JPH0681722U - プラスチック成形機のスクリュ - Google Patents
プラスチック成形機のスクリュInfo
- Publication number
- JPH0681722U JPH0681722U JP027937U JP2793793U JPH0681722U JP H0681722 U JPH0681722 U JP H0681722U JP 027937 U JP027937 U JP 027937U JP 2793793 U JP2793793 U JP 2793793U JP H0681722 U JPH0681722 U JP H0681722U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- screw
- wick
- insertion hole
- heat pipe
- molding machine
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C48/00—Extrusion moulding, i.e. expressing the moulding material through a die or nozzle which imparts the desired form; Apparatus therefor
- B29C48/25—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C48/36—Means for plasticising or homogenising the moulding material or forcing it through the nozzle or die
- B29C48/50—Details of extruders
- B29C48/505—Screws
- B29C48/52—Screws with an outer diameter varying along the longitudinal axis, e.g. for obtaining different thread clearance
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 スクリュ前部の熱を速やかにスクリュ後部に
輸送できるプラスチック成形機のスクリュを提供する。 【構成】 外周面にスクリュ溝12の形成されたスクリ
ュ本体11の回転中心部に長手方向に沿って前部から後
部までウイック挿入孔14が形成され、そのウイック挿
入孔14にウィック21が挿入されるとともに作動流体
が封入されてなるプラスチック成形機のスクリュ。
輸送できるプラスチック成形機のスクリュを提供する。 【構成】 外周面にスクリュ溝12の形成されたスクリ
ュ本体11の回転中心部に長手方向に沿って前部から後
部までウイック挿入孔14が形成され、そのウイック挿
入孔14にウィック21が挿入されるとともに作動流体
が封入されてなるプラスチック成形機のスクリュ。
Description
【0001】
この考案はプラスチックの射出成形機あるいは押出成形機のスクリュに関する 。
【0002】
射出成形機あるいは押出成形機に用いられるスクリュは、後部のホッパーから 供給されたプラスチック材料をスクリュの回転により前方へ送る。その際プラス チック材料は、スクリュを収容するシリンダ外面に設けたバンドヒータや材料自 らの剪断発熱により加熱される。そのためプラスチック材料は、スクリュの前部 になるほど高温になる。またスクリュ後部におけるプラスチック材料は、ホッパ から供給された直後のため低い温度状態にある。
【0003】 しかし、プラスチック材料が局部的に高温になるとプラスチックの劣化を生じ る恐れがある。また熱可塑性プラスチック材料の場合には、スクリュ後部におい て温度が低いと可塑化が効率的になされない問題がある。
【0004】 そこで従来にあっては、スクリュの回転中心に長手方向に沿ってヒートパイプ 挿入孔を形成して、そのヒートパイプ挿入孔にヒートパイプを挿入することによ り、スクリュ前部におけるプラスチック材料の熱をスクリュ後部に輸送すること が提案されている(特公昭58−38099号公報)。ここで用いられるヒート パイプは、筒状の金属容器内にウイックと呼ばれる多孔質体と、水等の作動流体 が封入された構造よりなるものである。このヒートパイプは、容器の一端が加熱 されると作動流体が蒸発して外部から熱を吸収して温度の低い他端に移動し、そ こで凝縮して外部へ放熱した後ウイック内部を毛管現象により移動して蒸発部へ 戻り、再び蒸発を繰り返す。このようにヒートパイプは、作動流体の状態変化に 伴う潜熱を利用するため、わずかな温度差でも大量の熱を速やかに熱交換して輸 送することができる。
【0005】 ところでヒートパイプが内部に挿入されたスクリュにあっては、効率よく熱交 換および熱輸送を行うには、スクリュに形成されたヒートパイプ挿入孔内面とヒ ートパイプの容器外面とを密着させる必要がある。
