JPH0686506A - 液冷モータ - Google Patents
液冷モータInfo
- Publication number
- JPH0686506A JPH0686506A JP23557992A JP23557992A JPH0686506A JP H0686506 A JPH0686506 A JP H0686506A JP 23557992 A JP23557992 A JP 23557992A JP 23557992 A JP23557992 A JP 23557992A JP H0686506 A JPH0686506 A JP H0686506A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- casing
- liquid
- rear end
- motor
- flow path
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 液冷却モータにおける冷却液流路の溝をケー
シングに複雑な加工をすることなく設け、コストダウン
をはかる。 【構成】 中央部ケーシングの円周方向に複数対の流路
を長手方向に貫通形成し、前端部ケーシング2および後
端部ケーシングまたはシール用パッキンに中央部ケーシ
ングの各流路を連通するための溝1を設けることによ
り、ケーシングの複雑な加工をすることなく、安価に液
冷用の流路が得られる。
シングに複雑な加工をすることなく設け、コストダウン
をはかる。 【構成】 中央部ケーシングの円周方向に複数対の流路
を長手方向に貫通形成し、前端部ケーシング2および後
端部ケーシングまたはシール用パッキンに中央部ケーシ
ングの各流路を連通するための溝1を設けることによ
り、ケーシングの複雑な加工をすることなく、安価に液
冷用の流路が得られる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は液冷モータにおける冷却
液を流す流路構造に関するものである。液冷却方式であ
るため小形で高出力、高速回転等を必要とする場合に特
に適する。
液を流す流路構造に関するものである。液冷却方式であ
るため小形で高出力、高速回転等を必要とする場合に特
に適する。
【0002】
【従来の技術】液冷式モータは空冷式モータと比較し
て、冷却能力が高いため連続的な高負荷、高速回転時に
おける鉄損、機械損等による発熱に対してモータ各部の
温度上昇を低く抑えることが可能である。しかしこの液
冷式モータにおいて冷却液を流す流路が必要であり、従
来は特開平2−55551号公報に示されるように前後
端部ケーシングに多数の穴をあけた上栓をする複雑な加
工をする必要があった。
て、冷却能力が高いため連続的な高負荷、高速回転時に
おける鉄損、機械損等による発熱に対してモータ各部の
温度上昇を低く抑えることが可能である。しかしこの液
冷式モータにおいて冷却液を流す流路が必要であり、従
来は特開平2−55551号公報に示されるように前後
端部ケーシングに多数の穴をあけた上栓をする複雑な加
工をする必要があった。
【0003】以下に従来の液冷式モータのケーシングの
構造について説明する。図4は従来のケーシングの構造
及び冷却液の流路を示している。ケーシングは中央部ケ
ーシング10、前端部ケーシング12、後端部ケーシン
グ14とからなり略四角柱形状のモータケーシングを構
成している。図5は中央部ケーシング10の斜視図であ
り、それぞれ長手方向に冷却液の流れる一対の貫通穴1
5aと15bとが鋳造時に形成されている。この貫通穴
15aは冷却液を前端部ケーシング12の方へ流す往路
であり、他の貫通穴15bは冷却液を後端部ケーシング
14の方へ戻す復路である。図6は前端部ケーシング正
面図であり、図7はそのII−II断面図である。図4に示
す流路を形成するために長手方向穴16を8本とそれに
垂直横穴18が8本設けられ、又垂直横穴には栓24が
必要となっている。これは後端部ケーシングについても
同様である。
構造について説明する。図4は従来のケーシングの構造
及び冷却液の流路を示している。ケーシングは中央部ケ
ーシング10、前端部ケーシング12、後端部ケーシン
グ14とからなり略四角柱形状のモータケーシングを構
成している。図5は中央部ケーシング10の斜視図であ
り、それぞれ長手方向に冷却液の流れる一対の貫通穴1
5aと15bとが鋳造時に形成されている。この貫通穴
15aは冷却液を前端部ケーシング12の方へ流す往路
であり、他の貫通穴15bは冷却液を後端部ケーシング
14の方へ戻す復路である。図6は前端部ケーシング正
面図であり、図7はそのII−II断面図である。図4に示
す流路を形成するために長手方向穴16を8本とそれに
垂直横穴18が8本設けられ、又垂直横穴には栓24が
必要となっている。これは後端部ケーシングについても
同様である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来の構成では、前後端部ケーシングにおける垂直横穴お
