JPH068426A - インクジェットプリントヘッドのアクチュエータ側壁 - Google Patents

インクジェットプリントヘッドのアクチュエータ側壁

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JPH068426A
JPH068426A JP4240050A JP24005092A JPH068426A JP H068426 A JPH068426 A JP H068426A JP 4240050 A JP4240050 A JP 4240050A JP 24005092 A JP24005092 A JP 24005092A JP H068426 A JPH068426 A JP H068426A
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ジョン・アール・ピース
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デビッド・ビー・ウォーレス
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    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
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    • B41J2/04Ink jet characterised by the jet generation process generating single droplets or particles on demand
    • B41J2/045Ink jet characterised by the jet generation process generating single droplets or particles on demand by pressure, e.g. electromechanical transducers
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/135Nozzles
    • B41J2/14Structure thereof only for on-demand ink jet heads
    • B41J2/14201Structure of print heads with piezoelectric elements
    • B41J2/14209Structure of print heads with piezoelectric elements of finger type, chamber walls consisting integrally of piezoelectric material

Abstract

(57)【要約】 【構成】P方向に分極した圧電材料からなる第1のアク
チュエータ側壁部32と、底壁から伸延してこの第1の
アクチュエータ側壁部32に付着した上面を有している
第2のアクチュエータ側壁部30と、第1のアクチュエ
ータ側壁部32にP方向に対して略垂直に電場を加える
ための手段34、36、38、40、42、44とを備
えており、上記電場により、チャンネル18に圧力パル
スを加える動作をさせられるようなインクジェットプリ
ントヘッドのチャンネルアレイのアクチュエータ側壁で
ある。 【効果】構造が簡単で安価に製造可能でありプリント速
度の速い高密度のプリントヘッドを提供できる

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高密度インクジェット
プリントヘッドに関し、より詳細にはインク射出圧パル
スを加えるための高密度インクジェットプリントヘッド
チャンネルの側壁アクチュエータに関する。
【0002】
【従来の技術】プリンタは、人間の読み取り可能な形で
の永久的記録を出力する手段を提供するものである。一
般には、印刷技術は、衝撃式印刷又は非衝撃式印刷のど
ちらかに分類することができる。衝撃式印刷において
は、用紙の表面近傍に配置されたインクリボンをたたく
こと(striking)によりイメージが形成される。衝撃式
印刷技術はさらに、既製文字印刷又はマトリックス印刷
のいづれかで特徴づけられる。既製文字印刷において
は、イメージを形成するためにリボンをたたく素子は、
所望文字の盛り上がった鏡像からなる。マトリックス印
刷においては、文字は、備え付けのワイヤ又はリボンに
対向するワイヤをたたくことにより形成された近接する
一連のドットとして形成される。すなわち、文字は、備
え付けのワイヤ又はリボンに対向するワイヤをたたくこ
とにより形成された近接する一連のドットとして形成さ
れる。選択的に備え付けのワイヤをたたくことによっ
て、ドットのマトリックスにより表し得るいかなる文字
をも形成可能である。
【0003】非衝撃式印刷は、しばしば、高速印刷、図
形印刷及びハーフトーンイメージへのより良い適合性と
いう観点から衝撃式印刷よりも好まれている。非衝撃式
印刷技術は、マトリックス、静電及び電子写真型の印刷
技術を含んでいる。マトリックス型印刷においては、電
気的パルスにより選択的にワイヤが加熱され、これによ
り発生した熱が用紙、通常は特別用途の用紙、に印を生
じさせる。静電型印刷においては、印刷素子と導電性用
紙との間の電気的アークが用紙の非導電性被覆を取り除
くことにより、対照色の下側層が現れる。さらに、電子
写真型印刷においては、通光性材が選択的にレーザのよ
うな光源を用いることにより荷電される。このときトナ
ー粒子は、荷電領域に引き付けられ、用紙と接触して置
かれたときに用紙表面に移動する。このトナーは加熱さ
れて用紙に溶ける。
【0004】非衝撃式印刷のもう一つの形式は、一般に
インクジェット印刷として分類されている。インクジェ
ット印刷システムは、イメージを生成するためにインク
小滴を射出するものである。この装置は高度に再現性が
ありかつ制御可能な小滴を作り出すので、この小滴はデ
ジタル的に記憶されたイメージデータにより特定された
位置に印刷され得る。たいていの商業的に現存するイン
クジェット印刷システムは、形成される所望のイメージ
に依存してプリントヘッドから用紙に直接或いは用紙か
ら離れて上記小滴が連続的に射出される「連続ジェット
型」のインクジェット印刷システムか、又は、形成され
るイメージに関係した特定コマンドに応じてプリントヘ
ッドから上記小滴が射出される「要求ドロップ型(drop
on demand type)」インクジェット印刷システムかの
いずれかに一般には分類される。
【0005】連続ジェット型インクジェット印刷システ
ムは、オリフィスから射出される液体の流れから一様な
小滴が形成されるという現象をもとにしたものである。
直径約50から80マイクロメータのオリフィスから圧
力をかけられて射出される流体は、たとえば圧力振動を
流体中に伝播させる電気機械的装置によってジェットに
誘発される毛細波(capillary wave)を増幅することに
より、一様な小滴に分離されやすいということが観測さ
れている。たとえば、図1において、連続ジェット型イ
ンクジェットプリンタ200が示されている。図中にお
いて、ポンプ202は、インク源204からノズルアセ
ンブリ206にインクをくみ上げるものである。ノズル
アセンブリ206は、結晶ドライバ210により供給さ
れる電圧により連続的に操作される圧電結晶208を含
んでいる。ポンプ202は、ノズルアセンブリ206に
供給されるインクを、連続流としてノズル212から射
出させるようにする。
【0006】連続発振する圧電結晶208は、圧力の乱
れを生じさせることにより、インクの連続流が一様な小
滴に分解しかつ静電場の存在のために静電荷電を得るよ
うにさせるが、この静電場は電極214により生成され
荷電場といわれるものである。高電圧偏向プレート21
6を用いることにより、静電荷電された小滴の選択され
たものの軌跡は、用紙218の所望のスポットにたたき
つけられるように制御され得る。さらに、高電圧偏向プ
レート216は、選択されない小滴を用紙218から遠
ざけ、リサイクル用途のためにインク溜220へ偏向さ
せる。小滴の大きさが小さいため及び正確な軌跡の制御
のために、この型の印刷システムの質は既製文字衝撃式
印刷のそれに近づくものとなり得る。しかしながら、連
続ジェット型インクジェット印刷システムの不利益は、
たとえ小量又は全く印刷が必要とされないときにおいて
も流体がジェット射出されなければならないことであ
る。この要求のためにインクが減少し、印刷システムの