【0006】 しかしプラスチック成形機のスクリュは、3mを越える長いものもある。した がってそのような長いスクリュにあっては、ヒートパイプ挿入孔の全長に渡って 挿入孔内面とヒートパイプの容器外面を密着させながら、ヒートパイプを挿入孔 に挿入するのは容易ではない。そこで従来にあっては、ヒートパイプの容器外径 よりも大きめのヒートパイプ挿入孔をスクリュに形成し、その大径のヒートパイ プ挿入孔にヒートパイプを挿入後、挿入孔内面とヒートパイプの容器外面間の隙 間にサーモセメント等を詰め込むことが一部でなされている。
【0007】 ところがその場合にも、長いスクリュ内におけるヒートパイプ挿入孔内面とヒ ートパイプの容器外面間の隙間をサーモセメント等で完全に塞ぐのは容易ではな く、隙間が部分的に残らざるを得なかった。そのためヒートパイプの能力を充分 に発揮できず、スクリュ前部のプラスチック材料の熱を速やかにスクリュ後部に 輸送することができなかった。 しかも、ヒートパイプの作動不良等によりヒートパイプを交換する必要が生じ ても、サーモセメントによりヒートパイプがスクリュ内に固着されているため、 ヒートパイプをスクリュから抜き取ることができない不便さもあった。
【0008】 また熱交換および熱輸送効率の点から、ヒートパイプは容器を銅、作動流体を 水とするのが好ましい。ところが、200℃を越えて使用する場合には蒸気圧が 高くなり、しかも前記容器外面とヒートパイプ挿入孔内面間に隙間が存在するた め、容器の厚みを相当厚くして強度を高める必要がある。しかし、それは実用上 困難なため、スクリュ温度が200℃以上になる場合には、熱交換および熱輸送 効率が悪くなるのを承知で、容器をステンレスとし、また作動流体を水以外のア ンモニアあるいはメタノールとしなければならなかった。
【0009】
そこでこの考案は、前記の問題点をことごとく解決して、スクリュ前部のプラ スチック材料の熱を速やかにスクリュ後部に輸送できるプラスチック成形機のス クリュを提供しようとするものである。
【0010】
この考案は、外周面にスクリュ溝の形成されたスクリュ本体の回転中心部に長 手方向に沿って前部から後部までウイック挿入孔が形成され、前記ウイック挿入 孔にウィックが挿入されるとともに作動流体が封入されてヒートパイプ構造とさ れたことを特徴とするプラスチック成形機のスクリュに係る。
【0011】
この考案のスクリュは、スクリュ本体とウイック間に従来のヒートパイプ容器 に相当する余分な金属材料が存在しないため、スクリュ全体の熱交換効率がきわ めてよくなる。しかも、スクリュ本体がヒートパイプの容器を構成するため、作 動流体の蒸気圧が上昇しても充分な強度を発揮する。さらには、スクリュ本体の ウイック挿入孔に直接ウイックが挿入されているため、ウイックを抜き取って交 換するのも可能である。
【0012】
以下添付の図面に従ってこの考案を詳細に説明する。 図1はこの考案の一実施例のスクリュの断面図である。
【0013】 図示のスクリュ10は射出成形機用のもので、スクリュ本体11、ウイック2 1、図示しない作動流体およびスクリュヘッド31よりなる。 スクリュ本体11は、射出成形機に応じた長さおよび径等からなるもので、外 周にはスクリュ溝12が形成され、また内部の回転中心部には長手方向に沿って 前部から後部までウイック挿入孔14が形成されている。スクリュ本体11の前 端はウイック挿入孔14と連通する開口部16とされ、その開口部16内周面に ネジが形成されている。一方スクリュ本体11の後端は、射出成形機の駆動部と 連結されるスクリュ駆動部18となっている。なお、スクリュ駆動部18の後端 までウイック挿入孔14を貫通させて、そのウイック挿入孔の後端をプラグで塞 ぐようにしてもよい。
【0014】 前記スクリュ本体のウイック挿入孔14には、前端の開口部16からウイック 21が挿入される。そのウイック21としては、カーボンファイバ型、金属メッ シュ型あるいはグルーブ型のいずれも使用できるが、本実施例では金属メッシュ 型を用いている。
【0015】 また、前記ウイック挿入孔14には、適量の作動流体が注入される。作動流体 としては、ヘリウム、チッソ、水、アンモニア、ナトリウム、カリウム等が使用 されるが、それらの中でも特に水が好適である。 前記ウイック21の挿入および作動流体の注入後、ウイック挿入孔14前端の 開口部16にプラグ22を螺着し、ウイック挿入孔14を密封する。なおプラグ 22は、開口部16内端に位置させて、開口部16前端には後記するスクリュヘ ッド31を螺着できるようにしておく。
【0016】 スクリュヘッド31は、スクリュ10の前端部を構成するもので、前記プラグ 22螺着後のスクリュ本体11の開口部16前端に螺着される。
【0017】 前記構成のスクリュ10は、加熱筒内に挿入されて射出成形機に装着される。 そして射出成形時、ホッパから投入されてスクリュ10後部に供給される熱可塑 性プラスチック材料を、スクリュ10の回転により外面のスクリュ溝12と加熱 筒内面間を通してスクリュ10前部へ送る。その際、プラスチック材料は加熱筒 外周のバンドヒータにより加熱されながら、また材料自らの剪断熱を生じながら 前方へ送られるため、スクリュ前方へ至るほど高温になる。
