JPH0682689U - 液晶表示装置の電源回路 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】バック照明に発光ダイオードを用いた液晶表示
装置の電源回路において極力少ない部品点数で安定した
電圧をＬＣＤ駆動回路に供給する。 【構成】バック照明としてのＬＥＤ郡８の途中出力から
ＬＣＤ駆動回路１６に電圧を供給する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は液晶表示装置の電源回路に関し、特にバック照明として発光ダイオー ドを使用したものに関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来の液晶表示装置は、この表示を透過して視認性を確保する為にバック照明 を必要とするものであるが、装置の薄型化に対応する為、蛍光灯等に変わり発光 ダイオード（ＬＥＤ）が使用される様になってきた。しかし、図２に示す様な安 定した電圧を供給する為に定電圧回路を必要としていた。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本願の目的は部品点数の少ない回路で安定した電圧を供給できる液晶表示装置 を提供することにある。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成する為に本考案は、発光ダイオード（ＬＥＤ）をバック照明と して使用している液晶表示装置の電源回路において、直列接続されたＬＥＤ郡の 途中出力電圧を液晶駆動回路に供給することを特徴とする。

【０００５】

【作用】

バック照明として用いられるＬＥＤ郡の途中段から出力される電圧は安定した 出力電圧が得らる。この出力電圧を液晶駆動回路に供給することにより液晶表示 を制御して定電圧回路を設けることなく部品点数を削除することを可能とする。

【０００６】

【実施例】

図２は本考案の一実施例に係わる液晶表示装置の電源供給回路図である。 ２はバッテリーであり、バック照明としてのＬＥＤ郡８はダイオード４、直列 抵抗６を介して電流が供給されている。一方、液晶表示回路２０は、表示素子１ ８のコモン端子およびセグメント端子の電圧供給をＬＣＤ駆動回路１６にて制御 することにより各表示素子の点滅を行っている。このＬＣＤ駆動回路１６には、 前記ＬＥＤ郡８の途中段から逆流防止用ダイオード１２を介して電圧供給される ものである。尚、ダイオード１２の出力は平滑用のコンデンサ１４を介して接地 されている。

【０００７】 ＬＥＤ郡８からの出力電圧は安定しているので実用上の問題はなく、定電圧回 路を設けることなく安定した電圧をＬＣＤ駆動回路１６に供給することが出来る 。

【０００８】

【考案の効果】

本考案によれば、ＬＣＤ駆動回路１６の電圧をバック照明としてのＬＥＤ郡８ の途中出力から供給することにより、定電圧回路を設けることなく安定した電圧 を供給することができるものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の実施例に係る液晶表示装置の電圧供給
回路図である。

【図２】従来における液晶表示装置の電圧供給回路図で
ある。

【符号の説明】

２ バッテリー ４ ダイオード ６ 抵抗 ８ ＬＥＤ １２ ダイオード １４ コンデンサ １６ ＬＣＤ駆動回路 １８ 液晶表示素子 ２０ 液晶表示回路

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 発光ダイオード（ＬＥＤ）をバック照明
   として用いる液晶表示装置の電源回路において、直列接
   続されたＬＥＤ郡の途中出力電圧を液晶駆動回路に供給
   することを特徴とした液晶表示装置の電源回路。