JPH0681872A - 衝撃を吸収するための装置 - Google Patents

衝撃を吸収するための装置

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JPH0681872A
JPH0681872A JP5126324A JP12632493A JPH0681872A JP H0681872 A JPH0681872 A JP H0681872A JP 5126324 A JP5126324 A JP 5126324A JP 12632493 A JP12632493 A JP 12632493A JP H0681872 A JPH0681872 A JP H0681872A
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エルンスト・ホルヌング
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ハンス・マーガー
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 構造体とこの構造体に保持されている担持体
間においてこの構造体と担持体間に設けられている弾性
的な部材により力学的な応力、特に煙火技術におけるよ
うな衝撃を吸収するための装置を提供すること。 【構成】 弾性的な部材が同じ低い減衰定数を有してい
るばね要素２〜５から成ること、および担持体１の保持
体が載置面積が最小になるように構成されている上記ば
ね要素２〜５に形成されていること

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、構造体とこの構造体に
保持されている担持体間においてこの構造体と担持体間
に設けられている弾性的な部材により力学的な応力、特
に煙火技術におけるような衝撃を吸収するための装置に
関する。
【０００２】
【従来の技術】特に宇宙飛行技術の領域にあって完全な
ロケット段の切離しの際短期の高い応力が生じる。この
ような、煙火技術におけるような衝撃とも称される応力
は特に機器担持体のような移送されるべき実荷重の場
合、また他の装備部分にあっても高い力学的な応力を招
き、従って部分的にこれらの要素部分の損傷を招く。こ
のような応力を除去するか、或いは少なくとも最小限に
まで低減するために、衝撃に敏感な構造部分をロケット
の構造体と減衰部材を介して結合されている担持体内に
或いは担持体上に保持することが公知の方法として知ら
れていが、この場合これらの減衰部材は一般に粘弾性材
料から成る。特に煙火技術におけるような衝撃にあって
は極めて高い衝撃速度が発生するすので、この減衰部材
にあってばね力に加えて、衝撃に敏感な構造部分に対し
て著しい力学的な力を伝える減衰力も伝達される。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】こう言ったことから本
発明の根底をなす課題は、冒頭に記載した様式の装置
を、この装置が煙火技術におけるような衝撃が発生して
も可能な限り完全に吸収して減衰するように形成するこ
とである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記の課題は本発明によ
り、弾性的な部材が同じ低い減衰定数を有しているばね
要素から成ること、および担持体の保持体が載置面積が
最小になるように上記ばね要素に形成されていることに
よって解決される。
【０００５】本発明により設けられるばね要素が、低い
減衰定数以外に可能な限り低い固有周波数を有している
ように形成されることにより、煙火技術におけるような
衝撃が特に低い周波数の領域のものにあっても殆ど完全
に吸収される。このようにして、粘弾性の材料から成る
減衰部材の場合と異なり、衝撃に敏感な構造材料は低い
周波数の領域内でも衝撃作用に対して完全に保護され
る。
【０００６】本発明による他の有利な構成、特にばね要
素の構成に関しては、特許請求の範囲の請求項２〜４に
記載した。以下に添付図面に図示した実施例につき本発
明を詳しく説明する。
【０００７】
【実施例】それぞれの図面において同じ構造部材は同じ
参照符号で示した。図１〜図３に図示した装置は宇宙飛
行発進のための機材の衝撃に敏感な部材を収容するため
のプラットフオーム１である。このプラットフオーム１
は全部で四つのばね要素２〜５を介して宇宙飛行体の二
つの構造要素６と７に保持されている。ばね要素２〜５
は、これらが六つの可能な自由度、即ち三つの並進運動
および三つの回転運動、に関してプラットフオーム１の
起こり得る運動を減衰するように形成されている。
【０００８】更に、装置の機能態様にとって、ばね要素
２〜５がこれら六つの自由度に相応して起こり得る振動
に関して極めて低い固有振動と僅かな減衰力を有してい
るのが重要である。また、プラットフオーム１のばね要
素２〜５への固定が、ばね要素２〜５とプラットフオー
