JPH0683272A - スクロール型掲示装置およびその制御方法 - Google Patents

スクロール型掲示装置およびその制御方法

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JPH0683272A
JPH0683272A JP23381892A JP23381892A JPH0683272A JP H0683272 A JPH0683272 A JP H0683272A JP 23381892 A JP23381892 A JP 23381892A JP 23381892 A JP23381892 A JP 23381892A JP H0683272 A JPH0683272 A JP H0683272A
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JP23381892A
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English (en)
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Yoshikazu Karube
部 義 和 軽
Masahito Ito
藤 雅 仁 伊
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N II R KK
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N II R KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 比較的小型でかつ表示体の収納枚数も多くし
ながら、所望の表示体を迅速に掲示することのできるス
クロール型掲示装置を提供する。 【構成】 本体1内には、複数枚のキャリアシート4を
収納する表示体収納部19の他、そこから任意の一枚を
選択抽出するための、抽出ローラ装置31,表示体押上
装置32,ガイド板駆動装置33からなる表示体抽出手
段と、抽出されたキャリアシート4を掲示部2にスクロ
ール搬送するスプロケット5,6やローラ7,9等から
なる表示体搬送手段とが内蔵されている。これら表示体
抽出手段と表示体搬送手段とは、図示しない駆動制御装
置により駆動制御される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は広告ポスター類を掲示す
るスクロール型掲示装置に係り、特に多数種のポスター
類を収納して、それらを自在に掲示させる技術に関す
る。
【0002】
【従来の技術】広告ポスター類(以下、表示体と称す
る。)は、宣伝効果への認識の高まりと、掲載される商
品等の増加とが相俟って、年々増加する傾向にある。と
ころが、一方では建造物等の壁面への表示体の貼付け
が、美観等の観点から、従来のようには無闇に行なえな
くなっている。この相反する問題を解決するため、複数
の表示体を収納して順次掲示部に掲示する掲示装置が従
来より各種提案されている。
【0003】特開昭63-221384 号公報には、装置の収納
部に収納した複数枚の表示体を順次掲示位置にスクロー
ル搬送すると共に、収納部に復帰させる際に反転させる
ことにより表示体の両面を掲示させるようにした装置が
開示されている。また、特開昭61-217088 号公報には、
上部に窓孔が形成された装置内に複数枚の表示体を前後
に間隔を持たせて収納し、これらの表示体を適宜索条で
吊り上げたり引張ばねで下方に移動させることにより、
任意のものを窓孔を通して掲示させるようにした装置が
開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の掲示装
置には、それぞれに問題点があった。例えば、前者のも
のでは、収納された表示体の表面と裏面とを配列された
順番にスクロール搬送する。したがって、例えば最後列
のものを掲示する場合には、全部の表示体の両面をスク
ロールさせなければならず、迅速な掲示が行なえなかっ
た。一方、後者のものでは、表示体を上下に移動させる
都合上、装置の高さが表示体の全高の少なくとも2倍以
上となる。また、索条や引張ばねを個々の表示体に対し
て備え、かつ表示体の収納も間隔を持たせて行なうた
