JPH0681381U - 壁取り付け掛け具 - Google Patents

壁取り付け掛け具

Info

Publication number
JPH0681381U
JPH0681381U JP2869893U JP2869893U JPH0681381U JP H0681381 U JPH0681381 U JP H0681381U JP 2869893 U JP2869893 U JP 2869893U JP 2869893 U JP2869893 U JP 2869893U JP H0681381 U JPH0681381 U JP H0681381U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hanging
hanging rod
rod
bar
tip
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2869893U
Other languages
English (en)
Inventor
孝尚 大西
Original Assignee
株式会社淀川製鋼所
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社淀川製鋼所 filed Critical 株式会社淀川製鋼所
Priority to JP2869893U priority Critical patent/JPH0681381U/ja
Publication of JPH0681381U publication Critical patent/JPH0681381U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Supports Or Holders For Household Use (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 一本の掛け棒に、従来に較べてかなりの数の
衣服等を掛けることができながら、掛け下げ物のない時
には、掛け棒を短くしてコンパクトに納めることがで
き、デザイン的にも従来と遜色のない壁取り付け掛け具
を提供する。 【構成】 固定基板1に固定される第1の掛け棒5Aの挿
通穴5a内に中間の掛け棒5Dが、またこの中間の掛け棒5D
の挿通穴5d内に、先端にストッパー9を備えた、先端の
掛け棒5Eが夫々摺動自在に嵌合される。前記中間、先端
の各掛け棒5D,5Eの基端に大径部7B,7Cが形成され、ま
た第1,中間の各掛け棒5A,5Dの先端の開口には、夫々
前記各大径部7B,7Cよりも小径の当たり8A,8Bが形成さ
れ、第1の掛け棒5Aに対して中間掛け棒5Dを、またこの
中間掛け棒5Dに対して先端掛け棒5Eを夫々引き出すとき
に、いずれも引出しの最終段階でこの各当たり8A,8Bに
大径部7B,7Cが突き当たりその抜け出しを阻止する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、壁取り付け掛け具、更に詳しくは、衣服を掛けたハンガーやカバン 等(以下単に掛け下げ物と称する)を掛けておくために、壁面に取り付けて使用 され、掛け具に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種壁取り付け掛け具としては、図8に示されるように、左右方向に 長い壁面への固定基板01に、前端にストッパー02を取付けた複数本の掛け棒03が 左右方向に所定間隔毎にボルト等の固定具04で固定されたものが、市販されるな どして、広く一般に使用されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、前記の如き壁取り付け掛け具は、掛け棒の突出寸法が20mm〜70 mmと種々のものがあるが、掛け棒の実効的な作用寸法、つまり掛け下げ物を掛け るのに使用される実質的な長さは部分は、例えば衣服を掛けたハンガーであれば 、殆どが1本を掛けるに足るだけの寸法にしか設定されていないから、2本、3 本の衣服を掛けたハンガーを重ねて掛けることができない。また無理に重ねて掛 けると大変見苦しくなる。更に掛け棒03相互の間隔は衣服の幅を考慮して設定さ れているから、壁取り付け掛け具全体の長さの割りには実質的に掛けられる衣服 などの数は僅かであって、機能的でなく、むしろ飾り物としての性格の方が強い 場合さえあり、実用的でないとの印象が強かった。従って、従来からこの種壁取 り付け掛け具は斯る機能面よりはむしろデザイン面の改良に多くの努力が払われ ている傾向があった。
【0004】 そこで本考案は、上記従来の手段の欠点に鑑みてなされたもので、その目的は 、一本の掛け棒に複数の掛け下げ物を掛けることができ、全体的に、従来に較べ てかなりの数の衣服等を掛けることができるものでありなが、掛け下げ物の無い 時には、この掛け棒を短くして邪魔にならないようにコンパクトに収めておくこ とができ、デザイン的にも従来と遜色のない壁取り付け掛け具を提供することを 目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために本考案は、壁面への固定基板に、前後方向に挿通 穴を備えた第1の掛け棒が前方に向かって固定され、この第1の掛け棒の前記挿 通穴に、前端にストッパーが設けられた第2の掛け棒が摺動自在に挿入されて、 第1の掛け棒に対して収納状態と前方への突出状態とに切換え自在に構成されて いるとともに、最突出位置において、この第2の掛け棒の抜け出しを阻止する当 たり部が両棒間に形成されていることを特徴とする。
