JPH0684992B2 - アラ−ム機構 - Google Patents

アラ−ム機構

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JPH0684992B2
JPH0684992B2 JP5784287A JP5784287A JPH0684992B2 JP H0684992 B2 JPH0684992 B2 JP H0684992B2 JP 5784287 A JP5784287 A JP 5784287A JP 5784287 A JP5784287 A JP 5784287A JP H0684992 B2 JPH0684992 B2 JP H0684992B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、目覚まし時計のアラーム機構に関するもので
ある。
(従来の技術) 公知のアラーム機構は、同軸的に位置する時針歯車とア
ラーム歯車との一方にカム溝が、その他方にカム爪が形
成してあり、アラーム設定時刻に付勢バネのバネ力によ
ってカム爪がカム溝に嵌合するようにし、これによって
アラームスイッチを閉成してアラーム設定時刻を検出す
る構成であった。そしてアラーム歯車のパイプ部の先端
にアラーム針が圧入され、時針歯車のパイプ部の先端に
時針が圧入される。
このようなアラーム機構において、指針の取り付けは、
針回しつまみを操作して、カム溝とカム爪とを嵌合さ
せ、この状態を保持してアラーム歯車のパイプ部と時針
歯車のパイプ部に、それぞれ所定位置関係でアラーム針
と時針とを圧入し、その後さらに針回し操作を行なって
アラーム針と時針との位置関係の調整を行う必要があっ
た。この調整作業は例えば時針を付け直すことを伴うも
のであるから、非常に煩雑で時間を要し、時計の組立工
程上で大きな障害となっているのが実情である。
そこで本願出願人は先に特願昭60-298713号において、
調整作業が極めて容易で、アラーム精度の高いアラーム
機構を提案している。この先願発明では、同軸的に設け
てあるアラーム針と時針とのハカマ部の対向する面の一
方にカム溝を、その他方にカム爪を形成し、両対向面に
おけるカム溝とカム爪とが対向したときに嵌合してアラ
ーム時刻を検出するように構成しているものである。
(発明が解決しようとする問題点) しかし、この改良された先願発明は、カム爪とカム溝と
の嵌合によってアラーム時刻を検出するように構成され
ているため、時計の薄形化を図る際にカム爪の高さ分だ
け不利となるとともに、アラームセットを行なう際にア
ラーム針を一方向にしか回転させることができないとい
う欠点がある。
そこで本発明の目的は、指針の取付けを容易にし組立性
を向上せしめるとともに、薄形化を容易にし、アラーム
セットの際にアラーム針を両方向に回転せしめることを
できるようにすることにある。
(問題点を解決するための手段) 本発明の特徴は、同軸的に設けてあるアラーム針と時針
とが、それぞれ基部とこの基部と一体に形成された指針
部とを有しており、 上記アラーム針の基部の前面には、相対的には非導通状
態にある一対の接点が設けてあり、 上記時針の基部の裏面には、上記時針が一回転する毎に
上記両接点と接触して上記両接点間を導通せしめる導電
性部が形成してあり、 上記アラーム針の基部の裏面には、上記両接点のそれぞ
れと導通し相対的には非導通状態にある一対の導通部が
設けてあり、 上記アラーム針の基部の近傍にはそれぞれの一端部が上
記両導通部と常時接触する一対の導電性部材が配設され
ており、 上記アラーム針の基部の下端部には、さらにアラームカ
ナが一体的に形成されているところにある。
(実施例) 以下本発明の好適な実施例を図面に基いて説明する。
第1図示のように、上板1と中板2との間には駆動源か
らの回転力が伝達される秒針車3が設けてあり、この秒
針車の回転力は、さらに中間車4を介して分針歯車5aを
回転駆動するものである。分針歯車5aと分針パイプ5bと
は、スリップ機構(図示せず)を介して連結している。
さらに日の裏車6は、時針車受板7に一体的に形成され
た支持柱7aによって回転自在に軸支されており、この日
の裏車は分針パイプ5bのカナ5cと噛合すると同時に、時
針車8とも噛合して、この分針パイプの回転を時針車に
伝達している。分針パイプ5bは、秒針車3の軸部3aに同
軸的に嵌合しており、分針パイプの外周には、時針車8
の時針パイプ8aが嵌合している。時針パイプ8aの外周面
の段部の上部は、時針車受板7に設けてあるパイプ部7b
に嵌合しており、これにより時針車8は第1図上方への
移動を規制され、その位置決めを行うと共に、時針パイ
プ8aは垂直状態に保持される。
時針パイプ8aの外周には、アラーム針9の基部9aが同軸
的に回転自在に嵌合している。アラーム針9は、基部9a
の上端部に指針部9bが一体的に形成されている。基部9a
の下端部にはアラームカナ9cが一体的に形成されてい
る。基部9aの内周面9dは、時針車受板7のパイプ部7bの
外周面には回転および摺動自在に嵌合し、その外周面は
下板10の透孔10aに嵌合している。
アラームカナ9cにはアラーム伝達車11が噛合している。
アラーム伝達車11には先端部につば部11bを有する軸部1
1aが設けてあり、この軸部に割り溝11cが設けてある。
軸部11aは下板10に設けた透孔10bにスナップ的に嵌合