め、収納枚数を追加することが困難であり、かつ多数枚
の表示体を収納させると装置の厚みが非常に大きくなる
等の問題点があった。更に、装置の後方に収納された表
示体は、窓孔から奥まった部位に掲示されることにな
り、装置の内壁等が覗いて見栄えが悪くなる等の欠点も
あった。
【0005】そこで、本発明は、上記従来技術の有する
問題点を解消し、比較的小型でかつ表示体の収納枚数も
多くしながら、所望の表示体を迅速に掲示することので
きるスクロール型掲示装置を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のスクロール型掲示装置は、複数枚の表示体
を収納する表示体収納部と、この表示体収納部内の複数
枚の表示体から任意の一枚を選択抽出する表示体抽出手
段と、この表示体抽出手段により抽出された表示体を掲
示部にスクロール搬送する表示体搬送手段と、上記表示
体抽出手段と上記表示体搬送手段とを駆動制御する駆動
制御手段と具えたことを特徴とするものである。また、
本発明のスクロール型掲示装置の制御方法は、所望の表
示体が抽出可能位置にない場合に、上記表示体収納部を
兼ねる挟圧部材を所定量ずつ拡開させて空隙を形成し、
その空隙に不要な表示体を順次退避させることにより所
望の表示体を抽出可能位置に現出させるように上記表示
体抽出手段を構成すると共に、不要な表示体を一枚退避
させる毎に上記挟圧部材により表示体を一旦挟圧し、し
かる後に所定量ずつの拡開を行うようにすることを特徴
とするものである。
【0007】
【作用】本発明のスクロール型掲示装置によれば、操作
者がスイッチ等によりある表示体を掲示させる指示をす
ると、駆動制御手段が先ず表示体抽出手段を駆動制御し
て表示体収納部から所望の表示体を選択抽出し、しかる
後に表示体搬送手段を駆動制御して掲示部にこの表示体
をスクロール搬送する。
【0008】一方、本発明のスクロール型掲示装置の制
御方法によれば、不要な表示体を一枚退避させる毎に上
記挟圧部材により表示体を一旦挟圧し、しかる後に所定
量ずつの拡開を行うため、空隙に必要以上の表示体が退
避することがなくなる。
【0009】
【実施例】以下、本発明によるスクロール型掲示装置の
一実施例について添付の図面を参照して説明する。図
1,図2に示したように、本実施例の掲示装置では、鋼
板溶接構造品の本体1の前面開口部に、ガラスあるいは
アクリル樹脂製の透明板2と光拡散板3とを所定の隙間
を隔てて配置し、その隙間に表示体の一種であるキャリ
アシート4に保持されたポスターを掲示するようになっ
ている。
【0010】透明板2の上部および下部には、表示体搬
送手段の構成部材たる、上部スプロケット5と下部スプ
ロケット6とが配置されている。上部スプロケット5の
下方には上部ローラ7が配置され、掛け回されたタイミ
ングベルト8を介して回転力が伝達される。また、下部
スプロケット6の上方には下部ローラ9が配置され、こ
ちらも掛け回されたタイミングベルト10を介して回転
力が伝達される。図3に示したように、上部スプロケッ
ト5は本体1内の上端に配置された第1モータ11によ
り図2中で時計回りに駆動され、下部スプロケット6は
本体1内の下端に配置された第2モータ12によってや
はり時計回りに駆動される。
【0011】上部スプロケット5の上部には、上部スプ
ロケット5と上部ローラ7とを囲繞する、断面が略U字
形状の鋼板製の上部シートガイド13が配置されてい
る。また、下部スプロケット6の下部にも、下部スプロ
ケット6と下部ローラ9とを囲繞する、断面が略U字形
状の鋼板製の第1下部シートガイド14が配置され、更
に第1下部シートガイド14の後部内側には第1下部シ
ートガイド14に沿って所定の間隔をもって略L字形状
の鋼板製の第2下部シートガイド15が配置されてい
る。図2中で、16,17は各々上部スプロケット5と
下部スプロケット6とに当接するアイドラローラであ
る。
【0012】本体1内部の略中央部には鋼板製のガイド
板18が配置され、その後方が表示体収納部19となっ
ている。表示体収納部19には複数枚のキャリアシート
4が収納され、上下に配置された第1〜第3押圧ローラ
21,22,23と押圧ガイド24とによりガイド板1
8に押圧されている。各押圧ローラ21,22,23は
