JPH0681684A - 車両用駆動力制御装置 - Google Patents
車両用駆動力制御装置Info
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- JPH0681684A JPH0681684A JP23711692A JP23711692A JPH0681684A JP H0681684 A JPH0681684 A JP H0681684A JP 23711692 A JP23711692 A JP 23711692A JP 23711692 A JP23711692 A JP 23711692A JP H0681684 A JPH0681684 A JP H0681684A
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Abstract
めの旋回/直進判断に用いる旋回基準値を、コーナ進入
時の車両の安定性の確保とコーナ脱出時の車両の加速性
の確保とが両立するように設定する。 【構成】 前後輪の車輪回転数VFL,VFR,VR
L,VRR、横G値YgをCPU11に入力する。CPU11
は所定の制御プログラムを実行して、駆動トルク制御に
用いるスリップ基準値の設定のための旋回状態/直進状
態判断領域が、コーナ進入時とコーナ脱出時とで異なる
ように旋回基準値を設定し、この旋回基準値による旋回
状態/直進状態判断に基づいて設定したスリップ基準値
によって、駆動トルク制御を行う。
Description
の両立を実現することのできる、車両用駆動力制御装置
に関するものである。
御装置の従来例としては、特開昭63‐31859 号公報に開
示されたものがある。この従来例は、検出した駆動スリ
ップ状態がスリップ基準値(目標値)になるように、駆
動輪に付与する駆動トルクを調整して当該駆動スリップ
を抑制する、駆動トルク制御を行う際に、車両の旋回時
には直進時よりもスリップし易いことを考慮して、旋回
時のスリップ基準値を直進時よりも小さく設定し、それ
によって車両の安定性を確保するようにしている。
来例の車両用駆動力制御装置にあっては、ステアリング
ホイール(ハンドル)の操舵量や横力等を旋回基準値
(目標値)と比較することにより車両が旋回状態か直進
状態かの判断を行っていたため、車両が直進状態から旋
回状態へ移行するコーナ進入時と車両が旋回状態から直
進状態へ移行するコーナ脱出時とでは旋回/直進判断領
域が同一になっていた。このため、旋回基準値を車両直
進側に(低めに)設定しておくと、コーナ進入時には早
めに旋回状態判断がなされて安定性を確保することがで
きるが、コーナ脱出時には直進状態判断が遅れて加速性
の悪化(およびそれに伴う違和感)を招く。逆に、旋回
基準値を車両旋回側に(高めに)設定しておくと、コー
ナ脱出時には早めに直進状態判断がなされて加速性を確
保することができるが、コーナ進入時には旋回状態判断
が遅れて安定性の悪化を招く。
設定のための旋回/直進判断に用いる旋回基準値を、コ
ーナ進入時には車両の安定性が確保され、コーナ脱出時
には車両の加速性が確保されるように設定することによ
り、上述した問題を解決することを目的とする。
の車両用駆動力制御装置は、図1に概念を示す如く、駆
動輪の駆動スリップ状態を検出する駆動スリップ検出手
段と、車両の旋回状態を表わす旋回信号を発生する旋回
信号発生手段と、この旋回信号と予め設定した旋回基準
値との比較に基づき車両が直進状態か旋回状態かを判断
する直進旋回判断手段と、該直進旋回判断手段からの信
号に基づき、前記駆動輪のスリップ基準値を車両が旋回
状態の場合には直進状態の場合よりも小さく設定するス
リップ基準値設定手段と、このスリップ基準値と検出し
た駆動スリップ状態とに基づき駆動トルク制御を行う駆
動トルク制御手段とを具える、車両用駆動力制御装置に
おいて、前記旋回基準値を、車両が直進状態から旋回状
態へ移行する場合には旋回状態判断領域を拡大し、車両
が旋回状態から直進状態へ移行する場合には直進状態判
断領域を拡大するように設定することを特徴とするもの
である。
た車両の旋回状態を表わす旋回信号と予め設定した旋回
基準値とを比較して、車両が直進状態か旋回状態かを判
断する直進旋回判断手段からの信号に基づき、スリップ
基準値設定手段が前記駆動輪のスリップ基準値を車両が
旋回状態の場合には直進状態の場合よりも小さく設定
し、このスリップ基準値と駆動スリップ検出手段が検出
した駆動スリップ状態とに基づいて、駆動トルク制御手
段が駆動トルク制御を行う。その際、前記旋回基準値
は、車両が直進状態から旋回状態へ移行するコーナ進入
時には旋回状態判断領域を拡大し、車両が旋回状態から
直進状態へ移行するコーナ脱出時には直進状態判断領域
を拡大するように設定されるから、コーナ進入時には直
