JPH068295Y2 - 燃料フィルタ - Google Patents

燃料フィルタ

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JPH068295Y2
JPH068295Y2 JP1990058693U JP5869390U JPH068295Y2 JP H068295 Y2 JPH068295 Y2 JP H068295Y2 JP 1990058693 U JP1990058693 U JP 1990058693U JP 5869390 U JP5869390 U JP 5869390U JP H068295 Y2 JPH068295 Y2 JP H068295Y2
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JP
Japan
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cup
fuel
electrodes
water
circuit board
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JP1990058693U
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JPH0417163U (ja
Inventor
盛行 柘植
文博 守山
康一 岡田
Original Assignee
大洋技研工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、軽油等の燃料中に含まれる水を分離する燃料
フィルタに関し、詳しくは、分離した水の水位を検知し
て報知する燃料フィルタに関する。
[従来の技術] 従来より、分離した水の水位を検知して報知する燃料フ
ィルタとして、第3図に示すようなものが知られてい
る。この燃料フィルタでは、本体50に形成された供給
孔52に、燃料が供給される。そして、燃料は、一旦カ
ップ54内に供給され、次にフィルタエレメント56を
通過して、吐出口58から吐出される。このフィルタエ
レメント56を通過する際に、燃料中の水が分離され、
燃料よりも比重の大きい水は、カップ54の底に沈降す
る。また、本体50からカップ54の底に向かって電極
58が延出されており、この電極58に対向して、カッ
プ54の底からは、別の電極60が一方の前記電極58
に向かって延出されている。
カップ54の底に水が溜り、その水位が上昇して、底に
向かって延びている電極58の先端にまで達すると、水
の電導度が、燃料の電導度に比べてきわめて大きいこと
から、両電極58,60間の抵抗値が変化する。この抵
抗値の変化を、前記両電極58,60に電気コード62
等で接続された電気回路64により検知して、抵抗値が
変化したことをランプ66を点灯させて表示するように
構成されていた。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、こうした従来の燃料フィルタでは、車両
等に搭載する場合に、電気回路64を別の場所に取り付
けなければならず、取付作業が煩わしい。また、電極6
0と電気回路64とは、電気コード62で接続されてお
り、電極64と電気コード62との接続が不良になった
り、断線等の恐れがあり、更に、配線を誤る恐れがある
という問題があった。
そこで本考案は上記の課題を解決することを目的とし、
車両等への取付が容易な、水位を検知して報知する燃料
フィルタを提供することにある。
[課題を解決するための手段] かかる目的を達成すべく、本考案は課題を解決するため
の手段として次の構成を取った。即ち、供給孔に供給さ
れる燃料を、該燃料から水を分離するフィルタエレメン
トに通し、分離された水をカップの底に沈降させると共
に、水を分離した燃料を吐出口から吐出する燃料フィル
タにおいて、 検知水位に応じた2個の突起を前記カップの底の内側に
突出形成し、 また、前記カップの底の外側に下方に開口した収納孔を
形成すると共に、前記突起内を貫通して前記収納孔と前
記カップ内とを連通する貫通孔をそれぞれ穿設し、 前記カップ内に露出される電極を前記貫通孔にそれぞれ
挿入すると共に、前記両電極に直接取り付けられ前記両
電極間の抵抗値が所定値以下となったときに報知信号を
出力する回路基板を、前記収納孔に収納して合成樹脂を
注入し、前記カップの底に一体的に配置したことを特徴
とする燃料フィルタの構成がそれである。
[作用] 前記構成を有する燃料フィルタにおいては、2本の電極
が、貫通孔に挿入されてカップ内に露出され、回路基板
と両電極とが直接取り付けられると共に、収納孔が回路
基板を収納し、合成樹脂が注入されて、回路基板がカッ
プの底に一体的に配置される。そして、回路基板と電極
との配線作業をすることなく、燃料フィルタが車両等に
取り付けられる。この燃料フィルタでは、フィルタエレ
メントにより、供給孔から供給される燃料から水を分離
し、吐出口から水を分離した燃料を吐出する。この分離
された水が、カップの底に沈降して、突起に応じた所定
の水位に達すると、両電極間の抵抗値が変化して、回路
基板が、この両電極間の抵抗値の変化を検知して報知信
号を出力する。
