JPH068270A - プラスチック金型を内部ライニングするためのフィルムの製造方法、およびライニングされた金型の使用 - Google Patents

プラスチック金型を内部ライニングするためのフィルムの製造方法、およびライニングされた金型の使用

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JPH068270A
JPH068270A JP3105163A JP10516391A JPH068270A JP H068270 A JPH068270 A JP H068270A JP 3105163 A JP3105163 A JP 3105163A JP 10516391 A JP10516391 A JP 10516391A JP H068270 A JPH068270 A JP H068270A
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film
mold
molecular weight
weight
producing
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JP3105163A
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Joachim Dr Wagner
ヨアヒム・ヴアグネル
Werner Dr Rasshofer
ヴエルナー・ラシユホフアー
Karl Heinz Dorner
カール・ハインツ・デルナー
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Bayer AG
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    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】1mmの最大厚さを有する準熱可塑性フィルムを
用いて20℃より高い温度にて減圧成形することにより
フィルム外装されたプラスチック成形品を製造するため
の金型を内部ライニングするフィルムの製造方法。 【構成】有機ポリイソシアネートと、統計平均で少なく
とも2.5個のイソシアネート反応性基を持った1,8
00〜12,000の分子量を有する化合物と、少なく
とも5重量%のジアミン、エーテル基を有してもよい脂
肪族ポリオール、エーテル基を有してもよい環式脂肪族
ポリオール、エーテル基を有してもよい脂肪族ポリアミ
ン、エーテル基を有してもよい環式脂肪族ポリアミンよ
りなる群から選択される1種もしくはそれ以上の化合物
とを1mmの最大高さを有する閉鎖シート金型を用いた反
応射出成形により60〜140のイソシアネート指数に
て反応させることにより得られた少なくとも0.6g/
cm3 の密度を有するポリイソシアネート重付加物に基づ
いている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、反応射出成形によって
製造されたポリイソシアネート重付加物に基づくフィル
ムを用いて減圧成形によりフィルム外装されたプラスチ
ック成形品を製造するため金型を内部ライニングするフ
ィルムの新規な製造方法、並びにフィルム外装されたプ
ラスチック成形品、より詳細には発泡ポリイソシアネー
ト重付加物に基づく成形品を製造するためのライニング
された金型の使用に関するものである。
【0002】
【従来の技術】準熱可塑性ポリイソシアネート重付加物
の製造は既知である(たとえばドイツ公開公報第3,7
33,756号、第3,809,524号もしくは第
3,822,331号参照)。これら従来の公開公報に
よれば、成形品もしくはフィルムは、架橋した準熱可塑
性ポリイソシアネート重付加物から比較的高い温度と過
大圧力とを用いて製造される。使用するポリイソシアネ
ート重付加物は種々の形態で提供することができる。た
とえば、厚さ4mmのシートの高圧成形も実施例に記載さ
れている。今回驚くことに、減圧成形によりプラスチッ
ク金型を内部ライニングするのに適した最大厚さ1mm
(好ましくは0.3〜0.8mm)を有する薄膜は、従来
の引用公開公報に挙げられた種類の出発物質を用いて反
応射出成形によっても製造しうることが突き止められ
た。
【0003】
【発明の要点】したがって本発明は、1mmの最大厚さを
有する準熱可塑性フィルムを用いて20℃以上の温度に
て減圧成形することにより、フィルム外装されたプラス
チック成形品を製造するための金型を内部ライニングす
るフィルムの製造方法において、用いる準熱可塑性フィ
ルムが (a)有機ポリイソシアネートと、 (b)統計平均で少なくとも2.5個のイソシアネート
反応性基を持った1,800〜12,000の分子量を
有する化合物と、 (c)上記成分(b)の重量に対し少なくとも5重量%
の、(1)2個の第一および/または第二芳香族結合ア
ミノ基を有すると共に108〜400の範囲の分子量を
有するジアミン、(2)エーテル基を有してもよくかつ
60〜1799の分子量を有する脂肪族ポリオール、
(3)エーテル基を有してもよくかつ60〜1799の
分子量を有する環式脂肪族ポリオール、(4)エーテル
基を有してもよくかつ60〜1799の分子量を有する
脂肪族ポリアミン、(5)エーテル基を有してもよくか
つ60〜1799の範囲の分子量を有する環式脂肪族ポ
リアミンよりなる群から選択される1種もしくはそれ以
上の化合物とを1mmの最大高さを有する閉鎖シート金型
を用いた反応射出成形により60〜140のイソシアネ
ート指数にて反応させることにより得られた少なくとも
0.6g/cm3 の密度を有するポリイソシアネート重付
加物に基づくことを特徴とするフィルムの製造方法に関
するものである。さらに本発明は、フィルム外装された
プラスチック成形品を製造するための内部フィルムライ
ニングされた金型の使用に関するものである。
【0004】本発明の方法に使用されるフィルムは0.
