JPH0686782A - 結石破砕装置 - Google Patents
結石破砕装置Info
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- JPH0686782A JPH0686782A JP3274796A JP27479691A JPH0686782A JP H0686782 A JPH0686782 A JP H0686782A JP 3274796 A JP3274796 A JP 3274796A JP 27479691 A JP27479691 A JP 27479691A JP H0686782 A JPH0686782 A JP H0686782A
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Abstract
滑な結石を破砕する。 【構成】 着色剤を溶解させた溶液18を溶液供給装置
20により内視鏡5を介して人体内部に形成された結石
7にそそぎかけて該結石7の表面を着色し、前記結石7
に内視鏡5を介してパルスレーザ発生装置1によって発
生させたパルスレーザ光19を照射し、結石7を破砕す
る。 【効果】 結石7の表面を溶液18によって着色したう
え結石7にパルスレーザ光19を照射するので、結石破
砕効果を向上させることができ、結石7が大きい場合や
結石7の表面が平滑な場合でも人体内に形成された結石
7を破砕することができる。
Description
のである。
161937号公報に開示された結石破砕装置がある。
た結石破砕装置の構成について簡単に説明すると、該結
石破砕装置は、フラッシュランプにより励起され、波長
504nm、レーザパルス幅約1μsecのパルスレー
ザ光を発生させ得る色素パルスレーザ装置と、該色素パ
ルスレーザ装置により発生したパルスレーザ光を人体内
部の結石形成箇所へ導くためのファイバスコープとを備
えている。
状態を観察するための観察用光ファイバ等を備え、前端
部より灌流水(生理食塩水)を噴射し得るように構成さ
れている。
形成された結石を破砕する際には、ファイバスコープを
人体内部に挿入してファイバスコープの先端部を結石に
対向させたうえ、色素パルスレーザ装置によりパルスレ
ーザ光を発生させると、該パルスレーザ光はファイバス
コープを経て結石に照射される。
結石の表面に瞬間的な熱膨張が生じ、この影響を受け
て、ファイバスコープの導光ファイバ先端と結石の表面
との間の水分が励起されてプラズマ状態となる。
発生させ、該衝撃波によって結石が破砕される。
石破砕装置では、結石が大きい場合や結石の表面が平滑
でレーザ光反射率が高い場合にはパルスレーザ光によっ
て結石を破砕することができないことがあった。
明者らは、結石の表面に吸収されるパルスレーザ光の吸
収効率に着目し、結石の表面に吸収されるパルスレーザ
光の吸収効率を上げるべく種々の実験を試みた結果、従
来パルスレーザ光によって破砕できなかった形状の結石
の表面を着色してパルスレーザ光を照射したところ、結
石が破砕される、という知見を得るに至った。
の問題点を解決するもので、人体内部に形成された大き
な結石や表面が平滑でレーザ光反射率が高い結石を破砕
することを目的としている。
は、パルスレーザ光を発生し得るパルスレーザ発生装置
と、該パルスレーザ発生装置によって発生したパルスレ
ーザ光を人体内部に形成された結石に照射するための内
視鏡と、着色剤を溶解させた溶液を前記内視鏡へ供給し
得る溶液供給装置とを備えてなるものである。
せた溶液を内視鏡を介してそそぎかけて前記結石の表面
を着色し、パルスレーザ光を内視鏡を介して結石に照射
し、結石を破砕する。
する。
実施例を示すもので、1はパルスレーザ光を発生させる
パルスレーザ発生装置、4は前記パルスレーザ発生装置
1によって発生したパルスレーザ光の出力を調整する1
/2波長板及び偏光プリズムである。
したパルスレーザ光を人体内部に形成された結石形成箇
所へ導くための内視鏡であり、該内視鏡5は、照明用ラ
ンプ6が発する光線を結石形成箇所付近へ導いて結石7
を照明するための照明用光ファイバ8と、結石7及び結
石形成箇所付近の状態を観察するための観察用光ファイ
バ9と、前記パルスレーザ発生装置1より出力されるパ
ルスレーザ光を結石7へ照射するための照射用光ファイ
バ10と、着色剤を溶解させた溶液(生理食塩水)18
を結石7へ向けて噴射するための溶液供給流路11とを
備えており、該溶液供給流路11には溶液供給装置20
が接続されている。
るいは間欠的に溶液18に溶解させ得るようになってい
る。
石7及び結石形成箇所付近の状態を撮影するカラーテレ
ビカメラ、13は該カラーテレビカメラ12が撮影した
画像を表示するモニタである。
