JPH0561674U - オイルクーラ - Google Patents

オイルクーラ

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Publication number
JPH0561674U
JPH0561674U JP71692U JP71692U JPH0561674U JP H0561674 U JPH0561674 U JP H0561674U JP 71692 U JP71692 U JP 71692U JP 71692 U JP71692 U JP 71692U JP H0561674 U JPH0561674 U JP H0561674U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat exchange
oil
exchange plates
cooling water
flow
Prior art date
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Pending
Application number
JP71692U
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English (en)
Inventor
章 飯島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Isuzu Motors Ltd
Original Assignee
Isuzu Motors Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Isuzu Motors Ltd filed Critical Isuzu Motors Ltd
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Publication of JPH0561674U publication Critical patent/JPH0561674U/ja
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Abstract

(57)【要約】 〔目的〕 冷却水の流れ方向をエレメントに沿って、こ
の冷却水流路の上流側から下流側に向かって、ほぼ真直
ぐに流れるように規制することによって、オイルとの熱
交換が充分に済んでいない低温の冷却水が、エレメント
の上側及び下側に流れ方向を変えて、そのまま流出して
しまうことを防止し、熱交換効率を向上することができ
るオイルクーラを提供する。 〔構成〕 内部にオイルの流路を形成した熱交換板を間
隔をあけて複数枚積層し、これらの熱交換板のオイル流
路を連通した積層体と、この積層体を収納すると共に、
前記複数の熱交換板を介してオイルの熱を吸収する冷媒
の流路を形成したケースと、前記複数の熱交換板の相互
間の冷媒流路をこの熱交換板に沿って、冷媒流路の上流
部から下流部まで管状に区画するガイド部材とを有す
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はオイルクーラの改良に関し、更に詳しくは複数枚積層された熱交換板 同士の間を循環するオイルの流れ方向を規制することによって、熱交換効率を向 上させたオイルクーラに関する。
【0002】
【従来の技術】
オイルクーラは自動車等の輸送機械のみならず、エンジンを使用した一般の産 業機械等においても、エンジンの発生する熱を吸収して、これを放熱し、エンジ ンを冷却する働きをしている。このようなオイルクーラは、例えば図4に示すよ うにエンジン1の本体に取り付けられ、その内部は、図5のように構成されてい る。この図5において、オイルクーラ2の熱交換板(エレメント)3は、複数枚 (この場合は4枚)積層され、矢印Aのようにオイルフィルタ4から流入するエ ンジンオイルOは、それぞれのエレメント3の中を通過して、矢印Bに示すよう にオイルギャラリに向かって流出する。尚、通常は図中に示すように、エレメン ト3が詰まった場合や、オイルOの温度が低く、流通抵抗が大きくなった場合の ためにバイパスバルブ5を設けて、オイルOの一部を矢印Cのように逃がして、 オイルクーラ2の破損を防止する構造になっている。
【0003】 一方、冷媒(冷却水)Rは、矢印Dのようにウォータポンプからオイルクーラ 2のケース6の内部に流入し、エレメント3越しにこのエレメント3内を流れる オイルOの熱を吸収し、その後に矢印Eに示すようにシリンダブロックのウォー タジャケットに流出するようになっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
このように構成された従来のオイルクーラ2のエレメント3は、図6及び図7 に示すようにケース6内に収納されており、本考案者が透明ケースを使用し、冷 却水R中にインクを注入して、このケース6内を流れる冷却水Rの流れを調べた ところ、図7に矢印で示すような流れ方をしていることが判明した。
【0005】 即ち、エレメント3相互間の隙間を流れる冷却水Rは、隣合うエレメント3同 士のオイル流路7を連通するための接続部材8によって、その流れ方向を曲げら れ、その乱流によって、まだ充分にオイルOの熱を吸収していない温度の低い冷 却水Rがエレメント3の上方及び下方をすり抜けるように通過してしまい、その ままシリンダブロックのウォータジャケットに流出してしまうのである。
【0006】 本考案は以上の問題点に鑑みて、冷却水の流れ方向をエレメントに沿って、こ の冷却水流路の上流側から下流側に向かって、ほぼ真直ぐに流れるように規制す ることによって、オイルとの熱交換が充分に済んでいない低温の冷却水が、エレ メントの上側及び下側に流れ方向を変えて、そのまま流出してしまうことを防止 し、熱交換効率を向上させることができるオイルクーラを提供することを目的と する。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するための本考案のオイルクーラは、内部にオイルの流路を形 成した熱交換板を間隔をあけて複数枚積層し、これらの熱交換板のオイル流路を 連通した積層体と、この積層体を収納すると共に、前記複数の熱交換板を介して オイルの熱を吸収する冷媒の流路を形成したケースと、前記複数の熱交換板の相 互間の冷媒流路をこの熱交換板に沿って、冷媒流路の上流部から下流部まで管状 に区画するガイド部材とを有する構成である。 尚、このガイド部材は、熱交換板に別体として取り付けても良いし、或いは、 この熱交換板と一体的に形成しても良い。
【0008】
【作 用】
本考案のオイルクーラは以上の構成を有しており、ガイド部材を設けたことに よって、複数の熱交換板の相互間の冷媒流路が、この熱交換板に沿って管状に区 画されることとなるので、この冷媒流路を流れる冷媒の流れ方向は上流部から下 流部に向かってほぼ真直ぐに流れるように規制される。
【0009】 従って、オイルとの熱交換が充分に済んでいない低温の冷媒が、熱交換板の上 側及び下側に流れ方向を変えて、そのまま流出してしまうことを防止し、熱交換 効率を向上させることができる。
