JPH0688045A - 弾性を有する難燃性塗工材 - Google Patents

弾性を有する難燃性塗工材

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JPH0688045A
JPH0688045A JP26538892A JP26538892A JPH0688045A JP H0688045 A JPH0688045 A JP H0688045A JP 26538892 A JP26538892 A JP 26538892A JP 26538892 A JP26538892 A JP 26538892A JP H0688045 A JPH0688045 A JP H0688045A
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JP
Japan
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flame
parts
retardant
emulsion
durability
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JP26538892A
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Naoyuki Kato
直行 加藤
Hiroko Sasaki
弘子 佐々木
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INTERIOR PLANNING KK
Mitsubishi Chemical BASF Co Ltd
Original Assignee
INTERIOR PLANNING KK
Mitsubishi Chemical BASF Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、内外装材などのコンクリ−ト面や
金属面に300μ〜5000μと基材同等材料以上の厚
みに塗工せしめ、弾性を保持しつつ優れた難燃性、付着
性および耐久性等を有する難燃性塗工材を提供するにあ
る。 【構成】 ハロゲン含有樹脂水性エマルジョン100重
量部と、ホウ酸の金属塩3〜35重量部と、金属水酸化
物100〜600重量部と、水硬性無機物60〜400
重量部とよりなる。そして、樹脂水性エマルジョンに含
有するハロゲンとホウ酸の金属塩との相乗作用により難
燃化せしめると共に、金属水酸化物の加熱に伴う結晶水
の解離放出により難燃化を一層促進せしめ、かつ、水硬
性無機物により耐久性を著しく向上せしめ、これらが相
まって用いる樹脂の弾性や付着性等の物性を損なうこと
なく優れた難燃性・耐久性等の効果を発揮せしめる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主として、コンクリ−
ト面の下地調整材、保護仕上げ材、あるいは、金属の防
錆保護材等として有用な内外装用の弾性を有する難燃性
塗工材に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種の難燃性塗工材は、主
として建造物の火災に対する安全性等の点から内外装材
のコンクリ−ト面や金属面の保護美装用として広く使用
せられている。そして、かかる従来の難燃性塗工材とし
ては、塩化ビニル・塩化ビニリデン共重合体、塩化ビニ
ル・酢酸ビニル共重体、塩化ビニリデン・アクリル酸ア
ルキルエステル共重合体等の樹脂自体が難燃性である塩
化ビニル系樹脂又は塩化ビニリデン系樹脂のものが知ら
れている。しかしながら、かかる難燃性塗工材は、高ハ
ロゲンに伴う樹脂自体の難燃性に依拠するものであるか
ら、被着材への密着性や造膜性、難燃性、耐久性、熱黄
変性、弾性等の点から自ずと用途に制限があるのみなら
ず、とくに難燃性や耐久性等の点において必ずしも満足
し得ないものであった。
【0003】かかる従来の難燃性塗工材の問題点を解決
するものとして、 樹脂水性エマルジョンに三酸化アンチモン系や水酸化
アルミニウムなどの無機性難燃剤を多量に添加せしめる
難燃性塗工材 樹脂水性エマルジョンにテトラブロモビスフェノ−ル
や塩素化リン酸エステルなどの有機性難燃剤を添加せし
