JPH0688075B2 - ル−パの制御方法 - Google Patents

ル−パの制御方法

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JPH0688075B2
JPH0688075B2 JP62065409A JP6540987A JPH0688075B2 JP H0688075 B2 JPH0688075 B2 JP H0688075B2 JP 62065409 A JP62065409 A JP 62065409A JP 6540987 A JP6540987 A JP 6540987A JP H0688075 B2 JPH0688075 B2 JP H0688075B2
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looper
deceleration
line
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speed
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美典 川島
博正 山本
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川崎製鉄株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【産業上の利用分】
本発明は、ルーパ制御方法に係り、特に、プロセス部の
前段及び後段のうちの少なくとも一方にルーパを有する
ストリツプ用プロセスラインで、該ルーパの入側及び出
側の各ライン速度並びに該ルーパのキヤリツジ位置を検
出し、検出ライン速度並びにキヤリツジ位置に基づき、
前記プロセスラインを減速停止させる際に用いられるの
に好適な、ルーパの制御方法の改良に関する。
【従来の技術】
鋼板等を連続的に処理するプロセスラインにおいては、
ラインの入側、出側における材料のハンドリング中にお
いてもラインを運転できるようにルーパを設置してい
る。 ここで、ルーパの作動を説明するために、第5図に、プ
ロセスラインの例として連続焼鈍ラインを示す。 図に示すように、コイル1からの銅板2は、ルーパ3を
経て焼鈍炉4に搬送される。なお、以下においては、ラ
イン上のルーパ3の入側方向部分を入側セクシヨンISと
称し、出側方向部分を中央セクシヨンCSと称する。 図の連続焼鈍ラインにおいて、定常時にはルーパ3のキ
ヤリツジ31は下方に下がつている。該ルーパ3のストラ
ンド数をnとしストランド長をLとすれば、このルーパ
3で貯えられている材料の全長がnLとなる。このような
状態下において、入側セクシヨンISが何らかの理由によ
り停止又は減速状態となつた場合、キヤリツジ31が上昇
する。この上昇に伴ない貯えられていた鋼板2が送り出
されることになる。従つて、入側セクシヨンISが停止若
しくは減速の状態にあつても、中央セクシヨンCSは一定
の減速で運転を続行することができる。しかし、ルーパ
3のストレージ量は有限であるため、時間の経過と共に
キヤリツジ31が上昇し、ついにはルーパ3の上部構造物
に激突することになる。このような事態に至つた場合に
は、ライン全体を停止せざるを得ず、生産性を著しく悪
化させることになる。 そこで、上記トラブルを防止するために、ルーパの機械
的上限付近にキヤリツジ31の上方移行を制限するための
リミツトスイツチ(以下LSと記す)が設けられている。
このLSの取付け位置は次のようにして決定される。即
ち、ルーパ上限からLSの位置までの距離をl、中央セク
シヨンCSが最高速度から減速して停止するまでに要する
材料長をSとすると、次式(1)の関係が成立する。 l=s/n …(1) 従つて、この距離lの位置にLSを設置すれば、いかなる
場合においてもルーパのキヤリツジ31は機械的な上限に
達することがなくなる。
【発明が解決しようとする問題点】
ところが、このような位置にLSを固定すると、LSが作動
する毎に中央セクシヨンCSが減速され、キヤリツジがLS
以上の上限の位置では定常状態による運転ができないこ
とになり、ルーパを最大限に活用できないという問題が
ある。 このような問題に対し、実際上、中央セクシヨンCSの速
度が最高速度よりも低い場合には、必ずしもLS位置で減
速させる必要が無く、むしろ入側セクシヨン、中央セク
シヨンの各ライン速度に対応して減速を開始するキヤリ
ツジ位置を固定されたLS位置によらず、任意に変更する
ことが有利となる。このような観点からルーパを制御す
るようにした技術に、特開昭56−65752に記載の方法が
ある。この方法は、ルーパの入側速度(入側セクシヨン
の速度)、出側速度(中央セクシヨンの速度)、及びル
ーパキヤリツジの位置を検出しこれらに基づいて、キヤ
リツジの位置が、入側セクシヨン、中央セクシヨンの減
速に必要とする鋼帯の長さの差に等しくなつた時点で、
ライン速度を減速させることによつて、ルーパの有効利
用を図るものである。 しかしなさら、この方法においても、ルーパを最大限に
活用しているとはいえず、いまだ不十分なものである。
【発明の目的】
本発明は、前記従来の問題点を解消すべくなされたもの
