JPH0679757A - 樹脂製パレット成形用金型のサイズ可変方法およびその可変金型並びにその可変金型枠 - Google Patents

樹脂製パレット成形用金型のサイズ可変方法およびその可変金型並びにその可変金型枠

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JPH0679757A
JPH0679757A JP27911492A JP27911492A JPH0679757A JP H0679757 A JPH0679757 A JP H0679757A JP 27911492 A JP27911492 A JP 27911492A JP 27911492 A JP27911492 A JP 27911492A JP H0679757 A JPH0679757 A JP H0679757A
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pallet
frame
mold
leg
cavity
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JP27911492A
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English (en)
Inventor
Noritsugu Sekido
典次 関戸
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TOKAI JIYUKEN KOGYO KK
Original Assignee
TOKAI JIYUKEN KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 樹脂製パレット金型を一面の母体となる金型
から最小から最大までのすべてのサイズに対応するよう
にし、樹脂製パレットを安価に多品種少量生産する。 【構成】 樹脂製パレットのフォーク差込み口2を一定
寸法に標準化し、成形用上下金型の上金型の最小寸法の
コアーを四分割し、下金型12のコーナー脚キャビティ
13、中間脚キャビティ16、中央脚キャビティ17お
よびパレット上板用キャビティ6を分割し、コアーと各
脚間に十字形状の上金型スペーサー、脚スペーサーを介
在し、フォーク差込み口キャビティ7aやパレット上板
用キャビティ6aに補充上板キャビティ18,19を介
在する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は樹脂製搬送用パレット製
造に必要な成形用金型に関するもので、特に一サイズ一
金型でなく、あらゆるサイズのパレットに対して同一の
金型が使用できる樹脂製パレット成形用金型のサイズ可
変方法およびその可変金型並びにその可変金型枠に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、各種産業、流通機構における物流
の省力化は大きな課題となっており、パレット輸送(パ
レチゼーション)がその主役となっていることは周知の
事実である。
【0003】また、従来のパレットは木製のパレットが
大部分であったが、自動物流倉庫、各種流通機械・装置
の発達に伴ってパレット寸法の規格化、パレットの強度
が要求され、また汚れやかびの発生等の衛生上の観点か
ら樹脂製パレットに対する需要が高まっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】搬送する生産品や包装
箱の寸法、荷役上におけるパレットに要求される形状や
寸法等により多種多様な樹脂製パレットが必要となり、
従来の工法では該パレットの一サイズにつき一面の金型
が必要となる。
【0005】そのため、この多種多様な樹脂製パレット
成形用金型を作製するには、一面当り数千万円の金型製
作費を必要とし、パレットの多品種少量生産ができない
という欠点があった。
【0006】また、保有する金型面数が多くなると、価
