JPH0686007B2 - 多電極自動溶接機での溶着量自動制御方法 - Google Patents

多電極自動溶接機での溶着量自動制御方法

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JPH0686007B2
JPH0686007B2 JP31577192A JP31577192A JPH0686007B2 JP H0686007 B2 JPH0686007 B2 JP H0686007B2 JP 31577192 A JP31577192 A JP 31577192A JP 31577192 A JP31577192 A JP 31577192A JP H0686007 B2 JPH0686007 B2 JP H0686007B2
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JP
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welding
groove
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automatic welding
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Inventor
忠道 伊藤
泉 高岸
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マツモト機械株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多電極自動溶接機を使
用して鉄骨コアや鉄骨柱となるワークの複数個所を同時
に溶接する場合での溶着量制御方法に関する。
【0002】
【従来技術】筒状部材の両端部にダイヤフラムを溶着し
て鉄骨コアや鉄骨柱を形成する場合、両端溶接個所を個
別に溶接すると、溶接ひずみの影響が多く出て製品精度
が低下することから、従来は、多電極自動溶接機で複数
の溶接部分を同じ溶接条件で同時に溶接するするように
している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この種のワ
ークでは、組み立て精度あるいは部材の加工精度に起因
して、筒状部材とダイヤフラムとの間の開先間隔がテー
パー状に形成されることがある。このように各溶接線で
の開先間隔が一定でない複数の個所を多電極自動溶接装
置を使用して同じ溶接条件で溶接すると、狭い部分での
開先間隔を基準に溶接速度や溶接電流を設定すると、開
先間隔の広い部分での溶着量が不足し、逆に広い部分で
の開先間隔を基準に溶接速度や溶接電流を設定すると、
開先間隔の狭い部分での溶着量が過剰になるという問題
がある。本発明は、このような点に着目してなされたも
ので、開先間隔に変化のある複数の溶接個所を多電極自
動溶接機で同時に溶接しても、溶着量に過不足が生じな
いようにする溶接制御方法を提供することを目的とす
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明は、各溶接線における最大開先幅と最小開
先幅とを計測し、この計測した開先幅と、予め入力した
板厚及び開先形状等の溶接個所情報とに基づき各溶接線
での最大開先断面積と最小開先断面積とを算出するとと
もに、この最大開先断面積と最小開先断面積とに基づき
開先断面積の変化率を演算し、広狭開先幅のいずれか一
方を基準に溶接電流を設定し、溶接中はその時点での複
数の開先断面積のうちの最大開先断面積を基準にその溶
接速度を制御し、各溶接線での開先幅の変化率に応じて
溶接電極に供給する溶接電流を制御するようにしたこと
を特徴としている。
【0005】
【作用】本発明では、各溶接線における最大開先幅と最
小開先幅とを計測し、この計測した開先幅と、予め入力
した板厚及び開先形状等の溶接個所情報とに基づき各溶
接線での最大開先断面積と最小開先断面積とを算出する
とともに、この最大開先断面積と最小開先断面積とに基
づき開先断面積の変化率を演算し、広狭開先幅のいずれ
か一方を基準に溶接電流を設定し、溶接中はその時点で
の複数の開先断面積のうちの最大開先断面積を基準にそ
の溶接速度を制御し、各溶接線での開先幅の変化率に応
じて溶接電極に供給する溶接電流を制御するようにして
いるので、個々の溶接電極に供給する溶接電流を開先間
隔の変化率に応じて調整することができ、各部において
溶着量に過不足が生じることはない。
【0006】
【実施例】図面は本発明の実施例を示し、図1は溶着量
制御手順を示す流れ図、図2はワークの開先形状の一例
を示す図、図3は溶接装置の一例を示す概略構成図であ
る。この溶接装置は、回転式ワークホルダー(1)と二電
極式の自動溶接装置(2)とで構成してある。回転式ワー
クホルダー(1)は、同期回転する2枚の回転板(3)(4)
を対向する状態に配置し、一方の回転板(3)を基台に固
定して基準側にするとともに、他方の回転板(4)を基準
側回転板(3)に対して接離移動可能に構成してある。な
お、各回転板(3)(4)には、それぞれワーク(W)のダイ
ヤフラム(D)部分を挟圧保持するチャック爪(5)が配置
してある。
