JPH0683260U - 球面研削用カップ型砥石 - Google Patents

球面研削用カップ型砥石

Info

Publication number
JPH0683260U
JPH0683260U JP3046193U JP3046193U JPH0683260U JP H0683260 U JPH0683260 U JP H0683260U JP 3046193 U JP3046193 U JP 3046193U JP 3046193 U JP3046193 U JP 3046193U JP H0683260 U JPH0683260 U JP H0683260U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
grinding
grindstone
grinding fluid
diffusion plate
supplied
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP3046193U
Other languages
English (en)
Inventor
高志 小山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optic Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optic Co Ltd filed Critical Olympus Optic Co Ltd
Priority to JP3046193U priority Critical patent/JPH0683260U/ja
Publication of JPH0683260U publication Critical patent/JPH0683260U/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)
  • Polishing Bodies And Polishing Tools (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 研削液を研削加工部へ確実に供給する。 【構成】 研削液の噴射口25aを加工物と対面する砥
石本体21の中心部に設ける。噴射口25aの前方に、
研削液拡散板22を砥石本体21に取付けて設ける。研
削液が噴射口25aから加工物に向けて供給されると、
研削液は、砥石本体21と一緒に回転する研削液拡散板
22に当たって拡散され、加工物とダイヤモンド砥石2
4とが接する研削加工部に供給される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、レンズ等の加工物を球面加工する球面研削用カップ型砥石に関する 。
【0002】
【従来の技術】
一般に、球面の研削はカーブジェネレイティング(以下、CGという)と呼ば れ、その原理及びCG機が「光学素子加工技術91、I−4、P32〜43」( 日本オプトメカトロニクス協会発行)に掲載されている。 図8は、CGの原理の説明図である。円Oは創成する球面の断面図で、その曲 率半径をRとしてある。1は凸レンズ、2は凹レンズで、主軸に取り付けられて いる軸A回りにゆっくりと回転する。また、3は凸面用砥石、4は凹面用砥石で 、上記主軸に対して角θ傾けて設けた砥石軸に取り付けられていてB軸回りに高 速回転する。この時、砥石3,4の半径をr、砥石先端の半径をr0 とすると、 砥石3,4により創成されるレンズ1,2の球面の曲率Rは、次式で表される。 Sinθ=r/(R±r0 ) ここで、+は凸レンズ1を加工する場合、−は凹レンズ2を加工する場合であ る。 この加工は、原理的には砥石3,4が所定の切込みを与えてから、レンズ1, 2を回転させると完了するが、実際には弾性変形等による形状誤差を少なくし、 表面粗さを良くするためフリーカッティングを行う。
【0003】 図9は、カーブゼネレータ構造概略図で、ワーク軸部5と、砥石軸部6と、ワ ーク軸部5及び砥石軸部6を設置するベース7とより構成されている。ワーク軸 部5は、砥石軸部6に対して進退自在に設けられるとともに、加工物であるレン ズ1を保持して軸Aを中心に回転させる。砥石軸部6は、上記角θを設定し得る ようにスイベル・センタ8を中心に旋回自在に設けられるとともに、その先端に カップ型砥石3と着脱自在に取り付けて軸Bを中心に回転させる。9は研削液投 入口であり、研削液は中空スピンドル10の内部に設けたパイプを通って研削面 に注がれる。ここからバイパスを設けて、直接、研削面に、すなわち砥石3の内 側及び外側から研削液を注ぐようにすれば、研削液による研削効果は増大する。 11は、研削液がオーバーフローした時のタンクへの回収口である。
【0004】 図10は、上記カップ型砥石3を示す断面図である。12は砥石本体で、その 先部には円筒状の凹部が形成され、凹部の先端部にはダンヤモンド砥粒からなる 研削部13が形成されている。また、砥石本体12の内部には、上記砥石軸部6 への取付け部14が形成されるとともに、上記凹部と取付け部14との間に研削 液を通す通孔15が設けられ、レンズ1の研削加工時に、研削液投入口9から投 入された研削液が、通孔15を介してレンズ1の加工面と研削部13との間に供 給される。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上記従来のカップ型砥石3にあっては、通孔15と対面するレンズ1 の加工面に研削液が直接供給されるため、研削部13の径が大きくなると、研削 液は、レンズの加工が行われていない所に多く供給されることになる。そのため 、レンズと研削部13とが接触する研削加工部には、少量の研削液しか到達しな くなり、加工面が焼けたり、面粗さが粗くなったりするなど、レンズの加工を良 好に行うことができない問題点があった。また、この場合、研削液の供給量を多 くすると、レンズと研削部13が離れている時にも研削液は勢い良く噴出され、 研削液が研削加工機の外へ飛び出すこともあるなどの問題点もあった。 本考案は、上記従来技術の問題点に着目してなされたもので、研削液を研削加 工部に多く供給することができる球面研削用カップ型砥石を提供することを目的 とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本考案の球面研削用カップ型砥石は、研削液の噴射 口を加工物と対面する砥石本体の中心部に設け、噴射口の前方に研削液拡散板を 設けて構成した。