格が数千万円で、その大きさが1.5〜2m四方で、重
量が5トン以上も有る金型の保管場所は大きくなり、工
場面積に占めるその比率が増し、工場を有効利用できな
い上に、高額な資金をただ寝せているだけという大きな
欠点があった。
【0007】さらにこの樹脂製パレットの原料は主とし
てプラスチックのリサイクル原料(産業廃棄物)を使用
しているが、金型製作費が高価に付くことにより、産業
廃棄物のリサイクルが進まない大きな理由の一つになっ
ている。
【0008】本発明は従来の一サイズにつき一金型の生
産方式をやめ、一面の母体となる金型から要求されるす
べてのサイズに対応できる樹脂製パレット成形用金型の
サイズ可変方法およびその可変金型並びにその可変金型
枠を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、産業界で使用されている樹脂製パレットの金型を作
製し、それを構成する下金型の脚、上板キャビティの各
部分或いは脚、上板キャビティを一体としたブロック等
に分割し、また上金型のコアーを四分割し、スペーサ
ー、補充上板用キャビティ、単位ブロック、スペーサー
ブロックを組合せて、分割した金型を最大から最小寸法
まで共通して使用可能とする。
【0010】そして前記各部分或いはブロック等に該ス
ペーサー等を組合された金型が成形上充分な強度が保持
でき、成形製品パレットの使用上の強度が充分で、外観
上のバランスがとれたデザインを自由に選択可能とす
る。
【0011】例えば合せ型パレット下金型の場合は、四
側面に二箇所ずつのフォーク差込み口幅寸法をパレット
寸法の大小にかかわらず一定に標準化し、パレットのコ
ーナー脚4個、側面の中間脚4個、中央脚1個の計9個
の脚の四コーナーのキャビティ形状を同様に標準化して
分割し、中間に十字形状の脚スペーサーを設け、各脚の
大小変化により該スペーサーを取替える。
【0012】そして各脚の大小変化により増減するパレ
ット上板に補充用上板用キャビティを種々組合せ最小か
ら最大までの合せ型パレット成形用下金型とする。
【0013】スキッド型パレットの下金型の場合は、前
後側面の2箇所のフォーク差込み口幅寸法と左右両側の
脚幅寸法を前記同様に標準化し、小さな寸法のパレット
の場合は中央脚を一本とし、大きな寸法のパレットの場
合は該中央脚を二本とする。
【0014】そして前記同様にスキット型樹脂製パレッ
トの下金型を作製し、該下金型の前後端を、それぞれ左
右に(外側脚幅+フォーク差込み口幅+中央脚幅の1/
2)の幅を有するA,BブロックとC,Dブロックに分
割する。
【0015】即ち該下金型前後左右端に四コーナー部を
前記A,B,C,Dブロックとし、AとB,CとDブロ
ック間に該各ブロックと同じ横幅寸法を有する単位ブロ
ック、AとC、BとDブロック間にパレット横幅を増減
させるスペーサーブロックを設ける。
【0016】そして最小寸法の下金型にする場合、四コ
ーナー部のA,B,C,Dブロックを組み合せる。
【0017】またそれ以上の下金型にする場合には、最
小寸法の下金型のAとB、CとDブロック間に適宜に単
位ブロックを介在し、該下金型のAとC、BとDブロッ
ク及び追加した単位ブロック間に適宜にスペーサーブロ
ックを介在させる。
【0018】そして合せ型、スキット型パレットの下金
型のいずれの場合も、所定の寸法に組み合せた下金型を
内挿し、その下金型に溶融樹脂が充填されるときの側面
圧力に耐え得る外枠を設ける。
【0019】該外枠は縦方向には最大寸法の下金型を内
挿し得る固定された縦軸枠と横方向には下金型の各種サ
イズに合せて伸縮自在の横軸枠とする。
【0020】該外枠内に下金型の四辺側面との間にキャ
ビティを構成する、所定の縦方向及び横方向寸法に簡単
に対応できるようにした複数の側面キャビティプレート
を挿嵌する。
【0021】該側面キャビティプレートの個々に、充填
された溶融樹脂を冷却固化寸る冷却水回路を穿設する。
【0022】更に側面キャビティプレートの足部にパレ
ット成形完了後に、成形製品を下金型より突出す、製品
突出し用凸部を突設する。
