JPH0682432U - スラスト軸受 - Google Patents

スラスト軸受

Info

Publication number
JPH0682432U
JPH0682432U JP028497U JP2849793U JPH0682432U JP H0682432 U JPH0682432 U JP H0682432U JP 028497 U JP028497 U JP 028497U JP 2849793 U JP2849793 U JP 2849793U JP H0682432 U JPH0682432 U JP H0682432U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ring
stationary
ceramic material
stationary ring
thrust bearing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP028497U
Other languages
English (en)
Inventor
一彦 山下
隆信 小室
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP028497U priority Critical patent/JPH0682432U/ja
Publication of JPH0682432U publication Critical patent/JPH0682432U/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C17/00Sliding-contact bearings for exclusively rotary movement
    • F16C17/04Sliding-contact bearings for exclusively rotary movement for axial load only

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Sliding-Contact Bearings (AREA)
  • Support Of The Bearing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 回転リング30と静止リング50との滑接面
にセラミック材質を用いて荷重負担力の強化と摩擦損失
の低下を図るため、衝撃,振動を緩和する。 【構成】 回転リング30と静止リング50との滑接面
の少なくとも一方をセラミック材質とし、スラストカラ
ー20と回転リング30との間及び静止支持部材60と
静止リング50との間の少なくとも一方に複数のばね7
1を介装し、少なくとも一方に隘路を有する空間80を
形成してこの空間80内に粘性流体81を介在させた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、スラスト軸受の改良に係り、特に、大荷重,高速回転に有利なよ うに滑接面にセラミック材質を用いるスラスト軸受について衝撃,振動を緩和す る手段に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図4は従来のスラスト軸受の縦断面図である。回転軸10にカラー締着ナット 15によりスラストカラー20が取り付けられ、スラストカラー20の下面には ボルト23及び回転リング抑え25で回転リング30が取り付けられている。ま た、ケーシング65から内径側へ突出した静止支持部材60の上面にはボルト5 3及び静止リング抑え56で静止リング50が取り付けられている。回転軸10 と共に回転する回転リング30の下面と静止している静止リング50の上面とが 滑接して回転軸10にかかる軸方向の荷重、すなわちスラストを支承する。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来のスラスト軸受は上記のようであるが、大荷重,高速回転のスラスト軸受 について荷重負担力の強化と摩擦損失の低下を図るため、回転リング30と静止 リング50との滑接面にセラミック材質を用いたいが、セラミック材質は靱性が 低いので、衝撃,振動に弱くて損傷しやすいというような課題があった。
【0004】 この考案は上記課題を解消するためになされたもので、回転リング30と静止 リング50との滑接面にセラミック材質を用いて荷重負担力の強化と摩擦損失の 低下を図り、前記セラミック材質を保護するように衝撃,振動を緩和したスラス ト軸受を得ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この考案に係るスラスト軸受は、回転リングと静止リングとの滑接面の少なく とも一方をセラミック材質とし、スラストカラーと前記回転リングとの間及び静 止支持部材と前記静止リングとの間の少なくとも一方に複数のばねを介装し、前 記スラストカラーと前記回転リングとの間及び前記静止支持部材と前記静止リン グとの間の少なくとも一方に隘路を有する空間を形成してこの空間内に粘性流体 を介在させたものである。
【0006】
【作用】
この考案におけるスラスト軸受の静止リングは、回転軸と共に回転する回転リ ングに滑接して軸方向の荷重を支承するが、回転リングと静止リングとの滑接面 の少なくとも一方はセラミック材質であるので、硬度の高いセラミック材質は大 荷重に耐え、かつ、低い摩擦抵抗で支承する。運転中に衝撃,振動が発生したと き、スラストカラーと回転リングとの間及び静止支持部材と静止リングとの間の 少なくとも一方に介装された複数のばねは、弾性変形して衝撃を緩和し、粘性流 体は、隘路を流通する流体の粘性抵抗により、振動エネルギーを吸収して振動を 減衰させる。すなわち、上記ばね及び粘性流体は、運転中にこのスラスト軸受の 滑接面にかかる衝撃,振動を小さくして、靱性が低くて衝撃振動に弱いセラミッ ク材質に損傷等が生じないように保護し、セラミック材質の滑接面の高負荷能力 と低摩擦性能とを支障なく発揮させる。
【0007】
【実施例】
以下、この考案の一実施例を図について説明する。図1はこの考案の一実施例 による水車,ポンプ等のスラスト軸受の縦断面図である。図1において、10は 回転軸であり、回転軸10の図の下方には図示しない羽根等が装着され、回転軸 10の上方には図示しない発電機,電動機等が連結されている。回転軸10には カラー締着ナット15で締め付けてスラストカラー20が固着されている。スラ ストカラー20の下面には円環状に空間80を形成して回転リング30を挿嵌す るように深い溝が形成され、その溝に回転リング30が挿嵌されている。回転リ ング30の外周面,内周面が接する溝の側壁にはOリング用溝が形成されてOリ ング85,86が挿嵌されている。回転リング30の図の上面から上のこの溝内 の空間80にはグリース81が充填されており、栓88で密封されている。
【0008】 図1において、60はケーシング65にボルト63で固着された静止支持部材 であり、静止支持部材60の内径側近くの上面には所定間隔で配設された複数個 のばね71で支持させて静止リング受け55が設けられ、静止リング受け55の 上面には静止リング50が嵌着されている。静止リング受け55の外周面が接す る静止支持部材60の側壁にはOリング用溝が形成されてOリング64が挿嵌さ れている。回転リング30の下面と静止リング50の上面とは相対面して滑接す るように形成されている。
