JPH068529Y2 - 材料試験機用くさび式つかみ具 - Google Patents

材料試験機用くさび式つかみ具

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JPH068529Y2
JPH068529Y2 JP1987117609U JP11760987U JPH068529Y2 JP H068529 Y2 JPH068529 Y2 JP H068529Y2 JP 1987117609 U JP1987117609 U JP 1987117609U JP 11760987 U JP11760987 U JP 11760987U JP H068529 Y2 JPH068529 Y2 JP H068529Y2
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JP1987117609U
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JPS6423649U (ja
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高史 粟野
英雄 増瀬
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Shimadzu Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 A.産業上の利用分野 本考案は、一対のくさび状つかみ歯により試験片を把持
する材料試験機用のくさび式つかみ具に関する。
B.従来の技術 くさび式つかみ具は、一対のくさび状つかみ歯をチャッ
クフレーム内のテーパ(くさび)面に摺動可能に収容
し、例えばつかみ歯に対してチャックフレームを上昇さ
せ一対のつかみ歯を閉じて試験片を把持し、チャックフ
レームを下降させつかみ歯を開き試験片を解放する。チ
ャックフレームとつかみ歯との相対移動は手動あるいは
油圧シリンダなどで行なっている。
C.考案が解決しようとする問題点 しかしながら、手動式は作業時間がかかり、特に大量の
試料を試験する場合には作業効率が悪い。また、油圧式
は、高圧の油圧源、バルブ類、配管などが必要でスペー
ス上問題がある。
本考案の目的は、上述した問題点を解決したコンパクト
かつ確実性の高い材料試験機用くさび式つかみ具を提供
することにある。
D.問題点を解決するための手段 本考案は、一対のくさび面を有するチャックフレーム
と、一対のくさび面間に設けられた一対のくさび状つか
み歯と、チャックフレームを試験方向に貫通して設けら
れ一対のくさび状つかみ歯を試験方向には移動不可能に
かつ一対のくさび面の対向する方向には移動可能に保持
する保持軸とを具備し、チャックフレームを試験方向に
移動させて一対のくさび状つかみ歯を開閉し試験片を把
持、解放するくさび式つかみ具に実施され、チャックフ
レーム上に保持軸と同軸のねじ軸を形成するとともに、
このねじ軸に螺合し保持軸上の軸方向定位置にて回転可
能な開閉ナットと、この開閉ナットの外周に嵌装されて
動力源からの回転力を開閉ナットに伝達する回転駆動部
材と、この回転駆動部材と開閉ナットとの間に介装され
開閉ナットの回転負荷が所定値に達すると開閉ナットと
回転駆動部材との間にすべりを生じさせて当該回転駆動
部材から開閉ナットへの動力伝達を断つ動力制限手段と
を設けて上述した問題点を解決する。
E.作用 回転駆動手段により動力源からの回転力を開閉ナットに
伝達して開閉ナットを回転させると、開閉ナットとねじ
軸を介して螺合するチャックフレームが試験方向に移動
し、これによりチャックフレームのくさび面が保持軸に
保持された一対のくさび状つかみ歯に対して試験方向に
移動してつかみ歯が試験片に対して定位置で開閉する。
つかみ歯を閉じて試験片を把持するときには、試験片の
把持により開閉ナットの回転負荷が増加して所定値に達
すると、動力制限手段により回転駆動部材が開閉ナット
に対してすべりを起こして開閉ナットへの動力伝達が断
たれ、チャックフレームが停止して初期締付け力が得ら
れる。
F.実施例 −第1の実施例− 第1図(a)〜(c)に基づいて本考案の一実施例につ
いて説明する。
第1図(a)は本考案に係るくさび式つかみ具の正面
図、第1図(b)はその右側断面図、第1図(c)は背
面図である。チャックフレーム1はその内部にくさび面