【0023】所定寸法の下金型の四コーナーに一定のR
曲面を形成するために外枠のコーナー部に側面キャビテ
ィプレートと同様の冷却水回路と製品突出し用凸部を有
するコーナーキャビティプレートを設ける。
【0024】外枠と下金型間のキャビティから冷却固化
した成形品を突出す際に四コーナーも含めた四辺全周の
突出しタイミングが揃うように、外枠内に突出し枠を内
挿し、該突出し枠で側面及びコーナーキャビティプレー
トを突出し、その下部の製品突出し用凸部により成形完
了後のパレットを突出す。
【0025】この外枠の横軸枠は縦軸枠から相対峙して
突出した突起状に、また横軸の中央部にそれぞれ設け、
該横軸枠に差込み穴または貫通孔として穿設した補助圧
受板穴に補助圧受板を挿入し、伸縮自在かつ耐側面圧力
が得られるようにする。
【0026】そして横軸枠に嵌入される製品突出し枠
は、縦軸枠の同突出し枠を縦方向に二分割し、長さを最
大下金型寸法の半分よりやや長くした摺動突出し枠と
し、それぞれの側端を縦軸枠に嵌入した製品突出し枠と
コーナー継手プレートで連結固定する。
【0027】そして摺動突出し枠のそれぞれの摺動面中
間部に補助突出し枠を固定し、それぞれ側面キャビティ
プレート、補助圧受板と当接するようにし、溶融樹脂供
給時の側面圧力に耐え得るようにする。
【0028】樹脂製パレット成形用最小寸法下金型に対
応する上金型コアーを作製し、該上金型コアーを四分割
し、該四分割したコアーを四コーナー部に配置し、残る
十字形状部分に下金型の各サイズに合せて上金型スペー
サーを別設し、該上金型スペーサーを取替えることによ
り最小から最大寸法までの上金型コアーとする。
【0029】そして四分割したコアーと十字形状の上金
型スペーサーを上金型取付板に取付け、上金型とする。
【0030】
【作用】産業界で使用されている樹脂製パレットの上下
金型を作製し、それを構成する各部分或いは各部分を一
体としたブロック等に分割し、最小寸法から最大寸法ま
での該上下金型に共通に使用可能にしたから、高価な金
型をパレットのサイズ毎に一面ずつ保有する必要がな
い。
【0031】最大寸法から最小寸法までの上、下金型が
それぞれを構成する各部分及びブロックを組合せること
により、樹脂製パレット成形用金型が安価に、かつ短時
間に作製できるから、パレットの多品種少量生産が可能
となる。
【0032】
【実施例】本発明実施に使用する樹脂製パレット成形用
の上下金型の一例を示した添付図面について詳細に説明
する。図1は合せ型パレットの側面図で、図2は同パレ
ット内面のリブ構造を表したもので、図3および4は同
パレット下金型の各種サイズにおける脚とスペーサーの
組合せの一例を示す。図5〜図9は脚の寸法変更図であ
る。図10はスキッド型パレットの側面図で、図11は
同パレット裏面のリブ構造を表したもので、図12〜図
15は同パレットの各種サイズにおけるスペーサーブロ
ックと単位ブロックの組合せの一例を示す。図16〜図
21は外枠のものを示し、図22および図23は上金型
を示すものである。
【0033】1は樹脂製合せ型パレット(両面パレッ
ト)で、片面ずつ成形し、成形後に適宜手段で貼合せ、
一体化し、フォーク差込み口2の巾寸法を例えば260
mmの定寸法に標準化する。
【0034】3は該パレット1の四隅に設けたコーナー
脚で、4はパレット1の四側面の中間部に設けた中間脚
で、5はパレット1の中央部に設けた中央脚である。
【0035】6は隣接するコーナー脚3、中間脚4,
4、中央脚5で四隅を囲まれたパレット上板で、パレッ
ト上板キャビティ6aにより構成され、井桁状のリブを
有するもので、隣接するコーナー脚3と中間脚4間の入
口は細かく奥は粗い井桁状のリブを有するフォーク差込
み口2の幅を標準化したとき、各脚の大きさにより変化
しない部分である。
【0036】7はコーナー脚3と四つの中間脚4間のパ
レット上板で、該パレット上板6と同様のリブ構造を有
し、フォーク差込み口2のフォーク差込み口キャビティ
18を構成し、各脚の大きさにより変化する部分であ
