JPH0686035U - 紫外線検知装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 検知装置をある角度に支持する余分な器具を
必要とすることなく、紫外線の方向に容易に設定でき、
上方のあらゆる方向から表示器の上方を見ることができ
る紫外線検知装置を提供する。 【構成】 紫外線検知装置の構成として、検知装置ケー
スと、検知装置ケースに配置された表示器と、検知装置
ケースに対して回動可能に取付けられたセンサとを設け
る。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、紫外線検知装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】

紫外線検知装置（以下単に検知装置という場合もある）で用いる紫外線センサ （以下単にセンサという場合がある）は、その指向性が強いためセンサの向きを 正確に紫外線の入射方向に合わせないと正しい測定ができない。従来例の検知装 置は、大きく分けて、（１）検知量を表示する表示器が配置された面と同一面内 にセンサが配置されているものと、（２）表示器が配置された面と異なった面に 配置されているものとがある。

【０００３】 図７は、前者の検知装置を示す側面図である。図７において、検知装置１０は 、センサ１２と表示器１４を有し、これらは同一面内に配置されている。

【０００４】 図８は、後者の検知装置を示す側面図である。図８において、検知装置１０は 、センサ１２と表示器１４を有し、これらは異なった面、即ち、表示器１４は或 る平面に配置されており、センサ１２はその面と直角な端面に配置されている。

【０００５】

【考案が解決しよとする課題】

図７、図８に示すように、一般に用いられている表示器に表示した情報が見え る範囲は、点線で示すように、比較的広角度であるが、一定の範囲に限られてい る。このため、例えば、太陽光線に含まれる紫外線を測定する場合を想定すると 、従来例の前者の検知装置１０のセンサ１２を太陽光の方向に向くように配置し て検知しようとした場合、表示器１４の情報は一定の範囲の位置から、即ち、図 面上右側からしか見ることができない。また後者の検知装置１０のセンサ１２を 太陽光の方向に向けた場合も、表示器１４の情報は一定の範囲、この場合は、図 面上左側からしか見ることができない。また、前述のような太陽光線に含まれる 紫外線を測定する場合には、検知装置１０は、図９に示すように、テーブルのよ うな支持台２０に或る角度で配置する必要がある。或る角度で配置するためには 、そのための器具に必要である。そのような器具には、例えば、表示器の裏面に 取付けられて或る角度に設定できる、いわゆるスタンドがある。図９は前者の検 知装置を示すものであるが、後者の検知装置も同様である。

【０００６】 したがって、本考案の目的は、検知装置をある角度で支持するような余分な器 具を必要とすることなく、紫外線の方向に容易に設定でき、上方のあるゆる方向 から表示器の情報をみることができる紫外線検知装置を提供することにある。

【０００７】

【課題を解決するための手段】

前述の目的を達成するために、本考案は、紫外線検知装置において、検知装置 ケースと、該検知装置ケースに配置された表示器と、前記検知装置ケースに対し て回動可能に取付けられたセンサと、を有することを特徴とする紫外線検知装置 を採用するものである。

【０００８】

【実施例】

次に、本考案の実施例を説明する。

【０００９】 図１は、本考案の実施例の紫外線検知装置の斜視図である。図１において、検 知装置３０は、センサ３２と表示器３４を有する。図２に示すように、センサ３ ２は検知装置ケース３６に水平軸を中心に回動可能に取付けられている。また、 検知ケース３６自体は、図３の矢印に示すように、テーブルのような支持台に置 くときには、当然に任意の水平方向に置くことができる。

【００１０】 図４は、検知装置のセンサの構成を示す斜視図である。センサ３２はセンサケ ース３８に内蔵されており、このセンサケース３８は、検知装置ケース３６に取 付けられた受け台４０に回動可能に軸支（４４）されている。センサ３２からの 信号は、ケーブル４２によって検知装置内の回路（図示せず）に転送されるよう になっている。

【００１１】 図５は、太陽光線中に含まれる紫外線を検知する場合を示す斜視図である。本 考案の検知装置３０は水平方向に関して太陽光線に向くようにテーブルの上に載 せられる。その後、垂直方向に関して太陽光線に向くように、センサ３２を設定 する。このとき、図６に示すように、検知装置３０の表示器３４に表示された情 報は上方のあらゆる方向から見ることができる。

【００１２】

【考案の効果】

以上説明したように、本考案によれば、支持台のような余分な器具を必要とす ることなく、紫外線の方向に容易に設定でき、上方のあらゆる方向から表示器の 情報を見ることができる紫外線検知装置が得られる。

【図面の簡単な説明】

【図１】図１は、本考案の検知装置を示す斜視図であ
る。

【図２】図２は、センサを水平軸を中心に回動した状態
で本考案の検知装置を示す斜視図である。

【図３】図３は、検知装置の配置を説明するための斜視
図である。

【図４】図４は、センサケースの取付け例を詳細に示す
斜視図である。

【図５】図５は、太陽光線に含まれる紫外線を検知する
のに本考案の検知装置を用いた状態を示す斜視図であ
る。

【図６】図６は、本考案の検知装置の表示器に表示され
る情報が見える範囲を説明するための側面図である。

【図７】図７は、従来例の検知装置を示す側面図であ
る。

【図８】図８は、従来例の他の検知装置を示す側面図で
ある。

【図９】図９は、従来例の他の問題点を説明するための
側面図である。

【符号の説明】

３０ 検知装置 ３２ センサ ３４ 表示器 ３６ 検知装置ケース

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 紫外線検知装置において、検知装置ケー
   スと、該検知装置ケースに配置された表示器と、前記検
   知装置ケースに対して回動可能に取付けられたセンサ
   と、を有することを特徴とする紫外線検知装置。
2. 【請求項２】 請求項１記載の紫外線検知装置におい
   て、前記センサは水平軸を中心に回動可能に取付けられ
   ていることを特徴とする紫外線検知装置。