6〜1.4g/cm3 (好ましくは0.8〜1.2g/cm
3 )の密度と1mm(好ましくは0.3〜0.8mm)の最
大厚さとを有し、対応寸法のシート金型を用いて既知の
出発物質から反応射出成形によって製造されたフィルム
である。2より大きい官能価を有する出発物質もポリイ
ソシアネート重付加物の製造に使用しうるという事実に
鑑み、これらは「準熱可塑性」である架橋プラスチック
である。「準熱可塑性」という用語は、本発明の方法に
使用すべきフィルムが熱可塑成形しうること、すなわち
真の熱可塑性材料のように溶融状態を経由することなく
熱の影響下で成形しうることを意味する。事実、準熱可
塑性材料は熱可塑成形工程に際し溶融しない。
【0005】当業界で一般的に知られかつ使用されてい
る実質的に任意の有機ポリイソシアネートが、フィルム
を製造するための成分(a)として適している。適する
ポリイソシアネートは、たとえば137以上(好ましく
は168〜290)の分子量を有すると共に脂肪族およ
び/または環式脂肪族結合したイソシアネート基のみを
有するもの、たとえば1,6−ジイソシアナトヘキサ
ン、1,2−ジイソシアナトドデカン、1,3−ジイソ
シアナトシクロブタン、1,3−および1,4−ジイソ
シアナトシクロヘキサンおよびこれら異性体の混合物、
1−イソシアナト−3,3,5−トリメチル−5−イソ
シアナトメチルシクロヘキサン(IPDI)、2,4−
および/または4,4′−ジイソシアナトジシクロヘキ
シルメタンまたはこれら単純なポリイソシアネートの混
合物を包含する。他の適するポリイソシアネートは、脂
肪族および/または環式脂肪族ポリイソシアネートに基
づくウレタン−、アロファネート−、イソシアヌレート
−、尿素−、ビウレット−および/またはウレトジオン
−改質ポリイソシアネートを包含する。未改質ジイソシ
アネートと上記の改質ポリイソシアネートとの混合物も
成分(a)として使用することができる。脂肪族および
/または環式脂肪族結合したイソシアネート基を有する
ポリイソシアネートが、これらから製造されたフィルム
の光安定性のため、しばしば好適である。光安定性が要
件でなければ、通常の芳香族ポリイソシアネートが出発
成分(a)として極めて適している。この種の芳香族ポ
リイソシアネートの例は10〜50重量%のNCO含有
量を有するもの、たとえば2,4−ジイソシアナトトル
エン、2,6−ジイソシアナトトルエン、1,2−ビス
−(4−イソシアナトフェニル)−エタン、ヨーロッパ
特許第24,665号もしくは第46,556号に記載
された種類のアルキル置換(より詳細にはメチル置換)
のジイソシアナトジフェニルメタン、およびジフェニル
メタン系列のポリイソシアネート、並びにその混合物を
包含する。この種のポリイソシアネートの混合物も本発
明の方法に使用することができる。
【0006】好適に使用されるポリイソシアネートもし
くはポリイソシアネート混合物はジフェニルメタン系列
のものである。特定例は4,4′−ジイソシアナトジフ
ェニルメタン;これと2,4′−および必要に応じ2,
2′−ジイソシアナトジフェニルメタンとの混合物
(2,2′−ジイソシアナトジフェニルメタンは混合物
に対し全体として70重量%まで、好ましくは20重量
%までの2,4′−ジイソシアナトジフェニルメタンを
含有し、2,2′−ジイソシアナトジフェニルメタンの
含有量は一般に5重量%を越えない);上記種類のジイ
ソシアナトジフェニルメタン異性体の他に種々異なる量
の高級同族ポリイソシアネート(全体として混合物に対
し一般に5〜60重量%)をも含有しうるアニリン/ホ
ルムアルデヒド縮合物のホスゲン化によって得られる種
類のポリイソシアネート混合物;この種のジイソシアネ
ートおよび/またはポリイソシアネートと化学量論量未
満の量の62〜700の範囲の分子量を有する脂肪族ポ
