JPH0683904U - ロータ振れ計測装置 - Google Patents
ロータ振れ計測装置Info
- Publication number
- JPH0683904U JPH0683904U JP2657393U JP2657393U JPH0683904U JP H0683904 U JPH0683904 U JP H0683904U JP 2657393 U JP2657393 U JP 2657393U JP 2657393 U JP2657393 U JP 2657393U JP H0683904 U JPH0683904 U JP H0683904U
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- JP
- Japan
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- rotor
- shake
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ロ―タの振れ計測に関して少ない人員で間違
いのない計測を可能にすること。 【構成】 ロ―タは回転装置3を設けて回転させられ
る。ロ―タ1には軸端にギヤ5が設けられ、そこに貼ら
れた反射テ―プ6からの反射光を検出するセンサ―7が
配置されて角度位置が電気信号としてコンピュ―タ10に
入力される。振れ計測位置にはダイヤルゲ―ジ8が配置
され、振れ量が電気信号としてコンピュ―タ10に入力さ
れる。
いのない計測を可能にすること。 【構成】 ロ―タは回転装置3を設けて回転させられ
る。ロ―タ1には軸端にギヤ5が設けられ、そこに貼ら
れた反射テ―プ6からの反射光を検出するセンサ―7が
配置されて角度位置が電気信号としてコンピュ―タ10に
入力される。振れ計測位置にはダイヤルゲ―ジ8が配置
され、振れ量が電気信号としてコンピュ―タ10に入力さ
れる。
Description
【0001】
本考案はロ―タの振れ計測装置に関する。
【0002】
蒸気タ―ビンの様に高速で回転するタ―ビンのロ―タは、曲りやカップリング でロ―タを接続する際に芯の食い違いが有ると回転中にアンバランスのモ―メン トが作用して、振動の原因となる。このため、ロ―タは単体や或いは隣接するロ ―タとカップリングさせて回転させながら振れの計測をして、これらの確認作業 を行っている。
【0003】 図2は従来のこの振れの計測方法を示すもので、ロ―タ1を適当な定盤2で支 え、ロ―タに取り付けられたジグを含む回転装置3を用いてゆっくりと回せるよ うに配置する。回転装置3はモ―タの動力によって機械的に駆動できるものが一 般的には使われているが、動力源の無いところなどでは人力で回すこともある。 振れの計測点にはダイヤルゲ―ジ4を適当なスタンドを設けて取付け配置する。 計測点数はロ―タ1の構造や計測の目的により多少は変化するが、十点近くの計 測が必要とされる。振れはロ―タ1をゆっくり連続的に回転させながら、周方向 に8等分された角度位置に来たときに一斉にゲ―ジを読み取って計測することに なる。したがって、この計測にはロ―タ1の角度位置を確認する人間と、各計測 点の数値を読取る人間が必要になる。さらには、人力でロ―タ1を回す場合には そのための人間も必要となる。
【0004】
上記の様に、従来の方法では多くの人手が必要であり、ロ―タ1の回転中は数 値が刻々と変化するダイヤルゲ―ジを読取ることになるため、読み間違うことも 有った。また、計測後はデ―タの処理も必要で、計算等を行って記録としてまと めている。とくに、カップリング結合の際には、互いの芯の位置を計算して求め 、芯ずれが生じている場合は修正することになる。これについてもかなり面倒な 処理となるので時間が掛かっている。 そこで、本考案の目的はロ―タの振れ計測に関して少ない人員で間違いのない 計測が可能なロ―タの振れ計測装置を提供することにある。
【0005】
上記目的を達成するために、本考案はロ―タを回転する回転装置と、 ロ―タの角度位置を検出する位置検出手段と、 ロ―タの振れ量を検出する振れ検出手段と、 上記位置検出および上記振れ検出手段からの入力信号に基づいて各位置の最小 値を判定して基準位置を起点とする振れ量を算定するコンピュ―タとを備えるも のである。
【0006】
振れ検出手段を計測箇所に必要個数だけ配置し、動力を用いる回転装置により ロ―タを回転させて振れを計測する。このとき回転装置はコンピュ―タの指令に 基づいて始動停止するように組み込まれており、取付けられた2個の位置検出手 段は基準の角度位置と振れ計測位置をそれぞれ検知して、その瞬間の振れ検出手 段からの数値をコンピュ―タが読取り、安定したデ―タが得られたと判断される と計測が完了し、必要な計算を行って最終的な記録の形として出力する。通常、 ロ―タには製作上の基準となる角度位置が刻印されており、この位置と振れ計測 の基準位置を合わせておけば、常に決まった角度位置での計測ができるので経時 的な比較も容易に行える。
【0007】
