JPH06799Y2 - 廃棄物の圧縮減容装置 - Google Patents

廃棄物の圧縮減容装置

Info

Publication number
JPH06799Y2
JPH06799Y2 JP1563187U JP1563187U JPH06799Y2 JP H06799 Y2 JPH06799 Y2 JP H06799Y2 JP 1563187 U JP1563187 U JP 1563187U JP 1563187 U JP1563187 U JP 1563187U JP H06799 Y2 JPH06799 Y2 JP H06799Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
drum
compression
support
waste
volume reduction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1563187U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63124699U (ja
Inventor
龍彦 石飛
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP1563187U priority Critical patent/JPH06799Y2/ja
Publication of JPS63124699U publication Critical patent/JPS63124699U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH06799Y2 publication Critical patent/JPH06799Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Processing Of Solid Wastes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、原子力発電所で使用される固体廃棄物圧縮減
容装置に適用される廃棄物処理容器支持装置に関するも
ので、被圧縮体を何らかの容器内で直接圧縮する方式の
圧縮機に適用しうるものである。
〔従来の技術〕 原子力発電所に於いて、軽量雑廃棄物(ポリシート、ウ
エス、番線、ガラス等)を保管する容器としてドラム缶
が用いられている。このドラム缶に上記廃棄物を収容す
る際、ドラム缶に廃棄物をあらかじめ投入し、出力10ト
ン程度の圧縮装置を用いてドラム缶内の廃棄物を圧縮減
容し、廃棄物の充填効率を高める方法が採られている。
この充填効率は当然ながら高圧縮力を加えることによっ
てさらに向上するものであるが、従来の圧縮装置に設け
られているドラム缶の支持装置は図−5に示す如くベル
トのみであるため、高圧縮力を加えることにより生ずる
ドラム缶の変形(図−6)あるいは破裂を防止し得るも
のではなかった。
〔考案が解決しようとする問題点〕
原子力発電所等に於いて放射性廃棄物を収納し、保管す
る容器として、第5図に示すような板厚1,6mmのドラム
缶Aが用いられるが、保管するドラム缶の発生本数を極
力低減するため、雑廃棄物Eはドラム缶A内で圧縮減容
装置Dを用いて圧縮し、充填効率を高める処理が行われ
ている。この充填効率を従来よりさらに高めるために
は、圧縮減容装置Dの圧縮力を大幅に増大する心要があ
る。
しかし、ドラム缶は前述の如く、板厚1.6mmの薄肉容器
であるため、高圧縮力によって発生する強大な内圧に耐
え得ないものであり、第6図のa部の如くタイコ状に変
形したり、容器の継ぎ目部より破裂する等、廃棄物保管
容器として適さないものとなる。
本考案はドラム缶Aの外周面を支持することによって、
圧縮によるドラム缶の変形、破裂を防止するものであ
る。
〔問題点を解決するための手段〕
ドラム缶の外周を耐圧筒で支持する。この耐圧筒は垂直
軸まわりに開閉可能とし、内面にドラム缶の凸溝に対応
した凹溝を設け、加圧時にドラム缶の外面が耐圧筒の内
面に接するように形成する。
底面支持板には、ドラム缶底部の接合部が嵌入する環状
溝を設け、加圧時にドラム缶の底面が底面支持板の上面
に接するように構成する。
〔作 用〕
上端面を開放したドラム缶に廃棄物を収容し、このドラ
ム缶を耐圧筒内にセットし圧縮減容装置(プレス)で上
方から加圧すると、ドラム缶の側面は多少膨張して耐圧
筒内面に密着する。
ドラム筒底も同様に底面支持板に密着しバックアップさ
れる。従ってドラム缶に耐圧筒の設定荷重を加えること
ができる。
〔実施例〕
第1図乃至第4図において、Aはドラム缶(処理容
器)、Dは圧縮減容装置、D′は圧縮板、Eは廃棄物、
1は固定支持体、2a,2bは可動支持体、3はヒンジ、3
aは固定支持体側ヒンジ、3bは可動支持体側ヒンジ、
3cは固定枠側ヒンジ、3dは支持軸、3eはバネ、4
はロック機構、4a,4dはアイプレート、4bは連結
器、4cは軸、4eはロックピン、5a,5bは固定支持体補
助支持用アイプレート、5cは固定支持体補助支持軸、
6は固定枠、6aは車輪受、6bはバネ、6cは固定枠