よび栓は鋳造ではできず追加の加工が必要となり、コス
トが高くなるという問題点を有していた。
来の構成では、前後端部ケーシングにおける垂直横穴お
よび栓は鋳造ではできず追加の加工が必要となり、コス
トが高くなるという問題点を有していた。
【0005】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、加工が低コストな液冷モータ用冷却液流路構造を提
供することを目的とする。
で、加工が低コストな液冷モータ用冷却液流路構造を提
供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達するために
本発明の液冷モータ冷却液流路構造は、前端部ケーシン
グと中央部ケーシングと後端部ケーシングとがその長手
方向に並設された電動機のケーシングを構成しているモ
ータ、または前後端部ケーシングと中央部ケーシングと
の間にそれぞれシール用パッキンを有したモータにおい
て、中央部ケーシングにはその円周方向に略等配された
複数対の流路を長手方向に貫通形成し、前後端部ケーシ
ングまたはシール用パッキンに中央部ケーシングの各流
路を連通するための溝を設けた構成を有している。
本発明の液冷モータ冷却液流路構造は、前端部ケーシン
グと中央部ケーシングと後端部ケーシングとがその長手
方向に並設された電動機のケーシングを構成しているモ
ータ、または前後端部ケーシングと中央部ケーシングと
の間にそれぞれシール用パッキンを有したモータにおい
て、中央部ケーシングにはその円周方向に略等配された
複数対の流路を長手方向に貫通形成し、前後端部ケーシ
ングまたはシール用パッキンに中央部ケーシングの各流
路を連通するための溝を設けた構成を有している。
【0007】
【作用】中央部ケーシングにはその長手方向にのみ冷却
流路が形成されているため鋳造成形が容易に行なえ、ま
た前後端部ケーシングには中央部ケーシングに設けた貫
通流路のうちの1本の往路と他の1本の復路と連通する
位置に溝を設けるだけで流路が構成できるため、鋳造成
形にて容易に製作が可能となる。
流路が形成されているため鋳造成形が容易に行なえ、ま
た前後端部ケーシングには中央部ケーシングに設けた貫
通流路のうちの1本の往路と他の1本の復路と連通する
位置に溝を設けるだけで流路が構成できるため、鋳造成
形にて容易に製作が可能となる。
【0008】また、シール用パッキンに溝を設けた場合
も成形にて容易に製作可能となる。
も成形にて容易に製作可能となる。
【0009】
【実施例】(実施例1)以下本発明の第1の実施例につ
いて、図面を参照しながら説明する。図1は本発明にお
ける前端部ケーシングの正面図、図2は図1のI−I断
面図である。前端部ケーシング2にはその中央部ケーシ
ング側端面に中央部ケーシング10の貫通穴15aと1
5bを連通させるための溝1を設けている。また、後端
部ケーシングにも同様の溝が設けてあり、それらを経由
させることにより図4に矢線で示す経路を冷却液が流れ
ながら各部を冷却する。
いて、図面を参照しながら説明する。図1は本発明にお
ける前端部ケーシングの正面図、図2は図1のI−I断
面図である。前端部ケーシング2にはその中央部ケーシ
ング側端面に中央部ケーシング10の貫通穴15aと1
5bを連通させるための溝1を設けている。また、後端
部ケーシングにも同様の溝が設けてあり、それらを経由
させることにより図4に矢線で示す経路を冷却液が流れ
ながら各部を冷却する。
【0010】(実施例2)以下本発明の第2の実施例に
ついて、図面を参照しながら説明する。図3において、
3および4は前端部ケーシング2および後端部ケーシン
グ5と中央部ケーシング10との間に設けられたシール
用パッキンである。このような構造の場合にも実施例1
における前端部ケーシング2に設けられた溝1と同様の
ものをシール用パッキン3および4に設けても同様の効
果が得られる。なおこの場合、前端部ケーシング2およ
び後端部ケーシング5には溝1が必要なことは言うまで
もない。
ついて、図面を参照しながら説明する。図3において、
3および4は前端部ケーシング2および後端部ケーシン
グ5と中央部ケーシング10との間に設けられたシール
用パッキンである。このような構造の場合にも実施例1
における前端部ケーシング2に設けられた溝1と同様の
ものをシール用パッキン3および4に設けても同様の効
果が得られる。なおこの場合、前端部ケーシング2およ
び後端部ケーシング5には溝1が必要なことは言うまで
もない。
【0011】
【発明の効果】以上のように本発明は、中央部ケーシン
グの貫通穴および前後端部ケーシングまたはシール用パ
ッキンに設けられた溝により冷却液を循環させる流路を
形成することができる。したがって、製作が容易で安価
な冷却液流路を有したモータの提供が可能となる。
グの貫通穴および前後端部ケーシングまたはシール用パ
ッキンに設けられた溝により冷却液を循環させる流路を