[実施例] 以下本考案の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
第1図は本考案の一実施例である燃料フィルタの断面図
である。1は本体で、この本体1に、リング状のナット
2を螺合させ、本体1とナット2との間に漏れ止めのた
めのOリング4を介してカップ6の一端を挟持して、カ
ップ6を固定できるようにされている。本実施例では、
このカップ6は、合成樹脂により形成されており、燃料
を収容できる有底のものである。
また、本体1には、ホース継手8が嵌着されており、こ
のホース継手8と本体1とに、外部とカップ6内とを連
通する供給孔10が形成されている。そして、本体1に
は、燃料中の粉塵やごみを濾過すると共に、燃料中に含
まれる水分を分離するフィルタエレメント12が取り付
けられている。更に、本体1には、ホース継手14が嵌
着されており、供給孔10を介してカップ6内に供給さ
れた燃料が、このフィルタエレメント12を通って、本
体1とホース継手14とに成形された吐出口16から外
部に吐出されるように構成されている。
一方、カップ6の底には、下方に向かって開口した収納
孔18が形成されており、また、カップの底からカップ
6内に突出した高さの異なる2個の突部20,22が形
成されている。カップ6内に水が溜められ、水位が上昇
するが、高い方の突部20の高さは、そのときの検知し
ようとする水位と同じレベルにされている。そして、両
突部20,22内を略垂直に貫通して、収納孔18とカ
ップ6内とを連通する貫通孔24,26が穿設されてい
る。この貫通孔24,26には、それぞれ電極28,3
0が、Oリング31a,31bにより漏れ止めされて、
その先端がカップ6内に露出するように挿入されてい
る。
また、電極28,30の他端は、収納孔18内に収納さ
れるようになされて、その他端は、後述する電気回路が
形成された回路基板32に、直接はんだ付けされて取り
付けられている。この回路基板32も収納孔18内に収
まるように収納されて、収納孔18に、合成樹脂34が
注入されて、固化され、カップ6、電極28,30、回
路基板32が一体的にされている。
次に、回路基板32に形成されている電気回路につい
て、第2図によって説明する。前記高い方の突部20を
貫通した電極28は、オペアンプOP1の反転入力端子
に接続され、他方の電極30はアース側に接続されてい
る。反転入力端子は、抵抗R1を介してバッテリ等の外
部の直流電源34に接続されると共に、抵抗R2を介し
てアース側に接続されている。また、オペアンプOP1
の非反転入力端子は、抵抗R3を介して直流電源34
に、抵抗R4を介してアース側にそれぞれ接続されてい
る。そして、両電極28,30間に燃料が介在している
ときの抵抗と抵抗R2との合成抵抗は大きく、この合成
抵抗と抵抗R1とにより分圧された反転入力端子の電位
V1が、抵抗R3,R4の比で定まる非反転入力端子の
電位V2よりも高いときには、オペアンプOP1の出力
端子はローレベルとなるよう構成されている。また、逆
に両電極28,30間に水が介在しているときの抵抗と
抵抗R2との合成抵抗は小さく、この合成抵抗と抵抗R
1とにより分圧された反転入力端子の電位V1が、抵抗
R3,R4の比で定まる非反転入力端子の電位V2より
も低いときには、オペアンプOP1の出力端子はハイレ
ベルとなるように抵抗R3,R4の抵抗値が設定されい
る。
オペアンプOP1の出力端子は、トランジスタTr1の
ベースに接続されると共に、抵抗R5を介して直流電源
34に接続されている。更に、直流電源34とトランジ
スタTr1のコレクタとには、運転席等に設けられた外
部のランプ36が接続され、トランジスタTr1のエミ
ッタはアース側に接続されている。
次に、前述した燃料フィルタの作動について説明する。
まず、供給孔10に燃料が供給されると、供給孔10を
介して、カップ6内に燃料が流入する。そして、カップ
6内に流入した燃料は、フィルタエレメント12を通過
して、粉塵やごみが除去され、また、燃料中に浮遊する
水滴が集まって大きくなり、燃料から水が分離される。
燃料の比重よりも水の比重が大きいことから、水がカッ
プ6内を沈降し、カップ6の底に溜る。一方、水が分離
された燃料は、吐出口16を通って外部に吐出される。
分離された水がカップ6内に溜り、その水位が高い方の
突部20の先端のレベルにまで達していないときには、
両電極28,30間の抵抗値は、燃料が介在しているこ
とから、大きい。従って、反転入力端子の電位V1が、
非反転入力端子の電位V2よりも高く、オペアンプOP
1の出力端子はローレベルとなる。よって、トランジス
タTr1のベース電位は低く、コレクタからエミッタに
は電流が流れず、ランプ36は点灯しない。
一方、分離された水がカップ6内に溜り、その水位が突
部20の先端のレベルにまで達すると、両電極28,3
0間の抵抗値は、水が介在していることから、小さくな
る。従って、反転入力端子の電位V1が、非反転入力端
子の電位V2よりも低くなり、オペアンプOP1の出力
端子はハイレベルとなる。よって、トランジスタTr1
のベース電位が高くなって、コレクタからエミッタに報
知信号としての電流が流れ、ランプ36が点灯する。
尚、ランプ36をブザー等に換えても同様に実施可能で
