JPH0687277U - プラスチックス袋の収納容器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は各袋体間のミシン目の箇所を判別す
るための表示を施したプラスチックス連続袋体をロール
状に巻き収納する収納容器に関する。 【構成】 表示は各袋体間のミシン目手前に、目立ちや
すい記号で記載する。収納容器は箱状又は袋状に、透明
な柔軟性に富む材質で構成される。このため、保管場所
をとらず、内容量が容易に確認できるものである。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、包装分野に使用されるプラスチックス袋の収納容器に関するもので ある。さらに、詳しくは各袋体間にミシン目を施したプラスチックス連続袋体を ロール状に巻き、容器に収納する。収納した袋を使用するに際し、プラスチック ス袋を一枚ずつ取り出せるように形成したプラスチックス袋の収納容器に関する 。

【０００２】

【従来の技術】

従来、プラスチックス袋は単に製品を平面状に積み重ねた状態に収納するだけ の箱または、袋体のものがあつた。この場合、上部の袋一枚のみを取り上げるこ とは意外にむずかしく、何枚かを同時に取り上げ、このため袋が散乱することが あつた。

【０００３】 また、プラスチックス袋を必要に応じ一枚づつ取り出す方法としては、帯状連続 袋体の各袋の間にミシン目をつけておき、これをロール巻きして箱に収納する。 使用に際し、引き出しながら箱の角に当ててミシン目のところから引き離す方法 が知られている。この場合、袋体のミシン目の箇所、すなわち位置が判別しにく い。このため余分に引き出して繁雑になり、使用時に素早く取り出すことが出来 ないという欠点があつた。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は、かかる問題を解決するためになされたものであり、プラスチックス 袋を簡単に取り出せるプラスチックス袋の収納容器を提供するものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

本考案は、各袋体間のミシン目（１）を判別するための表示（２）を施したプ ラスチックス連続袋体（３）を収納するに際し、該袋体（３）をロール状に巻き 、収納容器に収納する。該収納容器の側面には、取出口を設けて構成されており 、連続袋体を収納容器から引き出し、ミシン目の箇所を手で引き離すことによつ て各袋体が得られる。

【０００６】 本考案の特徴は、引き離す際に、各袋体間のミシン目箇所すなわち位置を明確に 、判別しやすくするため表示を施すことにある。表示の方法としては、ミシン目 の約５ｃｍ〜２０ｃｍ手前に、矢印や文字、図形、警告文、その他目立ちやすい 記号を記載することにある。これら表示記号は、袋体とは異なる対照的な色合い にすれば一層判別の効果をあげることができる。

【０００７】 袋体はプラスチックス製の材質、たとえば、ポリ塩化ビニール、ポリ酢酸ビニー ル、ポリスチレン等の高分子物を用いてつくられる。その大きさはたとえば、縦 ４０ｃｍ〜７０ｃｍ、横３０ｃｍ〜６０ｃｍのものが採用される。 次に、該袋体をロール状に巻き、収納容器に収納する。収納容器は箱状、または 袋状に形成される。とくに袋状容器は保管場所を取らず、しかも廉価に製造でき る。また、透明な素材を用いれば、内容物の確認がしやすく、作業性もよくなる 。

【０００８】 次に、収納容器の側面に取出口を設ける。取出口は長楕円形、長方形の形状のい ずれの形でもよい。その大きさは、内容物が容易に引き出せる大きさであればよ く、とくに限定するものではない。 以下、実施例でもつて本考案のプラスチックス袋の収納容器を説明する。

【０００９】

【実施例】

本考案のプラスチックス袋の収納容器を図面にもとづいて説明する。第１図は プラスチックス連続袋体の平面図を示すものである。連続袋体（３）は淡青色の ポリ塩化ビニールのシートを用いてつくられる。各袋体の大きさは横４０ｃｍ、 縦４５ｃｍでなり、各袋体は縦状に、約５０枚を連結して帯状に構成される。各 袋体の間に、ミシン目（１）が設けられる。各袋体間のミシン目の手前約１０ｃ ｍの位置に表示記号（２）の矢印が朱色で印刷される。このようにして本考案に 係わるプラスチックス袋の収納容器を用いることによりミシン目箇所は矢印でも つて明確に、判別しやすく、非常に作業性がよくなる。

【００１０】 第２図は本考案のプラスチックス袋の収納容器の斜視図を示す。収納容器（４） は円筒状であり、その大きさは直径７ｃｍ、高さ２０ｃｍに形成される。収納容 器（４）の側面に取出口（５）が設けられる。取出口（５）は連続袋体を引き出 すためのものであり、その大きさは横２ｃｍ、縦１５ｃｍの長方形に形成される 。このようにして本考案の袋状の収納容器は柔軟性にとみ、保管場所をとらず、 内容物が確認しやすく、しかも連続袋体を一枚づつ取出口から容易に引き出すこ とを可能にしたものである。

【００１１】

【考案の効果】

本考案に係わるプラスチックス袋の収納容器は各袋体間のミシン目箇所を表示 でもって、明確に、判別しやすくしたものである。さらに、袋状収納容器は柔軟 性にとみ、保管場所をとらず、内容量の確認がしやすく、しかも連続袋体を一枚 ずつ取出口から容易に引き出すことを可能にしたものである。

【図面の簡単な説明】

第１図はプラスチックス連続袋体の平面図を示す。第２
図は本考案のプラスチックス袋の収納容器の斜視図を示
す。 １……ミシン目 ２……表示 ３……連続袋体 ４……収納容器 ５……取出口

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 各袋体間のミシン目（１）を判別するための表示（２）
   を施したプラスチックス連続袋体（３）を収納するに際
   し、該袋体（３）をロール状に巻き、収納容器（４）の
   側面に取出口（５）を設けることを特徴とするプラスチ
   ックス袋の収納容器。