JPH0686942U - サーマルヘッド - Google Patents

サーマルヘッド

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JPH0686942U
JPH0686942U JP396592U JP396592U JPH0686942U JP H0686942 U JPH0686942 U JP H0686942U JP 396592 U JP396592 U JP 396592U JP 396592 U JP396592 U JP 396592U JP H0686942 U JPH0686942 U JP H0686942U
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JP
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elastic cord
insertion groove
fitting insertion
cover body
diameter
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JP396592U
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English (en)
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豊 巽
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Rohm Co Ltd
Original Assignee
Rohm Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 発熱抵抗体4を形成したヘッド基板3に、接
続用回路基板6の縁部を重ね合わせ、この重ね合わせ部
を、その上面に配設した弾性紐体10をカバー体11に
形成した嵌挿溝13内に嵌め込んだ状態で押圧する場合
において、前記弾性紐体10が、カバー体11の嵌挿溝
13から落下することを防止する。 【構成】 前記嵌挿溝13の断面を、当該嵌挿溝13の
入口部における横幅寸法を前記弾性紐体10の直径より
も小さく、前記入口部より奥における横幅寸法を前記入
口部の横幅寸法よりも大きくした奥広がりの形状に形成
する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ファクシミリやワードプロセッサにおけるプリンタ装置等に使用す るサーマルヘッドの構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、ファクシミリやワードプロセッサにおけるプリンタ装置等に使用するサ ーマルヘッド20は、例えば、実開昭60−141256号公報又は実開昭63 −92751号公報或いは特開昭61−20757号公報等に記載され、且つ、 図6に示すように、アルミ製等の放熱板21の上面に、セラミック製等のヘッド 基板22と、取付け基板24を備えた接続用回路基板23とを配設し、ヘッド基 板22の上面には、発熱抵抗体25を形成し、この発熱抵抗体25を、同じくヘ ッド基板22に設けたチップキャリアICやシフトレジスタ等を含む高集積ドラ イバ回路等の駆動回路26に接続する一方、このサーマルヘッド20を駆動する ための外部回路へのコネクタ27付き前記接続用回路基板23と、前記駆動回路 26におけるリード部28とを電気的に接続する手段として、ヘッド基板22と 取付け基板24との両上面に跨って取付けるカバー体29を利用し、該カバー体 29の下面にヘッド基板22の左右長手方向に沿う下向き開口の嵌挿溝30を形 成し、該嵌挿溝30内に、断面円形状等の弾性紐体31を嵌め込み、前記カバー 体29を、前記接続用回路基板23を挟んで前記放熱板21に対してねじ等によ り締め付けることにより、前記回路基板23の縁部23aを、前記弾性紐体31 の弾性力にて、前記ヘッド基板22におけるリード部28に対して押圧して接続 すると言う構成を採用している。なお、符号32は感熱紙(図示せず)を発熱抵 抗体25に押し付けるためのプラテンローラである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
この従来のサーマルヘッドにおいては、回路基板23における縁部23aをヘ ッド基板22におけるリード部28に対して弾性的に押圧するための弾性紐体3 1を、カバー体29に設けた嵌挿溝30内に単に嵌め込むだけの構成にしている ため、従来のサーマルヘッドにおいては、 .カバー体29の放熱板21への取付けに際して、このカバー体29を下向き にしたときにおいて、前記弾性紐体31が嵌挿溝30内から抜け出すことになり 、従って、カバー体29は、その下面に設けた嵌挿溝30内から弾性紐体31が 抜け出さないようにしながら組み付けしなければならないから、その組立て作業 にそれだけ手数がかかり、コストのアップを招来する。 .前記弾性紐体31が前記嵌挿溝30内から外れているにもかかわらず、これ を知らないでカバー体29を放熱板21に対して締め付けることにより、前記弾 性紐体31を押し潰し損傷すること、及び前記回路基板23における縁部23a を損傷すること、並びにこの回路基板23をヘッド基板22におけるリード部2 8に対して接続できないことがしばしば発生する。 と言う問題があった。
