JPH068126B2 - 物品包装装置 - Google Patents
物品包装装置Info
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- JPH068126B2 JPH068126B2 JP60059333A JP5933385A JPH068126B2 JP H068126 B2 JPH068126 B2 JP H068126B2 JP 60059333 A JP60059333 A JP 60059333A JP 5933385 A JP5933385 A JP 5933385A JP H068126 B2 JPH068126 B2 JP H068126B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- flight bar
- conveyor
- bar unit
- tray
- path
- Prior art date
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- Basic Packing Technique (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、物品、たとえば缶や瓶等を厚紙のトレーに包
装するための物品包装装置に係り、より詳しくはシート
状のフィルムをトレー上の物品にかぶせ、このトレーの
前後両壁に固着させて物品をトレーに保持する物品包装
装置に関する。
装するための物品包装装置に係り、より詳しくはシート
状のフィルムをトレー上の物品にかぶせ、このトレーの
前後両壁に固着させて物品をトレーに保持する物品包装
装置に関する。
この種の物品包装装置として上部開放型の厚紙製トレー
に載せた物品にシート状のフィルムをかぶせ、このフィ
ルムをトレーの前後両壁に固着させて物品をトレーに包
装するものは従来から知られている。この種の物品包装
装置には、フィルムをトレーの前後両壁に接着剤で接着
するタイプと、熱可塑性フィルムを用い、この熱可塑性
フィルムをトレーの前後両壁に押圧加熱することで溶着
するタイプとがある。ここで使用される熱可塑性フィル
ムは、通常、熱収縮性であり、加熱により収縮して物品
をトレーにしつかり固定する。
に載せた物品にシート状のフィルムをかぶせ、このフィ
ルムをトレーの前後両壁に固着させて物品をトレーに包
装するものは従来から知られている。この種の物品包装
装置には、フィルムをトレーの前後両壁に接着剤で接着
するタイプと、熱可塑性フィルムを用い、この熱可塑性
フィルムをトレーの前後両壁に押圧加熱することで溶着
するタイプとがある。ここで使用される熱可塑性フィル
ムは、通常、熱収縮性であり、加熱により収縮して物品
をトレーにしつかり固定する。
上記形式の物品包装装置では、物品を載せた厚紙製トレ
ーを移動経路に沿って移動させながら、トレー中の物品
の上にシート状の熱可塑性フィルムを配置し、かつ、無
端路に沿って移動する複数のフライトバーを用いてフィ
ルムを物品に被せる。物品を載せたトレーは、フライト
バーが無端路の一部に沿って移動する時に、隣接するフ
ライトバーの間に挟まれるので、これら隣り合うフライ
トバーによりフィルムがトレーの前後両壁に押圧され
る。フィルムは、トレーの前後両壁に固着された後、隣
り合うトレーの間の部分で切断される。これにより、包
装済みトレーを互いに分離される。フィルムをトレーに
加熱溶着する場合は、フライトバーに加熱装置を設け
る。この加熱装置は、フィルムをトレーの前後両壁に押
圧しながら加熱することでトレーの前後両壁に溶着させ
る。
ーを移動経路に沿って移動させながら、トレー中の物品
の上にシート状の熱可塑性フィルムを配置し、かつ、無
端路に沿って移動する複数のフライトバーを用いてフィ
ルムを物品に被せる。物品を載せたトレーは、フライト
バーが無端路の一部に沿って移動する時に、隣接するフ
ライトバーの間に挟まれるので、これら隣り合うフライ
トバーによりフィルムがトレーの前後両壁に押圧され
る。フィルムは、トレーの前後両壁に固着された後、隣
り合うトレーの間の部分で切断される。これにより、包
装済みトレーを互いに分離される。フィルムをトレーに
加熱溶着する場合は、フライトバーに加熱装置を設け
る。この加熱装置は、フィルムをトレーの前後両壁に押
圧しながら加熱することでトレーの前後両壁に溶着させ
る。
米国特許第3890763には、この種の包装作業を行
なう包装装置の一例が開示されている。この包装装置で
は、複数のフライトバーが互いに間隔を置いて対をなす
無端チェン装着されている。この無端チェンは無端路に
沿って走行するが、このとき、隣り合うフライトバー間
の距離は常に一定である。このタイプの包装装置は、比
較的高速で作動するが、フライトバー間の距離が一定で
あるために包装し得るトレーのサイズが1種類に限定さ
れる。したがって、この包装装置は、サイズの異なるト
レーを包装するのに適していない。
なう包装装置の一例が開示されている。この包装装置で
は、複数のフライトバーが互いに間隔を置いて対をなす
無端チェン装着されている。この無端チェンは無端路に
沿って走行するが、このとき、隣り合うフライトバー間
の距離は常に一定である。このタイプの包装装置は、比
較的高速で作動するが、フライトバー間の距離が一定で
あるために包装し得るトレーのサイズが1種類に限定さ
れる。したがって、この包装装置は、サイズの異なるト
レーを包装するのに適していない。
他のタイプの包装装置が、米国特許第4365456号
に示されている。この包装装置では、一方のフライトバ
ーが第1組のコンベアチェンの間に取り付けられ、他方
のフライトバーが第2組のコンベアチェンの間に取り付
けられている。第1組および第2組のコンベアチェンは
同じ無端路に沿って走行する。第1組および第2組のコ
ンベアチェンは相対的に動き得るので、隣接するフライ
トバーの間の距離が可変である。したがって、このタイ
プの包装装置は異なるサイズのトレーを受け入れて包装
することができる。しかしながら、1度に包装処理でき
るトレーは1個のみである。そのため、この包装装置の
全体としての作業効率が低い。この傾向は、フィルムを
トレーの側壁に溶着する場合に特に顕著である。
に示されている。この包装装置では、一方のフライトバ
ーが第1組のコンベアチェンの間に取り付けられ、他方
のフライトバーが第2組のコンベアチェンの間に取り付
けられている。第1組および第2組のコンベアチェンは
同じ無端路に沿って走行する。第1組および第2組のコ
ンベアチェンは相対的に動き得るので、隣接するフライ
トバーの間の距離が可変である。したがって、このタイ
プの包装装置は異なるサイズのトレーを受け入れて包装
することができる。しかしながら、1度に包装処理でき
るトレーは1個のみである。そのため、この包装装置の
全体としての作業効率が低い。この傾向は、フィルムを
トレーの側壁に溶着する場合に特に顕著である。
本発明は上記した点に鑑みてなされたもので、サイズの
異なる複数のトレーに同時にフィルムをかぶせて包装す
ることを可能にした物品包装装置を提供することを目的
とする。
異なる複数のトレーに同時にフィルムをかぶせて包装す
ることを可能にした物品包装装置を提供することを目的
とする。
本発明の物品包装装置は、物品を載せた複数のトレーを
移動経路の後端から移動経路内に順次1個ずつ送り込む
送込コンベアと、複数のトレーを移動経路に沿って移動
自在に支持するコンベア機構と、移動経路内の隣り合う
トレーの間にフィルムを押し下げるとともに押し下げた
フィルムをトレーに押し付けるフライトバー機構とを備
え、上記フライトバー機構は、複数のフライトバーユニ
ットと、複数のフライトバーユニットを移動経路に沿っ
て移動自在にかつ相互に移動自在に支持する支持手段
と、各トレーの背後に1つのフライトバーユニットを配
するタイミングでフライトバーユニットを移動経路の後
端から移動経路内に順次1個ずつ送り込みかつ送り込ま
れたフライトバーユニットを移動経路の後端近傍の一部
に沿って移動経路の長さより短い所定距離だけ前方へ搬
送する後部コンベアと有して構成される。この場合、フ
ライトバー機構が、移動経路の前端近傍に配されてフラ
イトバーユニットに摩擦係合するブレーキを有すること
が好ましい。
移動経路の後端から移動経路内に順次1個ずつ送り込む
送込コンベアと、複数のトレーを移動経路に沿って移動
自在に支持するコンベア機構と、移動経路内の隣り合う
トレーの間にフィルムを押し下げるとともに押し下げた
フィルムをトレーに押し付けるフライトバー機構とを備
え、上記フライトバー機構は、複数のフライトバーユニ
ットと、複数のフライトバーユニットを移動経路に沿っ