める難燃性塗工材 樹脂量を減少せしめ、塩素含有バインダ−を添加せし
める難燃性塗工材 樹脂水性エマルジョンに発泡性物質を添加せしめる難
燃性塗工材 など、添加型の難燃性塗工材が提案されている。
【0004】しかしながら、の無機性難燃剤を添加せ
しめる難燃性塗工材は、難燃剤を多量に添加せしめる必
要があるため、使用時における塗工皮膜中には無機性難
燃剤の含有量が必然的に著しく大となり、一般に硬くて
脆く、柔軟性皮膜を得にくい欠点がある。また、の有
機性難燃剤を添加せしめる難燃性塗工材は、塩素系や臭
素系の有機疎水性粉末を使用するものであるから、有機
バインダ−との混和性、相容性、分散安定性などに問題
があり、場合によっては難燃剤の分離を生起しやすいも
のであって、塗工皮膜の性能を低下させやすい欠点があ
る。このため、水溶性の難燃剤を添加せしめる方法が開
示されているが、耐水性を著しく低下させる欠点があ
り、また、同様に、アンチモン系の難燃剤を添加せしめ
る場合には金属塩の処理に問題を生じるのみならず、高
価な有機系難燃剤を使用するため安価なフィラ−を多用
する必要があり、得られる皮膜が硬くなる欠点がある。
の塩素含有バインダ−を添加せしめる難燃性塗工材
は、塩素含有量を必然的に高く設定する必要があるた
め、皮膜の物性低下や耐熱安定性に劣るのみならず、光
熱により着色化しやすい欠点がある。なお、の発泡性
物質を添加せしめる難燃性塗工材は、極めて特殊な使い
方であり、一般的でない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来の問題
点を解決しようとするもので、内外装材などのコンクリ
−ト面や金属面に300μ〜5000μと基材同等材料
以上の厚みに塗工せしめ、弾性を保持しつつ優れた難燃
性、付着性および耐久性等を有する難燃性塗工材を提供
しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、ハロゲ
ン含有樹脂水性エマルジョン100重量部と、ホウ酸の
金属塩3〜35重量部と、金属水酸化物100〜600
重量部と、水硬性無機物60〜400重量部とよりなる
弾性を有する難燃性塗工材である。本発明の難燃性塗工
材は、樹脂水性エマルジョンを柔軟性付与バインダ−と
せしめ、これに含有せしめたハロゲンとホウ酸の金属塩
との相乗作用により難燃化せしめると共に、金属水酸化
物の加熱に伴う結晶水の解離放出により難燃化を一層促
進せしめ、かつ、水硬性無機物により耐久性を著しく向
上せしめるもので、これらが相まって用いる樹脂の弾性
や付着性等の物性を失なうことなく優れた難燃性・耐久
性等の効果を有効に発揮せしめうる。
【0007】本発明に用いられるハロゲン含有樹脂水性
エマルジョンは、塩素や臭素などのハロゲン原子を含有
する重合性不飽和単量体を水性媒体中で乳化重合、又は
他の重合性不飽和単量体と乳化重合させる方法によって
一般的に製造されるが、必要に応じてハロゲン原子を含
有する難燃剤を樹脂水性エマルジョンに含有せしめるこ
とにより製造することができる。そして、得られる皮膜
の柔軟性の面から、エマルジョンの樹脂のガラス転移点
は5℃以下に選定するのが好ましく、5℃を超えると塗
膜の柔軟性に問題を生起せしめる。
【0008】かかるハロゲンを含有する重合性不飽和単
量体としては、例えば塩化ビニル、塩化ビニリデン、モ
ノ−若しくはジ−クロロスチレン、ブロモスチレン、ク
ロロプレン及びこれら任意の混合物等が挙げられるが、
共重合性等を考慮する場合には塩化ビニル、塩化ビニリ
デン、及びクロルスチレンが好ましい。また、樹脂水性
エマルジョン組成物の使用目的を考慮すると、ハロゲン
原子含有不飽和単量体と他の重合性不飽和単量体とを共
重合させるのが望ましく、その場合に用いる他の不飽和
単量体としては、例えば、アクリル酸エステル、メタク
リル酸エステル、酢酸ビニル、エチレン、スチレン等を
挙げることが出来る。また、官能性単量体として、不飽
和カルボン酸、ヒドロキシル基含有単量体、あるいはア
ミド基含有単量体なども併用するとよい。
【0009】さらに、ハロゲン原子を含有する難燃剤と
しては、例えば、塩化リン酸エステル、塩素化パラフィ
ン、ヘキサブロモシクロドデカン、デカブロモジフェニ
