JPH0681325A - 吸引式路面清掃車の透水性舗装修復装置 - Google Patents

吸引式路面清掃車の透水性舗装修復装置

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JPH0681325A
JPH0681325A JP25414392A JP25414392A JPH0681325A JP H0681325 A JPH0681325 A JP H0681325A JP 25414392 A JP25414392 A JP 25414392A JP 25414392 A JP25414392 A JP 25414392A JP H0681325 A JPH0681325 A JP H0681325A
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JP
Japan
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water
road surface
permeable pavement
dust
pickup head
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Pending
Application number
JP25414392A
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English (en)
Inventor
Kozo Tanase
興三 棚瀬
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Howa Machinery Ltd
Original Assignee
Howa Machinery Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単かつコンパクトな構成で路面の目詰まり
を確実に解消して、透水性舗装を効果的に修復する。 【構成】 吸引式路面清掃車のピックアップヘッド5の
内部に回転軸22を水平に支持し、その両端部に支持ア
ーム26を固着する。多数本の鋼線27bを放射状に植
設してなる一対のロータリーブラシ27を支持アーム2
6間に遊転自在に支持する。ロータリーブラシ27をケ
ーシング12の外側に取り付けた油圧モータにより回転
軸22の周囲で公転する。ロータリーブラシ27の公転
運動に伴い、鋼線27bが透水性舗装Pを突き刺し、空
隙部に付着堆積した塵埃Dを掘り起こして遊離させる。
遊離した塵埃Dをピックアップヘッド5内の搬送空気流
に乗せて吸込ダクト9を介しホッパーに回収する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、目詰まりした透水性
舗装を修復するための装置、詳しくは、路面上の塵埃を
ピックアップヘッドより吸引してホッパーに回収するよ
うに構成した吸引式路面清掃車に装備される透水性舗装
修復装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】透水性舗装は、道路表層部にほぼ同じ大
きさの砕石を敷き詰めて無数の空隙を形成し、路面に雨
水が残らないように構成され、ハイドロプレーン現象、
水しぶき、及びライトによる路面の乱反射を防止でき、
合わせてタイヤ騒音を軽減できる効果を発揮する。しか
しながら、透水性舗装は表層部の空隙率が高いため(通
常アスファルト舗装の空隙率5%以下に対し、透水性舗
装の空隙率は20%程度)、路面に比較的大きな凹凸が
でき、空隙部に砂ぼこりや微細なごみが付着堆積しやす
く、路面の目詰まりによって透水機能が早期に損なわれ
るという問題がある。
【0003】この透水性舗装の目詰まりを解消する技術
として、従来、特開平3−137310号公報及び実開
平4−22508号公報に開示された装置が知られてい
る。前者の装置は、路面清掃車に搭載した貯水タンクの
水を高圧ポンプで加圧し、ジェットノズルから噴射して
路面を洗浄し、洗浄後の泥水を真空ポンプで吸引して汚
水タンクに積み込むように構成されている。後者の装置
は、吸引フードの前後でブラシを回転して路面を掃き、
吸引フードの内部でノズルから高圧空気を路面に噴射し
て塵埃を吹き上げ、吸引ダクトを介して塵埃タンクに回
収するように構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前者の従来
装置は路面を水で洗浄する方式であるため、たとえ高圧
水を噴射したとしても、空隙部に強固に付着した塵埃は
十分に除去されないばかりでなく、路面清掃車に貯水タ
ンクを搭載する必要があって、装置が複雑かつ大型化す
るという不都合もあった。また、後者の従来装置による
と、回転ブラシが水平移動しつつ路面を掃くので、ブラ
シの回転運動に伴い塵埃が空隙部に押し込まれて、目詰
まりが一層ひどくなり、たとえその後に高圧空気を噴射
したとしても、塵埃が空隙部に残るため、十分な修復効
果を上げることができなかった。
【0005】そこで、この発明の課題は、簡単かつコン
パクトな構成で路面の目詰まりを確実に解消して、透水
