JPH0684349U - 加熱型金属製バッグ - Google Patents

加熱型金属製バッグ

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Publication number
JPH0684349U
JPH0684349U JP3051593U JP3051593U JPH0684349U JP H0684349 U JPH0684349 U JP H0684349U JP 3051593 U JP3051593 U JP 3051593U JP 3051593 U JP3051593 U JP 3051593U JP H0684349 U JPH0684349 U JP H0684349U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
metal bag
bag body
mixing
gas
heating
Prior art date
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Pending
Application number
JP3051593U
Other languages
English (en)
Inventor
澄夫 清水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Horiba Ltd
Original Assignee
Horiba Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Horiba Ltd filed Critical Horiba Ltd
Priority to JP3051593U priority Critical patent/JPH0684349U/ja
Publication of JPH0684349U publication Critical patent/JPH0684349U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 バックグラウンドの影響を低減でき、かつ炭
化水素のテーリングを抑えることができ、しかも充分に
サンプルガスの混合がおこなえる加熱型金属製バッグを
提供する。 【構成】 金属製バッグ本体1の内部に、サンプルガス
を導入して撹拌・混合するためのミキシングパイプ7を
設けるとともに、その金属製バッグ本体1の外周面に加
熱手段5を外被している。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は例えば低公害車用の排ガス計測システムに用いられる採取バッグの改 良に関する。
【0002】
【従来の技術】
LEV(Low emission vehicle)やULEV(Ultra low emission vehicle) 等のいわゆる低公害車では、排気ガス中に含まれるCOやHC,NOX 等の濃度 は大気中の濃度と略同程度の低レベルなものとなる。従って、その計測システム では、サンプリング系の汚れによるハングアップ現象を防止するために、排出レ ベルの高いモード計測時と、低いモード計測時とでガス流路を分ける方法が採ら れたり、あるいはCVS(Constant volume sampler )への希釈導入空気をサン プリングラインで 100℃〜 200℃に加熱する等の方法が採られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかるに、CVSで採取バッグとして広く使用されている高分子樹脂(フッ化 ビニル)製のテドラーバッグは、それ自体のバックグラウンドの値が比較的高く 、常温設定のため高沸点のHCのテーリングを防ぐことができず、測定精度に少 なからぬ影響を及ぼすことが確認されている。
【0004】 また、圧力タンクでサンプルガスを採取する場合には、従来の圧力タンク内に は撹拌手段が設けられていないことから、サンプルガスの混合が充分におこなわ れ得ないという難点があった。
【0005】 本考案はこのような実情に鑑みてなされ、バックグラウンドの影響を低減でき 、かつHCのテーリングを抑えることができ、しかも充分に混合がおこなえる加 熱型金属製バッグを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上述の課題を解決するための手段を以下のように構成している。 すなわち、金属製バッグ本体の内部に、サンプルガスを導入して撹拌・混合す るためのミキシングパイプを設けるとともに、その金属製バッグ本体の外周面に 加熱手段を外被したことを特徴としている。
【0007】
【作用】
加熱手段で金属製バッグそのものを加熱することにより、付着HC等を遊離さ せ、ハングアップ現象を防止してバックグラウンドの影響を低減できる。とりわ け、HCのテーリングを抑えることができる。
【0008】 そして、その内部に設けたミキシングパイプによってガスを充分に混合させる ことができる。
【0009】
【実施例】
以下に本考案の一実施例を図面に基づいて詳細に説明する。 図1は加熱型金属製バッグBの縦断面図、図2(A),(B)はその平面図お よび底面図で、符号1はSUS316Lよりなる金属製バッグ本体、2は円筒状 の周側壁、3は天井部、4は底部で、その周側壁2には加熱手段である面状ヒー タ5が外被装着され、さらにその面状ヒータ5の外周にはシリコンラバー等より なる断熱材6を被着させている。
【0010】 その面状ヒータ5は、図示は省略するが、別途接続されている温調手段によっ て 113℃〜 190℃の範囲で加熱温度を可変的に調整することができ、かつ断熱材 6によって、環境条件の変動があっても所定の加熱温度を安定に維持できるよう になっている。
【0011】 そして、その金属製バッグ本体1の内部には、天井部3に吊持させた3本の有 底のミキシングパイプ7,…が立置き状に収納され、その各ミキシングパイプ7 の上端に取り付けた接続口7aが天井部3の上面に突設され、各ミキシングパイプ 7の周部には、金属製バッグ本体1の内部に臨む多数の細孔7b,…が開設されて いる。