ちに旋回状態との判断がなされ、コーナ脱出時には直ち
に直進状態との判断がなされることになる。その結果、
コーナ進入時の車両の安定性の確保とコーナ脱出時の車
両の加速性の確保とを両立させることができる。
説明する。図2は本発明の車両用駆動力制御装置の第1
実施例の構成を示す図であり、図中1L,1Rは左前
輪、右前輪、2L,2Rは左後輪、右後輪、3はエンジ
ンを示す。この車両はエンジン3によって駆動輪である
後輪2L,2Rを駆動する後輪駆動車であり、各車輪1
L,1R,2L,2Rの近傍には夫々車輪回転センサ
4,5,6,7が設けてある(なお、車両が全輪駆動車
であってもよい)。
を、当該回転数に応じた周波数のパルス信号として検出
するもので、得られた各車輪の回転数VFL,VFR,
VRL,VRRに応じた周波数のパルス信号は駆動力制
御部8のF/Vコンバータ9に入力される。駆動力制御
部8はF/Vコンバータ9、A/Dコンバータ10および
CPU11を具えて成るものであり、F/Vコンバータ9
は前記各車輪センサ4〜7からの入力信号を電圧変換し
てA/Dコンバータ10に入力し、A/Dコンバータ10は
各入力信号をディジタル変換してCPU11に入力する。
なおCPU11は例えばマイクロコンピュータを用いるも
のとする。
号を発生する、旋回信号発生手段として横加速度センサ
(横Gセンサ)14を設け、横Gセンサ14より横G信号Yg
をA/Dコンバータ10に入力する。なお、ここでは旋回
信号発生手段として横Gセンサを用いているが、ヨーレ
ートセンサ等を用いてもよい。
車輪速)VFL,VFR,VRL,VRR、および横G
信号Ygに基づき、図3〜図6の制御プログラムを実行し
て、車両の旋回/直進判断を行うとともに、その判断結
果に基づき、駆動トルク制御を実施する際に用いるスリ
ップ基準値を可変制御する。なお、この第1実施例は、
エンジンの駆動トルク自体を調整することにより駆動輪
に付与するトルクを調整するエンジン制御方式を前提に
しており、CPU11より燃料供給コントロールユニット
12に燃料供給カット信号FCを出力し、この信号FCに
より燃料供給コントロールユニット12からエンジンの各
気筒13−1〜13−6へ夫々出力されるインジェクション
パルスIP が遮断されて燃料カットが実施される。
て所定周期毎の定時割込みにより繰返し実行される図3
の制御プログラムにおいて、まずステップ101 で、従動
輪である左右前輪の回転数VFL,VFRおよび駆動輪
である左右後輪の回転数VRL,VRRを、夫々対応す
る車輪回転センサ4〜7より読み込む。ステップ102で
は前輪(従動輪)の平均回転数VFをVF=(VFL+
VFR)/2により算出し、ステップ103 では後輪(駆
動輪)の平均回転数VRをVR=(VRL+VRR)/
2により算出し、ステップ104 で駆動スリップ量Sを、
S=VR−VFによって算出する。なお、図3の制御プ
ログラムにおいて、CPU11は駆動スリップ検出手段と
して機能する。
の制御プログラムのステップ111 において、横Gセンサ
14より横G値Ygを読み込むとともに前記ステップ102 で
求めた前輪平均回転数VF(車速Vと見なすことができ
る)を読み込む。ステップ112 では、旋回半径Rの逆数
である旋回曲率ρを、ρ=1/R=Yg/VF2 によって算
出し、ステップ113 で旋回曲率ρの差分値Δρを、Δρ
=ρn −ρn-1 によって算出する。このΔρを用いて、
次のステップ114 で図7のマップをルックアップするこ
とにより車両の旋回/直進判断を行い、旋回状態と判断
した場合は旋回判断フラグFcをセットし(Fc=1)、直
進状態と判断した場合は旋回判断フラグをリセットする
(Fc=0)。なお、図4の制御プログラムにおいて、C
PU11は旋回信号発生手段および直進旋回判断手段とし
て機能する。
の制御プログラムのステップ121 において、前記旋回判
断フラグFcを読み込み、次のステップ122 で、旋回判断
フラグFcに基づき図8のマップをルックアップして、旋
回状態用および直進状態用のマップの何れか一方を選択
し、当該マップにおいてスリップ基準値S*を前輪平均
回転数VFに応じて設定する。ここで上記マップは、旋
回状態用のマップの方が、直進状態用のマップよりも全
体的にスリップ基準値S*が小さく設定されるようにな
っている。なお、図5の制御プログラムにおいて、CP
U11はスリップ基準値設定手段として機能する。
の制御プログラムのステップ131 において、現在の駆動
スリップ量Sを読み込み、ステップ132 で先に求めたス
リップ基準値S*を読み込み、ステップ133 で両者を比
較する。ここでS>S*のYESならばステップ134 に
進んでトルクダウン指示量TDが最大値TDmax か否か
の判定を行い、S≦S*のNOならばステップ135 に進
