JPH0686985U - 筆記具の揮発・蒸発防止用スタンド - Google Patents

筆記具の揮発・蒸発防止用スタンド

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JPH0686985U
JPH0686985U JP3317593U JP3317593U JPH0686985U JP H0686985 U JPH0686985 U JP H0686985U JP 3317593 U JP3317593 U JP 3317593U JP 3317593 U JP3317593 U JP 3317593U JP H0686985 U JPH0686985 U JP H0686985U
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崇典 多児
収史 藤川
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Abstract

(57)【要約】 【目的】キヤツプの抜き差し操作を不要化することによ
り、作業能率を昂め得る筆記具の揮発・蒸発防止用スタ
ンドを提供する。 【構成】卓上へ据え付け使用されるスタンド本体(S)
に、筆記具(M)のペン先逃し入れ凹所(12)とその
直上位置に連通開口するペン軸受け(B)とを設けると
共に、そのペン軸受け(B)の内壁面に、筆記具(M)
のペン軸(b)と弾圧的に密着し得るシールリング(2
0)を嵌め付けた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は筆記具の揮発・蒸発防止用スタンドに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、フエルトペンやマーカー、サインペン、筆ペンなどと通称されている 筆記具には、油性と水性との2種があり、又そのカラーについても約130〜1 50種が市販されている。
【0003】 ところが、その何れにあっても筆記具のキヤツプは、インキの揮発や蒸発を防 ぐため、ペン軸へ非常に強く被着されており、その抜き差し操作を簡単には行な えないようになっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
そのため、特に各種カラーの筆記具を頻繁に使い分ける必要があるデザイン業 者や出版業者などにとっては、上記キヤツプの抜き差し操作上甚だ不便であり、 作業のスピード化を図ることができない。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案はこのような課題の解決を企図しており、そのための構成上卓上へ据え 付け使用されるスタンド本体に、筆記具のペン先逃し入れ凹所とその直上位置に 連通開口するペン軸受けとを設けると共に、そのペン軸受けの内壁面に、筆記具 のペン軸と弾圧的に密着し得るシールリングを嵌め付けたことを特徴とするもの である。
【0006】
【作用】
本考案の上記構成によれば、筆記具をそのキヤツプの抜き去り使用後に、上方 からスタンド本体のペン先逃し入れ凹所へ差し込み起立させることができ、その 状態では筆記具のペン軸がペン軸受けのシールリングと弾圧的に密着して、その シールリングによりインキの揮発や蒸発が封止作用されることになる。
【0007】 そのため、その筆記使用後のたび毎に、再度キヤツプを強く差し込み被着させ る必要がなく、特に各種カラーの筆記具を頻繁に使い分け作業するデザイン業者 や出版業者などにとって、著しく便利であると共に、その作業能率を大いに昂め 得る効果が達成される。
【0008】
【実施例】
以下、図面に基いて本考案の詳細を説明すると、先づ図1〜8はその筆記具用 スタンドの第1実施例を示しており、(S)は硬質な合成樹脂から平面視の滑ら かな円弧状に弯曲形成されたスタンド本体であって、断面倒立U字型を呈してい る。
【0009】 (11)はそのスタンド本体(S)の底面へビスや接着剤などによって、施蓋 状態に嵌め付け一体化されたウエイト又は接地座であり、これが金属板や磁石板 、吸着板などから成ることによって、卓上へ安定良く据え付け使用できるように なっている。
【0010】 又、(12)は同じくスタンド本体(S)の長手中心線上に沿って点在分布す る複数個(図例では合計5個)のペン先逃し入れ凹所であり、筆記具(M)のペ ン先(a)に準じた先細り円錐型に造形されている。但し、その凹所(12)の 下部先端を開放形態に定めてもさしつかえない。
