JPH0682468U - ガスケット - Google Patents

ガスケット

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JPH0682468U
JPH0682468U JP2399693U JP2399693U JPH0682468U JP H0682468 U JPH0682468 U JP H0682468U JP 2399693 U JP2399693 U JP 2399693U JP 2399693 U JP2399693 U JP 2399693U JP H0682468 U JPH0682468 U JP H0682468U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gasket
seal
opening
housings
groove
Prior art date
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Pending
Application number
JP2399693U
Other languages
English (en)
Inventor
今野芳一
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nok Corp
Original Assignee
Nok Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Nok Corp filed Critical Nok Corp
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Publication of JPH0682468U publication Critical patent/JPH0682468U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 キャビテーションによるシール部の破損の防
止 【構成】 樹脂、金属等で形成されるとともに、開口部
5が設けられたガスケット本体2の前記開口部5の周縁
部に、この開口部5を囲んで溝4が形成され、この溝4
内にゴム状弾性材で形成され、底部より頂部が幅狭とな
ったシール部3が配設されたガスケット。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案はガスケットに関し、特に、キャビテーション等によってシール部が 破損するのを防止してシール性を向上させたガスケットに関するものである。
【0002】
【従来技術および解決しようとする課題】
従来、装着溝が設けられていないとともに、内部に流路が形成されたポンプ等 のハウジングに装着されて、ハウジング内の流路を流通する流体の漏れを防止す るガスケットとしては、図3、図4に示すようなものが知られている。
【0003】 すなわち、このガスケット21は、SPCC等の金属で板状に形成されたガス ケット本体22と、このガスケット本体22の中央部に形成された開口部25の 内周部に配設されたゴム材からなるシール部23とから形成されている。なお、 ガスケット本体22の四隅には取付け用のねじ孔26が形成されている。
【0004】 そして、このガスケット21を用いて流体の流路10a、11aが形成された ハウジング10、11をシールするには、図5に示すように、ハウジング10、 11の流路10a、11aにガスケット本体22の開口部25を合致させた状態 でガスケット21をハウジング10、11間に装着する。
【0005】 この場合、前記シール部23はハウジング10、11間で押し潰され、ハウジ ング10、11の流路10a、11aの周縁部が環状にシールされ、流路10a 、11aに流通する流体の漏れを防止している。
【0006】 しかしながら、前記シール部23はゴム材で形成されているとともに、流路1 0a、11aに流通する流体の圧力を直接受けるため、ハウジング10、11の 流路10a、11a内でキャビテーションが発生すると、このシール部23にキ ャビテーションによる異常圧力が作用し、シール部23が破損して、シール性が 損なわれるという問題点を有していた。
【0007】 この考案は前記のような従来のもののもつ問題点を解決したものであって、シ ール部に流体圧力が直接作用しない構造にすることにより、キャビテーションに よるシール部の破損を防止してシール性を向上させたガスケットを提供すること を目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、この考案は樹脂、金属等で形成されるとともに 、開口部が設けられたガスケット本体の前記開口部の周縁部に、この開口部を囲 んで溝が形成され、この溝内にゴム状弾性材で形成され、底部より頂部が幅狭と なったシール部が配設されたという手段を採用したものである。
【0009】
【作用】
この考案は上記の手段を採用したことにより、ガスケットがその開口部を流路 に合致させた状態でハウジング間に装着されると、シール部がハウジング間で押 し潰されて、ハウジング間をシールして流体の漏れを防止する。 また、シール部はガスケット本体に設けた溝内に配設されているため、流体の 流路側は樹脂、金属等で形成されたガスケット本体が位置するようになり、流路 内でキャビテーションが発生しても、シール部にその圧力が直接作用しないため 、シール部の破損が防止される。
【0010】
【実施例】
以下、図面に示すこの考案の実施例について説明する。 図1にはこの考案によるガスケットの実施例が示されていて、図1はガスケッ トの概略断面図である。
【0011】 このガスケット1は、開口部5が形成されるとともに、この開口部5の周縁部 に溝4、4が形成されたガスケット本体2と、このガスケット本体2の溝4、4 内に配設されたシール部3、3とからなっている。なお、開口部5の形状は図示 しないが、図3に示すような従来のガスケット21のようにほぼ楕円形状に形成 されている。
【0012】 前記ガスケット本体2は、樹脂、金属(例えばSPCC)等から板状に形成さ れ、このガスケット本体2の両面の対応する位置であるとともに、前記開口部5 の周縁部に、この開口部5を囲んで環状の溝4、4が形成されている。
【0013】 また、前記シール部3、3はゴム状弾性材から環状に形成されるとともに、前 記ガスケット本体2の両面に形成された溝4、4内にそれぞれ配設されている。 そして、このシール部3、3の断面形状は底部が広く、頂部が狭くなった湾曲状 をなし、前記溝4、4の上部から前記シール部3、3の湾曲状の頂部が突出して いる。
【0014】 つぎに、上記のように構成されたガスケット1の作用について説明する。 まず、この考案によるガスケット1を用いて流体の流路10a、11aが形成 されたハウジング10、11間をシールするには、前記流路10a、11aにガ スケット本体2の開口部5を合致させた状態でガスケット1をハウジング10、 11間に位置させ、締付けねじ等でハウジング10、11間を締付ける。
【0015】 この場合、前記シール部3、3の頂部はガスケット本体2の溝4、4から湾曲 状に突出した状態で形成されているため、ハウジング10、11がガスケット本 体2の表面に当接すると、一方のシール部3は一方のハウジング10で押し潰さ れ、他方のシール部3は他方のハウジング11で押し潰され、さらに、前記シー ル部3、3のうちで頂部の面圧が著しく高められるので、シール性が高められて シール部3、3で流体の漏れが防止される。
【0016】 また、シール部3、3はガスケット本体2の周縁部に設けられた溝4、4内に それぞれ配設されているため、流体の流路10a、11a側は、樹脂、金属等で 形成されたガスケット本体2が位置するようになり、流路10a、11a内でキ ャビテーションが発生しても、その圧力はガスケット本体2に作用し、シール部 3、3には直接作用しないため、シール部3、3が破損してシール性が低下する 恐れがなく、ガスケット1の耐久性が向上する。
【0017】 なお、実施例では、ガスケット本体2の両面の対応する位置に溝4、4を形成 して、両溝4、4に対応するようにシール部3、3をそれぞれ設けたが、ガスケ ット本体2の片面のみに溝を設け、この溝にシール部を設けても良いものである 。
【0018】 また、シール部の頂部の断面形状は湾曲状に限定されず、底部よりも頂部が幅 狭であれが良いものである。
【0019】
【考案の効果】
この考案は前記のように、樹脂、金属等で形成されたガスケット本体に開口部 を設け、この開口部の周縁部に溝を設け、この溝内にシール部を設けてガスケッ トを形成し、ハウジングの流路にガスケット本体の開口部を合致させた状態でこ のガスケットをハウジング間に装着するようになっているため、ガスケットがハ ウジングに装着されると、流体の流路側に樹脂、金属等で形成されたガスケット 本体が位置し、シール部に流体の圧力が直接作用しないため、キャビテーション によってシール部が破損する恐れがなく、ガスケットのシール性が向上するとと もに、耐久性も向上する。
【0020】 また、シール部の頂部はガスケット本体の溝から突出した状態で形成されてい るとともに、シール部の頂部はその底部よりも幅狭に形成されているため、シー ル部のうちで頂部の面圧が著しく高められるので、シール性が高められるという すぐれた効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案によるガスケットの実施例を示す概略
断面図である。
【図2】この考案によるガスケットをハウジングに装着
した状態を示す概略断面図である。
【図3】従来のガスケットを示す平面図である。
【図4】図3のA−A線矢視方向から見た概略断面図で
ある。
【図5】従来のガスケットをハウジングに装着した状態
を示す概略断面図である。
【符号の説明】
1、21……ガスケット 2、22……ガスケット本体 3、23……シール部 4……溝 5、25……開口部 10、11……ハウジング 10a、11a……流路 26……ねじ孔