ある。ランプ36の点灯により、運転者に、カップ6内
に所定の水位まで水が溜ったことを知らせる。そして、
運転者は、ナット2を緩めて、カップ6を取り外し、カ
ップ6内の水を廃棄し、再びカップ6を取り付ける。
前述した如く、本実施例の燃料フィルタは、カップ6に
電極28,30、回路基板32が一体的に取り付けられ
ている。従って、燃料フィルタを、車両等に搭載する場
合には、本体1、カップ6、電極28,30、回路基板
32等が一体となった燃料フィルタを所定の場所に取り
付ける。この際、電極28,30と回路基板32とを接
続する電気コードの配線作業は不要であり、一体となっ
た燃料フィルタを車両等に取り付けるだけでよいので、
取付作業が容易である。また、電極28,30と回路基
板32とを接続する電気コードが不要であるので、この
電気コードの存在に伴って生じる、接続不良や断線とい
ったことに基因する故障などが生じることがなく、誤配
線による動作不良といったことも起こらない。
以上本考案はこの様な実施例に何等限定されるものでは
なく、本考案の要旨を逸脱しない範囲において種々なる
態様で実施し得る。
[考案の効果] 以上詳述したように本考案の燃料フィルタは、カップに
電極、回路基板が一体的に取り付けられているので、車
両等に搭載する場合の取付作業が容易であり、また、電
気コードの存在に伴って生じる絶縁不良や断線を防止す
ることができる。更に、突起の高さに応じて検知水位を
決定でき、電極を貫通孔に挿入し、回路基板を収納孔に
収納して、合成樹脂を収納孔に注入することにより一体
にできるので製造が容易で、また、注入により抵抗等が
動くことがないのでショートを防止することができると
いう効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例としての燃料フィルタの断面
図、第2図は本実施例の電気回路図、第3図は従来の分
離した水の水位を検知して報知する燃料フィルタの断面
図である。 1…本体、6…カップ 10…供給孔 12…フィルタエレメント 14…吐出口、20,22…突部 32…回路基板、36…ランプ
フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭52−51921(JP,U) 実開 昭55−154360(JP,U) 実開 昭56−55765(JP,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】供給孔に供給される燃料を、該燃料から水
    を分離するフィルタエレメントに通し、分離された水を
    カップの底に沈降させると共に、水を分離した燃料を吐
    出口から吐出する燃料フィルタにおいて、 検知水位に応じた2個の突起を前記カップの底の内側に
    突出形成し、 また、前記カップの底の外側に下方に開口した収納孔を
    形成すると共に、前記突起内を貫通して前記収納孔と前
    記カップ内とを連通する貫通孔をそれぞれ穿設し、 前記カップ内に露出される電極を前記貫通孔にそれぞれ
    挿入すると共に、前記両電極に直接取り付けられ前記両
    電極間の抵抗値が所定値以下となったときに報知信号を
    出力する回路基板を、前記収納孔に収納して合成樹脂を
    注入し、前記カップの底に一体的に配置したことを特徴
    とする燃料フィルタ。
JP1990058693U 1990-06-01 1990-06-01 燃料フィルタ Expired - Lifetime JPH068295Y2 (ja)

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JP1990058693U JPH068295Y2 (ja) 1990-06-01 1990-06-01 燃料フィルタ

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JP1990058693U JPH068295Y2 (ja) 1990-06-01 1990-06-01 燃料フィルタ

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JPH0417163U JPH0417163U (ja) 1992-02-13
JPH068295Y2 true JPH068295Y2 (ja) 1994-03-02

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ID=31584538

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5251921U (ja) * 1975-10-14 1977-04-14
JPS55154360U (ja) * 1979-04-20 1980-11-07
JPS5655765U (ja) * 1979-10-05 1981-05-14

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JPH0417163U (ja) 1992-02-13

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