ルオキサイド、ヘキサブロモベンゼン、テトラブロモエ
タン、ペンタジブロモジフェニルエ−テル、ジブロモエ
チルベンゼン、テトラブロモビスフェノ−ルA、トリブ
ロモフェニルアリルエ−テル、臭素化ポリスチレン、及
びこれらの任意の混合物等が挙げられる。
【0010】なお、ハロゲン原子を含有する難燃剤を含
有せしめた樹脂水性エマルジョンを製造するには、通
常、これらの難燃剤を樹脂エマルジョンに添加する方法
が用いられる(特開平2−265973号公報、特開平
4−13746号公報、及び特開平4−36359号公
報等参照)。そして、かかるハロゲン原子を含有する難
燃剤を含有せしめた樹脂水性エマルジョンとして、三菱
油化バ−ディッシェ株式会社製の「アクロナ−ル(登録
商標)」「ディオファン(登録商標)」、或いは住友化
学工業株式会社製の「スミカフレックス(登録商標)」
「スミエリ−ト(登録商標)」等の市販品を使用するこ
とが出来る。かかるハロゲン含有樹脂水性エマルジョン
は、水分が蒸発する段階で粒子間結合が進行し、弾性に
富む強靱な塗工皮膜を形成しうる。
【0011】上記樹脂水性エマルジョン中のハロゲンと
相乗作用を発揮せしめるホウ酸の金属塩としては、ホウ
酸亜鉛、ホウ化アルミニウム、ホウ化鉄、ホウ酸ナトリ
ウム、メタホウ酸バリウム等を挙げることが出来る。
【0012】また、難燃助剤としての金属水酸化物は、
1モル当たり結合水量が20%以上で、分解温度が10
0℃〜500℃、好ましくは120℃〜450℃であ
り、分解温度が100℃以下のものは加熱に伴う結晶水
の解離放出が早すぎ、また500℃以上の場合には結晶
水の解離放出が遅すぎて共に難燃助剤として不適であ
る。好適な金属水酸化物としては、例えば、水酸化アル
ミニウム、水酸化マグネシウム、水酸化カルシウム、2
水和石膏、ド−ソナイト、アルミン酸カルシウム等を挙
げることが出来る。
【0013】さらに、塗工材の耐久性を高める水硬性無
機物としては、ポルトランドセメント、高炉セメント、
シリカセメント、スラグセメント、アルミナセメント等
のセメント、半水石膏、あるいは無水石膏を挙げること
が出来る。特に、石膏は硬化後、金属水酸化物として作
用する。そして、かかる水硬性無機物に対し、ハロゲン
含有樹脂水性エマルジョンは総添加物に対して好ましく
は10%〜60%に選定するとよく、10%未満では目
的の弾性が得られず、60%を超える場合には柔軟性が
良くなる反面、ハロゲン含有樹脂水性エマルジョンその
ものの性質が強く現われて難燃性や耐久性に問題を生起
する。
【0014】なお、本発明の難燃性塗工材には、必要に
応じて着色材、クレ−、炭酸カルシウム、セリサイト、
及びホウ砂などの無機物、その他、非ハロゲン系の樹脂
水性エマルジョン、分散剤、湿潤剤、減水剤、増粘剤、
消泡剤、あるいは乳化剤等を配合することが出来る。そ
して、本発明の難燃性塗工材の配合は、好適にはハロゲ
ン含有樹脂水性エマルジョンが固形分で100重量部
(但し、無機充填剤や着色剤に対しては10重量%以上
であること)、ホウ酸の金属塩が3〜35重量部、金属
水酸化物が100〜600重量部、水硬性無機物が60
〜400重量部、無機充填剤や着色剤が0〜100重量
部、その他の非ハロゲン系樹脂水性エマルジョンが0〜
50重量部である。
【0015】
【発明の効果】本発明の難燃性塗工材は、樹脂水性エマ
ルジョンに含有するハロゲンとホウ酸の金属塩との相乗
作用により難燃化せしめると共に、金属水酸化物の加熱
に伴う結晶水の解離放出により難燃化を一層促進せし
め、かつ、水硬性無機物により耐久性を著しく向上せし
めることが出来るものであって、これらが相まって用い
る樹脂の弾性や付着性等の物性を損なうことなく優れた
難燃性・耐久性等の効果を有効に発揮せしめる。
【0016】
【実施例】以下に、本発明の実施例を示すが、本発明は
これに限定されるものではない。
【0017】実施例1〜7、及び比較例1〜11 表1に示す配合例により難燃性塗工材を生成した。な
お、表1に示すハロゲン含有樹脂水性エマルジョンA、
B、C、及びDは、以下の配合例により生成したものを
用いた。
【0018】ハロゲン含有樹脂水性エマルジョンA 温度調節器、いかり形撹拌器、還流冷却器、供給容器、
温度計及び窒素導入管を備えた反応容器内に、下記の原
