JPH0680573B2 - 電子銃の製造方法 - Google Patents

電子銃の製造方法

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JPH0680573B2
JPH0680573B2 JP28307185A JP28307185A JPH0680573B2 JP H0680573 B2 JPH0680573 B2 JP H0680573B2 JP 28307185 A JP28307185 A JP 28307185A JP 28307185 A JP28307185 A JP 28307185A JP H0680573 B2 JPH0680573 B2 JP H0680573B2
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cathode
welding
support
cathode support
electron gun
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正種 治田
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Toshiba Corp
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Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明はカラー陰極線管に封止される電子銃の製造方法
に関する。
〔発明の技術的拝啓とその問題点〕
カラー陰極線管のネック部内に封止される電子銃に対し
ては、その組立て精度はきわめて高度のものが要求され
るものであって、特に陰極と第1グリッド間の間隔は陰
極線管の品位にきわめて重大な影響を及ぼすので、この
間隔(以下G1−Kギャップという)の設定ならびに固定
は高精度に行うことが必要である。
カラー陰極線管用の電子銃の主流をなすインラインガン
型のものの問題の1つにセンターガンとその側方のサイ
ドガンとを同一構造にできないことがある。例えばカソ
ードサポートの場合には第2図に示すように、センター
ガン(11)はカソードサポートストラップ(12)(以下
ストラップという)のマルチフォームガラス(13),
(14)への埋込部の中心軸上にあるが、サイドガン(1
5),(17)ではストラップ(16),(18)のマルチフ
ォームガラス(13),(14)への埋込部の中心軸に対し
て図に示すようにΔa,Δbだけずれている。そのためカ
ソードとカソードサポートとを溶接してのちのG1−Kギ
ャップはセンターガンに比べてサイドガンの方が30〜50
%大きく、この精度の劣化がカットオフ電圧のばらつき
を大きくするという欠点になっていた。
このようにG1−Kギャップ変動するのは次のように考え
られる。すなわち、たとえば第3図に1つのガンについ
て示すように、カソード(21)とカソードサポート(2
2)との間には0.02〜0.05mmの隙間があって、この両者
を溶接するときには、カソードサポートを溶接用の外側
電極(図示せず)で加圧して溶接部分をカソードに密着
させる。このときカソードはコレット電極(25)を内側
に入れて、ある程度の力で固定されている。このように
してのち電流を流しカソードとカソードサポートとの溶
接を行う。
各ガンについて、このような溶接は普通第4図に示すよ
うにそれぞれ3点すなわちa,b,c3点で同時溶接で行われ
ている。そのため溶接した部分が固まるときには、各溶
接部はそれぞれ均等にカソードとカソードサポートとが
引き合う方向で変形するが、この引き合って釣り合う以
外の力が応力となって残る。3点同時溶接で、ストラッ
プに接続しているカソードサポートの部分は必ず溶接さ
れるが、この溶接箇所ではカソードサポートからカソー
ドの方向への応力が生じ、したがってこれがストラップ
に伝わることになる。溶接が終ると溶接用の電極はいず
れも取りはずされるので、ストラップはもとの位置の方
へ応力でもってもどり、カソードとカソードサポートも
移動することになって、結果的にはG1−Kギャップ変動
となる。
このG1−Kギャップ変動量はカソードがストラップ埋込
部と離れているほど大きく、したがってインラインガン
型のものではサイドガンの変動量がセンターガンに比べ
て大きくなり、G1−Kギャップ精度の劣化という結果を
生じ、陰極線管の管特性に悪影響をあたえるという欠点
を生ずることになる。
〔発明の目的〕
本発明はこのような欠点が生ずることを少なくするため
になされたものであって、カソードとカソードサポート
を溶接するときにG1−Kギャップ変動が少なくなるよう
な溶接方法を用いて電子銃を形成し、歩留の向上をはか
るとともに、陰極線管の管特性の向上をはかる方法の提
供を目的とするものである。
〔発明の概要〕
本発明の方法は、カソードとカソードサポートとを数箇
所にて溶接して電子銃を形成するにあたり、先ずストラ
