JPH0681855B2 - 建築材 - Google Patents

建築材

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JPH0681855B2
JPH0681855B2 JP63173384A JP17338488A JPH0681855B2 JP H0681855 B2 JPH0681855 B2 JP H0681855B2 JP 63173384 A JP63173384 A JP 63173384A JP 17338488 A JP17338488 A JP 17338488A JP H0681855 B2 JPH0681855 B2 JP H0681855B2
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porcelain plate
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 産業上の利用分野 本発明は、あらゆる建築物の屋根材及び外壁、多湿域の
内壁等の壁材として使用され、スレート、コンクリート
壁、ALC板、木製板材に代わる建築材に関し、特に経年
変化による腐食を防止して割れることを防止したり、運
搬等の作業中に割れることを防止したり、特に大型化の
もので施工が容易となり、又水回り等多湿域での使用を
可能と成した建築材に関するものである。
従来の技術 従来、壁材及び屋根材として使用されて来たスレートは
セメントで固めていたが、かかるスレートは空気が悪い
工場等でガスが出たり、湿気が多かったり、又は酸性の
雨により5年程度経過すると化学変化を起こすために、
物が当たったり、重量が掛かったり、人が乗ると割れて
穴が開いて風雨が入ったり、人が落ちる危険性を有して
おり、そこでスレートに石綿の繊維を入れて薄くて軽く
強いものが出来たが、かかるスレートは石綿公害を発生
するために使用されなくなり、代わって紙のかすの繊磯
を入れたものが出来たが、かかるスレートは雨で湿ると
脆く、弱くなる欠点を有していた。
又、コンクリート壁、ALC板では吸水性があり完全な防
水は不可能であり、従ってかかる壁材にはタイルを貼着
せしめて防水を図っていたが、タイルはプレス成形して
いるために、大きなものが成形出来ずに300mm程度のも
のが限度であり、建築物の組み立て前に工場でコンクリ
ート壁に貼るとしても1枚1枚づつ貼るために手間を要
し、特に100mmを超える片手で持てないものは両手で貼
るために能率が悪く、又小さな建築物や水回りでタイル
を使用する時には、特に木製の場合には下地としてベニ
ヤを貼り、金網を貼り、セメントで下地を作りタイル1
枚1枚づつ貼る手間を要していた。
発明が解決しようとする課題 本発明は、壁材、屋根材として使用される建築材の中空
洞孔に化学繊維を注入することにより、焼成品では堅い
が脆く折れ易いが、建築材内部の化学繊維により強度が
増加すると共に、弾力性が向上して割れ難くなり、物体
が当たったり重量による圧力が掛かった時に、折れても
粉々に割れたり穴が開いたりして人間が落下したり風雨
が入ったりすることなく略原形を維持出来、又コンクリ
ート壁、ALC板の様に防水のために小さなタイルを貼着
せしめる必要がなく施工が容易となり、又建築材の表面
に化粧土又は硝子質釉薬を塗ることによりグレー一色で
はなく自由な色彩を得ることが出来、又建築材の裏面に
化学繊維を貼着せしめることにより運搬時に物が当たっ
ても粉々に割れることがなくなったり、建築材相互間の
クッションとなって欠けたり割れたりすることがなく、
又中空孔を穿設せしめることにより建築材の重量を軽減
することが出来、又透孔を穿設せしめることにより水回
り等の施工が容易となったり、付着が強固になる様にし
た建築材を提供せんとするものである。
〔発明の構成〕
課題を解決するための手段 本発明はかかる点に鑑み、真空押出成形機により中空洞
孔を穿設した陶磁器質陶板を成形し、焼成し、焼成品の
中空洞孔に液状の化学繊維を注入し冷却凝固して一体形
成したもの、陶磁器質陶板の表面に化粧土又は硝子質釉
薬を塗り焼成すると共に、焼成品の裏面に網状又は布状
の化学繊維を貼着する様にしたもの、及び真空押出成形
機により中空洞孔及び中空孔を穿設した陶磁器質陶板を
成形し、陶磁器質陶板の裏面に中空孔に連通すると共
に、建築材をセメントに貼着した時に、中空孔までセメ
ントが入る小径の透孔を穿設した建築材を提供して上記