【0009】 図1に示すスラスト軸受は、回転リング30の下面及び/又は静止リング50 の上面の滑接面がセラミック材質となっている。このセラミック材質は、回転リ ング30及び/又は静止リング50をセラミック材質のみのいわゆるむくで形成 してもよく、金属材料で形成した回転リング30及び/又は静止リング50の滑 接面にセラミック材質を付着させて形成してもよい。
【0010】 次に、図1に示す実施例の動作について説明する。回転軸10が回転すると、 回転軸10に固着されたスラストカラー20も回転し、スラストカラー20の下 面の溝に挿嵌された回転リング30も回転する。一方、静止支持部材60に複数 個のばね71を介して支持された静止リング受け55に嵌着された静止リング5 0は静止しており、静止リング50の上面と回転リング30の下面とが滑接する ことにより、静止リング50は回転する回転軸10の軸方向荷重を支承する。図 1に示す実施例のスラスト軸受では、回転リング30及び/又は静止リング50 の滑接面がセラミック材質となっているので、硬度が高いセラミック材質の滑接 面は、大荷重に耐える負荷能力を有し、かつ、低い摩擦損失で支承する。
【0011】 しかし、一般に、回転機械は運転中に種々の原因により振れ回りや偏荷重など が生じることがあり、衝撃や振動が発生することも避けられない。これに対して 、セラミック材質は、硬度は高いが靱性が低く脆い性質があり、衝撃や振動に弱 いという欠点があるので、万一、スラスト軸受のセラミック材質を用いた滑接面 に破損等が生じたときは、この回転機械やプラント全体に重大な損害が生じるの で、従来、スラスト軸受の滑接面にセラミック材質を採用することが困難であっ た。そこで、その対策として、図1に示す実施例では、回転リング30とスラス トカラー20との取付部に空間80を形成してグリース81を介在させ、静止リ ング50を静止支持部材60にばね71を介して支持させる構成として、このス ラスト軸受の滑接面にかかる衝撃,振動を緩和軽減してセラミック材質に破損等 が生じないように保護し、このスラスト軸受の滑接面におけるセラミック材質の 高負荷性能と低摩擦性能を支障なく発揮させるものである。
【0012】 図3は図1に示す実施例の動作を示し、(A)はスラストカラー20と回転リ ング30との間に介在させたグリース81の動作を示す図、(B)は静止支持部 材60と静止リング50との間に設けたばね71の動作を示す図である。図3( A)の左半分は衝撃等のない状態を示し、これに偏荷重や衝撃等がかかると、右 側に示すように、スラストカラー20が下がるか回転リング30が上がるかして 、グリース81が圧縮され、グリース81の一部は回転リング30とスラストカ ラー20との隙間の隘路を流通して、Oリング85を圧縮させる。また、偏荷重 がかかったときは荷重の大きい箇所から小さい箇所へグリース81が流れる。こ のようにして、グリース81は、このスラスト軸受の滑接面にかかる衝撃振動の エネルギーを流動粘性抵抗により吸収して、衝撃を緩和し振動を減衰させる。ま た、図3(B)の左側は衝撃等のない状態を示し、これに偏荷重や衝撃等がかか ると、右側に示すように、静止リング50が下がるか静止支持部材60が上がる かして、ばね71が弾性変形して圧縮され、ばね71は、このスラスト軸受の滑 接面にかかる衝撃等を吸収して緩和する。
【0013】 次に、図2に示す実施例について説明する。この実施例にによるスラスト軸受 においても、回転リング30の下面及び/又は静止リング50の上面の滑接面が セラミック材質となっていることは図1に示す実施例と同様であるが、図2に示 す実施例では、静止リング50と静止支持部材60との間に、ばね71を介装し 、かつ、空間80を形成してグリース81を充填介在させている。すなわち、静 止支持部材60に空間80を介在させながら静止リング50を挿嵌する溝を形成 し、複数個のばね71を介装するための凹部を溝底部及び静止リング50の下面 に形成し、溝の側面にOリング挿嵌用の溝を形成してOリング85,86を挿嵌 し、ばね71を入れて静止リング50を昇降可能に挿嵌している。空間80には 連通する隘路83及び油溜め82が設けられ、油溜め82にはふた89が設けら れている。また、空間80には図示しないグリース注入口及び空気抜きが設けら れており、このグリース注入口からグリース81を充填した後、図示しないグリ ース注入口及び空気抜きは密閉されている。
【0014】 次に、図2に示す実施例の動作について説明する。このスラスト軸受に衝撃, 振動等がかかったとき、ばね71が弾性変形して静止リング50が昇降すること により、セラミック材質の滑接面にかかる衝撃振動を吸収し緩和する。また、グ リース81が弾性変形し空間80内や隘路83を流動することにより、静止リン グ50が昇降して衝撃等を吸収し緩和する。また、グリース81の流動にともな う粘性抵抗により振動エネルギーが吸収され、振動を減衰させる。
【0015】 なお、図1乃至図3に示す実施例では、ばね71としてコイルスプリングを示 したが、板ばね等を用いてもよく、力を受けて弾性変形するものであればよい。 また、グリース81も他の適当な粘性流体を用いてもよい。また、空気等をばね 及び粘性流体の機能を発揮させるように用いることもできる。
【0016】
【考案の効果】
以上のように、この考案によれば、回転リングと静止リングとの滑接面の少な くとも一方にセラミック材質を用い、回転リング及び静止リングの少なくとも一 方をばね及び粘性流体を介して支持させたので、衝撃振動を吸収緩和してセラミ ック材質の脆性弱点を保護し、セラミック材質の高負荷性能及び低摩擦損失性能 を支障なく発揮させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例によるスラスト軸受の縦断
面図である。
【図2】この考案の他の実施例によるスラスト軸受の要
部を示す縦断面図である。
【図3】図1に示すスラスト軸受の動作を示し、(A)
はグリースの動作を示す図、(B)はばねの動作を示す
図である。
【図4】従来のスラスト軸受の縦断面図である。
【符号の説明】
10:回転軸、20:スラストカラー、30:回転リン
グ、50:静止リング、 55:静止リング受け、6
0:静止支持部材、 65:ケーシング、71:ばね、
80:空間、 81:グリース、 83:隘路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸に取り付けられたスラストカラー
    に支持された回転リングを静止支持部材に支持された静
    止リングで支承するスラスト軸受において、前記回転リ
    ングと前記静止リングとの滑接面の少なくとも一方をセ
    ラミック材質とし、前記スラストカラーと前記回転リン
    グとの間及び前記静止支持部材と前記静止リングとの間
    の少なくとも一方に複数のばねを介装し、前記スラスト
    カラーと前記回転リングとの間及び前記静止支持部材と
    前記静止リングとの間の少なくとも一方に隘路を有する
    空間を形成してこの空間内に粘性流体を介在させたこと
    を特徴とするスラスト軸受。
JP028497U 1993-05-06 1993-05-06 スラスト軸受 Withdrawn JPH0682432U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP028497U JPH0682432U (ja) 1993-05-06 1993-05-06 スラスト軸受