【0011】 (13)は各ペン先逃し入れ凹所(12)の直上位置に連通開口する若干径大 な段付き穴形態の受け止め口筒であり、その内部には上方から筆記具(M)のペ ン軸受け(B)が、正しく納まる状態として嵌め付けられるようになっている。
【0012】 つまり、ペン軸受け(B)はスタンド本体(S)から別個独立しており、その 各個が図5〜7に抽出するように、硬質な合成樹脂や軽金属から上記スタンド本 体(S)側の受け止め口筒(13)と適合する張り出しフランジ(14)を備え たブツシユ型に造形されていると共に、その開口上縁部がペン軸(b)を受け入 れやすく拡大する円錐型をなしてもいる。
【0013】 そして、そのペン軸受け(B)の胴部外壁面と、上記受け止め口筒(13)の 内壁面との何れか一方からは、僅かなリードを有する1条の雄ネジ(15)が突 設されており、残る他方にはその雄ネジ(15)と螺合可能な雌ネジ(16)が 対応形成されている。しかも、ペン軸受け(B)の上記円錐型開口上縁部には、 向かい合う一対のコイン係止用キー溝(17)が切り欠かれている。
【0014】 そのため、図8から示唆されるように、その両キー溝(17)に亘ってコイン (18)を係止させた上、ペン軸受け(B)を約90度だけ回動操作することに より、そのペン軸受け(B)を上記スタンド本体(S)側の受け止め口筒(13 )に対して、軽快に嵌め付け又は抜き出すことができる。
【0015】 (19)は上記ペン軸受け(B)の胴部内壁面に形成された凹周溝、(20) はその凹周溝(19)への圧入状態に嵌め付けられたシールリングであって、耐 摩耗性に富むゴムや合成樹脂などの弾性材から成り、キヤツプ(図示省略)を抜 き去った筆記具(M)のペン先(a)が、上方からペン軸受け(B)を貫通して 、スタンド本体(S)のペン先逃し入れ凹所(12)まで差し込まれた時、その 筆記具(M)のペン軸(b)へ弾圧的に密着して、そのインキの揮発や蒸発を封 止作用する。
【0016】 この点、図例では上記ペン軸受け(B)をブツシユ型として、その胴部を一定 な口径の円形に開口形成すると共に、その同じペン軸受け(B)の複数個を上記 スタンド本体(S)側の受け止め口筒(13)へ、その全体的な並列状態に各々 嵌め付けることにより、カラーのみが異なる筆記具(M)の複数本を、差し込み 起立させ得るようになっている。
【0017】 但し、上記のようにペン軸受け(B)の各個を、スタンド本体(S)側の受け 止め口筒(13)へ着脱自在に嵌め付ける構成とする場合には、後述の図34〜 40から示唆される通り、そのペン軸受け(B)における胴部の口径と開口形状 が相違変化する数種を作成準備しておき、これを選択的又は互換的に上記受け止 め口筒(13)へ嵌め付け使用することにより、上記カラーのみならず、ペン軸 (b)の太さや形状が異なる筆記具(M)であっても、そのペン軸(b)を常時 シールリング(20)による密封軸受け状態に保つことができ、その筆記具(M )の変化に対応させることも可能となる。
【0018】 次に、図9〜16は本考案の第2実施例を示しており、その構成上図1〜8の 第1実施例と異なる点は、下記の通りである。
【0019】 即ち、この第2実施例の筆記具用スタンドではスタンド本体(S)を平面視の 細長い直線形態として、その長手中心線上に点在分布する受け止め口筒(13) の各個を、その前面が開放する平面視のU字型に切り欠くと共に、その凹曲内壁 面から水平な係止レール(21)を突出させている。
【0020】 他方、ペン軸受け(B)をその受け止め口筒(13)の内部に正しく納まる平 面視のU字輪郭形状に造形すると共に、その凸曲外壁面に上記係止レール(21 )と嵌合するキー溝(22)を対応形成している。但し、逆にそのキー溝(22 )を上記受け止め口筒(13)の内壁面へ、係止レール(21)をペン軸受け( B)の外壁面へ各々設けても、勿論良い。
【0021】 そして、上記ペン軸受け(B)の各個をスタンド本体(S)側の受け止め口筒 (13)へ、その前方から押し込みスライド操作することにより、そのペン軸受 け(B)をスタンド本体(S)におけるペン先逃し入れ凹所(12)の直上位置 へ、そのペン先逃し入れ凹所(12)との連通開口状態に嵌め付けている。