下端をヒンジにして揺動し、図示しないバネによりキャ
リアシート4側に付勢されている。
【0013】図3に示したように、第3押圧ローラ23
には2本のタイミングベルト25,26を介して下部ス
プロケット6の回転力が伝達され、図2中で反時計回り
に回転する。すなわち、第3押圧ローラ23は表示体搬
送手段の構成部材を兼ねている。一方、押圧ガイド24
は上端をヒンジにして揺動し、図示しないアクチュエー
タのプランジャーに駆動され、図2中に実線と破線とで
示した二つの位置をとる。第1押圧ローラ21の上部に
は、上部シートガイド13と対向してスリットガイド2
7が配置され、キャリアシート4が1枚だけ通過できる
ようになっている。図2中、28〜30は後述するガイ
ド板駆動装置33の構成部材であり、28はガイド板1
8に一体的に取り付けられたリードスクリュー、29は
本体1と一体のベース板、30はリードスクリュー28
(すなわち、ガイド板18)を螺進させるタイミングベ
ルトである。尚、光拡散板3とベース板29との間には
図示しないバックライトが配設されており、屋内での掲
示や夜間における照明に供される。
【0014】表示体抽出手段は、図4に示したように、
抽出ローラ装置31,表示体押上装置32,ガイド板駆
動装置33からなっている。尚、図4においては、繁雑
となることを避けるため、第2押圧ローラ22は図示し
ていない。抽出ローラ装置31は、第1押圧ローラ21
に対向して配置された4個の抽出ローラ34〜37と、
これらの抽出ローラ34〜37を支持する回転軸38
と、タイミングベルト39を介して回転軸38を正逆両
回転方向に駆動する第3モータ40とから構成されてい
る。尚、抽出ローラ34〜37にはそれぞれワンウェイ
クラッチが内蔵されており、回転軸38が一方向に回転
した場合にのみ一体に回転する。そして、左右両端の抽
出ローラ34,37は時計回りにのみ回転してキャリア
シート4を上方に送り、中央一対の抽出ローラ35,3
6は反時計回りにのみ回転してキャリアシート4を下方
に送る。
【0015】表示体押上装置32は、キャリアシート4
をその上面に載置する左右一対の押上ブロック41と、
押上ブロック41を上下に移動させるリードスクリュー
42が上面に一体となったウォームホイール43と、ウ
ォームホイール43に噛み合うウォーム44と、タイミ
ングベルト45を介してウォーム44が固着した回転軸
46を正逆両回転方向に駆動する第4モータ47とから
構成されている。尚、図4には左側のウォームホイール
43やウォーム44を示してあるが、右側も同様の構成
となっている。
【0016】ガイド板駆動装置33は、ガイド板18の
下端部が当接する案内面48を具えたベースブロック4
9と、ガイド板18の下端部近傍の左右にそれぞれ一体
化された一対のリードナット50と、ベースブロック4
9に回動自在に保持されてリードナット50と螺合する
左右一対のリードスクリュー51と、タイミングベルト
52を介して左右のリードスクリュー51を正逆両回転
方向に駆動する第5モータ53(本実施例ではステップ
モータ)とから構成されている。また、上述したリード
スクリュー28は、タイミングベルト30を介し、リー
ドスクリュー51と同期して駆動される。
【0017】図2中、54,55,56は透明板2の上
下および第1下部シートガイド14の出口側に配置され
た第1〜第3センサーであり、共にキャリアシート4の
位置を検出する。また、図4中、57はガイド板18の
上端部に取り付けられた第4センサーであり、キャリア
シート4の属性(個々に付与されたナンバー等)を認識
する。
【0018】図5に示したように、本実施例では制御装
置が、主体たるCPU58にROM59とRAM60と
を接続して構成されている。第1〜第5モータ11,1
2,40,47,53は、それぞれモータドライバ61
〜65を介して、CPU58に駆動される。また、前述
した押圧ガイド24を駆動するアクチュエータ66は、
アクチュエータドライバ67を介して、CPU58に駆
動される。一方、第1〜第4センサー54〜57はCP
U58に接続しており、キャリアシート4の通過時に信
号を入力する。CPU58にはまた、手動操作用の操作
パネル68と遠隔操作用の赤外線センサー69とが接続
している。図5中、70は赤外線センサー69に信号を