信頼度が損なわれることになる。
【0007】この欠点のために、電気機械的に発生され
た圧力波により小滴を生成することに興味がもたれてき
た。この型のシステムにおいては、流体の体積的変化
が、電圧パルスの適用によって、直接的或いは間接的に
上記流体と結合された圧電材料に誘導される。この体積
的変化は、圧力/速度過渡現象を起こし、オリフィスか
ら発される小滴が生成される。上記電圧パルスは小滴が
所望されるときのみ適用されるので、こういった型の印
刷システムは要求ドロップ型といわれる。
【0008】たとえば、図2において、要求ドロップ型
インクジェットプリンタが概略的に示されている。ノズ
ルアセンブリ306はインク溜(図示せず)からインク
を引き上げる。ドライバ310は文字データを受け取っ
て、これに応じて圧電材料308を作動させる。たとえ
ば、もし受け取った文字データがインク小滴がノズルア
センブリ306から射出されることを要求するのであれ
ば、ドライバ310は圧電材料308に電圧を加える。
そして、この圧電材料は、ノズルアセンブリ306がオ
リフィス312からインク小滴を射出するようにこれを
変形する。そして、射出されたインク小滴は用紙318
に衝突する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】インクジェットプリン
タに圧電材料を用いることは周知である。最も一般的に
は、圧電材料は、電場を加えることにより電気エネルギ
が機械的(力学的)エネルギに変換される圧電変換器に
用いられ、これにより圧電材料が変形される。この圧電
材料を歪曲させる能力は、しばしばインクジェットプリ
ンタのインク保持チャンネル(保持部)からインクを射
出させるために用いられてきた。このようなインクジェ
ットプリンタの一つに、インク保持チャンネルを囲む管
状圧電変換器を含むものがある。この変換器が電圧パル
スの適用により動作させられると、インク保持チャンネ
ルは圧縮されてインクの小滴が保持チャンネルから射出
される。この例として、たとえば、円形変換器を用いた
インクジェットプリンタがゾルテン(Zolten)の米国特
許3,857,049号に見受けられる。しかしなが
ら、変換器及びインク保持チャンネルが複雑であること
から、このような装置は製造するには時間がかかりかつ
高価なものとなる。
【0010】インクジェットプリントヘッド、特に圧電
アクチュエータを有するインクジェットプリントヘッド
のインク保持チャンネル(ジェット)についての製造コ
ストを減少させるために、アレイを備える個々のチャン
ネルが隣接するチャンネル間の間隙が非常に小さくなる
ように配列されているようなチャンネルアレイを有する
インクジェットプリントヘッドを製造することが長く望
まれてきた。たとえば、隣接するチャンネル間の間隙が
約4及び8ミリ離れたチャンネルアレイを有するインク
ジェットプリントヘッドを製造することは、非常に望ま
しいであろう。このようなインクジェットプリントヘッ
ドは、「高密度」プリントヘッドとして定義される。イ
ンク保持チャンネルについての製造コストの減少に加え
て、高密度インクジェットプリントヘッドを製造するこ
とのよる他の利点は、プリンタ速度が増大することであ
る。しかしながら、このような高密度インクジェットプ
リントヘッドにおけるチャンネル間の極近接した間隙
は、長くこのようなプリントヘッド製造における主問題
であった。
【0011】近年、インクジェットプリントヘッド装置
のために、せん断モード(shear mode)圧電変換器を用
いることがより一般的になった。たとえば、フィッシュ
ベック(Fischbeck)の米国特許4,584,590号
及び4,825,227号は、並列チャンネルアレイイ
ンクジェットプリントヘッド装置のためのせん断モード
圧電変換器を開示している。これらの特許においては、
一連の開放端並列インク圧力チャンバーが、その頭部に
沿って圧電材料のシートで覆われている。ここで、電極
は、正電極が上記圧力チャンバーを分離する垂直壁上に
位置し、かつ、負電極が上記チャンバー自身の上に位置
するように、圧電材料のシートの対向部に備えられてい
る。電場が電極間に加えられたとき、電場方向に垂直な
方向に分極された圧電材料は、インク圧力チャンバーを
圧縮するようにせん断モードに変形する。しかしなが
ら、この場合、圧電材料の大部分は動作していない。さ
らに、圧電材料の変形領域は狭いものである。
【0012】インク保持チャンネルの側壁を形成するた
めに圧電材料を用いかつ並列チャンネルアレイを有する
インクジェットプリントヘッドが、ニルソン(Nilsso
n)の米国特許4,536,097号に示されている。
この特許において、インクジェットチャンネルマトリッ
クスは、互いに離間して並列に配されかつ対向部が第1
及び第2のプレートにより被覆された一連の圧電材料片
から形成されている。上記プレートのひとつは、導電性
材料からなっており、すべての圧電材料片のせん断電極
を形成するものである。圧電材料片の対向部には、圧電
材料片の組を定めるチャンネルを電気的に接続するため
の電気的コンタクトが用いられている。チャンネルを定
める2つの圧電材料片に電圧を加えると、これら圧電材
料片は、チャンネルの断面が拡大しかつインクがチャン
ネルに引き込まれるようにより狭くかつより背高にな
る。電圧が取り除かれると、これら圧電材料片はその原
型に戻り、チャンネル体積が減少してインクがここから
射出される。
【0013】さらに、チャンネルの垂直壁のせん断モー
ドアクチュエータを形成するために圧電材料を用いかつ
並列インク保持チャンネルアレイを有するインクジェッ
トプリントヘッドが開示されている。たとえば、圧電材
料がアレイを形成する各チャンネルの全長に沿った垂直
壁として用いられているインクジェットプリントヘッド
アレイが、バートキー(Bartky)ら米国特許4,87
9,568号及びミカエリス(Michaelis)らの米国特
許4,887,100号に示されている。これらにおい
て、垂直チャンネル壁は、互いに隣接して取り付けられ
かつ頂底壁間においてインクチャンネルを形成すべく挟
まれた2つの対向する分極した圧電材料片からなってい
る。インクチャンネルが形成され、電極が垂直チャンネ
ル壁の全高さにわたり付着されている。この電極間に圧
電材料片の分極方向に垂直な電場が発生すると、垂直チ
ャンネル壁はインクジェットチャンネルをせん断モード
で圧縮するように変形する。
【0014】
【課題を解決するための手段】一つの具体例としては、
本発明は、頂壁、底壁、並びに、上記頂壁と上記底壁と
側壁とで定められかつ軸状に伸延した少なくとも一つの
細長型液体閉じ込め用のチャンネルを有するインクジェ
ットプリントヘッドチャンネルアレイのためのアクチュ
エータ側壁である。このアクチュエータ側壁は、第1の
軸状伸延チャンネルに垂直な第1の方向に分極しかつ上
記頂壁に備え付けられた圧電材料からなる第1のアクチ
ュエータ側壁部と、上記第1のアクチュエータ側壁部及
び上記底壁に備え付けられた第2のアクチュエータ側壁
部と、上記第1のアクチュエータ側壁部に上記分極の方
向に垂直に電場を加えるための手段とを備えている。電
場が上記第1のアクチュエータ側壁部に加えられたと
き、アクチュエータ側壁はチャンネル内にインク射出圧
力パルスを発生するような動作をするようになる。本具
体例のひとつの観点においては、上記第1のアクチュエ
ータ側壁部は、上記第2のアクチュエータ側壁部をせん
断状動作で引っ張るせん断動作を行う。
【0015】本発明のこの具体例の他の観点において
は、上記第1のアクチュエータ側壁部は、圧力材料から
形成された2以上の下位部(subsections)を含むよう
に構成され得る。ここで、奇数個の下位部が上記第1の
方向に分極されておりかつ偶数個の下位部が上記チャン
ネルに垂直な第2の方向に分極されている。また、各第
1の側壁下位部に分極の第1又は第2の方向にそれぞれ
垂直に電場を加えるための手段は、各第1のアクチュエ
ータ側壁下位部が同方向にせん断動作をするように備え
られている。本具体例のさらなる他の観点においては、
上記第2のアクチュエータ側壁部が1以上の分極した圧
電材料の下位部から形成されていてもよい。さらに、こ
の場合、奇数個の下位部が上記第1の方向に分極されて
おりかつ偶数個の下位部が上記第2の方向に分極され、
各側壁下位部に分極の第1又は第2の方向にそれぞれ垂
直に電場を加えるための手段が、第2のアクチュエータ
側壁下位部が同方向にせん断しかつ上記第1及び第2の
アクチュエータ側壁部が逆方向にせん断動作をするよう
に備えられている。
【0016】もう一つの具体例においては、本発明は、
頂壁、底壁、並びに、上記頂壁と上記底壁と側壁とで定