であつてルーパを最大限に活用でき、従つて、プロセス
ラインの歩留り向上、生産性向上に大きく寄与できるル
ーパの制御方法を提供することを目的とする。
【問題点を解決するための手段】
本発明は、プロセス部の前段及び後段のうちの少なくと
も一方にルーパを有するストリツプ用プロセスライン
で、該ルーパの入側及び出側の各ライン速度並びに該ル
ーパのキヤリツジ位置を検出し、検出ライン速度並びに
キヤリツジ位置に基づき、前記プロセスラインを減速停
止させるに際し、前記プロセス部のライン速度の減速開
始タイミングを決定すると共に、前記プロセス部のライ
ン速度の減速完了時期と前記ルーパの該プロセス部反対
側のライン速度の減速完了時期とが一致するように、該
プロセス部反対側のライン速度の減速特性を制御するこ
とにより、前記目的を達成したものである。
【作用】
本発明の作用について、以下、詳細に説明するる。 例えば前出第5図に示したプロセスラインを本発明によ
り制御する際には、ルーパ3のキヤリツジ31の位置、入
側セクシヨン及び中央セクシヨンのライン速度を監視
し、これらに基づいて演算を行い中央セクシヨンの減速
開始タイミングを決定すると同時に、中央セクシヨンと
入側セクシヨンの減速完了が同一タイミングとなるよう
な入側セクシヨンの減速レートを決定し、決定された減
速レートに基づいて減速させてルーパ3を最大限に活用
するようにする。この内容については、以下において更
に説明する。 第2図(A)は中央セクシヨンにおけるライン速度vcの
減速特性であり、第2図(B)は入側セクシヨンにおけ
るライン速度veの減速特性である。 入側セクシヨンが何らかの理由で減速(あるいは停止)
した場合、キヤリツジは上昇する。入側のライン速度ve
で、時刻t=T0において減速を始めたとすれば、停止す
るまでに中央セクシヨンに送り込まれる材料長は第2図
(B)に示す面積S2に対応している。又、中央セクシヨ
ンが減速を開始してから停止するまでに移動する材料長
は第2図(A)の面積S1に対応している。従つて、(S1
−S2)の材料をルーパで供給しなければならないことに
なる。 即ち、ストランド長Lが、次式(2)の値以上になれ
ば、入側、中央各セクシヨンのライン速度を減速させる
必要がある(入側セクシヨンは、例えば材料の破断等に
より、いつ停止するかわからないので最悪の場合を考慮
しなければならない)。 L=(S1−S2)/n …(2) 従つて、(2)式から第3図に示されるように、ルーパ
の貯蔵量が図中の面積S3に対応するようになつた時点で
ライン速度の減速を開始すればよい。ところが、入側セ
クシヨン減速完了が中央セクシヨンの減速完了と一致す
るように入側セクシヨンの減速特性を変化させたとすれ
ば、第4図に示されるように、ルーパの貯蔵量は面積S4
に対応する分で十分となり、面積S5に対応する分が余分
となる。 よつて、本発明においてはプロセス部(例えば中央セク
シヨン)の減速完了時期と前記ルーパの該プロセス部反
対側(例えば入側セクシヨン)のライン速度の減速完了
時期とが一致するように、該プロセス部反対側(例えば
入側セクシヨン)のライン速度の減速特性を制御するよ
うにしている。 次に、入側ライン速度の減速特性の制御について説明す
る。今、入側セクシヨン及び中央セクシヨンの各減速特
性(減速レート)をae(m/sec2)、ac(m/sec2)とすれ
ば、次式(3)の如くとすればよいから、(3)式を変
形して(4)式の如く入側減速レートaeを制御すればよ
い。 vc/ac=ve/ae …(3) ae=ac・(ve/vc) …(4) このように減速レートaeを制御することにより、第4図
の面積S5に相当する分だけ減速開始タイミングT0を遅ら
せることができ、生産性の向上に寄与できる。 ここで、前記面積S4は次式(5)で算出される。 なお、減速完了タイミングT1は次式(6)で表わされ
る。 T1=T0+vc/ac …(6) 一方、ルーパの貯蔵量Q(m)は、キヤリツジ位置の検
出により得られるストランド長l(m)から、次式によ
り算出できる。 Q=n・l …(7) 従つて、(5)(7)式の演算を逐次行つて面積S4が前
記貯蔵量Qと等しくなつたときに入側セクシヨン、中央
セクシヨンの各々に減速指令を与えれば、本発明の効果
を得てルーパを最大限に活用できるようになる。なお、
上記各演算を実行するにあたつては、例えばコンピユー
タを用いることができる。
【実施例】
以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細に説明す
る。 第1図は、本実施例に係るルーパ制御装置の全体構成を
示す、一部ブロツク線図を含む配置図である。 このルーパ制御装置のルーパ3の入側には、入側ブライ
ドル5が、出側には出側ブライドル6がライン上に設け
られている。これら各ブライドル5、6には、入側セク
シヨン、中央セクシヨンのライン速度ve、vcに対応した
プロセス信号を検出するための速度検出器7、8が連結
されている。なお、鋼板2は図中矢印A方向にライン上
を搬送される。 前記ルーパ3のキヤリツジ31には、トルクモータ9が連
結され、該キヤリツジ31の上下移動を行うようにされて