る。
【0037】8はスキッド型パレット(片面パレット)
で、両側に外側脚9,9と前記同様に標準化したフォー
ク差込み口10を前後方向に二本設けたものである。
【0038】11は中央脚で、外側脚9,9の中央に設
けたもので、パレットの横巾寸法が小さいものは一本設
け、該寸法が大きいものは該一本の中央脚11の1/2
の幅で二本設ける。
【0039】13は合せ型パレット下金型12の四コー
ナーに設けたコーナー脚キャビティで、図5に示すよう
に最小寸法のもの(16mm□)を四分割し、それ以上
の寸法のコーナー脚キャビティにする場合には、図6,
図7に示すように十字形状脚スペーサー14,15等を
分割したコーナー脚キャビティ13に介在する。
【0040】16は合せ型パレット下金型12の四側面
の中間に設けた中間脚キャビティで、前記同様に四分割
し、同様の十字形状脚スペーサー14,15等を分割し
た中間脚キャビティ16間に介在し、それ以上の寸法の
中間脚キャビティとする。
【0041】17は合せ型パレット下金型12の中央に
設けた中央脚キャビティで、同様に四分割し、同様の十
字形状脚スペーサー14,15等を分割した中央脚キャ
ビティ17間に介在し、それ以上の寸法の中央脚キャビ
ティとする。
【0042】以上のように合せ型パレット下金型12の
各脚キャビティ13,16,17を図示のように四分割
するのは、下金型の四コーナーのR形状およびフォーク
差込み口形状に容易に対応できるようにするためであ
る。
【0043】図3,図4はフォーク差込口2と前記パレ
ット上板6のキャビティを一定とし、コーナー脚キャビ
ティ13、中間脚キャビティ16、中央脚キャビティ1
7を変化させて、合せ型パレット12の寸法を変更する
例を示すもので、18は前記パレット上板7のフォーク
差込み口キャビティで、19は脚部の寸法増加によって
追加する補充上板用キャビティで適宜別設して保管する
ものである。
【0044】またフォーク差込み幅2の寸法を260m
mに固定し、コーナー脚キャビティ13を160mm□
にしたときの、合せ型パレット下金型12の外寸と中間
脚幅と中央脚幅の関係を示すと表1のようになる。
【0045】
【表1】
【0046】ここで、表1の合せ型パレット下金型12
の最小外寸が100mm□ご、それ以下の外寸のパレッ
トを得る場合には、必要とする小寸法の四コーナー脚、
四中間脚および中央脚のキャビティを別設する。
【0047】そしてフォーク差込み口2の幅寸法が一定
で、パレット上板キャビティ6aが共通であることを利
用して、必要とする小寸法の四コーナー脚、四中間脚お
よび中央脚のキャビティにパレット上板キャビティ6a
と各脚部のキャビティに関連したフォーク差込み口キャ
ビティを設けて組合せる。
【0048】またコーナー脚キャビティ13を190m
m□としたときの同様の関係を表2に、230mm□に
したときの関係を表3に、260mm□にしたときの関
係を表4に、290mm□にしたときの関係を表5に示
す。
【0049】
【表2】
【0050】
【表3】
【0051】
【表4】
【0052】
【表5】
【0053】20は最小寸法のスキッド型樹脂製パレッ
ト下金型で、外側脚9の脚幅とフォーク差込み口10の
幅と中央脚11の脚幅の1/2の幅で四分割し、前後左
右を図12のように四コーナーキャビティブロックA,
B,C,Dとする。
【0054】21は該キャビティブロックA,B,C,
Dの分割端部と同幅で、かつ同形状の単位ブロックで、
長さを10mm単位で60〜120mmのものを予め作
製し、前後のブロックA,C、B,D間に介在し、前後
(縦軸)方向長さ寸法を変更する。
【0055】ここで、最小寸法のスキッド型合成樹脂製
パレット下金型20の縦軸方向寸法が単位ブロック21
の組合せにより変化する一例を表6に示す。なお縦軸方
向寸法が660〜720mmまでは単位ブロックの60
〜120mmのもののそれぞれ単独での介在となる。
【0056】
【表6】
【0057】22はスペーサーブロックで、左右のキャ
