JPH0683796A - 信号処理装置 - Google Patents
信号処理装置Info
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- JPH0683796A JPH0683796A JP4232070A JP23207092A JPH0683796A JP H0683796 A JPH0683796 A JP H0683796A JP 4232070 A JP4232070 A JP 4232070A JP 23207092 A JP23207092 A JP 23207092A JP H0683796 A JPH0683796 A JP H0683796A
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- JP
- Japan
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- signal
- processing device
- input
- signal processing
- signals
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 複数の信号を入力とし、1つの信号を出力す
る複数個の学習機能付き神経細胞模倣素子を結合させた
回路網よりなる並列システムにおいて、入力集合空間に
対する学習を容易なものとすること。 【構成】 回路網1の入力側に、入力を量子化してこの
回路網1に入力させる信号量子化手段とか、複数の入力
信号ベクトルの距離が大きくなるように入力を変換して
回路網1に入力させる信号変換手段とか、入力を複数に
分割して回路網1に入力させる信号分割手段とか、入力
の冗長な情報又は不必要な情報を削除して回路網1に入
力させる信号情報削除手段といった前処理を行う手段3
を設けた。
る複数個の学習機能付き神経細胞模倣素子を結合させた
回路網よりなる並列システムにおいて、入力集合空間に
対する学習を容易なものとすること。 【構成】 回路網1の入力側に、入力を量子化してこの
回路網1に入力させる信号量子化手段とか、複数の入力
信号ベクトルの距離が大きくなるように入力を変換して
回路網1に入力させる信号変換手段とか、入力を複数に
分割して回路網1に入力させる信号分割手段とか、入力
の冗長な情報又は不必要な情報を削除して回路網1に入
力させる信号情報削除手段といった前処理を行う手段3
を設けた。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば画像や音声の認
識、ロボット等の位置制御、エアコンの温度制御、ロケ
ットの軌道制御等のような各種運動の制御に適用可能
な、神経細胞を模倣したニューラルコンピュータ等の信
号処理装置に関する。
識、ロボット等の位置制御、エアコンの温度制御、ロケ
ットの軌道制御等のような各種運動の制御に適用可能
な、神経細胞を模倣したニューラルコンピュータ等の信
号処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】生体の情報処理の基本的な単位である神
経細胞(ニューロン)の機能を模倣し、さらに、この
「神経細胞模倣素子」(神経細胞ユニット)をネットワ
ークにし、情報の並列処理を目指したのが、いわゆるニ
ューラルネットワークである。文字認識や連想記憶、運
動制御等、生体ではいとも簡単に行われていても、従来
のノイマン型コンピュータではなかなか達成しないもの
が多い。生体の神経系、特に生体特有の機能、即ち並列
処理、自己学習等をニューラルネットワークにより模倣
して、これらの問題を解決しようとする試みが盛んに行
われている。
経細胞(ニューロン)の機能を模倣し、さらに、この
「神経細胞模倣素子」(神経細胞ユニット)をネットワ
ークにし、情報の並列処理を目指したのが、いわゆるニ
ューラルネットワークである。文字認識や連想記憶、運
動制御等、生体ではいとも簡単に行われていても、従来
のノイマン型コンピュータではなかなか達成しないもの
が多い。生体の神経系、特に生体特有の機能、即ち並列
処理、自己学習等をニューラルネットワークにより模倣
して、これらの問題を解決しようとする試みが盛んに行
われている。
【0003】ここに、ニューラルネットワークによる処
理を行う場合、その処理効率を上げるために、それに与
える入力データ、教師データに対して予め適当な処理
(前処理)を施すことが必要である。また、そのニュー
ラルネットワークから得られた出力データに対して適当
な処理(後処理)を施すことも必要である。さらに、入
力データないしは教師データの与え方にも工夫が必要で
ある。
理を行う場合、その処理効率を上げるために、それに与
える入力データ、教師データに対して予め適当な処理
(前処理)を施すことが必要である。また、そのニュー
ラルネットワークから得られた出力データに対して適当
な処理(後処理)を施すことも必要である。さらに、入
力データないしは教師データの与え方にも工夫が必要で
ある。
【0004】この点、例えば、パルス密度型ニューロン
によるニューラルネットワークにおいて、その出力に対
する後処理法が本出願人により提案されている他、例え
ば、特開平2−181863号公報によれば、入力デー
タの与え方が示されている。
によるニューラルネットワークにおいて、その出力に対
する後処理法が本出願人により提案されている他、例え
ば、特開平2−181863号公報によれば、入力デー
タの与え方が示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、ニューラル
ネットワークにおいては、その演算が、基本的に並列に
なされるため、ニューロン数が計算時間に大きな影響を
与えないシステムにおける前処理、後処理ないしは入力
信号、教師信号の与え方の一般的な手法は、まだ明らか
にされておらず、汎用性や学習の容易性などの点で不備
がある。
ネットワークにおいては、その演算が、基本的に並列に
なされるため、ニューロン数が計算時間に大きな影響を
与えないシステムにおける前処理、後処理ないしは入力
信号、教師信号の与え方の一般的な手法は、まだ明らか
にされておらず、汎用性や学習の容易性などの点で不備
がある。
【0006】
【課題を解決するための手段】複数の信号を入力とし、