【0007】また、自動溶接装置(2)は、回転式ワーク
ホルダー(1)の上側部分に2つの溶接トーチ(6)をそれ
ぞれ回転板(3)(4)の回転中心を結ぶ線と平行な方向で
間隔調整移動可能な状態で配置するとともに、各溶接ト
ーチ(6)を昇降移動可能に配置し手ある。また、この自
動溶接装置(2)は各溶接トーチ(6)に供給する溶接電流
を個別に制御できるように構成してある。
【0008】そして、このような二電極式自動溶接装置
を使用して鉄骨コラムを溶接する溶接手順を次に示す。
各筒型のコア(C)の両端部にダイヤフラム(D)を仮付け
固定したワーク(W)を回転式ワークホルダー(1)の一対
の回転板(3)(4)間に配設して、ワーク(W)を回転板
(3)(4)間に固定する。このとき、コア(C)の加工精度
や、コア(C)とダイヤフラム(D)との組付け精度が悪い
と、コア(C)の端部とダイヤフラム(D)との接当部分で
の間隔(開先間隔)はテーパー状の溝として現れる。
【0009】そこで、回転式ワークホルダー(1)に保持
されているワーク(W)の両端に位置する2本の溶接線で
の最大開先幅部分と最小開先幅部分で溶接ーチ(6)をそ
の幅方向に移動させることによりそのトーチの移動量で
開先間隔を計測する。この溶接トーチ(6)の移動量は自
動溶接装置(2)の制御部に入力さる。制御部では予め入
力されている板厚情報及び開先形状情報と、この入力さ
れてきた最大開先幅寸法情報及び最小開先幅寸法情報か
ら最大開先断面積と最小開先断面積とを演算するととも
に、各溶接線での開先断面積の変化率を演算する。
【0010】そして、アークを発生させて溶接するので
あるが、この溶接時には、その時々での断面積の広いほ
うを基準に溶接速度、すなわち回転式ワークホルダー
(1)の回転速度を設定するとともに、溶接トーチ(6)に
供給する溶接電流を最大開先断面積を基準に設定し、開
先断面積の変化率に応じて、溶接電流を減少させて溶接
を遂行する。
【0011】これにより、開先幅が変化する溶接線であ
っても、開先幅に応じた溶接速度及び溶接電流で溶接作
業をすることができるから、溶着金属量に過不足を生じ
ることなく溶接することができる。
【0012】なお、上記実施例では、溶接トーチ(6)を
移動させ、この溶接トーチの移動量で開先幅の寸法を計
測するようにしたが、各溶接線での開先幅を手作業で計
測し、制御装置に入力するようにしてもよい。また、溶
接電流の制御を最小開先断面積を基準に設定し、開先断
面積の変化率に応じて溶接電流のを増加させるようにし
てもよい。
【0013】
【発明の効果】本発明では、各溶接線における最大開先
幅と最小開先幅とを計測し、この計測した開先幅と、予
め入力した板厚及び開先形状等の溶接個所情報とに基づ
き各溶接線での最大開先断面積と最小開先断面積とを算
出するとともに、この最大開先断面積と最小開先断面積
とに基づき開先断面積の変化率を演算し、広狭開先幅の
いずれか一方を基準に溶接電流を設定し、溶接中はその
時点での複数の開先断面積のうちの最大開先断面積を基
準にその溶接速度を制御し、各溶接線での開先幅の変化
率に応じて溶接電極に供給する溶接電流を制御するよう
にしているので、複数の溶接電極で複数の溶接線を同時
に溶接する溶接装置において、個々の溶接電極に供給す
る溶接電流を開先間隔の変化率に応じて調整することが
できるようになり、溶接各部において溶着量に過不足を
生じさせることなく最適の溶着量で溶接することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】溶着量制御手順を示す流れ図である。
【図2】ワークの開先形状の一例を示す図である。
【図3】溶接装置の一例を示す概略構成図である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多電極自動溶接機で複数の溶接個所を同
    時に溶接する溶接方法において、 各溶接線における最大開先幅と最小開先幅とを計測し、
    この計測した開先幅と、予め入力した板厚及び開先形状
    等の溶接個所情報とに基づき各溶接線での最大開先断面
    積と最小開先断面積とを算出するとともに、この最大開
    先断面積と最小開先断面積とに基づき開先断面積の変化
    率を演算し、広狭開先幅のいずれか一方を基準に溶接電
    流を設定し、溶接中はその時点での複数の開先断面積の
    うちの最大開先断面積を基準にその溶接速度を制御し、
    各溶接線での開先幅の変化率に応じて溶接電極に供給す
    る溶接電流を制御するようにしたことを特徴とする多電
    極自動溶接機での溶着量自動制御方法。
  2. 【請求項2】 各溶接線における最大開先幅を基準に開
    先幅の変化率に応じて溶接電流を減少するように制御し
    た請求項1に記載の多電極自動溶接機での溶着量自動制
    御方法。
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JP4658767B2 (ja) * 2005-10-11 2011-03-23 株式会社神戸製鋼所 多層盛り溶接方法及び多層盛り溶接装置
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