て移動自在にかつ相互に移動自在に支持する支持手段
と、各トレーの背後に1つのフライトバーユニットを配
するタイミングでフライトバーユニットを移動経路の後
端から移動経路内に順次1個ずつ送り込みかつ送り込ま
れたフライトバーユニットを移動経路の後端近傍の一部
に沿って移動経路の長さより短い所定距離だけ前方へ搬
送する後部コンベアと有して構成される。この場合、フ
ライトバー機構が、移動経路の前端近傍に配されてフラ
イトバーユニットに摩擦係合するブレーキを有すること
が好ましい。
本発明の物品包装装置では、フライトバー機構を、移動
経路の前端から後端まで延びる返送経路に沿ってフライ
トバーユニットを移動自在に支持する第2支持手段と、
フライトバーユニットを移動経路の前端から返送経路に
沿って後方へ搬送して後部コンベアへ受け渡す返送手段
とを有する構成にすることが好ましい。
経路の前端から後端まで延びる返送経路に沿ってフライ
トバーユニットを移動自在に支持する第2支持手段と、
フライトバーユニットを移動経路の前端から返送経路に
沿って後方へ搬送して後部コンベアへ受け渡す返送手段
とを有する構成にすることが好ましい。
本発明の物品包装装置では、後部コンベアが移動経路の
後端近傍に配された無端チェンと、この無端チェンの長
さ方向に間隔を置いて無端チェンに取付けられた複数の
ラグとを有し、これらラグが返送経路内にあるフライト
バーユニットに係合してフライトバーユニットを移動経
路内に移動し、かつ、フライトバーユニットが移動経路
内で所定距離移動した後にフライトバーユニットから係
脱する構成にすることが好ましい。
後端近傍に配された無端チェンと、この無端チェンの長
さ方向に間隔を置いて無端チェンに取付けられた複数の
ラグとを有し、これらラグが返送経路内にあるフライト
バーユニットに係合してフライトバーユニットを移動経
路内に移動し、かつ、フライトバーユニットが移動経路
内で所定距離移動した後にフライトバーユニットから係
脱する構成にすることが好ましい。
本発明の物品包装装置では、返送手段が返送手段から後
部コンベアへ受け渡されるフライトバーユニットの動き
を制御する規制コンベアを有し、この規制コンベアが、
各フライトバーユニットを後部コンベアに渡されるタイ
ミングとそのフライトバーユニットの受け渡し位置を後
部コンベアのラグが通過するタイミングと同期するよう
に作動させる構成にすることが好ましい。この場合、規
制コンベアを、後部コンベアから間隔を置いた位置に配
し、規制コンベアと後部コンベアの間にフライトバーユ
ニットに摩擦係合するブレーキを設けることが好まし
い。
部コンベアへ受け渡されるフライトバーユニットの動き
を制御する規制コンベアを有し、この規制コンベアが、
各フライトバーユニットを後部コンベアに渡されるタイ
ミングとそのフライトバーユニットの受け渡し位置を後
部コンベアのラグが通過するタイミングと同期するよう
に作動させる構成にすることが好ましい。この場合、規
制コンベアを、後部コンベアから間隔を置いた位置に配
し、規制コンベアと後部コンベアの間にフライトバーユ
ニットに摩擦係合するブレーキを設けることが好まし
い。
本発明の物品包装装置では、返送経路が、返送経路の前
端から上方に延びる第1部分と、この第1部分の上端か
ら後部コンベアまで延びる第2部分とを有し、第2部分
のうちの第1部分の上端と規制コンベアとの間に延在す
る部分の長さを複数のフライトバーユニットをたした長
さより長くする構成にすることが好ましい。
端から上方に延びる第1部分と、この第1部分の上端か
ら後部コンベアまで延びる第2部分とを有し、第2部分
のうちの第1部分の上端と規制コンベアとの間に延在す
る部分の長さを複数のフライトバーユニットをたした長
さより長くする構成にすることが好ましい。
本発明の物品包装装置においては、移動経路内に送り込
まれるフライトバーユニットは、その直前のトレーを押
しながら移動経路に沿って所定距離だけ前方へ搬送され
た後、移動経路内に停止し、このフライトバーユニット
に後続するトレーがこのトレーに後続するフライトバー
ユニットに押されながら、停止中のトレーの位置まで搬
送される。したがって、先のフライトバーユニットは後
続するトレーに押されてさらに前進する。このとき、先
のフライトバーユニットが後続するトレーの前壁にフィ
ルムを押し付ける。このようにして、トレーとフライト
バーユニットが交互に移動経路内に送り込まれ、かつ、
常に、最後尾のフライトバーユニットが移動経路中の他
の全てのトレーとフライトバーユニットが互いに前後に
当接しあった状態となり、移動経路中の全てのトレーの
前後壁に同時にフィルムが押し付ける。すなわち、各ト
レーは隣り合うフライトバーユニットの間に狭まれつつ
移動経路を進むことになる。このとき、移動経路中のフ
ライトバーユニットは相互に移動自在であるから、隣り
合うフライトバーユニットの間隔し各トレーのサイズに
応じた間隔に自動的に調整される。
まれるフライトバーユニットは、その直前のトレーを押
しながら移動経路に沿って所定距離だけ前方へ搬送され
た後、移動経路内に停止し、このフライトバーユニット
に後続するトレーがこのトレーに後続するフライトバー
ユニットに押されながら、停止中のトレーの位置まで搬
送される。したがって、先のフライトバーユニットは後
続するトレーに押されてさらに前進する。このとき、先
のフライトバーユニットが後続するトレーの前壁にフィ
ルムを押し付ける。このようにして、トレーとフライト
バーユニットが交互に移動経路内に送り込まれ、かつ、
常に、最後尾のフライトバーユニットが移動経路中の他
の全てのトレーとフライトバーユニットが互いに前後に
当接しあった状態となり、移動経路中の全てのトレーの
前後壁に同時にフィルムが押し付ける。すなわち、各ト
レーは隣り合うフライトバーユニットの間に狭まれつつ
移動経路を進むことになる。このとき、移動経路中のフ
ライトバーユニットは相互に移動自在であるから、隣り
合うフライトバーユニットの間隔し各トレーのサイズに
応じた間隔に自動的に調整される。
以下、本発明の実施例を図面によって詳細に説明する。
第1図および第2図に、本発明に基づく物品包装装置1
0を示す。この包装装置10は、物品、例えば缶や瓶等
を載せたダンボール紙製上部開放形トレーにフィルムを
かぶせ、このフィルムをトレーの前後壁に接着し、各ト
レーの間でフィルムを切って包装済みトレーを他のトレ
ーから分離させる作業を行なうものである。この包装装
置10は、フィルムを接着剤でトレーに接着する方式で
あるが、本実施例では、熱可塑性フィルムをトレーの前
後両壁に押圧加熱溶着する方式である。
0を示す。この包装装置10は、物品、例えば缶や瓶等
を載せたダンボール紙製上部開放形トレーにフィルムを
かぶせ、このフィルムをトレーの前後壁に接着し、各ト
レーの間でフィルムを切って包装済みトレーを他のトレ
ーから分離させる作業を行なうものである。この包装装
置10は、フィルムを接着剤でトレーに接着する方式で
あるが、本実施例では、熱可塑性フィルムをトレーの前
後両壁に押圧加熱溶着する方式である。
包装装置10は、第1図に示すように、送込コンベア1
1と押圧溶着装置12を有し、この送込コンベア11は
物品Aを載せたトレーTを押圧溶着装置12に送り込
む。このトレーTが押圧溶着装置12の中を移動中に、
フィルム供給装置14からフィルムFが一定の張力で引
き出されて、トレーT上の物品Aにかぶせられる。押圧
溶着装置12は、連続したフィルムFを、ぴんと張りな
がらトレーTの物品Aにかぶせ、トレーの前後両壁に直
接押圧加熱溶着し、各トレーの間で切断して包装済みの
各トレーを分離し、この分離されたトレーを送出コンベ
ア15に載せて搬送する。上記フィルムは、通常、熱収
縮性フィルムであり、トレーにかぶせられ、トンネル型
加熱炉を通る時に収縮してトレーの物品をぴったりと包
む。
1と押圧溶着装置12を有し、この送込コンベア11は
物品Aを載せたトレーTを押圧溶着装置12に送り込
む。このトレーTが押圧溶着装置12の中を移動中に、
フィルム供給装置14からフィルムFが一定の張力で引
き出されて、トレーT上の物品Aにかぶせられる。押圧
溶着装置12は、連続したフィルムFを、ぴんと張りな
がらトレーTの物品Aにかぶせ、トレーの前後両壁に直
接押圧加熱溶着し、各トレーの間で切断して包装済みの
各トレーを分離し、この分離されたトレーを送出コンベ
ア15に載せて搬送する。上記フィルムは、通常、熱収
縮性フィルムであり、トレーにかぶせられ、トンネル型
加熱炉を通る時に収縮してトレーの物品をぴったりと包
む。
押圧溶着装置12は、コンベア機構20を備え、このコ
ンベア機構20は物品を載せたトレーを送込コンベア1
1から受け取り、フィルムFがかぶせられる間、このト