ビティブロックA,BとC,Dおよび前記介在した単位
ブロック21,21間に介在して該ブロックA,Bと
C,D間を拡縮し、前記スキッド型合成樹脂製パレット
下金型20の幅方向の寸法を変更するもので、このキャ
ビティはユーザーの要求によって決められる。
【0058】23は外枠で、図16に示すように樹脂製
パレット成形用下金型12,20を挿嵌する相対峙する
縦軸枠24と横軸枠25から成る。
【0059】そして縦軸枠24は下金型12,20の最
大寸法のものを挿嵌し得る長さとし、上面中央に製品突
出し枠26を挿嵌し得る突出し枠嵌入部24aを設け、
その側内面に後述の側面キャビティプレート27を挿嵌
し得る側面キャビティプレート嵌入部24bを設ける。
【0060】また横軸枠25は縦軸枠24と当接する突
起状の二箇所と横軸中央部のみを縦軸枠24と同じ構成
にしたもので、同様に突出し枠嵌入部25aと側面キャ
ビティプレート嵌入部25bを設ける。
【0061】そして該突起状の二箇所と横軸中央部の横
軸枠25にそれぞれ差込み穴および貫通穴として補助圧
受板29を嵌入する補助圧受板穴28を設ける。
【0062】また突出し枠嵌入部25aには前記突出し
枠26を縦方向に二つ割りにし、長さを下金型12,2
0の最大寸法の半分よりやや長くした製品突出し用の摺
動突出し枠30,31を挿嵌する。
【0063】30a,31aは補助突出し枠で、摺動突
出し枠30,31の摺動面に取付け、該突出し枠30,
31が開いたときの間隙を埋め、側面圧に耐えるように
する。
【0064】27は側面キャビティプレートで、縦軸枠
24、横軸枠25と下金型12,20の間に側面キャビ
ティを作るもので縦横のサイズ変化に対応するために多
数に分割したもので、32は縦軸枠24と横軸枠25の
コーナーに設けたコーナーキャビティプレートで、それ
ぞれ下端に製品突出し用凸部33,34を付設する。
【0065】そして二つ割りした摺動突出し枠30,3
1の左右端を相対峙する縦軸枠24,24に嵌入した製
品突出し枠26,26に、コーナー継手プレート35で
固定する。
【0066】36は縦軸枠24の両端部に突出しピン穴
36aを設けて挿嵌した突出しピンで、製品突出し枠2
6下面にねじで固定し、成形品を突出す際に使用する。
【0067】37は最小寸法の上金型コアーで、該コア
ー37を四分割し、四コーナー部A,B,C,Dとし、
該四コーナー部A,B,C,D間に予め作成した十字形
状上金型のスペーサー38を介在する。
【0068】そして最大寸法から最小寸法の樹脂製パレ
ット下金型12,20に対応した上金型コアー37と
し、上金型取付板39に固定する。
【0069】40は冷却水回路で、樹脂製パレット下金
型12,20、上金型コアー37および側面、コーナー
キャビティプレート27,32等の所要箇所に穿設した
ものである。
【0070】
【発明の効果】本発明は以上のような構成で、従来の金
型のように一サイズのパレットを成形する金型でなく、
パレットのすべてのサイズに対応でき、一つの金型をマ
ザー金型として新規サイズのパレット用金型を作製する
のに、安価にかつ短時間で作製できる。
【0071】本発明の金型は従来の金型のように大きな
部品の組合せでなく、全てが小ブロック化されているた
め、冷却水回路が長くなったり、緻密な冷却構造が加工
困難になることがない。
【0072】それ故、樹脂成形、特にパレットのような
大型、肉厚成形であっても、成形加工の一サイクル中で
の冷却時間の短縮化が可能で、成形品コストを安価にす
ることができる。
【0073】本発明の金型を使用することにより、保有
する金型面数を大幅に減少することができ、工場面積に
占める保管場所の比率も少くなり、工場を有効に利用す
ることができる。
【0074】その上高価な金型を多数必要としないか
ら、高額な資金を寝せておく必要がなく、休ませること
なく稼動でき、多品種少量生産にも適するものである。
【0075】本発明の金型を利用することにより、深刻
な問題となっているプラスチックのリサイクル原料(産
業廃棄物)の有効な利用が画れ、産業廃棄物のリサイク