【0006】
【作用】
従って、多数の掛け下げ物を掛ける場合には、例えば図1,2に示されるよう に、第2の掛け棒を第1の掛け棒より引き出して、掛け棒全体の突出寸法を長く することによって、複数の掛け下げ物が第1、第2の掛け棒にわたって纏めて掛 けられる。また、一つの掛け下げ物を掛ける場合には、例えば図4に示されるよ うに、第2の掛け棒を第1の掛け棒に押し込んで、掛け棒全体の寸法を実質的に 第1の掛け棒の寸法に縮めて従来の掛け棒と同じ突出寸法にし、この第1の掛け 棒に掛ける。
【0007】
【実施例】
次に本考案に係る壁取り付け掛け具の一実施例を図面に基づいて説明する。 図1は壁取り付け掛け具の一例を示し、厚さ20mmの木製の固定基板1に左右方 向に所定の間隔を置いて3本の掛け棒2が設けられている。また、3は棚、4は この固定基板1を壁面に取付けるためのボルト等の挿通穴である。
【0008】 前記掛け棒2は、第1の掛け棒5Aと第2の掛け棒5Bとで構成されていて、共に 断面形状が円形の、3本のステンレススチール等の金属製のパイプ5A,5D,5Eか ら構成される。具体的には、図2に示されるように、固定基板1に固定される第 1の掛け棒5Aの前後方向に向かう挿通穴5a内に中間の掛け棒5Dが摺動自在に嵌合 され、さらにこの中間の掛け棒5Dの前後方向に向かう挿通穴5d内に先端の掛け棒 5Eが摺動自在に嵌合されている。前記中間と先端の各掛け棒5D,5Eとで第2の掛 け棒5Bが構成される。
【0009】 第1の掛け棒5Aと中間掛け棒5D、さらにこの中間掛け棒5Dと先端掛け棒5Eとの 間には、夫々抜け出し防止のための当たり部6が設けられている。具体的には、 前記中間、先端の各掛け棒5D,5Eの基端、つまり固定基板1側、に大径部7B,7C が形成されるとともに、第1,中間の各掛け棒5A,5Dの先端の開口には、夫々前 記中間、先端の各掛け棒5D,5Eに形成された大径部7B,7Cよりも小径に形成され た当たり8A,8Bが形成され、第1の掛け棒5Aに対して中間掛け棒5Dを引き出すと き、またこの中間掛け棒5Dに対して先端掛け棒5Eを引き出すときに、いずれも引 出しの最終段階でこの各当たり8A,8Bに大径部7B,7Cが突き当たって、それ以上 の引き出しが阻止されるように構成されている。
【0010】 先端掛け棒5Eの先端は閉塞されていて、ここに掛け下げ物の抜け出しを防止す るためのストッパー9が、この先端掛け棒5Eの内側からねじ込まれた、ビス10に よって固定されている。
【0011】 図3に示されるように、前記第1の掛け棒5Aは基端の周囲に、周方向に所定間 隔を置いて穿設されたビス穴11を備える外向きのフランジ12が一体に設けられて いて、固定基板1に穿設された取付け穴13に、この固定基板1の背面側から挿入 され、このフランジ12を介して、ビス14で固定される。図中15は固定基板1を壁 面に固定するための、ビス等の、固定具である。
【0012】 また、前記中間,先端の各掛け棒5D,5Eに形成された前記大径部7B,7Cの前後 方向の長さnは、図4に示されるように、固定基板1の肉厚Lよりも短く構成さ れている。
【0013】 従って、図2に示されるように、第1の掛け棒5Aから中間或いは先端の掛け棒 5D,5Eさらには両方の掛け棒5D,5Eを、適宜に引き出して掛け棒2全体の固定基 板1からの突出寸法を長くすることによって、第1,中間或いは第1から先端の 掛け棒にわたって多数の掛け下げ物を纏めて掛けることができる。また、前記第 1の掛け棒5Aに対して中間或いは先端掛け棒5D,5Eまたは両掛け棒5D,5Eを引き 出すにあたって、前記当たり8A,8Bに大径部7B,7Cが当接することによって夫々 の掛け棒の抜け出しが防止される。尚、突出寸法は、その最大突出長さから最小 突出長さの間で無段階的に調整でき、掛け下げ物の量に応じた適切な突出量を自 在に得ることができる。
【0014】 逆に、掛け下げ物を掛ける必要がない場合や掛け下げ物が少ない場合は、図4 に示されるように、先端,中間の掛け棒5E,5D或いは両掛け棒5E,5Dを第1の掛 け棒5A内に引退収納することによって、掛け棒2の固定基板1からの突出寸法を 実質的に第1の掛け棒5Aの突出寸法におさめることができ、従来の突出寸法と何 ら変わりなく、纏まり良くコンパクトに収めておくことができ、デザイン的にも 何ら遜色がない。
【0015】 また、前記中間,先端の各掛け棒5D,5Eに形成された大径部7B,7Cの前後方向 の長さnを、固定基板1の肉厚Lよりも短く構成すること及び掛け棒2を固定基 板1の背面側から挿通穴13を通して表側に突設させることによって、中間、先端 の掛け棒5B,5Cの突出長さは第1の掛け棒5Aの突出長さと実質的に同一或いはそ れ以上の長さにすることができ、掛け棒2全体の突出寸法はより長くできる。
【0016】 次に、図5に示される構成は変形例を示し、掛け棒2の固定基板1からの突出 方向をやゝ上向きにすることによって、特に掛け棒2の突出寸法を長くして多数 の掛け下げ物を掛けた場合に、掛け棒2が下方に撓み、掛け下げ物が掛け棒2か ら脱落してしまう危険性を未然に防止するための方策である。具体的には、固定 基板1に穿設された前記取付け穴13の第1の掛け棒5Aの外向きフランジ12との接 当面16を、上方程この固定基板1の背面側にあるような、傾斜面に形成し、もっ て掛け棒2全体の軸芯Sが先端ほど上向きとなるように傾斜させたものである。 言うまでもなく、固定基板1に穿設される取付け穴13の軸芯も上向きに傾斜させ てある。