レーを保持する。また、押圧溶着装置12は、コンベア
機構20の上方にフライトバー機構21を有し、トレー
がコンベア機構20に支持されている間に、フィルムを
トレーにかぶせ、トレーの前後壁に溶着する。駆動機構
22はコンベア機構20およびフライトバー機構21を
駆動する。説明簡素化のために、押圧溶着装置12の送
込側端部を符号24で表わし、送出側端部を符号25で
表わす。
ンベア機構20は物品を載せたトレーを送込コンベア1
1から受け取り、フィルムFがかぶせられる間、このト
レーを保持する。また、押圧溶着装置12は、コンベア
機構20の上方にフライトバー機構21を有し、トレー
がコンベア機構20に支持されている間に、フィルムを
トレーにかぶせ、トレーの前後壁に溶着する。駆動機構
22はコンベア機構20およびフライトバー機構21を
駆動する。説明簡素化のために、押圧溶着装置12の送
込側端部を符号24で表わし、送出側端部を符号25で
表わす。
コンベア機構20は、複数の支持ローラー28を有す
る。これら支持ローラー28は、押圧溶着装置を貫くト
レー移動経路に直角な水平軸線を中心として回転自在で
ある。トレーTは支持ローラー28に載せられて押圧溶
着装置12内を通過する。第2図に最も良く示すよう
に、押圧溶着装置12の送込側端部に隣接するいくつか
の支持ローラー28は、適当なチェンおよびスプロケツ
ト機構29を介して駆動機構22に連結されている。こ
の構造により、トレーTを押圧溶着装置12の押圧溶着
位置(後述)に確実に送ることができる。第2図に最も
良く示すように、押圧溶接装置12の送出側端部25に
隣接するいくつかの支持ローラー28もまた、チェンお
よびスプロケツト機構30を介して駆動機構22に連結
されている。これら送出側端部近傍の支持ローラー28
は、包装済トレーを押圧溶着装置12の外に積極的に送
り出す。駆動ローラーセツトの送込み側端ローラーと送
出し側端ローラーとの間に位置する支持ローラー28は
自由回転するようになっており、トレーはこの支持ロー
ラーの上では自由に移動できる。
る。これら支持ローラー28は、押圧溶着装置を貫くト
レー移動経路に直角な水平軸線を中心として回転自在で
ある。トレーTは支持ローラー28に載せられて押圧溶
着装置12内を通過する。第2図に最も良く示すよう
に、押圧溶着装置12の送込側端部に隣接するいくつか
の支持ローラー28は、適当なチェンおよびスプロケツ
ト機構29を介して駆動機構22に連結されている。こ
の構造により、トレーTを押圧溶着装置12の押圧溶着
位置(後述)に確実に送ることができる。第2図に最も
良く示すように、押圧溶接装置12の送出側端部25に
隣接するいくつかの支持ローラー28もまた、チェンお
よびスプロケツト機構30を介して駆動機構22に連結
されている。これら送出側端部近傍の支持ローラー28
は、包装済トレーを押圧溶着装置12の外に積極的に送
り出す。駆動ローラーセツトの送込み側端ローラーと送
出し側端ローラーとの間に位置する支持ローラー28は
自由回転するようになっており、トレーはこの支持ロー
ラーの上では自由に移動できる。
フライトバー機構21は、第2図および第7図に最も良
く示すように、1対の離間された側部フレーム31を有
する。これら側部フレーム31に複数のフライトバーユ
ニット32が無端路に沿って移動できるように装着され
る。この無端路は全部のフライトバーユニット32の長
さをたした長さより長い。隣り合うフライトバーユニッ
ト32は相互に結合されていないので、相対的に移動す
ることができる。上記無端路は前部、上部、後部および
下部からなる。無端路下部は、トレーの移動経路と重な
り合う。無端路下部、すなわち移動経路に沿って移動す
るとき、隣り合うフライトバーユニット32は、それら
の間にトレーTおよびフィルムFを挟み、かつ、フィル
ムFをトレーTの前後両壁に溶着させる。無端路下部の
前端には、無端路前部が連結され、無端路前部の上端に
は、無端路上部が連結される。無端路上部は無端路前部
の上端から押圧溶着装置12の送出側端部に向かって下
方に傾斜する。
く示すように、1対の離間された側部フレーム31を有
する。これら側部フレーム31に複数のフライトバーユ
ニット32が無端路に沿って移動できるように装着され
る。この無端路は全部のフライトバーユニット32の長
さをたした長さより長い。隣り合うフライトバーユニッ
ト32は相互に結合されていないので、相対的に移動す
ることができる。上記無端路は前部、上部、後部および
下部からなる。無端路下部は、トレーの移動経路と重な
り合う。無端路下部、すなわち移動経路に沿って移動す
るとき、隣り合うフライトバーユニット32は、それら
の間にトレーTおよびフィルムFを挟み、かつ、フィル
ムFをトレーTの前後両壁に溶着させる。無端路下部の
前端には、無端路前部が連結され、無端路前部の上端に
は、無端路上部が連結される。無端路上部は無端路前部
の上端から押圧溶着装置12の送出側端部に向かって下
方に傾斜する。
上記各側部フレーム31は、ほぼ垂直な側板34を有
し、側板34に後部支持板35および前部支持板36が
装着されている。後部支持板35は押圧溶着装置の送込
側端部に隣接し、前部支持板36は押圧溶着装置の送出
側端部に隣接する。上部支持板38は側板34に装着さ
れ、前部持板36の頂部から後部支持板35の頂部ま
で、下方に傾斜して延びる。下部支持板39は前部支持
板36の底部と後部支持板35の底部の間に延びる。後
部支持板35、前部支持板36、上部支持板38および
下部支持板39には、内向きに開口したガイドスロット
46が形成されている。下部支持板39には、真つ直ぐ
な往路スロット40が形成されている。この往路スロッ
ト40は後部支持板35に形成された下降スロット41
の下端と前部支持板36に形成された上昇スロット42
の下端を連結している。上昇スロット部42は往路スロ
ット40より高い位置で上方に湾曲し、さらに上方にお
いて反転して上部支持板38に形成された復路スロット
44に連結している。この復路スロット44は押圧溶着
装置の送込側端部に向かって下方に傾斜している。この
傾斜角度は図では約15゜にしてある。復路スロット4
4は後部支持板35に隣接した位置にて下方に向かうオ
フセット45を有する。このオフセット45の下端、す
なわち復路スロット44の下端は後部支持板35に形成
された湾曲した下降スロット部41の上端につながって
いる。つまり、ガイドスロット46は、往路スロット4
0、上昇スロット42、復路スロット44、下降スロッ
ト41により構成される。対向する側部フレーム31の
ガイドスロット46は、トレーTの移動経路を挟んで互
いに向き合っている。ガイドスロット46は無端路に沿
って形成されている。そして、フライトバーユニット3
2がガイドスロット46に案内されて無端路に沿って移
動する。
し、側板34に後部支持板35および前部支持板36が
装着されている。後部支持板35は押圧溶着装置の送込
側端部に隣接し、前部支持板36は押圧溶着装置の送出
側端部に隣接する。上部支持板38は側板34に装着さ
れ、前部持板36の頂部から後部支持板35の頂部ま
で、下方に傾斜して延びる。下部支持板39は前部支持
板36の底部と後部支持板35の底部の間に延びる。後
部支持板35、前部支持板36、上部支持板38および
下部支持板39には、内向きに開口したガイドスロット
46が形成されている。下部支持板39には、真つ直ぐ
な往路スロット40が形成されている。この往路スロッ
ト40は後部支持板35に形成された下降スロット41
の下端と前部支持板36に形成された上昇スロット42
の下端を連結している。上昇スロット部42は往路スロ
ット40より高い位置で上方に湾曲し、さらに上方にお
いて反転して上部支持板38に形成された復路スロット
44に連結している。この復路スロット44は押圧溶着
装置の送込側端部に向かって下方に傾斜している。この
傾斜角度は図では約15゜にしてある。復路スロット4
4は後部支持板35に隣接した位置にて下方に向かうオ
フセット45を有する。このオフセット45の下端、す
なわち復路スロット44の下端は後部支持板35に形成
された湾曲した下降スロット部41の上端につながって
いる。つまり、ガイドスロット46は、往路スロット4
0、上昇スロット42、復路スロット44、下降スロッ
ト41により構成される。対向する側部フレーム31の
ガイドスロット46は、トレーTの移動経路を挟んで互
いに向き合っている。ガイドスロット46は無端路に沿
って形成されている。そして、フライトバーユニット3
2がガイドスロット46に案内されて無端路に沿って移
動する。
各フライトバーユニット32は、フライトバー50を有
する。このフライトバー50は押圧溶着装置12を貫く