められかつ軸状に伸延した少なくとも一つの細長型液体
閉じ込め用のチャンネルを有するインクジェットプリン
トヘッドチャンネルアレイのためのアクチュエータ側壁
である。このアクチュエータ側壁は、第1の軸状伸延チ
ャンネルに垂直な方向に分極した圧電材料からなる第1
のアクチュエータ側壁部と、上記頂壁及び上記第1のア
クチュエータ側壁部に導電可能に取り付けられた第1の
導電材料片と、上記底壁に接続された第2のアクチュエ
ータ側壁部と、上記第1及び第2のアクチュエータ側壁
部に導電可能に取り付けられた第2の導電材料片とを備
えている。電場が上記第1及び第2の導電材料片間に上
記分極の方向に垂直に発生すると、アクチュエータ側壁
はチャンネル内にインク射出圧力パルスを発生するよう
な動作をするようになる。本具体例のひとつの観点にお
いては、上記第1のアクチュエータ側壁部は、上記第2
のアクチュエータ側壁部をせん断状動作で引っ張るせん
断動作を行う。
【0017】本発明のこの具体例の他の観点において
は、上記第1のアクチュエータ側壁部は、圧力材料から
形成された2以上の下位部(subsections)を含むよう
に構成され得る。ここで、奇数個の下位部が上記第1の
方向に分極されておりかつ偶数個の下位部が上記チャン
ネルに垂直な第2の方向に分極されている。
【0018】また、本発明のこれらの観点において、相
当数の付加導電材料片が付加側壁下位部を導電可能に取
り付けるために備え付けられ、各第1のアクチュエータ
側壁下位部が同方向にせん断動作をするようになってい
る。本具体例のさらなる他の観点においては、上記第2
のアクチュエータ側壁部が1以上の分極した圧電材料の
下位部から形成されていてもよい。さらに、この場合、
奇数個の下位部が上記第1の方向に分極されておりかつ
偶数個の下位部が上記第2の方向に分極され、相当数の
付加導電材料片が付加側壁下位部を導電可能に取り付け
るために備え付けられ、各第1のアクチュエータ側壁下
位部が同方向にせん断しかつ上記第1及び第2のアクチ
ュエータ側壁部が逆方向にせん断動作をするように備え
られている。
【0019】
【実施例】以下の詳説中の符号はかなり普通でない順序
で表現されているように見えるかもしれないが、この順
序は、先に併合された係属中の幾つかの出願との間で、
相互に共通して符号を付するための準備として選択され
たものである。
【0020】今、上記図面を参照すると、説明のための
必要から、幾つかの図面を通じて同一の参照符号の指示
する同一又は類似の部品が、図面によっては厚さその他
の長さが、拡大されていると考えることができるであろ
う。図3では、本発明が教示する通りに構成されたイン
クジェットプリントヘッド10が示されている。インク
ジェットプリントヘッド10は、ボディ頂部16にそろ
えて密着され接着されたボディ中間部14と、順次にこ
のボディ中間部14にそろえて密着され接着されたボデ
ィ主部12とを備えている。本発明の本具体例が、さら
に明らかに描写された図6では、ボディ主部12はボデ
ィ中間部14及びボディ頂部16の後ろへさらに続いて
おり、それによってインクジェットプリントヘッド10
用のコントローラ(図3では示されていない)を載せる
ための表面が提供される。しかしながら、ボディ主部1
2、ボディ中間部14及びボディ頂部16の全てが、等
しい長さを有するようにした場合には、そのために上記
コントローラ50を、インクジェットプリントヘッド1
0から離して配置する必要性が生じることも十分に考慮
されている。
【0021】複数の圧力チャンバすなわちチャンネル1
8(図3には示さず)を形成するために、予め決められ
た幅と深さを有する複数の垂直な溝が、ボディ中間部1
4及びボディ主部12を通して形成されており、これに
よりインクジェットプリントヘッド10用のチャンネル
アレイが提供される。チャンネル18につながっている
マニホールド22(これもまた図3には示されていな
い)は、インクジェットプリントヘッド10の後部の近
くに形成されている。好ましくは、マニホールド22は
ボディ中間部14及びボディ頂部16を通じてチャンネ
ル18とほぼ垂直な方向に延びた溝を備えている。以下
にさらに詳しく述べるなら、マニホールド22は外部イ
ンク導管46とつながっており、この外部インク導管4
6は、外部インク導管46に接続されたインク供給部2
5からチャンネル18にインクを供給するための手段と
なる。
【0022】続けて図3を参照すると、上記インクジェ
ットプリントヘッド10はさらに、前側20a、後側2
0b、及びそこを貫いて延びた複数のテーパオリフィス
26を有する前壁20を備えている。前壁20の上記後
側20bは、ボディ主部12、ボディ中間部14、ボデ
ィ頂部16のそれぞれに対して、そろえられ、密着さ
れ、接着されている。このため、各オリフィス26はボ
ディ中間部14に形成された複数のチャンネル18の対
応する一つと連続しており、それによってインクジェッ
トプリントヘッド10のためのインク排出ノズルを提供
している。好ましくは、各オリフィス26は、対応する
チャンネル18の端部の中央に位置するように位置決め
されるのがよく、それによってチャンネル18のための
インク排出ノズルを提供するものである。しかしなが
ら、各チャンネル18の上記端部が、前壁20及びオリ
フィス26が無くても、プリント過程におけるインク液
滴排出用のオリフィスとして機能し得ることも考慮され
ている。さらに、オリフィス26を有したオリフィスア
レイ27の前壁20に沿ったディメンションは、想定さ
れた特別なインクジェットプリントヘッド10のチャン
ネル18の必要に応じて、様々な選択された長さをカバ
ーできるように変更され得ることも考慮されている。例
えば、一つの態様では、オリフィスアレイ27が高さほ
ぼ0.064インチ、長さ0.193インチであって、
およそ28個のオリフィス26を備えており、互い違い
に配置され、隣接したオリフィス26の中央がほぼ0.
0068インチ離間している。
【0023】次は、図3の4−4線で切って見せたイン
クジェットプリントヘッド10の拡大部分断面図である
図4を参照する。ここで明らかに示されるように、イン
クジェットプリントヘッド10は複数の並列なチャンネ
ル18を備えており、各チャンネル18はボディ頂部1
6から、ボディ中間部14及びボディ主部12の一部に
沿って垂直に延びており、また、インクジェットプリン
トヘッド10を通して縦に延びている。ボディ主部12
及びボディ頂部16は不活性物質、例えば、分極してい
ない圧電物質によって構成されている。それぞれに第1
側壁部30及び第2側壁部32を備えた側壁アクチュエ
ータ28によって、隣接するチャンネル18が分離され
ている。第1側壁部30は不活性物質、例えば分極して
いない圧電物質によって構成されており、また、本発明
の好ましい態様としては、第1側壁部30を、ボディ主
部12と一体に形成するようにしてもよい。第2側壁部
32は、圧電物質、例えば、チャンネル18に対して垂
直な矢印P方向に分極している鉛ジルコン酸塩チタン酸
塩(すなわち“PZT”)によって形成されている。
【0024】各第1側壁部30の上面には、例えば金属
片である金属被覆導電面(metallized conductive surf
aces) 34が配設されている。同様に、金属被覆導電面
36及び38もまた、金属片によって形成され、それぞ
れ各第2側壁部32の上面と底面に配設されている。例
えばエポキシ樹脂である導電性接着剤の第1層40は、
第1側壁部30に配設された金属被覆導電面34と、第
2側壁部32に配設された金属被覆導電面38とを導電
的に接合するために用いられる。最後に、導電性接着剤
の第2層44を用いて、第2側壁部32の金属被覆導電
面36に対して導電的に接合された金属被覆導電面42
を有するボディ頂部16の底面が提供される。このよう
に、各チャンネル18は、その底面に沿ったボディ主部
12の分極していない圧電物質と、その上面に沿った導
電性接着剤層44と、一対の側壁アクチュエータ28と
によって画定されており、これによってチャンネル18
の連続的な配列が提供される。各側壁アクチュエータ2
8は、隣接するチャンネル18の間に振り分けられてい
る。第1側壁部30は、第2側壁部32との関係におい
て、何種類かの異なる高さを有するように形成してもよ
い。しかしながら、分極していない圧電物質からなる第
1側壁部30と、分極している圧電物質からなる第2側
壁部32との間の比率は、1.3対1とするのが、使用
に際して最も満足の行く結果をもたらすことが発見さ
れ、立証されている。その上に、図4に示した本発明の
具体例の中には、金属被覆導電面34、36、38、及