1つの信号を出力する複数個の学習機能付き神経細胞模
倣素子を結合させた回路網よりなる信号処理装置におい
て、回路網の入力側に、請求項1記載の発明では、入力
信号を量子化してこの回路網に入力させる信号量子化手
段を設け、請求項2記載の発明では、複数の入力信号ベ
クトルの距離が大きくなるように入力信号を変換して前
記回路網に入力させる信号変換手段を設け、請求項3記
載の発明では、入力信号を複数に分割してこの回路網に
入力させる信号分割手段を設け、請求項4記載の発明で
は、入力の冗長な情報又は不必要な情報を削除してこの
回路網に入力させる信号情報削除手段を設けた。
1つの信号を出力する複数個の学習機能付き神経細胞模
倣素子を結合させた回路網よりなる信号処理装置におい
て、回路網の入力側に、請求項1記載の発明では、入力
信号を量子化してこの回路網に入力させる信号量子化手
段を設け、請求項2記載の発明では、複数の入力信号ベ
クトルの距離が大きくなるように入力信号を変換して前
記回路網に入力させる信号変換手段を設け、請求項3記
載の発明では、入力信号を複数に分割してこの回路網に
入力させる信号分割手段を設け、請求項4記載の発明で
は、入力の冗長な情報又は不必要な情報を削除してこの
回路網に入力させる信号情報削除手段を設けた。
【0007】また、複数の信号を入力とし、1つの信号
を出力する複数個の学習機能付き神経細胞模倣素子を結
合させた回路網よりなる信号処理装置において、請求項
5記載の発明では、回路網の出力側に出力信号を量子化
して出力させる信号量子化手段を設け、請求項6記載の
発明では、回路網に対する教師信号を量子化する信号量
子化手段を設け、請求項7記載の発明では、回路網に対
する複数の教師信号ベクトルの距離が大きくなるように
これらの教師信号を変換する信号変換手段を設け、請求
項8記載の発明では、回路網の出力側に出力信号を複数
に分割して出力させる信号分割手段を設け、請求項9記
載の発明では、回路網の出力側に出力の冗長な情報又は
不必要な情報を削除する信号情報削除手段を設けた。
を出力する複数個の学習機能付き神経細胞模倣素子を結
合させた回路網よりなる信号処理装置において、請求項
5記載の発明では、回路網の出力側に出力信号を量子化
して出力させる信号量子化手段を設け、請求項6記載の
発明では、回路網に対する教師信号を量子化する信号量
子化手段を設け、請求項7記載の発明では、回路網に対
する複数の教師信号ベクトルの距離が大きくなるように
これらの教師信号を変換する信号変換手段を設け、請求
項8記載の発明では、回路網の出力側に出力信号を複数
に分割して出力させる信号分割手段を設け、請求項9記
載の発明では、回路網の出力側に出力の冗長な情報又は
不必要な情報を削除する信号情報削除手段を設けた。
【0008】これらの請求項記載の発明に関し、学習機
能付き神経細胞模倣素子を、請求項10記載の発明で
は、複数のパルス列信号を入力とし、1つのパルス列信
号を出力する複数個の学習機能付きパルス密度型神経細
胞模倣素子とし、請求項13記載の発明では、複数のア
ナログ信号を入力とし、1つのアナログ信号を出力する
複数個の学習機能付きアナログ密度型神経細胞模倣素子
とし、請求項16記載の発明では学習機能付き神経細胞
模倣素子を、複数のデジタル信号を入力とし、1つのデ
ジタル信号を出力する複数個の学習機能付きデジタル密
度型神経細胞模倣素子とした。
能付き神経細胞模倣素子を、請求項10記載の発明で
は、複数のパルス列信号を入力とし、1つのパルス列信
号を出力する複数個の学習機能付きパルス密度型神経細
胞模倣素子とし、請求項13記載の発明では、複数のア
ナログ信号を入力とし、1つのアナログ信号を出力する
複数個の学習機能付きアナログ密度型神経細胞模倣素子
とし、請求項16記載の発明では学習機能付き神経細胞
模倣素子を、複数のデジタル信号を入力とし、1つのデ
ジタル信号を出力する複数個の学習機能付きデジタル密
度型神経細胞模倣素子とした。
【0009】ここに、請求項10記載の信号処理装置に
関し、請求項11記載の発明では、アナログ入力信号を
パルス列信号に変換する信号変換手段を有するものと
し、請求項12記載の発明では、デジタル入力信号をパ
ルス列信号に変換する信号変換手段を有するものとし
た。
関し、請求項11記載の発明では、アナログ入力信号を
パルス列信号に変換する信号変換手段を有するものと
し、請求項12記載の発明では、デジタル入力信号をパ
ルス列信号に変換する信号変換手段を有するものとし
た。
【0010】同様に、請求項13記載の信号処理装置に
関し、請求項14記載の発明では、デジタル入力信号を
アナログ信号に変換する信号変換手段を有するものと
し、請求項15記載の発明では、パルス列入力信号をア
ナログ信号に変換する信号変換手段を有するものとし
た。
関し、請求項14記載の発明では、デジタル入力信号を
アナログ信号に変換する信号変換手段を有するものと
し、請求項15記載の発明では、パルス列入力信号をア
ナログ信号に変換する信号変換手段を有するものとし
た。
【0011】さらに、請求項16記載の信号処理装置に
関し、請求項17記載の発明では、アナログ入力信号を
デジタル信号に変換する信号変換手段を有するものと
し、請求項18記載の発明では、パルス列入力信号をデ
ジタル信号に変換する信号変換手段を有するものとし
た。
関し、請求項17記載の発明では、アナログ入力信号を
デジタル信号に変換する信号変換手段を有するものと
し、請求項18記載の発明では、パルス列入力信号をデ
ジタル信号に変換する信号変換手段を有するものとし
た。
【0012】
【作用】請求項1,2,3又は4記載の発明において
は、入力信号に適宜の変換処理を施して回路網に入力さ
せるので、入力集合空間に対して学習を容易にすること
が可能となる。同様に、請求項5,6,7,8又は9記
載の発明においては、出力信号又は教師信号に対して適
宜の変換処理を施すので、出力集合空間に対して学習を
容易にすることが可能となる。請求項10記載の発明に
おいてはパルス密度型のものに適用することにより、シ
ンプルな回路で結線数も少なく済むという特徴を活か
せ、請求項13記載の発明においてはアナログ型のもの
に適用することにより、高集積化・高規模化が比較的容
易で高速であるという特徴を活かせ、請求項16記載の
発明においてはデジタル型のものに適用することによ