リヒドロキシル化合物、たとえばエチレングリコール、
トリメチロールプロパン、プロピレングリコール、ジプ
ロピレングリコールもしくはポリプロピレングリコール
との上記範囲の分子量を有するウレタン基含有の反応性
生成物;並びにイソシアネート基の部分カルボジイミド
化により改質されたジイソシアネートおよび/またはポ
リイソシアネートを包含する。
【0007】成分(b)は、イソシアネート反応性基を
有しかつ、1,800〜12,000の範囲、好ましく
は3,000〜7,000の範囲の分子量を有する化合
物、またはこの種の化合物の混合物から選択される。成
分(b)はイソシアネート付加反応の意味で少なくとも
2.5、好ましくは2.6〜4.0、より好ましくは
2.8〜3.0の平均官能価を持たねばならない。成分
(b)として特に適する化合物はポリエーテルポリオー
ルまたはこれら要件に対応するポリエーテルポリオール
の混合物であって、たとえばドイツ公告公報第2,62
2,951号(「引例 '951」)、第6欄 第65行
〜第7欄 第47行に開示された種類のものである。本
発明によれば、他の好適なポリエーテルポリオールはヒ
ドロキシル基の少なくとも50%、好ましくは少なくと
も80%が第一ヒドロキシル基よりなるものである。引
例 '951に開示されたヒドロキシルポリエステル、ポ
リチオエーテル、ポリアセタール、ポリカーボネートも
しくはポリエステルアミドも原理的に本発明による成分
(b)として適しており、ただしこれらは上記要件を満
たすものとする。しかしながら、これらはポリエーテル
ポリオールよりも好適でない。
【0008】他の適する出発成分(b)はアミノポリエ
ーテルまたはアミノポリエーテルの混合物、すなわちイ
ソシアネート反応性基を有し、その少なくとも50当量
%、好ましくは少なくとも80当量%が第一および/ま
たは第二芳香族もしくは脂肪族結合(好ましくは芳香族
結合)アミノ基よりなりかつ残部が第一および/または
第二脂肪族結合ヒドロキシル基よりなるポリエーテルを
包含する。この種の適するアミノポリエーテルは、たと
えばヨーロッパ特許第081,701号、第4欄 第2
6行〜第5欄 第40行に記載された化合物である。上
記範囲の分子量を有するアミノ基をもったポリエステル
も出発成分(b)として適しているが、大して好適でな
い。ポリヒドロキシル化合物とアミノポリエーテルとの
混合物も勿論、成分(b)として使用することができ
る。
【0009】成分(c)は上記成分(b)の重量に対し
少なくとも5重量%の、(1)2個の第一および/また
は第二芳香族結合アミノ基を有すると共に108〜40
0の範囲の分子量を有するジアミン、(2)エーテル基
を有してもよくかつ60〜1799の分子量を有する脂
肪族ポリオール、(3)エーテル基を有してもよくかつ
60〜1799の分子量を有する環式脂肪族ポリオー
ル、(4)エーテル基を有してもよくかつ60〜179
9の分子量を有する脂肪族ポリアミン、(5)エーテル
基を有してもよくかつ60〜1799の範囲の分子量を
有する環式脂肪族ポリアミンよりなる群から選択される
1種もしくはそれ以上の化合物を含まねばならない。
【0010】ヨーロッパ特許第081,710号、第5
欄 第58行〜第6欄 第34行(「引例 '701」)
に記載された種類の芳香族ジアミンが成分(c)として
極めて適しており、このヨーロッパ特許に好適ジアミン
として記載されたジアミンが本発明についても好適であ
る。
【0011】成分(c)として使用しうるポリオールも
しくはポリアミンは、少なくとも2個のイソシアネート
反応性基を有しかつ60〜1,799の範囲、好ましく
は62〜500の範囲、より好ましくは62〜400の
範囲の分子量を有する任意の非芳香族化合物から選択す
ることができる。この種の適する化合物は、たとえば引