1aを有するとともにその上部に負荷軸x方向に延在す
るねじ軸1bを有し、ねじ軸1b上部から保持軸2が挿
入される。チャックフレーム1は保持軸2に対して負荷
軸方向の移動が可能でかつ回転はできないようにキー3
で連結される。保持軸2の上部から外挿された開閉ナッ
ト4はフランジ2aに回転可能に支承されてねじ軸1b
と螺合する。保持軸2の上端には中間軸5が外挿されて
ピン6で連結され、中間軸5の下端とフランジ2aとの
間で開閉ナット4の負荷軸x方向の進退が制限される。
以上の構成によって、開閉ナット4の回転でチャックフ
レーム1が負荷軸x方向に昇降する。
開閉ナット4には第2図に詳細を示すトルクリミッタ3
0を介してかさ歯車7が取付けられ、所定負荷以内では
ナット4とかさ歯車7が一体に回転し、所定負荷より大
きいと両者が滑る。中間軸5にはフレーム8が固設さ
れ、フレーム8に軸支されたかさ歯車9がかさ歯車7と
噛合する。かさ歯車9の軸端は入力伝達軸10としてフ
レーム8から突出し、四角柱に形成されている。
また、第1図(a)に示すように、チャックフレーム1
にはくさび面1aに接して一対のくさび状つかみ歯11
が収容されている。このつかみ歯11は、保持軸2の先
端に取付けられた押さえ部材12により上方への移動が
規制されるとともに、ボルト13でチャックフレーム1
の前面に取付けられたストッパ14により前方への抜け
が規制される。さらに第1図(c)に示すように、チャ
ックフレーム4の背面には一対のガイド15がボルト1
6で螺着され、このガイド15に案内されてプレート1
7がチャックフレーム1に対して上下方向に摺動可能に
配設される。このプレート17には長孔17aが穿設さ
れるとともに、チャックフレームの背面にも長孔17a
と略直交する長孔1cが穿設され、つかみ歯11の背面
に植設したピン11aが両長孔1c,17aを貫通して
背面から突出している。チャックフレーム1の上方への
移動に伴いピン11aは長孔1a内を相対的に下方に移
動するとともに長孔17aを内側(閉じる方向)に移動
し、これによりつかみ歯11の内側への移動が案内され
る。18は、チャックフレーム1が図示下方へ移動する
際につかみ歯11がともに移動するのを防止するための
ばねであり、一端がチャックフレーム1の上部に他端が
プレート17の下部にそれぞれ掛止されている。
トルクリミッタ30の概略構成を第2図に示す。
第2図において、かさ歯車7は、ナット4に形成された
一対の上下フランジ部4a,4b間でナット4に対して
回動可能に支承され、下フランジ部4bに固着された摩
擦板31と、上フランジ部4aに設けられたばね32で
下方に付勢される摩擦板33との間に挟まれている。ば
ね32のばね力は調節ねじ34で調節可能であり、した
がって摩擦板33の押圧力を調節することによりトルク
リミッタ30による伝達トルクを調節可能である。この
伝達トルクは把持する試験片の材質によって調節され、
最適な初期締付力を付与できるから、手動によらず動力
により把持しても脆性材料の破損が防止される。
次に、実施例の動作を説明する。
チャックフレーム1を第1図(a)に示す二点鎖線の位
置まで降下してつかみ歯11を開き、試験片TPを両つ
かみ歯11の間に挿入する。ハンド式電気ドリル型の外
部回転源を伝達軸10に連結して駆動すると、伝達軸1
0およびかさ歯車9を介してかさ歯車7が回転し開閉ナ
ット4が回転する。この回転にともなってチャックフレ
ーム1が負荷軸Xに沿つて上方に移動し、これにより両
つかみ歯11がチャックフレーム1のくさび面1aに押
され内側に移動を開始する。チャックフレーム1の移動
によりつかみ歯11のピン11aが長孔1a内を下方に
移動する。ピン11aはプレート17の長孔17aを貫
通しているからそれに沿つてピン11aは内側に移動
し、これによりつかみ歯11の移動が案内される。
つかみ歯11が試験片TPを把持するとその移動が阻止
され開閉ナット4の回転負荷が大きくなる。この負荷が
第2図に示すトルクリミッタ30の伝達トルクを越える
とかさ歯車7と摩擦板31,32とが滑り、伝達軸10
の回転トルクがナット4に伝わらなくなり、ナット4が
停止する。その結果、試験片TPは所定の初期締め付け
力で把持される。この状態で試験片の引張試験を行ない
つかみ歯11が下方に引張られると、くさび作用により
つかみ歯11の把持力が増加するから試験片が確実に把
持される。
次に外部回転源を逆転させると開閉ナット4が上述した
