JPH0686002B2 - 取鍋用熔滓除去装置 - Google Patents

取鍋用熔滓除去装置

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JPH0686002B2
JPH0686002B2 JP61089559A JP8955986A JPH0686002B2 JP H0686002 B2 JPH0686002 B2 JP H0686002B2 JP 61089559 A JP61089559 A JP 61089559A JP 8955986 A JP8955986 A JP 8955986A JP H0686002 B2 JPH0686002 B2 JP H0686002B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、製鉄所,製錬所,鋳物工場等において使用
する取鍋に付着した熔滓を除去するための装置に関す
る。
〔従来の技術〕
従来、このような取鍋に付着した熔滓を取除くために、
取鍋を冷却後、作業者がハンドブレーカで剥離除去して
いる。また一部では、ブレーカを建設車両に取付けたも
のや、第5図に示すように、建設車両1のブーム2に切
削カッタ3を取付け、取鍋4の内面に付着した熔滓5を
除去する装置も用いられている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかし、手作業による除去は非能率であり、長時間に亘
る作業により作業者の振動障害や、じん肺などを惹起す
る虞れがある。また、建設車両にブレーカや切削カッタ
を取付けた装置は、ブレーカや切削カッタの損耗が大で
あり、コストが高いという問題があった。
この発明は、取鍋に付着した熔滓の除去に関する上記問
題を解決するものであって、振動や粉塵の発生を防止
し、除去作業の能率を向上することのできる取鍋用の熔
滓除去装置を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明は、上記問題点を解決するため、高圧水ジェッ
トと研磨材を噴射して取鍋から熔滓を剥離させるノズル
と、主柱に旋回可能に取付けられていて、所定位置に配
置された取鍋の内面に沿ってノズルを移動可能に支持す
るノズル支持装置とによって取鍋用熔滓除去装置を構成
している。
〔作用〕
熔滓が付着し冷却固化した取鍋が主柱周辺の所定位置に
設置されると、ノズル支持装置が旋回し、ノズルを取鍋
内面に接近させる。次いで、高圧水ジェットと研磨材を
噴射しながらノズルを取鍋の内面に沿って移動させる
と、熔滓は取鍋から剥離される。高圧水ジェットを用い
るため、振動や粉塵は発生せず、操作は容易であり、遠
隔操作や自動化も可能となる。
特に、熔滓の除去のために、この発明では高圧水ジェッ
トと研磨材とを併用している点において特徴がある。す
なわち、高圧水ジェットはウォータージェットとも呼ば
れてそれ自体でも岩石を切断するほどの破壊能力をもつ
ものであり、したがってこの発明では高圧水ジェットに
より熔滓を破壊,剥離させるとともに、当該高圧水ジェ
ットを研磨材の吹きつけ手段としても使用して、この研
磨材によっても熔滓を剥離させる。かくしてこの発明に
おいては、高圧水ジェットの破壊力と研磨材の破壊力と
を利用して、これらの相乗作用により熔滓を剥離させて
いる。また、研磨材の吹きつけに水を用いているから、
研磨材及び除去された熔滓は水により流出されるから、
粉塵による作業環境の悪化も発生しない。
除去された熔滓は、サクションポンプ等で貯留場所まで
移送され、取鍋は内面を乾燥装置の熱風で乾燥した後再
使用される。
〔実施例〕
以下、図面を参照しこの発明の実施例を説明する。第1
図は、この発明の一実施例の立面図、第2図はノズル部
分を拡大して示す説明図である。この熔滓除去装置は、
立設された主柱7にノズル支持装置6の支持枠9が昇降
装置8で昇降可能に取付けられている。支持枠9は旋回
装置10を備えており、旋回環11を介して水平なブーム12
を旋回可能に支持している。ブーム12には、横行装置13
によって移動可能な横行枠14が装架されており、この横
行枠14には、案内枠15が傾角装置16で俯仰可能に枢着さ
れている。この案内枠15にアーム17が送り装置18によっ
て進退可能に支持されており、アーム17の先端にはノズ
ル19が取付けられている。ノズル19には、高圧水ポンプ
(図示せず)から高圧水を供給する水圧ホース20と研磨
材圧送装置(図示せず)から研磨材を供給する研磨材ホ
