JPH0686909A - フィルタ−要素を監視する装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 フィルタ−要素の状態を監視する装置であっ
て、１つの管寄せに付設されたフィルタ−要素のうち１
つたは複数のフィルタ−要素が破断しているかどうかま
たは閉塞しているかどうかを確認することができる監視
装置を提供することである。 【構成】 ダストを含んだ高温のガスを濾過する装置に
は、フィルタ−・ハウジング（１）の内部にグル−プに
分けて多数の中空のフィルタ−要素が配置されている。
各グル−プのフィルタ−要素は、フィルタ−・ハウジン
グ（１）の内部または外部に配置された管寄せ（１０）
と接続されている。フィルタ−要素を監視するため、ク
リ−ン・ガスの動圧力を測定する圧力取出部（１６）が
流動方向に見てフィルタ−要素の後側に配置されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、請求項１の前文の記載
に従って構成されたダストを含んだ高温のガスを濾過す
るために使用される中空のフィルタ−要を監視する装置
に関する。

【０００２】

【従来の技術】フィルタ−・ハウジング内でグル−プに
わけた状態または直列の状態でクリ−ン・ガスを導入す
る管寄せそれぞれに対応してフィルタ−・コアを配置す
ることは、ＤＥ−ＯＳ３９３８２６４号やＥＰ−ＯＳ０
４３３６３７号によりすでに公知である。セラミック製
のフィルタ−・コアを静置せしめているかまたはフィル
タ−・コアが吊り下げられている管寄せはフィルタ−・
ハウジングの横断面にわたって分散して配置されている
と共に、１つまたは複数の面内にあい並んで配置されて
いる。管寄せはフィルタ−・ハウジングの内部またはフ
ィルタ−・ハウジングの外側でクリ−ン・ガス管路と接
続されている。

【０００３】公知のフィルタ−の場合、例えば、１つの
フィルタ−要素の破断または閉塞あるいは１つの管寄せ
に対応して配置された複数のフィルタ−要素の破断また
は閉塞あるいは１つの管寄せに対応して配置された複数
のフィルタ−要素の破断または閉塞の有無を確認するた
めにフィルタ−要素の状態を監視することは不可能であ
る。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、ダス
トを含んだ高温のガスを濾過するために使用される中空
のフィルタ−要素を監視する装置を提供することであ
る。

【０００５】

【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、当初に挙げた種類の装置であって、請求項１の特徴
項に記載されている構成を備えた装置が本発明に従って
提供されたのである。

【０００６】

【作用と効果】本発明は、フィルタ−要素を貫流するク
リ−ン・ガスの流動の変化が該当した管路を流れるクリ
−ン・ガスの動圧力の変化に対応して生じるという知見
に基づくものである。フィルタ−要素が不具合であるか
または漏洩が生じていると動圧力は上昇するが、フィル
タ−要素が閉鎖していると、動圧力は低下する。両方の
可能性は、動圧力を測定することにより確認することが
できる。測定結果に基づいて、例えば、該当したフィル
タ−要素に対応した管寄せを閉止する。

【０００７】

【実施例】以下、本発明の好適な実施例を図解した添付
図面を参照しながら本発明を詳細に説明する。

【０００８】ダストを含んだ高温高圧のガスを濾過する
装置は、円筒状のジャケット２を備えたフィルタ−・ハ
ウジング１と、ア−チ状のカバ−３と、下部に設けられ
たホッパ−４とから構成されている。ホッパ−４は排出
継手５に連通していて、分離されたダストを捕集する働
きをする。フィルタ−・ハウジング１は浄化すべき原料
ガスの供給継手６を備えている。

【０００９】フィルタ−・ハウジング１内には多数の中
空のフィルタ−要素が配置されていて、各フィルタ−要
素の内部スペ−スが捕集通路８の内部スペ−スと接続さ
れるよう原料ガスを導いている捕集通路８にフィルタ−
要素が接続されている。フィルタ−・ホ−スまたは一方
の側が閉止された中空体として構成されているセラミッ
ク製のフィルタ−・コア７がフィルタ−要素として使用
されている。各捕集通路８は、適当に形成されたマウス
・ピ−スを介して立設されているかまたは捕集通路８か
ら吊り下げられている一群のフィルタ−・コア７を保持
している。捕集通路８は１つまたは複数の面内に上下に
あい並んで配置されている。捕集通路８は、フィルタ−
・ハウジング１のジャケット２に取り付けられた支持リ
ング上に載置されているかまたはフィルタ−・コア７の
上でフィルタ−・ハウジング１内に吊り下げられてい
る。

【００１０】各捕集通路８は、フィルタ−・ハウジング
１を通って外部に延設されていて、管寄せ１０に接続さ
れた供給管路９と接続されている。管寄せ１０はクリ−
ン・ガスを排出するクリ−ン・ガス管路１１と接続され
ている。駆動装置１２を備えた遮断機構１３が各供給管
路９の外設部分に配置されている。

【００１１】図２に示されているダストを含んだ高温の
ガスを濾過する装置の場合、供給管路９を開口せしめた
管寄せ１０がフィルタ−・ハウジング１の内部に配置さ
れている。管寄せ１０は、接続管路１４を介してクリ−
ン・ガス管路１１と接続されている。図示の装置の場
合、クリ−ン・ガス管路１１は、フィルタ−・ハウジン
グ１を通って外部に延設されている。