り、制御が簡単で信頼性が高く高速であるという特徴を
活かせる。これらの場合、請求項11,12,14,1
5,17又は18記載の発明においては、学習機能付き
神経細胞模倣素子の扱う信号形式に対応して信号形式を
変換するので、入力信号の形態を問わないものとなり、
汎用性の増すものとなる。
は、入力信号に適宜の変換処理を施して回路網に入力さ
せるので、入力集合空間に対して学習を容易にすること
が可能となる。同様に、請求項5,6,7,8又は9記
載の発明においては、出力信号又は教師信号に対して適
宜の変換処理を施すので、出力集合空間に対して学習を
容易にすることが可能となる。請求項10記載の発明に
おいてはパルス密度型のものに適用することにより、シ
ンプルな回路で結線数も少なく済むという特徴を活か
せ、請求項13記載の発明においてはアナログ型のもの
に適用することにより、高集積化・高規模化が比較的容
易で高速であるという特徴を活かせ、請求項16記載の
発明においてはデジタル型のものに適用することによ
り、制御が簡単で信頼性が高く高速であるという特徴を
活かせる。これらの場合、請求項11,12,14,1
5,17又は18記載の発明においては、学習機能付き
神経細胞模倣素子の扱う信号形式に対応して信号形式を
変換するので、入力信号の形態を問わないものとなり、
汎用性の増すものとなる。
【0013】
【実施例】本発明の一実施例を図面に基づいて説明す
る。一般に、ニューラルネットワークをハードウエア或
いはソフトウエアで実現する場合、ニューロン間を伝達
する、或いは、ニューロン内で処理されるデータの形式
に応じて、パルス密度方式、アナログ方式、デジ
タル方式の3通りに大別される。入出力をパルス列信号
とするパルス密度型ニューラルネットワークの場合、シ
ンプルな回路で結線数も少なく済むという特徴を持ち、
入出力をアナログ信号とするアナログ型ニューラルネッ
トワークの場合、高集積化・高規模化が比較的容易で高
速であるという特徴を持ち、入出力をデジタル信号とす
るデジタル型ニューラルネットワークの場合、制御が簡
単で信頼性が高く高速であるという特徴を持つ。
る。一般に、ニューラルネットワークをハードウエア或
いはソフトウエアで実現する場合、ニューロン間を伝達
する、或いは、ニューロン内で処理されるデータの形式
に応じて、パルス密度方式、アナログ方式、デジ
タル方式の3通りに大別される。入出力をパルス列信号
とするパルス密度型ニューラルネットワークの場合、シ
ンプルな回路で結線数も少なく済むという特徴を持ち、
入出力をアナログ信号とするアナログ型ニューラルネッ
トワークの場合、高集積化・高規模化が比較的容易で高
速であるという特徴を持ち、入出力をデジタル信号とす
るデジタル型ニューラルネットワークの場合、制御が簡
単で信頼性が高く高速であるという特徴を持つ。
【0014】本発明は、何れの方式のニューラルネット
ワークにも適用し得るものであり、何れかの方式又は混
在方式として構成される。
ワークにも適用し得るものであり、何れかの方式又は混
在方式として構成される。
【0015】まず、本実施例の基本的構成例を図1に示
す。図1は何れかの方式よりなるニューラルネットワー
ク1に対するデータの流れを示すもので、ニューラルネ
ットワーク1の入力側にはこのニューラルネットワーク
1に与える入力データを発生するためのデータ発生源2
が設けられ、両者間には変換器3,4が設けられてい
る。変換器3はデータ発生源2からの入力信号をニュー
ラルネットワーク1が処理しやすい情報、数に変換する
ためのものである。変換器4は入力信号の型変換を行う
ものである。
す。図1は何れかの方式よりなるニューラルネットワー
ク1に対するデータの流れを示すもので、ニューラルネ
ットワーク1の入力側にはこのニューラルネットワーク
1に与える入力データを発生するためのデータ発生源2
が設けられ、両者間には変換器3,4が設けられてい
る。変換器3はデータ発生源2からの入力信号をニュー
ラルネットワーク1が処理しやすい情報、数に変換する
ためのものである。変換器4は入力信号の型変換を行う
ものである。
【0016】一方、ニューラルネットワーク1の出力側
には、例えば別のニューラルネットワークに対して出力
するためのデータ入力源5が設けられ、両者間には変換
器6,7が設けられている。変換器6はデータ入力源5
が受取れる形式のデータ形式(パルス列信号、アナログ
信号或いはデジタル信号)に変換するものである。変換
器7はニューラルネットワーク1からの出力信号をデー
タ入力源5に適した情報、数に変換するものである。
には、例えば別のニューラルネットワークに対して出力
するためのデータ入力源5が設けられ、両者間には変換
器6,7が設けられている。変換器6はデータ入力源5
が受取れる形式のデータ形式(パルス列信号、アナログ
信号或いはデジタル信号)に変換するものである。変換
器7はニューラルネットワーク1からの出力信号をデー
タ入力源5に適した情報、数に変換するものである。
【0017】図1において、変換器3,4の順序は逆で
もよく、同様に、変換器6,7の順序も逆でもよい。
もよく、同様に、変換器6,7の順序も逆でもよい。
【0018】ここに、各変換器3,4,6,7について
個別に説明する。まず、変換器4は、入力信号がパルス
列信号の場合において、ニューラルネットワーク1がパ
ルス密度型であれば無変換(もっとも、ニューロンの入
力パルス列長に合わせて入力値を変換するようにしても
よい)、アナログ型であればA/D変換器と乱数発生器
とコンパレータとの組合せによりアナログ信号に変換
(請求項15の信号変換手段に相当)、デジタル型であ
れば乱数発生器とコンパレータとの組合せによりデジタ
ル信号に変換(請求項18の信号変換手段に相当)する
ものである。
個別に説明する。まず、変換器4は、入力信号がパルス
列信号の場合において、ニューラルネットワーク1がパ
ルス密度型であれば無変換(もっとも、ニューロンの入
力パルス列長に合わせて入力値を変換するようにしても
よい)、アナログ型であればA/D変換器と乱数発生器
とコンパレータとの組合せによりアナログ信号に変換
(請求項15の信号変換手段に相当)、デジタル型であ
れば乱数発生器とコンパレータとの組合せによりデジタ
ル信号に変換(請求項18の信号変換手段に相当)する
ものである。
【0019】また、変換器4は入力信号がアナログ信号