んでトルクダウン指示量TDが0か否かの判定を行う。
るのはTDが上限値および下限値の間の値を取る場合で
あるから、その場合、夫々次のステップ136 、137 でT
Dのインクリメント(TD=TD+1)、デクリメント
(TD=TD−1)を行う。なお、YESの場合は夫
々、既に上限値または下限値になっていてインクリメン
ト、デクリメントが不可能であることから、ステップ13
6 、137 をスキップする。そしてステップ138 でトルク
ダウン指示量TDに対応する燃料供給カット信号FCを
CPU11より燃料供給コントロールユニット12に出力す
る。なお、図6の制御プログラムにおいて、CPU11は
駆動トルク制御手段として機能する。
のようにして、コーナ進入時の車両の安定性の確保とコ
ーナ脱出時の車両の加速性の確保とのトレードオフを解
消している。すなわち、旋回半径Rの減少に伴い図4の
ステップ112 で求まる旋回曲率ρが増加し、ステップ11
3 で求まる差分値Δρが正の値を取る、コーナ進入時に
は、図7のマップの旋回状態判断領域および直進状態判
断領域の境界を規定する旋回基準値ρ0 が図示のように
設定されていることから、図7のマップにおいて斜線を
付した旋回状態判断領域(Fc=1)は、Δρが大きくな
るほど拡大されることになる。したがって、図5のステ
ップ122 でルックアップされる、図8のマップにおい
て、直進状態用のマップ(Fc=0)からそれよりスリッ
プ基準値を低めに設定した旋回状態用のマップ(Fc=
1)に移行するタイミングが早まり、直ちに旋回状態と
の判断がなされ、車両の安定性が確保される。
ップ112 で求まる旋回曲率ρが減少し、ステップ113 で
求まる差分値Δρが負の値を取る、コーナ脱出時には、
図7のマップにおいて斜線を付していない直進状態判断
領域(Fc=0)は、Δρの負の値が大きくなるほど拡大
されることになる。したがって、図5のステップ122で
ルックアップされる、図8のマップにおいて、旋回状態
用のマップ(Fc=1)からそれよりスリップ基準値を高
めに設定した直進状態用のマップ(Fc=0)に移行する
タイミングが早まって直ちに直進状態との判断がなさ
れ、車両の加速性が確保される。
2実施例の要部の制御プログラムを示すフローチャート
である。この第2実施例は、第1実施例の図5の制御プ
ログラムの代わりに図9の制御プログラムを用いること
以外は上記第1実施例と同様に構成する。すなわち、図
4の制御プログラムのステップ114 の後に実行される図
9の制御プログラムにおいて、ステップ141 で旋回判断
フラグFcを読み込み、ステップ142 でその旋回判断フラ
グFcをチェックし、Fc=1のYES(旋回判断)の場合
は制御をステップ143 に進め、Fc=0のNO(直進判
断)の場合は制御をステップ144 に進める。
用いるタイマの計数値Tをクリアする(T=0)。ま
た、ステップ144 では、計数値Tが所定値A(Aは例え
ば0.5秒に相当する値に設定する)以下か否かをチェ
ックし、T≦AのYESならば、ステップ145 でTをイ
ンクリメントし(T=T+1)、ステップ146 で旋回判
断フラグFcをセットしてステップ147 に進める。このT
のインクリメントはステップ144 がT>AのNOになる
まで繰り返され、T>Aになったら、ステップ145, 146
をスキップしてステップ147 に進める。上記制御の間、
ステップ143 、144 、146 の次のステップ147 では、旋
回判断フラグFcに基づき図8のマップをルックアップし
て、旋回状態用および直進状態用のマップの何れか一方
を選択し、当該マップにおいてスリップ基準値S*を前
輪平均回転数VFに応じて設定する。なお、図9の制御
プログラムにおいて、CPU11はスリップ基準値設定手
段として機能する。
判断がなされるとその旋回状態判断を所定時間(上記の
場合、0.5秒)保持する、タイマ制御を行うから、上
記第1実施例の効果が得られる上に、加速車線変更時
(スラローム走行時)等に起こり得る、直進状態判断お
よび旋回状態判断のハンチングを防止する効果が得られ
る。
3実施例の要部の制御プログラムを示すフローチャート
である。この第3実施例は、第1実施例の図4の制御プ
ログラムの代わりに図10の制御プログラムを用いること
以外は上記第1実施例と同様に構成する。すなわち、図
3の制御プログラムのステップ104 の後に実行される図
10の制御プログラムにおいて、ステップ151 〜153 で上
記ステップ111 〜113 と同一内容の制御を行った後に、
ステップ154 で、駆動トルク制御手段のトルクダウン指
示量TDが0か否か、言い換えれば駆動トルク制御が実
施されているか否かを判定する。この判定がNOになる
TD≠0の駆動トルク制御実施の場合、ステップ155 で
前記第1実施例と同一の図7のマップをルックアップす