【００１２】浄化ランス１５が各供給管路９と同軸に配
置されている。浄化ランス１５は管寄せ１０内に差し込
まれていて、供給管路９の開口から垂直方向に間隔をあ
けた位置で終わっている。遮断機構１８が浄化ランス１
５に配置されている。ガス状の浄化媒体が原料ガスの圧
力より高い所定の圧力で浄化ランス１５を通って捕集通
路８に導入される。フィルタ−・コア７の内部に浄化媒
体を供給することにより、フィルタ−・コア７の外側に
形成されたフィルタ−・ケ−キを除去することができ
る。

【００１３】圧力取出部１６がクリ−ン・ガスの流路内
に設けられている。フィルタ−・ハウジング１の外側に
延設された供給管路９を備えている装置の場合、図１の
右側に配置されている供給管路９について例示されてい
るように、圧力取出部１６は供給管路９または管寄せ１
０に配置されている。圧力取出部１６は、制御管路１７
を介して遮断機構１３の駆動装置１２と接続することが
できる。圧力取出部１６を浄化ランス１５に配置するよ
うにしてもよい。管寄せ１０はフィルタ−・ハウジング
１の内部に配置されている場合、上記の構成を採用する
ことが望ましい。

【００１４】供給管路９内の圧力が圧力取出部１６のう
ちの１つに記録されているクリ−ン・ガスの所定の圧力
レベルからずれた状態となると、圧力取出部１６に対応
したフィルタ−・コア７のうちの１つまたは複数のもの
が機能しないようにコントロ−ラ−から遮断機構１３、
１８に指示が出力される。所定の圧力レベルから高くず
れた状態では、該当したクル−プのうちの１つまたは複
数のフィルタ−・コア７が機能しないように構成されて
いる。この場合、該当した供給管路９の遮断機構１３を
閉止した状態で原料ガスを吹き込むことによって手動に
よりあるいは制御管路１７を利用した自動的なやり方で
フィルタ−・コア７を閉止することができる。該当した
グル−プの管寄せ１０がフィルタ−・ハウジング１の内
部に配置されている場合は浄化ランス１５の遮断機構１
８を閉止する。これにより浄化機能が働かなくなるの
で、該当したグル−プのフィルタ−・コア７は短時間の
うちに完全に閉止した状態となり、浄化ガスをもはや通
過させることはできない。遮断機構１８の閉止は手動に
より行うようにしてもよく、圧力取出部１６を利用して
制御された状態で行うようにしてもよい。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例に従って構成されたガスを濾
過する装置を長さ方向に切断した概念的な断面図であ
る。

【図２】本発明の他の実施例に従って構成されたガスを
濾過する装置を長さ方向に切断した概念的な断面図であ
る。

【符号の説明】

１ フィルタ−・ハウジング ２ ジャケット ３ カバ− ４ ホッパ− ５ 排出継手 ６ 供給継手 ７ フィルタ−・コア ８ 捕集通路 ９ 供給管路 １０ 管寄せ １１ クリ−ン・ガス管路 １２ 駆動装置 １３ 遮断機構 １４ 接続管路 １５ 浄化ランス １６ 圧力取出部 １７ 制御管路 １８ 遮断機構

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ハイコ レ−ヴインケル ドイツ連邦共和国、4250 ボットロップ、 シュルシユトラ−セ 28 (72)発明者 フリ−ドリッヒ クラウケ ドイツ連邦共和国、4030 リテンゲン １、クロムフオルダ− アレ− 44デ− (72)発明者 デイ−タ− ケニッヒ ドイツ連邦共和国、4324 ハッチンゲン、 ノルトシュトラ−セ 43 (72)発明者 ウド カルトホフ ドイツ連邦共和国、4330 ミユ−ルハイム ル−ルバ−ケンドルファ− シュトラ− セ 50

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 グル−プに分けてフィルタ−・ハウジン
   グ（１）内に配置されていて、クリ−ン・ガスを導き入
   れるために管寄せ（１０）と接続されたダストを含んだ
   高温のガスを濾過するために使用される中空のフィルタ
   −要素を浄化する働きをする浄化媒体を吹き込む浄化ラ
   ンス（１５）が各グル−プのフィルタ−要素の供給管路
   （９）に差し込まれるよう構成された装置において、流
   動方向に見てフィルタ−要素の後側にクリ−ン・ガスの
   動圧力を測定する圧力取出部（１６）が配置されている
   ことを特徴とする装置。
2. 【請求項２】 圧力取出部（１６）が、各浄化ランス
   （１５）または各供給管路（１５）または各管寄せ（１
   ０）に配置されていることを特徴とする請求項１記載の
   装置。
3. 【請求項３】 供給管路（９）はそれぞれフィルタ−・
   ハウジング（１）から延設されていて、該フィルタ−・
   ハウジング（１）の外側で管寄せ（１０）と接続されい
   てることと、各供給管路（９）についてフィルタ−・ハ
   ウジング（１）の外側に遮断機構（１３）が配置されて
   いて、該遮断機構（１３）が圧力取出部（１６）を介し
   て制御されていることとを特徴とする請求項１記載の装
   置。
4. 【請求項４】 供給管路（９）がフィルタ−・ハウジン
   グ（１）内で管寄せ（１０）を介してフィルタ−・ハウ
   ジング（１）から延設されていることと、各浄化ランス
   （１５）に圧力取出部（１６）を介して制御される遮断
   機構（１８）が配置されていることとを特徴とする請求
   項１または２記載の装置。