の場合において、ニューラルネットワーク1がパルス密
度型であればA/D変換器と乱数発生器とコンパレータ
との組合せによりパルス列信号に変換し(請求項11の
信号変換手段に相当)、アナログ型であれば無変換とし
(もっとも、ニューロンのダイナミックレンジに合わせ
て入力値を変換してもよい)、デジタル型であれば乱数
発生器とコンパレータとの組合せによりデジタル信号に
変換(請求項17の信号変換手段に相当)するものであ
る。
の場合において、ニューラルネットワーク1がパルス密
度型であればA/D変換器と乱数発生器とコンパレータ
との組合せによりパルス列信号に変換し(請求項11の
信号変換手段に相当)、アナログ型であれば無変換とし
(もっとも、ニューロンのダイナミックレンジに合わせ
て入力値を変換してもよい)、デジタル型であれば乱数
発生器とコンパレータとの組合せによりデジタル信号に
変換(請求項17の信号変換手段に相当)するものであ
る。
【0020】さらに、変換器4は入力信号がデジタル信
号の場合において、ニューラルネットワーク1がパルス
密度型であれば乱数発生器とコンパレータとの組合せに
よりパルス列信号に変換し(請求項12の信号変換手段
に相当)、アナログ型であればD/A変換器によりアナ
ログ信号に変換し(請求項14の信号変換手段に相
当)、デジタル型であれば無変換(もっとも、ニューロ
ンの入力ビット数に合わせて入力値を変換してもよい)
とするものである。
号の場合において、ニューラルネットワーク1がパルス
密度型であれば乱数発生器とコンパレータとの組合せに
よりパルス列信号に変換し(請求項12の信号変換手段
に相当)、アナログ型であればD/A変換器によりアナ
ログ信号に変換し(請求項14の信号変換手段に相
当)、デジタル型であれば無変換(もっとも、ニューロ
ンの入力ビット数に合わせて入力値を変換してもよい)
とするものである。
【0021】ニューラルネットワーク1の出力側に設け
られる変換器6も、変換器4に準じて、データ入力源5
の適したデータ形式(パルス列信号/アナログ信号/デ
ジタル信号)に変換(無変換の場合を含む)する。
られる変換器6も、変換器4に準じて、データ入力源5
の適したデータ形式(パルス列信号/アナログ信号/デ
ジタル信号)に変換(無変換の場合を含む)する。
【0022】変換器3としては、次のようなものが用い
られる。 データ発生源2からの入力信号を2値化(或いは、
数段階に量子化)して、入力データ(又は、教師デー
タ)の情報量を減らす処理を行う。即ち、請求項1記載
の発明にいう信号量子化手段として構成される。 データ発生源2からの入力データベクトルが複数あ
る場合、各々のベクトルの距離が大きくなるように変換
する処理を行う。即ち、請求項2記載の発明にいう信号
変換手段として構成される。 データ発生源2からのある1つの入力データを複数
に分ける処理を行う。分け方としては、情報を分割して
各々異なる情報を持たせてもよく、或いは、同じ情報を
持つようにしてもよい。即ち、請求項3記載の発明にい
う信号分割手段として構成される。 データ発生源2からの入力データ中から、冗長な情
報或いは不必要な情報を削除する処理を行う。即ち、請
求項4記載の発明にいう信号情報削除手段として構成さ
れる。
られる。 データ発生源2からの入力信号を2値化(或いは、
数段階に量子化)して、入力データ(又は、教師デー
タ)の情報量を減らす処理を行う。即ち、請求項1記載
の発明にいう信号量子化手段として構成される。 データ発生源2からの入力データベクトルが複数あ
る場合、各々のベクトルの距離が大きくなるように変換
する処理を行う。即ち、請求項2記載の発明にいう信号
変換手段として構成される。 データ発生源2からのある1つの入力データを複数
に分ける処理を行う。分け方としては、情報を分割して
各々異なる情報を持たせてもよく、或いは、同じ情報を
持つようにしてもよい。即ち、請求項3記載の発明にい
う信号分割手段として構成される。 データ発生源2からの入力データ中から、冗長な情
報或いは不必要な情報を削除する処理を行う。即ち、請
求項4記載の発明にいう信号情報削除手段として構成さ
れる。
【0023】変換器4としては、次のようなものが用い
られる。 ニューラルネットワーク1からの出力信号を2値化
(或いは、数段階に量子化)して、出力データ(又は、
教師データ)の情報量を減らす処理を行う。即ち、請求
項5,6記載の発明にいう信号量子化手段として構成さ
れる。 ニューラルネットワーク1に対する教師データベク
トルが複数ある場合、各々のベクトルの距離が大きくな
るように変換する処理を行う。即ち、請求項7記載の発
明にいう信号変換手段として構成される。 ニューラルネットワーク1からのある1つの出力デ
ータを複数に分ける処理を行う。分け方としては、情報
を分割して各々異なる情報を持たせてもよく、或いは、
同じ情報を持つようにしてもよい。即ち、請求項8記載
の発明にいう信号分割手段として構成される。 ニューラルネットワーク1からの出力データ中か
ら、冗長な情報或いは不必要な情報を削除する処理を行
う。即ち、請求項9記載の発明にいう信号情報削除手段
として構成される。
られる。 ニューラルネットワーク1からの出力信号を2値化
(或いは、数段階に量子化)して、出力データ(又は、
教師データ)の情報量を減らす処理を行う。即ち、請求
項5,6記載の発明にいう信号量子化手段として構成さ
れる。 ニューラルネットワーク1に対する教師データベク
トルが複数ある場合、各々のベクトルの距離が大きくな
るように変換する処理を行う。即ち、請求項7記載の発
明にいう信号変換手段として構成される。 ニューラルネットワーク1からのある1つの出力デ
ータを複数に分ける処理を行う。分け方としては、情報
を分割して各々異なる情報を持たせてもよく、或いは、
同じ情報を持つようにしてもよい。即ち、請求項8記載
の発明にいう信号分割手段として構成される。 ニューラルネットワーク1からの出力データ中か
ら、冗長な情報或いは不必要な情報を削除する処理を行
う。即ち、請求項9記載の発明にいう信号情報削除手段
として構成される。
【0024】いま、このような基本構成を、例えば運動
制御に適用した場合を図2を参照して説明する。図2
は、運動システムを横から見た様子を示し、重力は下向
きに働くものとする。まず、細長い板11があり、その
中心軸がモータ12により支えられている。このモータ