し、これによりアラーム伝達車11は下板10の離脱不能に
かつ回転自在に支持されている。
12は前枠であり、13は文字板である。3bおよび5dはそれ
ぞれ秒針および分針である。
第1,2図示のように、時針14は時針パイプ8aの先端に圧
入する基部14aと、これに一体的に形成された指針部14b
とを有している。基部14aの裏面、すなわちアラーム針
9の基部9aとの対向面には、導電性部15が設けてある。
この導電性部15は環状部15aとこの環状部から径方向に
延伸する延伸部15bとで構成されたもので、この実施例
では導電性の薄板をプレス抜きし、これを環体部14aの
裏面に取付けてある。なお導電性部15は環体部14aの裏
面に導電性薄板を貼り付けた後エッチングを施して形成
してもよし、蒸着またはメッキ等の方法により直接導電
膜を形成してもよい。また導電性プラスチックを用い
て、2色成形により指針14と一体的に形成してもよい。
第1,3図示のように、アラーム針9の基部9aには、互い
に非導通状態にある2本の導電性ピン16,17がそれぞれ
中心から異なった間隔で貫通されている。ピン16,17の
上端部はそれぞれ基部9aの前面に突出して接点16a,17a
を形成しており、下端部はそれぞれ基部9aの裏面に突出
して導通部16b,17bを形成している。接点16aは、第2図
に鎖線aにて示すように、環状部15aに常時接触してお
り、接点17aは、鎖線bに示すように、延伸部15bに時針
14が1回転毎に1回接触する。この接点17aが設けられ
る位置は、時針14とアラーム針9との各指針部14bと9b
とが丁度重なる位置にあるときに、延伸部15bに接触す
る位置である。
第1,4図示のように、時針車受板7の上面には、導電部
材18,19が相互に接触不能に溶着部7cにて溶着してあ
る。両導電部材18,19はそれぞれ環状部18a,19aと引出し
部18b,19bと接続部18c,19cとを一体的に形成したもので
ある。導通部16bは、鎖線cに示すように導電部材18の
環状部18aに常時接触しており、導通部17bは、鎖線dに
示すように導電部材19の環状部19aに常時接触してい
る。導電部材18,19はこの例では導電性の板材をプレス
抜きし、これをくせつけして形成されたもので、両導通
部16b,17bを介してアラーム針14を時針14の導電性部15
に向って弾性的に押圧しており、接点16a,17aと導電性
部15との接触を確実なものにしている。なお導電性部材
18,19はそれぞれ接続部18c,19cで回路基板20に接続して
いる。
組立に際しては先ずアラーム針9,時針14、分針5d,秒針3
bを除く部品を上板1,中板2,時針車受板7,下板10間に組
込んだ後で、アラーム針9が組込まれる。すなわち下板
10の外側からアラームカナ9c側を内に向けて環状部9aが
パイプ部7bの外周部に嵌合される。アラームカナ9cはア
ラーム伝達車11に噛合する。この後で時針14が時針パイ
プ8aに圧入される。分針5d,秒針3bをそれぞれ取付け、
これにより組立が完了する。このとき時針14はアラーム
針9との位置関係を気にせずに取り付けることができ、
分針5dは時針14の指針部14bとの関係で位置合せをして
取り付けられ、最後に秒針3bが秒針軸3aに取り付けられ
る。
アラーム設定時刻以外の時間は、導電部材18は接点16a
と接触し、導電性部15の環状部15aは導通部16bと接触し
て、導電部材18と導電性部15とはピン16を介して導通し
ている。ところが、接点17aは導電部材15の延伸部15bに
接触していないので、導電性部15と導電部材19とは非導
通状態にあり、アラームスイッチは開成されている。時
針14が回転してアラーム設定時刻に至ると、導電性部15
の延伸部15bに接点17aが接触するので、導電性部15と導
電部材19とはピン17を介して導通し、アラームスイッチ
が閉成される。時針14がさらに回転して延伸部15bが接
点17aを通過すると、導電部材18と導電部材19とは再び
非導通状態になり、アラームスイッチが開成される。
第5〜9図は、本発明の他の実施例に関するものであっ
て、第5図に示すように、時針114,アラーム針109,導電
部材118,119の構成以外は各部材の構成および各輪列の
噛合関係などにおいて前述の第一の実施例と実質的に同
様であり、実質的に同様な部材には同一符号を付してあ
る。時針114は、基部114aと指針部114bとが一体的に形
成されているものであって、第6図に示すように基部11
4aの裏面には、その径方向に導電性部115が形成されて
いる。なお本実施例においては、導電性部115を、導電
性薄板をプレス抜きして基部109aの裏面に取り付けるこ
とによって形成しているが、導電性部115は第1の実施
例と同様に種々の形成方法が適用可能であることはいう
までもない。
第7,8図に示すようにアラーム針109は、基部109aと指針
部9bとが一体的に形成されているものであって、基部10
9aの前面(第7図示)および裏面(第8図示)にはそれ
ぞれ接点116,117および導通部118,119が設けてある。そ
して接点116と導通部118、接点117と導通部119とは、そ
れぞれ第5図に示すように基部9aを上下方向に貫通する
リード部120,121を介して導通している。なお、接点11
6,117、導通部118,119およびリード部120,121はそれぞ