【0022】 つまり、上記第1実施例ではペン軸受け(B)をスタンド本体(S)側の受け 止め口筒(13)へ、その雄ネジ(15)と雌ネジ(16)との螺合締結作用を 介して、回動操作のもとに嵌め付けているに反し、第2実施例の場合ペン軸受け (B)をスタンド本体(S)側の受け止め口筒(13)へ、その係止レール(2 1)とキー溝(22)との嵌合作用を介して、押し込みスライド操作のもとに嵌 め付けており、勿論そのペン軸受け(B)を引き出すことも可能である。
【0023】 更に、図17〜21は本考案の第3実施例を示しており、これではその構成上 スタンド本体(S)の長手中心線上に点在分布する受け止め口筒(13)の各個 を、やはり前面が開放する平面視の半円型に切り欠くと共に、これと向かい合う 半円型凹欠(23)の複数を備えた押えカバー(C)により、その前方からペン 軸受け(B)を悉く挟持できるようになっている。その押えカバー(C)もスタ ンド本体(S)と同じく、硬質な合成樹脂から作成されている。
【0024】 上記第1、2実施例との比較から言えば、第3実施例の場合ペン軸受け(B) の嵌め付けられる受け止め口筒(13)が半割り状態として、スタンド本体(S )とその別個な押えカバー(C)との向かい合う相互により、上記第1実施例の それと同じ開口形状に区成されているわけである。
【0025】 従って、その押えカバー(C)を上記第2実施例のペン軸受け(B)に準じて 、スタンド本体(S)から前方へ引き出し操作することにより、上記受け止め口 筒(13)からペン軸受け(B)を抜き出すことも可能である。(24)は上記 スタンド本体(S)における長手方向の両端部に切り欠かれた一対のキー溝であ って、これと対応位置する係止爪(図示省略)が、押えカバー(C)から突設さ れており、その両者の係脱自在に係止されるようになっていること、言うまでも ない。
【0026】 又、図22〜27は本考案の第4実施例を示しており、これでも上記第3実施 例と同じく、その構成上ペン軸受け(B)が嵌め付けられる受け止め口筒(13 )を半割り状態として、スタンド本体(S)とその前方からの押えカバー(C) により区成しているが、特にペン軸受け(B)から上記フランジ(14)を外向 きに張り出す代りに、スタンド本体(S)と押えカバー(C)から内向きにフラ ンジ(25)を張り出すことにより、そのペン軸受け(B)を上方からも押え付 け拘束できるようになっている。
【0027】 しかも、第4実施例の場合上記第3実施例に比して、スタンド本体(S)とそ の押えカバー(C)が背高く、これとの相対的に筆記具(M)のペン先(a)を 奥深くまで安定良く差し込み起立させ得るようになっている。
【0028】 更に、上記受け止め口筒(13)へ嵌め付けられたペン軸受け(B)と、その 直下位置に連通開口するペン先逃し入れ凹所(12)が、若干の一定角度(θ) だけ後方へ倒れた傾斜姿勢状態に設置されてもいる。
【0029】 尚、第2〜4実施例におけるその他の構成は、図1〜8の上記第1実施例と実 質的に同一であるため、その図9〜27に図1〜8との対応符号を記入するにと どめて、その詳細な説明を省略するが、上記第1〜4実施例の何れにあっても、 図28から示唆される如く、そのスタンド本体(S)に万力やその他のクランプ 金具(26)を付属させるならば、これにより卓板へますます安定良く確固に取 り付け使用できることとなる。
【0030】 又、同じく付属品として、図29のように別個な透明の防塵用トツプフード( 27)を作成準備し、これを上記スタンド本体(S)へ着脱自在に被冠させるこ とにより、そのスタンド本体(S)に差し込み起立された筆記具(M)の複数本 を悉く覆うように定めても良い。上記スタンド本体(S)やペン軸受け(B)、 押えカバー(C)などには、適当な着色カラーを与えることができ、その着色カ ラーを相違変化させることも考えられる。
【0031】 図30〜34は本考案の第5実施例を示しており、その構成上第1〜4実施例 と異なる点を要説すると、次の通りである。
【0032】 即ち、図1〜27の上記第1〜4実施例では、その何れも1個の共通する細長 いスタンド本体(S)に、複数個のペン軸受け(B)を点在分布状態として嵌め 付けているに反し、第5実施例の場合スタンド本体(S)を小型品として、その 1個のスタンド本体(S)には1個のペン軸受け(B)を嵌め付け、それ自身の 独立単体として図30のように使用できるほか、その隣り合う相互を着脱自在に 継ぎ足し連結することにより、図34のような複数個(図例では合計5個)の並 列状態として使用することもできるようになっている。