ることにより、第1実施例と同様に車両の旋回/直進判
断を行い、旋回判断フラグFcをセット(Fc=1)または
リセット(Fc=0)する。
TD=0の駆動トルク制御非実施の場合、ステップ156
で、図7のマップの代わりに図11のマップを用いて車両
の旋回/直進判断を行い、旋回判断フラグFcをセット
(Fc=1)またはリセット(Fc=0)する。なお、図10
の制御プログラムにおいて、CPU11は旋回信号発生手
段および直進旋回判断手段として機能する。
はコーナ脱出時には直進状態判断領域が拡大されるよう
に旋回基準値ρ0 を旋回曲率ρに応じて設定しているの
に反し、図11のマップは、コーナ脱出時に駆動トルク制
御非実施の場合には直進状態との判断がなされるタイミ
ングを早める必要がないことから、旋回基準値ρ0 を一
定値に設定しており、それにより上記の場合に第1実施
例よりも旋回状態判断がなされ易くなる効果が得られ
る。
制御装置の第4実施例の要部を示す制御プログラムであ
る。この第4実施例は、第1実施例の図5の制御プログ
ラムの代わりに図12および図13の制御プログラムを用い
ることと、図2の構成図に図示しないアクセル開度セン
サを追加すること以外は上記第1実施例と同様に構成す
る。
プ114 の後に実行される図12の制御プログラムにおい
て、ステップ161 で駆動トルク制御手段のトルクダウン
指示量TDが0でないか否か、言い換えれば駆動トルク
制御が実施されているか否かを判定する。この判定がY
ESになるTD≠0の駆動トルク制御実施の場合、制御
をステップ162 以降に進めて後述するスリップ基準値補
正を行い、NOになるTD=0の駆動トルク制御非実施
の場合、制御をステップ163 に進めて後述するスリップ
基準値補正量SL をクリアする(SL =0)。
サより読み込んだアクセル開度Lを用いて、前回のサン
プリングに対するアクセル開度の増分(アクセル踏み増
し量)ΔLをΔL(n)=L(n)−L(n−1)によ
って算出し、次のステップ164 では旋回判断フラグFcを
チェックする。ここで、Fc=1のYES(旋回状態判断
時)ならば、ステップ165 でアクセル開度の増分ΔLに
対しΔL=Min(ΔL,ΔL0)によってリミッタをかけ
てからステップ166 でゲインKL をKL =KLcに決定
し、Fc=0のNO(直進状態判断時)ならば、ステップ
167 でゲインKLをKL =KLsに決定する。なお上記に
おいて、ΔL0は旋回中に許容するアクセル開放速度の上
限値とし、旋回時のゲインKLcは直進時のゲインKLsよ
りも小さい値に設定しておくものとする。
は、スリップ基準値の増分ΔSL をΔSL =KL ・ΔL
により算出し、次のステップ169 でスリップ基準値補正
量SL をSL(n)=SL(n-1)+ΔSL(n)により算出する。
さらに、次のステップ170 では、スリップ基準値補正量
SL が必ず0以上の値になるように(負にならないよう
に)、スリップ基準値補正量SL をSL =Max(SL ,
0)により設定する。
に実行される図13の制御プログラムにおいて、ステップ
171 で前輪平均回転数VFを読み込む。次のステップ17
2 では、このVFに基づき、図8のマップと同様の特性
曲線を有する、図14のマップをルックアップすることに
より、スリップ基準値のイニシャル値S*0 を決定す
る。ステップ173 では、先に求めたスリップ基準値補正
量SL を読み込み、ステップ174 でスリップ基準値S*
をS*=S*0 +SL により算出する。その際、アクセ
ル開度に応じてスリップ基準値S*を変化させる特性
は、ステップ166 またはステップ167 で求めたゲインに
応じて、言い換えれば旋回状態/直進状態判断に応じて
変化することになる。なお、この図13の制御プログラム
において、CPU11はスリップ基準値設定手段として機
能し、この第4実施例は、上記第1実施例と同様の作用
効果が得られる。
回曲率を算出するのに横Gおよび前輪平均回転数(従動
輪速)VFを用いているが、代わりに他の物理量、例え
ばヨーレート、左右従動輪回転数差等を用いてもよい。
また、車両の旋回/直進判断のパラメータとして旋回曲
率ρ(旋回半径R)を用いたが、代わりに車両のヨーレ
ートや上記各物理量の変化速度等を用いてもよい。
ョンコントロールとして燃料供給カットによる駆動トル
ク制御を採用しているが、これに限定されるものではな
く、例えばエンジンのスロットルバルブを電気的に制御
するスロットル開度制御や、エンジンの点火時期制御
や、ホイールシリンダに直接圧力を掛けるブレーキ制御
を用いてもよい。
は上述の如く、駆動トルク制御のスリップ基準値設定の
ための旋回/直進判断に用いる旋回基準値を、旋回状態
判断領域および直進状態判断領域がコーナ進入時とコー