トレーTの移動経路に直角に延びる。各フライトバー5
0の両端部には、取付部材51が結合されている。これ
ら取付部材51はフライトバーユニット32を側部フレ
ーム31のガイドスロット46に移動自在に取付ける役
目をする。
する。このフライトバー50は押圧溶着装置12を貫く
トレーTの移動経路に直角に延びる。各フライトバー5
0の両端部には、取付部材51が結合されている。これ
ら取付部材51はフライトバーユニット32を側部フレ
ーム31のガイドスロット46に移動自在に取付ける役
目をする。
各取付部材51は、ほぼ垂直な取付板54を有する。こ
の取付板54はフライトバー50の端部に取り付けられ
てこのフライトバー50の軸線にほぼ直角をなす。取付
板54の前脚および後脚には、取付用ローラー55が回
転自在に装着されている。これら取付用ローラー55は
フライトバー50の軸線と平行な軸線を中心として回転
する。各取付用ローラー55は、一方のガイドスロット
46に回転自在に嵌まり込む大きさである。各取付板5
4の取付用ローラー55はガイドスロット46に沿って
一直線に並ぶので、フライトバー50はガイドスロット
46に対して直角に配される。
の取付板54はフライトバー50の端部に取り付けられ
てこのフライトバー50の軸線にほぼ直角をなす。取付
板54の前脚および後脚には、取付用ローラー55が回
転自在に装着されている。これら取付用ローラー55は
フライトバー50の軸線と平行な軸線を中心として回転
する。各取付用ローラー55は、一方のガイドスロット
46に回転自在に嵌まり込む大きさである。各取付板5
4の取付用ローラー55はガイドスロット46に沿って
一直線に並ぶので、フライトバー50はガイドスロット
46に対して直角に配される。
また、取付板54は係合部56を備え、この係合部56
は取付用ローラーが嵌め込まれているガイドスロット4
6から離れる方向に突出する。係合部56は、内方に開
口する凹部58を有する。この凹部58は係合部56の
突出端面59にも開口する。係合部56の突出端面59
は、係合部の突出方向に対して斜めに延びる。
は取付用ローラーが嵌め込まれているガイドスロット4
6から離れる方向に突出する。係合部56は、内方に開
口する凹部58を有する。この凹部58は係合部56の
突出端面59にも開口する。係合部56の突出端面59
は、係合部の突出方向に対して斜めに延びる。
取付部材51は係合板60をも含む。この係合板60は
取付板54の係合部56の内側に係合部56に対して平
行に設けられている。係合板60は外方に開口する凹部
61を有する。この凹部61は係合板60の突出端面6
2にも開口する。係合板60の突出端面62は、係合部
56の突出る端面59とは逆の方向に傾斜している。
取付板54の係合部56の内側に係合部56に対して平
行に設けられている。係合板60は外方に開口する凹部
61を有する。この凹部61は係合板60の突出端面6
2にも開口する。係合板60の突出端面62は、係合部
56の突出る端面59とは逆の方向に傾斜している。
各フライトバー50は、本願出願人の米国特許第3,8
90,763号および米国特許第4,365,456号
に記載したものと同様の構造である。フライトバー50
の前縁および後縁にはヒーター64が設けられている。
これらヒーター64は、フィルムがトレーの側壁に押圧
されている間に、フィルムを溶融温度まで加熱する。そ
の細部については後述する。各フライトバー50は1組
のカツター(図示せず)を有する。これらカツターはカ
ム65,66により作動する。カム65,66はカムフ
ォロア68,69に係合する。ヒーター64の電力は、
第2図のように、バスバー63によって供給される。
90,763号および米国特許第4,365,456号
に記載したものと同様の構造である。フライトバー50
の前縁および後縁にはヒーター64が設けられている。
これらヒーター64は、フィルムがトレーの側壁に押圧
されている間に、フィルムを溶融温度まで加熱する。そ
の細部については後述する。各フライトバー50は1組
のカツター(図示せず)を有する。これらカツターはカ
ム65,66により作動する。カム65,66はカムフ
ォロア68,69に係合する。ヒーター64の電力は、
第2図のように、バスバー63によって供給される。
トレーTに隣接するフライトバーユニット32,32の
間に挟むためには、これらフライトバーユニット32を
一定の間隔で無端路の下部に導入する必要がある。その
ために、後部コンベア70が第2図のように設けられ
る。すなわち、後部コンベア70は、押圧溶着装置の両
側に配設された一対の後部チェン71,71を有する。
各後部チェン71は駆動シャフト73の駆動スプロケッ
ト72と端部支持板35の下降スロット41の曲率半径
の中心に配されたアイドラスプロケット74と、往路ス
ロット40の上方に配された案内部材75に掛け渡され
る。後部チェン71はガイドスロット46の下降スロッ
ト41に沿って走行して往路スロット40の後端近傍に
来るまでの間、フライトバーユニット32の係合部56
と係合部60との間の空間にあるように配設される。
間に挟むためには、これらフライトバーユニット32を
一定の間隔で無端路の下部に導入する必要がある。その
ために、後部コンベア70が第2図のように設けられ
る。すなわち、後部コンベア70は、押圧溶着装置の両
側に配設された一対の後部チェン71,71を有する。
各後部チェン71は駆動シャフト73の駆動スプロケッ
ト72と端部支持板35の下降スロット41の曲率半径
の中心に配されたアイドラスプロケット74と、往路ス
ロット40の上方に配された案内部材75に掛け渡され
る。後部チェン71はガイドスロット46の下降スロッ
ト41に沿って走行して往路スロット40の後端近傍に
来るまでの間、フライトバーユニット32の係合部56
と係合部60との間の空間にあるように配設される。
各後部チェン71は、複数のラグ76を有し、これらラ
グ76は後部チェン71に、その長手方向に沿って間隔
を置いて取付けられる。両後部チェン71のラグ76は
押圧溶着装置を挟んで互いに向き合っている。各後部チ
ェン71の隣り合うラグ76の離間距離は、本包装装置
に使用され得る最大のトレー長さに合せられる。また、
後述のように、ラグ76は、このラグ76が復路スロッ
ト44のオフセット45の近傍の駆動スプロケット72
を通過した時に各取付部材51の凹部58,61に嵌ま
り込む形状である。この構造により、後部チェン71は
フライトバーユニット32に係合してフライトバーユニ
ット32を下降スロット41に沿って下降させ、往路ス
ロット40の後端まで移動させる。このときの隣り合う
フライトバーユニット32の間隔は後部チェン71の隣
り合うラグ76の離間距離と等しい。
グ76は後部チェン71に、その長手方向に沿って間隔
を置いて取付けられる。両後部チェン71のラグ76は
押圧溶着装置を挟んで互いに向き合っている。各後部チ
ェン71の隣り合うラグ76の離間距離は、本包装装置
に使用され得る最大のトレー長さに合せられる。また、
後述のように、ラグ76は、このラグ76が復路スロッ
ト44のオフセット45の近傍の駆動スプロケット72
を通過した時に各取付部材51の凹部58,61に嵌ま
り込む形状である。この構造により、後部チェン71は
フライトバーユニット32に係合してフライトバーユニ
ット32を下降スロット41に沿って下降させ、往路ス
ロット40の後端まで移動させる。このときの隣り合う
フライトバーユニット32の間隔は後部チェン71の隣
り合うラグ76の離間距離と等しい。
後部コンベア70は、物品を載せたトレーTが押圧溶着
装置12の送込側端部24の位置まで移動した時に作動
するので、下降スロット41に沿って移動するフライト
バーユニット32は、送込側端部24にあるトレーTの
背後に回り込み、これと同時に、フィルムFを押し下げ
てトレーTにかぶせらる。このフライトバーユニット3
2の前縁が送込側端部にあるトレーTに当接する前は、
後部チェン71が往路スロット40にある先行するフラ
イトバーユニット32を、押圧溶着装置の送出側端部に
向けて移動させる。後部チェン71は、下降スロット4
1に沿って移動するフライトバーユニット32がトレー
Tの背後に達した時に、先行するフライトバーユニット
32を解放する。フライトバーユニット32がトレーT
の背後に達した後に、カムスイツチ(図示せず)により
後部チェン71が停止する。この停止状態は、次のトレ
ーTが押圧溶着装置12の送込側端部に来るまで継続す
る。第2図に、後部コンベア70がしばらく稼働した後
のフライトバーユニット32および後部チェン71の位
置を示す。この図から分かるように、後部コンベア70
は無端路の下部にあるすべてのフライトバーユニット3
2を解放する。すなわち、往路スロット40の中にある