送るワイヤレスリモートコントローラである。尚、操作
パネル68やワイヤレスリモートコントローラ70に液
晶等を用いた表示装置を付加し、選択操作の容易化を図
ってもよい。
【0019】以下、本実施例の作用を述べる。表示体収
納部19内のキャリアシート4に保持された所望のポス
ターを掲示させる場合、操作者は操作パネル68やワイ
ヤレスリモートコントローラ70を操作する。すると、
その操作に従った順番、あるいは予めRAM60等の電
子回路に記憶しておいた順番により、CPU58は各セ
ンサーや装置との間で検出信号の受取りや指令の出力を
行う。
【0020】先ずCPU58は、第4センサー57から
の信号により、最前端(ガイド板18側)のキャリアシ
ート4が所望のものであるか否かを判断する。そして、
これが所望のものでない場合、図6に示したように、先
ずガイド板駆動装置33のリードスクリュー51を第5
モータ53によって時計回りに回転させる。すると、リ
ードスクリュー51に螺合したリードナット50が前方
に螺進し、これと一体にガイド板18が前進する。この
際、前述したようにリードスクリュー28もリードスク
リュー51と同期して回転し、ガイド板18は安定した
状態で前進する。リードスクリュー51は予め設定され
た量だけ回転し、ガイド板18と押上ブロック41との
間にはキャリアシート4が所定のマージンをもって1枚
入る分の隙間が形成される。この際、表示体収納部19
のキャリアシート4の上端側は第1押圧ローラ21と抽
出ローラ34〜37に挟まれているため移動しないが、
下端側は押圧ガイド24に押圧されて前進し、ガイド板
18に密着する。
【0021】次に、CPU58は、抽出ローラ装置31
の回転軸38を第3モータ40によって反時計回りに回
転させる。すると、前述したように、中央一対の抽出ロ
ーラ35,36が反時計回りに回転し、最前端のキャリ
アシート4を下方に送る。送られたキャリアシート4
は、ガイド板駆動装置33の案内面48に当接し、その
時点で第3モータ40の回転も一旦停止する。
【0022】次に、CPU58は、リードスクリュー5
1を第5モータ53によって反時計回りに回転させる。
すると、リードスクリュー51に螺合したリードナット
50が後方に螺進し、これと一体にガイド板18が後退
する。その結果、キャリアシート4はガイド板18と押
上ブロック41とにより挟圧される。
【0023】次に、CPU58は、第4センサー57か
らの信号により、2枚目のキャリアシート4が所望のも
のであるか否かを判断する。そして、これも所望のもの
でない場合、ガイド板駆動装置33と抽出ローラ装置3
1とを再び上述の手順で作動させ、2枚目のキャリアシ
ート4も下方に送り、ガイド板18と押上ブロック41
とにより挟圧する。この動作は求めるキャリアシート4
が第4センサー57に認識されるまで繰り返され、ガイ
ド板18と押上ブロック41との間にとりあえず不要な
キャリアシート4が蓄積される。
【0024】このように、本実施例ではキャリアシート
4を下方に送った後にガイド板18と押上ブロック41
とにより一旦挟圧し、しかる後その位置から所定の隙間
を形成する。そのため、それぞれのキャリアシート4の
厚みが不揃いであっても、新たに送られるキャリアシー
ト4のための隙間は常に一定の大きさとなる。したがっ
て、十数枚のキャリアシート4を蓄積した場合にも、キ
ャリアシート4の厚みのばらつきや前述したマージンに
よる誤差が累積せず、必要以上のキャリアシート4がガ
イド板18と押上ブロック41との間に送られることは
ない。
【0025】所望のキャリアシート4を認識すると、C
PU58は、図7に示したように、抽出ローラ装置31
の回転軸38を第3モータ40によって時計回りに回転
させる。すると、前述したように、左右一対の抽出ロー
ラ34,37が時計回りに回転し、そのキャリアシート
4を上方に送る。
【0026】次に、CPU58は、第1モータ11と第
2モータ12とにより、上部スプロケット5と下部スプ
ロケット6とを図2中で時計回りに駆動する。すると、
前述したように、タイミングベルト8,10を介して上
部ローラ7と下部ローラ9とが駆動される一方、タイミ
ングベルト25,26とを介して第3押圧ローラ23が
こちらは反時計回りに駆動される。また、CPU58