を説明する。
nsec、繰り返し数20Hzのパルスレーザ光を発振
する励起用のYAGレーザ発振器、14はYAGレーザ
発振器16が発振する波長1064nmのパルスレーザ
光(YAGレーザ基本波)から、 1/λ2 =1/λ1 +1/λ1 …(1) (λ1 :基本波、λ2 :第2高調波) の関係(第2高調波発生)によって波長532nmのパ
ルスレーザ光を発生させるYAGレーザ第2高調波発生
器、15はYAGレーザ第2高調波発生器14によって
発生した波長532nmのパルスレーザ光と、YAGレ
ーザ第2高調波発生器14によって第2高調波に変換さ
れずに残った波長1064nmのパルスレーザ光のう
ち、波長1064nmのパルスレーザ光を透過させ、波
長532nmのパルスレーザ光のみを反射するダイクロ
イックミラー、17は前記ダイクロイックミラー15を
透過した波長1064nmのパルスレーザ光を吸収する
ビームダンパであり、前記YAGレーザ第2高調波発生
器14によって発生した波長532nmのパルスレーザ
光は、前記内視鏡5の照射用光ファイバ10に導かれる
ようになっている。
には、内視鏡5を人体内部に内視鏡5の先端部が結石7
に対向するように挿入し、内視鏡5の溶液供給装置11
に着色剤を溶解させた生理食塩水(溶液)18を溶液供
給装置20により流入させ、その着色剤を溶解させた溶
液18を結石7にそそぎかけて該結石7の表面を着色す
る。
波長1064nm、パルス幅約10nsec、繰り返し
数20Hzのパルスレーザ光を発振させると、YAGレ
ーザ第2高調波発生器14によって、波長1064nm
のパルスレーザ光から波長532nm、パルス幅約10
nsec、繰り返し数20Hzのパルスレーザ光19が
発生する。
は、ダイクロイックミラー15、偏光フィルタ4を経て
内視鏡5の照射用光ファイバ10に入射し、該照射用光
ファイバ10により導かれて人体内部の結石7の表面に
照射される。
c、繰り返し数20Hzのパルスレーザ光19が前記結
石7に入射すると、結石7の表面に瞬間的な熱膨張が生
じ、この影響を受けて、照射用光ファイバ10の先端と
結石7の表面との間の水分が励起されてプラズマ状態と
なる。
を発生させ、該衝撃波によって結石7が破砕される。
表面を着色剤によって着色しているので、パルスレーザ
光19が結石7の表面に吸収されやすく、よって、結石
7が大きい場合や結石7の表面が平滑でレーザ光反射率
が高い場合でも人体内に形成された結石7を破砕するこ
とができる。
Bによって着色した場合と、着色しなかった場合におけ
るパルスレーザ光による結石の破砕状況(実験前後の状
況)を図3から図9に示す。
1.5cmの混合結石(成分、燐酸カルシウム59%+
蓚酸カルシウム30%+炭酸カルシウム11%)であ
り、左側の結石にはローダミンBによる着色を施してお
らず、右側の結石にはローダミンBによる着色を施して
いる。
532nm、パルスエネルギー30mJのパルスレーザ
光を照射すると、図4に示すように、ローダミンBによ
る着色を施していない結石にパルスレーザ光を300秒
照射したときの結石の破片の量よりも、図5に示すよう
に、ローダミンBによる着色を施した結石にパルスレー
ザ光を180秒照射したときの結石の破片の量のほうが
多く、混合結石にローダミンBによって着色を施すこと
により結石破砕効果が向上することがわかる。
表面が平滑でレーザ光反射率が高い尿酸結石(成分、尿
酸98%)であり、図6に示す結石にはローダミンBよ
る着色を施しておらず、図7に示す結石にはローダミン
Bによる着色を施している。
て、波長532nm、パルスエネルギー30mJのパル
スレーザ光を120秒照射すると、図8に示すように、
ローダミンBによる着色を施していない結石には、パル
スレーザ光を照射した面に小孔が生じただけなのに対
し、図9に示すように、ローダミンBによる着色を施し
た結石は、パルスレーザ光を照射した面が破砕され、前
述した混合結石の場合と同様に尿酸結石に対してもロー
ダミンBによる着色を施すことにより結石破砕効果が向
上する。
用いたが、実際には着色剤はテトラサイクリン、プロト
ポルフィリンナトリウム塩等の人体に悪影響を及ぼさず
且つ着色効果のある物質を用いて結石表面の着色を行う
ようにし、この場合、テトラサイクリン、プロトポルフ
ィリンナトリウム塩の光吸収性に対応するような波長の
パルスレーザ光(テトラサイクリンに対しては波長48
0nmのパルスレーザ光、プロトポルフィリンナトリウ
ム塩に対しては、波長625nmのパルスレーザ光)を
発生させ得るパルスレーザ発生装置(例えばYAG励起
チタンサファイヤレーザ発生装置またはYAGレーザ励
起光パラメトリック発振装置)を用いるようにする。