12の回転により板11は時計回り又は反時計回りに回
動し得るものとされている。よって、例えば板11上に
球13を置いた場合、モータ12を回転駆動させること
によりこの球13を板11の中心付近に運ぶ運動系とし
て作用する。ここに、球13の位置を検出するためのセ
ンサ及び位置の時間的変化から速度を検出する装置とし
て、データ発生源2a,2bが板11の両端に設置され
ている。
制御に適用した場合を図2を参照して説明する。図2
は、運動システムを横から見た様子を示し、重力は下向
きに働くものとする。まず、細長い板11があり、その
中心軸がモータ12により支えられている。このモータ
12の回転により板11は時計回り又は反時計回りに回
動し得るものとされている。よって、例えば板11上に
球13を置いた場合、モータ12を回転駆動させること
によりこの球13を板11の中心付近に運ぶ運動系とし
て作用する。ここに、球13の位置を検出するためのセ
ンサ及び位置の時間的変化から速度を検出する装置とし
て、データ発生源2a,2bが板11の両端に設置され
ている。
【0025】このような運動系システムを制御するため
に、例えば、パルス密度型のニューラルネットワーク1
が用いられる。このニューラルネットワーク1は、例え
ば入力層ニューロンを64個、出力層ニューロンを8個
有するものとして構成されている。
に、例えば、パルス密度型のニューラルネットワーク1
が用いられる。このニューラルネットワーク1は、例え
ば入力層ニューロンを64個、出力層ニューロンを8個
有するものとして構成されている。
【0026】ここに、データ発生源2a,2bからこの
ようなパルス密度型のニューラルネットワーク1にデー
タが入力されるまでの構成を図3に示す。まず、データ
発生源2aは球13に関して位置データx1 と速度デー
タv1 とをアナログ値で出力し、データ発生源2bは球
13に関して位置データx2 と速度データv2 とをアナ
ログ値で出力するものとする。球13の位置が図2にお
いて中心(モータ12位置)より左側にある時にはデー
タ発生源2aからのデータを用い、中心より右側にある
時にはデータ発生源2bからのデータを用いるため、こ
れらのデータ発生源2a,2bの出力側にはセレクタ3
cが設けられている。即ち、このセレクタ3cは変換器
3に関する請求項4記載の信号情報削除手段として機能
する。このセレクタ3cから出力される位置x、速度v
の信号はA/D変換器4a,4bによりデジタル信号に
変換される。さらに、圧縮器3a,3bにより圧縮処理
を受け、位置情報は4値の情報とされ、速度情報はある
閾値よりも絶対値が大きいか小さいかに応じて正負情報
を含めた4値の情報とされる。即ち、これらの圧縮器3
a,3bは変換器3に関する請求項1記載の信号量子化
手段として機能する。
ようなパルス密度型のニューラルネットワーク1にデー
タが入力されるまでの構成を図3に示す。まず、データ
発生源2aは球13に関して位置データx1 と速度デー
タv1 とをアナログ値で出力し、データ発生源2bは球
13に関して位置データx2 と速度データv2 とをアナ
ログ値で出力するものとする。球13の位置が図2にお
いて中心(モータ12位置)より左側にある時にはデー
タ発生源2aからのデータを用い、中心より右側にある
時にはデータ発生源2bからのデータを用いるため、こ
れらのデータ発生源2a,2bの出力側にはセレクタ3
cが設けられている。即ち、このセレクタ3cは変換器
3に関する請求項4記載の信号情報削除手段として機能
する。このセレクタ3cから出力される位置x、速度v
の信号はA/D変換器4a,4bによりデジタル信号に
変換される。さらに、圧縮器3a,3bにより圧縮処理
を受け、位置情報は4値の情報とされ、速度情報はある
閾値よりも絶対値が大きいか小さいかに応じて正負情報
を含めた4値の情報とされる。即ち、これらの圧縮器3
a,3bは変換器3に関する請求項1記載の信号量子化
手段として機能する。
【0027】この後、圧縮器3a,3bからの情報(各
々4値)は、割付器14a,14bにより、ニューラル
ネットワーク1の入力層ニューロンに割付けられる。こ
こで、この割付け方法について、図4及び図5を参照し
て説明する。まず、図2に示した板11の位置を図4に
A〜Hで示すように8つの領域に等間隔に区切るものと
する。すると、これらの領域A〜Hは圧縮器3a,3b
によって各々4値ずつ、合計8値となる値に相当する。
よって、セレクタ3cにより位置情報x1 が選択された
場合、球13は領域A,B,C又はDの何れかにあり、
位置情報x2 が選択された場合、球13は領域E,F,
G又はHの何れかにあることになる。
々4値)は、割付器14a,14bにより、ニューラル
ネットワーク1の入力層ニューロンに割付けられる。こ
こで、この割付け方法について、図4及び図5を参照し
て説明する。まず、図2に示した板11の位置を図4に
A〜Hで示すように8つの領域に等間隔に区切るものと
する。すると、これらの領域A〜Hは圧縮器3a,3b
によって各々4値ずつ、合計8値となる値に相当する。
よって、セレクタ3cにより位置情報x1 が選択された
場合、球13は領域A,B,C又はDの何れかにあり、
位置情報x2 が選択された場合、球13は領域E,F,
G又はHの何れかにあることになる。
【0028】図5はこのような前提の下に、どのデータ
がニューラルネットワーク1における入力層の64個の
ニューロンに入力されるかを模式的に示すものである。
即ち、球13が領域Aに位置する時、図5中に示すAの
入力(4値=4入力)は全て“1”となり、B〜Hの入
力(4値×7=28入力)は全て“0”となる。また、
球13が領域Bに位置する時、図5中に示すBの入力
(4値=4入力)は全て“1”となり、A,C〜Hの入
力(4値×7=28入力)は全て“0”となる。他の領
域に位置する時も同様である。
がニューラルネットワーク1における入力層の64個の
ニューロンに入力されるかを模式的に示すものである。
即ち、球13が領域Aに位置する時、図5中に示すAの
入力(4値=4入力)は全て“1”となり、B〜Hの入
力(4値×7=28入力)は全て“0”となる。また、
球13が領域Bに位置する時、図5中に示すBの入力
(4値=4入力)は全て“1”となり、A,C〜Hの入
力(4値×7=28入力)は全て“0”となる。他の領
