JPH06799A - シリコーンゴム発泡体の切断方法 - Google Patents

シリコーンゴム発泡体の切断方法

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JPH06799A
JPH06799A JP15933592A JP15933592A JPH06799A JP H06799 A JPH06799 A JP H06799A JP 15933592 A JP15933592 A JP 15933592A JP 15933592 A JP15933592 A JP 15933592A JP H06799 A JPH06799 A JP H06799A
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JP
Japan
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silicone rubber
foam
rubber foam
frame body
frame
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Application number
JP15933592A
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English (en)
Inventor
Akira Kamijo
條 彰 上
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MAIOKA FORM KK
Original Assignee
MAIOKA FORM KK
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 本発明のシリコーンゴム発泡体の切断方法
は、予め発泡させたシリコーンゴム発泡体を、少なくと
も側壁がウレタンフォームのような樹脂発泡体で形成さ
れた枠体に収容し、次いでこのシリコーンゴム発泡体を
枠体と共に、この枠体の側面方向から、底面に略平行に
切断することを特徴としている。 【効果】 本発明の方法によれば、スライスの際にシリ
コーンゴム発泡体が振動あるいは変形することがなく、
均一にしかも効率よくシリコーンゴム発泡体をスライス
することができる。しかも発泡体の底部まで無駄なくス
ライスすることができ、歩留まりがよくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、シリコーンゴム発泡体を
効率よく切断することができる新規な方法に関する。
【0002】
【発明の技術的背景】シリコーンゴムは、一般に使用さ
れているゴム状物質と比較すると、その使用温度範囲が
極めて広く、−100℃以下の温度から+250℃以上
の温度で使用可能なものもある。このような特性を有す
るシリコーンゴムの発泡体であるシリコーンフォーム
(シリコンゴム発泡体)は、耐熱性、耐寒性等に優れて
いると共に発泡体であるので、保温性、断熱性等も良好
になる。
【0003】近年、このようなシリコーンゴム発泡体が
有している優れた特性を利用して、シリコーンゴム発泡
体は、各種断熱材料、耐熱材料、内装材料等として使用
されて始めている。例えば、最近急速に普及しつつある
合成樹脂製の自動車用燃料タンクは、自動車の構造上、
排気ガス管の上に配置されることが多く、両者の間に断
熱材を配置して排気ガス管による加熱から燃料タンクを
保護する必要がある。ここで使用される断熱材には、極
めて高い耐熱性が要求されるので、こうした用途にはシ
リコーンゴム発泡体が特に適している。
【0004】このようなシリコーンゴム発泡体は、発泡
体の原料であるシリコーンゴム発泡前駆体を一定の厚さ
に流し延べし、次いで厚さを調整するために前駆体を圧
縮しながら発泡させる方法、または、シリコーンゴム発
泡前駆体を発泡させた後、水平方向からこのシリコーン
ゴム発泡体に回転刃を入れて所望の厚さにスライスする
方法で、所望の厚さの発泡体を調整して使用される。
【0005】しかしながら、上記方法のうち、ブロック
状に発泡させてスライスする場合には、このシリコーン