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樹脂、金属等で形成されるとともに、開
    口部(5)が設けられたガスケット本体(2)の前記開
    口部(5)の周縁部に、該開口部(5)を囲んで溝
    (4)が形成され、該溝(4)内にゴム状弾性材で形成
    され、底部より頂部が幅狭となったシール部(3)が配
    設されたことを特徴とするガスケット。
JP2399693U 1993-05-10 1993-05-10 ガスケット Pending JPH0682468U (ja)

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JP2399693U JPH0682468U (ja) 1993-05-10 1993-05-10 ガスケット

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2399693U JPH0682468U (ja) 1993-05-10 1993-05-10 ガスケット

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JPH0682468U true JPH0682468U (ja) 1994-11-25

Family

ID=12126196

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011064222A (ja) * 2009-09-15 2011-03-31 Shinmaywa Industries Ltd 真空シール用の接続構造およびこの接続構造を備えた真空装置
JP2013155680A (ja) * 2012-01-31 2013-08-15 Hitachi Ltd ガスタービンのシール装置
JP2016525980A (ja) * 2013-05-31 2016-09-01 パーカー・ハニフィン・コーポレーション 強化されたシールを含む、改良された燃料タンク点検窓ガスケット
WO2018083956A1 (ja) * 2016-11-07 2018-05-11 Nok株式会社 ガスケット及びその製造方法

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