いる。該トルクモータ9には前記キヤリツジ31の位置に
対応した電気信号を取出すためのエンコーダ10が取付け
られ、該エンコーダ10の出力がデイジタル演算処理装
置、例えばコンピユータ11に入力される。このコンピユ
ータ11には、更に前記速度検出器7、8の各出力信号が
入力され、前出(2)〜(7)の演算を行つて減速指令
及び減速レートを入側ブライドル5の速度制御器12に入
力するようにされている。該速度制御器12には主にサイ
リスタを用いた半導体電力制御装置を用いることができ
る。 なお、図中13は入側ブライドル5の駆動モータ、14は出
側ブライドル6の駆動モータである。 以下、実施例の作用を説明する。 第1図のような構成のルーパ3で、今、例えば中央セク
シヨンの最大減速レートを0.5m/sec2、入側セクシヨン
の最大減速レート0.75m/sec2とし、現在のライン速度が
中央セクシヨンで600m/min、入側セクシヨンでトラブル
により300m/minにスピードダウンしているとする。比較
のため、従来の特開昭56−65752号公報に記載された方
法によれば、減速開始時に必要はルーパ容量(前出第3
図に示した面積S3に相当)は次式(8)の如く、83.3
(m)が求められる。 S3={(600/60)2/2・0.5 −(300/60)2/2・0.75} =83.3 …(8) 一方、本発明方法により減速レートを変化させた場合に
は、ルーパ容量(前出第4図の面積S4に相当)は、前出
(4)、(5)式から減速レートaeが0.25(m/sec2)、
ルーパ長が50(m)となる。 なお、以上のことから、入側トラブルのため、ラインを
停止せざるを得ない場合、従来方法においては、減速開
始時のルーパ残量分のストリツプが所定の速度で処理で
きず、従つて、この分は製品とならないが、本発明方法
によれば、上記の例でも明らかなように、前記不良部分
が大幅に削減できる。このことからも本発明の有用性が
理解される。 なお、前記実施例においては、第1図に示されるような
縦型ルーパに本発明方法を実施した場合を例示したが、
横型ルーパに対しても同様に本発明方法を実施できる。
又、前記実施例ではプロセスラインのプロセス部の入側
にルーパを設けた場合を例示したが、該ルーパを出側に
設けても本発明方法により同様の制御は可能である。
【発明の効果】
以上説明した通り、本発明によれば、ルーパを最大限に
活用でき、従つて、生産されるストリツプの歩留り向
上、生産性向上に大きく寄与できるという優れた効果が
得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明が実施されるルーパ制御装置の全体構成
を示す、一部ブロツク線図を含む配置図、第2図
(A)、(B)は本発明の原理を説明するための、ルー
パ入側及び出側の減速特性の例を示す線図、第3図は、
同じく、従来方法により減速の際にルーパに必要とされ
るストリツプ貯蔵量の例を示す線図、第4図は、同じ
く、本発明方法により減速する際のルーパのストリツプ
貯蔵量の必要量を示す線図、第5図は従来の連続焼鈍ラ
インの一例を示す要部配置図である。 2……鋼板(ストリツプ)、 3……ルーパ、 7、8……速度検出器、 9……トルクモータ、 10……エンコーダ、 11……コンピユータ、 12……速度制御器、 13、14……駆動モータ、 31……キヤリツジ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プロセス部の前段及び後段のうちの少なく
    とも一方にルーパを有するストリツプ用プロセスライン
    で、該ルーパの入側及び出側の各ライン速度並びに該ル
    ーパのキヤリツジ位置を検出し、検出ライン速度並びに
    キヤリツジ位置に基づき、前記プロセスラインを減速停
    止させるに際し、 前記プロセス部のライン速度の減速開始タイミングを決
    定すると共に、 前記プロセス部のライン速度の減速完了時期と前記ルー
    パの該プロセス部反対側のライン速度の減速完了時期と
    が一致するように、該プロセス部反対側のライン速度の
    減速特性を制御することを特徴とするルーパの制御方
    法。
JP62065409A 1987-03-19 1987-03-19 ル−パの制御方法 Expired - Fee Related JPH0688075B2 (ja)

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JPS63230225A JPS63230225A (ja) 1988-09-26
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5665752A (en) * 1979-10-31 1981-06-03 Kawasaki Steel Corp Looper running method
JPS6227271A (ja) * 1985-07-25 1987-02-05 Mitsubishi Electric Corp 連続処理設備の速度制御装置

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