域に位置する時も同様である。
【0029】一方、速度関係については、球13の速度
の絶対値が圧縮器3bにおいて閾値よりも大きく正の方
向であり、なおかつ、位置が領域Aであれば、図5中に
示すA+の入力(2値=2入力)は全てが“1”とな
り、B+〜H+,A−〜H−の入力(2値×15=30
入力)は全てが“0”となる。逆に、球13の速度の絶
対値が圧縮器3bにおいて閾値よりも大きく負の方向で
あり、なおかつ、位置が領域Aであれば、図5中に示す
A−の入力(2値=2入力)は全てが“1”となり、A
+〜H+,B−〜H−の入力(2値×15=30入力)
は全てが“0”となる。さらに、球13の速度の絶対値
が閾値よりも小さい場合には、A+〜H+,A−〜H−
の入力(2値×16=32入力)は全てが“0”とな
る。このような処理は、請求項2記載の信号変換手段の
処理や請求項3記載の信号分割手段の処理に相当する。
他の領域中に位置する場合の処理も同様である。
の絶対値が圧縮器3bにおいて閾値よりも大きく正の方
向であり、なおかつ、位置が領域Aであれば、図5中に
示すA+の入力(2値=2入力)は全てが“1”とな
り、B+〜H+,A−〜H−の入力(2値×15=30
入力)は全てが“0”となる。逆に、球13の速度の絶
対値が圧縮器3bにおいて閾値よりも大きく負の方向で
あり、なおかつ、位置が領域Aであれば、図5中に示す
A−の入力(2値=2入力)は全てが“1”となり、A
+〜H+,B−〜H−の入力(2値×15=30入力)
は全てが“0”となる。さらに、球13の速度の絶対値
が閾値よりも小さい場合には、A+〜H+,A−〜H−
の入力(2値×16=32入力)は全てが“0”とな
る。このような処理は、請求項2記載の信号変換手段の
処理や請求項3記載の信号分割手段の処理に相当する。
他の領域中に位置する場合の処理も同様である。
【0030】ついで、ニューラルネットワーク1からデ
ータ入力源5の一形態として機能するモータ12に対し
て出力データが送出されるまでの構成例を図6に示す。
まず、本実施例のニューラルネットワーク1の出力層ニ
ューロンは8個であり、各々の出力信号をI〜Pとす
る。ここに、図2で板11の左端側を上げたい時には、
教師信号として、信号I,J,K,Lに対して“1”
を、信号M,N,O,Pに対して“0”を与え、逆に、
板11の右端側を上げたい時には、教師信号として、信
号I,J,K,Lに対して“0”を、信号M,N,O,
Pに対して“1”を与えるものとする。板11を水平に
保ちたい時には、信号I〜Pの全てに対して“0”なる
教師信号を与えるものとする。これにより、出力層のニ
ューロンの意味付けがなされたことになる。これらの処
理は、変換器7に関して、請求項5,6記載の信号量子
化手段、請求項7記載の信号変換手段、請求項8記載の
信号分割手段の処理に相当する。
ータ入力源5の一形態として機能するモータ12に対し
て出力データが送出されるまでの構成例を図6に示す。
まず、本実施例のニューラルネットワーク1の出力層ニ
ューロンは8個であり、各々の出力信号をI〜Pとす
る。ここに、図2で板11の左端側を上げたい時には、
教師信号として、信号I,J,K,Lに対して“1”
を、信号M,N,O,Pに対して“0”を与え、逆に、
板11の右端側を上げたい時には、教師信号として、信
号I,J,K,Lに対して“0”を、信号M,N,O,
Pに対して“1”を与えるものとする。板11を水平に
保ちたい時には、信号I〜Pの全てに対して“0”なる
教師信号を与えるものとする。これにより、出力層のニ
ューロンの意味付けがなされたことになる。これらの処
理は、変換器7に関して、請求項5,6記載の信号量子
化手段、請求項7記載の信号変換手段、請求項8記載の
信号分割手段の処理に相当する。
【0031】これらの8つの信号はカウンタ6a,6b
に入力され、計数処理を経てバイナリコードに変換され
る。変換された信号は各々比較器7a,7bに入力さ
れ、各々の比較器7a,7bにおいて入力データ中で最
も大きな値が比較器7cに出力される。比較器7cで
は、比較器7a,7bからの入力の大小を比較し、比較
器7b側の入力のほうが比較器7a側からの入力よりも
大きい場合には、比較器7cは板11の左端側が持ち上
がるようにモータ12を駆動させる信号を出力する。逆
に、比較器7a側の入力のほうが大きい場合には、比較
器7cは板11の右端側が持ち上がるようにモータ12
を駆動させる信号を出力する。即ち、これらの比較器7
a〜7cは変換器7に関して請求項9記載の信号情報削
除手段として機能することになる。
に入力され、計数処理を経てバイナリコードに変換され
る。変換された信号は各々比較器7a,7bに入力さ
れ、各々の比較器7a,7bにおいて入力データ中で最
も大きな値が比較器7cに出力される。比較器7cで
は、比較器7a,7bからの入力の大小を比較し、比較
器7b側の入力のほうが比較器7a側からの入力よりも
大きい場合には、比較器7cは板11の左端側が持ち上
がるようにモータ12を駆動させる信号を出力する。逆
に、比較器7a側の入力のほうが大きい場合には、比較
器7cは板11の右端側が持ち上がるようにモータ12
を駆動させる信号を出力する。即ち、これらの比較器7
a〜7cは変換器7に関して請求項9記載の信号情報削
除手段として機能することになる。
【0032】
【発明の効果】本発明は、上述したように構成し、複数
の信号を入力とし、1つの信号を出力する複数個の学習
機能付き神経細胞模倣素子を結合させた回路網よりなる
信号処理装置において、回路網の入力側に、請求項1記
載の発明では、入力信号を量子化してこの回路網に入力
させる信号量子化手段を設け、請求項2記載の発明で
は、複数の入力信号ベクトルの距離が大きくなるように
入力を変換して前記回路網に入力させる信号変換手段を
設け、請求項3記載の発明では、入力信号を複数に分割
してこの回路網に入力させる信号分割手段を設け、請求
項4記載の発明では、入力の冗長な情報又は不必要な情
報を削除してこの回路網に入力させる信号情報削除手段
を設けることで、入力信号に適宜の変換処理を施して回
路網に入力させるようにしたので、入力集合空間に対し
て学習を容易にすることができる。
の信号を入力とし、1つの信号を出力する複数個の学習
機能付き神経細胞模倣素子を結合させた回路網よりなる
信号処理装置において、回路網の入力側に、請求項1記