【0017】 なお、掛け棒2の軸芯を先端程上がりに傾斜させる他の手段としては、図2に 示される構成において、外向きフランジ12と取付け穴13との間に、上方ほど肉厚 のあるリング状のスペーサーを介在させたりしても同様の効果を達成できる。
【0018】 また、図6に示される構造はさらに別の変形例を示し、前記の掛け棒2全体の 軸芯を先端ほど上向きの傾斜させることによって掛け下げ物の脱落を未然に防止 する手段の代替構造を示し、図2に示される構造の壁取り付け掛け具に、別途掛 け棒2の吊り下げ具17が付加されたものである。具体的には、固定基板1に一体 に設けてある前記棚3の前面に、前後方向に軸芯を向かわせてピン18が取付けら れていて、このピン18に基端を上下方向に回動自在にして掛け具本体19が支持さ れている。この掛け具本体19の遊端には先端掛け棒5Eの直径にほぼ等しいかやゝ 大きめの径を有するをフック20が設けられていて、掛け棒2を適宜の寸法引き出 し、この掛け具17の前記フック20で先端掛け棒5Eを引っかけて掛け棒を支持させ る。これによって、掛け棒の撓みを防止でき、掛け下げ物の脱落を未然に防止で きる。尚、図中21は、棚の前端面を穿設して設けた、この掛け具17の収納穴、22 は板バネで形成された、この掛け具17の収納と突出との2位置を弾性的に保持す る、2位置切換え機構、23は棚の前端面に取付けられた飾り縁である。
【0019】 さらに、図7に示される構造は、掛け棒2の固定基板1への取付け手段の変形 例を示し、図1〜6と違って、前記外向きフランジ12が固定基板1の表面1Aに、 適宜の固定具(図例ではビス)14によって、直に取付けられたものである。尚、 その余の構成は図1〜6に示される構造と同じであるため、詳細な説明は省略す る。
【0020】 なお、上記の実施例には掛け棒2が金属を素材にした例を記したが、その他必 要に応じて木製、合成樹脂製、竹製等、種々の素材を採用できる。また、掛け棒 2は丸パイプである例が図示されているが、その断面形状はいかなるものであっ てもよく、例えば、楕円形、方形のパイプ状である他に、C型チャンネ等も採用 できる。さらに、前記掛け具17の2位置切換え機構は必ずしも2位置を保持する ものである必要はなく、少なくともこの掛け具17が前記収納穴21内に収納された 姿勢は保持して、人為的な操作以外に不用意に下方に突出することのないように 機能すれば十分である。
【0021】
【考案の効果】
本考案おいては、第1の掛け棒に対して、第2の掛け棒を引き出し引退自在に して掛け棒全体の寸法を無段階的に調整できるようにしてあるから、掛け下げ物 が複数であっても、逆に1つであっても、その掛け下げ物の数に応じて最適の掛 け棒の長さが得られ、掛け下げ物の多少にかかわらず纏まり良く掛けることがで きる上に、掛け下げを必要としないときは、掛け棒の全体寸法を実質的に、従来 と同じ長さにまで短く縮めることができ、邪魔にならないようにコンパクトに収 めておくことができ、併せてデザイン的にも従来と遜色のない壁取り付け掛け具 を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る壁取り付け掛け具の外観図であ
る。
【図2】本考案に係る壁取り付け掛け具の要部の拡大断
面図である。
【図3】本考案に係る壁取り付け掛け具の要部の分解斜
視図である。
【図4】本考案に係る壁取り付け掛け具の作用を説明す
る要部の拡大断面図である。
【図5】本考案に係る壁取り付け掛け具の変形例を示す
要部の一部切欠き拡大側面図である。
【図6】本考案に係る壁取り付け掛け具の変形例を示す
要部の拡大斜視図である。
【図7】本考案に係る壁取り付け掛け具の変形例を示す
要部の拡大断面図である。
【図8】従来技術を説明するための一部切欠き側面図で
ある。
【符号の説明】
1…固定基板、2…掛け棒、5A…第1の掛け棒、5B…第
2の掛け棒、5a、5d…挿通穴、6…当たり、9…ストッ
パー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 壁面への固定基板に、前後方向に挿通穴
    を備えた第1の掛け棒が前方に向かって固定され、この
    第1の掛け棒の前記挿通穴に、前端にストッパーが設け
    られた第2の掛け棒が摺動自在に挿入されて、第1の掛
    け棒に対して収納状態と前方への突出状態とに切換え自
    在に構成されているとともに、最突出位置において、こ
    の第2の掛け棒の抜け出しを阻止する当たり部が両棒間
    に形成されていることを特徴とする壁取り付け掛け具。
JP2869893U 1993-04-30 1993-04-30 壁取り付け掛け具 Pending JPH0681381U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2869893U JPH0681381U (ja) 1993-04-30 1993-04-30 壁取り付け掛け具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2869893U JPH0681381U (ja) 1993-04-30 1993-04-30 壁取り付け掛け具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0681381U true JPH0681381U (ja) 1994-11-22