ゴム発泡体は柔らかいため、このシリコーンゴム発泡体
を直接切断しようとしても、回転刃がシリコーンゴム発
泡体に入りにくく、さらに回転刃によってシリコーンゴ
ム発泡体が振動して平滑な切断面を得ることが困難であ
り、また切断中にシリコーンゴム発泡体が破れることが
多い。さらに、シリコーンゴム発泡体の下部に至るにつ
れてシリコーンゴム発泡体の切断が困難になり、歩留ま
りが悪いという問題がある。
【0006】こうした問題を解消するために、切断の際
にシリコーンゴム発泡体の両サイドを保持具で押さえて
シリコーンゴム発泡体の揺れを防止する方法が採られて
いるが、この方法は非常に作業性が悪いという問題があ
る。
【0007】そこで、本発明者は、合板で枠体を形成し
てこの中に上記前駆体を入れ、この枠体内で発泡させて
ブロック状のシリコーンゴム発泡体を製造し、枠体を取
り外した後このブロックを切断する方法を試みた。この
方法では、シリコーンゴム発泡前駆体が枠体を構成する
合板の木目に侵入するために、枠体の内壁に剥離紙を貼
付する必要がある。
【0008】しかしながら、この方法で使用される枠体
自体の製造が相当面倒であり、さらにこの枠体が相当重
くなるので移動しにくい。また、枠体の内壁に剥離紙を
配置する必要があり、極めて作業性が悪いという問題が
ある。さらに、上記のようにして枠体内で発泡させた
後、枠体を取り外すと、ブロック状のシリコーンゴム発
泡体表面には剥離紙が付着しており、この剥離紙によっ
てブロック状のシリコーンゴム発泡体がさらに切断しに
くくなることがわかった。また、この剥離紙は、発泡の
際にシリコーンゴム発泡体に接着してしまうので、切断
した後にシリコーンゴム発泡体から剥離紙を除去しにく
くなるという新たな問題も生ずる。
【0009】
【発明の目的】本発明は、シリコーンゴム発泡体を効率
よく切断する新規な方法を提供することを目的としてい
る。
【0010】
【発明の概要】本発明のシリコーンゴム発泡体の切断方
法は、予め発泡させたシリコーンゴム発泡体を、少なく
とも側壁が樹脂発泡体で形成された枠体に収容し、次い
で該シリコーンゴム発泡体を該枠体と共に、該枠体の側
面方向から、底面に略平行に切断することを特徴として
いる。
【0011】本発明の方法では、樹脂発泡体からなる枠
体内に予め発泡させたシリコーンゴム発泡体を収容し
て、このシリコーンゴム発泡体を枠体と共に切断してい
るので、切断刃がシリコーンゴム発泡体に入りやすく、
さらに切断の際にシリコーンゴム発泡体の横揺れなどが
発生することなく、効率よくシリコーンゴム発泡体を切
断することができる。
【0012】
【発明の具体的説明】次に本発明の方法を実施例を示し
ながら具体的に説明する。本発明の切断方法は、予め発
泡させたシリコーンゴム発泡体を、樹脂発泡体から形成
された枠体内に収容して、この枠体と共にシリコーンゴ
ム発泡体を切断する方法である。
【0013】シリコーンゴム発泡体には、ミラブル型シ
リコーンスポンジと、RTV(RoomTemperature Vulcani
zing)とがあるが、本発明においてはいずれをも使用す
ることができる。例えばミラブル型シリコーンスポンジ
は、シリコーンゴム発泡前駆体(原料成分)を金型等に
入れ150〜170℃に加熱することにより得られる。
またRTVには、2液型の常温発泡タイプのものが多
い。
【0014】本発明の切断方法は、ミラブル型シリコー
ンスポンジおよびRTVのいずれのシリコーンゴムの切
断にも適用することができる。これらのシリコーゴム発
泡体の中でもRTVは2液型であり、この2液を室温で
混合して攪拌するだけで数分の内に発泡硬化するので、
加熱装置などを特に必要とせず、また、このRTVは硬
化反応の際に発生する水素ガスを利用して発泡させるの
で、フロンなどの発泡用の添加剤を特に配合する必要が
なく、作業環境上も好ましい。
【0015】このRTVには、Pt触媒系、Sn触媒
系、有機金属塩触媒系などの触媒系のもの、および、ア
ミノキシ基反応系などのものが知られているが、本発明
においては、いずれの触媒系あるいは反応系のものをも
使用することができる。これらのなかでもPt触媒系の
RTVは、良好な発泡性を有しており、また作業性もよ
く、特に好ましい。
【0016】上記のようなシリコーンゴム発泡体を製造