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP028497U JPH0682432U (ja) 1993-05-06 1993-05-06 スラスト軸受

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0682432U true JPH0682432U (ja) 1994-11-25

Family

ID=12250315

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP028497U Withdrawn JPH0682432U (ja) 1993-05-06 1993-05-06 スラスト軸受

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0682432U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014119797A1 (ja) * 2013-02-04 2014-08-07 大豊工業株式会社 スラスト軸受

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014119797A1 (ja) * 2013-02-04 2014-08-07 大豊工業株式会社 スラスト軸受

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2610255C (en) Vacuum pump
US3863996A (en) Vibration damper bearing
KR970001606B1 (ko) 겹판스프링을 이용한 횡진동 절연장치
US6558041B2 (en) Damper assembly for a rotating shaft and methods for dampening shaft vibrations
US20020125777A1 (en) Vibration damping system for ESP motor
US20080310778A1 (en) Air Foil Bearing Having a Porous Foil
JP2007308137A (ja) 強化シールを備える車両サスペンション停止体
US20120261536A1 (en) Compliant bearing mount
EP3327302B1 (en) Landing bearing assembly and rotary machine equipped with such an assembly
WO2004097224A1 (en) Vacuum pump
US20080007127A1 (en) Shock prevention structure for motor
US5553834A (en) Lateral and axial vibration isolators utilizing leaf springs
US5895202A (en) Molecular drag pump
EP0239519B1 (en) Nutation damper
JPS59208220A (ja) 高速回転する複列ころがり軸受け用潤滑装置
EP0943058A1 (en) Rolling element bearing system with improved damping
EP0467427A2 (en) Mass impact damper for rotors
CN112513480A (zh) 阻尼轴承及阻尼
JPH0682432U (ja) スラスト軸受
JPH034145Y2 (ja)
US1850068A (en) Mounting for ball bearings
CN201584841U (zh) 高压电机轴承保护装置
JP3884599B2 (ja) モータ
RU2025026C1 (ru) Подшипниковый узел электрической машины
KR100243704B1 (ko) 스핀들 모터용 유체 동압 베어링의 구조

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19971106