図1(a)に本考案の構成を示す。ロ―タ1の軸端部には回転装置3の動力を 伝達するための例えば、ギヤ5が取付けられている。このギヤ5には図1(b) に示すように基準の角度位置と周を8等分した位置に例えば反射テ―プ6を貼っ ておく。これらの反射テ―プ6からの反射光を検知する検出センサ―7を配置し ておく。振れの計測位置には電気式のダイヤルゲ―ジ8を配置し、計測された電 気信号はインタ―フェ―ス9を介してコンピュ―タ10に送られる。コンピュ―タ 10では読取り値の最小値を判定してその値からの差を計算し、基準の角度位置を 起点として振れの記録を作成する。またコンピュ―タ10は計測値が安定している と判断できるまで計測を続けるように回転装置3に命令を出して計測を続ける。 カップリング部の振れは両カップリングの芯振れ、共振れを計算するのに用いら れ、カップリングの芯のずれ量を出力する。芯のずれは管理値以内となるように カップリングを結合するときに芯を合わせ、カップリングボルトの締付けが行わ れる。
【0008】 コンピュ―タ10に計測の指令を入力すると、回転装置3を始動させてロ―タ1 を回す。位置の検出センサ―7は、例えば、ギヤ部分に貼られた反射テ―プ6か らの光を感知して基準の角度位置と振れ計測位置を検知する。この計測位置にき たときのダイヤルゲ―ジの電気信号がコンピュ―タ10に取り込まれて計測値とし て記録される。一般的に、ロ―タ1を長時間放置しておくと弾性範囲で曲りが生 じるため、数回回転させないと計測値が安定しない。コンピュ―タ10では、計測 値を比較して読取られた値が安定状態になったかどうかを判断し、安定状態にな るまで回転装置3を回す。この時、上限を設けておき、それを越える計測回数に なる場合は、異常として出力して計測を停止することもできる。
【0009】 振れの記録は最小の計測値を基準にして、その値からの変位の量として表示さ れるので、コンピュ―タではこの比較を行って振れとして出力する。記録は基準 の角度位置を起点にしてまとめていく。
【0010】 カップリング部の振れの計測値よりカップリングの芯の位置が求められる。こ の求め方には種々の方法が有り、対角線上の振れ値を差引きしてベクトル的に芯 の位置を求める方法や、読み値から作図により求める方法などを用いて、それぞ れのカップリングの芯の位置が得られ、カップリング間の芯のずれが得られる。 コンピュ―タでこの処理、計算を行って出力する。
【0011】
以上のように本考案によれば、振れの計測は、コンピュ―タに計測の指令を入 力することによって、自動的に回転装置を始動させ、安定したデ―タが得られる まで計測を行い、そのデ―タはコンピュ―タが処理して必要な形で出力される。 従って、振れ検出手段の読取り、ロ―タの回転、そしてデ―タの処理と多くの人 手を要した振れの計測作業が不要であり、装置のセットを行ってしまえば連続的 に一人で計測、デ―タ処理が行える。また、コンピュ―タにより処理がされるの で迅速で誤りのない結果が得られる。
【図1】本考案によるロ―タの振れ計測装置を示す構成
図。
図。
【図2】従来の振れ計測に使用される装置を示す説明
図。
図。
1…ロ―タ 2…定盤 3…回転装置 4…ダイヤルゲ―ジ 5…ギヤ 6…反射テ―プ 7…検出センサ― 8…電気式ダイヤルゲ―ジ 9…インタ―フェイス 10…コンピュ―タ
Claims (1)
- 【請求項1】 ロータを回転する回転装置と、 ロータの角度位置を検出する位置検出手段と、 ロータの振れ量を検出する振れ検出手段と、 上記位置検出および上記振れ検出手段からの入力信号に
基づいて各位置の最小値を判定して基準位置を起点とす
る振れ量を算定するコンピュ―タとからなるロ―タの振
れ計測装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2657393U JPH0683904U (ja) | 1993-05-21 | 1993-05-21 | ロータ振れ計測装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2657393U JPH0683904U (ja) | 1993-05-21 | 1993-05-21 | ロータ振れ計測装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0683904U true JPH0683904U (ja) | 1994-12-02 |
Family
ID=12197301
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2657393U Pending JPH0683904U (ja) | 1993-05-21 | 1993-05-21 | ロータ振れ計測装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0683904U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017032433A (ja) * | 2015-08-03 | 2017-02-09 | 日野自動車株式会社 | エンジン性能試験方法 |
-
1993
- 1993-05-21 JP JP2657393U patent/JPH0683904U/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017032433A (ja) * | 2015-08-03 | 2017-02-09 | 日野自動車株式会社 | エンジン性能試験方法 |
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