例 '701、第9欄、第32〜50行に開示された種類
の多価アルコールを包含する。他の適する化合物は、た
とえばエーテル基を有する脂肪族ポリアミン、たとえば
第一アミノ基を末端としかつ上記範囲の分子量を有する
酸化ポリプロピレンを包含する。環式脂肪族環を有する
ポリオール、たとえば1,4−ジヒドロキシシクロヘキ
サンもしくは1,4−ビス−ヒドロキシメチルシクロヘ
キサン、並びにポリアミン、たとえば1,4−シクロヘ
キサンジアミン、イソホロンジアミン、ビス−(4−ア
ミノシクロヘキシル)−メタンおよびビス−(3−メチ
ル−4−アミノシクロヘキシル)−メタンも成分(c)
として適している。
【0012】本発明による方法の重要な特徴は、成分
(c)をフィルムの製造に際し上記成分(b)の重量に
対する成分(c)の重量含有比率が少なくとも5重量
%、好ましくは少なくとも10重量%となるような量に
することである。特に好適な具体例において、フィルム
は、上記(c)に示した種類の(環式)脂肪族ポリアミ
ンもしくはポリオールをエラストマーにおける混入尿素
基と混入ウレタン基とのモル比が少なくとも2:1とな
るような量で使用して製造される。フィルムの製造に際
し、助剤および添加剤も使用することができる。これら
はたとえば内部離型剤、ポリイソシアネート重付加反応
のための触媒、発泡剤、表面活性添加剤、気泡調節剤、
有機および無機顔料、染料、UVおよび熱安定剤、可塑
剤および制カビもしくは制細菌剤を包含し、たとえば引
例 '701、第6欄第40行〜第9欄 第31行に記載
された種類のものを包含する。
【0013】必要に応じ使用される助剤および添加剤
は、さらに自体公知の充填剤および/または強化材、た
とえば硫酸バリウム、珪藻土、白色化剤、雲母、特にガ
ラス繊維を包含する。これら充填剤および/または強化
材は80重量%までの量で使用することができ、好まし
くは充填もしくは強化フィルムの全重量に対し30重量
%までの量で使用される。しかしながら、好ましくはフ
ィルムは充填剤および強化材なしに製造される。好まし
くはフィルムは、ポリイソシアネート成分(a)を他の
成分の混合物と適当なミキサーを用いて混合すると共に
得られた混合物を反応させることによりワンショット法
で製造される。基本的に、ポリイソシアネート重付加生
成物は「改変ワンショット法」によって反応させること
もでき、この場合はポリイソシアネート成分(a)を成
分(b)の1部および必要に応じ成分(c)と反応させ
てNCO半プレポリマーを生成させ、次いでこれを1工
程にて残余の成分の混合物と反応させる。さらにフィル
ムは、プレポリマー原理を用いて製造することもできる
が、常に上記厚さを有する閉鎖シート金型を用いる反応
射出成形によって製造される。いずれの場合にも、NC
O指数(NCO基の個数をNCO反応性基の個数により
割算して100を掛けた数値)は60〜140、好まし
くは80〜120、より好ましくは95〜115であ
る。
【0014】上記したように、成分(c)(必要に応じ
成分(b)中に存在するアミノ基と一緒に)は好ましく
は、エラストマーにおける尿素基とウレタン基とのモル
比が少なくとも2:1となるように計量される。特に好
適な具体例において、この比は少なくとも5:1であ
る。実際上、これは成分(c)がアミン含有物質であっ
て好ましくは成分(b)の重量に対し5〜50重量%の
量、より好ましくは10〜40重量%の量で使用される
ことを意味する。所望ならば、シート金型の内壁部をフ
ィルムの製造前に外部離型剤で被覆することができる。
或いは、フィルムはたとえばドイツ公告公報第2,62
2,951号、米国特許第4,218,543号または
引例 '701に記載されたと正確に同じ反応射出成形
(RIM)法によって製造される。所望ならば、シート
金型から外したフィルムの厚さは、さらに、たとえば1