欠点を解消せんとするものである。
作 用 本発明は、真空押出成形機により、中空洞孔を有する陶
磁器質陶板を成形せしめ、焼成し、焼成品の中空洞孔に
化学繊維を注入することにより、焼成品では堅いが脆く
折れ易いが、建築材内部の化学繊維により強度が増加す
ると共に、弾力性が向上して割れ難くなり、物体が当た
ったり重量による圧力が掛かった時に、折れても粉々に
割れたり穴が開いたりして人間が落下したり風雨が入っ
たりすることなく略原形を繊維出来、又コンクリート
壁、ALC板の様に防水のために小さなタイルを貼着せし
める必要がなく施工が容易となると共に、タイルの様に
プレス成形でないために大型の建築材を構築して小さな
タイルを1枚1枚貼る必要がなく施工が容易となり、又
建築材の表面に化粧土又は硝子質釉薬を塗ることにより
グレー一色ではなく自由な色彩を得ることが出来、又建
築材の裏面に化学繊維を貼着せしめることにより運搬時
に物が当たっても粉々に割れることがなくなったり、建
築材相互間のクッションとなって欠けたり割れたりする
ことがなく、又中空孔を穿設せしめることにより建築材
の重量を軽減することが出来、又透孔を穿設せしめるこ
とにより水回り等への施工が容易となったり、付着が強
固になるのである。
実施例 以下本発明の一実施例を図面に基づいて製造方法と共に
説明すると、 1は本発明に係る壁材、屋根材等の建築材であり、該建
築材1は板状、波状等の形状を成しており、建築材1の
長手方向には小さな中空洞孔2、2a…を貫通穿設せし
め、該中空洞孔2、2a…には一体形成された荷作り紐状
の化学繊維3、3a…を注入している。
上記波状の建築材1は例えば厚さは6mmで中空洞孔2、2
a…はΦ2.5mmで面積が大きなものであり、又板状の建築
材1は例えば厚さ15mmで片手で持てる幅120mmで長さは
1〜2m程度のものであり、長手方向の縁部には凹凸部を
設けても良い。
建築材の製造方法は、真空押出成形機により小さな中空
洞孔2、2a…を有する各種形状の陶磁器質陶板(例えば
厚さは約3mm〜15mm)を成形し、焼成し、焼成品の任意
の一部又は全部の中空洞孔2、2a…に加熱(250〜300
度)して溶融した液状の化学繊維を注入し冷却凝固して
荷作り紐状の一体形成された化学繊維3、3a…とする。
上記化学繊維3、3a…の一例としては、半合成繊維では
アセデート、酸化スフ、合成繊維ではビニロン、ポリエ
ステル、ポリウレタン、ポリアクリル等、無機質繊維で
はガラス繊維等を使用する。
尚、建築材1の中空洞孔2、2a…に化学繊維3、3a…を
注入しているが、補強材としてモルタルと鉄線を挿入し
ても良い。
又、上記陶磁器質陶板の表面に化粧土又は硝子質釉薬を
施して焼成したり、焼成品(建築材1)の裏面に化学繊
維4を網状又は布状に接着して貼着せしめている。
又、板状の建築材1は長手方向に真空押出成形機により
やや大きな中空孔5、5a…を貫通穿設せしめたり、建築
材1の裏面側に中空孔5、5a…に連通すると共に、施工
時にセメント10が中空孔5、5a…まで入る小径の透孔
6、6a…を穿設している。
又、建築材1の中空洞孔2、2a…は小さな孔であるため
に、通常の羽根を付けたスクリューシャフトを有する押
出成形機では成形出来ず、胴体は鋳物でなく特殊鋼と成
すと共に、シャフトには羽根を付けずに溝を付ける形式
にして非常に高圧と成して成形するのである。
次に本発明に係る透孔を穿設せしめた建築材の施工方法
について説明すると、 建築物7にあり形の仕口8、8a…を穿設せしめた木製等
の胴桟9を固定せしめ、仕口8、8a…に接着剤入りのセ
メント10を塗り、建築材1を貼着せしめれば、セメント
10は胴桟9の仕口8、8a…及び小径の透孔6、6a…を通
して中空孔5、5a…(建築材1の内部)に入り、接着剤
で固定し、時間の経過によりセメント10が固化して強固
に固定するのであり、下地のベニヤ、金網、セメントが
必要ないために素人でも容易に施工が出来るのである。
次に本発明に係る建築材の作用について説明すると、 真空押出成形機により、中空洞孔2、2a…を有する陶磁
器質陶板を成形せしめ、焼成し、焼成品の中空洞孔2、
2a…に化学繊維3、3a…を注入することにより、従来の
スレート、コンクリート等と全く異質の建築材を構築し
て、焼成品では堅いが脆く折れ易いが、建築材1内部の
化学繊維3、3a…により強度が増加すると共に、弾力性
が向上して割れ難くなり、物体が当たったり重量による
圧力が掛かった時に、折れても粉々に割れたり穴が開い