【0033】 そのために、各スタンド本体(S)における左右何れか一方の側面からは、上 記継ぎ足し連結用のダボ(28)が突設されており、残る他方の側面にはそのダ ボ(28)と対応位置する受け入れ凹溝(29)が陥没されている。(30)は 各スタンド本体(S)から前方へ張り出された受皿状のキヤツプトレーであり、 このような保管用のキヤツプトレー(30)を付属形成するならば、ここに筆記 具(M)から抜き去ったキヤツプ(図示省略)を載せ得る点で、その紛失防止上 著しく効果的である。
【0034】 又、第5実施例ではペン先逃し入れ凹所(12)の直上位置に連通開口する受 け止め口筒(13)が、特にストレートな円筒形態として、スタンド本体(S) から垂立されていると共に、その受け止め口筒(13)の外壁面には雄ネジ(3 1)が刻成されている。
【0035】 そして、その受け止め口筒(13)へ嵌め付けられる別個なペン軸受け(B) は、上記雄ネジ(31)と螺合可能な雌ネジ(32)を備えたキヤツプナツト型 に造形されており、上記スタンド本体(S)側の受け止め口筒(13)へ上方か ら被冠状態に締結されているである。
【0036】 そのペン軸受け(B)を上記受け止め口筒(13)から抜き出せることや、そ のペン軸受け(B)の内壁面に嵌め付けられたシールリング(20)が、筆記具 (M)のペン軸(b)と弾圧的に密着して、そのインキの揮発や蒸発を封止作用 することは言うまでもない。
【0037】 その場合、図35〜40から示唆されるように、上記ペン軸受け(B)の口径 や開口形状を相違変化させることもでき、そうすれば第1実施例に基いて上記し た通り、ペン軸(b)の太さや形状が異なる各種筆記具(M)に対応しつつ、そ の封止作用を常時確実に果し得る点で、ますます有益となる。
【0038】 特に、第5実施例のペン軸受け(B)はキヤツプナツト型として、スタンド本 体(S)側の受け止め口筒(13)へ被冠状態に締結されるようになっているた め、図41〜46から明白なように、上記ペン軸受け(B)とその受け止め口筒 (13)との上下相互間において、シールリング(20)を挟持拘束するように 定めることも可能である。尚、同図に併記する通り、そのシールリング(20) の断面形状も円形のみに限らない。
【0039】 更に、図47〜50は本考案の第6実施例を示しており、これではその構成上 スタンド本体(S)から垂立する受け止め口筒(13)の外壁面から係止凸条( 33)を張り出す一方、その受け止め口筒(13)へ被冠状態に嵌め付けられる ペン軸受け(B)の内壁面からも係止凸条(34)を対応的に張り出して、その 両係止凸条(33)(34)を係脱自在に咬み合わせている。
【0040】 つまり、上記第5実施例のペン軸受け(B)がキヤツプナツト型として、その 回動操作によりスタンド本体(S)の受け止め口筒(13)へ被着されるように なっているに反し、第6実施例のペン軸受け(B)はその上方からの押し込みス ライド操作によって、その回動させる必要なく、上記受け止め口筒(13)へ被 着させることができるようになっているわけであり、その引き出せることは言う までもない。
【0041】 図51、52は本考案の第7実施例を示しており、これでは上記第1〜6実施 例と異なって、そのペン軸受け(B)をスタンド本体(S)と連続一体に形成し ている。
【0042】 つまり、スタンド本体(S)を1本の筆記具(M)が差し込み起立される断面 ほぼV字型として、そのペン先逃し入れ凹所(12)の直上位置へ、上記ペン軸 受け(B)を連通開口状態に造形すると共に、そのペン軸受け(B)の内壁面へ シールリング(20)を圧入状態に嵌め付けており、そのシールリング(20) によってやはりペン軸(b)を封止作用するようになっている。
【0043】 又、(35)はスタンド本体(S)から垂下する脚柱であり、取付座(36) の中央部へ起伏自在に枢着されている。その取付座(36)の底面に上記したウ エイト(11)が付属一体化されていること、言うまでもない。このような第7 実施例の構成を採るも、本考案の所期する目的を達成することができる。
【0044】 尚、第5〜7実施例におけるその他の構成も、上記第1〜4実施例と実質的に 同一であるため、その図30〜52に図1〜27との対応符号を記入するにとど めて、その詳細な説明を割愛する。
【0045】
【考案の効果】