形成することができる。したがって、製作が容易で安価
な冷却液流路を有したモータの提供が可能となる。
【図1】本発明の第1の実施例における前端部ケーシン
グの正面図
グの正面図
【図2】図1のI−I断面図
【図3】本発明の第2の実施例における液冷モータケー
シングの構成図
シングの構成図
【図4】ケーシングの冷却液流路の図示した斜視図
【図5】中央部ケーシングの斜視図
【図6】従来の前端部ケーシングの正面図
【図7】図6のII−II断面図
1 溝 2,12 前端部ケーシング 3,4 シールパッキン 5,14 後端部ケーシング 10 中央部ケーシング 15a,15b 貫通穴 16 長手方向穴 18 垂直横穴 24 栓
Claims (1)
- 【請求項1】前端部ケーシングと中央部ケーシングと後
端部ケーシングとがその長手方向に並設された電動機の
ケーシングを構成しているモータ、または前記前後端部
ケーシングと前記中央部ケーシングとの間にそれぞれシ
ール用パッキンを有したモータにおいて、前記中央部ケ
ーシングにはその円周方向に略等配された複数対の流路
を長手方向に貫通形成し、前記前後端部ケーシングまた
は前記シール用パッキンに、前記中央部ケーシングの各
流路を連通するための溝を設けたことを特徴とする液冷
モータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4235579A JP3047638B2 (ja) | 1992-09-03 | 1992-09-03 | 液冷モータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4235579A JP3047638B2 (ja) | 1992-09-03 | 1992-09-03 | 液冷モータ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0686506A true JPH0686506A (ja) | 1994-03-25 |
JP3047638B2 JP3047638B2 (ja) | 2000-05-29 |
Family
ID=16988087
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4235579A Expired - Fee Related JP3047638B2 (ja) | 1992-09-03 | 1992-09-03 | 液冷モータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3047638B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100446791B1 (ko) * | 1997-12-27 | 2004-11-10 | 발레오전장시스템스코리아 주식회사 | 수냉식모터 |
JP2016010183A (ja) * | 2014-06-23 | 2016-01-18 | 東芝機械株式会社 | モータ液冷構造および液冷モータ |
US11285560B2 (en) | 2016-10-03 | 2022-03-29 | Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. | Welding torch |
-
1992
- 1992-09-03 JP JP4235579A patent/JP3047638B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100446791B1 (ko) * | 1997-12-27 | 2004-11-10 | 발레오전장시스템스코리아 주식회사 | 수냉식모터 |
JP2016010183A (ja) * | 2014-06-23 | 2016-01-18 | 東芝機械株式会社 | モータ液冷構造および液冷モータ |
US11285560B2 (en) | 2016-10-03 | 2022-03-29 | Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. | Welding torch |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3047638B2 (ja) | 2000-05-29 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080324 Year of fee payment: 8 |
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FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090324 Year of fee payment: 9 |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |