JPH0681430U - 偏平状の袋に封入された内容物の絞り出し器 - Google Patents
偏平状の袋に封入された内容物の絞り出し器Info
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- JPH0681430U JPH0681430U JP2552093U JP2552093U JPH0681430U JP H0681430 U JPH0681430 U JP H0681430U JP 2552093 U JP2552093 U JP 2552093U JP 2552093 U JP2552093 U JP 2552093U JP H0681430 U JPH0681430 U JP H0681430U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 指や手を汚すことなる袋の内容物を能率的か
つ確実に取り出せる絞り出し器の提供。 【構成】 細長い丸棒または角棒を細長い間隙(d)を
形成するように二つに折り曲げ、その各先端が、絞り出
されてくる内容物収容容器の縁に狭持するように間隔
(D)を形成してそれぞれ下方に曲げられ、かつ前記先
端は前記間隙(d)を保持するために溶接止着されてお
り、前記折り曲げ基部に、前記容器をおさえ、かつ自ら
を固定するための湾曲突出部(B)、および前記突出部
を経て把持を容易にするための間隔(A)が設けられて
いる、偏平状の袋に封入された内容物の絞り出し器。
つ確実に取り出せる絞り出し器の提供。 【構成】 細長い丸棒または角棒を細長い間隙(d)を
形成するように二つに折り曲げ、その各先端が、絞り出
されてくる内容物収容容器の縁に狭持するように間隔
(D)を形成してそれぞれ下方に曲げられ、かつ前記先
端は前記間隙(d)を保持するために溶接止着されてお
り、前記折り曲げ基部に、前記容器をおさえ、かつ自ら
を固定するための湾曲突出部(B)、および前記突出部
を経て把持を容易にするための間隔(A)が設けられて
いる、偏平状の袋に封入された内容物の絞り出し器。
Description
【0001】
本考案は、カレールウ、グラタンルウ、味噌、わさび漬、など各種袋入り食品 や収納袋内のパテや接着剤などの内容物を容器内に絞り出す際に用いる絞り出し 器に関する。
【0002】
一般に、外食産業および家庭などに於いて、味噌などの袋入り食品を取り出す 際、袋の上部を切り取って開口させ、袋を指や手で押えるか、箸やすりこぎなど の棒状物で押え、該開口部よりその中味を搾り出し、他の容器に移し換えている 。また、一液性のパテや接着剤のための従来の収納袋は、その中身であるパテ等 を使用する場合に、この収納袋の端部を単に切断して収納物の吐出口を形成し、 当該収納袋を手指等で押すことにより中身を取り出すようになっている。更に、 このような中身の取り出しに簡単な巻き込み式の絞り器や平板に二本の溝を切っ た絞り器が工夫されている。
【0003】
しかしながら、このような手段によっては、袋の隅部などに内容物が残り、き れいに取り出せなくて、内容物の絞り出しを完全に行えないととともに、収納袋 が手指等に比較して大きい場合にはその収納物の吐出を一度の押し出しで完全に 行うことができないことが多い。すなわち、今までの絞り器具や絞り方法では手 の平に入る程度の大きさの袋にはどうにか対処できたが、手の平以上の大きさの 袋では完全に絞り出せず、また巻き込み式のものは巻き込みに大変手間がかかり 、その上巻戻さなければならない。なお、大きな袋から完全に絞り出すには平板 上にて巻き込まねばならず、また平板上に絞りだされてしまうなどで指や手自体 も汚れることがしばしば生じるという問題点があった。更に2本の溝を切った絞 り器は手の平に入る巾約5cm程度迄しか利用できないし、また大きな袋では板絞 り器を固定しなければならず、固定器具が必要となり、引き抜くにも非常に大き な力を必要とした。
【0004】 本考案は上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは 、指などを汚すことなく能率的にかつ確実に内容物の絞り出しを行なうことので きる絞り出し器を簡単な構成によって提供することにある。
【0005】
本考案に係る編平状の袋に封入された内容物の絞り出し器は、細長い丸または 角ばった棒状体Lを、細長い間隙dを形成するように二つに折り曲げると共に、 前記棒状体Lの各先端が、絞り出されてくる内容物を収容する容器の縁に狭持す るように間隔Dを形成してそれぞれ下方に曲げられ、かつ前記先端は前記間隙d を保持するために溶接止着されており、前記折り曲げ基部に、前記容器をおさえ かつ自らを固定するための湾曲突出部B、および前記突出部を経て把持を容易に するための間隔Aが設けられていることを特徴とする。
【0006】
以下本考案の一実施例について図面を参照して詳細に説明する。
【0007】 まず、図1は本考案に係る偏平状の袋に封入された内容物の絞り出し器の1例 を示す正面図である。すなわち、丸棒Lをに二つに折り曲げて上棒L1 と下棒L 2 とし、上棒L1 と下棒L2 との間に細い間隙dができるようにし、前記上棒L 1 と下棒L2 とは6mm位のステンレス製丸棒などよりなり、その先端は図1に示 すようにそれぞれ偏平状の袋に封入されたカレールウや味噌を収容するアルミ鍋 やペーストを配合する鉄製容器の縁に狭持するための間隙Dを形成し下方に折曲 げられており、しかもこの下部L2 の先端は前記の細い間隙dを保持するために 上棒L1 と溶接されている。この上棒L1 および下棒L2 の断面は、特に正円で なければならないということはない。なお、間隙dは、図の7の部位での間隔を 1.5mm〜3mm、6の部位での間隔を5〜10mmとするのが良く、ここで手元の 方で間隙をやや広くしているのは収納袋の底端部の間隙への挿入を容易にするた めである。
【0008】 また、棒状体間の間隙が適切に設けられていれば、角ばった棒状体を用いるこ ともできるが、このとき、棒状体に面取り部が形成されていれば、偏平状の袋を 引抜くとき、この袋は面取り部によって案内されて袋が棒状体に引っかかって破 れることもなく引き出され、袋の内容物の絞り出しを円滑に行えるのである。な お上記6と7との間で袋を挟み図4の様にS字型にして絞り出すが、5の部位を 強く握ることにより6の間隙を適宜狭くすることができ、内容物を残すことなく 絞り出すことができる。
【0009】 一方、前記丸棒を二つに折り曲げ基部には、図の3の部位を鍋等の外縁に置い てこれをおさえ、先端の図の1,2の部位と共に、自らを固定し安定した絞りが でき鍋等の転倒を防止し、かつ図の5の部位を握ったときに手が鍋等に触れて火 傷するのを防ぐための湾曲突出部Bが設けられており、この湾曲突出部の3と4 の部位の間は40mm程度が好ましい。この湾曲突出部Bから折り曲げ基部に向か って手指による把持を容易にするための適宜間隔Aが設けられている。なお、更 に前記湾曲突出部Bに隣接して前記間隔A内に親指による把持を強固にするため の把持用板状体Pを、好ましくは上棒L1 より下棒L2 に向けて設けることがで きる(この点は図2の例を参照のこと)。
【0010】 また、図1の例における先端の形状は上棒の先が20〜25度位下方に折り曲 げられ、下棒の先は更に大きく90度をこえる位下方に曲げられている。 更にL2 の長さ(6から7までの距離)は、収納袋の巾より大きめであり、通 常200mm〜350mmのものが用いられる。
【0011】 次に、図2に示すものは、先端狭持部の形状が多少異なるもので、これは上棒 の先端部を一旦90度位下方に曲げた後その先を逆方向に20度曲げて狭持部を 拡げたものであるが、比較的小さな容器の場合に有用である。
【0012】 なお、図3は、この絞り器を鍋等の容器にセットした態様を示す平面図であり 、図4はその断面図であり、併せてS字型にして絞り出される態様を示すもので ある。このように斜めにして袋を引き抜くことにより効果的に内容物の絞り出し ができるのである。
【0013】
本考案は叙上の構成よりなるから、カレールウなどの偏平状の袋に封入された 内容物を取り出す際、先ず、編平状の袋の底端部を絞り出し器の上棒L1 と下棒 L2 の間に形成された細い間隙dに挿入し、次いで左右いずれかの手の人指し指 の側部が湾曲突出部Bの把持用間隔A側に触れるようにして、かつ親指を人指し 指の反対側に当接させ、人指し指から小指までを用いて間隔Aを囲撓するように 握り、あいている別の手指にて上記袋の底端部を引き出すようにして順次絞り出 すようにする。前記間隙dは袋の底端部を狭持するのであるが、袋を狭持した後 の握り方により間隙をより細めに調整することが可能であり、極めて強力に絞り 作用が行え、内容物を袋の内面に付着させずにきれいに絞り出せる。すなわち、 収納袋内の内容物を、手などを汚すこともなく、絞り出しを簡単な操作で確実に かつ極めて楽に能率的に行なうことのできる絞り出し器を簡単な構成によって提 供することができるのである。
【図1】本考案に係る絞り出し器の1例を示す正面図。
【図2】本考案の絞り出し器の他の例を示す正面図。
【図3】本考案に係る絞り出し器を容器の周縁にセット
し絞り出す状態を示す平面図。
し絞り出す状態を示す平面図。
【図4】図3のX−X′線での断面図である。
B 湾曲突出部 d 絞り出し用間隙 D 容器の周縁狭持用間隙 L 棒状体 L1 上棒 L2 下棒 P 把持用板状体 A 把持用間隔
Claims (1)
- 【請求項1】 細長い丸または角ばった棒状体(L)
を、細長い間隙(d)を形成するように二つに折り曲げ
ると共に、前記棒状体(L)の各先端が、絞り出されて
くる内容物を収容する容器の縁に狭持するように間隔
(D)を形成してそれぞれ下方に曲げられ、かつ前記先
端は前記間隙(d)を保持するために溶接止着されてお
り、前記折り曲げ基部に、前記容器をおさえかつ自らを
固定するための湾曲突出部(B)、および前記突出部を
経て把持を容易にするための間隔(A)が設けられてい
ることを特徴とする偏平状の袋に封入された内容物の絞
り出し器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993025520U JP2589758Y2 (ja) | 1993-05-17 | 1993-05-17 | 偏平状の袋に封入された内容物の絞り出し器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993025520U JP2589758Y2 (ja) | 1993-05-17 | 1993-05-17 | 偏平状の袋に封入された内容物の絞り出し器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0681430U true JPH0681430U (ja) | 1994-11-22 |
JP2589758Y2 JP2589758Y2 (ja) | 1999-02-03 |
Family
ID=12168340
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993025520U Expired - Lifetime JP2589758Y2 (ja) | 1993-05-17 | 1993-05-17 | 偏平状の袋に封入された内容物の絞り出し器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2589758Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016113187A (ja) * | 2014-12-16 | 2016-06-23 | アイカ工業株式会社 | プラスチック袋内に詰められた建築仕上塗材の絞り出し器 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR200493684Y1 (ko) * | 2019-08-21 | 2021-05-17 | 김석균 | 튜브 배출 보조 클립 |
-
1993
- 1993-05-17 JP JP1993025520U patent/JP2589758Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016113187A (ja) * | 2014-12-16 | 2016-06-23 | アイカ工業株式会社 | プラスチック袋内に詰められた建築仕上塗材の絞り出し器 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2589758Y2 (ja) | 1999-02-03 |
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