れ導電性プラスチックにて基部109aと一体的に2色成形
したものである。なお接点116a,117aの形成位置は、時
針114とアラーム針109との各指針部114bと109bとが丁度
重なる位置にあるとき導電性部115に接触する位置であ
る。導通部118,119には、それぞれ導電性部材122,123が
常時接触しており、第9図に示すように導電性部材122,
123は導通部118,119と接触する接片122a,123aと、引き
出し部122b,123bと、回路基板20に接続される接続部122
c,123cとが一体的に形成されているものである。
なお組立に際しては、前述した第1の実施例と同様であ
り、第1の実施例と同様に時針114をアラーム針109との
位置関係を気にせずに取り付けることができる。
アラーム設定時刻以外の時間は、接点116および接点117
は、基部114aの裏面の非導電性部を摺動しており、互い
に非導通状態にある。指針114が回転してアラーム設定
時刻に至ると、接点116と117とは導電性部115と接触す
るので、接点116と117とは導電性部115を介して導通せ
しめられる。その結果、導電性部材122と123とは、導通
部118,119,リード部120,121,接点116,117および導電性
部115を介して導通し、アラームスイッチが閉成され
る。時針114がさらに回転して導電性部115が接点116お
よび接点117を通過すると、導電部材122と導電部材123
とは再び非導通状態となり、アラームスイッチが開成さ
れる。
なお上述した両実施例においては、アラーム針の基部の
前面に設けてある接点と該基部の裏面に設けてある導通
部とが、該基部を上下方向に貫通するピンあるいはリー
ド部を介して導通している例を示したが、対応する接点
と導通部とは他の導通手段によって導通せしめてもよ
く、例えば、アラーム針の基部の内周面に導電パターン
を形成するなどして導通せしめてもよい。
(発明の効果) 以上詳細に説明したように本発明によれば、アラーム針
と時針との相対的な位置関係を気にせずに針付け作業が
できるため組立が非常に容易になり、製造コストが低減
されるとともに、カム爪およびカム溝を設ける必要がな
いため、アラームセットの際にアラーム針を両方向に回
転せしめることができ、さらには時計の薄形化も容易と
なるなどその効果は著大である。
【図面の簡単な説明】
第1〜4図は、本発明の一実施例に関するものであっ
て、第1図はその要部断面図、第2図は時針の一部切欠
裏面図、第3図はアラーム針の一部切欠裏面図、第4図
は導電部材の平面図、第5〜9図は他の実施例に関する
ものであって、第5図はその要部断面図、第6図は時針
の一部切欠裏面図、第7図はアラーム針の一部切欠前面
図、第8図はアラーム針の一部切欠裏面図、第9図は導
電性部材の平面図である。 9,109……アラーム針、 9a,109a……環体部、 9b,109b……指針部、 9c,109c……アラームカナ、 14,114……時針、 14a,114a……環体部、 14b,114b……指針部、 15,115……導電性部、 16,17……ピン、 16a,17a,116a,117a……接点、 16b,17b,117,118……導通部、 18,19,120,121……導電部材。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】同軸的に設けてあるアラーム針と時針と
    が、それぞれ基部とこの基部と一体に形成された指針部
    とを有しており、 上記アラーム針の基部の前面には、相対的には非導通状
    態にある一対の接点が設けてあり、 上記時針の基部の裏面には、上記時針が一回転する毎に
    上記両接点と接触して上記両接点間を導通せしめる導電
    性部が形成してあり、 上記アラーム針の基部の裏面には、上記両接点のそれぞ
    れと導通し相対的には非導通状態にある一対の導通部が
    設けてあり、 上記アラーム針の基部の近傍にはそれぞれの一端部が上
    記両導通部と常時接触する一対の導電性部材が配設され
    ており、 上記アラーム針の基部の下端部には、さらにアラームカ
    ナが一体的に形成されている ことを特徴とするアラーム機構。
  2. 【請求項2】特許請求の範囲第1項において、 上記接点と上記導通部は、上記アラーム針の基部を貫通
    しているピンの突出端であることを特徴とするアラーム
    機構。
  3. 【請求項3】特許請求の範囲第1項において、 上記両導通部は、上記アラーム針の裏面から突出する突
    起であり、上記両導電性部材の一端部はそれぞれ同心的
    に形成されているリング状の形状をなしていることを特
    徴とするアラーム機構。
  4. 【請求項4】特許請求の範囲第1項において、 上記両導通部は、それぞれ同心的に形成されているリン
    グ状の形状をなしており、上記両導電性部材の一端部に
    は、それぞれ上記両導電性部に接触する接片が形成され
    ていることを特徴とするアラーム機構。
JP5784287A 1987-03-12 1987-03-12 アラ−ム機構 Expired - Fee Related JPH0684992B2 (ja)

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