は、同時にアクチュエータ66を作動させ、押圧ガイド
24を図2中に破線で示したように揺動させる。
【0027】抽出ローラ装置31から上方に送られたキ
ャリアシート4は、前述したように、上部シートガイド
13とスリットガイド27との隙間から1枚だけ通過す
る。次に、キャリアシート4は、上部スプロケット5と
上部ローラ7とに搬送され、上部シートガイド13に案
内されて透明板2と光拡散板3との隙間に進入する。こ
の隙間には既に別のキャリアシート4が存在している
が、これは下部スプロケット6,下部ローラ9およびア
イドラローラ17により下方に搬送される。
【0028】押出されたキャリアシート4は、下部スプ
ロケット6と下部ローラ9により搬送され、第1下部シ
ートガイド14と第2下部シートガイド15との隙間を
通過する。次に、キャリアシート4は押圧ガイド24の
前方を通過して最後端のキャリアシート4の後ろに搬送
され、第3押圧ローラ23により更に搬送されて他のキ
ャリアシート4と同様にその下端が押上ブロック41の
上面に位置する。しかる後、CPU58はアクチュエー
タ66を再び作動させ、押圧ガイド24を実線で示した
位置に復帰させる。尚、これでキャリアシート4の入替
えが終了するが、その経過は第1〜第3センサー54〜
56を介してCPU58に認識されており、第1モータ
11,第2モータ12およびアクチュエータ66の駆動
制御が行われる。
【0029】キャリアシート4の入替えが終了したら、
CPU58は次に、図8に示したように、表示体押上装
置32の回転軸46を、第4モータ47によって反時計
回りに所定量回転させる。すると、ウォーム44に噛み
合ったウォームホイール43が反時計回りに回転し、リ
ードスクリュー42の螺進作用により押上ブロック41
が降下して、押上ブロック41の上面とベースブロック
49の案内面48とが面一となる。
【0030】CPU58は次に、図9に示したように、
ガイド板駆動装置33のリードスクリュー51を第5モ
ータ53によって反時計回りに回転させる。すると、リ
ードスクリュー51に螺合したリードナット50が後方
に螺進し、これと一体にガイド板18が後退する。そし
て、ガイド板18の後端面とベースブロック49の後端
面とが面一となったら、第5モータ53を停止する。し
かる後、表示体押上装置32の回転軸46を、第4モー
タ47によって時計回りに所定量回転させる。すると、
ウォーム44に噛み合ったウォームホイール43が時計
回りに回転し、リードスクリュー42の螺進作用により
押上ブロック41が上昇して、図4に示した状態に復帰
する。
【0031】本実施例では、上述したような構成を採っ
たため、収納部19に収納された所望のポスター(キャ
リアシート4)を数秒〜十数秒という短時間で掲示する
ことができる。また、収納部19内では、キャリアシー
ト4を第1〜第3押圧ローラ21〜23と押圧ガイド2
4とにより弾性的に保持するようにしたため、キャリア
シート4の差替えや追加が容易に行える。
【0032】次に、上記実施例に対し、表示体抽出手段
を変更した変形例を説明する。尚、変形例の説明にあた
っては上述した実施例と同一の部材には同一の符号を付
し、重複する説明を省略する。図10および図11(図
10中のA矢視図)に示したように、本変形例はキャリ
ヤシート抽出手段の内、表示体押上装置32の構成を一
部変更し、かつガイド板駆動装置33に代えて隙間調整
ブロック駆動装置71を設けたものである。
【0033】表示体押上装置32は、中央に配置された
単一の押上ブロック41と、リードスクリュー42が一
体に形成された回転軸を有する第4モータ47とから構
成されている。一方、本変形例ではガイド板18はベー
スブロック49に固定されており、第5モータ53によ
りリードスクリュー51を介して直方体の隙間調整ブロ
ック72が前後に駆動される。尚、図11では装置の左
側を示したが、右側も同一の構成であり、右側のリード
スクリュー51はタイミングベルト52を介して駆動さ
れる。
【0034】本変形例では、最前端(図10中右側)の
キャリアシート4が所望のものでない場合、CPU58
は先ず隙間調整ブロック駆動装置71のリードスクリュ
ー51を第5モータ53により反時計回りに回転させ
る。すると、リードスクリュー51に螺合した隙間調整