50〜190℃の高められた温度で、さらに加工する前
に、圧延して減寸させることもできるが、これは一般に
必要でない。減圧成形にかけるべきフィルムは1.0m
m、好ましくは0.1〜1mm、より好ましくは0.3〜
0.8mmの最大厚さを有する。
【0015】本明細書において「減圧成形」という用語
は、出発物質として使用されるポリイソシアネート重付
加物の初期のフィルム状外観が比較的高い温度および減
圧の作用下で変化する自体公知の任意の技術を包含する
と了解される。この方法および関連装置は、たとえば
G.グルーエンバルドにより「熱成形」、テクノミック
・パブリッシャース・カンパニー社、ランカスター、バ
スル在(1987)に記載されている。
【0016】本発明にしたがう減圧成形によるプラスチ
ック金型の内部ライニングは、減圧成形にかけるべきフ
ィルムの20℃より高い温度、好ましくは100〜20
0℃の範囲、より好ましくは130〜180℃の温度に
て0.01〜1,000ミリバール、好ましくは0.1
〜500ミリバールの絶対圧力、すなわち減圧(この圧
力は一般に減圧成形工程の際に印加される)で行なわれ
る。これら条件下で、金型は一般に2〜10秒間で内部
ライニングすることができる。反応射出成形によるフィ
ルムの製造に要する金型内の時間は極めて短く、すなわ
ち約30〜45秒間であるため、本発明による方法は高
品質のフィルム材料でプラスチック金型を内部ライニン
グするための簡単な方法であって大量生産に適してい
る。フィルムは、たとえば赤外線ランプでの無接触加
熱、対流加熱、誘導加熱またはマイクロ波照射により減
圧成形に必要な温度まで加熱することができる。
【0017】本発明による方法は、プラスチック成形品
の製造に使用される種類の任意のプラスチック金型を内
部ライニングするのに適している。本発明によりライニ
ングされた金型には、任意のプラスチックまたは任意の
プラスチック成形用反応混合物を充填することができ
る。本発明により予備処理された金型は好ましくはウレ
タン基および/または尿素基を有するポリイソシアネー
ト重付加物の軟質〜半硬質フィルム/フォーム複合体の
製造に好適に使用され、これらフォームは一般に0.0
5〜0.8g/cm3 の密度を有する。たとえば「クンス
トストッフ−ハンドブーフ」、第VII巻、フィーウェー
ク・アンド・ホッホトレン編、カール・ハンサー・フェ
アラーク出版、ミュンヘン(1966)に記載されたよ
うに、これら種類のフォームの製造は自体公知である。
本発明の方法によりライニングされた金型を用いて製造
されるフィルム−フォーム複合体は、たとえば自動車工
業にて計器パネルの覆い、スイッチコンソール、内部ド
アトリム、内部屋根トリム、中央コンソール、サンバイ
ザとして、或いは一般に座席、ソファーもしくは他の軟
質座席を製造したり或いはフォームクッション、マット
レスを製造するため或いは同様な用途に適している。
【0018】
【実施例】以下、限定はしないが本発明を実施例により
さらに説明し、ここで部数および%は特記しない限り重
量による。実施例 1 (ポリイソシアネート重付加物の製造) 下記に示す組成物を次のように処理した: 機械 : 実験室ピストン計量ユニット、 金型 : 0.5μmの厚さのシートもしくはフ
ィルムが得られるよう、300×200×3.5mmの内
部寸法を有するスチール金型、 混合ヘッド : MQ8(ヘンネッケ社、セント・オー
ガスチン) 操作圧力 : 180バール 充填時間 : 1秒 原料温度 : 35℃(A成分) 30℃(B成分) 金型温度 : 50℃ 金型内の時間: 30秒 成形品を製造する前に、金型の内壁部を市販の外内離型
剤(RCTW、ケムトレンド社の製品)で被覆した。
【0019】A成分:70.5重量部の市販の三官能性
アミノポリエーテル〔NH価34、第一アミノ基を有す