以上を要するに、本考案では筆記具(M)の揮発・蒸発防止用スタンドとして 、その卓上へ据え付け使用されるスタンド本体(S)に、筆記具(M)のペン先 逃し入れ凹所(12)とその直上位置に連通開口するペン軸受け(B)とを設け ると共に、そのペン軸受け(B)の内壁面に、筆記具(M)のペン軸(b)と弾 圧的に密着し得るシールリング(20)を嵌め付けてあるため、その筆記具(M )をキヤツプの抜き去り使用後に、上方からスタンド本体(S)のペン軸受け( B)を経て、ペン先逃し入れ凹所(12)へ差し込むことができ、その起立姿勢 状態のもとでは筆記具(M)のペン軸(b)が、ペン軸受け(B)に嵌め付けら れているシールリング(20)と弾圧的に密着して、そのシールリング(20) によりインキの揮発や蒸発が自づと封止作用されることになる。
【0046】 その結果、筆記使用後のたび毎に、一々キヤツプを強く差し込み被着させる必 要と煩雑さが無く、特に各種カラーの筆記具(M)を頻繁に使い分け作業するデ ザイン業者や出版業者などにとって、著しく便利であると共に、その作業のスピ ード化を図れる効果がある。
【0047】 又、請求項2の構成によれば、シールリング(20)の嵌め付けられたペン軸 受け(B)が、スタンド本体(S)から別個独立に作成されているため、そのシ ールリング(20)が経時時に弾圧性能を消失したような場合、ペン軸受け(B )のみを新品と交換装着すれば足り、スタンド本体(S)も含む全体の買い求め を要しない効果があるほか、そのスタンド本体(S)とペン軸受け(B)に異な る着色カラーを施すことにより、興趣変化に富む化粧効果も得られる。
【0048】 更に、請求項3の構成によれば、共通する1個のスタンド本体(S)に、複数 個のペン軸受け(B)が嵌め付けられており、又請求項4の構成によれば、ペン 軸受け(B)の嵌め付けられたスタンド本体(S)が、その複数個の継ぎ足し連 結されているため、各種カラーの筆記具(M)を一目瞭然に並列させることがで き、その頻繁な使い分け上ますます便利である。
【0049】 その場合、図示の実施例に基いて説明した通り、ペン軸受け(B)の口径や開 口形状を筆記具(M)におけるペン軸(b)の太さや形状に応じ、その相違変化 する各種として作成準備した上、その複数個の全体的に並列させるならば、上記 筆記具(M)のカラーのみならず、メーカーやその品種毎に変るペン軸(b)と の関係でも、その互換性又は選択性を与え得る点で、一層効果的である。
【0050】 更に、請求項5の構成によれば、筆記使用上抜き去ったキヤツプを、スタンド 本体(S)のキヤツプトレー(30)に載せて保管することができ、その紛失防 止を図れる効果もある。
【0051】 又、請求項6の構成によれば、スタンド本体(S)のペン軸受け(B)に差し 込み起立された筆記具(M)を、そのスタンド本体(S)へ被着されるトツプフ ード(27)によって、その防塵状態に覆うことができ、このことは複数本の筆 記具(M)を保管する場合に、著しく有益であると言える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例を示す斜面図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】図2の3−3線に沿う拡大断面図である。
【図4】スタンド本体を抽出して示す側断面図である。
【図5】ペン軸受けを抽出して示す平面図である。
【図6】図5の6−6線断面図である。
【図7】図5の7−7線断面図である。
【図8】ペン軸受けの抜き出し操作過程を示す説明図で
ある。
【図9】本考案の第2実施例を示す斜面図である。
【図10】図9の平面図である。
【図11】図10の11−11線に沿う拡大断面図であ
る。
【図12】スタンド本体を抽出して示す側断面図であ
る。
【図13】ペン軸受けを抽出して示す平面図である。
【図14】図13の14−14線断面図である。
【図15】図13の15−15線断面図である。
【図16】ペン軸受けの押し込み操作過程を示す説明図
である。
【図17】本考案の第3実施例を示す斜面図である。
【図18】図17の平面図である。
【図19】図18の19−19線に沿う拡大断面図であ
る。
【図20】図17の分解状態を示す斜面図である。
【図21】図20に対応する分解状態の側断面図であ
る。
【図22】本考案の第4実施例を示す斜面図である。
【図23】図22の平面図である。
【図24】図23の24−24線断面図である。
【図25】図23の25−25線断面図である。