び42を用いるが、本発明の振る舞いに悪影響を及ぼす
ことが無い限りにおいて、これらの面を省略してもよい
ことが分かっている。
【0025】次に、高密度インクジェットプリントヘッ
ド10の側面図である図5では、インク供給部25から
チャンネル18にインクを供給するための手段が良く描
写されている。インク供給部25に蓄えられたインク
は、外部インク導管46を経て、ボディ頂部16中を垂
直に延びた内部インク導管24に供給される。内部イン
ク導管24は、インクジェットプリントヘッド10のボ
ディ頂部16中のどの位置に配置してもかまわないが、
本発明の好ましい具体例では、内部インク導管24はボ
ディ頂部16のほぼ中央部を貫いて延びている。内部イ
ンク導管24を通じて供給されるインクは、各チャンネ
ル18に対してほぼ垂直に延び、かつ各チャンネル18
に連続して設けられたマニホールド22に送られる。マ
ニホールド22はボディ中間部14又はボディ頂部16
の何方の中に形成するようにしてもよいが、ここに描写
されたインクジェットプリントヘッド10では、マニホ
ールド22はボディ頂部16の中に形成されている。チ
ャンネル18が、インクジェットプリントヘッド10の
全長にわたって延びている一方で、チャンネル18の後
端部を合成物質のブロック48が閉塞するので、供給さ
れたインクをチャンネル18の作動によって確実に前方
へ送り、対応する一つのテーパオリフィス26を通じ
て、上記インクをインクジェットプリントヘッド10か
ら排出する。
【0026】次に、チャンネル18の側壁を描いた図4
を6a−6aでのインクジェットプリントヘッド10の
後部の部分断面図である図6(A)を参照する。ここで
は、インクジェットプリントヘッド10の電気的な接続
関係も示されている。例えばマイクロプロセッサ又は他
の集積回路であるコントローラ50は、第1、第2の側
壁部30、32を分離する金属被覆導電面34に接続さ
れている。さらに、図6(A)の具体例には離れた場所
に配置されたコントローラ50が示されているが、コン
トローラ50をボディ主部12の後方伸延部12' の上
に載置することも考慮されている。一方で、第2側壁部
32とボディ頂部16とを分離している各金属被覆導電
面42は、接地接続されている。図6(A)には、一つ
の金属被覆導電面34がコントローラ50に接続され、
また、上記一つの金属被覆導電面42が接地されてい
る、という電気的接続関係が示されているが、各第1側
壁部30が、図示と同様に構成され、インクジェットプ
リントヘッド10の上記後部にてコントローラ50に接
続するために外部へ延びた金属被覆導電面34、及び図
示と同様に構成され接地接続された金属被覆導電面42
を備えていることは明白である。
【0027】さらに詳しく述べるなら、コントローラ5
0は、一連の正及び/又は負の電荷を、選択された一つ
の金属被覆導電面34に送出することにより、インクジ
ェットプリントヘッド10を作動させる。ボディ頂部1
6及びボディ主部12は非導電性であり、他方、導電性
接着剤層40、金属被覆導電面38、ボディ中間部1
4、金属被覆導電面36、導電性接着剤層44、及び金
属被覆導電面42は全て導電性であるので、選択された
金属被覆導電面34に対応するボディ中間部14では電
圧降下が発生する。これが原因となって、電圧降下の起
こったボディ中間部14を含んだ側壁が、ある方向に変
形する。このように、選ばれた電圧を様々の側壁アクチ
ュエータ28上に選択的に加えることにより、与えられ
たパターンに応じてチャンネル18が“発射”すなわち
インク排出を行い、これによって所望のイメージが描か
れる。
【0028】チャンネル18による選択的発射を行うた
めのパルスシーケンスの厳格な形態を、本発明の教示す
るところに反しない限りにおいて変形することは許容さ
れる。好適なパルスシーケンスの例については、“A Me
thod of Characteristic Model of a Drop-on-Demand I
nk-Jet Device Using an Integral Method Drop Format
ion Model ”89−WA/FE −4 (1989)という表題を付され
た文献中のWallace とDavid B.の記事を参照することに
よって理解できるであろう。その中の記載のおおよその
意味は、側壁アクチュエータ28のための上記パルスシ
ーケンスは、側壁アクチュエータ28によって発射させ
られているチャンネル18に対して圧力パルスを与える
正(すなわち“+”)セグメントと、上記発射中のチャ
ンネル18に隣接したチャンネル18に対して相補的で
付加的な圧力パルスを与える負(すなわち“−”)セグ
メントとから構成されており、これらが作動される全て
の側壁アクチュエータ28に分配される。例えば、本発
明の一具体例では、チャンネル18を画定する隣接した
一対の側壁アクチュエータ28を成す各側壁アクチュエ
ータ28が、上述した正及び負電圧のセグメントを含む
パルスシーケンスを受けることとなるが、これらは一対
の側壁アクチュエータ28のそれぞれについて時間間隔
が反対の正及び負の電圧セグメントでなければならな
い。つまり、電圧を印加した後でひとつおきのチャンネ
ル18にインクの液滴を排出させるための+、−、+、
−から成る一つの電圧パターンが形成されなければなら
ない。
【0029】本発明の第2の具体例では、第1のチャン
ネル18を画定する第1の対を成す隣接する側壁アクチ
ュエータ28が、上記第1の対を成す各側壁アクチュエ
ータ28のそれぞれについて時間間隔が反対の正及び負
の電圧セグメントを含んだパルスシーケンスの供給を受
けてもよく、また、この第1のチャンネル18に隣接す
る第2のチャンネル18を画定する第2対を成す隣接し
た側壁アクチュエータ28が、これらの時間に正及び負
の電圧セグメントを含んだパルスシーケンスの供給を受
けなくてもよい。つまり、+、−、0、0から成る一つ
の電圧パターンが形成され、4番目ごとのチャンネル1
8が、電圧印加の後で発射を行う。さらに、各側壁アク
チュエータ28に対応した第1の導電性接着剤層40に
対する電圧の上記選択的供給によって、非常に多くのチ
ャンネル18の作動のパターンを用意できることが分か
る。
【0030】インクジェットプリントヘッド10の後部
を6b−6b線に沿って切って見せた部分断面図である
図6(B)を参照すると、この図には、内部インク導管
24及びマニホールド22を経てチャンネル18に至る
インク供給路がよく描写されている。また、図6(B)
には、典型的には絶縁性の合成物質によって形成された
ブロック48が明確に示されており、このブロック48
はチャンネル18の後端部を閉塞するので、チャンネル
18に供給されたインクは、詳しく説明したように圧力
パルスが加えられることによって前方に送られる。
【0031】次に、高密度インクジェットプリントヘッ
ド10の詳しい構造をより明確に見せるために、ボディ
頂部16及び合成物質からなるブロック48を除去して
描写したインクジェットプリントヘッド10の後部を示
す図7を参照する。ここに示されたように、チャンネル
18の形状は、好ましくは、ボディ主部12及び予め決
められた箇所に密着されたボディ中間部14を切除し、
さらに金属被覆導電面34の一部が除去される。これに
よって、金属被覆導電面34が、各第1側壁部30のた
めの個々の電気的コンタクトとしての役割を果たすこと
が可能となり、また、金属被覆導電面36の一部が各第
1側壁部30のための個々の接地接続としての役割を果
たすことが可能となる。
【0032】次に、図8(A)では、インクジェットプ
リントヘッド10の単一のアクチュエータ壁が示されて
いる。側壁アクチュエータ28は、第1側壁部30と第
2側壁部32とを備え、これらは何れも隣接するチャン
ネル18の全長に渡って延びている。第1側壁部30
は、分極していない圧電物質から成り、インクジェット
プリントヘッド10のボディ主部12と一体に形成され
ている。第2側壁部32は、チャンネル18に直交する
方向性に分極した圧電物質から構成され、導電的に高密
度インクジェットプリントヘッド10の非分極圧電材料
のボディ頂部16に接合されている。第1、第2の側壁
部30、32は、互いに導電的に接合されている。例え
ば、第1、第2の側壁部30、32は、それぞれ金属被
覆導電面層34、38に対し、導電性接着剤層40によ
って接着されるようにしてもよい。最後に、第2側壁部
32の上面は、導電的に接合された金属被覆導電面3
6、42によって、導電的にボディ頂部16に接合され
る。
【0033】今、図8(B)を参照しながら、金属被覆
導電面34、42の間に電場が作用した場合における、