ース21とが接続されている。
主柱7の周囲には、第3図に示すように、取鍋4を載置
するための取鍋台22が主柱7を中心に配置されており、
この取鍋台22は、回転装置23を備えて自転可能になって
いる。
熔滓除去作業の際には、取鍋4を取鍋台22上に載置し、
ノズル支持装置の支持枠9を旋回させ、横行枠14を移動
させ、案内枠15を傾角装置16で傾斜させてアーム17の方
向を取鍋4の内側面と平行な角θにセットし、ノズル19
を耐火物24と熔滓5との境界へ接近させる。そこでノズ
ル19から高圧水ジェットJを噴射させるとノズル19付近
の負圧により研磨材が吸引され、研磨材が高圧水ジェッ
トと共に耐火物24と付着熔滓5との境界面を切截して熔
滓を剥離させる。水圧が750〜1400kgf/cm2で50〜100mm
の深さで切込みが可能であるため、取鍋台22を回転させ
ながら、切截速度に合わせてアーム17を送り装置18で前
進させることにより容易に熔滓を剥離させることができ
る。楔やハンマリングを併用して更に剥離の進行を早め
ることもできる。
側壁の熔滓の除去が終わると、ノズル19を底面25に接近
したまゝ取鍋台22を回転させ、切截速度に合わせてノズ
ル19を半径方向に移動させれば、ノズル19の軌跡は螺旋
状になり、底面25全体の熔滓除去が行われる。
なお、この実施例では取鍋台22を回転可能に構成してい
るが、取鍋台22が回転しない場合には、ノズル支持装置
6の旋回装置10,横行装置13,傾角装置16,送り装置18を
制御し、ノズル19を取鍋4の内面に沿って移動させれば
同様に熔滓を除去することができる。
除去が終了したら、破砕された熔滓は、サクションポン
プ等を用いて貯留場へ移送し、取鍋4の内面を乾燥装置
で乾燥させる。ノズル支持装置6は旋回させて次の取鍋
4の除去作業を行う。
第4図はこの発明の他の実施例の立面図である。この実
施例では、ノズル支持装置6が、支持枠9と旋回台26に
俯仰可能に枢着されるブーム12,アーム17,及びアーム17
の先端に枢着されるチルト枠27とで構成されており、チ
ルト枠27にノズル19が取付けられている。ブーム12,ア
ーム17,チルト枠27には、夫々駆動用のシリンダ28,29,3
0が設けられており、これらのシリンダ28,29,30と旋回
装置10とを制御することによりノズル19を取鍋4の内面
に沿って移動させることができる。
〔発明の効果〕
この発明は、取鍋に付着した熔滓の除去作業において、
振動機械を用いないため、騒音,粉塵,振動の発生がな
くなり、また、切削カッタの如き大きな押付力が不要で
大型機械を使用する必要がなく、カッタの損耗もないた
め経済的であり、操作が容易で作業能率が向上する。ま
た、熔滓の除去のために、この発明では高圧水ジェット
と研磨材とを併用しており、高圧水ジェットはウォータ
ージェットとも呼ばれてそれ自体でも岩石を切断するほ
どの破壊能力をもつものであり、したがってこの発明で
は高圧水ジェットを用いて熔滓を破壊,剥離させ、当該
高圧水ジェットを研磨材の吹きつけ手段としても使用
し、この研磨材によっても熔滓を剥離させるから、高圧
水ジェットの破壊力と研磨材の破壊力とを利用して、こ
れらの相乗作用により熔滓を有効に剥離させることがで
きる。また、研磨材の吹きつけに水を用いているから、
研磨材及び除去された熔滓は水により流出され、粉塵に
よる作業環境の悪化も防止することができるという効果
もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の一実施例の立面図、第2図はノズ
ル部分の拡大説明図、第3図は、取鍋台の配置図、第4
図は他の実施例の立面図、第5図は従来の建設車両に切
削カッタを取付けた装置の立面図である。 図中、4は取鍋、5は熔滓、6はノズル支持装置、7は
主柱、19はノズルである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】高圧水ジェットと研磨材を噴射して取鍋か
    ら熔滓を剥離させるノズルと、主柱に旋回可能に取付け
    られていて所定位置に配置された取鍋の内面に沿って前
    記ノズルを移動可能に支持するノズル支持装置とからな
    る取鍋用熔滓除去装置。
JP61089559A 1986-04-18 1986-04-18 取鍋用熔滓除去装置 Expired - Fee Related JPH0686002B2 (ja)

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