性舗装を効果的に修復できる装置を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、この発明の修復装置は、路面上の塵埃をピックア
ップヘッドより吸引してホッパーに回収するように構成
した吸引式路面清掃車において、透水性舗装に接触する
多数本の線材を備えたブラシをピックアップヘッドの近
傍に設けるとともに、線材が透水性舗装を突き刺すよう
な運動をブラシに付与する駆動機構を設置して構成され
る。
【0007】
【作用】この発明の修復装置によれば、ブラシの運動に
伴い、その線材が透水性舗装を突き刺し、空隙部に付着
堆積した塵埃を掘り起こして遊離させる。そして、遊離
した塵埃はピックアップヘッドより吸引されてホッパー
に回収される。したがって、貯水タンク等を備えない簡
単かつコンパクトな構成で路面の目詰まりが確実に解消
される。
【0008】
【実施例】以下、この発明を具体化した実施例を図面に
基づいて説明する。図1は吸引式路面清掃車1の概観を
示すもので、車体2の下部に側ブラシ3がモータ4によ
り回転可能に設けられ、側ブラシ3の後方にはピックア
ップヘッド5が油圧シリンダ(図示略)により昇降自在
に配設されている。車体2上にはブロアー6とホッパー
7とが搭載され、ブロアー6は圧送ダクト8を介し、ま
た、ホッパー7は吸込ダクト9を介してそれぞれピック
アップヘッド5に接続されている。そして、吸引式路面
清掃車1は、路面10上の塵埃を側ブラシ3で中央部に
掃き寄せ、ピックアップヘッド5より吸引してホッパー
7に回収するように構成されている。なお、吸引式路面
清掃車1のより詳細な構成については特開昭63−67
307号公報を参照されたい。
【0009】図2及び図3はピックアップヘッド5の内
部構造を示すもので、ピックアップヘッド5の上面及び
左右両側面は板金製のケーシング12で覆われている。
ケーシング12の進行方向(図2の矢印A方向)前側に
はフロントフラップ13が、後側にはリヤーフラップ1
4が、底部には路面10に接地するダートシュー15が
設けられ、これらによってピックアップヘッド5は略密
閉状に構成されている。ピックアップヘッド5の内部は
仕切板16により上下に仕切られ、上室17は圧送ダク
ト8に、下室18は吸込ダクト9にそれぞれ接続されて
いる。仕切板16の後部にはノズル19が形成され、圧
送ダクト8から供給された空気を路面10に吹き付け、
路面10上の塵埃Dを搬送用空気流に乗せて吸込みダク
ト9へ送り込むようになっている。
【0010】ノズル19の前方においてピックアップヘ
ッド5の内部には、透水性舗装Pの目詰まりを解消する
修復装置21が設置されている。この修復装置21は水
平に延びる回転軸22を備え、その一端はケーシング1
2に軸受23を介して支持され、他端はケーシング12
の外側に取り付けた油圧モータ24の出力軸24aにカ
ップリング25を介して結合されている。回転軸22の
両端部には支持アーム26が固着され、各支持アーム2
6の間には一対のロータリーブラシ27がそれぞれ水平
軸線の周りで遊転自在に支持されている。各ロータリー
ブラシ27はブラシ軸27aに線材として0.5mm程
度の鋼線27bを多数本放射状に植設してなり、下側の
ロータリーブラシ27の鋼線27bが路面10に接触す
るようになっている。そして、油圧モータ24、回転軸
22、及び支持アーム26は本実施例の駆動機構を構成
し、次の作用説明で詳述するように、鋼線27bが透水
性舗装Pを突き刺すような公転運動をロータリーブラシ
27に付与する。
【0011】図4は修復装置21の作用を示すもので、
吸引式路面清掃車1が矢印A方向へ進行する状態で、各
ロータリーブラシ27は油圧モータ24により回転軸2
2の周囲で矢印B方向へ公転されて路面10に交互に接
地される。ここで、接地側のロータリーブラシ27に着
目すると、ロータリーブラシ27が2点鎖線位置から実
線位置へ移動する過程では、まず、鋼線27bと路面1
0との接触によりロータリーブラシ27が水平方向にほ
ぼ停止され、次いで、支持アーム26の回動に伴いブラ
シ軸27aが押し下げられる。これにより、鋼線27b
が自身の弾力によって透水性舗装Pに突き刺さり、透水
性舗装Pの空隙部に付着堆積した塵埃Dを掘り起こして
遊離させる。そして、遊離した塵埃Dはピックアップヘ
ッド5内の搬送用空気流に乗って吸込みダクト9を介し
ホッパー7に回収される。
【0012】したがって、空隙部に塵埃Dが強固に付着
しているような場合でも、ロータリーブラシ27により
路面10の目詰まりを確実に解消して、透水性舗装Pを
効果的に修復することができる。しかも、修復装置21
はピックアップヘッド5内に格納されているので、従来
のように車体上に貯水タンク等を設置する必要がなく、
装置全体を簡単かつコンパクトに構成できる。また、修
復装置21をピックアップヘッド5に組み込むだけで、
通常アスファルト用の吸引式路面清掃車1を透水性舗装
用に容易に改造することも可能である。
【0013】図5は修復装置21の別例を示すもので、
ここでは、リニアブラシ29が使用されている。リニア
ブラシ29は棒状のブラシ台29aに多数本の鋼線29
bを結束して長手方向に植設して構成されている。ブラ
シ台29aはピックアップヘッド5の内部に上下方向へ