る(ジェファミンT5000(登録商標)、テキサコ社
の製品)〕と、5.0重量部の市販の三官能性アミノポ
リエーテル〔NH価387、第一アミノ基を有する(ジ
ェファミンT403(登録商標)、テキサコ社の製
品)〕と、5.0重量部のシュワルツパステN(バイエ
ルAG社の黒色顔料ペースト製品)と、15.0重量部
の4,4′−ジアミノ−3,3′−ジメチルジシクロヘ
キシルメタンと、1.0重量部の市販の光安定剤(チヌ
ビン765(登録商標)、チバ・ガイギー社の製品)
と、2.0重量部のフェニルジ−(デシルフェニル)−
ホスファイトとの混合物。 B成分:1−イソシアナト−3,3,5−トリメチル−
5−イソシアナトメチルシクロヘキサンとポリエーテル
トリオールとの半プレポリマー(OH価29、トリメチ
ロールプロパンのプロポキシル化により製造)。このN
CO半プレポリマーは30%のNCO含有量を有した。
これら成分を100:32のA:Bの重量比にて互いに
混合した(110の指数に相当)。
【0020】 機械データ(130℃にて1.5時間にわたり状態調節した後): 密度 : 1.005g/cm3 引張強さ(DIN 53 504) : 20MPa 破断時伸び率(DIN 53 504) : 160% G′弾性率(80℃)(DIN 53 445): 5MPa 引張E弾性率(RI)(DIN 53 457): 30MPa。
【0021】実施例 2(本発明による方法) 実施例1により製造されたフィルムを市販の減圧成形機
(ヒドロヘミー社、チューリッヒにより製造されたホル
ムバックAA型)で処理した。20×20×3cmの寸法
を有する箱の雌金型を使用した。フィルムを最大出力で
操作される組込式IRランプから7cmの距離にて55秒
間にわたり加熱し(約160℃)、その直後に約100
ミリバールの減圧をかけて減圧成形した。箱金型はこの
ようにして良好にライニングされ、たとえば反応混合物
を充填してポリウレタンフォームを生成するよう反応さ
せてフィルム外装されたフォーム成形品を製造すること
ができる。
【0022】実施例 3 実施例1により製造されたフィルムをこの場合もエジプ
ト女王ネフェルチチの胸像(高さ15cm)の雌半金型と
一緒に用い、この胸像は減圧成形法を特に良好に評価し
うる深い凹部および浅い凹部と急激および緩和な湾曲縁
部と隅部とを有する。実施例2におけると同じ条件下
で、この場合も良好にフィルムライニングされた金型が
得られた。
【0023】以上、例示の目的で本発明を詳細に説明し
たが、この詳細は単に例示の目的のみであって、本発明
の思想および範囲を逸脱することなく多くの改変をなし
うることが当業者には了解されよう。
【0024】以下、本発明の実施態様を要約すれば次の
通りである: 1. 1mmの最大厚さを有する準熱可塑性フィルムを用
いて20℃以上の温度にて減圧成形することによりフィ
ルム外装されたプラスチック成形品を製造するための金
型を内部ライニングするフィルムの製造方法において、
用いる準熱可塑性フィルムは (a)有機ポリイソシアネートと、 (b)統計平均で少なくとも2.5個のイソシアネート
反応性基を持った1,800〜12,000の分子量を
有する化合物と、 (c)上記成分(b)の重量に対し少なくとも5重量%
の、(1)2個の第一および/または第二芳香族結合ア
ミノ基を有すると共に108〜400の範囲の分子量を
有するジアミン、(2)エーテル基を有してもよくかつ
60〜1799の分子量を有する脂肪族ポリオール、
(3)エーテル基を有してもよくかつ60〜1799の
分子量を有する環式脂肪族ポリオール、(4)エーテル
基を有してもよくかつ60〜1799の分子量を有する
脂肪族ポリアミン、(5)エーテル基を有してもよくか
つ60〜1799の範囲の分子量を有する環式脂肪族ポ
リアミンよりなる群から選択される1種もしくはそれ以
