JPH0680494U

JPH0680494U - 武器玩具

Info

Publication number: JPH0680494U
Application number: JP2853793U
Authority: JP
Inventors: 日佐志幸
Original assignee: Takara Co Ltd
Current assignee: Takara Co Ltd
Priority date: 1993-04-30
Filing date: 1993-04-30
Publication date: 1994-11-15

Abstract

(57)【要約】【目的】簡単な構造によって斧と剣と盾の３つの形態に
形態変化をする武器玩具を提供する。【構成】武器玩具１は全体が斧の形状を有する玩具本体
２と長刃の形状を有するブレ−ド部材３とから構成さ
れ、上記玩具本体２はグリップ部４と、グリップ部から
突出する第一の柄部５と第二の柄部６と第一の柄部５の
先端に設けられた刃部７とから構成されている。上記刃
部７は２枚の刃部材７ａ、７ａからなり、各刃部材７
ａ、７ａは上記第一の柄部５に対し左右に開閉自在に装
着されている。また、上記ブレ−ド部材３は上記グリッ
プ部４に着脱自在に設けられている。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は形態が変化する武器玩具に関する。

【０００２】

【考案の背景】

一般に武器玩具は音や光りを発生したり、水や玉を発射するものが良く知られている。これらの武器玩具は用途も形状も一定で、遊びに合わせて武器玩具を選択する必要があった。そこで、一つの武器玩具が複数の武器玩具に形態変化をすれば同じ武器玩具でも形態を変化させることにより、遊びに変化を持たせることができるので、複数の形態変化をする武器玩具の出現が望まれていた。

【０００３】

【考案の目的】

本考案は上記背景の下に成立したものであって、簡単な構造によって斧と剣と盾の３つの形態に形態変化をする武器玩具を提供することを目的とする。

【０００４】

【目的を達成するための手段】

上記目的を達成するために、本考案に係る武器玩具は以下の要件を備えたことを特徴とする。 (イ) 全体が斧の形状を有する玩具本体と長刃の形状を有するブレード部材とを備えること (ロ) 上記玩具本体はグリップ部と、グリップ部から突出する柄部と、柄部の先端に設けられた刃部とを有していること (ハ) 上記刃部は２枚の刃部材からなり、各刃部材は上記柄部に対し左右に開閉自在に装着されていること (ニ) 上記ブレード部材は上記グリップ部に着脱自在に設けられていること

【０００５】

【考案の作用】

上記構成によれば、玩具本体単独で斧の形状であるが、玩具本体のグリップ部にブレ−ド部材の一方装着することにより剣の形状になり、また、刃部材は柄部に対し左右に開閉するから、全体を盾の形状にすることができる。

【０００６】

【実施例】

以下図面によって本考案の実施態様の一例について説明すると、図１において符号１は本考案の武器玩具を示す。この武器玩具１は玩具本体２とブレ−ド部材３とから構成され、剣の形態、斧の形態及び盾の形態に相互に変化するように構成されている。

【０００７】上記玩具本体２は斧の形状を模して形成され、この玩具本体２はグリップ部４と第一の柄部５と第二の柄部６と刃部７とから構成されている。上記グリップ部４は略直方体の中空状に形成され、長手方向の両端部には開口部８と９とが形成されている。さらに、グリップ部４の下端の表面と裏面とには嵌合穴部１０、１０と上端の表面と裏面とには嵌合穴部１１、１１とがそれぞれ相対する位置に形成されている。

【０００８】第一の柄部５は図１に示すように、グリップ部４の長手方向の一側面から突出して略Ｌ字状に形成されている。この第一の柄部５には図２に示すように、グリップ部４と反対側に略コ字状の切り欠き部１２が形成され、この切り欠き部１２の相対した面にはそれぞれ穴部１３、１３が形成されている。この穴部１３には軸体１４が嵌合している。

【０００９】第二の柄部６は図１に示すように、グリップ部４の長手方向の他の側面に配置されている。この第二の柄部６は図３（ａ）に示すように、柄部材６ａと可動部材６ｂとから構成され、上記柄部材６ａは四角筒状で一方の端部は略コ字状に形成され、グリップ部をはさむように配置されている（図３（ｂ）参照）。グリップ部４と柄部材６ａとの接触面にはクリック機構（図示せず）が設けられ、第二の柄部６はグリップ部４にクリック回動するように固定されている。この柄部材６ａの他の端部には開口部１５が形成されている。つぎに、上記可動部材６ｂは四角筒状に形成され、一方の端部は上記柄部材６ａの開口部１５に摺動可能に配置され、この端部には抜け止め１６が形成されるとともに、スプリング１７の一方が取着されている。このスプリング１７の他方はグリップ部４に適宜の方法で取着され、可動部材６ｂを柄部材６ａの内部に引き込むように付勢している。また、上記可動部材６ｂの他の端部には板状の飾り部材１８が固定されている。

【００１０】刃部７は図１に示すように、略長方形に形成された２枚の刃部材７ａ、７ａで構成され、この刃部材７ａは略長方形の連結部２０を介して第一の柄部５に連結されている。図６に示すように、この連結部２０の上端と下端とには長穴２１、２１が形成され、この長穴２１には軸体１４が貫通して配置され、この軸体１４の両端部は第一の柄部５の穴部１３、１３に嵌合するとともに、板バネ２２が軸体１４と連結部２０の壁面との間に配置されて、刃部材７ａは第一の柄部５に圧接するように付勢されている。そして、刃部材７ａ、７ａは軸体１４を中心に第一の柄部５に圧接しながら、それぞれ左右に開閉自在に配置されている。

