したような冠形保持器では、凹部52の存在によって保持器そ のものの剛性が低下することになる。いくら、保持器の素材として例えば46ナ イロンまたはポリエーテルエーテルケトンなどのような硬質なものを選定しても 、限界がある。特に、使用環境が例えば150〜160℃もの高温になると、凹 部52の存在によって外径側で薄肉となる部位が軟かくなりやすいため、回転遠 心力が働くと該外径側薄肉部位が径方向外向きに開くようなことが起こる。この ような開き現象は高速回転域になるほど発生しやすくなり、開いてしまうと、内 外輪間に介装されるボール(図示省略)それぞれからポケット51が外れて、冠 形保持器50が内外輪間から軸方向に脱落しかねない。
【0004】 本考案は、このような課題を解決するために創案されたもので、軽量化を達成 しながら、使用中におけるポケット変形を阻止できるようにすることを目的とし ている。
【0005】
このような目的を達成するために、本考案は、円周数箇所に径方向に貫通する ボールポケットが設けられ、かつ、各ボールポケットそれぞれの一部が軸方向一 方に開放されている合成樹脂製の冠形保持器において、次のような構成をとる。
【0006】 本考案の冠形保持器では、周方向で隣り合わされている各ボールポケットそれ ぞれの間には、ポケット開放側とは軸方向反対側にそれぞれ開口された複数の凹 部が設けられている。
【0007】
本考案の構成では、軽量化を目的とする凹部を細分化しているから、細分化さ れた凹部個々の外径側薄肉部位が小さくなり、外径側薄肉部位が変形しにくくな る。
【0008】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
【0009】 図1に本考案の一実施例を示している。図例の冠形保持器1は、例えば66ナ イロンなどの合成樹脂(強化ガラス繊維10%含有)から製作されるものであり 、その円周でほぼ等間隔の数箇所には径方向に貫通するボールポケット2が設け られている。このボールポケット2の一部は、軸方向一方に開放されている。
【0010】 この冠形保持器1において周方向に隣り合うボールポケット2の間の各領域に は、ポケット開放側とは軸方向反対側に開口する凹部3が設けられており、各凹 部3の周方向中央位置で外径側薄肉部位と内径側薄肉部位とが隔壁4により連結 されている。この隔壁4によって凹部3それぞれは、二つの三角形凹部にと周方 向で分離されたように細分化されている。
【0011】 このように、周方向で隣り合うボールポケット2の間の領域に凹部3を設ける ことによって軽量化を図りながらも、各凹部3に隔壁4を設けることによって凹 部3の存在する部位の剛性アップを達成している。換言すれば、隔壁4によって 、凹部3を細分化しているから、細分化された凹部3個々の外径側薄肉部位が小 さくなる。結果的に、この外径側薄肉部位が温度上昇に伴って軟質化することが あっても、当該外径側薄肉部位が回転遠心力によって径方向外向きに開くような ことが起きない。したがって、この冠形保持器1を高温環境でかつ高速回転域で 使用しても、内外輪(図示省略)から脱落するという不具合が発生せずに済む。
【0012】 図2および図3に本考案の他の実施例を示している。この実施例の冠形保持器 1は、合成樹脂製の保持器本体1Aと芯金5とを組み合わせた複合製品としてい る。つまり、保持器本体1Aは、図4に示す従来の冠形保持器そのものと同一形 状であり、それのポケット2A開放側と反対の側面に芯金5が貼り付けられる。 芯金5は、一枚の環状板からなり、その円周数箇所(凹部3Aと対応する箇所) に切欠部6が設けられている。この切欠部6を形成する時には、二つの切り残し 舌片7,8が形成されるので、この切り残し舌片7,8を除去せずに軸方向一方 へ向けて斜めに折り曲げるようにして残しておく。この切り残し舌片7,8は凹 部3A内へ入れられる。このような芯金5で補強された冠形保持器だと、芯金5 の貼り付けによって凹部3Aの外径側部位が径方向外向きに開かなくなる他、芯 金5のハの字形となった切り残し舌片7,8が凹部3A内部に入り込むからボー ルポケット2Aを形成する突片それぞれを周方向へ開きにくくすることに効果を 発揮する。
【0013】 なお、本考案は、上記実施例のみに限定されない。例えば図1における隔壁4 を複数設けるようにしてもよいし、また、隔壁4を周方向に沿うように形成して もよい。また、上記隔壁4あるいは芯金5を、例えばPEEK材や強化ガラス繊 維50%を含有した66ナイロンとし、保持器本体1Aに二段成形にて製作した ものでもよい。
【0014】
以上説明したように、本考案によれば、周方向に隣り合うボールポケット間の 領域に設けてある軽量化のための凹部を細分化して複数設けることにより、凹部 個々の外径側薄肉部位の剛性アップを図っているから、高温環境でかつ高速回転 域の使用条件でも前記外径側薄肉部位が径方向外向きに開いてボールポケットを 変形させるという不具合の発生を防止できるようになるなど、厳しい条件での使 用に対する信頼性アップに貢献できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の冠形保持器の一実施例の斜視図。
【図2】本考案の冠形保持器の他の実施例の斜視図。
【図3】図2の冠形保持器の一部横断面図。
【図4】従来の冠形保持器の斜視図。
1 冠形保持器 2 ボールポケット 3 凹部 4 隔壁
Claims (1)
- 【請求項1】 円周数箇所に径方向に貫通するボールポ
ケットが設けられ、かつ、各ボールポケットそれぞれの
一部が軸方向一方に開放されている合成樹脂製の冠形保
持器であって、 周方向で隣り合わされている各ボールポケットそれぞれ
の間には、ポケット開放側とは軸方向反対側にそれぞれ
開口された複数の凹部が設けられている、ことを特徴と
する冠形保持器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4882392U JPH068821U (ja) | 1992-07-13 | 1992-07-13 | 冠形保持器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4882392U JPH068821U (ja) | 1992-07-13 | 1992-07-13 | 冠形保持器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH068821U true JPH068821U (ja) | 1994-02-04 |
Family
ID=12813948
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4882392U Pending JPH068821U (ja) | 1992-07-13 | 1992-07-13 | 冠形保持器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH068821U (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007058351A1 (ja) | 2005-11-18 | 2007-05-24 | Nsk Ltd. | 樹脂製保持器及び転がり軸受 |
KR100863723B1 (ko) * | 2002-02-20 | 2008-10-16 | 한라공조주식회사 | 앵귤러 볼 베어링 |
US10697497B1 (en) * | 2019-09-12 | 2020-06-30 | Schaeffler Technologies AG & Co. KG | Two-piece bearing cage |
-
1992
- 1992-07-13 JP JP4882392U patent/JPH068821U/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100863723B1 (ko) * | 2002-02-20 | 2008-10-16 | 한라공조주식회사 | 앵귤러 볼 베어링 |
WO2007058351A1 (ja) | 2005-11-18 | 2007-05-24 | Nsk Ltd. | 樹脂製保持器及び転がり軸受 |
EP1953400A1 (en) * | 2005-11-18 | 2008-08-06 | NSK Ltd. | Resin retainer and rolling bearing |
EP1953400A4 (en) * | 2005-11-18 | 2012-07-11 | Nsk Ltd | RESIN RETAINING ELEMENT AND BEARING BEARING |
US8303192B2 (en) | 2005-11-18 | 2012-11-06 | Nsk Ltd. | Resin cage and rolling bearing |
US10697497B1 (en) * | 2019-09-12 | 2020-06-30 | Schaeffler Technologies AG & Co. KG | Two-piece bearing cage |
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