ナ脱出時とで異なるものになるように設定するから、コ
ーナ進入時の車両の安定性の確保とコーナ脱出時の車両
の加速性の確保とのトレードオフの問題を高い次元で解
消して両者を両立させることができ、自然な運転フィー
リングが得られる。
構成を示す図である。
グラムを示すフローチャートである。
プログラムを示すフローチャートである。
グラムを示すフローチャートである。
ムを示すフローチャートである。
を例示する図である。
示する図である。
要部の制御プログラムを示すフローチャートである。
の要部の制御プログラムを示すフローチャートである。
プを例示する図である。
の要部の制御プログラムを示すフローチャートである。
の要部の制御プログラムを示すフローチャートである。
に用いるマップを例示する図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 駆動輪の駆動スリップ状態を検出する駆
動スリップ検出手段と、車両の旋回状態を表わす旋回信
号を発生する旋回信号発生手段と、この旋回信号と予め
設定した旋回基準値との比較に基づき車両が直進状態か
旋回状態かを判断する直進旋回判断手段と、該直進旋回
判断手段からの信号に基づき、前記駆動輪のスリップ基
準値を車両が旋回状態の場合には直進状態の場合よりも
小さく設定するスリップ基準値設定手段と、このスリッ
プ基準値と検出した駆動スリップ状態とに基づき駆動ト
ルク制御を行う駆動トルク制御手段とを具える、車両用
駆動力制御装置において、 前記旋回基準値を、車両が直進状態から旋回状態へ移行
する場合には旋回状態判断領域を拡大し、車両が旋回状
態から直進状態へ移行する場合には直進状態判断領域を
拡大するように設定することを特徴とする、車両用駆動
力制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04237116A JP3089847B2 (ja) | 1992-09-04 | 1992-09-04 | 車両用駆動力制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04237116A JP3089847B2 (ja) | 1992-09-04 | 1992-09-04 | 車両用駆動力制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH0681684A true JPH0681684A (ja) | 1994-03-22 |
JP3089847B2 JP3089847B2 (ja) | 2000-09-18 |
Family
ID=17010654
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP04237116A Expired - Lifetime JP3089847B2 (ja) | 1992-09-04 | 1992-09-04 | 車両用駆動力制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3089847B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001047996A (ja) * | 1999-07-15 | 2001-02-20 | Robert Bosch Gmbh | 車両車輪滑り制御方法および装置 |
Families Citing this family (2)
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---|---|---|---|---|
KR101874695B1 (ko) * | 2016-08-18 | 2018-07-04 | 최종일 | 주행 완구 |
KR101948435B1 (ko) * | 2017-09-15 | 2019-02-13 | 최종일 | 주행완구 및 이를 이용한 놀이장치 |
-
1992
- 1992-09-04 JP JP04237116A patent/JP3089847B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2001047996A (ja) * | 1999-07-15 | 2001-02-20 | Robert Bosch Gmbh | 車両車輪滑り制御方法および装置 |
JP4685219B2 (ja) * | 1999-07-15 | 2011-05-18 | ロベルト・ボッシュ・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング | 車両車輪滑り制御方法および装置 |
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