のとは逆方向に回転してチャックフレーム1が下降す
る。このとき、ばね18のばね力によりつかみ歯11が
ともに下降することが防止され、チャックフレーム1の
下降につれて、つかみ歯11のピン11aが上述と逆方
向に長孔1a,17aを移動し、これに案内されてつか
み歯11が外側に移動し、試験片TPが解放される。
なお、把持力が強く外部回転源の逆転ではチャックが解
放しないときには、伝達軸10を手動にて回転すればよ
い。
G.考案の効果 本考案は以上のように構成したから、試験片の把持、解
放の作業効率が向上し、かつ設定した初期締付け力以上
ではトルクリミッタにより動力の伝達が遮断されるか
ら、動力源にてチャックの開閉を行なっても試験片を破
損することもない。つかみ歯を保持する保持軸をチャッ
クフレームに対して試験方向に貫通させてその軸上の定
位置に開閉ナットを配置するとともに、開閉ナットの外
周に回転駆動部材を嵌装し、さらには開閉ナットと回転
駆動部材との間に動力制限手段を配置したので、つかみ
歯の動力による開閉およびその締付け力の制限に必要な
チャックフレームのねじ軸、開閉ナット、回転駆動部材
および動力制限手段がすべて保持軸上の軸方向同一位置
で重なり合い、各構成要素が保持軸の軸方向に連なって
つかみ具が長尺化することがない。したがって、動力源
にて試験片を確実に把持できるコンパクトな材料試験機
用つかみ具を実現できる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)〜(c)は本考案に係るつかみ具の第1の
実施例を示し、(a)は正面図、(b)はその右側断面
図、(c)は背面図、第2図はトルクリミッタの詳細図
である。 1:チャックフレーム 1a:くさび面、1b:ねじ軸 2:保持軸、4:開閉ナット 7:かさ歯車、9:かさ歯車 10:入力伝達軸、11:つかみ歯 30:トルクリミッタ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】一対のくさび面を有するチャックフレーム
    と、前記一対のくさび面間に設けられた一対のくさび状
    つかみ歯と、前記チャックフレームを試験方向に貫通し
    て設けられ前記一対のくさび状つかみ歯を前記試験方向
    には移動不可能にかつ前記一対のくさび面の対向する方
    向には移動可能に保持する保持軸とを具備し、前記チャ
    ックフレームを前記試験方向に移動させて前記一対のく
    さび状つかみ歯を開閉し試験片を把持,解放するくさび
    式つかみ具において、前記チャックフレーム上に前記保
    持軸と同軸のねじ軸を形成するとともに、このねじ軸に
    螺合し前記保持軸上の軸方向定位置にて回転可能な開閉
    ナットと、この開閉ナットの外周に嵌装されて動力源か
    らの回転力を当該開閉ナットに伝達する回転駆動部材
    と、この回転駆動部材と前記開閉ナットとの間に介装さ
    れ前記開閉ナットの回転負荷が所定値に達すると当該開
    閉ナットと前記回転駆動部材との間にすべりを生じさせ
    て当該回転駆動部材から前記開閉ナットへの動力伝達を
    断つ動力制限手段とを設けたことを特徴とする材料試験
    機用くさび式つかみ具。
JP1987117609U 1987-07-31 1987-07-31 材料試験機用くさび式つかみ具 Expired - Lifetime JPH068529Y2 (ja)

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JPS6423649U JPS6423649U (ja) 1989-02-08
JPH068529Y2 true JPH068529Y2 (ja) 1994-03-02

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59171832A (ja) * 1983-03-18 1984-09-28 Shimadzu Corp 材料試験機のつかみ装置

Non-Patent Citations (1)

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Title
特開昭59−171832(JP,A))

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