【0004】 なお、前記弾性紐体31が嵌挿溝30内から外れることを防止するには、図7 に示すように、嵌挿溝30の断面形状を略正方形にし、その幅寸法(a)および 深さ寸法(a)を、断面円形の弾性紐体31における直径(d)より若干小さい 寸法に構成することによって、前記弾性紐体31をその弾性変形に抗して無理矢 理に前記嵌挿溝30内に押し込むようにすれば良いと考えられるが、前記弾性紐 体31における直径(d)には、可成り大きい寸法のバラ付きが存在するもので あるから、前記の各問題を完全に解消することはできないのである。
【0005】 本考案は、弾性紐体の直径に可成り大きい寸法のバラ付きが存在しても、前記 の各問題を確実に解消できるようにすることを技術的課題とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この技術的課題を達成するため本考案は、ヘッド基板に、発熱抵抗体と該発熱 抵抗体に対する駆動回路とを形成すると共に、前記駆動回路への接続用端子電極 を形成し、該接続用端子電極に外部回路への接続用回路基板の縁部を重ね合わせ 、この重ね合わせ部の上面に接触するように配設した弾性紐体を、前記放熱板に 対して締め付けられるカバー体の下面に形成した嵌挿溝内に嵌め込んだ状態で挟 み付けるように構成して成るサーマルヘッドにおいて、前記嵌挿溝における前記 カバー体の下面からの深さ寸法を、前記弾性紐体の直径よりも小さくする一方、 前記嵌挿溝の断面を、当該嵌挿溝の入口部における横幅寸法を前記弾性紐体の直 径よりも小さく、前記入口部より奥における横幅寸法を前記入口部の横幅寸法よ りも大きくした奥広がりの形状に形成した。
【0007】
【作 用】
このように構成すると、カバー体の下面における嵌挿溝内に弾性紐体を嵌め込 むに際して、前記弾性紐体は、前記嵌挿溝の入口部を通過するとき、一旦、その 弾性に抗して直径を窄めた状態で前記入口部を通過し、この後において、元の直 径に復元することになるから、前記弾性紐体を、その直径に大きい寸法のバラ付 きが存在しても、前記嵌挿溝内に、当該嵌挿溝内から抜け出すことのない状態で 、且つ、当該弾性紐体の一部がカバー体の下面から突出した状態で、確実に嵌め 込むことができるのである。
【0008】
【考案の効果】
従って、本考案によると、カバー体における嵌挿溝内に嵌め込んだ弾性紐体を 、その直径に大きい寸法のバラ付きが存在しても、前記嵌挿溝内に嵌め込んだ状 態に保持することができるから、サーマルヘッドの組立てに要する手数を軽減で きて、コストの低減を図ることができるのである。
【0009】 しかも、サーマルヘッドの組立てに際して、弾性紐体が嵌挿溝からはずれてい ることのために、弾性紐体を押し潰し損傷すること、及び前記回路基板における 縁部を損傷することを確実に防止できると共に、前記回路基板のヘッド基板にお けるリード部に対する接続に不良が発生することをも確実に防止できる効果を有 する。
【0010】
【実施例】
以下、本考案の実施例を、図面(図1〜図4)について説明する。 この図において符号1は、ライン型のサーマルヘッドを示し、このサーマルヘ ッド1は、アルミ製等の熱伝達係数の大きい放熱板2の上面に、セラミック製等 の電気絶縁体製のヘッド基板3を搭載したものに構成され、前記ヘッド基板4の 上面には、発熱抵抗体4が、一直線のライン状に形成されていると共に、チップ キャリアIC等の高集積回路である駆動回路5が設けられている。
【0011】 符号6は、外部回路に接続すべきコネクタ7を有する接続用回路基板を示し、 その下面には、電気絶縁体製の取付け基板8が設けられており、該接続用回路基 板6における一端縁部6aを、前記ヘッド基板3上面の駆動回路5から後向きに 延びるように適宜間隔でパターン印刷された複数のリード部9上面に対して重ね 合わせたのち、その重ね合わせ部を、後述する圧接用の弾性紐体10にて押圧す ることにより、接続用回路基板6とヘッド基板3における駆動回路5とを電気的 に接続する。
【0012】 また、符号11は、合成樹脂製またはFRP製等の適宜材料製にて、前記駆動 回路5、縁部6a及びリード部9等を覆うように構成したカバー体を示し、該カ バー体11の下面には、その先端側に前記駆動回路5の上面を覆う凹所12と、 前後中途部下面に前記縁部6aとリード部9との重ね合わせ部分に対面する下向 き開口の嵌挿溝13と、後側下面に接続用回路基板6とコネクタ7との接続半田 部分を覆う凹所14とを各々形成して、このカバー体11を、ねじ15にて回路 基板6及び取付け基板8を挟んだ状態で前記放熱板2に締め付けるように構成す る。
【0013】 前記弾性紐体10を、ゴム又は軟質合成樹脂にて直径d1 の断面円形に形成し て、この弾性紐体10を、前記カバー体11における嵌挿溝13内に嵌め込むの である。 この場合において、前記嵌挿溝13における深さ寸法f、つまり、カバー体1 1の下面から嵌挿溝13の天井面13aまでの深さ寸法fを、前記弾性紐体10 における直径d1 よりも小さくする一方、前記嵌挿溝13の断面を、当該嵌挿溝 13の入口部における横幅寸法cを前記弾性紐体10の直径d1 よりも小さく、 当該嵌挿溝13の入口部より奥における横幅寸法eを前記入口部の横幅寸法Cよ りも大きくした奥広がりの形状に形成する。従って、前記嵌挿溝13におけるカ バー体11の下面に対する開口部には、左右一対の抱え突起部16が、また、嵌 挿溝13に奥には、左右一対の空所17が各々形成された形態になる。
【0014】 なお、嵌挿溝13における深さ寸法fは、弾性紐体10における直径d1 の略 2/3〜3/5程度に設定することが好ましい。 この構成において、カバー体11の下面における嵌挿溝13内に弾性紐体10 を嵌め込むに際して、前記弾性紐体10は、前記嵌挿溝13の入口部における両 抱え突起部16の部分を通過するとき、一旦、その弾性に抗して直径を窄めた状 態で前記抱え突起部16を通過し、この後において、元の直径に復元することに なるから、前記弾性紐体10を、その直径に大きい寸法のバラ付きが存在しても 、前記嵌挿溝13内に、当該嵌挿溝13内から抜け出すことのない状態で、且つ 、当該弾性紐体13の一部がカバー体11の下面から突出した状態で、確実に嵌 め込むことができる。