図8(A)のアクチュエータ壁の変形について詳しく説
明する。選択された電圧が金属被覆導電面34に印加さ
れると、分極の方向に直交する方向の電場が発生する。
そのとき、第2側壁部32は、せん断変形を引き起こそ
うとする。しかしながら、第2側壁部32の金属被覆導
電面36は拘束されているので、金属被覆導電面36が
固定されている一方で、金属被覆導電面38はせん断動
作をする。不活性物質から成る第1側壁部30は、電場
による影響を受けない。しかし、第1側壁部30は、せ
ん断変形しようとする第2側壁部32に接合されている
ので、第1側壁部30は第2側壁部32によって引っ張
られ、これによって第1側壁部30は、折れ曲がろうと
する運動、すなわち“せん断状運動(shear-like motio
n )”とでも定義すべき運動をするような力を受ける。
側壁アクチュエータ28によるこの運動によって、一部
がこれにより画定された隣接するチャンネル18の一つ
において、圧力を増加させる圧力パルスが発生し、これ
によって、その直後にチャンネル18からのインク液滴
の排出が行われ、また、隣接するチャンネル18におい
て圧力パルスの増強が行われる。
【0034】図9は、高密度インクジェットプリントヘ
ッド10のチャンネルの他の具体例における典型的な作
動を示した。本発明のこの具体例では、金属被覆導電面
34、38、及び導電性接着剤層40が、導電性接着剤
層51の一つの層によって置き換えられている。同様
に、金属被覆導電面36、42、及び導電性接着剤層4
4が、導電性接着剤層52の一つによって置き換えられ
ている。しかしながら、高密度インクジェットプリント
ヘッド10の作動を十分に保持したまま上述した金属被
覆導電面を無視するために、ボディ中間部14の面14
b及びボディ主部12の面12aは、導電的に接合され
なければならず、導電性接着剤層51に安定して電圧を
印加することが可能であることが要求される。また、ボ
ディ中間部14の面14a及びボディ頂部16の面16
aは、導電的に接合され、導電性接着剤層52を安定し
て接地接続することが可能であることが要求される。
【0035】インクジェットプリントヘッド10を作動
させるために、コントローラ50(図9には示されてい
ない)は、プリントされるべきイメージを表示する入力
イメージ信号に応答し、そして、作動されるべき各チャ
ンネル18の面上のある一つの側壁アクチュエータ28
に対応する導電性接着剤層51に対して、選択されたも
のに対して、予め定められた大きさ及び極性の電圧を印
加する。例えば、正の電圧が導電性接着剤層51に印加
されるとすると、そのとき、導電性接着剤層51から導
電性接着剤層52に向かう方向において、分極の方向に
直交する方向の電場Eが発生され、また、第2側壁部3
2は第1側壁部30を引っ張りながらチャンネル18に
直交する方向の第1の方向にせん断変形し、これによっ
て、せん断状変形が引き起こされる。他方、金属被覆導
電面34に負電圧を印加すると、電場Eの方向が反転
し、第1の方向と反対の第2の方向であってチャンネル
18に直交する方向に向かって第2側壁部32がせん断
動作で歪む。このようにして、チャンネル18を画定す
る隣接した側壁上に、極性が反対で大きさの等しい電荷
が存在することによって、2つの隣接した側壁の間のチ
ャンネル18に正の圧力波が作りだされ、チャンネル1
8の開放端又はテーパオリフィス26を通してインクの
液滴が排出される。
【0036】次に、図9に示した一対の側壁アクチュエ
ータ28と、チャンネルアレイの中の一つのチャンネル
18とに関する不動作モードにおける拡大図である図1
0(A)を参照する。ここでは、側壁アクチュエータ2
8は、図9と同一の構造のものであるので、さらになる
説明を追加することは不必要であろう。側壁アクチュエ
ータ28を動作させるに先立って、チャンネル18は非
導電性のインクによって満たしておく。上記側壁アクチ
ュエータの形成に用いられる圧電材料の比誘電率は33
00であり、また、上記非導電性のインクの非誘電率は
1である。本発明の本具体例については、2つの別の試
験が行われた。第1の試験では、プラス、マイナス、ゼ
ロ、ゼロ、・・・・の電圧パターンを印加することによ
って、4つごとのチャンネル18を活性化し、また、第
2の試験では、プラス、マイナス、プラス、マイナス、
・・・・の電圧パターンを印加することによって、1つ
おきのチャンネル18を動作させる。上記2つの試験の
間には大きな差異は無いので、上記第2の試験の結果だ
けを以下に説明する。この試験では、導電性接着剤層5
2の電位はゼロボルトに保持され、導電性接着剤層51
aの電位はプラス1ボルトに保持され、また、導電性接
着剤層51bの電位はマイナス1ボルトに保持された。
このような電圧の構成は、中央のチャンネル18' を圧
縮するためのものである。
【0037】次に、上記第2の試験のパラメータによっ
て、側壁アクチュエータ28が作動している間に発生し
た静電場の図式分析である図10(B)を参照する。こ
こに示されたように、分極した圧電材料の変位が大きい
ので、トゥース・トゥ・トゥース(tooth-to-tooth)及
びジェット・トゥ・ジェット( jet-to-jet )のクロス
トーク効果が、非導電性インクに関して無視できる。一
つの予期しなかった結果として、分極していない圧電材
料中の電場の大きさは、分極している圧電材料中の電場
の大きさの60パーセントを越えていた。この現象は、
上記圧電材料の高い誘電率によって電荷の流れが支配さ
れるために起きるものである。付言するなら、分極して
いない圧電材料中の上記場の方向は上記のようなもので
あって、もしこの材料が分極されたならば、上記トゥー
スの変位は、上記トゥースの分極していない部分が分極
部分よりも長いために、60パーセントより大きな値に
まで増加する。だから、もし分極していない部分がもっ
と長ければ、圧電材料が分極され上記変位は、さらに大
きなものとなる。
【0038】ここには描写しないが、導電性のインクを
用いて同様な試験が行われた。その試験では、導電性イ
ンクで満たされたチャンネルに隣接する側壁アクチュエ
ータの面に沿って存在する導電性材料の薄い層によって
側壁アクチュエータ28が絶縁されなければ、導電性イ
ンクは、導電性接着剤層51、52をショートさせるで
あろう。そのために、導電性インク使用に際しては、チ
ャンネル内部が、ほぼ2〜10マイクロメートルの均一
な厚さを有した誘電性材料の層によって被覆されるよう
に考慮される。誘電性材料の層の必要性を別とすれば、
導電性インクを利用した場合でもインクジェットプリン
トヘッド10の作動は大きく異なることはない。
【0039】次に、図11(A)には、側壁アクチュエ
ータ28の第2の具体例が示されている。この具体例
は、分極していない圧電材料によって形成され、かつ、
ボディ主部12から延びた形にて一体に形成された第1
側壁部30と、圧電材料によって形成された第2側壁部
54と、これもまた圧電材料によって形成された第3側
壁部56とを備えている。第2、第3側壁部54、56
は、分極の向きが互いに180°回転したように接合さ
れている。分極した圧電材料である各側壁部54、56
は、それぞれに、その上部及び底部に金属被覆導電面5
7と58、60と62の金属層を備えている。第2側壁
部54の第1金属被覆導電面57は、第1の導電性接着
剤層40によって第1側壁部30の金属被覆導電面34
に対して接合されており、また、第2側壁部54の第2
金属被覆導電面58は、第3の導電性接着剤層64によ
って第3側壁部56の第1金属被覆導電面60に対して
接合される。最後に、第3側壁部56の第2金属被覆導
電面62は、第2の導電性接着剤層44によってボディ
頂部に対して接合される。金属被覆導電面58及び金属
被覆導電面60は、相互接続されて共通の電位、すなわ
ち共に接地電位に保持されている。第2、第3側壁部5
4、56の間の金属被覆導電面に対して電圧を印加する
ことにより、電場が発生する。図11(B)に示すよう
に、側壁アクチュエータの変形は、第2側壁部54と第
3側壁部56の各部が個々にせん断変形を被る点を除け
ば、先に説明した具体例と大きく異なるところは無い。
【0040】次に、図12(A)を参照しながら、側壁
アクチュエータ28の第3の具体例について詳しく説明
する。この具体例では、第1及び第2の側壁部が、共
に、分極の方向が互いに反対の圧電材料によって構成さ
れていることが、より明確に示されている。二つの分極
した圧電材料からなる側壁部66、68の間の面に電圧
を印加することによって電場が発生する。第2側壁部6
8における電場ベクトルは、第1側壁部66におけるそ