料を投入した。 水 200部 エチレンオキサイド20モルと反応させたP−ノニル フェノ−ルの硫酸半エステルのナトリウム塩(以下に おいて、これを「アニオン性乳化剤A」という。)の 35%水溶液 5部 エチレンオキサイド25モルと反応させたP−ノニル フェノ−ル(以下において、これを「非イオン性乳化 剤B」という。) 20部 次いで、反応容器内を窒素ガスで置換したのち、次に示
す供給物1の10%を加え、混合物を90℃に加熱し
た。 供給物1 水 200部 前記アニオン性乳化剤Aの35%水溶液 25部 スチレン 110部 アクリル酸ブチル 282部 アクリルアミド 8部 ヘキサブロモシクロドデカン 10部 ジクミルパ−オキサイド 2部 さらに、反応容器内に、85部の水に2.5部の過硫酸
カリウムを溶解したもの(供給物2)の10%を投入し
たのち、供給物1の残り全部、および供給物2の90%
を3.5時間かけて供給し、その供給終了後、さらに2
時間同温度(90℃)に保って重合させ、難燃剤含有ア
ニオン性樹脂水性エマルジョン(Tg約−27℃、固形
分50%、MFT<0℃)を得た。このエマルジョンを
アンモニア水でpH7.6に調節した。
【0019】ハロゲン含有樹脂水性エマルジョンB 温度調節器、いかり形撹拌器、還流冷却器、供給容器、
温度計及び窒素導入管を備えた反応容器内に、下記の原
料を投入した。 水 200部 エチレンオキサイド20モルと反応させたP−ノニル フェノ−ルの硫酸半エステルのナトリウム塩(以下に おいて、これを「アニオン性乳化剤A」という。)の 35%水溶液 5部 エチレンオキサイド25モルと反応させたP−ノニル フェノ−ル(以下において、これを「非イオン性乳化 剤B」という。) 20部 次いで、反応容器内を窒素ガスで置換したのち、次に示
す供給物1の10%を加え、混合物を90℃に加熱し
た。 供給物1 水 200部 前記アニオン性乳化剤Aの35%水溶液 25部 スチレン 150部 アクリル酸ブチル 242部 アクリルアミド 8部 ヘキサブロモシクロドデカン 10部 ジクミルパ−オキサイド 2部 さらに、反応容器内に、85部の水に2.5部の過硫酸
カリウムを溶解したもの(供給物2)の10%を投入し
たのち、供給物1の残り全部、および供給物2の90%
を3.5時間かけて供給し、その供給終了後、さらに2
時間同温度(90℃)に保って重合させ、難燃剤含有ア
ニオン性樹脂水性エマルジョン(Tg約0℃、固形分5
0%、MFT4℃)を得た。このエマルジョンをアンモ
ニア水でpH7.6に調節した。
【0020】ハロゲン含有樹脂水性エマルジョンC 温度調節器、いかり形撹拌器、還流冷却器、供給容器、
温度計及び窒素導入管を備えた反応容器内に、下記の原
料を投入した。 水 200部 エチレンオキサイド20モルと反応させたP−ノニル フェノ−ルの硫酸半エステルのナトリウム塩(以下に おいて、これを「アニオン性乳化剤A」という。)の 35%水溶液 5部 エチレンオキサイド25モルと反応させたP−ノニル フェノ−ル(以下において、これを「非イオン性乳化 剤B」という。) 20部 次いで、反応容器内を窒素ガスで置換したのち、次に示
す供給物1の10%を加え、混合物を90℃に加熱し
た。 供給物1 水 200部 前記アニオン性乳化剤Aの35%水溶液 25部 スチレン 150部 アクリル酸ブチル 242部 アクリルアミド 8部 さらに、反応容器内に、85部の水に2.5部の過硫酸
カリウムを溶解したもの(供給物2)の10%を投入し
たのち、供給物1の残り全部、および供給物2の90%
を3.5時間かけて供給し、その供給終了後、さらに2
時間同温度(90℃)に保って重合させ、ハロゲンを含
有しないアニオン性樹脂水性エマルジョン(MFT3
℃、固形分50%)を得た。このエマルジョンをアンモ
ニア水でpH7.6に調節した。
【0021】ハロゲン含有樹脂水性エマルジョンD 温度調節器、撹拌器、供給容器、温度計および窒素導入
管を備えた反応容器内に、 水 250部 ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム 1部 過硫酸カリウム 1.6部 を仕込み、内部を窒素ガスで置換し、その後減圧にし、
更に窒素ガスを導入したのち、再び減圧にした。次い
で、この反応容器内の温度を60℃に保って撹拌しなが