【0010】
【実 施 例】
次に図面を参照して、本考案の実施例を冷媒として水を使用した場合について 説明する。図1及び図2に示すように本考案の実施例1のオイルクーラ2は、熱 交換板(エレメント)3を積層した積層体9がケース6内に収納されており、こ の積層体9には、各々のエレメント3の上部を接続するように、冷媒(冷却水) Rの流路の上流部10から下流部11まで連続するガイド部材(ガイド板)12が設け られている。また、これと同様にそれぞれのエレメント3の下部にも、冷媒流路 (冷却水流路)13の上流部10から下流部11に連続するガイド板12が設けられてい る。尚、本実施例では、ガイド板12をエレメント3に取り付ける方法として、ロ ウ付けによる固定を採用した。
【0011】 このように、ガイド板12を、エレメント3を積層した積層体9に取り付けるこ とによって、それぞれのエレメント3の外壁と、このガイド板12とによって囲ま れる冷却水流路13は、一種の管状に区画されることとなる。 この実施例1の場合の冷却水Rの流れ方は図2に矢印で示すように、隣同士の エレメント3のオイル流路7を連通するための接続部材8によって、流れ方向を ガイド板12の方向に曲げられている。しかし、このガイド板12によって、前記接 続部材8が冷却水流路13の中に存在することによって生じる冷却水Rの乱流を規 制して、この管状となった流路に流入した冷却水Rは、エレメント3に沿ってほ ぼ真直ぐに流れることとなる。
【0012】 従って、各々のエレメント3に沿って冷却水流路13の上流部10から下流部11ま で、万遍なくエレメント3の表面に温度の低い冷却水Rを接触させることができ 、このエレメント3を介してオイルOと冷却水Rとの間で効率の高い熱交換がで きる。 次に、図3に示す本考案の実施例2について説明する。この実施例2では、前 記ガイド部材12をエレメント3自体と一体的に形成している。このような形状に エレメント3を形成することによって、別体のガイド部材12を後付けする必要が なくなり、複数のエレメント3を積層させて組み立てるだけで、上記実施例1と 同様に冷却水流路13を管状に区画することができる。
【0013】 尚、この実施例2の場合は、厳密に見るとガイド部材12と隣のエレメント3と の間に微小な間隙ができるのであるが、この間隙は冷却水Oの流れ方向を規制す るという観点からは殆ど無視することができる程度のものであり、実害は無いに 等しい。また、この実施例2のガイド部材12を設けたことによって規制される冷 却水Rの流れ方は、実施例1と同様なものとなり、その効果も同様であって、エ レメント3の表面積に対するオイルクーラ2の熱交換効率を向上させることがで きる。
【0014】
【考案の効果】
本考案のオイルクーラは、内部にオイルの流路を形成した熱交換板を間隔をあ けて複数枚積層し、これらの熱交換板のオイル流路を連通した積層体と、この積 層体を収納すると共に、前記複数の熱交換板を介してオイルの熱を吸収する冷媒 の流路を形成したケースと、前記複数の熱交換板の相互間の冷媒流路をこの熱交 換板に沿って、冷媒流路の上流部から下流部まで管状に区画するガイド部材とを 有するので、以下の効果を奏することができる。
【0015】 ガイド部材を設けたことによって、複数の熱交換板の相互間の冷媒流路が、こ の熱交換板に沿って管状に区画されることとなるので、この冷媒流路を流れる冷 媒の流れ方向は上流部から下流部に向かってほぼ真直ぐに流れるように規制され る。 従って、オイルとの熱交換が充分に済んでいない低温の冷媒が、熱交換板の上 側及び下側に流れ方向を変えて、そのまま流出してしまうことを防止し、熱交換 効率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例1のオイルクーラの断面図であ
る。
【図2】図1のF−F線断面図である。
【図3】本考案の実施例2のオイルクーラの断面図であ
る。
【図4】エンジンに取り付けたオイルクーラの正面図で
ある。
【図5】オイルクーラ内のオイル及び冷却水の循環経路
を示す断面図である。
【図6】従来のオイルクーラの断面図である。
【図7】図6のG−G線断面図である。
【符号の説明】
2 オイルクーラ 3 熱交換板
(エレメント) 6 ケース 7 オイル流路 9 積層体 10 上流部 11 下流部 12 ガイド部材
(ガイド板) 13 冷媒流路(冷却水流路) O オイル R 冷媒(冷却水)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部にオイルの流路を形成した熱交換板
    を間隔をあけて複数枚積層し、これらの熱交換板のオイ
    ル流路を連通した積層体と、この積層体を収納すると共
    に、前記複数の熱交換板を介してオイルの熱を吸収する
    冷媒の流路を形成したケースと、前記複数の熱交換板の
    相互間の冷媒流路をこの熱交換板に沿って、冷媒流路の
    上流部から下流部まで管状に区画するガイド部材とを有
    するオイルクーラ。
JP71692U 1992-01-13 1992-01-13 オイルクーラ Pending JPH0561674U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP71692U JPH0561674U (ja) 1992-01-13 1992-01-13 オイルクーラ

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JP71692U JPH0561674U (ja) 1992-01-13 1992-01-13 オイルクーラ

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JPH0561674U true JPH0561674U (ja) 1993-08-13

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ID=11481485

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JP71692U Pending JPH0561674U (ja) 1992-01-13 1992-01-13 オイルクーラ

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005515390A (ja) * 2002-01-17 2005-05-26 ヨーク リフリッジレイション アンパーツゼルスカブ 一体式熱交換器を有する浸水式蒸発器
KR101239303B1 (ko) * 2013-01-16 2013-03-06 갑 동 김 열교환 타입 변압기 냉각 시스템
JP2016200389A (ja) * 2010-04-08 2016-12-01 チタンエックス エンジン クーリング ホールディング アクチボラグ 迂回防止手段を備える熱交換器、油冷却システムおよび油冷却方法

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