れに対して180°の角度を有している。それゆえに、
第1、第2側壁部66、68は反対方向にせん断運動を
行う。しかしながら、同じ変位を達成するためには、電
圧が半分より低いことが必要である。ここでは、側壁ア
クチュエータ28は、再度、一対の側壁部を備えている
が、しかしここでは、第1及び第2側壁部66、68
は、それぞれに第1及び第2の金属被覆導電面70、7
2、74、76を備え、活性材料によって構成される。
第1の導電性接着剤層40が、ボディ主部12の第1の
金属被覆導電面34を、第1側壁部66の第1の金属被
覆導電面70に対して導電的に接合させ、第4の導電性
接着剤層78が、第1側壁部66の第2金属被覆導電面
72と、第2側壁部68の第2金属被覆導電面74とを
導電的に接合する。また、第2の導電性接着剤層44が
第2側壁部68の第2金属被覆導電面76と、ボディ頂
部16の金属被覆導電面42とを導電的に接合する。本
発明のこの具体例では、図12(B)に描写したよう
に、2つの側壁部66、68が個々にせん断変形を引き
起こす。
【0041】次に、図13(A)を参照しながら、側壁
アクチュエータ28の第4の具体例について詳しく説明
する。ここでは、側壁アクチュエータ28は、不活性材
料によって形成された第1側壁部30と、活性材料によ
って形成された第2、第3、第4の側壁部80、82、
84とを備えている。各活性側壁部80、82、84
は、それぞれに第1、第2の金属被覆導電面86と8
8、90と92、94と96を備えている。この具体例
では、第1の導電性接着剤層40は金属被覆導電面34
と86を導電的に接合し、第3層の金属被覆導電面98
は金属被覆導電面88と90を導電的に接合し、第4の
導電性接着剤層100は金属被覆導電面92と94を導
電的に接合し、また第2の導電性接着剤層44は金属被
覆導電面96と42を導電的に接合する。図13(B)
に示すように、変形については、図8(B)における説
明及び描写と同様である。
【0042】次に、図14(A)を参照しながら、側壁
アクチュエータ28の第5の具体例について詳しく説明
する。ここでは、側壁アクチュエータ28は、第1、第
2、第3、第4、第5、及び第6の側壁部104、10
6、108、110、112、及び114を備えてお
り、これら各側壁部は、活性材料によって形成され、ま
た、それぞれに接合した第1及び第2の金属被覆導電面
116と118、120と124、126と128、1
30と132、134と136、138と140を各々
が備えている。第1の導電性接着剤層40は導電的に金
属被覆導電面34と116を接合し、第3の導電性接着
剤層142は導電的に金属被覆導電面118と120を
接合し、第4の導電性接着剤層144は導電的に金属被
覆導電面124と126を接合し、第5の導電性接着剤
層146は導電的に金属被覆導電面128と130を接
合し、第6の導電性接着剤層148は導電的に金属被覆
導電面132と134を接合し、第7の導電性接着剤層
150は導電的に金属被覆導電面136と138を接合
し、また、第2の導電性接着剤層44は導電的に金属被
覆導電面140と42とを接合する。図14(B)に示
したように、本発明のこの具体例では、側壁アクチュエ
ータ28が前方へ変形した状態をとる点で、図12
(B)における描写、説明と同様である。
【0043】図15には、本発明のさらなるもう一つの
具体例が示されている。この具体例においては、インク
ジェットプリントヘッド410は、ボディ主部412に
結合されており、かつ、ボディ中間部14と同様に構成
されたボディ中間部414を備えている。上述のよう
に、ボディ中間部414は、P方向に分極された圧電材
料からなっており、面414b、414aにそれぞれ備
えられた金属被覆面436、438を有している。この
具体例においては、ボディ主部412は、P方向に分極
された圧電材料から形成されており、かつ、その上に導
電材料の層434が付着される面412aを有してい
る。ボディ中間部414及びボディ主部412は、ボデ
ィ中間部414の金属被覆面438とボディ主部412
の金属被覆面434とを導電可能に取り付ける導電性接
着剤の層440によって結合されている。
【0044】あるいは、ボディ中間部414の金属被覆
面438とボディ主部412の金属被覆面434との間
の結合は、これら434と438とのはんだ付けにより
達成されてもよい。本発明の他の観点においては、金属
被覆面434、438の一方又は両方は、本発明の作動
が十分に維持される限りは省略してもよい。
【0045】ボディ主部412とボディ中間部414と
が互いに導電可能に取り付けられた後、インクジェット
プリントヘッド410のチャンネルアレイを形成するた
めに加工過程が行われる。図15に示したように、軸状
に伸延する実質的に平行なチャンネル418が、ボディ
中間部414とボディ主部412とを貫いて伸延する溝
を加工することにより形成される。好ましくは、この加
工過程は、金属被覆面436、ボディ中間部414、金
属被覆面438、導電性接着剤の層440、金属被覆面
434及びボディ主部412の一部が取り除かれるよう
に、形成される各チャンネル418が下方に伸延するよ
うに行われるべきである。
【0046】このように、インクジェットプリントヘッ
ドのチャンネルアレイと、第1の側壁アクチュエータ部
及び第2の側壁アクチュエータ部をそれぞれ有しかつチ
ャンネル418の側部を定める側壁アクチュエータ42
8とを備えるチャンネル418が形成される。以下によ
り詳しく述べるように、ここで述べたようなやり方で並
列のチャンネルアレイを形成することによって、チャン
ネル418の対向する側部の第1の側壁アクチュエータ
部430と、チャンネル418の対向する側部の上記第
1の側壁アクチュエータ部430間を連結するボディ主
部412の一部とを備えている略U字型側壁アクチュエ
ータ(図15内に破線で示す)が、各チャンネル418
に提供される。
【0047】インクジェットプリントヘッドのチャンネ
ルアレイは、ボディ中間部414の金属被覆面436に
対する底面416aに形成された金属被覆面442の単
一層を有する非分極圧電材料の第3片を、導電可能に取
り付けることによって形成される。第3片416、これ
以降ではインクジェットプリントヘッドのボディ頂部と
いう、は、ボディ頂部16について述べたと同様に製造
されたものであってよい。インクジェットプリントヘッ
ドのチャンネルアレイを完成させるために、ボディ頂部
416の金属被覆面442は、導電性接着剤の第2の層
444によって第2の側壁部432の金属被覆面436
に導電可能に取り付けられる。好ましくは、導電性接着
剤の層444が金属被覆面442上に塗布され、そし
て、ボディ頂部416が金属被覆面436上に設置され
るべきである。上述のように、本発明の一つの具体例と
しては、金属被覆面436又は442のどちらかひとつ
或いは両方が、動作を保持できる範囲で省略されてもよ
い。
【0048】略U字型アクチュエータ450が各チャン
ネル418に備えられるように図15に示された並列チ
ャンネルアレイを電気的に接続するために、チャンネル
418の片側にある電気的コンタクト452、他の具体
例としては導電性接着剤440により互いに導電可能に
取り付けられる金属被覆面436及び438、互いには
んだ付けされる金属被覆面436及び438、或いは、
面412aと414aとに付着される導電性接着剤の単
一層に、+1Vの電圧源(図示せず)が接続される。そ
して、第2の電気的コンタクト454には、−1Vの電
圧源(図示せず)が接続される。並列チャンネルアレイ
の電気的接続を完成するために、導電性接着剤の層44
4がアースされる。このように、チャンネル418は、
2つのコンタクト452と454との間に2V、コンタ
クト452とアースとの間が+1Vでコンタクト454
とアースとの間が−1V、の電圧降下を有する略U字型
アクチュエータ450を備えている。このように製造さ
れると、これらコンタクトに+、−、+、−の電圧パタ
ーンが印加されると、ひとつおきのチャンネル418
は、非常に大きな圧縮力及び/又は膨張力(側壁アクチ
ュエータ28によりチャンネル18に加えられるものよ
りも大きい)がこのチャンネル418に接する略U字型
アクチュエータ450の組及び側壁アクチュエータ43
2の組により加えられるので、この電圧によりインク小
滴を射出する。
【0049】この具体例における各ディメンションは本
発明の観点の範囲内において変更が可能であるが、たと
えば以下のような値であってよい。 オリフィス 40μm PZT長さ 15mm PZT高さ 120μm チャンネル高さ 356μm チャンネル幅 91μm 側壁幅 81μm