ルの進展に寄付できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】樹脂製合せ型パレットの側面図である。
【図2】同パレット内面のリブ構造を示す平面図であ
る。
【図3】合せ型パレット下金型の脚とスペーサーの組合
せを示した説明図である。
【図4】同コーナー脚が図3のものより大きいものであ
る。
【図5】同コーナー脚を四分割したものの平面図であ
る。
【図6】同コーナー脚間に小さな十字形状スペーサーを
介在した寸法変更説明図である。
【図7】同さらに大きな十字形状スペーサーを介在した
同説明図である。
【図8】合せ型パレット下金型の中間脚を四分割したも
のの平面図である。
【図9】同中央脚を四分割したものの平面図である。
【図10】スキッド型パレットの側面図である。
【図11】同パレット裏面のリブ構造を示す底面図であ
る。
【図12】同パレット金型の最小寸法の組合せを示す平
面図である。
【図13】図12のものより大きい組合せを示す平面図
である。
【図14】図13のものより大きい組合せを示す平面図
である。
【図15】図14のものよりさらに大きい組合せを示す
平面図である。
【図16】外枠の概略平面図である。
【図17】図16のX−X線断面図である。
【図18】横軸枠の伸縮機構と突出し枠の構造を示す要
部平面図である。
【図19】図18のY−Y線断面図である。
【図20】縦軸枠と横軸枠とのコーナー部の要部拡大平
面図である。
【図21】図20の正面図である。
【図22】上金型コアーの組合せの例を示す底面図であ
る。
【図23】上金型の側面図である。
【符号の説明】
1 樹脂製合せ型パレット 2 フォーク差込み口 3 コーナー脚 4 中間脚 5 中央脚 6 パレット上板 6a パレット上板キャビティ 7 パレット上板 8 スキッド型パレット 9 外側脚 10 フォーク差込み口 11 中央脚 12 合せ型パレット下金型 13 コーナー脚キャビティ 14,15 十字形状脚スペーサー 16 中間脚キャビティ 17 中央脚キャビティ 18 フォーク差込み口キャビティ 19 補充上板用キャビティ 20 最小寸法のスキッド型樹脂製パレット下金型 21 単位ブロック 22 スペーサーブロック 23 外枠 24 縦軸枠 24a 突出し枠嵌入部 24b 側面キャビティプレート嵌入部 25 横軸枠 25a 突出し枠嵌入部 25b 側面キャビティプレート嵌入部 26 製品突出し枠 27 側面キャビティプレート 28 補助圧受板穴 29 補助圧受板 30,31 摺動突出し枠 30a,31a 補助突出し枠 32 コーナーキャビティプレート 33,34 製品突出し用凸部 35 コーナー継手プレート 36 突出しピン 36a 突出しピン穴 37 上金型コアー 38 上金型スペーサー 39 上金型取付板 40 冷却水回路

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フォーク差込み口の幅寸法を一定に標準
    化し、一面の樹脂製パレット成形用下金型をパレット上
    板キャビティ、脚等の各部分或いは差込み口、脚部等を
    一体としたブロックに分割し、該分割したパレット上板
    キャビティ、脚等の間に補充上板キャビティやスペーサ
    ー、前記ブロック間に該ブロックと同幅で長さの異なる
    単位ブロックや幅方向を拡張するスペーサーブロック等
    を介在させて最小から最大寸法の下金型に対応するよう
    にしたことを特徴とする樹脂製パレット成形用金型のサ
    イズ可変方法。
  2. 【請求項2】 フォーク差込み口の幅寸法を標準化した
    一面の合せ型パレットの下金型を四コーナー脚、側面中
    間の四中間脚および該金型中央の中央脚の各キャビティ
    と、各コーナー脚、該コーナー脚と隣接する二中間脚と
    中央脚のそれぞれ先端で囲まれたパレット上板用キャビ
    ティに分割して設け、該各脚を四コーナー部と中央の十