たりして人間が落下したり風雨が入ったりすることなく
略原形を維持出来、又建築材1は陶磁器質陶板を焼成す
ることにより防水性であるために、コンクリート壁、AL
C板の様に防水のために小さなタイルを貼着せしめる必
要がなく施工が容易となると共に、タイルの様にプレス
成形でないために大型の建築材1を構築して小さなタイ
ルを1枚1枚貼る必要がなく施工が容易となり、又建築
材1の表面に化粧土又は硝子質釉薬を塗ることによりグ
レー一色ではなく自由な色彩を得ることが出来、又建築
材1の裏面に化学繊維4を貼着せしめることにより運搬
時に物が当たっても粉々に割れることがなくなったり、
建築材1相互間のクッションとなって欠けたり割れたり
することがなく、又中空孔3、3a…を穿設せしめること
により建築材1の重量を軽減することが出来、又透孔
4、4a…を穿設せしめることにより水回り等への施工が
容易となったり、付着が強固になるのである。
〔発明の効果〕
要するに本発明は、真空押出成形機により中空洞孔2、
2a…を穿設した陶磁器質陶板を成形し、焼成し、焼成品
の中空洞孔2、2a…に液状の化学繊維3、3a…を注入し
冷却凝固して一体形成したので、従来のスレート、コン
クリート等と全く異質の建築材を構築して、焼成品では
堅いが脆く折れ易いが、建築材1内部の化学繊維3、3a
…により強度が増加すると共に、弾力性が向上して割れ
難くなり、更に化学繊維3、3a…は一体形成されている
ために、曲げ強度に対応する弾力性を大きくすることが
出来、これらの結果、物体が当たったり重量による圧力
が掛かった時に、折れても粉々に割れたり穴が開いたり
して人間が落下したり風雨が入ったりすることなく略原
形を維持出来、又建築材1は陶磁器質陶板を焼成するこ
とにより防水性であるために、コンクリート壁、ALC板
の様に防水のために小さなタイルを貼着する必要がなく
施工が容易となると共に、タイルの様にプレス成形でな
いために大型の建築材1を構築して小さなタイルを1枚
1枚貼る必要がなく施工を容易とすることが出来る。
又、陶磁器質陶板の表面に化粧土又は硝子質釉薬を塗り
焼成すると共に、焼成品の裏面に網状又は布状の化学繊
維4を貼着する様にしたので、グレー一色ではなく自由
な色彩を得ることが出来ると共に、完全な防水が出来、
又運搬時に物が当たっても粉々に割れることがなくなっ
たり、建築材1相互間のクッションとなって欠けたり割
れたりすることを防止出来る。
又、真空押出成形機により中空洞孔2、2a…及び中空孔
5、5a…を穿設した陶磁器質陶板を成形し、陶磁器質陶
板の裏面に中空孔5、5a…に連通すると共に、建築材1
をセメント10に貼着した時に、中空孔5、5a…までセメ
ント10が入る小径の透孔6、6a…を穿設したので、中空
孔5、5a…を穿設することにより建築材1の重量を軽減
することが出来、又小径の透孔6、6a…を穿設すること
により、セメント固定工法で水回り等への施工が容易と
なったり、付着を強固にすることが出来る等その実用的
効果甚だ大なるものである。
【図面の簡単な説明】
図は本発明の一実施例を示すものにして、 第1図は本発明に係る波状の建築材の斜視図、第2図は
同上裏面の斜視図、第3図は板状の建築材の斜視図、第
4図は同上裏面の斜視図、第5図は透孔を穿設せしめた
板状の建築材の施工断面図である。 1……建築材、2、2a……中空洞孔 3、3a……化学繊維、4……化学繊維 5、5a……中空孔、6、6a……透孔

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】真空押出成形機により中空洞孔を穿設した
    陶磁器質陶板を成形し、焼成し、焼成品の中空洞孔に液
    状の化学繊維を注入し冷却凝固して一体形成したことを
    特徴とする建築材。
  2. 【請求項2】陶磁器質陶板の表面に化粧土又は硝子質釉
    薬を塗り焼成すると共に、焼成品の裏面に網状又は布状
    の化学繊維を貼着する様にしたことを特徴とする請求項
    1記載の建築材。
  3. 【請求項3】真空押出成形機により中空洞孔及び中空孔
    を穿設した陶磁器質陶板を成形し、陶磁器質陶板の裏面
    に中空孔に連通すると共に、建築材をセメントに貼着し
    た時に、中空孔までセメントが入る小径の透孔を穿設し
    たことを特徴とする請求項1又は2記載の建築材。
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