【0050】以上に述べた本発明の具体例において、各
側壁アクチュエータ30は、一組の隣接チャンネル18
により共有され使用され、したがって、チャンネル組の
いずれか一つからインクが射出される。たとえば、図9
において、ひとつおきのチャンネル18aは、このチャ
ンネルを圧縮するような側壁部を形成する両方の側壁ア
クチュエータ30が変位させられることによって、イン
クを射出する。このインクを射出するチャンネル18a
に隣接するチャンネル18bは、インクを射出しない。
しかしながら、各側壁アクチュエータ30はインクを射
出するチャンネル18aと射出しないチャンネル18b
とに共有されているため、射出しないチャンネル18b
を形成する側壁アクチュエータ30は変位されてもイン
クを射出させることをしない。射出するチャンネル18
aを動作させるのに必要な側壁アクチュエータ30の変
位によるチャンネル18bに起こされた圧力パルスは、
一般には「クロストーク」といわれる。低粘度で低表面
張力のインクを用いるといった条件の下では、側壁アク
チュエータ30によりチャンネル18bに起こされるク
ロストークは、このチャンネル18bに不要の動作を生
じさせることになる。
【0051】図16には、図9のプリントヘッド10の
動作中のクロストークを減少させるために用いられる、
図3のインクジェットプリントヘッド10の前壁20′
の他の具体例の概略図が示されており、これについて以
下に詳述する。この具体例においては、オリフィスアレ
イ27′は、傾斜状に配されたオリフィス26−1、2
6−2、26−3、26−4、26−5、26−6、2
6−7及び26−8を備えている。より詳細には、各オ
リフィスは、対応するチャンネル18−1、18−2、
18−3、18−4、18−5、18−6、18−7及
び18−8とそれぞれ連結されており、それぞれのオリ
フィスが隣接するオリフィスから距離“d”だけ離れて
配置されているようなグループに分けられている。ま
た、一つの具体例としてはこの“d”は動作方向Aに1
/3画素(pixel)だけづつ略等間隔である。たとえ
ば、図16のオリフィスアレイ27において、オリフィ
ス26−1及び26−2が、26−3、26−4及び2
6−5が、26−6、26−7及び26−8が、それぞ
れ第1、第2及び第3のグループを形成している。
【0052】図16に示したようなオリフィスアレイを
有する本発明のインクジェットプリントヘッドの動作時
において、インク射出チャンネルの側壁部を定める側壁
アクチュエータ28(図16には図示せず)を圧縮する
ことによって、第2列にあるオリフィス26−1、26
−4及び26−7が同時にインクを射出し、第3列にあ
るオリフィス26−2、26−5及び26−8が同時に
インクを射出し、また、第1列にあるオリフィス26−
3、26−6及び26−9が同時にインクを射出する。
このようにオリフィス26−1から26−8からインク
射出することにより、クロストーク効果は最小化され
る。
【0053】図17に示すt=1状態では、チャンネル
18−3、18−6及び18−9(第1列にあるオリフ
ィス26−3、26−6及び26−9に対応)を定める
両方の側壁アクチュエータ28が、図9において述べた
ように第2の側壁部32に正の電圧降下をくわえること
により、同時に動作される。これに応じて、チャンネル
18−3、18−6及び18−9は圧縮され、チャンネ
ル内のインクに圧力が加えられインク小滴が射出され
る。隣接するチャンネル18−2、18−4、18−
5、18−7及び18−8が不要に動作される確率は、
これらチャンネルを定める側壁アクチュエータ28の一
つだけが動作されるために減少し、非動作チャンネルに
加えられる圧力パルスの大きさは半分に減少する。
【0054】図18に示すt=2状態では、用紙が約1
/3画素だけA方向に移動し、チャンネル18−1、1
8−4及び18−7(第2列にあるオリフィス26−
1、26−4及び26−7に対応)が同様に動作され
る。上述のように、隣接するチャンネル18−2、18
−3、18−5、18−6及び18−8が不要に動作さ
れる確率は、非動作チャンネルに加えられる圧力パルス
の大きさが半分に減少するために減少する。
【0055】最後に、図19に示すt=3状態では、用
紙が約1/3画素だけA方向に移動し、チャンネル18
−2、18−5及び18−8(第3列にあるオリフィス
26−2、26−45び26−8に対応)が同様に動作
される。上述のように、隣接するチャンネル18−1、
18−3、18−4、18−6、18−7及び18−9
が不要に動作される確率は、非動作チャンネルに加えら
れる圧力パルスの大きさが減少することのために減少す
る。
【0056】以上のとおり、側壁アクチュエータに含ま
れる活性材料の量が減少したにもかかわらず、側壁アク
チュエータの変位量が期待よりも大きい高密度のインク
ジェットプリントヘッドのさまざまな側壁アクチュエー
タが開示された。しかしながら、これらは本発明の実施
例に過ぎず本発明を限定するものではなく、当業者は、
特許請求の範囲に記載された本発明の観点から離れるこ
とのない限りさまざまな設計変更が可能である。
【0057】
【発明の効果】隣接するチャンネル間の間隙が約4及び
8ミリである高密度プリントヘッドを得ることができ
る。また、構造が簡単であるため、安価に製造できる。
さらに、プリンタ速度が従来に比べて速い。
【図面の簡単な説明】
【図1】連続ジェット型インクジェットプリントヘッド
の概略図である。
【図2】要求ドロップ型インクジェットプリントヘッド
の概略図である。
【図3】本発明の教示に従って構成されたインクジェッ
トプリントヘッドの概略的斜視図である。
【図4】図3の4−4線に沿った部分拡大断面図であっ
て、図3のインクジェットプリントヘッドの並列チャン
ネルアレイを示す図である。
【図5】図3のインクジェットプリントヘッドの縦断面
図である。
【図6】(A)は図4の6a−6a線に沿ったインクジ
ェットプリントヘッドの後方部の部分拡大断面図であ
り、(B)は、図4の6b−6b線に沿ったインクジェ
ットプリントヘッドの後方部の部分拡大断面図である。
【図7】ボディ主部を除いた図3のインクジェットプリ
ントヘッドの後方部の部分拡大斜視図である。
【図8】(A)は図3のインクジェットプリントヘッド
の単一で非偏向のアクチュエータ側壁の正面図であり、
(B)は偏向後の(A)の単一アクチュエータ側壁の正
面図である。
【図9】前壁を除きかつ並列チャンネルアレイのアクチ
ュエータ側壁の偏向後の図3のインクジェットプリント
ヘッドのもう一つの具体例を示す図である。
【図10】(A)は図9のインクジェットプリントヘッ
ドの部分拡大正面図であり、(B)は(A)の側壁にお
ける静電場の強度分布を示す図である。
【図11】(A)は図8(A)に示された非偏向のアク
チュエータ側壁の第2の具体例の正面図であり、(B)
は偏向後の(A)のアクチュエータ側壁の正面図であ
る。
【図12】(A)は図8(A)に示された非偏向のアク
チュエータ側壁の第3の具体例の正面図であり、(B)
は偏向後の(A)のアクチュエータ側壁の正面図であ
る。
【図13】(A)は図8(A)に示された非偏向のアク
チュエータ側壁の第4の具体例の正面図であり、(B)
は偏向後の(A)のアクチュエータ側壁の正面図であ
る。
【図14】(A)は図8(A)に示された非偏向のアク
チュエータ側壁の第5の具体例の正面図であり、(B)
は偏向後の(A)のアクチュエータ側壁の正面図であ
る。
【図15】図3の15−15線に沿ったインクジェット
プリントヘッドのもう一つの具体例の部分断面図であ
る。
【図16】図3のインクジェットプリントヘッドのさら
なるもう一つの具体例の部分拡大正面図である。
【図17】前壁を除きかつ並列チャンネルアレイのアク
チュエータ側壁についての偏向シーケンスの第1偏向後
の図16のインクジェットプリントヘッドの側面図であ
る。
【図18】偏向シーケンスの第2偏向後の図17のイン
クジェットプリントヘッドを表す図である。
【図19】偏向シーケンスの第3偏向後の図17のイン
クジェットプリントヘッドを表す図である。
【符号の説明】
10 インクジェットプリントヘッド 12 ボディ主部 14 ボディ中間部 16 ボディ頂部 18 圧力チャンバ(チャンネル) 28 側壁アクチュエータ 30 第2のアクチュエータ側壁部 32 第1のアクチュエータ側壁部 34 金属被覆導電面 36 金属被覆導電面 38 金属被覆導電面 40 導電性接着剤 42 金属被覆導電面 44 導電性接着剤