ブロック72が後方に螺進し、ガイド板18との間にキ
ャリアシート4が1枚入る分の隙間が形成される。次い
で、前述した抽出ローラ装置31により最前端のキャリ
アシート4を下方に送り、その下端を押上ブロック41
の上面に当接させる。
【0035】次に、CPU58は、リードスクリュー5
1を第5モータ53によって時計回りに回転させる。す
ると、リードスクリュー51に螺合した隙間調整ブロッ
ク72が前方に螺進し、キャリアシート4はガイド板1
8と隙間調整ブロック72とにより挟圧される。
【0036】2枚目のキャリアシート4も所望のもので
ない場合、CPU58は隙間調整ブロック駆動装置71
と抽出ローラ装置31とを再び上述の手順で作動させ、
2枚目のキャリアシート4も下方に送り、ガイド板18
と隙間調整ブロック72とにより挟圧する。この動作は
求めるキャリアシート4が第4センサー57に認識され
るまで繰り返され、図13に示したように、押上ブロッ
ク41の上面にとりあえず不要なキャリアシート4が蓄
積される。尚、キャリアシート4を下方に送る毎に挟圧
を行うのは、前述した実施例と同様に、誤差の累積によ
り必要以上のキャリアシート4がガイド板18と押上ブ
ロック41との間に送られることを防止するためであ
る。
【0037】所望のキャリアシート4を認識すると、C
PU58は、図7に示したように、抽出ローラ装置31
の回転軸38を第3モータ40によって時計回りに回転
させる。すると、左右一対の抽出ローラ34,37が時
計回りに回転し、そのキャリアシート4が上方に送ら
れ、表示体搬送手段によりキャリアシート4の入替えが
行われる。
【0038】キャリアシート4の入替えが終了すると、
CPU58は、図14に示したように隙間調整ブロック
72を後方に若干量移動させ、ガイド板18とで挟んで
いたキャリアシート4を開放する。CPU58は次に、
表示体押上装置32のリードスクリュー42を第4モー
タ47により時計回りに回転させ、その上面が隙間調整
ブロック72の上面より高くなるように押上ブロック4
1を上昇させる。これにより、キャリアシート4はすべ
て押上ブロック41に支持されることとなる。
【0039】その状態で、CPU58は次に、図15に
示すように、隙間調整ブロック72を先ず前方に移動さ
せ、ガイド板18に当接させる。最後にCPU58は、
表示体押上装置32の押上ブロック41を下降させ、当
初の状態に復帰させる。
【0040】以上で、具体的実施例の説明を終えるが、
本考案の態様はこれらの実施例に限るものではない。例
えば、上記実施例では表示体搬送手段としてスプロケッ
トおよびローラを用いたが、搬送用ベルトやローラチェ
ーン等を用いてもよい。また、表示体としては、紙やフ
ィルム等に印刷したポスター類を、キャリアシートに挟
まずに、そのまま用いるようにしてもよい。更に、上記
実施例ではガイド板の上端部に取り付けたセンサーによ
り表示体の属性を認識し、所望の表示体を選択するよう
にしたが、表示体の表示体収納部内での順番を記録する
こと等により、センサーを用いずに表示体抽出手段によ
って表示体を選択抽出することが可能である。そして、
この場合には、表示体の属性を認識するセンサーを補助
的に採用し、選択の信頼性を向上させるようにしてもよ
い。
【0041】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
のスクロール型掲示装置によれば、表示体収納部から、
所望の表示体を表示体抽出手段により抽出した後、表示
体搬送手段により掲示部にスクロール搬送するようにし
たため、比較的小型でかつ表示体の収納枚数も多くしな
がら、所望の表示体を迅速に掲示することができる等の
効果を奏する。一方、本発明のスクロール型掲示装置の
制御方法によれば、不要な表示体を一枚退避させる毎に
上記挟圧部材により表示体を一旦挟圧し、しかる後に所
定量ずつの拡開を行うため、空隙に必要以上の表示体が
退避することがなくなり、選択抽出作動が確実に行える
という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるスクロール型掲示装置の外観を示
した斜視図。
【図2】同装置の中央部での縦断面図。
【図3】同装置の左端部付近での縦断面図。