し得るシリコーンゴム発泡体原料(シリコーンゴム発泡
前駆体)を、通常は2〜20倍、好ましくは3〜15倍
程度の発泡倍率で発泡させてシリコーンゴム発泡体を製
造する。
【0017】シリコーンゴム発泡体の製造方法に特に制
限はなく、種々の方法を採用することができる。例え
ば、離型性を有する型枠内あるいは金型内に上記シリコ
ーンゴム発泡前駆体を入れ、必要により加熱しながら発
泡させる方法により本発明の方法で切断されるシリコー
ンゴム発泡体を製造することができる。この場合に使用
される型枠は、後述の樹脂発泡体からなる枠体と同程度
の大きさであることが好ましい。
【0018】シリコーンゴム発泡前駆体の発泡時間は、
作業状態等を考慮して、例えば前駆体の組成等を変える
ことにより適宜選定することができるが、RTVの場
合、通常は0.5〜10分程度である。こうして製造さ
れたシリコーンゴム発泡体には、発泡倍率に応じて、連
続気泡若しくは独立気泡、または連続気泡および独立気
泡の両者が形成される。
【0019】本発明では、このようにして製造されたシ
リコーンゴム発泡体を樹脂発泡体からなる枠体内に移し
て所望の厚さにスライスする。この型枠あるいは金型内
で発泡させたシリコーンゴム発泡体を樹脂発泡体からな
る枠体内に移す際には型枠あるいは金型表面が離型性を
有していることが好ましい。このように型枠あるいは金
型表面の離型性を確保する方法としては、例えば、型枠
あるいは金型表面に離型性のワックスを塗布する方法な
ど種々の方法を採用することができる。ここで使用する
離型性のワックスとしては、種々のワックスを使用する
ことができるが、エステルワックスと合成ロウとポリオ
レフィンとを溶剤で練り上げたワックスが特に好まし
い。このワックスは、良好な離型性を示すと共に、型枠
あるいは金型とシリコーンゴム発泡体との界面近傍にあ
るシリコーンゴム発泡体が変質することがない。
【0020】上記のようにして製造されたシリコーンゴ
ム発泡体11を、図1に示すように、樹脂発泡体からな
る枠体1に移して、この枠体1と共にシリコーンゴム発
泡体11を切断する。
【0021】枠体1の側壁2は、樹脂発泡体から形成さ
れており、通常は底面壁3も樹脂発泡体から形成されて
いる。この側壁および底面壁を生成する樹脂発泡体は、
ウレタンフォーム、スチレンフォーム、オレフィン樹脂
フォーム等公知の種々の樹脂から形成された発泡体を使
用することができる。ただし、本発明で枠体を形成する
樹脂発泡体としてシリコーンゴム発泡体は使用すること
はできない。
【0022】本発明においては、これらの樹脂発泡体の
中でも、ウレタンフォームが好ましい。このウレタンフ
ォームは、ウレタン結合(-NH-CO-O-)を有するポリウ
レタンの発泡体である。このポリウレタンは、ポリイソ
シアネートとポリオールとを反応させることにより製造
される。
【0023】ここで使用されるポリイソシアネートの例
としては、トリレンジイソシアネート、4,4-ジフェニレ
ンメタンジイソシアネート、1,5-ナフタレンジイソシア
ネート、トリフェニレンメチルトリイソシアネート、ト
リレンジイソシアネート(TODI)、キシレンジイソ
シアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート(その変
性物を含む)、ジシクロヘキシルメタンジイソシアネー
ト(水添化MDI)およびイソホロンジイソシアネート
(IPDI)を挙げることができる。
【0024】また、ポリオールの例としては、エチレン
グリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコ
ール、ブチレングリコール、1,3-ブタンジオール、ヘキ
サントリオール、トリメチロールプロパン、グリセリ
ン、ペンタエリスリトール、ソルビトールおよびショ糖
を挙げることができる。
【0025】ポリウレタンは、ポリイソシアネートとポ
リエステルとから製造することもできる。ここで使用さ
れるポリエステルは、前掲のジオールと、アジピン酸、
フタル酸、セバシン酸およびダイマー酸等のジカルボン
酸とから形成される。
【0026】イソシアネートは、反応の際に炭酸ガスを
発生するので、この炭酸ガスを利用してポリウレタンを