【図26】図22の分解状態を示す斜面図である。
【図27】図26に対応する分解状態の側断面図であ
る。
【図28】図17のスタンド本体にクランプ金具を付属
させた部分変形例の斜面図である。
【図29】図17のスタンド本体にトツプフードを被着
させた部分変形例の斜面図である。
【図30】本考案の第5実施例を示す斜面図である。
【図31】図30の平面図である。
【図32】図31の32−32線断面図である。
【図33】図31の33−33線断面図である。
【図34】図30のスタンド本体を継ぎ足し連結した状
態の斜面図である。
【図35】小さな口径の円形ペン軸受けを示す平面図で
ある。
【図36】そのペン軸受けに対する筆記具の差し込み状
態を示す図35の36−36線断面図である。
【図37】楕円形のペン軸受けを示す平面図である。
【図38】そのペン軸受けに対する筆記具の差し込み状
態を示す図37の38−38線断面図である。
【図39】四角形のペン軸受けを示す平面図である。
【図40】そのペン軸受けに対する筆記具の差し込み状
態を示す図39の40−40線断面図である。
【図41】図35に対応する部分変形例を示す平面図で
ある。
【図42】図41の42−42線断面図である。
【図43】図37に対応する部分変形例を示す平面図で
ある。
【図44】図43の44−44線断面図である。
【図45】図39に対応する部分変形例を示す平面図で
ある。
【図46】図45の46−46線断面図である。
【図47】本考案の第6実施例を示す斜面図である。
【図48】図47の平面図である。
【図49】図48の49−49線断面図である。
【図50】図48の50−50線断面図である。
【図51】本考案の第7実施例を示す側断面図である。
【図52】図51の平面図である。
【符号の説明】
(12)・ペン先逃し入れ凹所 (13)・受け止め口筒 (20)・シールリング (26)・クランプ金具 (27)・トツプフード (30)・キヤツプトレー (B)・ペン軸受け (C)・押えカバー (M)・筆記具 (S)・スタンド本体 (a)・ペン先 (b)・ペン軸

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】卓上へ据え付け使用されるスタンド本体
    (S)に、筆記具(M)のペン先逃し入れ凹所(12)
    とその直上位置に連通開口するペン軸受け(B)とを設
    けると共に、 そのペン軸受け(B)の内壁面に、筆記具(M)のペン
    軸(b)と弾圧的に密着し得るシールリング(20)を
    嵌め付けたことを特徴とする筆記具の揮発・蒸発防止用
    スタンド。
  2. 【請求項2】ペン軸受け(B)をスタンド本体(S)か
    ら別個独立させて、そのスタンド本体(S)に対応形成
    した受け止め口筒(13)へ、着脱自在に嵌め付けたこ
    とを特徴とする請求項1記載の筆記具の揮発・蒸発防止
    用スタンド。
  3. 【請求項3】ペン軸受け(B)をスタンド本体(S)か
    ら別個独立する複数個として、その共通する1個のスタ
    ンド本体(S)に点在分布状態として対応形成した受け
    止め口筒(13)へ、各々着脱自在に嵌め付けたことを
    特徴とする請求項1記載の筆記具の揮発・蒸発防止用ス
    タンド。
  4. 【請求項4】ペン軸受け(B)が設けられたスタンド本
    体(S)の複数個を、その隣り合う相互の着脱自在に継
    ぎ足し連結したことを特徴とする請求項1記載の筆記具
    の揮発・蒸発防止用スタンド。
  5. 【請求項5】筆記具(M)から抜き取ったキヤツプの保
    管用トレー(30)を、スタンド本体(S)に張り出し
    形成したことを特徴とする請求項1記載の筆記具の揮発
    ・蒸発防止用スタンド。
  6. 【請求項6】ペン軸受け(B)に差し込み起立される筆
    記具(M)の防塵用トツプフード(27)を、スタンド
    本体(S)へ着脱自在に被着させたことを特徴とする請
    求項1記載の筆記具の揮発・蒸発防止用スタンド。
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JPS57108993U (ja) * 1980-12-24 1982-07-05
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