【図4】表示体抽出手段を示した斜視図。
【図5】制御装置のブロック図。
【図6】表示体抽出手段の作動を示した説明図。
【図7】表示体抽出手段の作動を示した説明図。
【図8】表示体抽出手段の作動を示した説明図。
【図9】表示体抽出手段の作動を示した説明図。
【図10】表示体抽出手段の変形例を示した側面図。
【図11】図10中のA矢視図(背面図)。
【図12】変形例の作動を示した説明図。
【図13】変形例の作動を示した説明図。
【図14】変形例の作動を示した説明図。
【図15】変形例の作動を示した説明図。
【符号の説明】
1 本体 2 透明板 3 光拡散板 4 キャリアシート 5 上部スプロケット 6 下部スプロケット 7 上部ローラ 9 下部ローラ 11 第1モータ 12 第2モータ 13 上部シートガイド 14 第1下部シートガイド 18 ガイド板 19 表示体収納部 21,22,23 押圧ローラ 24 押圧ガイド 31 抽出ローラ装置 32 シート押上装置 33 ガイド板駆動装置 34〜37 抽出ローラ 40 第3モータ 41 押上ブロック 42 リードスクリュー 43 ウォームホイール 44 ウォーム 47 第4モータ 49 ベースブロック 50 リードナット 51 リードスクリュー 53 第5モータ 54〜57 センサー 58 CPU 71 隙間調整ブロック駆動装置 72 隙間調整ブロック

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数枚の表示体を収納する表示体収納部
    と、この表示体収納部内の複数枚の表示体から任意の一
    枚を選択抽出する表示体抽出手段と、この表示体抽出手
    段により抽出された表示体を掲示部にスクロール搬送す
    る表示体搬送手段と、上記表示体抽出手段と上記表示体
    搬送手段とを駆動制御する駆動制御手段と具えたことを
    特徴とするスクロール型掲示装置。
  2. 【請求項2】所望の表示体が抽出可能位置にない場合
    に、上記表示体収納部を兼ねる挟圧部材を所定量ずつ拡
    開させて空隙を形成し、その空隙に不要な表示体を順次
    退避させることにより所望の表示体を抽出可能位置に現
    出させるように上記表示体抽出手段を構成すると共に、
    不要な表示体を一枚退避させる毎に上記挟圧部材により
    表示体を一旦挟圧し、しかる後に所定量ずつの拡開を行
    うようにすることを特徴とするスクロール型掲示装置の
    制御方法。
JP23381892A 1992-09-01 1992-09-01 スクロール型掲示装置およびその制御方法 Pending JPH0683272A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9707670B2 (en) 2013-10-22 2017-07-18 Nitto Kohki Co., Ltd. Motor-driven screwdriver
US9715812B2 (en) 2013-10-22 2017-07-25 Nitto Kohki Co., Ltd. Motor-driven screwdriver operation information indicator and motor-driven screwdriver with operation information indicating function

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US9707670B2 (en) 2013-10-22 2017-07-18 Nitto Kohki Co., Ltd. Motor-driven screwdriver
US9715812B2 (en) 2013-10-22 2017-07-25 Nitto Kohki Co., Ltd. Motor-driven screwdriver operation information indicator and motor-driven screwdriver with operation information indicating function

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