【００１１】ブレ−ド部材３は図１に示すように長刃の形状を有するもので、握り部３ａと長刃部３ｂとから構成され、握り部３ａの中央部には係止ボタン３１が配置されている。上記握り部３ａには図４に示すように中央の表と裏とに開口部３０が形成されている。この開口部３０には略凸状に形成された上記係止ボタン３１が配置され、この係止ボタン３１は上端が握り部３ａの開口部３０から外側に突出し、スプリング３２で外側に付勢されている。また、上記ブレ−ド部材３は玩具本体２のグリップ部４の開口部８、９から挿入することにより着脱自在に設けられている。

【００１２】なお、上記ブレ−ド部材３の握り部３ａをグリップ部４に挿入した時、上記係止ボタン３１はグリップ部４の嵌合穴１１に嵌合し、上記ブレ−ド部材３の長刃部３ｂをグリップ部４に挿入した時、上記係止ボタン３１はグリップ部４の嵌合穴１０に嵌合するように設けられている。

【００１３】上述のように武器玩具１は構成されているので、その使用にあたっては、まず、玩具本体２はそれ自体でも斧の形状を有する。図５（ａ）に示すように、ブレ −ド部材３の握り部３ａを玩具本体２のグリップ部４の開口部９から挿入する。ブレ−ド部材３の係止ボタン３１がグリップ部４の嵌合穴１１に嵌合し、ブレ− ド部材３はグリップ部４に保持される。これにより、全体が剣の形状となる。

【００１４】さらに、図５（ｂ）に示すようにブレ−ド部材３をグリップ部４から引き抜いて長刃部３ｂをグリップ部４の下の開口部８から挿入する。ブレ−ド部材３の係止ボタン３１がグリップ部４の嵌合穴１０に嵌合し、ブレ−ド部材３はグリップ部４に保持される。これにより、全体がさらにさらに玩具本体２単独のものよりも重厚な斧の形状になる。

【００１５】さらにまた、ブレ−ド部材３をグリップ部４から引き抜く。その状態で、刃部材７ａ、７ａを左右に開く（図３（ｂ）参照）。そして、図３（ａ）に示すように第二の柄部６の可動部材６ｂを外側に引いて矢印のように１８０度回動させる。その後、可動部材６ｂを内側に戻すとスプリング１７に付勢されて、飾り部材１８は刃部材７ａ、７ａの一部を覆うように保持される。これにより盾の形状が得られる（図５（ｃ）参照）。なお、第二の柄部６は盾の形状を作るための必須部材ではないが、第二の柄部を設けることにより、盾の形状をさらに重厚なものにすることができる。

【００１６】このように、ブレ−ド部材３の握り部３ａをグリップ部４の開口部９に挿入することにより剣の形態に、単独で又はブレ−ド部材３の長刃部３ｂをグリップ部４の開口部８から挿入することにより斧の形態に、さらに、ブレ−ド部材３をグリップ部４から取りはずし、刃部材７ａ、７ａを左右に開いて第二の柄部６を１８０度回動させることにより盾の形態に形態変化させることができる。これらの形態は相互に変化可能に構成されているので、一つの武器玩具を遊びに応じて形態変化させることにより、複数の武器玩具を携帯しなくても遊ぶことができ、遊びに変化を持たせることができる。

【００１７】また、グリップ部に音声発生装置を内蔵し、グリップ部の各部にスイッチを設けることにより、ブレ−ド部材をグリップ部に挿入した時、刃部材を開いた時、第二の柄部を回動した時等に各スイッチが作動するように配置し、形態変化した時それぞれ異なった音声を発生させても面白い。さらに、ブレ−ド部材を透光性の部材で形成し、グリップ部の内部に発光部を設けて剣の形態に形態変化した時、発光部が作動してブレ−ド部材が発光するようにしても面白い。

【００１８】

【効果】

本考案によれば、簡単な構造によって剣の形態、斧の形態及び盾の形態に相互に形態を変化させることができるので、一つの武器玩具を遊びに応じて形態変化させることにより、複数の武器玩具を携帯しなくても遊ぶことができ、遊びに変化を持たせることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の武器玩具の斜視図である。

【図２】上記武器玩具の玩具本体の正面図である。

【図３】（ａ）（ｂ）は斧から盾への形態変化を示す動
作説明図である。

【図４】ブレ−ド部材の握り部の断面図である。

【図５】（ａ）（ｂ）（ｂ）は剣、斧、盾に形態変化し
た状態図である。

【図６】刃部材の連結部の断面図である。

【符号の説明】

１武器玩具２玩具本体３ブレ−ド部材４グリップ部５第一の柄部６第二の柄部７刃部７ａ刃部材

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】以下の要件を備えたことを特徴とする武
器玩具。 (イ) 全体が斧の形状を有する玩具本体と長刃の形状を有
するブレード部材とを備えること (ロ) 上記玩具本体はグリップ部と、グリップ部から突出
する柄部と、柄部の先端に設けられた刃部とを有してい
ること (ハ) 上記刃部は２枚の刃部材からなり、各刃部材は上記
柄部に対し左右に開閉自在に装着されていること (ニ) 上記ブレード部材は上記グリップ部に着脱自在に設
けられていること