遊動自在に横架され、その上面には偏心輪30aを回転
して振動を励起する起振機30が設置されている。起振
機30は本実施例の駆動機構を構成し、鋼線29bが透
水性舗装Pを突き刺すような上下方向の振動をリニアブ
ラシ29に付与するようになっている。したがって、こ
の実施例の修復装置21によっても、リニアブラシ29
の上下方向の振動に伴い、鋼線29bが空隙部の塵埃D
を掘り起こして遊離させるので、透水性舗装Pの目詰ま
りを確実に解消することができる。
【0014】なお、上記各実施例ではロータリーブラシ
27及びリニアブラシ29がそれぞれピックアップヘッ
ド5の内部に設置されているが、これらのブラシ27,
29をピックアップヘッド5の外部において進行方向前
方に設置してもよい。その他、線材として合成樹脂フィ
ラメントを使用したり、ロータリーブラシに上下方向の
振動を付与する駆動機構を設けたりするなど、本発明の
趣旨を逸脱しない範囲で各部の形状並びに構成を適宜に
変更して具体化することも可能である。
【0015】
【発明の効果】以上に詳述したように、この発明によれ
ば、ブラシの運動に伴い線材が透水性舗装を突き刺し、
空隙部に付着堆積した塵埃を掘り起こして遊離させ、遊
離した塵埃をピックアップヘッドが吸引してホッパーに
回収するので、簡単かつコンパクトな構成で路面の目詰
まりを確実に解消して、透水性舗装を効果的に修復する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】吸引式路面清掃車の概観を示す側面図である。
【図2】本発明による透水性舗装修復装置の一実施例を
示す図1の路面清掃車におけるピックアップヘッドの断
面図である。
【図3】図2のX−X線に沿う断面図である。
【図4】図2の透水性舗装修復装置の作用を示す説明図
である。
【図5】本発明による透水性舗装修復装置の別例を示す
斜視図である。
【符号の説明】
1・・吸引式路面清掃車、2・・車体、3・・側ブラ
シ、5・・ピックアップヘッド、6・・ブロアー、7・
・ホッパー、8・・圧送ダクト、9・・吸込ダクト、1
0・・路面、12・・ケーシング、16・・仕切板、1
9・・ノズル、21・・修復装置、22・・回転軸、2
4・・油圧モータ、26・・支持アーム、27・・ロー
タリーブラシ、27a・・ブラシ軸、27b・・鋼線、
29・・リニアブラシ、29a・・ブラシ台、29b・
・鋼線、30・・起振機、D・・塵埃、P・・透水性舗
装。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 路面上の塵埃をピックアップヘッドより
    吸引してホッパーに回収するように構成した吸引式路面
    清掃車において、透水性舗装に接触する多数本の線材を
    備えたブラシを前記ピックアップヘッドの近傍に設ける
    とともに、前記線材が透水性舗装を突き刺すような運動
    を前記ブラシに付与する駆動機構を設置してなることを
    特徴とする透水性舗装修復装置。
JP25414392A 1992-08-28 1992-08-28 吸引式路面清掃車の透水性舗装修復装置 Pending JPH0681325A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25414392A JPH0681325A (ja) 1992-08-28 1992-08-28 吸引式路面清掃車の透水性舗装修復装置

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JP25414392A JPH0681325A (ja) 1992-08-28 1992-08-28 吸引式路面清掃車の透水性舗装修復装置

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Publication Number Publication Date
JPH0681325A true JPH0681325A (ja) 1994-03-22

Family

ID=17260823

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25414392A Pending JPH0681325A (ja) 1992-08-28 1992-08-28 吸引式路面清掃車の透水性舗装修復装置

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JP (1) JPH0681325A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005325536A (ja) * 2004-05-12 2005-11-24 Taiyu Kensetsu Co Ltd アスファルト材料及びアスファルト舗装体
CN108442294A (zh) * 2018-05-29 2018-08-24 苏州益茂电动客车有限公司 一种环保电动道路清扫车
JP2020148047A (ja) * 2019-03-14 2020-09-17 東急建設株式会社 異物除去装置

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