JPH0680883U - 液状物供給装置 - Google Patents

液状物供給装置

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JPH0680883U
JPH0680883U JP2868893U JP2868893U JPH0680883U JP H0680883 U JPH0680883 U JP H0680883U JP 2868893 U JP2868893 U JP 2868893U JP 2868893 U JP2868893 U JP 2868893U JP H0680883 U JPH0680883 U JP H0680883U
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JP
Japan
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pump
liquid material
pressure
metering
pressurizing
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Pending
Application number
JP2868893U
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English (en)
Inventor
和幸 土井
Original Assignee
鐘紡株式会社
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 高粘度の液状物を安定して定量供給できるよ
うにするとともに、使用するポンプ等に必要以上な高負
荷がかからないようにする。 【構成】 貯槽2から液状物Lを吸引しこれを加圧して
送り出す加圧ポンプ6と、該加圧ポンプ6から送り出さ
れた液状物Lを吸引しこれを定量ずつ計量して送り出す
計量ポンプ7とを備え、前記加圧ポンプ6および計量ポ
ンプ7を共通の駆動源で駆動させるとともに、前記加圧
ポンプ6に一定以上の圧力がかかるのを防止する圧力制
御弁21を設けた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、高粘度の液状物を定量づつ供給するのに適した液状物供給装置に関 するものである。
【0002】
【従来の技術】
ウレタン紡糸の製造過程において溶融させたウレタンポリマ中に反応促進用の 架橋剤を注入する。架橋剤は高粘度の液体であり、流動性が低く取扱が難しいの で、特殊な供給装置を用いて架橋剤をウレタンポリマの配管中に供給するように している。この架橋剤の供給装置は、貯槽から架橋剤を吸引しこれを加圧して送 り出すギヤポンプ式の加圧ポンプと、該加圧ポンプから送り出された架橋剤を吸 引しこれを定量づつ計量して送り出す同じくギヤポンプ式の計量ポンプとを備え ているが、従来は、これら加圧ポンプおよび計量ポンプは別々のモータで駆動す るようになっており、加圧ポンプは常時一定回転するように制御され、また計量 ポンプはウレタンポリマの流量に応じて架橋剤の供給量を変化させるようインバ ータ制御されていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
図2に示すように、架橋剤が注入されたウレタンポリマは一旦タンク30に貯 えられ、これを押出機31で口金パック32,…から紡出させて糸とする。一般 的に、ひとつの紡糸設備で複数本紡糸できるようになっており、例えば4錘の紡 糸能力を有する紡糸設備の場合、生産量に応じて4錘全部を運転する状態、3錘 だけ運転する状態、2錘だけ運転する状態および1錘だけ運転する状態に適宜切 り替えられる。しかしながら、生産量を低くすると、それに応じて計量ポンプの 回転数は低下するが、加圧ポンプの回転数は一定のままであるので、加圧ポンプ から送り出される架橋剤の圧力が高くなりすぎ、計量ポンプの吐出量が一定しな くなる。
【0004】 さらに、加圧ポンプの吐出圧力が異常に高くなると、加圧ポンプから架橋剤が 漏洩したりポンプ自体が破損するといった事故が発生しやすくなる。このため、 生産量が2/4以下となった場合には機台を停止させなければならなず、少量生 産ができないのが現状である。
【0005】 また、加圧ポンプはリングコーンにより回転速度を微調整するようになってお り、長時間運転すると設定圧力に狂いが生じるので、連続運転する場合1日に1 回以上の割合で調整を行わなければならないという煩わしさがあった。