載の発明では、入力信号を量子化してこの回路網に入力
させる信号量子化手段を設け、請求項2記載の発明で
は、複数の入力信号ベクトルの距離が大きくなるように
入力を変換して前記回路網に入力させる信号変換手段を
設け、請求項3記載の発明では、入力信号を複数に分割
してこの回路網に入力させる信号分割手段を設け、請求
項4記載の発明では、入力の冗長な情報又は不必要な情
報を削除してこの回路網に入力させる信号情報削除手段
を設けることで、入力信号に適宜の変換処理を施して回
路網に入力させるようにしたので、入力集合空間に対し
て学習を容易にすることができる。
【0033】また、複数の信号を入力とし、1つの信号
を出力する複数個の学習機能付き神経細胞模倣素子を結
合させた回路網よりなる信号処理装置において、請求項
5記載の発明では、回路網の出力側に出力信号を量子化
して出力させる信号量子化手段を設け、請求項6記載の
発明では、回路網に対する教師信号を量子化する信号量
子化手段を設け、請求項7記載の発明では、回路網に対
する複数の教師信号ベクトルの距離が大きくなるように
これらの教師信号を変換する信号変換手段を設け、請求
項8記載の発明では、回路網の出力側に出力信号を複数
に分割して出力させる信号分割手段を設け、請求項9記
載の発明では、回路網の出力側に出力の冗長な情報又は
不必要な情報を削除する信号情報削除手段を設けること
で、出力信号又は教師信号に対して適宜の変換処理を施
すようにしたので、出力集合空間に対して学習を容易に
することができる。
を出力する複数個の学習機能付き神経細胞模倣素子を結
合させた回路網よりなる信号処理装置において、請求項
5記載の発明では、回路網の出力側に出力信号を量子化
して出力させる信号量子化手段を設け、請求項6記載の
発明では、回路網に対する教師信号を量子化する信号量
子化手段を設け、請求項7記載の発明では、回路網に対
する複数の教師信号ベクトルの距離が大きくなるように
これらの教師信号を変換する信号変換手段を設け、請求
項8記載の発明では、回路網の出力側に出力信号を複数
に分割して出力させる信号分割手段を設け、請求項9記
載の発明では、回路網の出力側に出力の冗長な情報又は
不必要な情報を削除する信号情報削除手段を設けること
で、出力信号又は教師信号に対して適宜の変換処理を施
すようにしたので、出力集合空間に対して学習を容易に
することができる。
【0034】請求項10記載の発明によればパルス密度
型のものに適用したので、シンプルな回路で結線数も少
なく済むという特徴を活かせ、請求項13記載の発明に
よればアナログ型のものに適用したので、高集積化・高
規模化が比較的容易で高速であるという特徴を活かせ、
請求項16記載の発明によればデジタル型のものに適用
したので、制御が簡単で信頼性が高く高速であるという
特徴を活かすことができる。これらの場合、請求項1
1,12,14,15,17又は18記載の発明によれ
ば、学習機能付き神経細胞模倣素子の扱う信号形式に対
応して信号変換手段で信号形式を変換するようにしたの
で、入力信号の形態を問わないものとなり、汎用性を増
すことができる。
型のものに適用したので、シンプルな回路で結線数も少
なく済むという特徴を活かせ、請求項13記載の発明に
よればアナログ型のものに適用したので、高集積化・高
規模化が比較的容易で高速であるという特徴を活かせ、
請求項16記載の発明によればデジタル型のものに適用
したので、制御が簡単で信頼性が高く高速であるという
特徴を活かすことができる。これらの場合、請求項1
1,12,14,15,17又は18記載の発明によれ
ば、学習機能付き神経細胞模倣素子の扱う信号形式に対
応して信号変換手段で信号形式を変換するようにしたの
で、入力信号の形態を問わないものとなり、汎用性を増
すことができる。
【図1】本発明の一実施例の基本構成を示すブロック図
である。
である。
【図2】適用される運動系を示す概略構成図である。
【図3】入力側構成例を示すブロック図である。
【図4】領域区分け状態を示す説明図である。
【図5】データ割付け状態を示す説明図である。
【図6】出力側構成例を示すブロック図である。
1 回路網 3 信号量子化手段、信号変換手段、信号分割手
段、信号情報削除手段 4 信号変換手段 7 信号量子化手段、信号変換手段、信号分割手
段、信号情報削除手段
段、信号情報削除手段 4 信号変換手段 7 信号量子化手段、信号変換手段、信号分割手
段、信号情報削除手段
Claims (18)
- 【請求項1】 複数の信号を入力とし、1つの信号を出
力する複数個の学習機能付き神経細胞模倣素子を結合さ
せた回路網よりなる信号処理装置において、前記回路網
の入力側に入力信号を量子化してこの回路網に入力させ
る信号量子化手段を設けたことを特徴とする信号処理装
置。 - 【請求項2】 複数の信号を入力とし、1つの信号を出
力する複数個の学習機能付き神経細胞模倣素子を結合さ
せた回路網よりなる信号処理装置において、前記回路網
の入力側に複数の入力信号ベクトルの距離が大きくなる
ように入力信号を変換して前記回路網に入力させる信号
変換手段を設けたことを特徴とする信号処理装置。 - 【請求項3】 複数の信号を入力とし、1つの信号を出
力する複数個の学習機能付き密度型神経細胞模倣素子を
結合させた回路網よりなる信号処理装置において、前記
回路網の入力側に入力信号を複数に分割してこの回路網
に入力させる信号分割手段を設けたことを特徴とする信
号処理装置。 - 【請求項4】 複数の信号を入力とし、1つの信号を出
力する複数個の学習機能付き神経細胞模倣素子を結合さ
せた回路網よりなる信号処理装置において、前記回路網
の入力側に入力の冗長な情報又は不必要な情報を削除し
てこの回路網に入力させる信号情報削除手段を設けたこ
とを特徴とする信号処理装置。 - 【請求項5】 複数の信号を入力とし、1つの信号を出
力する複数個の学習機能付き神経細胞模倣素子を結合さ
せた回路網よりなる信号処理装置において、前記回路網
の出力側に出力信号を量子化して出力させる信号量子化
手段を設けたことを特徴とする信号処理装置。 - 【請求項6】 複数の信号を入力とし、1つの信号を出
力する複数個の学習機能付き神経細胞模倣素子を結合さ
せた回路網よりなる信号処理装置において、前記回路網
に対する教師信号を量子化する信号量子化手段を設けた
ことを特徴とする信号処理装置。 - 【請求項7】 複数の信号を入力とし、1つの信号を出