Family

ID=12255698

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2869893U Pending JPH0681381U (ja) 1993-04-30 1993-04-30 壁取り付け掛け具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0681381U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200445642Y1 (ko) * 2007-07-04 2009-08-19 김수형 길이 조절이 가능한 다용도 걸이구
JP2017057620A (ja) * 2015-09-16 2017-03-23 株式会社はせがわ 鞄掛けを備える墓

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200445642Y1 (ko) * 2007-07-04 2009-08-19 김수형 길이 조절이 가능한 다용도 걸이구
JP2017057620A (ja) * 2015-09-16 2017-03-23 株式会社はせがわ 鞄掛けを備える墓

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4316547A (en) Hang rail support and hang rail
US6935518B2 (en) System and apparatus for holding an item in storage
US6702128B2 (en) Storage system
US9084482B2 (en) Shelving systems and components therefor
EP1849383B1 (en) Hanger system
CA1186285A (en) Hanging racks
US2060760A (en) Bracket construction
US6227506B1 (en) Bracket assembly
US5617797A (en) Stud shelving
US6302502B1 (en) Mounting bracket for a tongueless drawer guide
US5647490A (en) Shelf and clothes hanger pole support bracket
US6719153B2 (en) Storage rack for elongated items
JPH0681381U (ja) 壁取り付け掛け具
US3002629A (en) Display clip
US5538146A (en) Garment bag hanger
US20070012831A1 (en) Bracket for supporting articles on a wall
US20050067444A1 (en) Clipping device and method of use
KR200192481Y1 (ko) 헤어 드라이기의 걸이구
KR200241064Y1 (ko) 물품 진열대용 행거
JPH10179299A (ja) 吊下げ棚
US20040108431A1 (en) Hanger support
KR0125048Y1 (ko) 싱크대용 선반
JPS6146242Y2 (ja)
JP4746780B2 (ja) 樋吊具
KR20000016070U (ko) 옷장용 슬라이드 걸이구