【0007】
【作用】
上記構成によれば、噴射口から供給された研削液は、砥石と一体に高速回転す る研削液拡散板に当たって拡散し、研削加工部に供給される。
【0008】
【実施例1】 図1は、本考案に係る球面研削用カップ型砥石の実施例1を示す断面図、図2 及び図3は、研削液拡散板を示す底面図及び断面図である。 砥石20は、砥石本体21と研削液拡散板22とから構成されている。砥石本 体21の先部は円筒状の凹部23が形成され、凹部23を形成する円筒状部の先 端全面に円環状のダイヤモンド砥石24(粗さ#240)が設けられている。ま た、砥石本体21の中央には、一端凹部23に噴射口25aを開口した研削液の 通孔25と球面研削盤の砥石軸への取付け部26が断面円状に形成されている。 通孔25と取付け部26とは連通され、取付け部26に螺刻したネジ部26aに 螺着した砥石軸を介して球面研削盤本体から供給される研削液を凹部23内に噴 出し得るようになっている。
【0009】 研削液拡散板22には、通孔25の噴出口25aから供給される研削液を拡散 するためのもので、噴出口25の付近を覆うように設けられている。研削液拡散 板22は、噴出口25から供給される研削液を遮る平面部22aと、平面部22 aの両側を同じ方向に折り曲げて形成した腕部22bと、腕部22bを外方向に 折り曲げて形成した取付け部22cとから構成されている。取付け部22cには 、ネジ27を挿通する逃げ穴22dが形成されている。すなわち、研削液拡散板 22は、通孔25を介して供給される研削液が平面部22aに当たるように、ネ ジにより砥石本体21に取付けられけている。
【0010】 本実施例によれば、通孔25を介して凹部23内に供給される研削液は、砥石 本体21と一緒に回転している研削液拡散板22の平面部22aに当たって撒き 散らされ、霧状になって加工物であるレンズとダイヤモンド砥石24との当接部 である研削加工部に到達する。
【0011】
【実施例2】 図4及び図5は、本考案の実施例2に用いられる研削液拡散板を示し、図4は 平面図、図5は図4のA−O−B線断面図である。なお、砥石本体は、実施例1 と同様であるので図示及びその説明を省略するとともに、必要に応じて図1の番 号を用いて説明する。 研削液拡散板30は、凸球面を有する円盤状に形状されている。研削液拡散板 30は、通孔25の噴射口25aの径より大径に形成され、その外周付近には、 噴射口25aの付近を覆うように研削液拡散板30を砥石本体21に取付けるた めのネジを挿通する孔31が4個設けられている。また、研削液拡散板30の外 周付近には、中心Oに関して点対称的に8個の円状の穴32が開けられている。 穴32は、研削液を通過させめためのもので、それぞれダイヤモンド砥石24の 先端に向くように形成されている。
【0012】 本実施例によれば、通孔25を通り噴射口25aから供給される研削液は、研 削液拡散板30に当たり、それぞれの穴32からレンズとダイヤモンド砥石24 が接触している研削加工部に向けて噴出される。したがって、研削液を拡散させ るばかりでなく、より確実に研削加工部に研削液を供給することができる。
【0013】
【実施例3】 図6及び図7は、本考案の実施例3に用いられる研削液拡散板を示し、図6は 平面図、図7は断面図である。なお、砥石本体は、実施例1と同様であるので図 示及びその説明を省略するとともに、必要に応じて図1の番号を用いて説明する 。 研削液拡散板40は、円環状の台座41が形成され、台座41の外周部には、 等間隔に4個の腕部42が形成されている。腕部42は、それぞれ同一方向に折 曲して設けられ、腕部42の下部を外方向に折曲して砥石本体21への取付け部 43が形成されている。取付け部43には、ネジ27を挿通する逃げ穴44が形 成され、ネジ27により、通孔25の噴射口25aの前方に研削液拡散板40が 配置されるようになっている。
【0014】 上記台座41の内周面にはネジ41aが螺刻され、台座41の中央にプラスチ ック製の円錐形体45が螺着されている。円錐形体45は、その頂点が噴出口2 5aに向かって取付けられ、円錐の傾斜角は、噴出口25aから供給される研削 液をレンズとダイヤモンド砥石24とが接触する研削加工部に向けて噴出し得る ように設定されている。
【0015】 本実施例にあっては、レンズの中心に向けて噴射口25aから供給される研削 液は、円錐形体45に当たって拡散され、上記研削加工部に導かれる。 本実施例によれば、研削液の流れを遮ることにく、その方向を変えるのみなの で、研削液の量を制限することなく、研削加工部に噴射させることができる。
【0016】
【考案の効果】
以上のように、本考案によれば、研削液の噴射口を加工物と対面する砥石本体 の中心部に設けるとともに、その噴射口の前方に研削液拡散板を設けたので、噴 射口から供給された研削液は、研削液拡散板によって拡され、研削加工部に多く 供給される。これにより、研削液の供給量が少なくなることによって生ずる加工 面の焼き付け、面粗さが粗くなる等の不良が防止され、効率、加工精度の良い研 削を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例1を示す断面図である。
【図2】本考案の実施例1に用いる研削液拡散板を示す
底面図である。
【図3】本考案の実施例1に用いる研削液拡散板を示す
断面図である。
【図4】本考案の実施例2に用いる研削液拡散板を示す
平面図である。
【図5】図4におけるA−O−B線断面図である。
【図6】本考案の実施例3に用いる研削液拡散板を示す
平面図である。
【図7】本考案の実施例3に用いる研削液拡散板を示す
断面図である。
【図8】カーブジェネレーティングの原理を説明するた
めの説明図である。
【図9】カーブゼネレータ構造概略図である。
【図10】従来の球面研削用カップ型砥石を示す断面図
である。
【符号の説明】
20 球面研削用カップ型砥石 21 砥石本体 22,30,40 研削液拡散板 25a 噴射口