フライトバーユニット32を除いて、全て後部コンベア
70から解放される。つまり、往路スロット40内にあ
るフライトバーユニット32は、相互に自由に動き得る
ので、フライトバーユニット32同士の間に挟まれたト
レーの大きさによって、フライトバーユニット間の間隔
が決まる。押圧溶着装置全体は、送込側端部から送出側
端部に向かって昇り傾斜になっているので、フライトバ
ーユニット32およびトレーTの重さは、フライトバー
のヒーターがフィルムFをトレーの側壁に押す力として
利用される。昇り傾斜の角度は角度を増す程、ヒーター
の押す力が大きくなる。昇り傾斜の角度はヒーターの押
す力が約453.6乃至1360.8g(約1乃至3ポ
ンド)/平方インチになるように設定される。
装置12の送込側端部24の位置まで移動した時に作動
するので、下降スロット41に沿って移動するフライト
バーユニット32は、送込側端部24にあるトレーTの
背後に回り込み、これと同時に、フィルムFを押し下げ
てトレーTにかぶせらる。このフライトバーユニット3
2の前縁が送込側端部にあるトレーTに当接する前は、
後部チェン71が往路スロット40にある先行するフラ
イトバーユニット32を、押圧溶着装置の送出側端部に
向けて移動させる。後部チェン71は、下降スロット4
1に沿って移動するフライトバーユニット32がトレー
Tの背後に達した時に、先行するフライトバーユニット
32を解放する。フライトバーユニット32がトレーT
の背後に達した後に、カムスイツチ(図示せず)により
後部チェン71が停止する。この停止状態は、次のトレ
ーTが押圧溶着装置12の送込側端部に来るまで継続す
る。第2図に、後部コンベア70がしばらく稼働した後
のフライトバーユニット32および後部チェン71の位
置を示す。この図から分かるように、後部コンベア70
は無端路の下部にあるすべてのフライトバーユニット3
2を解放する。すなわち、往路スロット40の中にある
フライトバーユニット32を除いて、全て後部コンベア
70から解放される。つまり、往路スロット40内にあ
るフライトバーユニット32は、相互に自由に動き得る
ので、フライトバーユニット32同士の間に挟まれたト
レーの大きさによって、フライトバーユニット間の間隔
が決まる。押圧溶着装置全体は、送込側端部から送出側
端部に向かって昇り傾斜になっているので、フライトバ
ーユニット32およびトレーTの重さは、フライトバー
のヒーターがフィルムFをトレーの側壁に押す力として
利用される。昇り傾斜の角度は角度を増す程、ヒーター
の押す力が大きくなる。昇り傾斜の角度はヒーターの押
す力が約453.6乃至1360.8g(約1乃至3ポ
ンド)/平方インチになるように設定される。
したがって、後部コンベア70は、往路スロット40に
支持されるすべてのフライトバーユニット32を押して
押圧溶着装置を通過させる。このとき、フライトバーユ
ニット32は相互に自由に移動できるから、トレーの長
さが変ってもあるいは長さが多様であっても、隣り合う
フライトバーユニット32間の間隔がトレーの長さに合
わせて自動的に調整される。この構造によって、複数の
トレーTが常に押圧されている状態となるので、押圧溶
着作業が効率よく行なわれ、高い生産率を維持すること
ができる。フライトバーユニット32が往路スロット4
0に沿って押される時に、カツターカム65,66はカ
ムフォロア68,69に係合してフィルムFをトレーT
に間の切る。この時点で、フィルムFは、すでにトレー
に公知の方法で溶着されている。このようにして、フィ
ルムをかぶせられたトレーは相互に分離されて押圧溶着
装置12から送り出される。
支持されるすべてのフライトバーユニット32を押して
押圧溶着装置を通過させる。このとき、フライトバーユ
ニット32は相互に自由に移動できるから、トレーの長
さが変ってもあるいは長さが多様であっても、隣り合う
フライトバーユニット32間の間隔がトレーの長さに合
わせて自動的に調整される。この構造によって、複数の
トレーTが常に押圧されている状態となるので、押圧溶
着作業が効率よく行なわれ、高い生産率を維持すること
ができる。フライトバーユニット32が往路スロット4
0に沿って押される時に、カツターカム65,66はカ
ムフォロア68,69に係合してフィルムFをトレーT
に間の切る。この時点で、フィルムFは、すでにトレー
に公知の方法で溶着されている。このようにして、フィ
ルムをかぶせられたトレーは相互に分離されて押圧溶着
装置12から送り出される。
無端路下部で、先頭のフライトバーユニット32が偶発
的にトレーに押されて、そのトレーの前縁から離れても
差し支えないように、第2図および第4図のように、押
圧溶着装置の送出側端部に隣接するように一対のブレー
キ78が設けられる。このブレーキ78が取付部材51
に摩擦係合するので、先頭のフライトバーユニット32
がこのブレーキ78を乗り越えるにはフライトバーユニ
ット32を前に押し出す必要がある。これにより、フィ
ルムを押圧中のフライトバーユニット32が偶発的にト
レーの前縁から離れるのを防止する。
的にトレーに押されて、そのトレーの前縁から離れても
差し支えないように、第2図および第4図のように、押
圧溶着装置の送出側端部に隣接するように一対のブレー
キ78が設けられる。このブレーキ78が取付部材51
に摩擦係合するので、先頭のフライトバーユニット32
がこのブレーキ78を乗り越えるにはフライトバーユニ
ット32を前に押し出す必要がある。これにより、フィ
ルムを押圧中のフライトバーユニット32が偶発的にト
レーの前縁から離れるのを防止する。
フライトバーユニット32を上昇スロット42に沿って
上昇させ、復路スロット44に導入するために前部コン
ベア80が設けられる。この前部コンベア80は無端路
下部の前端で各フライトバーユニット32に係合し、フ
ライトバーユニット32を上昇スロット42に沿って各
々上昇させる。前部コンベア80は一対の前部チェン8
1を含み、各前部チェン81は下アイドラスプロケット
82,85および駆動スロット84に掛け渡されてい
る。アイドラスプロケット82の中心は上昇スロット4
2の下端部の曲率中心に合せてある。駆動スプロケット
84の中心は上昇スプロケット42の上端部の曲率中心
に合せてある。前部チェン81は案内部材86によって
無端路下部40の前端に保持される。各前部チェン81
は、複数のラグ88を有する。これらラグ88は前部チ
ェン81の長手方向に間隔を置いて配される。ラグ88
は、無端路下部40の先頭のフライトバーユニット32
の背後に回り込むように取付けられる。
上昇させ、復路スロット44に導入するために前部コン
ベア80が設けられる。この前部コンベア80は無端路
下部の前端で各フライトバーユニット32に係合し、フ
ライトバーユニット32を上昇スロット42に沿って各
々上昇させる。前部コンベア80は一対の前部チェン8
1を含み、各前部チェン81は下アイドラスプロケット
82,85および駆動スロット84に掛け渡されてい
る。アイドラスプロケット82の中心は上昇スロット4
2の下端部の曲率中心に合せてある。駆動スプロケット
84の中心は上昇スプロケット42の上端部の曲率中心
に合せてある。前部チェン81は案内部材86によって
無端路下部40の前端に保持される。各前部チェン81
は、複数のラグ88を有する。これらラグ88は前部チ
ェン81の長手方向に間隔を置いて配される。ラグ88
は、無端路下部40の先頭のフライトバーユニット32
の背後に回り込むように取付けられる。
前部チェン81は、垂直面内にあり、各フライトバーユ
ニット32の係合部56と係合板60との間に配され
る。ラグ88は前部チェン81の両側に突出し、係合部
56および係合板60の後縁部に係合する。前部コンベ
ア80は、第2図の位置から押し出される先頭のフライ
トバーユニット32に係合する適当なスイツチによって
作動する。ラグ88は取付部材51の背後に回り込んで
フライトバーユニット32を前方に押すので、フライト
バーユニット32は上昇スロット42の湾曲部および垂
直部に沿って上昇する。前部コンベア80が循環し、フ
ライトバーユニット32がトレーTの移動経路から上昇
するので、フィルム溶着済みのトレーは、送出用ローラ
ー28により押圧溶着装置12から送り出される。隣り
合うラグ88の間の間隔は、フライトバーユニットが第
2図の位置に移動した時に、次の組のラグ88とのフラ
イトバーユニット32が互いに干渉しないような間隔に
設定されている。好ましくは、隣り合うラグ88の間の
間隔は、後部チェン71のラグ76の間隔より僅かに大
きく設定されている。このよに設定し、かつ、後部チェ
ン81より僅かに速く走行させることにより、フライト
バーユニット32と送り出されるトレーとの干渉を防ぐ
ことができる。上昇スロット42を上昇し終えたフライ
トバーユニット32は下がり傾斜の復路ロット44に移
り、重力の作用でラグ88から外れる。
ニット32の係合部56と係合板60との間に配され
る。ラグ88は前部チェン81の両側に突出し、係合部
56および係合板60の後縁部に係合する。前部コンベ
ア80は、第2図の位置から押し出される先頭のフライ
トバーユニット32に係合する適当なスイツチによって
作動する。ラグ88は取付部材51の背後に回り込んで
フライトバーユニット32を前方に押すので、フライト
バーユニット32は上昇スロット42の湾曲部および垂
直部に沿って上昇する。前部コンベア80が循環し、フ
ライトバーユニット32がトレーTの移動経路から上昇
するので、フィルム溶着済みのトレーは、送出用ローラ
ー28により押圧溶着装置12から送り出される。隣り
合うラグ88の間の間隔は、フライトバーユニットが第
2図の位置に移動した時に、次の組のラグ88とのフラ
イトバーユニット32が互いに干渉しないような間隔に
設定されている。好ましくは、隣り合うラグ88の間の
間隔は、後部チェン71のラグ76の間隔より僅かに大
きく設定されている。このよに設定し、かつ、後部チェ
ン81より僅かに速く走行させることにより、フライト
バーユニット32と送り出されるトレーとの干渉を防ぐ
ことができる。上昇スロット42を上昇し終えたフライ
トバーユニット32は下がり傾斜の復路ロット44に移
り、重力の作用でラグ88から外れる。
後部チェン71および前部チェン81は、中間軸90に
より駆動される。この中間軸90は駆動チェン87を介
して駆動機構22により駆動される(第1図)。前部コ
ンベア80の駆動シャフト83は第5図に示すようにク
ラツチ91および駆動用チェン93を介して中間軸90
で駆動される。後部コンベア70の駆動シャフト73は
クラツチ92および駆動用チェン97を介して中間軸9
0により駆動される。したがって、後部コンベア70お
よび前部コンベア80は別々に制御できる。駆動シャフ
ト73,83もまた、ブレーキを有する(第5図に1個
のブレーキのみを示す)。これら両ブレーキは駆動シャ
フト73,83が中間軸90から外された時に各々の駆
動シャフト73,83に係合する。
より駆動される。この中間軸90は駆動チェン87を介
して駆動機構22により駆動される(第1図)。前部コ
ンベア80の駆動シャフト83は第5図に示すようにク
ラツチ91および駆動用チェン93を介して中間軸90
で駆動される。後部コンベア70の駆動シャフト73は
クラツチ92および駆動用チェン97を介して中間軸9
0により駆動される。したがって、後部コンベア70お
よび前部コンベア80は別々に制御できる。駆動シャフ
ト73,83もまた、ブレーキを有する(第5図に1個
のブレーキのみを示す)。これら両ブレーキは駆動シャ
フト73,83が中間軸90から外された時に各々の駆
動シャフト73,83に係合する。
フライトバーユニット32が前部コンベア80を離れた
後、過度に加速されるのを防ぐために、制動コンベア9
5が設けられる。この制動コンベア95は無端チェン9
6を有し、無端チェン96は連続してスプロケット98
の周囲を走行する。一方のスプロケット98は、前部コ
ンベア80の駆動シャフト83に回転自在に取付けら
れ、他方のスプロケット98は後部コンベア70の駆動
シャフト73に回転自在に取付けられる。したがって、
無端チェン96は、前部コンベア80および後部コンベ
ア70の走行に関係なく走行できる。一方のスプロケッ
ト98はチェンおよびスプロケット99(第5図)を介
して中間軸90に結合されるので、無端チェン96の上
部走行部は押圧溶着装置の送出側端部から送込側端部に
向けて所定の速度で移動する。各フライトバーユニット
32は、一方向クラツチスプロケット機構100を有す
る。このクラツチスプロケット機構100は、スプロケ
ットを一方向にのみ回転できるようにする。無端チェン
96の上部走行部は、案内部材101により支持されて
いる。この案内部材101の作用により、フライトバー
ユニット32が復路スロット44に沿って下降する時
に、クラツチスプロケット機構100のスプロケットが
無端チェン96に確実に係合する。クラツチスプロケッ
ト機構100のスプロケットは、フライトバーユニット
32が復路スロット44に沿って無端チェン96の走行
速度よりも速い速度で移動しないように設けられる。他
方、無端チェン96は、押圧溶着装置の送込側端部24
の方に、フライトバーユニット32の移動速度より速い
速度で自由に走行できる。クラツチスプロケット機構1
00のスプロケットが常に無端チェン96に係合するよ
うに、各無端チェン96は、3本のチェンの形で構成さ
れる。フライトバーユニット32を一定の間隔で後部コ
ンベア70に送り込んで、後部チェン71のラグ76を
取付部材51の凹部58,61に係合させる必要があ
る。そのために、規制コンベア105を、後部コンベア
70に隣接する復路スロット44の下に設けて、規制コ
ンベア105と前部コンベア80との間の空間106を
残す。この規制コンベア105は一対の規制チェン10
8を含む。この規制チェン108は押圧溶着装置の両側
にあって、適当な複数のスプロケット109の周囲を走
行する。これらスプロケット109は、第1図に示すよ
うにチェンおよびスプロケット110を介して後部コン
ベア70の駆動シャフト73により駆動されるので、規
制チェン108は、後部チェン71に対して公知の関係
で走行する。規制チェン108はラグ111を有する。
これらラグ111は上記チェン108に沿う方向に離間
している。規制チェン108は、係合板60と係合部5
6との間の空間に配される。したがって、ラグ111
は、取付部材51の凹部に係合する。充分な数のフライ
トバーユニット32を用い、これらフライトバーユニッ
ト32のうちの1つのフライトバーユニット32が常に
1組の規制チェン108のラグ111に確実に係合する
ようにするのが好ましい。規制チェン108のラグ11
1に係合したフライトバーユニット32は、前部コンベ
ア80により送られてくる後続のフライトバーユニット
32を空間106の中で渋滞させる。この渋滞時に空間
106内の複数のフライトバーユニット32は、互いに
接触した突き合わせ状態となるので、適当なバンパ11
2が取付部材54の前端部又は後端部に設けられる。こ
れにより、取付部材51のローラー55の損傷が避けら
れる。隣り合うフライトバーユニット32は、空間10
6を通過する時に互いに当接するので、規制チェン10
8の隣り合うラグ111の離間距離は、互いに当接する
フライトバーユニット32の中心から中心までの距離に
等しく設定される。これに対して、後部コンベア70の
後部チェン71の隣り合うラグ76の離間距離は、使用
され得る最大トレーのトレーの長さによって決まる。例
えば、図に示す規制チェン108の隣り合うラグ111
の中心から中心までの離間距離は約279.4mm(約1
1インチ)であるのに対し、後部チェン71のラグ76
の離間距離は約457.2mm(約18インチ)である。
規制チェン108は、後部チェン71がラグ76の離間
距離と等距離走行する間に、ラグ111の離間距離に等
しい距離移動する速度で走行する。
後、過度に加速されるのを防ぐために、制動コンベア9
5が設けられる。この制動コンベア95は無端チェン9
6を有し、無端チェン96は連続してスプロケット98
の周囲を走行する。一方のスプロケット98は、前部コ
ンベア80の駆動シャフト83に回転自在に取付けら
れ、他方のスプロケット98は後部コンベア70の駆動
シャフト73に回転自在に取付けられる。したがって、
無端チェン96は、前部コンベア80および後部コンベ
ア70の走行に関係なく走行できる。一方のスプロケッ
ト98はチェンおよびスプロケット99(第5図)を介
して中間軸90に結合されるので、無端チェン96の上
部走行部は押圧溶着装置の送出側端部から送込側端部に
向けて所定の速度で移動する。各フライトバーユニット
32は、一方向クラツチスプロケット機構100を有す
る。このクラツチスプロケット機構100は、スプロケ
ットを一方向にのみ回転できるようにする。無端チェン
96の上部走行部は、案内部材101により支持されて
いる。この案内部材101の作用により、フライトバー
ユニット32が復路スロット44に沿って下降する時
に、クラツチスプロケット機構100のスプロケットが
無端チェン96に確実に係合する。クラツチスプロケッ
ト機構100のスプロケットは、フライトバーユニット
32が復路スロット44に沿って無端チェン96の走行
速度よりも速い速度で移動しないように設けられる。他
方、無端チェン96は、押圧溶着装置の送込側端部24