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 デビッド・ビー・ウォーレス アメリカ合衆国テキサス州75205ダラス・ マクファーリン4425 (72)発明者 ドナルド・ジェイ・ハイス アメリカ合衆国テキサス州75075プラノ・ デーボンシャー3140

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】頂壁と、底壁と、一組の対向する側壁並び
    に上記頂壁及び上記底壁で定められて軸状に伸延してい
    る少なくとも一つの細長型液体閉じ込め用のチャンネル
    とを有するインクジェットプリントヘッドのチャンネル
    アレイの第1のチャンネルに圧力パルスを加えるための
    アクチュエータ側壁において、 上記第1のチャンネルの伸延方向に略垂直な方向に分極
    した圧電材料からなり、かつ、上記頂壁に付着した上面
    と下面とを有している第1のアクチュエータ側壁部と、 上記底壁と一体となってこの底壁から伸延しており、か
    つ、上記第1のアクチュエータ側壁部に付着した上面を
    有している第2のアクチュエータ側壁部と、 上記第1のアクチュエータ側壁部に上記分極の方向に対
    して略垂直に電場を加えるための手段とを備えており、 上記電場により、上記第1のチャンネルに圧力パルスを
    加える動作をさせられることを特徴とするアクチュエー
    タ側壁。
  2. 【請求項2】上記電場が上記第1のアクチュエータ側壁
    部にせん断動作をさせ、上記第1のアクチュエータ側壁
    部が上記第2のアクチュエータ側壁部を引っ張ってせん
    断状動作をさせることを特徴とする請求項1のアクチュ
    エータ側壁。
  3. 【請求項3】上記チャンネルアレイが細長型液体閉じ込
    め用の第2のチャンネルを備えており、上記第1及び第
    2のチャンネルが上記アクチュエータ側壁により分離さ
    れており、 上記アクチュエータ側壁が、上記第1のアクチュエータ
    側壁部に上記分極の方向に対して略垂直に第2の電場を
    加えるための手段を備えており、 上記第2の電場により、上記第2のチャンネルに圧力パ
    ルスを加える第2の動作をさせられることを特徴とする
    請求項1のアクチュエータ側壁。
  4. 【請求項4】上記電場及び第2の電場が上記第1のアク
    チュエータ側壁部にせん断動作をさせ、上記第1のアク
    チュエータ側壁部が上記第2のアクチュエータ側壁部を
    引っ張ってせん断状動作をさせることを特徴とする請求
    項3のアクチュエータ側壁。
  5. 【請求項5】上記第1のアクチュエータ側壁部が、 上記第1のチャンネルの伸延方向に略垂直な第1の方向
    に分極した圧電材料からなり、かつ、上記頂壁に付着し
    た上面と下面とを有している第1のアクチュエータ側壁
    下位部と、 上記第1のチャンネルの伸延方向に略垂直で上記第1の
    方向と互いに反対方向である第2の方向に分極した圧電
    材料からなり、かつ、上記第1のアクチュエータ側壁下
    位部の下面に付着した上面と上記第2のアクチュエータ
    側壁部の上面に付着した下面とを有している第2のアク
    チュエータ側壁下位部とを備えていることを特徴とする
    請求項1のアクチュエータ側壁。
  6. 【請求項6】上記電場を加えるための手段が、 上記第1のアクチュエータ側壁下位部に第1の電場を加
    えるための手段と、 上記第2のアクチュエータ側壁下位部に第2の電場を加
    えるための手段とを備えていることを特徴とする請求項
    5のアクチュエータ側壁。
  7. 【請求項7】上記第1の電場が上記第1のアクチュエー
    タ側壁下位部に第1のせん断動作をさせ、上記第2の電
    場が上記第2のアクチュエータ側壁下位部に上記第1の
    せん断動作と同方向の第2のせん断動作をさせ、上記第
    2のアクチュエータ側壁下位部が上記第2のアクチュエ
    ータ側壁部を引っ張ってせん断状動作をさせることを特
    徴とする請求項6のアクチュエータ側壁。
  8. 【請求項8】上記第1のアクチュエータ側壁部が、 上記第1のチャンネルの伸延方向に略垂直な第1の方向
    に分極した圧電材料からなり、かつ、上記頂壁に付着し
    た上面と下面とを有している第1のアクチュエータ側壁
    下位部と、 上記第1のチャンネルの伸延方向に略垂直で上記第1の
    方向と互いに反対方向である第2の方向に分極した圧電
    材料からなり、かつ、上記第1のアクチュエータ側壁下
    位部の下面に付着した上面と下面とを有している第2の
    アクチュエータ側壁下位部と、 上記第1の方向に分極した圧電材料からなり、かつ、上
    記第2のアクチュエータ側壁下位部の下面に付着した上
    面と上記第2のアクチュエータ側壁部の上面に付着した
    下面とを有している第3のアクチュエータ側壁下位部と
    を備えていることを特徴とする請求項1のアクチュエー
    タ側壁。
  9. 【請求項9】上記電場を加えるための手段が、 上記第1のアクチュエータ側壁下位部に第1の電場を加
    えるための手段と、 上記第2のアクチュエータ側壁下位部に第2の電場を加
    えるための手段と、 上記第3のアクチュエータ側壁下位部に第3の電場を加
    えるための手段とを備えていることを特徴とする請求項
    8のアクチュエータ側壁。
  10. 【請求項10】上記第1の電場が上記第1のアクチュエ
    ータ側壁下位部に第1のせん断動作をさせ、上記第2の
    電場が上記第2のアクチュエータ側壁下位部に上記第1
    のせん断動作と同方向の第2のせん断動作をさせ、上記
    第3の電場が上記第3のアクチュエータ側壁下位部に上
    記第1のせん断動作と同方向の第3のせん断動作をさ
    せ、上記第3のアクチュエータ側壁下位部が上記第2の
    アクチュエータ側壁部を引っ張ってせん断状動作をさせ
    ることを特徴とする請求項9のアクチュエータ側壁。
  11. 【請求項11】上記第2のアクチュエータ側壁部が、 上記第1の方向に分極した圧電材料からなり、かつ、上
    記第3のアクチュエータ側壁下位部に付着した上面と下
    面とを有している第4のアクチュエータ側壁下位部と、 上記第2の方向に分極した圧電材料からなり、かつ、上
    記第4のアクチュエータ側壁下位部の下面に付着した上
    面と下面とを有している第5のアクチュエータ側壁下位
    部と、 上記第1の方向に分極した圧電材料からなり、かつ、上
    記第5のアクチュエータ側壁下位部の下面に付着した上
    面と上記底壁に付着した下面とを有している第6のアク
    チュエータ側壁下位部とを備えていることを特徴とする
    請求項9のアクチュエータ側壁。
  12. 【請求項12】上記第4のアクチュエータ側壁下位部に
    第4の電場を加えるための手段と、 上記第5のアクチュエータ側壁下位部に第5の電場を加
    えるための手段と、 上記第6のアクチュエータ側壁下位部に第6の電場を加
    えるための手段とを備えていることを特徴とする請求項
    11のアクチュエータ側壁。
  13. 【請求項13】上記第1、第2、第3、第4、第5及び
    第6の電場が上記第1、第2、第3、第4、第5及び第
    6のアクチュエータ側壁下位部に第1、第2、第3、第
    4、第5及び第6のせん断動作をさせ、上記第1、第2
    及び第3のせん断動作が互いに同方向であり、上記第
    4、第5及び第6のせん断動作が互いに同方向であっ
    て、上記第1、第2及び第3のせん断動作が上記第4、
    第5及び第6のせん断動作とは反対方向であることを特
    徴とする請求項12のアクチュエータ側壁。
  14. 【請求項14】上記第2のアクチュエータ側壁部が上記
    第1のアクチュエータ側壁部と同方向に分極された圧電
    材料からなることを特徴とする請求項1のアクチュエー
    タ側壁。
  15. 【請求項15】上記第2のアクチュエータ側壁部に第2
    の電場を加えるための手段を備えていることを特徴とす
    る請求項14のアクチュエータ側壁。
  16. 【請求項16】上記電場が上記第1のアクチュエータ側
    壁部に第1のせん断動作をさせ、上記第2の電場が上記
    第2のアクチュエータ側壁部に上記第1のせん断動作と
    互いに反対方向の第2のせん断動作をさせることを特徴
    とする請求項15のアクチュエータ側壁。
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