【0012】 このような構成により、その各接続口7aにサンプリングライン11または空気採 取管12、および分析装置13へのガス導出管14,15(図3参照)を個別に接続し、 一旦、各細孔7b,…から空気もしくはサンプルガスを金属製バッグ本体1の内部 に放出させて金属製バッグ本体1の内部に充満させた後、特定のミキシングパイ プ7の各細孔7b,…から吸入させることによってその間に充分なミキシングをお こなうことができる。なお、金属製バッグ本体1の底部4には、ドレン・排気口 8が設けられ、真空ポンプ(図示省略)で残存ガスやドレンを排出できるように している。
【0013】 上述のような構成の加熱型金属製バッグBをCVSに採用した例を図3に示す 。図3にて、符号21は計測対象となる自動車、22はシャシダイナモメータのロー ラ23に乗載された駆動輪、24は自動車21の排気管と接続された希釈トンネル、25 は希釈空気精製器、26はサイクロン、27はバッグサンプル用ベンチュリ、28は空 気採取ポンプ、29はサンプル採取ポンプ、30は温度センサおよび圧力センサ、31 は演算機、33はターボブロア、34は消音・排気装置である。
【0014】 このようなCVSで排気ガスの定量分析をおこなう場合、まず、面状ヒータ5 を所定の加熱温度、例えばアルコール燃料車の場合には 113℃、ガソリン車,デ ィーゼル車の場合には 190℃に昇温させておく。これにより、その加熱型金属製 バッグB内に付着しているHC等を遊離させることができ、次いで、真空引きを おこなうことによって、遊離したHCや残存ガス、ドレン水等を排出し、ハング アップ現象を防止し、バックグラウンドの影響を効果的に低減させることができ る。とりわけ、HCのテーリングの発生を防ぐことができ、信頼性の高い定量分 析をおこなうことができる。
【0015】 このような準備段階を経て、空気およびサンプルガスの採取がおこなわれるが 、それぞれ3本のミキシングパイプ7,…を介して、まず、金属製バッグ本体1 の内部に、ガスを一定流量で導入・充満させた後、特定の1本のミキシングパイ プ7から分析装置13にガスを導入して計測がおこなわれる。
【0016】 その際、ミキシングパイプ7の細孔7b,…からガスが放出されて、一旦、金属 製バッグ本体1内に拡散し、再び細孔7b,…から吸収されて排出される間に、ガ スが充分に撹拌・混合され、これにより、バラツキのない定量分析が可能となる 。
【0017】 計測後においては、直ちに、ドレン・排気口8からの真空引きによりドレン水 や残存ガスが排出される。なお、各加熱型金属製バッグBで、逐次、上述のステ ップが順送りに継続的に実施され、能率のよい定量分析を信頼性よくおこなうこ とができるのである。
【0018】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案の加熱型金属製バッグによれば、金属製バッグ本 体の内部にミキシングパイプを設けるとともに、その外周面に加熱手段を外被し たので、バックグラウンドを低減することができ、かつ高沸点のHCのテーリン グを抑えることができる。また、ガスの混合を充分におこなえる。
【0019】 そして、加熱手段の加熱温度を可変設定できるようにした場合には、バッグを 取り替えることなく、アルコール車、ガソリン車、ディーゼル車等広い範囲の測 定が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の加熱型金属製バッグの縦断面図であ
る。
【図2】(A)は同加熱型金属製バッグの平面図、
(B)はその底面図である。
【図3】本考案の加熱型金属製バッグをCVSに適用し
た例を示す低公害車用排ガス分析装置の全体構成図であ
る。
【符号の説明】
1…金属製バッグ本体、5…加熱手段、7…ミキシング
パイプ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属製バッグ本体の内部に、サンプルガ
    スを導入して撹拌・混合するためのミキシングパイプを
    設けるとともに、その金属製バッグ本体の外周面に加熱
    手段を外被したことを特徴とする加熱型金属製バッグ。
JP3051593U 1993-05-15 1993-05-15 加熱型金属製バッグ Pending JPH0684349U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3051593U JPH0684349U (ja) 1993-05-15 1993-05-15 加熱型金属製バッグ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3051593U JPH0684349U (ja) 1993-05-15 1993-05-15 加熱型金属製バッグ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0684349U true JPH0684349U (ja) 1994-12-02

Family

ID=12305953

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3051593U Pending JPH0684349U (ja) 1993-05-15 1993-05-15 加熱型金属製バッグ

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JP (1) JPH0684349U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009044611A1 (ja) * 2007-10-01 2009-04-09 Horiba, Ltd. 定容量希釈サンプリング装置用バッグ

Cited By (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009044611A1 (ja) * 2007-10-01 2009-04-09 Horiba, Ltd. 定容量希釈サンプリング装置用バッグ

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