台盤部、7は底面支持板、7aは車輪である。
第1図に示す如く、本考案の処理容器支持装置と当該装
置に内装された処理容器(ドラム缶)Aは圧縮減容装置
Dの軸芯同一線上直下に配置される。
圧縮減容装置Dは、その下方先端に装置された圧縮板
D′を上部のシリンダを液圧で駆動することによって上
下動させ、ドラム缶A内に充填された廃棄物Eを圧縮
し、減容することができる。
この圧縮時に、圧縮装置の圧縮力が被圧縮物である廃棄
物Eを介し、ドラム缶Aを拡張する力として作用し、そ
の力が強大でるとドラム缶Aを変形させたり、破裂させ
たりする。実験的に確認した圧縮による拡張力は、圧縮
力の5〜15%に達する。ドラム缶Aに作用する拡張力
は、第3図および第4図に示すようにドラム缶Aの外周
にわずかな間隙を持たせて装着された処理容器支持装置
の固定支持体1および可動支持体2a,2bと底面支持板
7によって支持され、ドラム缶Aが廃棄物Eを圧縮する
ことによって拡張される量を最小限に抑制する。
底面支持板7は第4図に示すように、ドラム缶Aの底部
径より多少大なる外径を有する円盤状で、その上面には
ドラム缶Aの底部に設けられている脚(逆凹部)の内径
より小さく、脚高さとほぼ同一高さの凸状円盤を有し、
この凸状円盤をドラム缶Aの脚部内の底板面に密着させ
る状態でドラム缶Aを積載することができる。また、底
面支持板7の裏面には底面支持板7に積載されたドラム
缶Aと共に、後述する固定支持体1の所定位置に装着す
べく搬送するための車輪7aが複数個設けられている。
固定支持体1と可動支持体2a,2bで形成される側面
支持筒は、固定支持体1と可動支持体 2aまたは2b
を連結し、可動支持体2aまたは2bの開閉旋回時の支
持軸となるヒンジ3および可動支持体の2aおよび2b
を連結閉鎖し、また連結解除するためのロック機構4に
よって構成される。固定支持体1と可動支持体2a,2b
で形成された側面支持筒は、その内面に第3図および第
4図に示すごとく、ドラム缶A内装時にドラム缶Aの側
面に設けられた凸状輪帯にわずかな間隙を持って嵌合す
る擬似形状の凹径輪溝がドラム缶輪帯と同一数設けら
れ、ドラム缶Aの側面に側面支持筒内面が同一間隙を持
って装着できるよう考慮されている。
また、側面支持筒1,2a,2bの内面下部には、底面支持板
7の外周に設けられたテーパ部に嵌合し、側面支持筒と
底面支持板7を一体化するための凹状テーパ溝が設けら
れ、底面支持板7とドラム缶Aを内装した状態で可動支
持体2a,2bを閉鎖(第1図の状態)する。第2図に示す
ように、可動支持体2aに固着された複数枚のアイプレ
ート4a全てに貫通し、連結器4bが回転可能なよう貫
装された軸4cに支持された連結器4bを、可動支持体
2bに固着されたアイプレート4aと同一数のアイプレ
ート4dに嵌装し、ロックピン4eをアイプレート4d
と連結器4bの貫通孔に挿入することによってロック
し、可動支持体2a,2bおよびヒンジ3によって同支持
体2a,2bに連結されている固定支持体1、ならびに両
支持体下部のテーパ溝に嵌合している底面支持板7が一
体化される。
廃棄物Eを充填したドラム缶Aを内装し、各支持体が一
体化された処理容器支持装置は、圧縮減容装置Dによっ
て廃棄物Eの圧縮が開始される。第3図および第4図に
示すように、支持体側ヒンジ3a,3bと固定枠6側ヒン
ジ3cの間を貫通する支持軸3dに設けられたバネ3e
と底面支持体7の車輪受け6aに設けられたバネ6b
は、所定の負荷を超過した時に下降し、底面支持板7の
裏面と固定枠合盤部6cの面とが直接接触し圧縮力を支
持する。
従って、ドラム缶A内の廃棄物Eには、圧縮減容装置D
による強大な圧縮力が加えられるが、ヒンジ3a,3b,3c
及び車輪7に過大な荷重が作用することはない。
このようにした、ドラム缶Aの外面にわずかな間隙をも
って装着された処理容器支持装置は、廃棄物Eを圧縮す
ることによってドラム缶Aに作用する圧力による、ドラ
ム缶Aの変形を弾性限度内に抑え、ドラム缶Aの永久変
形や破裂等保管容器として適さないような状態になるこ
とを防止し、高圧での圧縮減容による廃棄物の高密度充
填を可能ならしめる。
〔考案の効果〕
従来ドラム缶の強度上の制約より強大な圧縮力を用いて
行うことができなかった、ドラム缶内での廃棄物の圧縮
減容を、ドラム缶側面ならびに底面をわずかな間隙を持
たせて装着した頑強な支持体によって該ドラム缶を支持
することにより、強大な圧縮力によるドラム缶の変形・
破損を防止することができる。従って、従来より大なる
圧縮力を用いてさらに高密度で廃棄物をドラム缶に充填
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案廃棄物の圧縮減容装置の実施例を示す外
観図、第2図は第1図の上面図、第3図は第1図のヒン
ジ部分の詳細図、第4図は第1図のヒンジ部分及び底面
支持板部分の詳細図、第5図は従来装置の外観図、第6
図は従来装置におけるドラム缶の変形を示す説明図であ
る。 A…ドラム缶(処理容器) D…圧縮減容装置 E…廃棄物 1…固定支持体 2a,2b…可動支持体3…ヒンジ 4…ロック機構 6…固定枠

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】廃棄物を収容する処理容器の外周面形状に
    対応した内周面形状を有し且つ垂直方向に複数個に分割
    された耐圧支持体を垂直軸線まわりに開閉可能に支持
    し、前記耐圧支持体の中央部上方に垂直方向に作動する
    圧縮減容装置を設置し、前記処理容器の底面を担持する
    底面支持板を処理容器底面に対応した形状に構成したこ
    とを特徴とする廃棄物の圧縮減容装置。
JP1563187U 1987-02-06 1987-02-06 廃棄物の圧縮減容装置 Expired - Lifetime JPH06799Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1563187U JPH06799Y2 (ja) 1987-02-06 1987-02-06 廃棄物の圧縮減容装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1563187U JPH06799Y2 (ja) 1987-02-06 1987-02-06 廃棄物の圧縮減容装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63124699U JPS63124699U (ja) 1988-08-15
JPH06799Y2 true JPH06799Y2 (ja) 1994-01-05

Family

ID=30806742

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1563187U Expired - Lifetime JPH06799Y2 (ja) 1987-02-06 1987-02-06 廃棄物の圧縮減容装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06799Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101116271B1 (ko) * 2011-09-08 2012-03-15 이정화 방사성 폐기물 처리장치

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101116271B1 (ko) * 2011-09-08 2012-03-15 이정화 방사성 폐기물 처리장치

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63124699U (ja) 1988-08-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH06799Y2 (ja) 廃棄物の圧縮減容装置
US4929394A (en) Process for compacting radioactive metal wastes
JPH01306099A (ja) ダイ用ばね構造体
US8923470B2 (en) Container for packaging nuclear waste with force-fitted lid
US4056347A (en) Isostatic compactor of pulverulent materials and the like
JP2019219385A (ja) 放射性廃棄物を受容するための容器および容器アセンブリ
US5733088A (en) Packaging and storage containers, especially for remote-handled hazardous waste, and process for filling them
US3668920A (en) Hydraulic control system for a metal forming press
JP2931828B2 (ja) 危険物質圧縮方法および装置
JPS6096333A (ja) 円筒容器の保持方法
CN207967231U (zh) 一种蓄电池加工铅废料分离压锭回收利用装置
JP2788643B2 (ja) 容器に物質を充填する方法及び容器に物質を移すのに使用する装置
US3566450A (en) High pressure cylinder and press structure for the cylinder
US5063022A (en) Method for uniaxial hip compaction
KR102495029B1 (ko) 잡고체 방사성 폐기물 감용을 위한 압축물 묶음 방법 및 장치
JPH0739503Y2 (ja) 乾式冷間静水圧加圧装置
JP2967124B2 (ja) 燃料集合体の輸送容器
CN211919464U (zh) 一种辊筒生产用周转装置
JP2915833B2 (ja) 乾式静水圧加圧成形装置及び乾式静水圧加圧成形方法
JPS623898A (ja) 冷間静水圧加圧装置
JPS6227353Y2 (ja)
JPH086123B2 (ja) 冷間等方圧プレス装置及び加圧成形用加圧弾性膜体
JP3258515B2 (ja) 自緊シール式高圧容器
JPH0111644Y2 (ja)
JPH02187299A (ja) プレス装置