の方に、フライトバーユニット32の移動速度より速い
速度で自由に走行できる。クラツチスプロケット機構1
00のスプロケットが常に無端チェン96に係合するよ
うに、各無端チェン96は、3本のチェンの形で構成さ
れる。フライトバーユニット32を一定の間隔で後部コ
ンベア70に送り込んで、後部チェン71のラグ76を
取付部材51の凹部58,61に係合させる必要があ
る。そのために、規制コンベア105を、後部コンベア
70に隣接する復路スロット44の下に設けて、規制コ
ンベア105と前部コンベア80との間の空間106を
残す。この規制コンベア105は一対の規制チェン10
8を含む。この規制チェン108は押圧溶着装置の両側
にあって、適当な複数のスプロケット109の周囲を走
行する。これらスプロケット109は、第1図に示すよ
うにチェンおよびスプロケット110を介して後部コン
ベア70の駆動シャフト73により駆動されるので、規
制チェン108は、後部チェン71に対して公知の関係
で走行する。規制チェン108はラグ111を有する。
これらラグ111は上記チェン108に沿う方向に離間
している。規制チェン108は、係合板60と係合部5
6との間の空間に配される。したがって、ラグ111
は、取付部材51の凹部に係合する。充分な数のフライ
トバーユニット32を用い、これらフライトバーユニッ
ト32のうちの1つのフライトバーユニット32が常に
1組の規制チェン108のラグ111に確実に係合する
ようにするのが好ましい。規制チェン108のラグ11
1に係合したフライトバーユニット32は、前部コンベ
ア80により送られてくる後続のフライトバーユニット
32を空間106の中で渋滞させる。この渋滞時に空間
106内の複数のフライトバーユニット32は、互いに
接触した突き合わせ状態となるので、適当なバンパ11
2が取付部材54の前端部又は後端部に設けられる。こ
れにより、取付部材51のローラー55の損傷が避けら
れる。隣り合うフライトバーユニット32は、空間10
6を通過する時に互いに当接するので、規制チェン10
8の隣り合うラグ111の離間距離は、互いに当接する
フライトバーユニット32の中心から中心までの距離に
等しく設定される。これに対して、後部コンベア70の
後部チェン71の隣り合うラグ76の離間距離は、使用
され得る最大トレーのトレーの長さによって決まる。例
えば、図に示す規制チェン108の隣り合うラグ111
の中心から中心までの離間距離は約279.4mm(約1
1インチ)であるのに対し、後部チェン71のラグ76
の離間距離は約457.2mm(約18インチ)である。
規制チェン108は、後部チェン71がラグ76の離間
距離と等距離走行する間に、ラグ111の離間距離に等
しい距離移動する速度で走行する。
規制コンベア105と後部コンベア70との間でのフラ
イトバーユニット32の受け渡しを制御するために、押
圧溶着装置の両側に一対の摺動ブレーキ114が設けら
れている。これら摺動ブレーキ114は、各取付部材5
1の取付板54の縁にに摩擦係合する。摺動ブレーキ1
14は、各フライトバーユニット32が規制コンベア1
05から後部コンベア70へ移動する時に、そのフライ
トバーユニット32に係合する。規制コンベア105か
ら後部コンベア70への移動は、フライトバーユニット
32が後続のフライトバーユニット32に押されること
によりなしとげられる。規制コンベア105に駆動され
る後続のフライトバーユニット32は、先行するフライ
トバーユニット32が駆動用スプロケット72を通過中
の後部コンベア71のラグ76とちようど出会うように
先行するフライトバーユニット32を押す。規制コンベ
ア105と後部コンベア70は同期運転される。復路ス
ロット44のオフセット45は、各フライトバーユニッ
ト32がこのオフセット45を通過する時にそのフライ
トバーユニット32を傾斜させるので、後部チェン71
のラグ76が取付部材51の凹部58,61の中に送り
込みやすくなる。また、このオフセット45は、フライ
トバーユニット32をブレーキ114から遠ざけるの
で、フライトバーユニット32はなんらの妨害を受ける
ことなく、後部コンベアにより容易に搬送されることに
なる。
イトバーユニット32の受け渡しを制御するために、押
圧溶着装置の両側に一対の摺動ブレーキ114が設けら
れている。これら摺動ブレーキ114は、各取付部材5
1の取付板54の縁にに摩擦係合する。摺動ブレーキ1
14は、各フライトバーユニット32が規制コンベア1
05から後部コンベア70へ移動する時に、そのフライ
トバーユニット32に係合する。規制コンベア105か
ら後部コンベア70への移動は、フライトバーユニット
32が後続のフライトバーユニット32に押されること
によりなしとげられる。規制コンベア105に駆動され
る後続のフライトバーユニット32は、先行するフライ
トバーユニット32が駆動用スプロケット72を通過中
の後部コンベア71のラグ76とちようど出会うように
先行するフライトバーユニット32を押す。規制コンベ
ア105と後部コンベア70は同期運転される。復路ス
ロット44のオフセット45は、各フライトバーユニッ
ト32がこのオフセット45を通過する時にそのフライ
トバーユニット32を傾斜させるので、後部チェン71
のラグ76が取付部材51の凹部58,61の中に送り
込みやすくなる。また、このオフセット45は、フライ
トバーユニット32をブレーキ114から遠ざけるの
で、フライトバーユニット32はなんらの妨害を受ける
ことなく、後部コンベアにより容易に搬送されることに
なる。
つぎに、本包装装置の作用を説明する。
各トレーTは、送込コンベア11により押圧溶着装置に
送り込まれるが、後部コンベア70を作動させること
で、1つのフライトバーユニット32がトレーTの背後
に送込まれる。これにより、トレーの包装品の上にフィ
ルムFが押し下げられかぶせられる。フライトバーユニ
ット32がトレーTの背後に送り込まれるまでの間に、
このフライトバーユニット32のすぐ前を行くフライト
バーユニット32が後部コンベア70から離れる。した
がって、無端路下部の中のすべてのフライトバーユニッ
ト(第2図では5つ)がトレーを挟んで互いに当接す
る。したがって、すべてのトレーT(第2図では4つ)
が押圧される。
送り込まれるが、後部コンベア70を作動させること
で、1つのフライトバーユニット32がトレーTの背後
に送込まれる。これにより、トレーの包装品の上にフィ
ルムFが押し下げられかぶせられる。フライトバーユニ
ット32がトレーTの背後に送り込まれるまでの間に、
このフライトバーユニット32のすぐ前を行くフライト
バーユニット32が後部コンベア70から離れる。した
がって、無端路下部の中のすべてのフライトバーユニッ
ト(第2図では5つ)がトレーを挟んで互いに当接す
る。したがって、すべてのトレーT(第2図では4つ)
が押圧される。
新しいフライトバーユニット32が無端路下部の中に送
り込まれると、この無端路下部の中の先頭のフライトバ
ーユニットは前部コンベア80に係合して無端路前部に
沿って上昇する。フライトバーユニット32が無端路の
前部に沿って上昇し終えると、フライトバーユニット3
2は無端路の上部に沿って下降し、規制コンベア105
にによって空間106内に渋滞させられる。規制コンベ
ア105はフライトバーユニット32を1つずつ後部コ
ンベア70に送り込む。この送り込みはラグ108の動
きに同期しているので、後部コンベア70は各フライト
バーユニット32にうまく係合する。続いて、後部コン
ベア70によりフライトバーユニット32が無端路下部
に順繰りに送り込まれる。
り込まれると、この無端路下部の中の先頭のフライトバ
ーユニットは前部コンベア80に係合して無端路前部に
沿って上昇する。フライトバーユニット32が無端路の
前部に沿って上昇し終えると、フライトバーユニット3
2は無端路の上部に沿って下降し、規制コンベア105
にによって空間106内に渋滞させられる。規制コンベ
ア105はフライトバーユニット32を1つずつ後部コ
ンベア70に送り込む。この送り込みはラグ108の動
きに同期しているので、後部コンベア70は各フライト
バーユニット32にうまく係合する。続いて、後部コン
ベア70によりフライトバーユニット32が無端路下部
に順繰りに送り込まれる。
以上述べたように本発明によれば、隣り合うフライトバ
ーユニットの間隔が各トレーのサイズに応じた間隔に自
動的に調整されるので、包装処理しようとするトレーの
サイズに変更が生じた場合に、あるいは同時に包装処理
しようとするトレーのサイズが多様であっても、複数の
トレーを同時にかつ効率よく包装処理することができ
る。
ーユニットの間隔が各トレーのサイズに応じた間隔に自
動的に調整されるので、包装処理しようとするトレーの