【0006】 本考案は、上記架橋剤のような高粘度の液状物を安定して定量供給できるよう にするとともに、使用するポンプ等に必要以上な高負荷がかからないようにする ことを課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本考案は次のように構成した。すなわち、本考案 にかかる液状物供給装置は、貯槽から液状物を吸引しこれを加圧して送り出す加 圧ポンプと、該加圧ポンプから送り出された液状物を吸引しこれを定量づつ計量 して送り出す計量ポンプとを備え、前記加圧ポンプおよび計量ポンプを共通の駆 動源で駆動させるとともに、前記加圧ポンプに一定以上の圧力がかかるのを防止 する圧力制御弁を設けたことを特徴としている。
【0008】
【作用】
加圧ポンプと計量ポンプを共通の駆動源で駆動するので、計量ポンプの吐出量 変化に対応させて加圧ポンプの吐出量を制御することができる。このため、加圧 ポンプから送り出された液状物の圧力を常に適正に保持することができ、計量ポ ンプのサクション圧にばらつきが生じないので、計量ポンプの吐出量が一定する 。
【0009】 加圧ポンプに一定以上の圧力がかかるのを防止する圧力制御弁が設けられてい るので、加圧ポンプからの液状物の漏洩、加圧ポンプの破損等の事故を防止でき る。
【0010】
【実施例】
図1は本考案の液状物供給装置1の構成を示す図である。図中の2は架橋剤等 の高粘度の液状物Lが入った貯槽、3はウレタン等の溶融ポリマを送る配管であ り、これら貯槽2と配管3を結ぶ導管5中に一対のギヤポンプ6,7が設けられ ている。ポンプ6は貯槽2から液状物を吸引しこれを加圧して送り出す加圧ポン プであり、ポンプ7は前記加圧ポンプ6から送り出された液状物を吸引しこれを 定量づつ計量して送り出す計量ポンプである。
【0011】 加圧ポンプ6および計量ポンプ7はモータ10を共通の駆動源とし、該モータ の出力を減速機11で減速し両ポンプの駆動軸12,13を回転させるようにな っている。これら駆動軸12,13はチエン14によって伝動連結されており、 両ポンプ6,7が連動する。
【0012】 計量ポンプ7から送り出される液状物の圧力を圧力計20で検出し、該検出値 が一定になるようモータ10をインバータ制御する。
【0013】 また、加圧ポンプ6の両側を結ぶ回路に、吐出側の液圧が一定値を超えると液 状物を吸引側に戻す圧力制御弁(リリーフ弁)21が設けられている。
【0014】 使用時には、モータ10によって加圧ポンプ6および計量ポンプ7を作動させ 、貯槽2内の液状物Lを導管5中に順次供給する。両ポンプ6,7が連動するよ うになっているので、計量ポンプ7を制御して液状物Lの供給量を調整するのに 応じて加圧ポンプ6の回転数も変化する。このため、計量ポンプ7のサクション 圧が常に一定に保たれ、計量ポンプ7の吐出量が安定するとともに、その吐出圧 が常に適正に保たれる。また、加圧ポンプ6の両側を結ぶ回路に圧力制御弁21 が設けられているので、加圧ポンプ6に一定以上の圧力がかかるのが防止されて いる。
【0015】
【考案の効果】
以上に説明した如く、本考案にかかる液状物供給装置は、加圧ポンプと計量ポ ンプを共通の駆動源で駆動させることにより、計量ポンプの吐出量変化に応じて 加圧ポンプの出力を制御することができるので、加圧ポンプから送り出された液 状物の圧力を常に適正に保持することができ、計量ポンプの吐出量が一定するよ うになるとともに、加圧ポンプに一定以上の圧力がかかるのが防止され、加圧ポ ンプからの液状物の漏洩、加圧ポンプの破損等の事故を防止できるようになった 。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の液状物供給装置1の構成を示す図であ
る。
【図2】ウレタン防止設備の説明図である。
【符号の説明】
L 液状物 1 液状物供給装置 2 貯槽 3 配管 6 加圧ポンプ 7 計量ポンプ 10 モータ(駆動源) 20 圧力計 21 圧力制御弁

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 貯槽から液状物を吸引しこれを加圧して
    送り出す加圧ポンプと、該加圧ポンプから送り出された
    液状物を吸引しこれを定量づつ計量して送り出す計量ポ
    ンプとを備え、前記加圧ポンプおよび計量ポンプを共通
    の駆動源で駆動させるとともに、前記加圧ポンプに一定
    以上の圧力がかかるのを防止する圧力制御弁を設けたこ
    とを特徴とする液状物供給装置。
JP2868893U 1993-04-30 1993-04-30 液状物供給装置 Pending JPH0680883U (ja)

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Cited By (2)

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