ム１間の接触が極めて小さな載置面積で行われ、このよ
うにして摩擦力が最低限に低減されるように行われるこ
とが重要である。この目的のため、ねじ結合点におい
て、通常の下敷金の代わりに、管体から切取った肉薄
の、スペーサと称してもよいリングが挿入されている。
【０００９】本発明によるここに示した優れた実施例に
あって使用されているばね要素２〜５の構造は、図４に
示したばね要素５の例から明瞭に認められる。このばね
要素は先ずほぼＵ−字形に形成された部分領域から成
り、この部分領域に−二つの脚部８と９間に存在してい
るウエッブ１０の領域内で−ほぼ直角形の延長部１１，
１２が一体的に成形されている。この延長部の湾曲され
た部分領域１２は両脚部８と９の長さとほぼ同じ長さを
有している。これらの脚部８と９の終端領域および延長
部１１，１２の終端領域は補強して形成されており、一
方では両脚部８と９の間で保持される−プラットフオー
ム１とのねじ結合部を収容するための切通しを、他方で
は延長部１１，１２を介して行われる構造体６，７との
ねじ結合部を収容するための切通しを有している。
【００１０】ここに記載したばね要素２〜５はそれぞれ
ばね弾性的な金属材料から成る一つの材料からフライス
加工して形成されたものである。しかし本発明の枠内に
おいて、弾性部材をそれに適している製造方法で繊維複
合材料から作ることも可能である。更に、このような弾
性部材を二つの部分から、即ちＵ−字の部材と直角形の
部材とから造り、この場合これらの二つの部分を互いに
ねじ止めするか、はんだ付けするか、溶接するか或いは
接着することも可能である。
【００１１】上記のばね要素２〜５がそれぞれ−一つ一
つについて述べれば−異なる三つの方向での運動を減衰
することが可能であるが、本発明による枠内においては
このようなばね要素一つのみを設ける代わりに、プラッ
トフオーム１の角偶にそれぞれ三つの個々のコイルばね
を三つの互いに対して垂直な方向で設けることも可能で
ある。
【００１２】いかなる場合にあっても重要なのは、ばね
要素の固有周波数が可能な限り低いこと、これらのばね
要素が僅かな減衰力しか有していないこと、および−既
にに述べたように−これらのばね要素とプラットフオー
ム間の結合位置における摩擦が最小限であることであ
る。
【００１３】
【発明の効果】上記のような本発明による構成により、
構造体６，７に作用する煙火技術におけるような衝撃が
低い周波数の領域内においてもプラットフオームに伝達
されず、従ってプラットフオーム上に存在している装備
部材がこのような煙火技術におけるような衝撃の作用に
対して確実に保護される。
【図面の簡単な説明】
【図１】ばね要素を介して構造体に保持されたプラット
フオームの図である。
【図２】図１に図示した配設の側面図である。
【図３】図１による装置の透視図である。
【図４】ばね要素を同様に透視図で示した図である。
【符号の説明】
１ プラットフオーム ２，３，４，５ ばね要素 ６，７ 構造体 ８，９，１０ 弾性領域 １１，１２ 延長部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 エルンスト・ホルヌング ドイツ連邦共和国、シユトウール、プラタ ネンヴエーク、８ (72)発明者 ハンス・マーガー ドイツ連邦共和国、ヴオルプスヴエーデ、 ノイ・ベルゲドルファー・ダム、44 (72)発明者 フーバ・エーリ ドイツ連邦共和国、アーヒエン、シユール ツエールター・シユトラーセ、514

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 構造体とこの構造体に保持されている担
    持体間においてこの構造体と担持体間に設けられている
    弾性的な部材により力学的な応力、特に煙火技術におけ
    るような衝撃を吸収するための装置において、弾性的な
    部材が同じ低い減衰定数を有しているばね要素（２〜
    ５）から成ること、および担持体（１）の保持体が載置
    面積が最小になるように構成されている上記ばね要素
    （２〜５）に形成されていることを特徴とする衝撃を吸
    収するための装置。
  2. 【請求項２】 ばね要素（２〜５）が板ばね様に形成さ
    れていることを特徴とする請求項１記載の装置。
  3. 【請求項３】 ばね要素（２〜５）がＵ−字形の部分領
    域（８〜１０）を備えており、この部分領域に側方でほ
    ぼ矩形の延長部（１１，１２）が設けられていることを
    特徴とする請求項２に記載の装置。
  4. 【請求項４】 延長部（１１，１２）が一体的に成形さ
    れていることを特徴とする請求項３に記載の装置。
  5. 【請求項５】 ばね要素（２〜５）が繊維複合材料から
    成ることを特徴とする請求項１から４までのいずれか一
    つに記載の装置。
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