サイズに変更が生じた場合に、あるいは同時に包装処理
しようとするトレーのサイズが多様であっても、複数の
トレーを同時にかつ効率よく包装処理することができ
る。
第1図は本発明による物品包装装置の側面図、第2図は
同物品包装装置の縦断面図、第3図は1つのフライトバ
ーユニットの拡大端面図、第4図は第2図の線4−4に
沿った拡大断面図、第5図は第2図の線5−5に沿った
拡大断面図、第6図は第2図の線6−6に沿った拡大断
面図、第7図は第2図の線7−7に沿った拡大断面図で
ある。 10……包装装置、11……送込コンベア、12……押
圧溶着装置、14……フィルム供給装置、15……送出
コンベア、20……コンベア機構、21……フライトバ
ー機構、22……駆動機構、24……送込側端部、25
……送出側端部、30……チェンおよびスプロケット機
構、31……側部フレーム、32……フライトバーユニ
ット、45……オフセット、46……ガイドスロット、
50……フライトバー、51……取付部材、54……取
付板、56……係合部、58,61……凹部、60……
係合板、70……後部コンベア、71……後部チェン、
72,84……駆動スプロケット、76,88……ラ
グ、80……前部コンベア、81……前部チェン、86
……案内部材、95……制動コンベア、96……無端チ
ェン、100……クラツチスプロケット機構、105…
…規制コンベア、A……物品、F……フィルム、T……
トレー。
同物品包装装置の縦断面図、第3図は1つのフライトバ
ーユニットの拡大端面図、第4図は第2図の線4−4に
沿った拡大断面図、第5図は第2図の線5−5に沿った
拡大断面図、第6図は第2図の線6−6に沿った拡大断
面図、第7図は第2図の線7−7に沿った拡大断面図で
ある。 10……包装装置、11……送込コンベア、12……押
圧溶着装置、14……フィルム供給装置、15……送出
コンベア、20……コンベア機構、21……フライトバ
ー機構、22……駆動機構、24……送込側端部、25
……送出側端部、30……チェンおよびスプロケット機
構、31……側部フレーム、32……フライトバーユニ
ット、45……オフセット、46……ガイドスロット、
50……フライトバー、51……取付部材、54……取
付板、56……係合部、58,61……凹部、60……
係合板、70……後部コンベア、71……後部チェン、
72,84……駆動スプロケット、76,88……ラ
グ、80……前部コンベア、81……前部チェン、86
……案内部材、95……制動コンベア、96……無端チ
ェン、100……クラツチスプロケット機構、105…
…規制コンベア、A……物品、F……フィルム、T……
トレー。
Claims (7)
- 【請求項1】トレー上の物品にフィルムを被せて包装す
る物品包装装置において、物品を載せた複数のトレー
(T)を移動経路の後端から移動経路内に順次1個ずつ
送り込む送込コンベア(11)と、複数のトレー(T)
を移動経路に沿って移動自在に支持するコンベア機構
(20)と、移動経路内の隣り合うトレー(T)の間に
フィルム(F)を押し下げるとともに押し下げたフィル
ム(F)をトレー(T)に押し付けるフライトバー機構
(21)とを備え、上記フライトバー機構(21)は、
複数のフライトバーユニット(32)と、複数のフライ
トバーユニット(32)を移動経路に沿って移動自在に
かつ相互に移動自在に支持する支持手段(39)と、各
トレー(T)の背後に1つのフライトバーユニット(3
2)を配するタイミングでフライトバーユニット(3
2)を移動経路の後端から移動経路内に順次1個ずつ送
り込みかつ送り込まれたフライトバーユニット(32)
を移動経路の後端近傍の一部に沿って移動経路の長さよ
り短い所定距離だけ前方へ搬送する後部コンベア(7
0)とを有することを特徴とする物品包装装置。 - 【請求項2】フライトバー機構(21)は、移動経路の
前端から後端まで延びる返送経路に沿ってフライトバー
ユニット(32)を移動自在に支持する第2支持手段
(35,36,38)と、フライトバーユニット(3
2)を移動経路の前端から返送経路に沿って後方へ搬送
して後部コンベア(70)へ受け渡す返送手段とを有す
ることを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の物品
包装装置。 - 【請求項3】後部コンベア(70)は、移動経路の後端
近傍に配された無端チェン(71)と、この無端チェン
(71)の長さ方向に間隔を置いて無端チェン(71)
に取付けられた複数のラグ(76)とを有し、これらラ
グ(76)は返送経路内にあるフライトバーユニット
(32)に係合してフライトバーユニット(32)を移
動経路内に移動させ、かつ、フライトバーユニット(3
2)が移動経路内で所定距離移動した後にフライトバー
ユニット(32)から係脱することを特徴とする特許請
求の範囲第2項に記載の物品包装装置。 - 【請求項4】返送手段は、返送手段から後部コンベア
(70)へ受け渡されるフライトバーユニット(32)
の動きを制御する規制コンベア(105)を有し、この
規制コンベア(105)は、各フライトバーユニット
(32)が後部コンベア(70)に渡されるタイミング
とそのフライトバーユニットの受け渡し位置を後部コン
ベア(70)のラグ(76)が通過するタイミングとが
同期するように作動することを特徴とする特許請求の範
囲第3項に記載の物品包装装置。 - 【請求項5】規制コンベア(105)は、後部コンベア
(70)から間隔を置いた位置に配され、規制コンベア
(105)と後部コンベア(70)の間にフライトバー
ユニット(32)に摩擦係合するブレーキ(114)が
設けられたことを特徴とする特許請求の範囲第4項に記
載の物品包装装置。 - 【請求項6】返送経路は、移動経路の前端から上方に延
びる第1部分と、この第1部分の上端から後部コンベア
(70)まで延びる第2部分とを有し、第2部分のうち
の第1部分の上端と規制コンベア(105)との間に延
在する部分(106)の長さが複数のフライトバーユニ
ット(32)をたした長さより長くしたことを特徴とす
る特許請求の範囲第5項に記載の物品包装装置。 - 【請求項7】フライトバー機構(21)は、移動経路の
前端近傍に配されてフライトバーユニット(32)に摩
擦係合するブレーキ(78)を有することを特徴とする
特許請求の範囲第1項に記載の物品包装装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60059333A JPH068126B2 (ja) | 1985-03-23 | 1985-03-23 | 物品包装装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60059333A JPH068126B2 (ja) | 1985-03-23 | 1985-03-23 | 物品包装装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61217312A JPS61217312A (ja) | 1986-09-26 |
JPH068126B2 true JPH068126B2 (ja) | 1994-02-02 |
Family
ID=13110297
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60059333A Expired - Lifetime JPH068126B2 (ja) | 1985-03-23 | 1985-03-23 | 物品包装装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH068126B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS549960A (en) * | 1977-06-25 | 1979-01-25 | Anritsu Electric Co Ltd | Device of detecting position of moving body |
-
1985
- 1985-03-23 JP JP60059333A patent/JPH068126B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61217312A (ja) | 1986-09-26 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
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EXPY | Cancellation because of completion of term |