発泡させることができる。また、その他に発泡剤を使用
することもできる。
【0027】さらに、本発明において、枠体を形成する
ウレタンフォームは、上記のようにしてウレタンフォー
ムを製造する際に、ウレタンフォームの破砕物を使用す
ることもできる。すなわち、本発明では、使用済みウレ
タンフォーム、ロットアウトのウレタンフォームなど既
に本来の用途が用尽されたウレタンフォームを破砕して
加熱圧着してウレタンフォーム再生品を製造することに
より、再利用を図ることができる。また、本発明では上
記用尽されたウレタンフォームの代わりに、またはウレ
タンフォームと共に、発泡スチロールなど他の発泡樹脂
の破砕物を配合することもできる。
【0028】上記のような原料から板状のウレタンフォ
ームを製造する。この板状のウレタンフォームは、枠体
の側壁および底面壁を構成するためある程度の強度が必
要であり、底面壁として使用されるウレタンフォーム
は、通常は10〜100mm、好ましくは30〜100mm
程度の厚さにする。また、幅方向の側壁2aは、5〜5
0mm程度の厚さにする。さらに長手方向の側壁2c,2d
は、通常は5〜40mm、好ましくは8〜50mm程度の厚
さにする。このような厚さのウレタンフォームを使用す
ることにより、スライスの際の変形が生じにくく、しか
もスライスしやすい。特に刃が入る幅方向のウレタンフ
ォームを幅方向の他の部分よりも5〜20mm、好ましく
は5〜15mm程度厚くすることにより、スライスしやす
くなる。
【0029】上記のような厚さのウレタンフォームを用
いて図1に示すような枠体を製造する。本発明で使用さ
れる枠体1は、少なくとも側壁2a,2b,2c,2d、さら
に必要により底面壁3が上記ウレタンフォームのような
樹脂発泡体で形成されている。枠体は、例えば合板のよ
うな基板上に底面壁3を載置して、この底面壁3に4枚
の側壁を接着剤などで接着することにより製造される。
特に本発明において、この樹脂発泡体からなる枠体1
は、合板などで枠体1の外枠を形成し、この外枠内に底
面壁3を形成する樹脂発泡体および側壁2a,2b,2c,2
dを形成する樹脂発泡体を配置して樹脂発泡体の接合部
分を接着した後、外枠を取り外すことにより、容易に製
造することができる。
【0030】この枠体の大きさに特に制限はないが、枠
体の重量、切断されたシリコーンゴム発泡体の運搬性お
よび切断効率などを考慮すると、枠体内の容積を1〜5
00リットル程度にすることが好ましく、従って、この
縦100〜1500mm程度、横100〜1500mm程
度、高さ700mm程度までにすることが好ましい。
【0031】本発明では、図1に示されるように、上記
のようにして予め発泡させたシリコーンゴム発泡体11
をこの枠体1内に移して、このシリコーンゴム発泡体1
1を枠体1と共に、側壁2a方向から側壁2b方向へ低面
壁に対してほぼ平行に切断(スライス)する。この切断
は、枠体1に対して相対的移動するように配置された回
転刃または糸鋸のような切断手段15を用いて行うこと
ができる。例えば、枠体1をベルトコンベアー等の水平
移動装置16上に載置し、まず、シリコーンゴム発泡体
11の上面が水平に露出するように、枠体1およびシリ
コーンゴム発泡体11の上部をカットする。次いでこの
枠体1をモーター17等で回転している切断手段15方
向(矢印A方向)に移動させる。切断手段15が側壁2
aに到達すると、まず側壁2aが切断され、次いで枠体1
と共にシリコーンゴム発泡体11が側壁2a方向から側
壁2c方向にスライスされる。切断手段15が側壁2cに
達し、側壁2cを切断したら、スライスされたシリコン
ゴム発泡体を取り除き、枠体1を逆の方向(矢印B方
向)に移動させて切断開始位置に戻す。次いで、枠体1
および/または切断手段15の位置を、スライス厚に対
応させて上下して、枠体1および切断手段15を新たな
切断位置にセットする。こうして枠体1および切断手段
15をセットした後、上記と同様に操作してシリコーン
ゴム発泡体11を枠体1と共にスライスする。この操作
を繰り返してシリコーンゴム発泡体11を低面壁3の到
達するまで順次スライスする。こうして切断した後、切
断されたシリコーンゴム発泡体周囲の枠体を取り外すこ