【0018】 一方、高温のプラスチック材料と接するスクリュ10の前部では、ウイック挿 入孔14内の作動流体が蒸発してプラスチック材料の熱を吸収し、毛管現象によ りスクリュ10後部に移動し、その後部で凝縮して放熱する。そのため、スクリ ュ10の前部から後部へ速やかに熱の移動が行われる。
【0019】 なお、前記ウイック21をスクリュ本体11から抜き取るときは、スクリュヘ ッド31およびプラグ22をスクリュ本体11から外した後にウイック21を抜 き取ればよい。
【0020】 また、前記説明においては熱可塑性プラスチックの射出成形機用スクリュにつ いて説明したが、本考案のスクリュは、熱硬化性プラスチックあるいはゴムのみ ならず、押出成形機にも適用されるものである。
【0021】
以上図示し説明したように、この考案のスクリュによれば、スクリュ本体がヒ ートパイプの容器を構成するため、ヒートパイプとしての能力を100%発揮す ることができ、使用時にスクリュ前部のプラスチック材料の熱を速やかにスクリ ュ後部に輸送することができる。そのため、局部的な過熱によるプラスチック材 料の劣化を防止することができるのみならず、熱可塑性プラスチック材料につい ては可塑化を効率よく行うこともできる。
【0022】 しかも頑丈なスクリュ本体がヒートパイプの容器となるため、作動流体の蒸気 圧が大なる場合でも何等損傷することなく使用することができる。さらには、ウ イックの交換も可能になる。
【図1】この考案の一実施例に係るスクリュの断面図で
ある。
ある。
10 スクリュ 11 スクリュ本体 12 スクリュ溝 14 ウイック挿入孔 21 ウイック 31 スクリュヘッド
Claims (1)
- 【請求項1】 外周面にスクリュ溝の形成されたスクリ
ュ本体の回転中心部に長手方向に沿って前部から後部ま
でウイック挿入孔が形成され、前記ウイック挿入孔にウ
ィックが挿入されるとともに作動流体が封入されてヒー
トパイプ構造とされたことを特徴とするプラスチック成
形機のスクリュ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP027937U JPH0681722U (ja) | 1993-04-28 | 1993-04-28 | プラスチック成形機のスクリュ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP027937U JPH0681722U (ja) | 1993-04-28 | 1993-04-28 | プラスチック成形機のスクリュ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0681722U true JPH0681722U (ja) | 1994-11-22 |
Family
ID=12234818
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP027937U Pending JPH0681722U (ja) | 1993-04-28 | 1993-04-28 | プラスチック成形機のスクリュ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0681722U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR200471233Y1 (ko) * | 2012-02-02 | 2014-02-14 | 최병국 | 수지 재생용 압출 장치 |
JP2016083866A (ja) * | 2014-10-27 | 2016-05-19 | 日精樹脂工業株式会社 | 射出成形機の加熱装置 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6245122B2 (ja) * | 1979-12-07 | 1987-09-25 | Yamaha Motor Co Ltd |
-
1993
- 1993-04-28 JP JP027937U patent/JPH0681722U/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6245122B2 (ja) * | 1979-12-07 | 1987-09-25 | Yamaha Motor Co Ltd |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR200471233Y1 (ko) * | 2012-02-02 | 2014-02-14 | 최병국 | 수지 재생용 압출 장치 |
JP2016083866A (ja) * | 2014-10-27 | 2016-05-19 | 日精樹脂工業株式会社 | 射出成形機の加熱装置 |
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