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 研削液の噴射口を加工物と対面する砥石
    本体の中心部に設け、噴射口の前方に研削液拡散板を設
    けたことを特徴とする球面研削用カップ型砥石。
JP3046193U 1993-05-14 1993-05-14 球面研削用カップ型砥石 Withdrawn JPH0683260U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3046193U JPH0683260U (ja) 1993-05-14 1993-05-14 球面研削用カップ型砥石

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3046193U JPH0683260U (ja) 1993-05-14 1993-05-14 球面研削用カップ型砥石

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0683260U true JPH0683260U (ja) 1994-11-29

Family

ID=12304535

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3046193U Withdrawn JPH0683260U (ja) 1993-05-14 1993-05-14 球面研削用カップ型砥石

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0683260U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011240431A (ja) * 2010-05-18 2011-12-01 Jfe Steel Corp 化成処理性に優れた高張力鋼板の製造方法
WO2015004973A1 (ja) * 2013-07-08 2015-01-15 Sumco Techxiv株式会社 飛散板、研削ホイール、および、研削装置

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011240431A (ja) * 2010-05-18 2011-12-01 Jfe Steel Corp 化成処理性に優れた高張力鋼板の製造方法
WO2015004973A1 (ja) * 2013-07-08 2015-01-15 Sumco Techxiv株式会社 飛散板、研削ホイール、および、研削装置
JP2015013355A (ja) * 2013-07-08 2015-01-22 Sumco Techxiv株式会社 飛散板、研削ホイール、および、研削装置
CN105377507A (zh) * 2013-07-08 2016-03-02 胜高科技股份有限公司 飞散板、研磨轮及研磨装置
CN105377507B (zh) * 2013-07-08 2017-11-28 胜高科技股份有限公司 飞散板、研磨轮及研磨装置
DE112014003179B4 (de) 2013-07-08 2024-01-11 Sumco Techxiv Corporation Diffusionsplatte, Schleifrad und Schleifvorrichtung

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU2005318290B2 (en) Polishing wheel
JPH0683260U (ja) 球面研削用カップ型砥石
US4751796A (en) Device for supplying grinding fluid
JP2001150320A (ja) 球面創成用砥石
JPH10193214A (ja) ダイヤモンドエンドミル
JP3631281B2 (ja) レンズの溝加工装置
JP3289183B2 (ja) ダイヤモンドフルバック
JPH05253825A (ja) 光学レンズの製造方法および光学レンズ
KR900003387B1 (ko) 반구(半球)연산 장치
CN213319561U (zh) 一种清洁研磨机上下盘
JPH09155747A (ja) 平面出し研削ホイール
JPH04240071A (ja) 環状砥石の研磨方法とその装置
JPH04322957A (ja) 内球面のホーニング加工方法
JPH03221362A (ja) トーリック面研磨装置
JPS59110565A (ja) 研削液供給装置
JPH075983Y2 (ja) 異形カップ型研削砥石
JPH0611755Y2 (ja) レンズ面取り加工治具
JP3703632B2 (ja) 研削工具のツルーイング及びドレッシング装置
JP4742420B2 (ja) 研削工具
JP2005103668A (ja) 自由曲面加工法及び装置
JP3065395U (ja) 流体球面研磨機
JPS63221966A (ja) 非接触研磨方法
JP2010149241A (ja) 切削工具再研磨装置
JPH05245767A (ja) 研磨装置
JPH10277954A (ja) ダイヤモンドフルバック

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19971106