ら、この反応容器内に窒素ガス置換をした供給容器内よ
り 塩化ビニリデン 150部 アクリル酸メチル 50部 アクリル酸ブチル 300部 水 250部 ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム 10部 よりなる混合物を、定量ポンプを用いて6時間かけて連
続的に供給した。所定量の混合物の供給完了後、反応容
器の内圧が0kg/cm2Gになるまで50℃で重合を継続さ
せ、固形分含有量が50%、MFT<0℃の樹脂水性エ
マルジョンを製造した。
【0022】なお、上記実施例1〜7、及び比較例1〜
11について得られた塗工材につき、難燃性能、曲げ、
耐水性、黄変性、耐久性、及び接着力について各々試験
を行い、その結果を表2に示す。なお、かかる試験につ
いては、以下の方法により行った。
【0023】難燃性能試験 JIS A−1321の表面試験法により行い、次の基
準にしたがって難燃性能を評価する。 ◎−−−不燃判定相当 ○−−−準不燃相当 △−−−難燃相当
【0024】耐水性試験 鉄板上に乾燥皮膜が600μとなるように実施例品、及
び比較例品を各々塗布し、20℃で7日間放置せしめ
る。ついで、これを60℃の温水中に5日間浸漬し、目
視により次の基準にしたがって評価する。 ○−−−異常なし △−−−皮膜のツヤ引け ×−−−ブリスタ−の発生
【0025】黄変性試験 耐水性試験と同様に試料を作成し、60℃で100時間
放置し、皮膜の黄変の程度を目視により次の基準にした
がって評価する。 ○−−−殆ど変化無し ×−−−黄変
【0026】耐久性試験 耐水性試験と同様に試料を作成し、デュ−サイクル50
0時間後に判定した。なお、判定評価は、次の基準にし
たがって行った。 ○−−−大きな変化無し △−−−ツヤ引けあり ×−−−クラックやブリスタ−が発生し、表面上に大き
な変化あり
【0027】接着力試験 スレ−ト板に乾燥皮膜が600μとなるように塗布し、
20℃下で7日間放置せしめ、ついで、凍結サイクル
(水中に1時間浸漬し、−20℃下で3時間凍結せしめ
た後、80℃で2時間解凍)を200回繰り返し、ナイ
フにて5mm角20個のマスを作り、ガムテ−プで剥離
試験を行う。なお、剥離の評価は次の基準にしたがって
行う。 ○−−−全く異常無し △−−−1〜5の剥離 ×−−−6以上の剥離
【0028】曲げ試験 耐水性試験と同様に試料を作成した後、塗布面を外にし
て直径100mmの棒に挾んで曲げる。そして、曲げに
よる割れ発生角度を次の基準により評価する。 ◎−−−120度以上変化無し ○−−−90度以上変化無し △−−−60度以上変化無し ×−−−60度以下変化無し
【0029】
【表1】
【0030】
【表2】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C09D 127/04 PFE 9166−4J

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ハロゲン含有樹脂水性エマルジョン100
    重量部と、ホウ酸の金属塩3〜35重量部と、金属水酸
    化物100〜600重量部と、水硬性無機物60〜40
    0重量部とよりなる弾性を有する難燃性塗工材。
JP26538892A 1992-09-07 1992-09-07 弾性を有する難燃性塗工材 Pending JPH0688045A (ja)

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JP26538892A JPH0688045A (ja) 1992-09-07 1992-09-07 弾性を有する難燃性塗工材

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008019394A (ja) * 2006-07-14 2008-01-31 Sk Kaken Co Ltd 発泡性耐火塗料
JP2021021056A (ja) * 2019-07-30 2021-02-18 スモリホールディングス株式会社 難燃剤組成物および難燃性材料

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