力する複数個の学習機能付き神経細胞模倣素子を結合さ
せた回路網よりなる信号処理装置において、前記回路網
に対する複数の教師信号ベクトルの距離が大きくなるよ
うにこれらの教師信号を変換する信号変換手段を設けた
ことを特徴とする信号処理装置。 - 【請求項8】 複数の信号を入力とし、1つの信号を出
力する複数個の学習機能付き神経細胞模倣素子を結合さ
せた回路網よりなる信号処理装置において、前記回路網
の出力側に出力信号を複数に分割して出力させる信号分
割手段を設けたことを特徴とする信号処理装置。 - 【請求項9】 複数の信号を入力とし、1つの信号を出
力する複数個の学習機能付き神経細胞模倣素子を結合さ
せた回路網よりなる信号処理装置において、前記回路網
の出力側に出力の冗長な情報又は不必要な情報を削除す
る信号情報削除手段を設けたことを特徴とする信号処理
装置。 - 【請求項10】 学習機能付き神経細胞模倣素子を、複
数のパルス列信号を入力とし、1つのパルス列信号を出
力する複数個の学習機能付きパルス密度型神経細胞模倣
素子としたことを特徴とする請求項1,2,3,4,
5,6,7,8又は9記載の信号処理装置。 - 【請求項11】 アナログ入力信号をパルス列信号に変
換する信号変換手段を有することを特徴とする請求項1
0記載の信号処理装置。 - 【請求項12】 デジタル入力信号をパルス列信号に変
換する信号変換手段を有することを特徴とする請求項1
0記載の信号処理装置。 - 【請求項13】 学習機能付き神経細胞模倣素子を、複
数のアナログ信号を入力とし、1つのアナログ信号を出
力する複数個の学習機能付きアナログ密度型神経細胞模
倣素子としたことを特徴とする請求項1,2,3,4,
5,6,7,8又は9記載の信号処理装置。 - 【請求項14】 デジタル入力信号をアナログ信号に変
換する信号変換手段を有することを特徴とする請求項1
3記載の信号処理装置。 - 【請求項15】 パルス列入力信号をアナログ信号に変
換する信号変換手段を有することを特徴とする請求項1
3記載の信号処理装置。 - 【請求項16】 学習機能付き神経細胞模倣素子を、複
数のデジタル信号を入力とし、1つのデジタル信号を出
力する複数個の学習機能付きデジタル密度型神経細胞模
倣素子としたことを特徴とする請求項1,2,3,4,
5,6,7,8又は9記載の信号処理装置。 - 【請求項17】 アナログ入力信号をデジタル信号に変
換する信号変換手段を有することを特徴とする請求項1
6記載の信号処理装置。 - 【請求項18】 パルス列入力信号をデジタル信号に変
換する信号変換手段を有することを特徴とする請求項1
6記載の信号処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4232070A JPH0683796A (ja) | 1992-08-31 | 1992-08-31 | 信号処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4232070A JPH0683796A (ja) | 1992-08-31 | 1992-08-31 | 信号処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0683796A true JPH0683796A (ja) | 1994-03-25 |
Family
ID=16933521
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4232070A Pending JPH0683796A (ja) | 1992-08-31 | 1992-08-31 | 信号処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0683796A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7991719B2 (en) | 2004-06-03 | 2011-08-02 | Canon Kabushiki Kaisha | Information processing method and apparatus, and image pickup device |
JP2020166528A (ja) * | 2019-03-29 | 2020-10-08 | 株式会社コーエーテクモゲームス | ゲーム操作学習プログラム、ゲームプログラム、ゲームプレイプログラム、及びゲーム操作学習方法 |
JP2022502733A (ja) * | 2018-10-11 | 2022-01-11 | インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーションInternational Business Machines Corporation | ニューラル・ネットワーク・コアにおける動的精度のためのデータ表現 |
-
1992
- 1992-08-31 JP JP4232070A patent/JPH0683796A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7991719B2 (en) | 2004-06-03 | 2011-08-02 | Canon Kabushiki Kaisha | Information processing method and apparatus, and image pickup device |
JP2022502733A (ja) * | 2018-10-11 | 2022-01-11 | インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーションInternational Business Machines Corporation | ニューラル・ネットワーク・コアにおける動的精度のためのデータ表現 |
JP2020166528A (ja) * | 2019-03-29 | 2020-10-08 | 株式会社コーエーテクモゲームス | ゲーム操作学習プログラム、ゲームプログラム、ゲームプレイプログラム、及びゲーム操作学習方法 |
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