上の化合物とを1mmの最大高さを有する閉鎖シート金型
を用いた反応射出成形により60〜140のイソシアネ
ート指数にて反応させることにより得られた少なくとも
0.6g/cm3 の密度を有するポリイソシアネート重付
加物に基づくことを特徴とするフィルムの製造方法。
【0025】2. 減圧成形工程を100〜200℃の
温度で行なう上記第1項記載の方法。 3. 減圧成形にかけるフィルムを減圧成形の前および
/またはその間に無接触加熱によって加熱すると共に、
減圧成形工程を0.01〜1,000ミリバールの絶対
圧力の印加によって行なう上記第1項記載の方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08J 5/18 CFF 9267−4F // B29K 75:00 (72)発明者 カール・ハインツ・デルナー ドイツ連邦共和国デイー5024 プルハイ ム、ヴアイレルシユグルント 26

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1mmの最大厚さを有する準熱可塑性フィ
    ルムを用いて20℃以上の温度にて減圧成形することに
    よりフィルム外装されたプラスチック成形品を製造する
    ための金型を内部ライニングするフィルムの製造方法に
    おいて、用いる準熱可塑性フィルムは (a)有機ポリイソシアネートと、 (b)統計平均で少なくとも2.5個のイソシアネート
    反応性基を持った1,800〜12,000の分子量を
    有する化合物と、 (c)上記成分(b)の重量に対し少なくとも5重量%
    の、(1)2個の第一および/または第二芳香族結合ア
    ミノ基を有すると共に108〜400の範囲の分子量を
    有するジアミン、(2)エーテル基を有してもよくかつ
    60〜1799の分子量を有する脂肪族ポリオール、
    (3)エーテル基を有してもよくかつ60〜1799の
    分子量を有する環式脂肪族ポリオール、(4)エーテル
    基を有してもよくかつ60〜1799の分子量を有する
    脂肪族ポリアミン、(5)エーテル基を有してもよくか
    つ60〜1799の範囲の分子量を有する環式脂肪族ポ
    リアミンよりなる群から選択される1種もしくはそれ以
    上の化合物とを1mmの最大高さを有する閉鎖シート金型
    を用いた反応射出成形により60〜140のイソシアネ
    ート指数にて反応させることにより得られた少なくとも
    0.6g/cm3 の密度を有するポリイソシアネート重付
    加物に基づくことを特徴とするフィルムの製造方法。
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AT403924B (de) * 1996-03-21 1998-06-25 Murexin Ag Distanzfolie für den formen- und modellbau
DE19801651A1 (de) * 1998-01-15 1999-07-22 Bayerische Motoren Werke Ag Verfahren zum Aufkaschieren einer Kunststoff-Folie auf die Rückseite eines danach zu hinterschäumenden Dekormaterials
DE10029516B4 (de) * 2000-06-15 2015-10-01 Volkswagen Ag Kunststoff-Formteil und Verfahren zu seiner Herstellung
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