実施例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を
逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿
論である。
置によれば、結石の表面を着色剤によって着色したうえ
結石にパルスレーザ光を照射するので、結石破砕効果を
向上させることができ、結石が大きい場合や結石の表面
が平滑でレーザ光反射率が高い場合でも人体内に形成さ
れた結石を破砕することができる、という優れた効果を
奏し得る。
である。
発生装置の構造図である。
石とローダミンBによる着色を施した混合結石にパルス
レーザ光を照射する前の状態を示す図である。
石にパルスレーザ光を照射した後の状態を示す図であ
る。
ルスレーザ光を照射した後の状態を示す図である。
石にパルスレーザ光を照射する前の状態を示す図であ
る。
ルスレーザ光を照射する前の状態を示す図である。
石にパルスレーザ光を照射した後の状態を示す図であ
る。
ルスレーザ光を照射した後の状態を示す図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 パルスレーザ光を発生し得るパルスレー
ザ発生装置と、該パルスレーザ発生装置によって発生し
たパルスレーザ光を人体内部に形成された結石に照射す
るための内視鏡と、着色剤を溶解させた溶液を前記内視
鏡へ供給し得る溶液供給装置とを備えてなることを特徴
とする結石破砕装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3274796A JPH0686782A (ja) | 1991-09-26 | 1991-09-26 | 結石破砕装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3274796A JPH0686782A (ja) | 1991-09-26 | 1991-09-26 | 結石破砕装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0686782A true JPH0686782A (ja) | 1994-03-29 |
Family
ID=17546689
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3274796A Pending JPH0686782A (ja) | 1991-09-26 | 1991-09-26 | 結石破砕装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0686782A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9254075B2 (en) | 2014-05-04 | 2016-02-09 | Gyrus Acmi, Inc. | Location of fragments during lithotripsy |
US9259231B2 (en) | 2014-05-11 | 2016-02-16 | Gyrus Acmi, Inc. | Computer aided image-based enhanced intracorporeal lithotripsy |
US9282985B2 (en) | 2013-11-11 | 2016-03-15 | Gyrus Acmi, Inc. | Aiming beam detection for safe laser lithotripsy |
-
1991
- 1991-09-26 JP JP3274796A patent/JPH0686782A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9282985B2 (en) | 2013-11-11 | 2016-03-15 | Gyrus Acmi, Inc. | Aiming beam detection for safe laser lithotripsy |
US9254075B2 (en) | 2014-05-04 | 2016-02-09 | Gyrus Acmi, Inc. | Location of fragments during lithotripsy |
US9259231B2 (en) | 2014-05-11 | 2016-02-16 | Gyrus Acmi, Inc. | Computer aided image-based enhanced intracorporeal lithotripsy |
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