【0015】 次いで、前記カバー体11を、その下面の嵌挿溝13に嵌めた弾性紐体10が 、接続用回路基板6における縁部6aとリード部9との重ね合わせ部に接当する ように装着したのち、このカバー体11を、ねじ15にて放熱板2に対して締め 付けることにより、前記回路基板6における縁部6aが、ヘッド基板3における リード部9に対して、前記弾性紐体10にて弾性的に押圧されることになるから 、回路基板6を、ヘッド基板3に対して電気的に接続することができる。
【0016】 このカバー体11の締め付けに際して、前記弾性紐体10は、奥広がりの嵌挿 溝13内において弾性変形することになるから、この弾性紐体10が、カバー体 11における下面の方向に大きくはみ出すことを防止できる。 なお、前記嵌挿溝13は、そのカバー体11の下面に対する開口部の左右両側 に抱え突起部16を設けた形態の奥広がりにすることに限らず、図5に示すよう に、カバー体11の下面に対する開口部の片側のみに抱え突起部18を設けるこ とによって、入口部における横幅寸法cが弾性紐体10の直径d1 よりも小さく 、当該嵌挿溝13の入口部より奥における横幅寸法eを前記入口部の横幅寸法C よりも大きくした奥広がりに形成しても良いのであり、また、前記嵌挿溝13に おける天井面13aに、突起部19を設けるようにしても良いのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案における実施例のサーマルヘッドを示す
平面図である。
【図2】図1のII−II視拡大断面図である。
【図3】前記図2における嵌挿溝の拡大断面図である。
【図4】押圧状態の説明図である。
【図5】嵌挿溝における別の実施例を示す拡大断面図で
ある。
【図6】従来におけるサーマルヘッドを示す縦断正面図
である。
【図7】前記図6における嵌挿溝の拡大断面図である。
【符号の説明】
1 サーマルヘッド 2 放熱板 3 ヘッド基板 4 発熱抵抗体 5 駆動回路 6 接続用回路基板 8 取付け基板 6a 回路基板の縁部 9 リード部 10 弾性紐体 11 カバー体 13 嵌挿溝 32 プラテンローラ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ヘッド基板に、発熱抵抗体と該発熱抵抗体
    に対する駆動回路とを形成すると共に、前記駆動回路へ
    の接続用端子電極を形成し、該接続用端子電極に外部回
    路への接続用回路基板の縁部を重ね合わせ、この重ね合
    わせ部の上面に接触するように配設した弾性紐体を、前
    記放熱板に対して締め付けられるカバー体の下面に形成
    した嵌挿溝内に嵌め込んだ状態で挟み付けるように構成
    して成るサーマルヘッドにおいて、前記嵌挿溝における
    前記カバー体の下面からの深さ寸法を、前記弾性紐体の
    直径よりも小さくする一方、前記嵌挿溝の断面を、当該
    嵌挿溝の入口部における横幅寸法を前記弾性紐体の直径
    よりも小さく、前記入口部より奥における横幅寸法を前
    記入口部の横幅寸法よりも大きくした奥広がりの形状に
    形成したことを特徴とするサーマルヘッド。
JP396592U 1992-02-05 1992-02-05 サーマルヘッド Pending JPH0686942U (ja)

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JP396592U JPH0686942U (ja) 1992-02-05 1992-02-05 サーマルヘッド

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JP396592U JPH0686942U (ja) 1992-02-05 1992-02-05 サーマルヘッド

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JPH0686942U true JPH0686942U (ja) 1994-12-20

Family

ID=11571799

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JP396592U Pending JPH0686942U (ja) 1992-02-05 1992-02-05 サーマルヘッド

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS595892A (ja) * 1982-07-03 1984-01-12 Kiichi Taga 多段インタ−ク−ラ−ギヤ−ポンプ式コンプレツサ−
JPS5930007A (ja) * 1982-08-12 1984-02-17 Tadahiko Miura 杭の沈下状況計測法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS595892A (ja) * 1982-07-03 1984-01-12 Kiichi Taga 多段インタ−ク−ラ−ギヤ−ポンプ式コンプレツサ−
JPS5930007A (ja) * 1982-08-12 1984-02-17 Tadahiko Miura 杭の沈下状況計測法

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