ップに接続するカソードサポートの部分とこの部分に対
向するカソードの部分を溶接し、次いで他の箇所にてカ
ソードとカソードサポートとを溶接する方法であって、
G1−Kギャップ変動を少なくして、所定通りの電子銃が
得られる製造方法である。
〔発明の実施例〕
本発明の実施例について以下第1図に示すようにインラ
インガンの1つについて説明する。第1図(A)に図示
するように、ストラップ(16)に接続されたカソードサ
ポート(22)とカソード(図示せず)とは、カソードサ
ポート(22)がストラップ(16)に接続している箇所
(1)とその他の2箇所(2,3)の3点にて抵抗溶接す
るものである。このような溶接を行うときは、カソード
内面にはコレット電極(図示せず)を挿入し、外側から
は溶接電極(図示せず)を溶接箇所に押しあてて、それ
ぞれの箇所にてカソードとカソードサポートとを密着さ
せる。次いで先ず点1にて通電しカソードとカソードサ
ポートとを溶接し、次いで点2及び点3に通電してそれ
ぞれの箇所のカソードとカソードサポートとを溶接す
る。この場合1,2,3の点はそれぞれ角度ほぼ120度をなし
ている。
この場合は、従来のように3点同時溶接でないので、先
ず点1にて溶接されたとき、溶接後溶融部分が固まると
きには、カソードとカソードサポートが引き合う方向で
変形し、変形に至らない応力はカソードがカソードサポ
ート側に移動する力となる。したがってカソードサポー
トとストラップには応力は残らない。
次いで点2、点3の箇所に順次通電し溶接する。このと
きには、カソードサポートのもっとも強度のある部分で
ある点1の箇所でカソードが固定されているために、点
2及び点3でのカソードサポートへの応力はほとんどカ
ソードサポートの変形となり、なくなってしまう。
したがって溶接が終って溶接用の電極が除去されると、
ストラップに応力が残っていないために、カソードの移
動がなく、G1−Kギャップの変動が従来の方法のものに
比べて少なくなった。
このような溶接方法によって多量の電子銃を形成したと
き、センターガンではそれ程の効果はなかったが、サイ
ドガンにおいては、G1−Kギャップ変動が圧縮されて、
結局各ガンのG1−Kギャップ変動がほぼ同じ位になり、
従来起こっていた不具合が格段に減少し、良好な電子銃
が形成できた。
前記したような溶接点ばかりでなく、第1図(B)や第
1図(C)に示したように1′,2′,3′や1″,2″,3″
のような箇所を溶接点とし、溶接にあたっては3点同時
でなく、1′,2′,3′や1″,2″,3″の順序で溶接を行
うなど、この発明の要旨に沿った種々の方法があること
は云うまでもない。
又、前記は抵抗溶接によってカソードとカソードサポー
トとを溶接したが、レーザによって同じように溶接する
こともでき、この場合もすぐれた効果を示すものであ
る。
〔発明の効果〕
本発明の方法では、カラー陰極線管に封止される電子銃
を形成するにあたり、カソードとカソードサポートを数
箇所で溶接するとき、同時溶接せずに、ストラップに接
するカソードサポートの箇所から順次溶接を行うので、
G1−Kギャップ変動がきわめて少なくなって、陰極と第
1グリッドとの間隔の精度向上がはかられ、この電子銃
が封止されたカラー受像管のカットオフ特性の向上がは
かられるなど、歩留や管特性の向上がはかられるという
すぐれた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図(A),(B),(C)は、本発明でカソードと
カソードサポートとを溶接する順序を示す説明図、第2
図は電子銃マウントの概要を示す上面図、第3図はカソ
ードとカソードサポートとを溶接する状態を示す図、第
4図はカソードサポートの溶接箇所を示す図である。 11,15,17…ガン、 12,16,18…カソードサポートストラップ、 13,14…マルチフォームガラス、 21…カソード、 22…カソードサポート、 25…コレット電極。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】陰極スリーブを保持するカソードとストラ
    ップに接続されたカソードサポートとを溶接して固定し
    電子銃を組み立てるにあたり、先ず、ストラップに接し
    たカソードサポートの部分とこの部分に対向するカソー
    ドの部分とを溶接してのち他の箇所のカソードサポート
    とカソードとを順次溶接することを特徴とする電子銃の
    製造方法。
JP28307185A 1985-12-18 1985-12-18 電子銃の製造方法 Expired - Lifetime JPH0680573B2 (ja)

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JPS62143337A JPS62143337A (ja) 1987-06-26
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