とにより、所望の厚さを有するシート状のシリコーンゴ
ム発泡体を得ることができる。
【0032】なお、図1に示した切断装置は、回転刃の
一方の側にだけ刃が設けられている態様が示されている
が、両側に刃を設けることにより、枠体1を矢印Bに戻
す際に逆方向からもスライスすることもできる。
【0033】このように枠体1と共にシリコーンゴム発
泡体11を切断することにより、シリコーンゴム発泡体
のスライス厚を薄くすることができ、スライス厚を5mm
程度まで薄くすることができる。しかも枠体と共にシリ
コーンゴム発泡体を切断するので、シリコーンゴム発泡
体が振動することがなく切断面が平滑になる。
【0034】なお、上記の説明は枠体としてウレタンフ
ォームを用いた場合を中心にして説明したが、他の樹脂
発泡体からなる枠体を用いた場合にも同様に操作するこ
とができる。
【0035】このようにして得られたシート状のシリコ
ーンゴム発泡体は、断熱材、耐熱材、保温材など従来シ
リコーンゴム発泡体が使用されていた用途に用いること
ができる。
【0036】
【発明の効果】本発明の方法によれば、ウレタンフォー
ム等の樹脂発泡体から形成された枠体内に予め発泡させ
たシリコーンゴム発泡体を収容して、切断し易いウレタ
ンフォーム等の樹脂発泡体からなる枠体に切断刃が入っ
た後にシリコーンゴム発泡体に切断刃が入ってシリコー
ンゴム発泡体を枠体と一体としてスライスしているの
で、シリコーンゴム発泡体が非常にスライスしやすくな
ると共に、スライスの際にシリコーンゴム発泡体が振動
あるいは変形することがなく、均一にしかも効率よくシ
リコーンゴム発泡体をスライスすることができる。
【0037】しかも、このようにウレタンフォーム等の
樹脂発泡体から形成された枠体を用いることにより、発
泡体の底部まで無駄なくスライスすることができ、歩留
まりがよくなる。
【0038】さらに、本発明で使用される枠体は、例え
ば板状の樹脂発泡体を接着することにより非常に容易に
製造することができる。しかもこの枠体内部に剥離紙等
を貼付する必要がないので枠体の製造が容易であると共
に、スライスされたシリコーンゴム発泡体からウレタン
フォームを容易に分離することができ、従来の方法のよ
うに、スライスされたシリコーンゴム発泡体から剥離紙
をはがしにくいといった問題も解消される。また、剥離
紙を使用していないので、剥離紙によってシリコーンゴ
ム発泡体が切断されにくいといった問題も生じない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、本発明の切断方法の切断状態の例を
模式的に示す図である。
【符号の説明】
1・・・枠体 2a,2b,2c,2d・・・側壁 3・・・底部壁 11・・・シリコーンゴム発泡体 15・・・切断手段 16・・・水平移動装置 17・・・モーター

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め発泡させたシリコーンゴム発泡体
    を、少なくとも側壁が樹脂発泡体で形成された枠体に収
    容し、次いで該シリコーンゴム発泡体を該枠体と共に、
    該枠体の側面方向から、底面に略平行に切断することを
    特徴とするシリコーンゴム発泡体の切断方法。
  2. 【請求項2】 樹脂発泡体が、ウレタンフォームである
    ことを特徴とする請求項第1項記載のシリコーンゴム発
    泡体の切断方法。
JP15933592A 1992-06-18 1992-06-18 シリコーンゴム発泡体の切断方法 Pending JPH06799A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107000236A (zh) * 2014-11-18 2017-08-01 赢创罗姆有限公司 厚硬质泡沫板的切割

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN107000236A (zh) * 2014-11-18 2017-08-01 赢创罗姆有限公司 厚硬质泡沫板的切割

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