    字形状部に分割して該十字形状部に嵌入する脚スペーサ
    ーを各種類設け、縦方向および横方向に隣設する各脚間
    にフォーク差込み口キャビティ或いは又は補充上板用キ
    ャビティを設け、前記脚スペーサーと補充上板用キャビ
    ティを各種組合せたことを特徴とする樹脂製パレット成
    形用サイズ可変金型。
  3. 【請求項3】 小寸法のパレットの場合、下金型の四コ
    ーナー脚、四中間脚および中央脚のそれぞれを四コーナ
    ー部と中央の十字形状部に分割せず、フォーク差込み口
    幅寸法およびパレット上板キャビティの共通性に着目し
    て小寸法の各脚のキャビティを設け、各脚の小寸法のキ
    ャビティとパレット上板キャビティおよびフォーク差込
    み口キャビティを各種組合せたことを特徴とする請求項
    2記載の樹脂パレット成形用サイズ可変金型。
  4. 【請求項4】 フォーク差込み口の幅寸法を標準化した
    一面のスキッド型パレットの下金型を外側脚と差込み口
    と中央脚の1/2の幅のキャビティを有する四コーナー
    ブロックに分割して設け、各コーナーブロックと長さの
    異なる単位ブロックと、各コーナーブロックを離合させ
    るスペーサーブロックを設け、該単位ブロックとスペー
    サーブロックを組合せることを特徴とする樹脂製パレッ
    ト成形用サイズ可変金型。
  5. 【請求項5】 樹脂製パレット成形用下金型の縦軸枠と
    横軸枠より成る外枠に製品パレットの外側面を構成し、
    個々に冷却水回路を設備し、その下部にパレット成形完
    了後の製品突出し用凸部を付設した多数の側面キャビテ
    ィプレートを設け、可変金型の縦横方向寸法に対応する
    ことを特徴とする樹脂製パレット成形用金型の可変金型
    枠。
  6. 【請求項6】 製品パレットの四コーナーに一定のR曲
    面を形成し、側面キャビティと同様に冷却水回路と製品
    突出し用凸部を有するコーナー用キャビティプレートを
    横軸枠と縦軸枠のコーナー部に設けたことを特徴とする
    請求項5記載の樹脂製パレット成形用金型の可変金型
    枠。
  7. 【請求項7】 樹脂製パレット成形用下金型の外枠の
    縦、横軸枠四辺に製品突出し枠を内挿して設け、コーナ
    ー継手プレートで連結固定した縦横軸枠四辺のコーナー
    部よりの縦軸枠突出部に突出しピンを設けたことを特徴
    とする請求項6又は7記載の樹脂製パレット成形用金型
    の可変金型枠。
  8. 【請求項8】 樹脂製パレット成形用下金型の外枠の縦
    軸枠に内挿した製品突出し枠は最大下金型寸法よりやや
    長くし、横軸枠を相対峙する縦軸枠に摺動する突起状と
    して、また横軸中央部に設け、突起状と中央部の横軸枠
    を補助圧受板で伸縮自在とし、横軸枠に内挿した製品突
    出し枠を相互に最大下金型寸法の半分よりやや長くし、
    それぞれの端部を縦軸枠に内挿した前記突出し枠にコー
    ナー継手プレートで連結した摺動突出し枠として設け、
    該各摺動突出し枠の摺動面中間部に補助突出し枠を固定
    し、該横軸枠の摺動突出し枠を伸縮自在にすると共に溶
    融樹脂が充填される際の側面圧力に耐え得るようにした
    ことを特徴とする請求項5〜8記載の樹脂製パレット成
    形用金型の可変金型枠。
  9. 【請求項9】 最小寸法下金型に対応する上金型コアー
    を四分割して設け、所定の寸法の十字形状上金型スペー
    サーを設け、該四分割した上金型コアー板を四コーナー
    に配置して中央部に十字形状上金型スペーサーを介在し
    て最大寸法までの下金型に対応する上金型コアー板と
    し、上金型取付板に固定して上金型としたことを特徴と
    する請求項2〜4記載の樹脂製パレット成形用サイズ可
    変金型。
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